JPH1159828A - 部品管理施設 - Google Patents

部品管理施設

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JPH1159828A
JPH1159828A JP21440597A JP21440597A JPH1159828A JP H1159828 A JPH1159828 A JP H1159828A JP 21440597 A JP21440597 A JP 21440597A JP 21440597 A JP21440597 A JP 21440597A JP H1159828 A JPH1159828 A JP H1159828A
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JP21440597A
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Masaru Kawasaki
勝 川崎
Takeshi Takagi
彪 高木
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品管理施設において、2個又は3個という
注文数から200個の注文数と言うように、一回の注文
数が大きくバラ付くような注文の形態に対応できるよう
に構成する。 【解決手段】 部品を単体の状態で保管可能な第1自動
部品倉庫1、所定個数の部品を一つに梱包した状態で保
管可能な第2自動部品倉庫2、注文先に部品を出荷する
為の出荷部を備える。部品の注文数が所定個数未満であ
ると、注文数の部品を第1自動部品倉庫1から出庫し、
部品の注文数が所定個数以上であると、注文数に足りる
部品の梱包を第2自動部品倉庫2から出庫する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を保管する部
品倉庫を備え、注文先からの注文に応じて部品倉庫から
部品を自動的に出庫するように構成された部品管理施設
に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような部品管理施設としては、部
品を単体で部品倉庫に保管しておき、注文先からの部品
の注文数に応じて、部品倉庫から部品を出庫するように
構成された部品管理施設や、部品を所定個数ずつにまと
めて梱包した状態で部品倉庫に保管しておき、注文先か
らの部品の注文数に応じて、部品倉庫から部品の梱包を
出庫するように構成された部品管理施設がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば農用トラクタの
オイルフィルター等の部品では、ある注文先から部品の
注文数3個、別の注文先から部品の注文数200個と言
うように、注文先によって一回の部品の注文数が大きく
バラ付くようなことがある。このように一回の部品の注
文数が大きくバラ付くような場合、例えば部品を単体で
部品倉庫に保管しておくように構成すると、部品の注文
数3個と言うように少ない部品の注文数に対して適切に
対応できるが、部品の注文数200個と言うように多い
部品の注文数に対しては、部品倉庫から部品を単体で一
つずつ出庫していると、注文数の全ての部品を出庫する
までに多くの時間が必要となる。
【0004】逆に、例えば部品を所定個数ずつにまとめ
て梱包した状態で部品倉庫に保管しておくように構成す
ると、部品の注文数が所定個数ずつであれば、部品倉庫
から部品の梱包をそのまま出庫すればよいのであるが、
部品の注文数3個と言うように少ない部品の注文数に対
しては、部品倉庫から部品の梱包を出庫し、梱包を解い
て部品を出すと言うようなことを行わなければならない
ので、作業性が悪いものとなる。本発明は一回の部品の
注文数が大きくバラ付くような注文の形態に対して、適
切に対応して出庫できるような部品管理施設を得ること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔I〕請求項1の特徴によると、一回の部品の注文数が
大きくバラ付くような場合、この部品を単体の状態で第
1自動部品倉庫の保管し、同じ部品を所定個数にまとめ
て梱包した状態で第2自動部品倉庫に保管している。こ
れにより、所定の注文先から部品の注文が入り、この部
品の注文数が所定個数未満の少ないものであると、第1
自動部品倉庫から注文数(所定個数未満)の部品が出庫
される。この場合、第1自動部品倉庫において部品が単
体で保管されているので、部品の梱包を解いたりすると
言うようなことなく、注文数の部品(単体)を第1自動
部品倉庫からそのまま出庫することができる。
【0006】逆に所定の注文先から部品の注文が入り、
この部品の注文数が所定個数以上の多いものであると、
第2自動部品倉庫から注文数(所定個数以上)に足りる
部品の梱包が出庫される。この場合、多い部品の注文数
に対して部品を単体で一つずつ出庫していくと言うよう
なことを行わなくても、所定個数の部品(梱包)を一度
に出庫できるので、多い部品の注文数であっても素早く
部品(梱包)を出庫することができる。
【0007】〔II〕請求項2の特徴によると、請求項
1の場合と同様に前項〔I〕に記載の「作用」を備えて
おり、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。例えば第1自動部品倉庫からの部品の出庫(部品の
注文数が所定個数未満の場合)が多くあると、第1自動
部品倉庫の部品の保管数が少なくなるので、このような
場合には製造元や供給元から部品を納入させて、第1自
動部品倉庫に補充することが考えられる。しかしながら
このような方法であると、特に補充する必要のある部品
の数が多い場合に、部品の納入までに時間が掛かること
があるので、部品の納入までの間に部品の注文(注文数
が所定個数未満)があった際に不都合な面が多く生じ
る。
【0008】請求項2の特徴によると、第1自動部品倉
庫の部品の保管数が所定保管数よりも少なくなると、第
2自動部品倉庫で保管される部品の梱包が出庫され、部
品の梱包が解かれて、この部品が単体の状態で第1自動
部品倉庫に補充されて保管される。このように第2自動
部品倉庫に保管される部品(梱包)を第1自動部品倉庫
に移動させるだけなので、特に時間を掛けることなく第
1自動部品倉庫に部品を補充することができる。
【0009】〔III〕請求項3の特徴によると、請求
項1又は2の場合と同様に前項〔I〕又は〔II〕に記
載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。第2自動部品倉庫は部品を梱包
しての保管が可能なので、製造元や供給元から納入され
た部品を第2自動部品倉庫に入庫する際、梱包やその他
の作業によって入庫の手続きにある程度の手間と時間が
必要である。従って、第2自動部品倉庫に入庫すべき部
品が製造元や供給元から多量に納入された際、既にこの
部品に対して注文先からの多量の注文が入っていると、
手間と時間を掛けて多量の部品を第2自動部品倉庫に入
庫した途端に、この多量の部品を第2自動部品倉庫から
出庫しなければならないと言う状態の生じることがあ
る。
【0010】請求項3の特徴によると、第2自動部品倉
庫に入庫すべき部品が納入された際に、この部品を第2
自動部品倉庫に入庫せずに出荷部に搬送することができ
るので、前述のように既に注文先からの多量の注文が入
っているような部品が、製造元や供給元から納入された
際、納入された部品を第2自動部品倉庫に入庫せずに出
荷部に搬送すればよい。これにより、部品を第2自動部
品倉庫に入庫する際の手間と時間を省いて、部品を遅れ
ることなく出荷部に搬送し注文先に出荷することができ
る。
【0011】〔IV〕請求項4の特徴によると、請求項
1,2,3のうちのいずれか一つの場合と同様に前項
〔I〕〔II〕〔III〕のうちのいずれか一つに記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。第1自動部品倉庫においては部
品を単体の状態で保管可能であるが、製造元や供給元か
ら納入された部品を第1自動部品倉庫に入庫する際、入
庫の手続きにある程度の手間と時間が必要である。従っ
て、前項〔III〕に記載の第2自動部品倉庫の場合と
同様に、第1自動部品倉庫に入庫すべき部品が製造元や
供給元から多量に納入された際、既にこの部品に対して
注文先からの多量の注文が入っていると、手間と時間を
掛けて多量の部品を第1自動部品倉庫に入庫した途端
に、この多量の部品を第1自動部品倉庫から出庫しなけ
ればならないと言う状態の生じることがある。
【0012】請求項4の特徴によると、第1自動部品倉
庫に入庫すべき部品が納入された際に、この部品を第1
自動部品倉庫に入庫せずに出荷部に搬送することができ
るので、前述のように既に注文先からの多量の注文が入
っているような部品が、製造元や供給元から納入された
際、納入された部品を第1自動部品倉庫に入庫せずに出
荷部に搬送すればよい。これにより、部品を第1自動部
品倉庫に入庫する際の手間と時間を省いて、部品を遅れ
ることなく出荷部に搬送し注文先に出荷することができ
る。
【0013】〔V〕請求項5の特徴によると、請求項1
〜4のうちのいずれか一つの場合と同様に前項〔I〕〜
〔IV〕のうちのいずれか一つに記載の「作用」を備え
ており、これに加えて以下のような「作用」を備えてい
る。部品を単体の状態で保管する第1自動部品倉庫にお
いて、一つの注文先から繰り返して注文が入るような場
合、注文が入る度に部品を出庫していくと、注文が入る
度に出庫された部品を梱包し出荷すると言うことになる
ので、部品の梱包の回数が多いものとなって手間の掛か
る状態となる。
