JPH1159085A - 感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法 - Google Patents

感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法

Info

Publication number
JPH1159085A
JPH1159085A JP9229493A JP22949397A JPH1159085A JP H1159085 A JPH1159085 A JP H1159085A JP 9229493 A JP9229493 A JP 9229493A JP 22949397 A JP22949397 A JP 22949397A JP H1159085 A JPH1159085 A JP H1159085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
wax
support
melting point
thermal transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9229493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3868591B2 (ja
Inventor
Hajime Morimoto
元 森本
Kotaro Fujimoto
浩太郎 藤本
Atsushi Sogabe
淳 曽我部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujicopian Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd, Fujicopian Co Ltd filed Critical Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Priority to JP22949397A priority Critical patent/JP3868591B2/ja
Publication of JPH1159085A publication Critical patent/JPH1159085A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3868591B2 publication Critical patent/JP3868591B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 いかなる転写機構、環境条件にも対応した、
感熱転写記録媒体と再転写材用支持体との組合せを提供
する。 【解決手段】 基材上に感熱転写性インク層を有する感
熱転写記録媒体と、該感熱転写記録媒体から感熱転写性
インク層を選択的に熱転写して印像を形成して再転写材
を製造するのに用いる再転写材用支持体との組合せであ
って、前記再転写用支持体が、基材と、その表面に設け
られた印像を受容する表面処理層とからなり、該表面処
理層が融点85℃以上のワックスを40重量%以上含有
し、かつ前記表面処理層の融点が、前記感熱転写記録媒
体の感熱転写性インク層の融点より15℃以上高いこと
を特徴とする感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組
合せ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるインスタ
ントレタリングに使用する再転写材を感熱転写方式で作
製するための、感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の
組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感熱転写方式でインスタントレタリング
用再転写材を作製するには、感熱転写記録媒体と、基材
の表面に感熱転写性インクの印像を受容するための表面
処理層(エチレン/酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性
樹脂を主成分とするものが一般的である)を設けた、再
転写材用支持体を用意し、感熱転写プリンタで感熱転写
記録媒体の感熱転写性インク層を支持体の表面処理層上
に選択的に熱転写して、文字、図柄などの反転印像を形
成することによって行なわれている。このようにしてえ
られた反転印像を有する再転写材を、印像側で被転写体
に重ね合わせ、再転写材の裏側からヘラなどの押圧手段
で擦ったり、アイロンなどの加熱手段で加熱したりして
印像を被転写体に再転写させる。
【0003】再転写材を作成するための従来の感熱転写
記録媒体と支持体との組合せにおいては、感熱転写性イ
ンク層と表面処理層の融点が近いものが一般的であっ
た。
【0004】この場合、転写機構、環境条件次第では、
表面処理層上に転写されるべき記録媒体上のインクが基
材上に残り、転写不良を起す場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の点に
鑑みて、いかなる転写機構、環境条件にも対応した、感
熱転写記録媒体と再転写材用支持体との組合せ、および
該組合せを用いて品質の良好な再転写材を製造し、再転
写する方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)基材上
に感熱転写性インク層を有する感熱転写記録媒体と、該
