JPH1151735A - ガスメータの遮断弁取付構造 - Google Patents

ガスメータの遮断弁取付構造

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JPH1151735A
JPH1151735A JP22578597A JP22578597A JPH1151735A JP H1151735 A JPH1151735 A JP H1151735A JP 22578597 A JP22578597 A JP 22578597A JP 22578597 A JP22578597 A JP 22578597A JP H1151735 A JPH1151735 A JP H1151735A
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gas
valve
room
gas flow
shut
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JP22578597A
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Sanshiro Kodama
三四郎 兒玉
Tomiisa Yamashita
富功 山下
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスメータの構造を簡素化することができる
ようにしたガスメータの遮断弁取付構造を提供する。 【解決手段】 ガス入口12aとガス出口12bとを連
通するガス流路Xを有する、ガス流路のガス流を検出す
るための第1の部屋11bに隣接して、第1の部屋にお
いて検出したガス流に応じた信号などを処理する処理回
路などを収容した第2の部屋11aを設ける。処理回路
41からの遮断信号に応じて作動する弁アクチュエータ
32に連結された弁体34及びガス流路に形成された弁
座31からなる遮断弁3の弁手段を、第1の部屋内のガ
ス入口よりに設け、かつ弁アクチュエータを第1の部屋
外の第2の部屋に隣接した部位に、又は、第2の部屋内
に第1の部屋に対して気密性を保って設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスメータの遮断弁
取付構造に係り、特に、都市ガスやプロパンガスなどの
爆発事故やガス中毒事故の発生する可能性のあるとき作
動してガス供給を遮断しこれらの事故発生を未然に防止
するガス遮断弁をガスメータに取り付けるガスメータの
遮断弁取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、ガスメータにおいては、ガ
ス流路を閉じてガス供給を遮断するガス遮断弁として、
自己保持型ソレノイドによって駆動されるものが使用さ
れると共に、計量部の流量をセンサによって検出し、流
量異常が生じた場合、例えばガス機器が作動していない
にも拘わらずガス漏れなどによってガスが供給され続け
たときに手動遮断スイッチの人手による操作無しにソレ
ノイドに遮断駆動信号を供給して遮断弁にガス供給を遮
断させたり、ガスメータ内部で流量の増加を検出し、こ
の検出した流量値が一定の基準値以上であるときにソレ
ノイドに遮断駆動信号を供給して遮断弁にガス供給を遮
断させて安全性を図るようになっている。
【0003】また、別途設けたガス漏れ警報器、CO検
出器、地震感知器、火災報知器などが接続され、これら
から入力した信号によって遮断弁を作動させてガス供給
を遮断させ、ガス供給を自動的に停止し、安全性を図る
ようにしたものも考えられている。
【0004】上述のようなガスメータの遮断弁取付構造
として、従来、図7〜図9に示すようなものが一般に使
用されている。同図において、ガスメータは本体ケース
111と上ケース112で主として形づくられ、上ケー
ス112の前面中央にはガスの積算流量を機械的手段で
表示するカウンタ機構を内蔵したカウンタケース113
がある。また、本体ケース111中にはダイヤフラムで
区画された4つの計量室があって、その両側の計量室は
腹板111aで密閉化され、この腹板111a上にはネ
ジ止め又は一体成形によって制御器ケース114が取り
付けられている。上ケース112は内部にダイヤフラム
の往復運動を回転運動に変換し上記カウンタ機構に伝え
ると共にダイヤフラムの往復運動を維持するため上記計
量室にガスを順次供給するタイミングバルブを駆動する
機構部が収納されており、ガスは入口116から入って
出口117から出る。更に、113aはカウンタを読み
取るカウンタ窓である。
【0005】制御器ケース114は一面で計量室を密閉
化すると共に他面には各種の回路、表示器、電池などを
収容している。そして制御蓋114aでこれらを表面か
