JPH11569A - 籾摺選別機の減音装置 - Google Patents

籾摺選別機の減音装置

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JPH11569A
JPH11569A JP15363497A JP15363497A JPH11569A JP H11569 A JPH11569 A JP H11569A JP 15363497 A JP15363497 A JP 15363497A JP 15363497 A JP15363497 A JP 15363497A JP H11569 A JPH11569 A JP H11569A
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JP
Japan
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rice
hulling
chaff
air
case
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Pending
Application number
JP15363497A
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English (en)
Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11569A publication Critical patent/JPH11569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】籾摺選別機の減音による作業環境の改善。 【解決手段】籾摺作業中には、通気型減音パネル28の
孔部の連続している空気マス部31及びケ−ス内空間と
連通している空気バネ部34を経由して、摺落米風選部
2に選別風が流入して摺落米が風選される。そして、摺
落米風選部2内に発生した騒音は通気型減音パネル28
の空気マス部31及び広い板間空気層の空気バネ部34
を通過することにより、透過波が互いに逆相となつて干
渉し打ち消し合って減音される。 【効果】通気型減音パネル28の空気マス部31及び広
いケ−ス内空気層と連通している空気バネ部34を騒音
が通過することにより、透過波が互いに逆相となつて干
渉し、打ち消し合つて減音され比較的静かな環境で籾摺
作業をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺選別機の減
音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺選別機の騒音を減少させる従来技術
として、特開昭61−263653号公報の発明があ
る。この発明は、操作パネル,籾殻等の排塵部を除いて
発砲スチロール等からなるカバ−で機体を被覆する構成
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】籾摺選別機は摺落米を
風選する風選部が設けられているところ、風選部の吸引
部及び排塵部に対する消音の配慮がなされてなく、消音
効果が上がらないという問題点があつた。そこで、この
発明は風選部での減音に配慮し減音効果を高めようとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
問題点を解決するために、次の技術的手段を講じた。即
ち、この発明は、所定空間を隔てた扁平なケ−スに前後
両側面を連続した孔部で構成される独立の空気マスと前
後両側面に形成した孔部と中間部がケ−ス内全域と連通
状態の空気バネとによる2種類に振動系からなる通気型
減音ケ−ス28を、籾摺選別機の選別風路の吸気部に配
置したことを特徴とする籾摺選別機の減音装置の構成と
した。
【0005】
【作用】籾摺作業中には、通気型減音ケ−ス28の独立
した孔部の空気マス部及び中間部がケ−ス内空気層と連
通状態の空気バネ部を経由して、風選部に空気が流入し
て摺落米が風選される。そして、風選部内に発生した騒
音は通気型減音ケ−ス28の空気マス部及び広いケ−ス
内空気層の空気バネ部を通過することにより、透過波が
互いに逆相となつて干渉し、打ち消し合い減音される。
【0006】
【発明の効果】この発明は、上述のように、通気型減音
ケ−ス28の空気マス部及び広いケ−ス内空気層の空気
バネ部を通過することにより、透過波が互いに逆相とな
つて干渉して打ち消し合つて減音されるので、比較的静
かな環境で籾摺作業をすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例について説明する。まず、図1〜図4に基づき、籾摺
選別機の全体構成について説明する。籾摺選別機は、籾
摺をする籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺
落米風選部2,摺落米風選部2での風選後の混合米を籾
・玄米に分離選別する揺動選別部3,混合米揚穀機4及
び玄米揚穀機5等により構成されている。
【0008】籾摺部1は、上部の籾ホッパ6,籾摺ロ−
ル7,7の内装されている籾摺室8等で構成されてい
る。摺落米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路
10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フアン13,
排塵筒14等により構成されている。次に、揺動選別部
3について説明する。
【0009】多段の揺動選別板15,15,…には、板
面に選別用の凹凸あるいは選別凸条が形成されていて、
縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、横
方向の一方側を高い揺上側、反対側を低い揺下側とし
て、揺動選別板15の縦横2方向ともに傾斜した構成と
し、揺動選別板15,15,…は揺動アーム,揺動リン
クから構成されている揺動装置で、横方向斜め上下に往
復揺動される構成である。
【0010】この揺動選別板15,15,…における供
給側には供給口が構成されていて、分配供給樋16及び
分配ケース17を経由した混合米が供給される構成であ
る。揺動選別板15,15,…に供給された混合米は、
粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小等の関係で選
別され、選別穀粒は揺動選別板15の排出側に設けられ
ている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて取
り出される。
【0011】取り出された玄米は、玄米取出樋20,玄
米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,
15,…に供給されて再選別される。また、取り出され
た籾は、籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経
て籾摺部1に揚穀還元されて、再度の籾摺がなされる構
成である。
【0012】次に、籾摺選別機の作用について説明す
る。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホッパ6に
籾を供給し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。次い
で、籾ホッパ6から籾摺ロール7,7に籾を供給して籾
摺し、摺落米を下方の摺落米風選路10で風選する。軽
い籾殻を吸引フアン13,排塵筒14を経て機外に排出
し、比較的軽い粃粒は粃受樋11に落下選別され、重い
玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別され
る。
【0013】しかして、選別された混合米は、混合米揚
穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケ
ース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給され
る。混合米は、揺動選別板15が横方向斜上下に往復揺
動されると、粒形の大小、比重の大小、摩擦係数の大小
等の関係で、小形で比重の重い玄米は揺上側に偏流分布
し、また、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は揺下側
に偏流分布し、また、その中間部には分離されない混合
米が分布しつつ選別される。
【0014】揺動選別板15,15,…の排出側から流
下した穀粒は、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切
られる。玄米仕切板18で仕切られた玄米は、玄米取出
樋20,玄米流路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取
り出され、また、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕
切られた混合米は、混合米取出樋22,混合米流路2
3,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋1
6及び分配ケ−ス17を経て揺動選別板15に供給され
て再選別され、また、籾仕切板19で仕切られた籾は、
籾取出樋25,籾流路26及び籾揚穀機27を経て籾摺
部1に還元されて再度の籾摺がされる。次に、図5及び
図6に基づき籾摺選別機の減音構成について説明する。
【0015】この実施例は、通気型減音ケ−ス28によ
り籾摺選別機の騒音を減音しようとするものである。通
気型減音ケ−ス28は、図6に示すように、板体で所定
空間隔てた扁平なケ−ス29を構成し、ケ−ス29の前
・後側板間を筒部30,30,…により独立状態で連通
している空気マス部31,31,…を構成し、また、ケ
−ス29の前・後側板の対応箇所に孔32,32,…を
軸心一致状態で構成し且つ中間部をケ−ス29内空間と
連通状態とした空気バネ部34を構成している。
【0016】しかして、空気マス部31を通過した透過
波Aと空気バネ部34を通過した透過波Bが互いに逆相
となり、干渉して打ち消し合う減音効果を得ることがで
きるものである。図5に示すように、前記通気型減音ケ
−ス28を例えば、摺落米風選部2の摺落米風選路10
の始端側の選別風吸引部に配置したり、あるいは、摺落
米風選箱体9の上部における籾摺部1の前側に配置す
る。
【0017】しかして、籾摺作業中には、通気型減音ケ
−ス28の空気マス部31及び空気バネ部34を経由し
て、摺落米風選路10内に選別風が流入して、籾摺部1
からの摺落米が風選される。また、摺落米風選箱体9内
に発生した騒音は、空気マス部31及び空気バネ部34
を経由して外部に漏れる際に、透過波が互いに逆相とな
り減音される。
【0018】なお、通気型減音ケ−ス28により籾摺部
1を被覆すると共に、内部の空気が吸引フアン13に流
れる構成とすると、籾摺部1の温度上昇の防止及び減音
効果が期待できる。また、特開昭61−263653号
発明の防音カバ−と通気型減音ケ−ス28とを共に実施
する構成としてもよい。また、図7及び図8に基づき、
回転選別筒型の籾摺選別機に通気型減音ケ−ス28を実
施した例について説明する。
【0019】回転選別筒型籾摺選別機は周知の構成であ
り、籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米
風選部2,摺落米風選部2での風選後の混合米を籾・玄
米に分離選別する回転選別部39,混合米揚穀機4及び
玄米揚穀機5等により構成されている。籾摺部1は、上
部の籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,7の内装されている籾
摺室8等で構成されている。摺落米風選部2は、摺落米
風選箱9,摺落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋
12,吸引フアン13,排塵筒14等により構成されて
いる。しかして、籾摺ロ−ル7,7で籾摺された摺落米
は摺落米風選路10に流下して風選され、軽い籾殻は終
端側に流れて吸引フアン13,排塵筒14を経て機外に
排出され、比較的軽い粃粒は粃受樋11に落下選別さ
れ、重い籾・玄米の混合米は摺落米受樋12に落下選別
される。
【0020】次に、回転選別部39について説明する。
選別ケ−ス40内に、内周面に多数の壷穴を有する回転
選別筒41を横軸周りに回転自在に設け、回転選別筒4
1内には、移送螺旋を有する玄米樋42及び移送螺旋を
有する供給樋43を架設し、壷穴に入った短い玄米は高
く掻き上げられて玄米樋42に落下し、壷穴に入った長
い籾は低く掻き上げられて供給樋43に落下しつつ選別
される構成である。
【0021】玄米樋42に落下した玄米は移送螺旋で機
体前側(図7の左側)に移送されて、玄米流路44,玄
米流下板45を経て玄米受樋46に落下し、玄米は落下
途中に圧風唐箕47からの選別風で風選され、玄米受樋
46に落下した玄米は玄米揚穀機5により機外に取り出
される。回転選別筒41の選別終端側(図7の左側)に
流動した籾の多く混入している穀粒は、下方の籾受樋4
8に落下し、次いで、籾揚穀機49で揚穀されて籾摺部
1に還元され、再度の籾摺がなされる。
【0022】このように構成されている回転選別筒型の
籾摺選別機においては、通気型減音ケ−ス28を、例え
ば、圧風唐箕47の吸引部,脱ぷ装置2下方の摺落米流
下路の始端側、回転選別筒41を被覆する選別ケ−ス4
0の左右側壁,上壁,後側壁に装着する構成であり、機
体内側の騒音が通気型減音ケ−ス28の空気マス部31
及び空気バネ部34を経由して流出すると、透過波が互
いに逆相となり減音される。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】一部切断した背面図
【図3】側面図
【図4】平面図
【図5】切断側面図
【図6】要部の斜視図、切断側面図
【図7】切断側面図
【図8】切断背面図
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別部,4…
混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…籾
摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺落
米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…吸
引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…分
配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,19
…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,22
…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホッ
パ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀機,
28…通気型減音ケ−ス,29…板体,30…筒部,3
1…空気マス部,32…孔,33…空気マス部,34…
空気バネ部、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定空間を隔てた扁平なケ−スに前後
    両側面を連続した孔部で構成される独立の空気マスと前
    後両側面に形成した孔部と中間部がケ−ス内全域と連通
    状態の空気バネとによる2種類に振動系からなる通気型
    減音ケ−ス28を、籾摺選別機の選別風路の吸気部に配
    置したことを特徴とする籾摺選別機の減音装置。
JP15363497A 1997-06-11 1997-06-11 籾摺選別機の減音装置 Pending JPH11569A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15363497A JPH11569A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 籾摺選別機の減音装置

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JP15363497A JPH11569A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 籾摺選別機の減音装置

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JPH11569A true JPH11569A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15566808

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JP15363497A Pending JPH11569A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 籾摺選別機の減音装置

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JP (1) JPH11569A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4674757A (en) * 1985-06-24 1987-06-23 Martin William B Stair-climbing wheel utilizing an involute curve configuration
US4709772A (en) * 1985-01-31 1987-12-01 Pierre Brunet Motorized moving device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4709772A (en) * 1985-01-31 1987-12-01 Pierre Brunet Motorized moving device
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