感熱転写記録媒体から感熱転写性インク層を選択的に熱
転写して印像を形成して再転写材を製造するのに用いる
再転写材用支持体との組合せであって、前記再転写用支
持体が、基材と、その表面に設けられた印像を受容する
表面処理層とからなり、該表面処理層が融点85℃以上
のワックスを40重量%以上含有し、かつ前記表面処理
層の融点が、前記感熱転写記録媒体の感熱転写性インク
層の融点より15℃以上高いことを特徴とする感熱転写
記録媒体と再転写材用支持体の組合せに関する。
【0007】さらに本発明は、(2)感熱転写記録媒体
の感熱転写性インク層中に、再転写材用支持体の表面処
理層に含有される融点が85℃以上のワックスと同族列
の融点が60℃以上のワックスを50重量%以上含有す
ることを特徴とする前記(1)項記載の感熱転写記録媒
体と再転写材用支持体の組合せに関する。
【0008】さらに本発明は、(3)前記融点が85℃
以上のワックスがポリエチレンワックスまたはポリエチ
レンワックスを主成分とするものであることを特徴とす
る前記(1)または(2)項記載の感熱転写記録媒体と
再転写材用支持体の組合せに関する。
【0009】さらに本発明は、(4)前記(1)〜
(3)項のいずれかに記載の組合せを用い、感熱転写プ
リンタで感熱転写記録媒体の感熱転写性インク層を支持
体の表面処理層上に選択的に熱転写して印像を形成して
再転写材を作製し、ついで再転写材上の印像を被転写体
に再転写することを特徴とする印像形成方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づいて説明す
る。
【0011】図1は、感熱転写記録媒体から感熱転写性
インク層を再転写材用支持体上に選択的に転写し印像を
形成して再転写材を作製する工程を示す概略断面図であ
る。
【0012】図2は、再転写材上の印像を最終の被転写
体上に再転写する工程を示す概略断面図である。
【0013】1は感熱転写記録媒体を示し、感熱転写記
録媒体1は、基材2の片面に感熱転写性インク層3を設
け、サーマルヘッドと接する他面に耐熱性背面層4を設
けた構成のものである。
【0014】10は再転写材用支持体を示し、再転写材
用支持体10は、基材11の片面に感熱転写性インクの
印像A1を受容するための表面処理層12を設けた構成
のものである。
【0015】感熱転写記録媒体1と支持体10とを、感
熱転写性インク層3と、表面処理層12が接するように
重ね合せ、サーマルヘッドで加熱することによって、イ
ンク層3が選択転写され表面処理層12上に印像A1
形成され、再転写材15がえられる。
【0016】このようにしてえられた再転写材15をそ
の印像A1側で被転写体20に重ね合せ、基材11の背
面からヘラ状のものなどで擦ることによって被転写体2
0上に印像A1が表面処理層12と基材11の界面で剥
離して再転写され、印像A2が形成される。
【0017】本発明では、再転写材用支持体10の表面
処理層12が融点85℃以上のワックスを40重量%以
上含有し、かつ表面処理層12の融点が、感熱転写記録
媒体1の感熱転写性インク層3の融点より15℃以上高
いという構成を採ることにより、加熱部位のインク層3
を確実に表面処理層12の側に転移させることが可能と
なり、良好な品質の印像A1をうることができる。しか
も、前記組成の表面処理層12は加圧時のキレが良好で
かつ基材11からの剥離が良好であるから、再転写時に
は、印像A1は表面処理層12と基材11の界面で剥離
して良好な再転写印像A2がえられる。
【0018】本発明においては、さらに、感熱転写性イ
ンク層3と表面処理層12との親和性を大きくし、感熱
転写性を高めるために、感熱転写性インク層3中に、表
面処理層12中の前記融点が85℃以上のワックスと同
族列の融点が60℃以上、なかんづく85℃以上のワッ
クスを50重量%以上含有せしめるのが好ましい。
【0019】さらに、前記85℃以上の高融点ワックス
としては、ポリエチレンワックスまたはポリエチレンワ
ックスを主成分とするものが好ましい。
【0020】つぎに本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明における再転写材用支持体は、基材
上に表面処理層を設けたものであり、該表面処理層は融
点が85℃以上のワックスを40重量%以上含有するも
のである。
【0022】融点が85℃以上のワックスとしては、ポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス、マイクロク
リスタリンワックス、フィッシャートロプシュワック
ス、モンタンワックスなどのワックスで融点が85℃以
上のものが使用できる。これらワックスは単独で使用し
てもよく、2種以上を併用してもよい。離型性、可撓性
を有し、かつ比較的高い硬度を有する点から、ポリエチ
レンワックスまたはこれを主成分とするワックスが好ま
しい。
【0023】表面処理層は、前記融点85℃以上のワッ
クスを40重量%以上、なかんづく50重量%以上含有
するのが好ましい。融点85℃以上のワックスの含有量
が前記範囲より少ないと、再転写像の形成が劣ることに
なる。一方該ワックスの含有量が多すぎると基材との密
着力が低くなり、表面処理層が基材から過度に剥れやす
くなるため、85重量%以下、なかんづく75重量%以
下が好ましい。
【0024】表面処理層の融点は、感熱転写性インク層
の融点より15℃以上高く設定する点を除いては、その
範囲などはとくに制限されない。生産性など考慮するば
あい、表面処理層の融点は通常85〜120℃程度が適