ら保護するとともに制御蓋114aには内部の表示器の
表示を見るための表示窓や電池蓋が設けられている。
【0006】図9の部分断面図に示すように、上ケース
112の入口116の下端には弁座118aを形成し、
その中心軸上の真下に自己保持型ソレノイド119を設
け、その可動鉄心の頂部に弁118bを装着している。
弁座118a、自己保持型ソレノイド119及び弁11
8bは遮断弁を構成している。遮断弁の弁手段のみがガ
ス室内のガス流中にあって遮断弁のソレノイド119は
ガス室内にないが、ハーメティックシールした気密端子
120を介してケーブル121から遮断電流を供給する
必要がある。なお、122は端子カバーである。また、
ソレノイド119は、内部に永久磁石とスプリングを有
しており、通常は磁石吸引力がスプリング反力に打ち勝
って吸着保持しているが、コイルに磁石吸引力を打ち消
す方向の電流を流し、一瞬でもスプリング反力の方が上
回る状態になれば可動鉄心は離反して、もはや電流を切
っても永久磁石自身の吸引力は大幅に低下しているので
再吸着して開弁する恐れはない。すなわち、閉弁したい
瞬間だけ電流を流せばよいので無駄な電力消費を避け、
電池の小型化が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の遮断弁はソレノイドが上ケース112内のガス流路に
設けられているため、ケースの外側に配した遮断電流を
供給するためのケーブル121の一端を気密端子120
を介して一度上ケース112内のソレノイドに、他端を
制御器ケース114内の制御器にそれぞれ接続すること
が必要であり、ガス流路の気密構造が複雑になる他、制
御器ケース114の防水構造などにおいて難点がある。
【0008】よって本発明は、上述した問題に鑑み、ガ
スメータの構造を簡素化することができるようにしたガ
スメータの遮断弁取付構造を提供することを課題として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
成された請求項1記載の発明は、ガス入口と、ガス出口
と、前記ガス入口と前記ガス出口とを連通するガス流路
とを有し、前記ガス流路のガス流を検出するための第1
の部屋と、該第1の部屋に隣接して設けられ、前記第1
の部屋において検出したガス流に応じた信号などを処理
する処理回路などを収容した第2の部屋とを備えるガス
メータに、前記第2の部屋に収容した前記処理回路から
の遮断信号に応じて作動する弁アクチュエータと、該ア
クチュエータに連結された弁体及び前記ガス流路に形成
された弁座からなる弁手段とを備え、前記第1の部屋内
のガス流路を開閉する遮断弁を取り付けるガスメータの
遮断弁取付構造において、前記弁手段を前記第1の部屋
内のガス入口よりに設け、かつ前記弁アクチュエータを
前記第1の部屋外の前記第2の部屋に隣接した部位に前
記第1の部屋に対して気密性を保って設けたことを特徴
とするガスメータの遮断弁取付構造に存する。
【0010】上記請求項1記載の構成により、ガス入口
とガス出口とを連通するガス流路のガス流を検出するた
めの第1の部屋に隣接して設けられた第2の部屋に、第
1の部屋において検出したガス流に応じた信号などを処
理する処理回路などを収容している。遮断弁が、第2の
部屋に収容した処理回路からの遮断信号に応じて作動す
る弁アクチュエータと、このアクチュエータに連結され
た弁体及びガス流路に形成された弁座からなる弁手段と
を備え、第1の部屋内のガス流路を開閉する。そして、
弁手段を第1の部屋内のガス入口よりに設け、かつ弁ア
クチュエータを第1の部屋外の第2の部屋に隣接した部
位に第1の部屋に対して気密性を保って設けているの
で、遮断弁の弁アクチュエータに処理回路からの遮断信
号を供給するために、従来のようにガスメータの外部に
遮断信号を供給するためのケーブル或いは電線を配索す
る必要がない。また、アクチュエータが処理回路を収容
した第2の部屋に隣接して設けられているので、第2の
部屋から弁アクチュエータに遮断信号を直接供給するこ
とができる。
【0011】上記請求項2記載の発明は、ガス入口と、
ガス出口と、前記ガス入口と前記ガス出口とを連通する
ガス流路とを有し、前記ガス流路のガス流を検出するた
めの第1の部屋と、該第1の部屋に隣接して設けられ、
前記第1の部屋において検出したガス流に応じた信号な
どを処理する処理回路などを収容した第2の部屋とを備
えるガスメータに、前記第2の部屋に収容した前記処理
回路からの遮断信号に応じて作動する弁アクチュエータ
と、該アクチュエータに連結された弁体及び前記ガス流
路に形成された弁座からなる弁手段とを備え、前記第1
の部屋内のガス流路を開閉する遮断弁を取り付けるガス
メータの遮断弁取付構造において、前記弁手段を前記第