【0014】請求項5の特徴によると、前述のように一
つの注文先から繰り返して注文が入るような場合、同じ
注文先から注文が入る度に注文に対応する部品が一つの
集約バケットに集められる。このように、一つの注文先
から繰り返して注文が入ってきても、部品を一つの集約
バケットに集めて出荷部に搬送することにより、一つの
注文先からの複数の注文に対応する部品を一つにまとめ
て梱包して出荷することができる。
【0015】前述の構成において一つの注文先からあま
り注文が入らない場合、一つの集約バケットに一つの注
文先からの注文に対応する部品しか入れないと言うよう
にしていると、一つの集約バケットに少ししか部品が入
らないと言う状態になって、効率が悪いものとなる。請
求項5の特徴によると、前述のようにあまり注文が入ら
ないような注文先がある場合には、これらの複数の注文
先からの注文に対応する部品が一つの集約バケットに集
められる。これにより、あまり注文が入らないような注
文先が多くあっても、一つの集約バケットに少ししか部
品が入らないと言う状態を避けて、集約バケットを無駄
なく使用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1)図2に部品管理施設の全体の平面を示しており、
小物自動倉庫1、中物自動倉庫2、大物自動倉庫3、集
約バケット棚部4並びに平倉庫(図示せず)等から部品
管理施設が構成されている。小物自動倉庫1において
は、多数段の棚状の部屋5が多数並べて配置され、部屋
5の各列の間に、列に沿った方向及び上下方向に移動自
在な複数のクレーン7が配置されている。部品Wが所定
個数(例えば上限を6個とする)だけ入れられた箱状の
保管バケット8(図6参照)が、部屋5の各々に設置さ
れて部品Wが保管されている。
【0017】図1及び図2に示すように小物自動倉庫1
に対して、第1集約部11、第2集約部12、第3集約
部13、第4集約部14、第1集約コンベア21(地上
2階)、第2集約コンベア22(地上1階及び2階)、
第3集約コンベア23(地上1階)、第4集約コンベア
24(地上1階)、小物出庫コンベア25,26(地上
2階)が配置されている。
【0018】図1及び図3に示すように第1〜第4集約
部11〜14の上部に、小物入庫部45が部屋5の各列
に対応して備えられ、小物入庫部45の各々を通るよう
に小物入庫軌道48が配置されており、保管バケット8
を保持しながら小物入庫軌道48に沿って走行する多数
の自動搬送車52が備えられている。図3に示すよう
に、小物入庫軌道48に保管バケット8の受渡し部55
及び受け取り部56が備えられ、受け渡し部55に対し
下降のエレベータ57、受け取り部56に対して上昇の
エレベータ58が備えられている。下降及び上昇のエレ
ベータ57,58に亘り小物入庫コンベア59(地上1
階)が接続され、下降のエレベータ57から小物入庫コ
ンベア59の上側に沿って、空バケットコンベア60
(地上2階)が延出されており、小物入庫ステーション
61が形成されている。
【0019】図2及び図3に示すように、中物及び大物
自動倉庫2,3も小物自動倉庫1と同様に、多数段の棚
状の部屋5が多数並べて配置され、部屋5の各列の間
に、列に沿った方向及び上下方向に移動自在な複数のク
レーン6が配置されており、部品W(図4参照)が載置
された平板状のパレット44が部屋5の各々に設置され
て部品Wが保管されている。図1及び図2に示すよう
に、集約バケット棚部4も小物自動倉庫1と同様に、多
数段の棚状の部屋5が多数並べて配置され、部屋5の各
列の間に、列に沿った方向及び上下方向に移動自在な複
数のクレーン10が配置されており、部品Wが入れられ
た箱状の集約バケット9(図6参照)や、空の集約バケ
ット9が部屋5の各々に設置されている。
【0020】図2及び図3に示すように中物自動倉庫2
において、中物出庫ステーション62(地上1階)が部
屋5の各列に対応して備えられ、中物出庫ステーション
62の各々に亘り中物出庫コンベア63(地上1階)、
上昇のエレベータ64、中物出庫コンベア41(地上2
階)が配置されている。中物出庫ステーション62の上
部において、部屋5の各列から中物入庫コンベア65が
延出され、中物入庫コンベア65にエレベータ66が接
続されて、中物入庫ステーション67が形成されてい
る。
【0021】平倉庫は、所定の場所並びに各所の空いた
スペースを総称して平倉庫として設定されており、所定
の場所又は各所の空いたスペースに部品Wを置いて保管
するように構成されている。平倉庫では主に、大物自動
倉庫3に入庫できないような部品Wを保管する。
【0022】(2)次に、小物自動倉庫1における部品
Wの入庫について説明する。納品検査の終了した部品W
が納入され、必要に応じて塗装や包装及び梱包が行われ
ると、過去の保管実績等に基づいて小物自動倉庫1に入
庫すべきか、中物自動倉庫2に入庫すべきか、大物自動
倉庫3に入庫すべきか又は平倉庫に入庫すべきかが、入
庫表(図示せず)に表示された過去の保管実績、部品W
の大きさ及び重量等に基づいて判断されて、小物自動倉
庫1に入庫すべきと判断されると、部品Wが図3に示す
小物入庫ステーション61に搬送される。
【0023】部品Wが小物入庫ステーション61に搬送
されると、空の保管バケット8に部品Wを入れる新規入
庫とすべきかが、入庫表(図示せず)の表示により作業
者によって判断される。新規入庫と判断されない場合、
既に部品Wが入れられている保管バケット8に部品Wを
入れる積増入庫(入庫される部品Wと同一の品番の部品
Wが入った保管バケット8に部品Wを入れる状態)、又
は混載入庫(入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが
入っていない保管バケット8に部品Wを入れる状態)
(後述する(6)参照)とすべきかが、制御装置(図示
せず)により判断される。
【0024】小物入庫ステーション61において、所定
個数の空の保管バケット8が空バケットコンベア60に
載置されており、新規入庫と判断された場合には、作業
者が入庫表の表示に従って、空バケットコンベア60か
ら空の保管バケット8を取り出し、部品Wを空の保管バ
ケット8に入れて、この保管バケット8を小物入庫コン
ベア59に接続された新規入庫部59aに載置する。
【0025】これによって、保管バケット8が新規入庫
部59aから小物入庫コンベア59及び上昇のエレベー
タ58を介して受け取り部56に搬送され、自動搬送車
52が受け取り部56で保管バケット8を保持して、小
物入庫軌道48に沿って所定の小物入庫部45に移動
し、所定の小物入庫部45に保管バケット8が載置され
る。所定の小物入庫部45に載置された保管バケット8
が、クレーン7により元の部屋5(又は、元の部屋5と
同じ区域の別の部屋5)に戻される。
【0026】前述のように、空の保管バケット8が空バ
ケットコンベア60から取り出されると、別の空の保管
バケット8がクレーン7により部屋5から取り出されて
小物入庫部45に搬送され、自動搬送車52により小物
入庫部45から受け渡し部55に搬送されて、下降のエ
レベータ57を介して空バケットコンベア60に補充さ
れる。
【0027】小物入庫ステーション61において積増入
庫及び混載入庫と判断されると、小物自動倉庫1におい
て適切と判断された保管バケット8が、前述のように自
動搬送車52により搬送され、下降のエレベータ57を
介して小物入庫コンベア59に搬送される。これによ
り、小物入庫ステーション61において作業者が入庫表
の表示に従って、小物入庫コンベア59に並んでいる保
管バケット8に、並びの順番で一つの部品Wを一つの保
管バケット8に入れていく。このようにして部品Wが小
物入庫コンベア59の保管バケット8に入れられると、
保管バケット8が前述と同様にして自動搬送車52によ
り小物入庫部45に搬送されて、クレーン7により元の
部屋5(又は、元の部屋5と同じ区域の別の部屋5)に
戻される。この場合、小物自動倉庫1において、どの部
屋5(保管バケット8)にどのようなデータの部品Wが
入れられているかが、制御装置に全て記憶されている。
【0028】(3)次に、中物自動倉庫2における部品
Wの保管タイプT01〜T20について説明する。中物
自動倉庫2において部品Wがパレット44に載置されて
保管される場合、各々の部屋5のパレット44に載置さ
れている部品Wの品名、品番及び個数、一つのパレット
44において部品Wの載置可能な体積に対し、実際に載
置された部品Wの占める割合である充填率A、部品Wが
パレット44に立体的にどのように載置されているかと
言う保管タイプT01〜T20(図4参照)等のデータ
が、制御装置に記憶されている。
【0029】後述するように中物自動倉庫2における部
品Wの入庫において、パレット44に載置された部品W
の状態を作業者が目視確認し、このパレット44は保管
タイプT01〜T20のうちのどれに該当するかを作業
者が判断して、このパレット44の保管タイプT01〜
T20を制御装置に入力する。保管タイプT01〜T2
0は大別すると、図4に示すように保管タイプT01〜
T15と、保管タイプT16〜T20とに分けられるの
であり、次に保管タイプT01〜T15について説明す
る。
【0030】図4に示すように保管タイプT01〜T0
6は、段ボール箱や木箱等のケース68に入れられた部
品Wがパレット44に載置された状態を示しており、保
管タイプT01,T05は、部品Wを入れたケース68
がパレット44に載置された状態を示している(例えば
図5(イ)に示すように、同じ部品W1(又は異なる部
品W1)を入れたケース68を複数個寄せ集めた状態で
も、保管タイプT01,T05とする)。これにより保
管タイプT01,T05は、パレット44に載置された
ケース68の上にケース68をどれくらい積み重ねるこ
とができるか、パレット44にどの程度の空きスペース
が在るかを示している。
【0031】保管タイプT02,T04は、部品Wを入
れた同じ大きさ(異なる大きさ)の二つのケース68
が、パレット15に載置された状態を示している(例え
ば図5(ハ)に示すように、同じ部品W1(又は異なる
部品W1,W2)を入れたケース68を複数個寄せ集め
た状態でも、保管タイプT02,T04とする)。これ
により保管タイプT04は前述の保管タイプT01,T
05と同様に、パレット44に載置されたケース68の
上にケース68をどれくらい積み重ねることができる
か、パレット44にどの程度の空きスペースが在るかを
示している。保管タイプT02はパレット44に空きス
ペースが無く、パレット44に載置されたケース68の
上にケース68をどれくらい積み重ねることができるか
を示している。
【0032】保管タイプT03は、部品Wを入れたケー
ス68がパレット44に複数段積み重ねられて載置され
た状態を示しており、保管タイプT06は、部品Wを入
れたケース68がパレット44に複数段積み重ねられて
載置され、隣に異なる大きさのケース68が載置された
状態を示している。これにより保管タイプT03は、パ
レット44にケース68が上限(例えば1メートル程
度)まで積み重ねられて、ケース68の上には積み重ね
ることができず、ケース68とは別にどの程度の空きス
ペースが在るかを示している。保管タイプT06はパレ
ット44の紙面左側にケース68が上限まで積み重ねら
れ、パレット44の紙面右側に載置されるケース68の
上にケース68をどれくらい積み重ねることができる
か、ケース68とは別にどの程度の空きスペースが在る
かを示している。
【0033】以上の保管タイプT01〜T06では後述
する部品Wの入庫の際、入庫される部品Wと同一の品番
の部品Wが載置されたパレット44に、前述の入庫され
る部品Wを載置する積増入庫、並びに、入庫される部品
Wと同一の品番の部品Wが載置されていないパレット4
4に、前述の入庫される部品Wを載置する混載入庫が可
能である。積増入庫の場合には、部品Wを入れたケース
68を以前から載置されているケース68に積み重ねて
載置するか、又はパレット44の空きスペースに載置す
る。混載入庫の場合には、部品Wを入れたケース68を
パレット44の空きスペースに載置するようにして、以
前から載置されているケース68には積み重ねないこと
を原則としている。
【0034】保管タイプT07は、例えばコンバインの
クローラベルトやバックホウのバランスウェイト等のよ
うな、重量のある部品Wをパレット44に載置する状態
を示している。保管タイプT07では積増入庫を原則と
しており、略同一形状であれば異なる品番の部品Wの混
載入庫も可能である(例えば同じバックホウのバランス
ウェイトであるが、少しだけ形状(品番)の異なる場合
等)。
【0035】保管タイプT08は、部品Wを入れたケー
ス68とケース68に入れない部品Wとがパレット44
に載置された状態を示しており、混載入庫が可能であ
る。保管タイプT08では前述と同様に、以前から載置
されている部品Wと同じ品番の部品W、及び同じ品番の
部品Wを入れたケース68を積み重ねていく。保管タイ
プT09は、ケース68に入れない部品Wで比較的大き
な一種類の品番の部品Wのみがパレット44に載置され
た状態を示しており、積増入庫が原則である。保管タイ
プT15は空のパレット44を示している。保管タイプ
T10〜T14は、保管タイプT01〜T09以外の状
態が発生した場合、この部品Wの新しい載置状態を追加
で設定する為のものである。
【0036】保管タイプT16は、金網を正方形の檻状
に形成したパレテーナ69がパレット44に載置され
て、未完成の部品Wや荷崩れし易い部品Wが載置された
状態を示しており(載置可能な部品Wの個数は例えば3
0個程度まで)、積増入庫及び混載入庫が可能である。
【0037】保管タイプT17,T18は、パレット4
4に上下複数段の棚部70が設置されて、割れ易い部品
W、長尺の部品W及び少量しか生産されない部品W等が
載置された状態を示しており(載置可能な部品Wの個数
は例えば30個程度まで)、積増入庫及び混載入庫が可
能である。保管タイプT17,T18では後述するよう
に、棚部70の各々にサブアドレスDを設定することが
できる。
【0038】保管タイプT19は、パレット44に上下
複数段の棚部70が設置され、棚部70の各々にカゴ状
のバケット71が載置されて、少量しか生産されない部
品W等がバケット71に入れられて載置された状態を示
しており(載置可能な部品Wの個数は例えば200個程
度まで)、積増入庫及び混載入庫が可能である。保管タ
イプT19では後述するように、バケット71の各々に
サブアドレスDを設定することができるのであり、棚部
70を無くしてバケット71を直に積み重ねる場合もあ
る。保管タイプT20は、保管タイプT16〜T19以
外の状態が発生した場合、この部品Wの新しい載置状態
を追加で設定する為のものである。以上の保管タイプT
01〜T20は中物自動倉庫2ばかりではなく、大物自
動倉庫3においても同様に設定されている。
【0039】(4)次に中物自動倉庫2におけるパレッ
ト44での充填率Aについて説明する。充填率Aとは一
つのパレット44において部品Wの載置可能な体積に対
し、実際に載置された部品Wの占める割合を意味してお
り、後述するように中物自動倉庫2における部品Wの入
庫において、作業者がパレット44に載置された部品W
の状態を目視確認して充填率Aを設定し、制御装置に入
力するものである(パレット44に部品Wを載置できる
上限は例えば1メートル程度であり、例えば図4に示す
保管タイプT03が、パレット44にケース68(部品
W)が上限まで積み重ねられた状態である)。
【0040】例えば図4に示す保管タイプT01である
と充填率A(16%)と設定することができ、保管タイ
プT02であると充填率A(33%)、保管タイプT0
4であると充填率A(25%)と設定することができ
る。同じ保管タイプT01であってもケース68の大き
さにより、充填率A(30%)と設定したり、充填率A
(40%)と設定したりすることができる。
【0041】例えば図4に示す保管タイプT17におい
て、一つの棚部70の全ての面積に部品Wが載置されて
別の棚部70が空の状態であれば、充填率A(50%)
と設定することができ、保管タイプT19において9個
のバケット71のうちの6個のバケット71に部品Wが
満載され、残りの3個のバケット71が空の状態であれ
ば、充填率A(66%)と設定したりすることができ
る。以上の充填率Aは中物自動倉庫2ばかりではなく、
大物自動倉庫3においても同様に設定されている。
【0042】(5)次に、中物自動倉庫2における部品
Wの新規入庫について、図9に基づいて説明する。中物
自動倉庫2に入庫すべきと判断された場合、部品Wが図
3に示す中物入庫ステーション67に搬送される(ステ
ップS2)。中物入庫ステーション67に搬送された部
品Wにおいて、例えば新製品のように過去に保管実績が
全く無い新しい部品Wの場合(ステップS3)、この部
品Wが中物自動倉庫2に新規入庫される状態となる。中
物自動倉庫2への新規入庫の場合、中物入庫ステーショ
ン67において作業者が、部品Wを空のパレット44に
載置するのであり、一つの空のパレット44に部品Wを
全て載置することができない場合には、複数の空のパレ
ット44に分けて部品Wを載置する(ステップS4)。
【0043】後述する中物自動倉庫2における部品Wの
出庫((10)参照)等により空のパレット44が発生
すると、空のパレット44が段積み機(図示せず)に搬
送されて積み重ねられ、段積み機において空のパレット
44が所定段数(例えば8段)に積み重ねられると、所
定段数に積み重ねられた空のパレット44が中物自動倉
庫2に入庫される。図3に示す中物入庫ステーション6
7に段バラシ機(図示せず)が備えられており、段バラ
シ機に所定段数に積み重ねられた空のパレット44が入
れられ、補充用として所定段数に積み重ねられた空のパ
レット44が、段バラシ機の隣に複数組置かれている。
【0044】これにより、前述のような中物自動倉庫2
への新規入庫の場合、中物入庫ステーション67におい
て作業者が、空パレット要求ボタン(図示せず)を押し
操作すると、段バラシ機から一つの空のパレット44が
供給されるので、作業者が前述のように部品Wを空のパ
レット44に載置する。このようにして段バラシ機の空
のパレット44が無くなると、補充用として所定段数に
積み重ねられた空のパレット44が段バラシ機に供給さ
れるのであり、中物自動倉庫2の所定段数に積み重ねら
れた空のパレット44が、中物入庫コンベア65及びエ
レベータ66を介して、補充用として段バラシ機の隣に
搬送されてくる。
【0045】中物入庫ステーション67において、空の
パレット44に部品Wが載置されると、パレット44に
載置された部品Wの状態を作業者が目視確認し、このパ
レット44が図4に示す保管タイプT01〜T09,T
16〜T19のうちのどれに該当するかを、作業者が判
断する(前項(3)参照)。次に作業者がパレット44
に載置された部品Wの状態を目視確認して、充填率Aを
設定する(前項(3)(4)参照)(ステップS5)。
【0046】保管タイプT01〜T09,T16〜T1
9及び充填率Aが設定されると、この保管タイプT01
〜T09,T16〜T19及び充填率Aや、パレット4
4に載置された部品Wの品名、品番及び個数等のデータ
を制御装置に入力する(ステップS6)。図4に示す保
管タイプT17,T18,T19の場合には、部品Wが
載置された棚部70(バケット71)のサブアドレスD
を入力する。以上のようにして制御装置へのデータの入
力を終了すると、部品Wが載置されたパレット44が、
図3に示す中物入庫ステーション67からエレベータ6
6、中物入庫コンベア65及びクレーン6により、中物
自動倉庫2の部屋5に設置される(ステップS7)。
【0047】(6)次に、中物自動倉庫2における部品
Wの積増入庫及び混載入庫について、図9及び図10に
基づいて説明する。中物自動倉庫2に入庫すべきと判断
された部品Wにおいて、過去に保管実績がある場合(ス
テップS3)、保管実績に基づいて入庫される部品W
を、保管タイプT01〜T09のパレット44に載置す
べきか、保管タイプT16〜T19のパレット44に載
置すべきかが判別され(ステップS8)、入庫される部
品Wと同一の品番の部品Wが載置されたパレット44
が、中物自動倉庫2に現在あるか否かが検索される(ス
テップS9)。
【0048】入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが
載置されたパレット44がある場合に、保管タイプT0
1〜T09(保管タイプT16〜T19)のうちで、設
定値(例えば70%)以下の充填率Aのパレット44が
検索されて、このパレット44うちで充填率Aの低いも
のから順番に、所定個数のパレット44が検索される
(ステップS10,S11)。
【0049】これにより、検索された所定個数のパレッ
ト44(入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが載置
されたパレット44で、充填率Aの低いパレット44)
において、各々のパレット44の保管タイプT01〜T
09(保管タイプT16〜T19)が、制御装置の一つ
のディスプレイ(図示せず)に表示され(図4の状態参
照)、各々のパレット44に載置される部品Wの品名、
品番及び個数、充填率A等のデータが同じディスプレイ
に表示される(ステップS13)(積増入庫の状態)。
例えば保管タイプT01〜T09を指定して所定個数が
「10」の場合、充填率Aの異なる保管タイプT01が
3つ表示されて、保管タイプT02,T03が各々1つ
表示され、充填率Aの異なる保管タイプT04が2つ表
示されて、充填率Aの異なる保管タイプT06が3つ表
示されると言うような状態が生じる。
【0050】入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが
載置されたパレット44において、設定値以下の充填率
Aのパレット44が検索された際に、検索されたパレッ
ト44が所定個数に達しなければ(ステップS11)、
入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが載置されてい
ないパレット44のうちで、設定値(例えば70%)以
下の充填率Aのパレット44が検索されて、このパレッ
ト44のうちで充填率Aの低いものから順番に、所定個
数のうちの残りのパレット44が検索される(ステップ
S12)。
【0051】これにより、検索された所定個数のパレッ
ト44(入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが載置
されたパレット44、並びに入庫される部品Wと同一の
品番の部品Wが載置されていないパレット44で、充填
率Aの低いパレット44)において、前述と同様に各々
のパレット44の保管タイプT01〜T09(保管タイ
プT16〜T19)が、制御装置の一つのディスプレイ
(図示せず)に表示され(図4の状態参照)、各々のパ
レット44に載置される部品Wの品名、品番及び個数、
充填率A等のデータが同じディスプレイに表示される
(ステップS13)(積増入庫又は混載入庫の状態)。
【0052】入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが
載置されたパレット44が無い場合(ステップS9)、
前述と同様にして保管タイプT01〜T09(保管タイ
プT16〜T19)のうちで、設定値(例えば70%)
以下の充填率Aのパレット44が検索されて、このパレ
ット44のうちで充填率Aの低いものから順番に、所定
個数のパレット44が検索される(ステップS12)。
【0053】これにより、検索された所定個数のパレッ
ト44(入庫される部品Wと同一の品番の部品Wが載置
されていないパレット44で、充填率Aの低いパレット
44)において、前述と同様に各々のパレット44の保
管タイプT01〜T09(保管タイプT16〜T19)
が、制御装置の一つのディスプレイ(図示せず)に表示
され(図4の状態参照)、各々のパレット44に載置さ
れる部品Wの品名、品番及び個数、充填率A等のデータ
が同じディスプレイに表示される(ステップS13)
(混載入庫の状態)。
【0054】以上のようにしてディスプレイに所定個数
のパレット44の保管タイプT01〜T09(保管タイ
プT16〜T19)等が表示されると、作業者は入庫さ
れる部品Wに基づいて、この部品Wをディスプレイに表
示されたパレット44のうちどのパレット44に載置す
べきかを判断して、載置すべきパレット44を指定する
(ステップS14)。入庫される部品Wと同一の品番の
部品Wが載置されたパレット44を指定すると、積増入
庫の状態となるのであり、入庫される部品Wと同一の品
番の部品Wが載置されていないパレット44を指定する
と、混載入庫の状態となる。
【0055】これにより、図3に示すように指定された
パレット44が中物自動倉庫2の部屋5からクレーン6
により取り出され、中物入庫コンベア65及びエレベー
タ66により、中物入庫ステーション67に搬送されて
くるのであり(ステップS15)、中物入庫ステーショ
ン67において、作業者が部品Wをパレット15に載置
する(ステップS16)。入庫される部品Wが多い場合
には、中物入庫ステーション67において前項(5)と
同様に、空のパレット15に部品Wをできるだけ充填率
A(100%)となる状態で載置し、図9のステップS
4から新規入庫の状態とする。そして、残った部品Wに
対して前述のようにパレット44を指定し、指定したパ
レット44に残った部品Wを載置する。
【0056】例えばステップS11において、図5
(イ)に示すようなパレット44(保管タイプT01
(図4参照)、充填率A(16%)、部品W1(4
個))が、指定されて中物入庫ステーション67に搬送
されてきたとする。この場合に、作業者がパレット44
に載置された部品W1と同一の品番の部品W1を積み重
ねて(積増入庫の状態)、このパレット44が例えば図
5(ロ)に示すような状態になると、図5(ロ)に示す
パレット44は保管タイプT03(図4参照)、充填率
A(50%)、部品W1(12個)と言うように判断す
ることができる(ステップS5)。これにより、パレッ
ト44の保管タイプT03(図4参照)、充填率A(5
0%)、部品W1(12個)を制御装置に入力するので
あり(ステップS6)、この後に前項(5)と同様にパ
レット44が、エレベータ66及び中物入庫コンベア6
5により、中物入庫ステーション67から中物自動倉庫
2に搬送されて、元の部屋5(又は、元の部屋5と同じ
区域の別の部屋5)に戻される(ステップS7)。
【0057】前述のように図5(イ)に示すようなパレ
ット44(保管タイプT01(図4参照)、充填率A
(16%)、部品W1(4個))が、指定されて中物入
庫ステーション67に搬送されてきた際、作業者がパレ
ット44に載置された部品W1とは異なる品番の部品W
2を、パレット44に載置したとする。この場合、例え
ば図5(ハ)に示すように、パレット44の中程に載置
されている部品W1をパレット44の端部に寄せて、残
りの空きスペースに部品W2を載置すると言うようなこ
とを行うことになる(混載入庫の状態)。
【0058】従って、図5(ハ)に示すパレット44は
保管タイプT04(図4参照)、充填率A(25%)、
部品W1(4個)、部品W2(3個)と言うように判断
することができる(ステップS5)。これにより、パレ
ット44の保管タイプT04(図4参照)、充填率A
(25%)、部品W1(4個)、部品W2(3個)を制
御装置に入力するのであり(ステップS6)、この後に
前項(5)と同様にパレット44が、エレベータ66及
び中物入庫コンベア65により中物入庫ステーション6
7から中物自動倉庫2に搬送されて、元の部屋5(又
は、元の部屋5と同じ区域の別の部屋5)に戻される
(ステップS7)。
【0059】(7)次に部品Wが小物、中物及び大物自
動倉庫1,2,3に入庫すべきと判断されながら、平倉
庫に入庫すべきと判断される場合について説明する。中
物自動倉庫2の場合を代表して説明すると、例えば多量
の部品Wが中物自動倉庫2に入庫される際、既にこの部
品Wに対して注文先からの多量の注文が入っている場
合、前項(5),(6)に記載のように中物自動倉庫2
に新規入庫、積増入庫及び混載入庫した途端に、後述す
る(10)に記載のようにこの多量の部品Wを中物自動
倉庫2から出庫しなければならないと言う状態になる。
【0060】このような場合には図9のステップS1に
おいて、部品Wを平倉庫に入庫すべきと判断されて、部
品Wが平倉庫の所定箇所に入庫され、制御装置において
部品Wが平倉庫の所定箇所に入庫されたことが設定され
る(ステップS17)。この後、注文に基づいて平倉庫
の所定箇所に入庫された部品Wを、平倉庫の他の部品
W、中物自動倉庫2や小物及び大物自動倉庫1,3より
も優先して出庫し、図8に示す出荷部に搬送する(ステ
ップS18)。前述のようにして平倉庫の所定箇所から
出庫された部品Wのうち平倉庫に残った部品Wを、中物
自動倉庫2の中物入庫ステーション67に搬送して、中
物自動倉庫2に配置替え入庫する(ステップS19)。
【0061】以上のような中物自動倉庫2から平倉庫の
所定箇所への入庫と同様に、部品Wが小物及び大物自動
倉庫1,3に入庫すべきと判断されながら、既に注文先
から多量の注文が入っている場合、前述と同様に部品W
が小物及び大物自動倉庫1,3に入庫されずに平倉庫の
所定箇所に入庫されて、制御装置において部品Wが平倉
庫の所定箇所に入庫されたことが設定される。この後、
注文に基づいて平倉庫の所定箇所に入庫された部品W
が、平倉庫の他の部品W、中物及び大物自動倉庫2,3
や小物及び中物自動倉庫1,2よりも優先して出庫さ
れ、図8に示す出荷部に搬送される。このようにして平
倉庫の所定箇所から出庫された部品Wのうち平倉庫に残
った部品Wが小物及び大物自動倉庫1,3に配置替え入
庫される。
【0062】(8)次に、小物自動倉庫1に備えられて
いる第1〜第4集約部11〜14について説明する。図
1,2,6に示すように、小物自動倉庫1の端部に第1
〜第4集約部11〜14(地上1階)が並べて配置され
て、小物自動倉庫1の2組のクレーン7が第1〜第4集
約部11〜14の各々に対応している。第1〜第4集約
部11〜14の各々にピッキング部15が形成されてお
り、クレーン7により取り出された保管バケット8をピ
ッキング部15に搬送し、再びクレーン7に搬送するピ
ッキングコンベア16が備えられている。
【0063】第3集約コンベア23から第1分岐コンベ
ア31(地上1階)、第2分岐コンベア32(地上1
階)、第3分岐コンベア33(地上1階)、第4分岐コ
ンベア34(地上1階)が分岐して、第1〜第4集約部
11〜14の各々に入り込むように配置されている。
【0064】第1〜第4集約部11〜14において、ピ
ッキング部15と第1〜第4分岐コンベア31〜34と
の間に、部品Wを多数載置する為の分配棚17が配置さ
れている。分配棚17は上下左右方向の複数段の棚部1
7aにより構成されて、ピッキング部15側及び第1〜
第4分岐コンベア31〜34側の両方から、部品Wを載
置及び取り出し可能である。棚部17aにおいて、ピッ
キング部15側の部分に載置指定ランプ18が備えら
れ、第1〜第4分岐コンベア31〜34側の部分に、取
り出し指定ランプ19が備えられている。
【0065】(9)次に、小物自動倉庫1における部品
Wの出庫について、図11,12,13,14に基づい
て説明する。多数の出荷先からの注文が各所のネットワ
ークを通して時々刻々と送信されてくるのであり(ステ
ップS21)、送信されてきた注文が制御装置に蓄積さ
れていく(ステップS22)。蓄積された注文が所定量
に達すると(ステップS23)、所定量の注文が小物自
動倉庫1に対応する注文、中物自動倉庫2に対応する注
文、小物及び中物自動倉庫1,2に対応する注文に分類
される(ステップS24,S25,S26,S27)。
【0066】小物及び中物自動倉庫1,2に対応する注
文とは、注文に対応する部品Wが小物及び中物自動倉庫
1,2の両方に保管されている状態である。例えば農用
トラクタのオイルフィルター等の部品Wでは、部品Wを
単体で小物自動倉庫1の部屋5(保管バケット8)に保
管し、さらに例えば図5(イ)に示すように、所定個数
B1の部品W1をケース68に梱包しパレット44に載
置して、中物自動倉庫2の部屋5に保管されている。小
物及び中物自動倉庫1,2に対応する注文において、注
文数Bが前述のようにケース68に梱包された所定個数
B1以上であると(ステップS28)、この注文は中物
自動倉庫2に対応する注文として扱われるのであり、注
文数Bが所定個数B1未満であると(ステップS2
8)、この注文は小物自動倉庫1に対応する注文として
扱われる。
【0067】以上のようにして小物自動倉庫1に対応す
る注文がまとめられると、小物自動倉庫1に対応する注
文の各々に対して、終日集約及び起動単位集約が指定さ
れ、小物自動倉庫1に対応する注文が小物自動倉庫1に
指令として発信される(ステップS29)。終日集約と
は特に大口の出荷先に対応するものであり、一つの集約
バケット9に一つの出荷先が指定されて(複数個の集約
バケット9の各々に一つの出荷先が指定されることもあ
る)、この一つの出荷先への部品Wだけが、その日の設
定時刻T1に達するまで一つの集約バケット9に入れら
れて、その日の設定時刻T1に達すると出荷される。
【0068】起動単位集約とは特に小口の出荷先に対応
するものである。起動単位集約において重量及び体積が
設定値以下の小さな部品Wの場合、一つの集約バケット
9に異なる複数の出荷先(例えば異なる20の出荷先)
が指定され、複数の出荷先への小さな部品Wが一つの集
約バケット9に入れられて、小物自動倉庫1に発信され
た指令(注文)が終了すると出荷される(その日の設定
時刻T1の前)。起動単位集約において重量及び体積が
設定値よりも大きな部品Wの場合、前述の終日集約と同
様に、一つの集約バケット9に一つの出荷先が指定され
(複数個の集約バケット9の各々に一つの出荷先が指定
されることもある)、一つの出荷先への部品Wが一つの
集約バケット9に入れられて、小物自動倉庫1に発信さ
れた指令(注文)が終了すると出荷される(その日の設
定時刻T1の前)。
【0069】前述のように、小物自動倉庫1に対応する
注文(終日集約及び起動単位集約)が、小物自動倉庫1
に指令として発信されると(ステップS29)、指令に
基づいて指定された部品Wの保管バケット8(複数の保
管バケット8)が、クレーン7により取り出されて、ピ
ッキングコンベア16により第1〜第4集約部11〜1
4のピッキング部15に、順番に搬送されてくる(図6
参照)(ステップS30)。
【0070】図6に示すように保管バケット8がピッキ
ング部15に搬送されてくると、取り出すべき部品Wの
通常出庫表(図示せず)が、プリンター54においてプ
リントアウトされる(ステップS31)。これにより、
作業者は通常出庫表で指定された部品W4をピッキング
部15の保管バケット8から取り出して(ステップS3
2)、取り出しキー(図示せず)を押し操作すると(ス
テップS33)、分配棚17において載置すべき棚部1
7aの載置指定ランプ18が点灯するので(ステップS
34)、作業者は点灯した載置指定ランプ18の棚部1
7aに、取り出した部品W4を通常出庫表と一緒に載置
する(ステップS35)。
【0071】この場合、一つの部品Wに対して一枚の通
常出庫表がプリントアウトされるのであり、一つの部品
W及び通常出庫表を分配棚17の棚部17aに載置する
と、次の通常出庫表がプリントアウトされて、ピッキン
グ部15の保管バケット8から取り出すべき部品Wの全
てを分配棚17の棚部17aに載置するまで、作業者は
前述の操作を繰り返すことになる。以上の操作を繰り返
して、作業者が取り出すべき部品Wをピッキング部15
の保管バケット8から全て取り出して、分配棚17の棚
部17aに通常出庫表と一緒に載置すると(ステップS
36)、作業者は終了キー(図示せず)を押し操作する
(ステップS37)。以上のようにして、ピッキング部
15に搬送されてきた一つの保管バケット8に対する作
業を終了するのであり、ピッキング部15に順番に搬送
されてくる保管バケット8に対して、前述と同様の作業
が繰り返される。
【0072】これにより、第1〜第4集約部11〜14
の分配棚17のどの棚部17aに、どのようなデータの
部品Wが載置されているかが、制御装置に全て記憶され
るのであり、ピッキング部15の保管バケット8が、ピ
ッキングコンベア16によりクレーン7に搬送され、ク
レーン7により保管バケット8が小物自動倉庫1の元の
部屋5(又は、元の部屋5と同じ区域の別の部屋5)に
戻される(ステップS40)。
【0073】出荷先がまだ指定されていない多数の空の
集約バケット9が、集約バケット棚部4に存在してお
り、前述のように部品W及び通常出庫表が第1〜第4集
約部11〜14の分配棚17に載置されると、この部品
Wに対応する出荷先が、集約バケット棚部4において空
の集約バケット9のうちの一つ又は複数の集約バケット
9が指定される(ステップS39)。これにより、図1
及び図2に示すように出荷先の指定された集約バケット
9(終日集約及び起動単位集約)が、集約バケット棚部
4の部屋5からクレーン10により取り出され、第1集
約コンベア21から第2集約コンベア22を介して、第
3集約コンベア23に搬送される(ステップS41)。
【0074】集約バケット9が第1分岐コンベア31の
入口に達した際、この集約バケット9に載置すべき部品
Wが、第1集約部11の分配棚17に載置されていると
(ステップS42)、集約バケット9が第3集約コンベ
ア23から第1分岐コンベア31に入り込み、図6に示
すように第1分岐コンベア31の所定位置で停止する
(ステップS43)。逆に集約バケット9に載置すべき
部品Wが、第1集約部11の分配棚17に載置されてい
ないと(ステップS42)、この集約バケット9は第1
分岐コンベア31に入り込まずに通過して、第2分岐コ
ンベア32に達する(ステップS52)。
【0075】以上のようにして、集約バケット9が第1
分岐コンベア31に入り込んで所定位置で停止するので
あり(ステップS43)、集約バケット9は所定位置で
最大3個まで停止可能である。所定位置で3個の集約バ
ケット9が停止している状態において、次の集約バケッ
ト9が第1分岐コンベア31に入り込んでくると、図6
に示すように、次の集約バケット9は所定位置の手前で
待機している。集約バケット9が第1分岐コンベア31
に入り込んで所定位置で停止した場合(ステップS4
3)、図6に示すように分配棚17において、集約バケ
ット9に載置すべき部品W5が載置された棚部17aの
取り出し指定ランプ19が、全て点灯するので(ステッ
プS44)、作業者は取り出し指定ランプ19の点灯し
た全ての棚部17aの部品W5及び通常出庫表を取り出
す(ステップS45)。
【0076】図6に示すように第1〜第4分岐コンベア
31〜34の所定位置に、部品Wを集約バケット9のう
ち、どの集約バケット9に載置すべきかを指定する3個
の載置指定ランプ35が備えられている。これにより、
取り出された部品W5のデータを読取装置37にバーコ
ードで読み取らせると(ステップS46)、この部品W
5の出荷先が指定された集約バケット9に対応する載置
指定ランプ35が点灯するので(ステップS47)、作
業者は載置指定ランプ35の点灯した集約バケット9に
部品W5と通常出庫表とを一緒に載置する(ステップS
48)。
【0077】以上のようにして部品W及び通常出庫表の
集約バケット9への載置を繰り返して、第1分岐コンベ
ア31の所定位置で停止する集約バケット9に、載置す
べき部品W及び通常出庫表を全て載置すると(ステップ
S49)、載置終了と判断されて図6に示す載置終了ラ
ンプ36が点灯するので、作業者は載置終了キー(図示
せず)を押し操作する(ステップS50)。
【0078】これにより、第1分岐コンベア31の所定
位置で停止している集約バケット9が、第1分岐コンベ
ア31から第3集約コンベア23に戻されて(ステップ
S51)、第2分岐コンベア32の入口に達するのであ
り、図6に示すように第1分岐コンベア31の所定位置
の手前で待機していた次の集約バケット9が、入り込ん
できて第1分岐コンベア31の所定位置で停止する。こ
のように集約バケット9は載置すべき部品Wの在る第1
〜第4集約部11〜14に入り込んで停止し、部品W及
び通常出庫表の載置が行われるのであり、載置すべき部
品Wの無い第1〜第4集約部11〜14は入り込まずに
通過する。
【0079】以上のようにして、集約バケット9が第3
集約コンベア23から第4集約コンベア24及びクレー
ン10を介して、集約バケット棚部4の元の部屋5(又
は、制御装置が設定した別の部屋5)に戻されるのであ
り(ステップS54)、これと並行して前述のように指
令に基づいて指定された部品Wの保管バケット8が、ク
レーン7により取り出され(ステップS30)、指定さ
れた部品W及び通常出庫表が第1〜第4集約部11〜1
4の分配棚17に載置される(ステップS31〜S3
7)。
【0080】次に第1〜第4集約部11〜14の分配棚
17に載置された部品Wに対応する出荷先が指定された
集約バケット9が、集約バケット棚部4に在るか否かが
検索されて、対応する出荷先が指定された集約バケット
9が在ると(ステップS38)、この集約バケット9が
集約バケット棚部4から取り出される(ステップS4
1)。
【0081】逆に、対応する出荷先が指定された集約バ
ケット9が無い場合(ステップS38)、終日集約が指
定された注文(出荷先)、並びに起動単位集約が指定さ
れた注文(出荷先)で重量及び体積が設定値よりも大き
な部品Wに対しては、出荷先が指定されていない空の集
約バケット9のうちの一つ又は複数の集約バケット9が
指定されて(ステップS39)、この空の集約バケット
9が集約バケット棚部4から取り出される(ステップS
41)。対応する出荷先が指定された集約バケット9が
無い場合(ステップS38)、起動単位集約が指定され
た注文(出荷先)で重量及び体積が設定値以下の小さな
部品Wに対しては、既に出荷先が指定されている集約バ
ケット9に対して出荷先が追加で指定されて、この集約
バケット9が集約バケット棚部4から取り出される(ス
テップS41)。
【0082】これにより、集約バケット9が前述のよう
に第1〜第4集約部11〜14(第1〜第4分岐コンベ
ア31〜34)に搬送され、終日集約の集約バケット
9、並びに起動単位集約(重量及び体積が設定値よりも
大きな部品W)の集約バケット9に対して、一つの出荷
先への部品W及び通常出庫表が載置されるのであり、起
動単位集約(重量及び体積が設定値以下の小さな部品
W)の集約バケット9に対して、異なる複数の出荷先へ
の部品W及び通常出庫表が載置される。
【0083】以上のような操作が所定量の注文(終日集
約及び起動単位集約)に対して全て終了するまで繰り返
されるのであり、前述の所定量の注文に対する操作を全
て終了すると(ステップS55,S57,S21)、終
日集約の集約バケット9は集約バケット棚部4に搬送さ
れ、起動単位集約の集約バケット9は、図1及び図2に
示すように第1集約コンベア21から小物出庫コンベア
26,25を介して、図8に示す出荷部に搬送される
(ステップS56)。
【0084】このように、その日の設定時刻T1(例え
ば午後3時等)までの間において、以上の操作が繰り返
されるのであり、設定時刻T1に達すると(ステップS
57)、集約バケット棚部4の終日集約の集約バケット
9が、図1及び図2に示すように第1集約コンベア21
から小物出庫コンベア26,25を介して、図8に示す
出荷部に搬送される(ステップS58)。
【0085】集約バケット9に既に載置されている部品
Wの占める容積が制御装置に記憶されており、図13の
ステップS46において取り出された部品Wのデータを
読取装置37にバーコードで読み取らせる場合、この部
品Wの容積が事前に算出されているので、ステップS4
8において部品W及び通常出庫表を集約バケット9に載
置する際、この集約バケット9において部品Wが占める
容積が変更されて記憶される。
【0086】前述のように集約バケット9において部品
Wが占める容積が記憶されており、ステップS30〜S
54の操作途中において、部品Wで満杯となった集約バ
ケット9が発生すると、終日集約及び起動単位集約に関
係なく、満杯の集約バケット9は集約バケット棚部4に
搬送されずに、第3集約コンベア23から小物出庫コン
ベア25を介して、図8に示す出荷部に搬送される(ス
テップS53,S59)。
【0087】(10)次に、中物自動倉庫2における部
品Wの出庫について、図11,15,9に基づいて説明
する。前項(9)及び図11のステップS24,S2
6,S27,S28において中物自動倉庫2に対応する
注文がまとめられると、図15に移行して中物自動倉庫
2に対応する注文において出庫すべき部品Wのデータに
基づき、中物自動倉庫2のパレット44のうちで、充填
率Aが100%未満のパレット44が検索され(ステッ
プS60)、このパレット44のうちで出庫すべき部品
Wが載置されたパレット44が検索される(ステップS
61)。
【0088】出庫すべき部品Wが載置されたパレット4
4(複数個)が見つかると(ステップS62)、このパ
レット44のうちで出庫すべき部品Wの個数が最も少な
いパレット44が選択される。出庫すべき部品Wが多数
で、前述の1個のパレット44だけでは足りない場合に
は、出庫すべき部品Wの注文数Bに足りるだけの複数個
のパレット44が、出庫すべき部品Wの個数の少ない順
番で選択される(ステップS63)。この場合、一つの
クレーン6で取り出せる範囲内において、前述の複数個
のパレット44が選択される。
【0089】充填率Aが100%未満のパレット44の
うちから、出庫すべき部品Wが載置されたパレット44
が見つからなければ(ステップS62)、充填率Aが1
00%のパレット44のうちから、出庫すべき部品Wが
載置されたパレット44が検索され(ステップS6
4)、前述と同様に一つのクレーン6で取り出せる範囲
内において、出庫すべき部品Wの注文数Bに足りるだけ
の1個又は複数個のパレット44が選択される(ステッ
プS65)。
【0090】以上のようにして、出庫すべき部品Wが載
置されたパレット44が選択されると、選択されたパレ
ット44が中物自動倉庫2の部屋5からクレーン6によ
り取り出され、図1及び図2に示す中物出庫ステーショ
ン62に搬送される(ステップS66)。これにより、
中物出庫ステーション62において通常出庫表がプリン
トアウトされるので(ステップS67)、中物出庫ステ
ーション62の作業者が、通常出庫表で指定された部品
Wをパレット44から取り出すのであり(ステップS6
8)、取り出された部品Wが中物出庫コンベア63、上
昇のエレベータ64及び中物出庫コンベア41を介し
て、図8に示す出荷部に搬送され(ステップS69)、
図9のステップS5に移行する。
【0091】この場合、例えば図7(イ)に示すような
パレット44(保管タイプT04(図4参照)、充填率
A(30%)、部品W1(8個)、部品W3(2個))
が、選択されて中物出庫ステーション62に搬送されて
きたとする。作業者が出庫すべき部品W3(2個)を取
り出し、荷崩れの防止の為に残りの部品W1(8個)を
パレット44の中程に移動させると、図7(ロ)に示す
ような状態となって、このパレット44は保管タイプT
01(図4参照)、充填率A(20%)、部品W1(8
個)と言うように判断することができる(ステップS
5)。これにより、パレット44の保管タイプT01
(図4参照)、充填率A(20%)、部品W1(8個)
を制御装置に入力するのであり(ステップS6)、この
後に前項(5)と同様にパレット44が、中物出庫ステ
ーション62から中物自動倉庫2の元の部屋5(又は、
元の部屋5と同じ区域の別の部屋5)に戻される(ステ
ップS7)。
【0092】前述のステップS27,28のように小物
及び中物自動倉庫1,2に対応する注文において、中物
自動倉庫2に対応する注文として扱われた場合(所定個
数B1の部品Wをケース68に梱包しパレット44に載
置している状態において、部品Wの注文数Bが所定個数
B1以上の場合)について説明する。例えば図5(イ)
に示すようなパレット44において、ケース68に30
個(所定個数B1)の部品W1が梱包されている場合、
部品W1の注文数Bが35個であると、パレット44か
ら30個(所定個数B1)の部品W1が梱包されたケー
ス68を一つ取り出し、部品W1が梱包された別のケー
ス68を解いて、この別のケース68から5個の部品W
1を取り出して、この別のケース68を同じパレット4
4に戻す。同じパレット44に既に梱包が解かれた部品
W1のケース68があると、このケース68から5個の
部品W1を取り出して、このケース68を同じパレット
44に戻す。
【0093】(11)次に、中物自動倉庫2における部
品Wの補充出庫及び小物自動倉庫1における部品Wの補
充入庫について、図12,16,9に基づいて説明す
る。図3に示すように小物入庫軌道48において、受け
渡し部55及び受け取り部56とは別に、受け渡し部7
4及び受け取り部75が設けられている。受け渡し部7
4から空バケットコンベア72が延出され、空バケット
コンベア72が中物自動倉庫2の中物出庫コンベア63
の上方に配置されており、中物出庫コンベア41から分
岐した補充入庫コンベア76が受け取り部75に接続さ
れている。
【0094】前項(9)及び図11のステップS24,
S26,S27,S28において、小物及び中物自動倉
庫1,2に対応する注文(注文に対応する部品Wが小物
及び中物自動倉庫1,2の両方に保管されている状態)
の場合、注文数Bが所定個数B1未満であると(ステッ
プS28)、この注文は小物自動倉庫1に対応する注文
として扱われる。
【0095】このような小物及び中物自動倉庫1,2に
対応する注文において、前項(9)及び図12のステッ
プS29のように、小物自動倉庫1に指令として発信さ
れた際(終日集約及び起動単位集約)、小物自動倉庫1
における部品Wの保管数Cが所定保管数C1未満になる
ものと判断されると、中物自動倉庫2における部品Wの
補充出庫及び小物自動倉庫1における部品Wの補充入庫
が行われる。
【0096】これにより図12のステップS29から図
16に移行して、中物自動倉庫2において補充出庫すべ
き部品Wのパレット44が自動的に選択されて(ステッ
プS72)、選択されたパレット44がクレーン6によ
り中物出庫ステーション62に搬送されてくる(ステッ
プS73)。選択されたパレット44が中物出庫ステー
ション62に搬送されると、中物出庫ステーション62
において補充出庫表がプリントアウトされるので(ステ
ップS74)、中物出庫ステーション62の作業者は、
中物出庫ステーション62に搬送されたパレット44
を、補充出庫のパレット44と認識することができる。
【0097】中物出庫ステーション62の作業者が補充
出庫表に基づいて、補充出庫のパレット44から補充出
庫すべき部品Wのケース68を取り出し、ケース68の
梱包を解いて(ステップS75)、空バケットコンベア
72から空の保管バケット8を取り出し(ステップS7
6)、部品Wを空の保管バケット8に載置して、保管バ
ケット8を中物出庫コンベア63に置く(ステップS7
7)。
【0098】以上のように補充出庫すべき部品Wが載置
された保管バケット8が、図3に示すように中物出庫コ
ンベア63、上昇のエレベータ64を介して読取装置7
7に達し、保管バケット8のバーコードが読取装置77
に読み取られて、保管バケット8が補充入庫コンベア7
6を介して受け取り部75に達する(ステップS7
8)。自動搬送車52が受け取り部75で保管バケット
8を保持して、小物入庫軌道48に沿って所定の小物入
庫部45に移動し、所定の小物入庫部45に保管バケッ
ト8が載置される(ステップS79)。所定の小物入庫
部45に載置された保管バケット8が、クレーン7によ
り部屋5に戻される(ステップS80)。
【0099】前述のステップS75のように中物出庫ス
テーション62において、作業者がパレット44から補
充すべき部品W(ケース68)を取り出すと、図9のス
テップS5,S6,S7のように、補充すべき部品W
(ケース68)を取り出した後のパレット44の保管タ
イプT01〜T20、及び充填率A等を制御装置に入力
するのであり、この後にパレット44が前項(5)と同
様に、中物自動倉庫2の元の部屋5(又は、元の部屋5
と同じ区域の部屋5)に搬送される。
【0100】前述のように、空の保管バケット8が空バ
ケットコンベア72から取り出されると、別の空の保管
バケット8がクレーン7により部屋から取り出されて小
物入庫部45に搬送され、自動搬送車52により小物入
庫部45から受け渡し部74に搬送されて、空バケット
コンベア72に補充される。
【0101】(12)次に、出荷部の構成について説明
する。図2,3,8に示すように、中物自動倉庫2から
中物出庫コンベア41及び出荷コンベア42が延出され
ており、出荷コンベア42が計重機39及び上昇のエレ
ベータ40を介して、複数の運送会社毎に設置された出
荷バース46に接続されている。
【0102】小物出庫コンベア25(図1及び図2参
照)(地上2階)が、図8に示すように下降のエレベー
タ38に接続されており、下降のエレベータ38から出
荷コンベア27,28が分岐している。出荷コンベア2
7,28の一部に移し換え部47が形成され、出荷コン
ベア27,28が再び合流して出荷コンベア30に接続
されており、出荷コンベア30が出荷コンベア42に接
続されている。図1及び図2に示す集約バケット棚部4
の地上3階に接続される回収コンベア29が備えられ、
出荷コンベア28から分岐した回収コンベア43が、回
収コンベア29に接続されている。回収コンベア43に
ラッピ梱包部20が形成され、ラッピ梱包部20と出荷
コンベア42との間に保管棚73が配置されている。
【0103】次に、前項(9)に記載の小物自動倉庫1
(集約バケット棚部4)から出荷部への部品W(集約バ
ケット9)の搬送、並びに、前項(10)に記載の中物
自動倉庫2から出荷部への部品Wの搬送について説明す
る。前項(9)及び図14のステップS56,S58,
S59において、終日集約及び起動単位集約の集約バケ
ット9が、第1集約コンベア21、小物出庫コンベア2
6,25及び下降のエレベータ38を介して、出荷コン
ベア27,28の分岐点に順次搬送されてくる。
【0104】集約バケット9を判別するためのバーコー
ドが、集約バケット9の各々に付けられており、出荷コ
ンベア27,28の分岐点にバーコードの読取装置49
が設けられている。これにより、下降のエレベータ38
から出てくる集約バケット9のバーコードが読取装置4
9によって読み取られると、この集約バケット9は終日
集約の集約バケット9であるか、起動単位集約の集約バ
ケット9であるか、どのような部品Wがどれだけの個数
だけ載置され、出荷先がどこであると言うことが認識さ
れる。
【0105】これにより、終日集約の集約バケット9並
びに起動単位集約(重量及び体積が設定値よりも大きな
部品W)の集約バケット9が、出荷コンベア27,28
に搬送され、出荷コンベア27,28のバーコードの読
取装置50において、バーコードが再び読み取られ、出
荷先や出荷日が記載された荷札(図示せず)が、ラベル
装置51から自動的にプリントアウトされて、終日集約
の集約バケット9並びに起動単位集約(重量及び体積が
設定値よりも大きな部品W)の集約バケット9に入れら
れる。
【0106】この場合、終日集約の集約バケット9並び
に起動単位集約(重量及び体積が設定値よりも大きな部
品W)の集約バケット9を、出荷コンベア27に搬送す
る状態、出荷コンベア28に搬送する状態、及び両方の
出荷コンベア27,28に搬送する状態の3状態を選択
することができる搬送切換ボタン(図示せず)が備えら
れている。
【0107】以上のようにして、終日集約の集約バケッ
ト9並びに起動単位集約(重量及び体積が設定値よりも
大きな部品W)の集約バケット9が、出荷コンベア2
7,28の移し換え部47に達すると、移し換え部47
において作業者により部品Wが段ボール製のケース(図
示せず)に移し換えられて梱包され、荷札がケースに張
り付けられる。これにより、ケースが移し換え部47か
ら出荷コンベア30に送り出され、空の集約バケット9
が出荷コンベア27,28から回収コンベア29に移し
換えられて、回収コンベア29により図1及び図2に示
す集約バケット棚部4の地上3階に搬送される。
【0108】読取装置49において起動単位集約(重量
及び体積が設定値以下の小さな部品W)の集約バケット
9が認識されると、起動単位集約(重量及び体積が設定
値以下の小さな部品W)の集約バケット9がラッピ梱包
部20に搬送される。終日集約の集約バケット9におい
ても、特に小さな部品Wが少量しか載置されていない場
合には、この終日集約の集約バケット9がラッピ梱包部
20に搬送される。
【0109】ラッピ梱包部20において作業者が、起動
単位集約(重量及び体積が設定値以下の小さな部品W)
(終日集約)の集約バケット9の部品Wを、ラッピ袋又
は小箱により梱包し、ラッピ梱包部20において発行さ
れた注文先(送り先)の荷札(図示せず)をラッピ袋又
は小箱に張り付け、重量を計測して入力し、出荷を依頼
する運送会社毎にまとめて保管棚73に載置する。梱包
された部品Wが保管棚73にある程度まとまると、梱包
された部品Wが保管棚73から出荷コンベア42に移さ
れる。
【0110】以上のように出荷コンベア30からのケー
スが、出荷コンベア42から計重機39に搬送され、計
重機39において重量が計測されて運送費が算出され、
上昇のエレベータ40から出荷バース46に搬送されて
運送会社のトラック(図示せず)に載せられる。保管棚
73からの梱包された部品Wは、出荷コンベア42(計
重機39は通過するだけで重量は計測されない)、及び
上昇のエレベータ40から出荷バース46に搬送され
て、運送会社のトラック(図示せず)に載せられる。
【0111】中物自動倉庫2から出てきた部品Wが出荷
コンベア42のラベル装置53に達すると、作業者が部
品Wに付けられている出庫表のバーコードを読取装置
(図示せず)に読み取らせる。これにより、出荷先や出
荷日が記載された荷札(図示せず)が、ラベル装置53
から自動的にプリントアウトされるので、作業者はこの
荷札を部品Wに張り付ける。次に部品Wが計重機39に
搬送され、計重機39において重量が計測されて運送費
が算出され、上昇のエレベータ40から出荷バース46
に搬送されて運送会社のトラック(図示せず)に載せら
れていく。
【0112】〔発明の実施の別形態〕前項(9)に記載
の小物自動倉庫1における部品Wの出庫、前項(10)
に記載の中物自動倉庫1における部品Wの出庫、並びに
前項(11)に記載の小物及び中物自動倉庫1,2にお
ける補充入庫及び補充出庫において、部品Wの注文数B
が所定個数B1未満であると、前項(9)に記載のよう
に部品Wが小物自動倉庫1から出庫され、部品Wの注文
数Bが所定個数B1以上であると、前項(10)に記載
のように部品Wが中物自動倉庫2から出庫されて、前項
(11)に記載のように部品Wが中物自動倉庫2から補
充出庫されて、小物自動倉庫1に補充入庫されるように
記載されている。
【0113】このような小物自動倉庫1と中物自動倉庫
2との相互関係は、小物自動倉庫1と大物自動倉庫3と
の間に成立しており(部品Wの注文数Bが所定個数B1
未満であると部品Wを小物自動倉庫1から出庫し、部品
Wの注文数Bが所定個数B1以上であると部品Wを大物
自動倉庫3から出庫する)、小物自動倉庫1と平倉庫と
の間にも成立している(部品Wの注文数Bが所定個数B
1未満であると部品Wを小物自動倉庫1から出庫し、部
品Wの注文数Bが所定個数B1以上であると部品Wを平
倉庫から出庫する)。
【0114】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、部品管理施設
において一回の部品の注文数が大きくバラ付くような場
合、所定個数未満の少ない注文数に対応できる第1自動
部品倉庫、及び所定個数以上の多い注文数に対応できる
第2自動部品倉庫を備えることによって、部品の注文数
に応じて部品を適切に梱包して出庫したり、梱包された
部品の梱包を解かずに出庫したりすることができるよう
になって、部品管理施設の作業能率を向上させることが
できた。
【0115】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、第1自
動部品倉庫の部品の保管数が所定保管数よりも少なくな
った場合、第2自動部品倉庫で保管される部品の梱包を
出庫し、部品の梱包を解いて第1自動部品倉庫に補充す
るように構成することによって、特に時間を掛けること
なく、適切な数の部品を第1自動部品倉庫に補充するこ
とができるので、第1自動部品倉庫の部品の保管数が所
定保管数よりも少なくなることによる不都合を未然に防
止して、部品管理施設の作業能率をさらに向上させるこ
とができた。
【0116】請求項3の特徴によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴による
と、第2自動部品倉庫に入庫すべき部品に対して既に多
量の注文が入っている場合に、第2自動部品倉庫に入庫
すべき部品を第2自動部品倉庫に入庫せずに出荷部に搬
送することができるので、部品を第2自動部品倉庫に入
庫する際の手間と時間を省くことができるようになっ
て、部品管理施設の作業能率をさらに向上させることが
できた。この場合、第2自動部品倉庫に入庫せずに素早
く出荷部に搬送することができるので、出荷の迅速化と
言う面でも有利なものとなった。
【0117】請求項4の特徴によると、請求項1,2,
3のうちのいずれか一つの場合と同様に、請求項1,
2,3のうちのいずれか一つの「発明の効果」を備えて
おり、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明
の効果」を備えている。請求項4の特徴によると、第1
自動部品倉庫に入庫すべき部品に対して既に多量の注文
が入っている場合に、第1自動部品倉庫に入庫すべき部
品を第1自動部品倉庫に入庫せずに出荷部に搬送するこ
とができるので、部品を第1自動部品倉庫に入庫する際
の手間と時間を省くことができるようになって、部品管
理施設の作業能率をさらに向上させることができた。こ
の場合、第1自動部品倉庫に入庫せずに素早く出荷部に
搬送することができるので、出荷の迅速化と言う面でも
有利なものとなった。
【0118】請求項5の特徴によると、請求項1〜4の
うちのいずれか一つの場合と同様に請求項1〜4のうち
のいずれか一つの「発明の効果」を備えており、この
「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を
備えている。請求項5の特徴によると、一つの注文先か
ら繰り返して注文が入るような場合に、一つの注文先か
らの複数の注文に対応する部品を、集約バケットにより
一つにまとめて梱包して出荷することができるので、梱
包及び梱包の手間を簡素化することができるようになっ
て、部品管理施設の作業能率をさらに向上させることが
できた。この場合、あまり注文が入らないような複数の
注文先がある場合、このような複数の注文先からの注文
に対応する部品を、一つの集約バケットに集めることに
より、空いたスペースを発生させることなく集約バケッ
トを無駄なく使用することができるので、この面におい
ても部品管理施設の作業能率をさらに向上させることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】小物自動倉庫、集約バケット棚部、第1〜第4
集約部、第1〜第4集約コンベア、小物出庫コンベア及
び第1〜第4分岐コンベア等を示す全体斜視図
【図2】小物自動倉庫、中物自動倉庫、大物自動倉庫及
び集約バケット棚部等を示す全体平面図
【図3】小物自動倉庫、中物自動倉庫、小物及び中物入
庫ステーション、小物入庫軌道等を示す平面図
【図4】中物自動倉庫におけるパレットの保管タイプを
示す斜視図
【図5】中物自動倉庫における積増入庫及び混載入庫の
パレットの状態を示す斜視図
【図6】小物自動倉庫における第1〜第4集約部の平面
【図7】中物自動倉庫における出庫のパレットの状態を
示す斜視図
【図8】出荷部の全体平面図
【図9】中物自動倉庫における新規入庫及び平倉庫にお
ける入庫の流れを示す図
【図10】中物自動倉庫における積増入庫及び混載入庫
の流れを示す図
【図11】小物及び中物自動倉庫における出庫の前段階
の流れを示す図
【図12】小物自動倉庫における出庫の前半の流れを示
す図
【図13】小物自動倉庫における出庫の中半の流れを示
す図
【図14】小物自動倉庫における出庫の後半の流れを示
す図
【図15】中物自動倉庫における出庫の流れを示す図
【図16】中物自動倉庫における補充出庫及び小物自動
倉庫における補充入庫の流れを示す図
【符号の説明】
1 第1自動部品倉庫 2 第2自動部品倉庫 9 集約バケット B 注文数 B1 所定個数 C 保管数 C1 所定保管数 W 部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を単体の状態で保管可能な第1自動
    部品倉庫と、所定個数の部品を一つに梱包した状態で保
    管可能な第2自動部品倉庫と、注文先に部品を出荷する
    為の出荷部とを備え、 所定の注文先からの部品の注文数が前記所定個数未満で
    あると、前記注文数の部品が出庫されるように前記第1
    自動部品倉庫を作動させ、出庫された部品を前記出荷部
    に搬送する第1出庫制御手段と、 所定の注文先からの部品の注文数が前記所定個数以上で
    あると、前記注文数に足りる部品の梱包が出庫されるよ
    うに前記第2自動部品倉庫を作動させ、出庫された部品
    を前記出荷部に搬送する第2出庫制御手段とを備えてあ
    る部品管理施設。
  2. 【請求項2】 前記第1自動部品倉庫に設定された所定
    保管数よりも、前記第1自動部品倉庫で保管される部品
    の保管数が少なくなると、前記第2自動部品倉庫に保管
    される部品の梱包を解いて、部品を単体の状態で前記第
    1自動部品倉庫に補充する補充手段を備えてある請求項
    1記載の部品管理施設。
  3. 【請求項3】 納入された部品を前記第2自動部品倉庫
    に入庫せずに、前記出荷部に搬送させる補助出荷手段を
    備えてある請求項1又は2記載の部品管理施設。
  4. 【請求項4】 納入された部品を前記第1自動部品倉庫
    に入庫せずに、前記出荷部に搬送させる補助出荷手段を
    備えてある請求項1,2,3のうちのいずれか一つに記
    載の部品管理施設。
  5. 【請求項5】 前記第1自動部品倉庫において、一つの
    注文先からの複数の注文に対応する部品を一つの集約バ
    ケットに集めて前記出荷部に搬送する第1集約手段と、
    複数の注文先からの注文に対応する部品を一つの集約バ
    ケットに集めて前記出荷部に搬送する第2集約手段とを
    備えてある請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の
    部品管理施設。
JP21440597A 1997-08-08 1997-08-08 部品管理施設 Pending JPH1159828A (ja)

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