当である。
【0025】表面処理層には、前記高融点ワックス以外
に、融点が85℃未満のワックスおよび/または熱可塑
性樹脂を配合することができる。該ワックスとしては、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックスなどの合成ワックスやキャンデリ
ラワックス、カルナバワックスなどの植物ワックスなど
があげられる。前記熱可塑性樹脂としては、エチレン/
酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン系樹脂、アクリル系
樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ケトン系樹
脂などがあげられる。
【0026】表面処理層には、さらに、再転写時の表面
処理層のキレをより向上するために体質顔料を配合する
のが好ましく、また再転写時に表面処理層の基材からの
剥離性をより向上するために離型剤を配合するのが好ま
しい。体質顔料としては、シリカ粉末、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、各種硫酸塩な
どがあげられる。離型剤としては、シリコーン樹脂、フ
ッ素樹脂などがあげられる。
【0027】本発明の好ましい実施態様における表面処
理層は、融点85℃以上のワックス40〜85重量%、
なかんづく50〜75重量%、その他のワックスおよび
/または熱可塑性樹脂15〜60重量%、なかんづく2
0〜50重量%、体質顔料1〜20重量%、なかんづく
5〜10重量%、離型剤1〜10重量%、なかんづく3
〜7重量%からなるものである。
【0028】表面処理層は、前記成分を適宜の溶剤に溶
解、分散した塗工液を基材上に塗布、乾燥することによ
って形成できる。表面処理層の塗布量(乾燥塗布量、以
下同様)は、2〜5g/m2、なかんづく3〜4g/m2
の範囲が好ましい。塗布量が前記範囲未満では、感熱転
写性インクの転写性が劣り、一方前記範囲より多いと再
転写性が劣る傾向にある。
【0029】支持体の基材としては、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィル
ムなどのポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、ポリアミドフィルム、アラミドフィルム、ポリエ
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオ
レフィンフィルムなどのプラスチックフィルムや紙類な
どがあげられる。基材の厚さは25〜75μm程度が適
当である。
【0030】つぎに本発明における感熱転写記録媒体に
ついて説明する。
【0031】本発明における感熱転写記録媒体は、感熱
転写性インク層の融点が支持体の表面処理層の融点より
15°以上低いものである。通常インク層の融点は転写
性、保存性などの点から60〜85℃の範囲が好まし
く、この範囲内で表面処理層の融点との関係を満足する
よう選択される。
【0032】感熱転写性インク層は、表面処理層に含有
される融点が85℃以上のワックスと同族列の融点が6
0℃以上、なかんづく85℃以上のワックスを50重量
%以上含有するのが好ましい。
【0033】ここで同族列のワックスとは、同一品種の
もののみならず、異なる品種のものであっても、化学構
造が同一または近似しているため、両者の親和性が高い
ものをいう。具体的には、たとえばポリエチレンワック
スとパラフィンワックスとは、共に実質的に直鎖脂肪族
炭化水素である点において同族列のワックスであり、ま
たポリエチレンワックスとカルナバワックスとは、カル
ナバワックスはエステルワックス主体のものであるか
ら、同族列のワックスでない。
【0034】感熱転写性インク層には、その他のビヒク
ル成分を配合することができる。その他のビヒクル成分
としては前記特定のワックス以外のワックスおよび/ま
たは熱可塑性樹脂が使用できる。その他のワックスとし
ては、カルナバワックス、キャンデリラワックスなどの
植物系ワックス、ラノリンなどの動物系ワックス、モン
タンワックスなどの鉱物系ワックスなどがあげられる。
熱可塑性樹脂としては、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ケトン系樹脂、ポリエチレン系樹脂などがあげられ
る。
【0035】着色剤としては、カーボンブラックをはじ
めとして各種有機、無機の顔料、染料が用いられる。
【0036】感熱転写性インク層には、その他必要に応
じて分散剤などの配合剤を適宜配合することができる。
【0037】本発明の好ましい実施態様における感熱転
写性インク層は、融点60℃以上、なかんづく85℃以
上の特定のワックス50〜90重量%、なかんづく60
〜80重量%、その他のワックスおよび/または熱可塑
性樹脂5〜30重量%、なかんづく8〜20重量%、着
色剤5〜30重量%、なかんづく10〜20重量%から
なるものである。
【0038】感熱転写性インク層は、前記成分を適宜の
溶剤に溶解、分散した塗工液を基材上に塗布、乾燥する
ことによって形成できる。またホットメルト塗工法によ
っても形成できる。インク層の塗布量は2〜3g/m2
程度が適当である。
【0039】基材としては、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルムなどの
ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポ
リアミドフィル、アラミドフィルム、その他このインク
リボンの基材用フィルムとして一般に使用されている各
種のプラスチックフィルムが使用できる。またコンデン
サーペーパーのような高密度の薄い紙も使用できる。基
材の厚さは熱伝導を良好にする点から1〜10μm程
度、なかんづく2〜6μm程度が好ましい。基材の背面
(サーマルヘッドに接する側の面)に、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂、ニトロセルロース樹脂、あるいはこれ
らによって変性された各種の滑性耐熱性樹脂、あるいは
これら耐熱性樹脂に滑剤を配合したものなどからなる、
従来から知られているスティック防止層を設けてもよ
い。
【0040】本発明においては、前記感熱転写記録媒体
と支持体の組合せを使用して再転写材を作製する。すな
わち、感熱転写プリンタ、好ましくは冷時剥離型転写機
構を備えた感熱転写プリンタで、感熱転写記録媒体の感
熱転写性インク層を支持体の表面処理層上に選択的に熱
転写して印像を形成することによって再転写材を作製す
る。
【0041】このようにして作製した再転写材を印像の
側で最終の被転写体に重ね合せ、基材側からヘラなどの
押圧手段で擦ることによって、印像が表面処理層と基材
の界面で剥離して、被転写体に転写される。被転写体と
しては、紙類、プラスチック類、金属類などのシート状
物や、曲面などを有する立体形状物など任意のものが使
用できる。
【0042】
【実施例】つぎに本発明を実施例により説明する。
【0043】実施例1〜6および比較例1〜3 <感熱転写記録媒体の作製>厚さ4.5μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムの片面にシリコーン樹脂か
らなる塗布量0.25g/m2の耐熱性背面層を形成
し、もう一方の面に表1の処方のインク組成物をホット
メルト塗工法で塗布し、塗布量2.5g/m2の感熱転
写性インク層を形成し、感熱転写記録媒体No.1、2
をえた。
【0044】
【表1】
【0045】<支持体の作製>厚さ50μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムの片面に、表2に示す処方
の塗工液を塗布し、乾燥して表面処理層を形成し、支持
体No.1〜7を作製した。
【0046】
【表2】
【0047】<再転写材の作製および再転写>感熱転写
記録媒体No.1、2と支持体No.1〜7を表3に示
すごとく組合せて使用し、感熱転写プリンタ(ブラザー
工業(株)製TR−66)で支持体上に印像を形成し、
再転写材を作製した。
【0048】ついで再転写材をその印像側で被転写体に
重ね合せ、ヘラ状物で基材の背面側から印像部分を擦
り、印像を再転写させた。被転写体としては、三菱製紙
(株)製DXトレーシングペーパーN(75g/m2
と日本製紙(株)製Npi上質紙(81.4g/m2
を用いた。
【0049】再転写材上にえられた印像および再転写に
より被転写体上にえられた印像(再転写像)の品質をつ
ぎの基準により評価した。結果を表3に示す。なお、再
転写像は前記2種の被転写体で同等の品質であった。 5‥‥‥完全な印像およびその再転写像がえられる。 4‥‥‥ほぼ完全な印像およびその再転写像がえられ
る。 3‥‥‥印像の形成が若干劣るが、判別可能なレベルで
あり、再転写像もそれに伴なって判別可能なレベルであ
る。 2‥‥‥印像の形成が劣り、判別不可能なレベルであ
り、再転写像もそれに伴なって判別不可能なレベルであ
る。 1‥‥‥印字像、再転写像共に全く形成されない。 評点4、5であれば実用上支障ない。
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】本発明の感熱転写記録媒体と支持体との
組合せによれば、いかなる転写機構、環境条件によって
も良好な品質の印像を有する再転写材がえられ、この再
転写材の印像を最終の被転写体に良好に転写できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感熱転写記録媒体から感熱転写性インク層を再
転写材用支持体上に選択的に転写し印像を形成して再転
写材を作製する工程を示す概略断面図である。
【図2】再転写材上の印像を最終の被転写体上に再転写
する工程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 感熱転写記録媒体 2 基材 3 感熱転写性インク層 10 支持体 11 基材 12 表面処理層 15 再転写材 20 被転写体 A1、A2 印像

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に感熱転写性インク層を有する感
    熱転写記録媒体と、該感熱転写記録媒体から感熱転写性
    インク層を選択的に熱転写して印像を形成して再転写材
    を製造するのに用いる再転写材用支持体との組合せであ
    って、前記再転写用支持体が、基材と、その表面に設け
    られた印像を受容する表面処理層とからなり、該表面処
    理層が融点85℃以上のワックスを40重量%以上含有
    し、かつ前記表面処理層の融点が、前記感熱転写記録媒
    体の感熱転写性インク層の融点より15℃以上高いこと
    を特徴とする感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組
    合せ。
  2. 【請求項2】 感熱転写記録媒体の感熱転写性インク層