1の部屋内のガス入口よりに設け、かつ前記弁アクチュ
エータを前記第1の部屋に隣接する前記第2の部屋内に
前記第1の部屋に対して気密性を保って設けたことを特
徴とするガスメータの遮断弁取付構造に存する。
【0012】上記請求項2記載の構成により、上記請求
項1記載の発明と同様に遮断弁で第1の部屋のガス流路
を開閉することができる。また、上記請求項1記載の発
明と同様に、遮断弁の弁アクチュエータに処理回路から
の遮断信号を供給するために、従来のようにガスメータ
の外部に遮断信号を供給するためのケーブル或いは電線
を配索する必要がない、また第2の部屋内において、処
理回路から弁アクチュエータに遮断信号を直接供給する
ことができる。
【0013】上記請求項3記載の発明は、請求項1又は
2記載のガスメータの遮断弁取付構造において、前記第
1の部屋がガス流を検出するためのガス流検出手段を有
することを特徴とする請求項1又は2に記載のガスメー
タの遮断弁取付構造に存する。
【0014】上記請求項3記載の構成により、上記請求
項1又は2記載の発明の作用に加え、ガス流検出手段に
よって検出した信号を隣接する第1の部屋から第2の部
屋の処理回路に供給できる。
【0015】上記請求項4記載の発明は、請求項3記載
のガスメータの遮断弁取付構造において、前記ガス流検
出手段が、ガス流路中のガス流の流れと平行或いは斜め
方向に超音波の送受をする1組の送受波器を有する超音
波式流量検出装置からなることを特徴とする請求項4記
載のガスメータの遮断弁取付構造に存する。
【0016】上記請求項4記載の構成により、上記請求
項3記載の発明の作用に加え、ガス流を検出するための
手段が機械的動作を伴わない超音波式のものであるの
で、ガスメータがコンパクトな構成となり、ガスメータ
への遮断弁の取り付け位置の自由度が高くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図3は本発明によるガスメ
ータの遮断弁取付構造の一実施の形態を示す断面図及び
側面図である。
【0018】ガスメータのケース1は、本体ケース11
と上ケース12とこれらの間に挟まれた中間カバー13
で主として形づくられ、本体ケース11は上方に開口し
た2つの空間11a及び11bが前後に配され形成され
ている。上ケース12は、その上方に開口したガス入口
12a及びガス出口12bを左右後方に有し、その下方
にはガス入口12a及びガス出口12bにそれぞれ連な
る2つの開口12a′及び12b′と、何れにも連なら
ない開口12cとが設けられている。開口12a′及び
12b′は本体カバー11の後方空間11bに、開口1
2cは本体ケース11の前方空間11aにそれぞれ対応
して位置されている。
【0019】本体ケース11の空間11b内には、ガス
流検出手段としての超音波式流量検出ユニット2が収容
されている。超音波式流量検出ユニット2は、空間11
bをガス入口12aに連通する部屋11b1とガス出口
12bに連通する部屋11b2とに区画する隔壁11c
として働く取付部材を介して、図示しないネジなどの取
付具によって空間11b内に取付固定される。隔壁11
cには、部屋11b1及び11b2間を連通し、部屋1
1b1内のガスを部屋11b2に流出させる所定の断面
を有し、流速計測すべきガス流を流す筒体21が設けら
れ、筒体21には筒体21内のガス流に対して傾斜して
超音波の送受を行う1組の送受波器22a及び22bが
設けられている。
【0020】本体ケース11と上ケース12との間に気
密を保って挟まれて保持される中間カバー13は、後述
する遮断弁3の弁手段を弁体と共に構成する弁座31が
上ケース12のガス入口12aと本体ケース11内の部
屋11b1との間に形成されている。また上ケース12
のガス出口12bと本体ケース11の部屋11b2との
間にはガス流通孔13aが形成されている。更に、上ケ
ース12の下方への開口12cを本体ケース11の空間
11bと連通する連通孔13bが形成されている。
【0021】以上により、上ケース12のガス入口12
a、このガス入口12aに中間カバー13の弁座31を
通じて連通された本体ケース11の部屋11b1、この
部屋11b1に超音波式流量検出ユニット2の筒体21
を通じて連通された部屋11b2、この部屋11b2に
中間カバー13の連通孔13bを通じて連通されたガス
出口12bはガス流路Xを形成し、部屋11b1及び1
1b2はガス流路のガス流を検出するための第1の部屋
11b、すなわち、ガス室を構成している。
【0022】また、中間カバー13の連通孔13bを通
じて上ケース12の開口12cと連通された本体ケース
11の空間11a内には、ガス室において検出したガス
流に応じた信号などを処理する処理回路41などを載置
した回路基板4を収容した第2の部屋、すなわち、回路
収容室を構成している。
【0023】回路収容室に収容されている処理回路41
は、超音波式流量検出ユニット2が発生するガス流の流
速に応じた信号に基づいてガス使用量を求めて積算し、
この積算した使用量を例えば液晶表示器42に表示さ
せ、本体ケース11の前面側に設けた表示窓11dを通
じて見うるようにする。また、処理回路41は、超音波
式流量検出ユニット2が発生するガス流の流速に応じた
信号に基づいて異常なガス流量を検出し、この異常検出
に応じて遮断信号を発生し、この遮断信号によって後述
する遮断弁3を作動させ、ガスメータ内においてガス流
路を閉じガス供給を遮断させる。
【0024】更に、処理回路41は、ガスメータとは別
個に設置された図示しないガス漏れ警報器や所定震度以
上の地震を感知する感震器などからのガス漏れ信号や感
震信号などを外部から入力して遮断信号を発生し、これ
によって遮断弁を遮断させるなどの処理を行うと共に、
異常内容のメッセージを上記表示器42に表示させたり
する。なお、上記処理回路41は一般に、予め定めたプ
ログラムによって動作するマイクロコンピュータ(μC
OM)によって構成される。
【0025】処理回路41からの遮断信号によってガス
流路を遮断する上記遮断弁3は、遮断信号に応じて作動
する弁アクチュエータとしてのソレノイド32と、この
ソレノイド32の可動鉄心33の先端に固定された例え
ばゴムなどの弾性変形可能な材料からなる弁体34及び
中間カバー13に形成された弁座31からなる弁手段と
を備える。ソレノイド32は、上ケース12を中間カバ
ー13を挟んで本体ケース11と一体化する前に、上ケ
ース12にそこ開けた挿入口12dに可動鉄心33の先
端を挿入してその外側から取り付けられ、その際、挿入
口12dの部分からのガス漏洩を防ぐためパッキン12
eによって取付の気密が保たれるように行われる。続い
て、挿入口12dを抜けて突出した可動鉄心33の先端
に弁体34が固着される。挿入口12dは、上ケース1
2を本体ケース11に組み付けたとき、可動鉄心33に
固定した弁体34が中間カバー13に形成した弁座31
に対向する位置にくるような部位に開けられている。
【0026】上ケース12の外側に取り付けられたソレ
ノイド32にこれを作動させる遮断信号を処理回路41
から供給するための電線5は、処理回路41を収容して
いる第2の部屋に隣接する上ケース12の部位に開け
た、第2の部屋に通じる図示しない挿通孔を通じて配索
されている。なお、この電線を挿通するための孔を通じ
て雨水などが侵入しないように、上ケース12へのソレ
ノイド32の取り付けは水密を保って行われる。
【0027】なお、超音波式流量検出ユニット2の送受
波器22a及び22bと処理回路41との間の電気接続
は、空間11a及び11b間の区画壁11′に気密構造
にて設けた図示しない電気接続端子を介して行われる。
また、ガスメータとは別個に設置された図示しないガス
漏れ警報器や感震器などからの信号などを外部からの信
号を処理回路41が入力するため、部屋11aの下方に
はこれらの信号のための信号線を例えばコネクタ接続す
るためのコネクタが設けられる。
【0028】なお、上記超音波式流量検出ユニット2に
よる流量計測の原理を以下概略説明すると、ユニットは
流体の流れ中を流れと斜め方向に超音波の送受をする1
組の送受波器22a及び22bを有する。送受波器は流
体の流れ中を流れと平行の方向に超音波を送受するもの
であってもよい。今、筒体21内のガス流が静止してい
るときの音速をC、流体の流れの速さをVとすると、音
波の伝搬方向が流れに沿った方向(順方向)と一致すれ
ばその伝搬速度は(C+V)となり、流れに逆らった方
向(逆方向)の場合は(C−V)となる。
【0029】距離Lを隔て1組の送受波器を流管の上流
と下流に離して配置し、送波器から順方向に超音波を発
射したとき、受波器に超音波が到達するに要する時間を
t1、送波器から逆方向に超音波を発射したとき、受波
器に超音波が到達するに要する時間をt2 とすれば、 t1 =L/(C+V) t2 =L/(C−V) となる。
【0030】この2つの式から、 (1/t1 )−(1/t2 )=2V/L を得る。よって、流速Vを、 V=L[(1/t1 )−(1/t2 )]/2 として音速Cと無関係に求めることができる。そして、
流速が分かればこれに筒体21の断面積などの定数を乗
じることによって流量を求めることができる。
【0031】以上説明した実施の形態によれば、遮断弁
3のアクチュエータであるソレノイド32がガス流路の
外側に気密を保って取り付けられ、しかも、ソレノイド
の取り付けが、遮断弁3を作動させる遮断信号を発生す
る処理回路41を収容している部屋に隣接する部位に行
われているので、遮断弁3と処理回路41との間の電線
5はケースの周囲に配索することがなく、またガス流路
の気密を気にして配索することが必要なくなり、遮断弁
への電線に関連して気密構造を採用しなくてもよいの
で、構造が簡単となる。
【0032】なお、上述の実施の形態では、遮断弁3が
上ケース12の外に取り付けられているので、遮断弁3
と処理回路41との間の電線5を水密構造をもって配索
しなければが、図4〜図6に示すように、遮断弁3のア
クチュエータであるソレノイド32を回路収容室である
空間に収容する構成を採用することによって、それも必
要なくなる。
【0033】すなわち、図1〜図3の実施の形態と同一
或いはこれと対応している部分に同一を符号を付した図
4及び図5に示すように、中間カバー13には、本体ケ
ース11の空間11b1に対応する部位に、空間11b
1内に入り込んで突出する膨出部13dが形成されてい
る。この膨出部13dの空間11a及び12b間の区画
壁11′と対向する部位には弁座31が形成されてい
る。
【0034】これに関連して、遮断弁3の弁アクチュエ
ータとしてのソレノイド32は、上ケース11を中間カ
バー13を挟んで本体ケース11と一体化する前に、本
体ケース11の区画壁11′に開けた挿入口11′aに
可動鉄心33の先端を挿入して、その空間11a側から
区画壁11′に取り付けられる。その際、挿入口11′
aの部分からのガス漏洩を防ぐためパッキン11′bに
よって取付の気密が保たれるように行われる。続いて、
挿入口11′aを抜けて空間11b側に突出した可動鉄
心33の先端に弁体34が固着される。挿入口11′a
は、中間カバー13を上ケース12と本体ケース11と
の間に挟んで組み付けたとき、可動鉄心33に固定した
弁体34が中間カバー13の膨出部13dに形成した弁
座31に対向する位置にくるような部位に開けられてい
る。
【0035】本実施の形態では、図1〜図3の実施の形
態において表示器42のあった場所をソレノイド32が
占有するようになるので、図6に示すように、基板4の
上ケース12内への延長部に表示器42を設けると共
に、この表示器42の表示を外部から見るための表示窓
12fを上ケース12の表示器42の表示面と対向する
部位に形成するようにしている。
【0036】この実施の形態によれば、遮断弁3のアク
チュエータであるソレノイド32がガス流路の外側に気
密を保って取り付けられ、しかも、ソレノイドの取り付
けが、遮断弁3を作動させる遮断信号を発生する処理回
路41を収容している部屋の内部に行われているので、
遮断弁3と処理回路41との間の電線5はケースの周囲
に配索することがなく、またガス流路の気密を気にして
配索することが全く必要なくなる。
【0037】上述した実施の形態では、ガス流量の計測
のために超音波式流量検出装置を使用したガスメータに
適用したものを例示したが、本発明による遮断弁取付構
造は、メータハウジングの内部にあって両側に流路を構
成するガス入口及びガス出口を形成した計量部を備え、
計量部が2枚のダイヤフラムで区画された4つの部屋
と、ガスがガス入口から入ってガス出口から出ることで
行われるダイヤフラムの往復運動を回転運動に変換する
とともにダイヤフラムの往復運動を継続するため4つの
部屋にガスを順次供給するタイミングバルブを駆動する
図示しない機構部とを有し、隔膜の往復運動に応じて発
生させたパルスの周期によって流量を計測するガスメー
タにも等しく適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、遮断弁の弁アクチュエータに処理回路からの
遮断信号を供給するために、従来のようにガスメータの
外部に遮断信号を供給するためのケーブル或いは電線を
配索する必要がないので、ガス流路の気密性の確保が簡
単に行えるようになり、また第2の部屋から弁アクチュ
エータに遮断信号を直接供給することができるので、ガ
スメータの構造を簡素化することができるという効果が
得られる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明と同様に、遮断弁の弁アクチュエー
タに処理回路からの遮断信号を供給するために、従来の
ようにガスメータの外部に遮断信号を供給するためのケ
ーブル或いは電線を配索する必要がなく、また第2の部
屋内において、処理回路から弁アクチュエータに遮断信
号を直接供給することができるので、ガスメータの構造
をより一層簡素化することができるという効果が得られ
る。
【0040】また、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1又は2記載の発明の効果に加え、ガス流検出手
段によって検出した信号を隣接する第1の部屋から第2
の部屋の処理回路に供給できるので、遮断弁の取り付け
構造と相俟ってガスメータの構造のより一層の簡素化が
図られるという効果が得られる。
【0041】また、請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1〜3の何れかに記載の発明の効果に加え、ガス
流を検出するための手段が機械的動作を伴わない超音波
式のものであるので、ガスメータがコンパクトな構成と
なり、ガスメータへの遮断弁の取り付け位置の自由度が
高くなって、ガスメータのコンパクト化に効果的な場所
に遮断弁を取り付けることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスメータの遮断弁取付構造を適
用したガスメータの一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のガスメータの側面を示す側面図である。
【図3】図1のガスメータの正面図である。
【図4】本発明によるガスメータの遮断弁取付構造を適
用したガスメータの他の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図5】図4のガスメータの側面を示す側面図である。
【図6】図4のガスメータの正面図である。
【図7】従来のガスメータを示す正面図である。
【図8】図7のガスメータの側面図である。
【図9】図7のガスメータの部分破断拡大図である。
【符号の説明】
12a ガス入口 12b ガス出口 X ガス流路 11a 第2の部屋(空間) 11b 第1の部屋(空間) 2 超音波式流量検出装置 22a,22b 送受波器 3 遮断弁 31 弁座 32 弁アクチュエータ(ソレノイド) 34 弁体 41 処理回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス入口と、ガス出口と、前記ガス入口
    と前記ガス出口とを連通するガス流路とを有し、前記ガ
    ス流路のガス流を検出するための第1の部屋と、該第1
    の部屋に隣接して設けられ、前記第1の部屋において検
    出したガス流に応じた信号などを処理する処理回路など
    を収容した第2の部屋とを備えるガスメータに、前記第
    2の部屋に収容した前記処理回路からの遮断信号に応じ
    て作動する弁アクチュエータと、該アクチュエータに連
    結された弁体及び前記ガス流路に形成された弁座からな
    る弁手段とを備え、前記第1の部屋内のガス流路を開閉
    する遮断弁を取り付けるガスメータの遮断弁取付構造に
    おいて、 前記弁手段を前記第1の部屋内のガス入口よりに設け、
    かつ前記弁アクチュエータを前記第1の部屋外の前記第
    2の部屋に隣接した部位に前記第1の部屋に対して気密
    性を保って設けたことを特徴とするガスメータの遮断弁
    取付構造。
  2. 【請求項2】 ガス入口と、ガス出口と、前記ガス入口
    と前記ガス出口とを連通するガス流路とを有し、前記ガ
    ス流路のガス流を検出するための第1の部屋と、該第1
    の部屋に隣接して設けられ、前記第1の部屋において検
    出したガス流に応じた信号などを処理する処理回路など
    を収容した第2の部屋とを備えるガスメータに、前記第
    2の部屋に収容した前記処理回路からの遮断信号に応じ
    て作動する弁アクチュエータと、該アクチュエータに連
    結された弁体及び前記ガス流路に形成された弁座からな
    る弁手段とを備え、前記第1の部屋内のガス流路を開閉
    する遮断弁を取り付けるガスメータの遮断弁取付構造に
    おいて、 前記弁手段を前記第1の部屋内のガス入口よりに設け、
    かつ前記弁アクチュエータを前記第1の部屋に隣接する
    前記第2の部屋内に前記第1の部屋に対して気密性を保
    って設けたことを特徴とするガスメータの遮断弁取付構
    造。
  3. 【請求項3】 前記第1の部屋がガス流を検出するため
    のガス流検出手段を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載のガスメータの遮断弁取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ガス流検出手段が、ガス流路中のガ
    ス流の流れと平行或いは斜め方向に超音波の送受をする
    1組の送受波器を有する超音波式流量検出装置からなる
    ことを特徴とする請求項3記載のガスメータの遮断弁取
    付構造。
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