    中に、再転写材用支持体の表面処理層に含有される融点
    が85℃以上のワックスと同族列の融点が60℃以上の
    ワックスを50重量%以上含有することを特徴とする請
    求項1記載の感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組
    合せ。
  3. 【請求項3】 前記融点が85℃以上のワックスがポリ
    エチレンワックスまたはポリエチレンワックスを主成分
    とするものであることを特徴とする請求項1または2記
    載の感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3のいずれかに記載の組
    合せを用い、感熱転写プリンタで感熱転写記録媒体の感
    熱転写性インク層を支持体の表面処理層上に選択的に熱
    転写して印像を形成して再転写材を作製し、ついで再転
    写材上の印像を被転写体に再転写することを特徴とする
    印像形成方法。
JP22949397A 1997-08-26 1997-08-26 感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法 Expired - Fee Related JP3868591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22949397A JP3868591B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22949397A JP3868591B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1159085A true JPH1159085A (ja) 1999-03-02
JP3868591B2 JP3868591B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=16893039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22949397A Expired - Fee Related JP3868591B2 (ja) 1997-08-26 1997-08-26 感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3868591B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020680A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Shin Etsu Chem Co Ltd コーティング剤
WO2023120537A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 アルカリ乾電池

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020680A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Shin Etsu Chem Co Ltd コーティング剤
WO2023120537A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 アルカリ乾電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP3868591B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6360794A (ja) 感熱転写記録材
JP3868591B2 (ja) 感熱転写記録媒体と再転写材用支持体の組合せ、および該組合せを用いる印像形成方法
JP3244302B2 (ja) 熱転写インク
JP2527797B2 (ja) 感熱転写記録媒体
JPS62108089A (ja) 熱転写リボン
JP2002187370A (ja) 中間転写記録媒体
US5292572A (en) Heat-transfer image recording medium
JPS62151393A (ja) 熱転写用受像シ−ト
JP2774970B2 (ja) 熱転写記録体
JP3555621B2 (ja) 画像形成方法
JP3189256B2 (ja) 熱転写リボン
JP2004188676A (ja) 熱転写シート及び捺印層形成方法
JP2762444B2 (ja) 乾式転写材製造用インクリボン
JPH0225382A (ja) 熱転写レタリングの作成セット
JP3046982B2 (ja) 受容層転写シート
JP2003165278A (ja) 熱転写フィルム及び熱転写記録媒体
JPS621767A (ja) 熱転写用インク
JPS63128991A (ja) 乾式転写材製造用インクリボン
JPH04133793A (ja) 熱転写画像形成方法
JP2001347761A (ja) 感熱転写媒体
JP2001096922A (ja) 熱転写記録媒体と受像シート及びそれらを用いた画像形成方法
JPH0528678B2 (ja)
JPH11139009A (ja) 画像形成方法
JPH07329439A (ja) 多数回熱転写記録媒体
JPH05254265A (ja) 被熱転写シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees