JPH11514643A - ロタマーゼ酵素活性阻害剤 - Google Patents

ロタマーゼ酵素活性阻害剤

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JPH11514643A JP9517308A JP51730897A JPH11514643A JP H11514643 A JPH11514643 A JP H11514643A JP 9517308 A JP9517308 A JP 9517308A JP 51730897 A JP51730897 A JP 51730897A JP H11514643 A JPH11514643 A JP H11514643A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はイムノフィリンタンパク質と関連する酵素活性の阻害剤、および特に、ペプチジル−プロリルイソメラーゼまたはロタマーゼ酵素活性の阻害剤として特別に式示したFKBP型イムノフィリン対する親和性を有する神経栄養性ピペコリン酸誘導体化合物を使用してニューロンの成長もしくは再生を刺激または促進する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ロタマーゼ酵素活性阻害剤関連する出願 本出願は1995年10月31日に出願された米国特許出願番号第08/55 1,026の一部継続出願である。発明の背景 本発明は、イムノフィリンタンパク質と関連する酵素活性の阻害剤としての、 特に、ペプチジル−プロリルイソメラーゼまたはロタマーゼ酵素活性の阻害剤と しての、FKBP型のイムノフィリンに対する親和性を有する神経栄養性(neuro trophic)FKBP阻害剤化合物を使用する方法に関する。従来の技術の開示 イムノフィリンという用語は主要な免疫抑制剤、シクロスポリンA(CsA) 、FK506およびラパマイシンに対する受容体として機能する多くのタンパク 質を意味する。イムノフィリンの公知群はシクロフィリン、およびFK506結 合タンパク質、例えばFKBPである。シクロスポリンAはシクロフィリンに結 合し、FK506およびラパマイシンはFKBPに結合する。これらのイムノフ ィリン−薬剤複合体は種々の細胞間信号変換系、特に免疫系および神経系と相互 作用する。 イムノフィリンはペプチジル−プロリルイソメラーゼ(PPIアーゼ)または ロタマーゼ酵素活性を有することが知られている。ロタマーゼ活性はイムノフィ リンタンパク質に関するペプチドおよびタンパク基質のシスおよびトランス異性 体の相互変換の触媒作用の役目を果たすものであると決められている。 イムノフィリンは免疫組織において最初に発見され、そして研究された。イム ノフィリンのロタマーゼ活性の阻害はT細胞の増殖の阻害を導き、それにより免 疫抑制剤、例えばシクロスポリンA、FK506およびラパマイシンにより示さ れる免疫抑制作用を引き起こすことが当業者により当初推定された。さらに研究 され、ロタマーゼ活性の阻害は、本質的に、そしてそれ自体では、免疫抑制剤活 性に対して十分ではないことが示されている。また、免疫抑制は免疫抑制剤とイ ムノフィリンとの複合体の形成に由来するようである。イムノフィリン−薬剤複 合体は作用のそれらの様式として第3のタンパク質の標的と相互作用することが 示されている。FKBP−FK506およびFKBP−CsAの場合、薬剤−イ ムノフィリン複合体はT細胞増殖を導く信号を伝達するT細胞受容体阻害性の酵 素カルシニューリンに結合する。同様に、ラパマイシンとFKBPとの複合体は RAFTI/FRAPタンパク質と相互作用し、そしてIL−2受容体からの信 号伝達を阻害する。 イムノフィリンは中枢神経系に高濃度で存在することが見出されている。イム ノフィリンは免疫系に比べ中枢神経系に10−50倍豊富に存在する。神経組織 内でイムノフィリンは酸化窒素合成、神経伝達物質放出およびニューロン突起伸 長に影響を及ぼすようである。 FK506はまた成長関連プロテイン−43(GAP43)のリン酸化を増大 する。GAP43はニューロン突起伸長に包含され、そしてそのリン酸化はこの 活性を高めるように思われる。従って、FK506、ラパマイシンおよびシクロ スポリンのニューロン突起伸長における作用はPC12細胞を用いて試験された 。PC12細胞は神経成長因子(NGF)により刺激される際に軸索を伸ばす神 経様細胞の連続系である。 驚くべきことに、ピコモル濃度の免疫抑制剤、例えばFK506およびラパマ イシンがPC12細胞および感覚ニューロン、すなわち脊髄神経節細胞(dorsal root ganglion cells)(DRG)における軸索の成長を刺激することが見出さ れている。全身の動物実験において、FK506は顔面神経損傷の後に神経再生 を刺激することが見出され、そして座骨神経機能障害を有する動物における機能 回復を結果的に導く。 より詳しくは、FKBPに対する高い親和性を有する薬剤が強力なロタマーゼ 阻害剤であり、そして優れた神経栄養作用を示すことが見出されている。Snyder 等,「イムノフィリンおよび神経系(Immunophilins and the Nervous System)」 ,Nature Medicine,Volume 1,No.1,January 1995,32-37。これらの発見は種 々の末梢ニューロパシー(神経障害)の処置や中枢神経系(CNS)のニューロ ン再成長の増加における免疫抑制剤の使用を示唆する。神経変性障害、例えば アルツハイマー病およびパーキンソン病が該障害において影響を受けたニューロ ンの特定の集合体に特異的な神経栄養物質の損失または減少した利用可能性に起 因して生じ得ることが研究により示されている。 中枢神経系における特定のニューロン集合体に影響を及ぼすいくつかの神経栄 養因子は同定されている。例えば、アルツハイマー病は神経成長因子(NGF) の減少または損失に起因することが推定されている。このため、変性性ニューロ ン集合体の残存を増加させるためSDAT患者を外因性神経成長因子またはその 他の神経栄養タンパク質、例えば脳誘導成長因子、グリア誘導成長因子、毛様体 神経栄養因子およびニューロトロピン−3で治療することが提案されている。 種々の神経学的疾病状態におけるこれらのタンパク質の臨床への適用は、神経 系の標的への、大きいタンパク質の移送および生体利用可能性の難しさにより妨 げられている。一方、神経栄養活性を有する免疫抑制剤は比較的小さく、そして 優れた生体利用可能性および特異性を示す。しかしながら、長期にわたり投与さ れると、免疫抑制剤は、腎毒性、例えば糸球体濾過の損傷および不可逆的な間隙 性線維症(Kopp等,1991,J.Am.Soc.Nephrol.1:162);神経学的欠損、例え ば不随意の震えまたは非特異的大脳アンギナ、例として非局在の頭痛(De Greon 等,1987,N.Engl.J.Med.317:861);および血管系の高血圧やそれに起因す る合併症(Kahan 等,1989,N.Engl.J.Med.321:1725 )等を含む多くの潜在 的に深刻な副作用を示す。 本発明は、軸索の成長を増加させ、そして種々の神経病理学的状態においてニ ューロン成長および再生を促進し、その場合、ニューロン修復は物理的損傷や疾 病状態、例えば糖尿病による末梢神経損傷、中枢神経系(脊髄および脳)への物 理的損傷、発作を伴う脳損傷を包含して促進され得るための、そしてパーキンソ ン病およびアルツハイマー病を包含する神経変性に関連する神経学的障害の治療 のための、非常に有効である小分子FKBPロタマーゼ阻害剤を含有する、非免 疫抑制性FKBP阻害剤化合物を提供する。発明の要約 本発明は、イムノフィリンタンパク質と関連する酵素活性の阻害剤としての、 特に、ペプチジル−プロリルイソメラーゼまたはロタマーゼ酵素活性の阻害剤と しての、FKBP型のイムノフィリンに対する親和性を有する神経栄養性FKB P阻害剤化合物を使用する方法に関する。 本発明の好ましい態様は、FKBP型イムノフィリンに対する親和性を有する FKBP阻害剤化合物の有効量を動物に投与し、損傷した末梢神経の成長を刺激 するか、またはニューロン再生を促進することからなり、前記FKBP型イムノ フィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリン酸誘導体は前記イムノ フィリンのロタマーゼ活性を阻害する、動物における神経学的活性を処置する方 法である。 本発明のもう一つの好ましい態様は、FKBP型イムノフィリンに対する親和 性を有するFKBP阻害剤化合物の有効量を神経栄養成長因子、脳誘導成長因子 、グリア誘導成長因子、毛様体神経栄養因子およびニューロトロピン−3からな る群から選択される神経栄養因子の有効量と組み合わせて動物に投与し、損傷し た末梢神経の成長を刺激するか、またはニューロン再生を促進することからなり 、前記FKBP型イムノフィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリ ン酸誘導体は前記イムノフィリンのロタマーゼ活性を阻害する、動物における神 経学的障害を治療する方法である。 本発明のもう一つの好ましい態様は、FKBP型イムノフィリンに対する親和 性を有するFKBP阻害剤化合物の有効量を損傷した末梢神経に投与し、損傷し た末梢神経の成長を刺激または促進することからなり、前記FKBP型イムノフ ィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリン酸誘導体は前記イムノフ ィリンのロタマーゼ活性を阻害する、損傷した末梢神経の成長を刺激する方法で ある。 本発明のもう一つの好ましい態様は、FKBP型イムノフィリンに対する親和 性を有するFKBP阻害剤化合物の有効量を損傷した末梢神経に投与し、損傷し た末梢神経の成長を刺激することからなり、前記FKBP型イムノフィリンはロ タマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリン酸誘導体は前記イムノフィリンのロ タマーゼ活性を阻害する、損傷した末梢神経の成長を刺激する方法である。 本発明のもう一つの好ましい態様は、FKBP型イムノフィリンに対する親和 性を有するFKBP阻害剤化合物の有効量を動物に投与し、ニューロン再生を促 進することからなり、前記FKBP型イムノフィリンはロタマーゼ活性を示し、 そして前記ピペコリン酸誘導体は前記イムノフィリンのロタマーゼ活性を阻害す る、動物におけるニューロン再生および成長を促進する方法である。 本発明の別の好ましい態様は、FKBP型イムノフィリンに対する親和性を有 するFKBP阻害剤の有効量を動物に投与し、神経変性を防止することからなり 、前記FKBP型イムノフィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリ ン酸誘導体は前記イムノフィリンのロタマーゼ活性を阻害する、動物における神 経変性を防止する方法である。図面の簡単な説明 図1は実施例15に関する、用量−応答曲線である。図1は代表的な用量−応 答曲線を描くのに使用された6−10の異なる濃度からのデータを示し、そこか らED50値を計算する。 図2は実施例22に関する、用量−応答曲線である。図2は代表的な用量−応 答曲線を描くのに使用された6−10の異なる濃度からのデータを示し、そこか らED50値を計算する。 図3は薬剤の栄養効果に応答する感覚ニューロンの代表的な光学顕微鏡写真で ある。図3は培養された感覚ニューロンの実施例21に対する用量−応答を示す 。 図4は薬剤の栄養効果に応答する感覚ニューロンの代表的な光学顕微鏡写真で ある。図4は培養された感覚ニューロンの軸索の成長における実施例15(の化 合物)の300pMの効果を示す。 図5は薬剤の栄養効果に応答する感覚ニューロンの代表的な光学顕微鏡写真で ある。図5は培養された感覚ニューロンの軸索の成長における実施例22(の化 合物)の1nMの効果を示す。発明の詳細な説明 本発明の新規な神経栄養性FKBP阻害剤化合物はFK506結合性タンパク 質、例えばFKBP−12に対する親和性を有する。本発明の神経栄養化合物が FKBPに結合されると、それらはプロリル−ペプチジル シス−トランスイソ メラーゼ活性または前記結合タンパク質のロタマーゼ活性を阻害し、そして予期 されなかったことに軸索(neurite)の成長を刺激することが見出された。 本発明の化合物は無機または有機酸および塩基から誘導される塩の形態で使用 され得る。そのような酸塩には以下のものが包含される:酢酸塩、アジピン酸塩 、アルギン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、ビス ルフェート酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シ クロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホ ン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミススルフェ ートヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩化水素塩、臭化水素塩、ヨウ化水素塩、2 −ヒドロキシエタンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩 、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、シュウ酸塩、パモエート(パル ミチン酸塩)、ペクチン酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、タルタル酸塩、チ オシアン酸塩、トシレートおよびウンデカン酸塩。塩基塩はアンモニウム塩、ア ルカリ金属塩、例えばナトリウムおよびカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例え ばカルシウム塩およびマグネシウム塩、有機塩基との塩、例えばジシクロヘキシ ルアミン塩、N−メチル−D−グルカミン、およびアミノ酸例えばアルギニン、 リジン等との塩を包含する。また、塩基性窒素含有基は次のような試薬、例えば 低級アルキルハロゲン化物例えば塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、プロ ピルおよびブチル;ジアルキルスルフェート、例としてジメチル、ジエチル、ジ ブチルおよびジアミルスルフェート;長鎖ハロゲン化物、例えば塩化、臭化およ びヨウ化デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリル;アルアルキルハロゲ ン化物例として臭化ベンジルおよびフェンエチル等で四級化されていてもよい。 水もしくは油溶性または分散性生成物がそれにより得られる。 本発明の神経栄養化合物は患者に周期的に投与され、神経学的障害に治療を施 すか、またはニューロン再生および成長を刺激することが望ましいその他の理由 、例えば神経変性に関連する種々の末梢神経病的および神経学的障害に治療を施 すことができる。本発明の化合物は種々の哺乳類の神経学的障害の治療のために 、ヒト以外の哺乳動物に投与されてもよい。 本発明の新規化合物はロタマーゼ活性の強力な阻害剤であり、そして非常に高 度の神経栄養活性を有する。この活性は損傷したニューロンの刺激、ニューロン 再生の促進、神経変性の防止、およびニューロン変性や末梢神経病と関連するこ とが知られている様々な神経学的障害の治療に有用である。治療され得る神経学 的障害には以下のものが包含されるが、それらに限定されるものではない:三叉 神経痛、舌咽神経痛、ベル麻痺、重症筋無力症、筋ジストロフィー、筋萎縮側索 硬化、進行性筋萎縮、進行性球状遺伝性筋萎縮、ヘルニア様破壊または脱出イン バータブラエ(invertabrae)椎間板症候群、頸部脊椎症、叢障害(plexus disorde rs)、胸部出口破損症候群、末梢ニューロパシー例えば鉛、ダプソン、マダニ、 ポルフィリン症またはギャン−バレー症候群により引き起こされる疾病、アルツ ハイマー病およびパーキンソン病。 上記の目的のために、本発明の化合物は経口で、非経口で、吸入スプレーによ り、局部的に、直腸に、経鼻で、経頬で、経膣で、または慣用の非毒性の薬学的 に許容され得る担体、助剤およびビヒクルを含有する投与製剤中の植込みレザバ ーを介して投与され得る。本明細書において使用される非経口という用語は皮下 、静脈内、筋肉内、腹腔内、クモ膜下腔内(intrathecally)、脳室内(intravent ricularly)、胸骨内および頭蓋内注射または輸液(infusion)技術を包含する 。 中枢神経系標的として治療を有効にするために、イムノフィリン−薬剤複合体 は末端で投与された場合に血液脳関門を容易に通過すべきである。血液脳関門を 通過できない本発明の化合物は脳室内経路により有効に投与され得る。 薬剤組成物は、例えば滅菌注入水性または油性懸濁液として、滅菌注入製剤の 形態であってよい。この懸濁液は適当な分散剤または湿潤剤および懸濁剤を用い て当業界では公知の技術に従って製剤化され得る。滅菌注入製剤はまた、非毒性 で非経口(注射)に適合し得る希釈剤または溶剤中の滅菌注入液または懸濁液、 例えば1,3−ブタンジオール中の溶液であってよい。使用され得る適用可能な ビヒクルおよび溶剤は水、リンガー液および等張塩化ナトリウム液である。さら に、滅菌固定油が溶剤または懸濁媒体として通常使用される。この目的のために 、合成モノ−またはジグリセリド等のあらゆる非刺激性の固定油が使用され得る 。脂肪酸、例えばオレイン酸およびそのグリセリド誘導体は、注入可能なオリー ブ油またはヒマシ油、特にそれらのポリオキシエチル化体の製造における用途を 見出す。これらの油溶液または懸濁液はまた、長鎖アルコール希釈剤または分散 剤を含有し得る。 化合物はカプセルまたは錠剤の形態で、例えば水性懸濁液または水溶液として 経口投与され得る。経口用の錠剤の場合、慣用の担体はラクトースおよびコーン スターチを包含する。滑剤、例えばステアリン酸マグネシウムもまた典型的に添 加される。カプセル形態での経口投与のために、有用な希釈剤はラクトースおよ び乾燥コーンスターチを包含する。水性懸濁液が経口用途に要求される場合、活 性成分は乳化剤および懸濁剤と組合せられる。所望するならば、ある種の甘味料 および/または香味料および/または着色料が添加され得る。 本発明の化合物はまた、薬剤の直腸投与のために坐剤の形態で投与され得る。 これらの組成物は、室温で固体であるが、直腸温度で液体であり、そのため直腸 内で融解して薬剤を放出するであろう適当な非刺激性の賦形剤と薬剤とを混合す ることにより製造され得る。そのような物質はココアバター、密蝋およびポリエ チレングリコールを包含する。 本発明の化合物はまた、特に治療が行われる病気が眼、皮膚またはより下部の 腸管の神経学的障害等の局部適用により容易に接近し得る領域または器官を包含 する場合には、局部に投与されてもよい。適当な局部製剤は上記領域の各々のた めに容易に調製される。 眼への使用のために、上記化合物は等張pH調整滅菌生理食塩水中の微小化懸 濁液として、または好ましくは防腐薬例えば塩化ベンジルアルコニウムを含み、 もしくは含まずに等張pH調整滅菌生理食塩水中の溶液として製剤化され得る。 また、眼への使用のために、上記化合物は軟膏例えばワセリン中に製剤化されて もよい。 皮膚への局部的適用のために、上記化合物は該化合物を懸濁または溶解されて その中に含有する適当な軟膏、例えば以下の1種またはそれ以上の混合物中に製 剤化され得る:鉱油、流動ワセリン、白色ワセリン、プロピレングリコール、ポ リオキシエチレンポリオキシプロピレン化合物、乳化ワックスおよび水。また、 上記化合物は例えば以下の1種またはそれ以上の混合物:鉱油、ソルビタンモノ ステアレート、ポリソルベート60、セチルエステルワックス、セテアリールア ルコール、2−オクチルドデカノール、ベンジルアルコールおよび水中に懸濁ま たは溶解されて活性化合物を含有する適当なローションまたはクリームに製剤化 されてもよい。 より下部の腸管に対する局部適用は直腸坐剤製剤(上記参照)または適当な浣 腸製剤で行われ得る。 上記有効化合物約0.1mgないし約10000mgのオーダーでの投与レベ ルが上記状態の処置に有用であり、約0.1mgないし約1000mgのレベル が好ましい。単一投与形態を製造するために担体物質と組合せられ得る有効成分 の量は処置される主体および投与の特定の様式に応じて変化するであろう。 しかしながら、特定の患者に対する特定の投与レベルは使用される特定化合物 の活性、年齢、体重、全般的な健康状態、性別、食事、投与時間、排泄の頻度、 薬剤の併用、処置される特定の疾病の程度および投与の形態等の種々の因子に依 存するであろう。 上記化合物はその他の神経栄養薬剤、例えば神経栄養成長因子(NGF)、グ リア誘導成長因子、脳誘導神経因子、毛様体神経栄養因子およびニューロトロピ ン−3と共に投与され得る。その他の神経栄養薬剤の投与レベルは上記の因子お よび薬剤併用の神経栄養作用に依存するであろう。方法および手順 イムノフィリンの非免疫抑制性リガンドにより誘導されたニワトリ脊髄神経節に おける神経伸長 従来の研究においては、神経成長における著しい増加を示すラット脊髄神経節 の外植片における免疫抑制性薬剤の神経栄養効果はFK506濃度1ピコモル程 度の低濃度により生じることが見出されている。ラット神経節ではFK506に よる神経栄養効果はNGFの不在下においても見出されている。本研究において はニワトリ脊髄神経節の外植片が使用され、それは神経成長の研究における使用 がより容易である。添加されるNGFの不在下では、我々は、イムノフィリンリ ガンド薬剤の最小効果を観測した。ニワトリ細胞はPC−12細胞よりNIFへ の感受性が強いため最小の軸索成長を与えるためおよびイムノフィリンリガンド の神経栄養作用を示すために我々は0.1ng/mlのNGFを使用する(図5 )。 突起の数、その長さおよび分枝における最大の増加はイムノフィリンリガンド のおよびNGF(100ng/ml)の最大の有効的縮小(maxmally effective contraction)に極めて類似する。種々の薬剤の濃度を漸次増加するにつれて、 より多数の突起、より大きい伸長性の分枝および個々の突起のより大きい長さが 観測される。 我々はFKBP−12への結合における薬剤の効力をペプチジルプロリル−イ ソメラーゼ活性の阻害および組換体(recombinant)FKBP−12への3H−FK 506結合の阻害を試験することにより評価した(表1)。軸索の成長を刺激す るそれらの能力とロタマーゼ活性を阻害するそれらの能力との間に著しい相似が あった。 イムノフィリンへの結合、ロタマーゼ活性の阻害および軸索成長の刺激におけ る薬剤の効力の間の非常に密接な相関関係は、ロタマーゼ活性の阻害が薬剤の神 経栄養作用に関連することを意味する。軸索成長の刺激およびイムノフィリンへ の結合における薬剤の顕著に高い効力は、あらゆるその他の標的が神経栄養作用 を説明し得ることと非常に異なるものにしている。 薬剤の非常に高い効力とロタマーゼ阻害と神経栄養作用との間の緊密な相関関 係のために、我々はロタマーゼ阻害が神経栄養効果にほぼ包含されると結論する 。多くのタンパク質がコラーゲン(Steinmann等,1991)およびトランスフェリン( Lodish およびKing,1991)等のイムノフィリンのロタマーゼ活性に対する基質と して報告されいている。著名な細胞間カルシウムチャンネルであるリアノジン受 容体およびIP−3受容体の最近高度に精製された調製物がFKBP−12との 複合体に存在することが報告されている。これらの複合体からFKBP−12の 解離はカルシウムチャンネルに「漏れ(leaky)」を引き起こす(Cameron等,1995) 。カルシウム流(フラックス)は軸索伸長に関連し、その結果、IP−3受容体 およびリアノジン受容体は薬剤の神経栄養効果に関連するであろう。薬剤はIP −3受容体またはリアノジン受容体としてFKBP−12と同じ部位に結合する ので、該薬剤はチャンネル(流れ)をFKBP−12から置き換わると推定せざ るを得ない。シクロスポリンにおけるこれらのカルシウムチャンネル(流れ )の間の相互関係は報告されておらず、その結果、このモデルはシクロスポリン Aの神経栄養作用を説明しない。 ここで研究された薬剤の神経栄養作用は極端に低い濃度で証明されており、こ れは例えば脳誘導成長因子、ニューロトロピン−3および神経栄養成長因子のよ うな神経栄養タンパク質に匹敵し得る効力であることを示す。 以下の実施例は本発明の好ましい態様の説明であり、そしてそれにより本発明 を制限するものではない。全てのポリマー分子量は平均分子量である。全ての% は特記しない限り最終的伝達系または調製された配合剤の重量%に基づいており 、そして全量は100重量%に等しい。 本発明の目的のために使用可能な実例的な一般的FKBP阻害剤化合物は: 〔式中、 AはCH2、O、NHまたはN−(炭素原子数1ないし4の)アルキル基を表 し; BおよびDは独立して、Ar、(炭素原子数5ないし7の)シクロアルキル基 で置換された(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基また はアルケニル基、(炭素原子数5ないし7の)シクロアルケニル基で置換された (炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基またはアルケニル 基を表すか、あるいは Arで置換された(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基 またはアルケニル基を表し(おのおのの場合直鎖もしくは枝分かれアルキル基ま たはアルケニル基の1もしくは2つの炭素原子は化学的に適合する置換様式で酸 素原子、イオウ原子、SOおよびSO2からなる群から選択される1ないし2個 のヘテロ原子により置換されていてよい)、あるいは を表し、 Qは水素原子、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基 または(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基を表し; TはArまたは3および4位にて、独立して水素原子、ヒドロキシル基、O− (炭素原子数1ないし4の)アルキル基またはO−(炭素原子数1ないし4の) アルケニル基およびカルボニル基よりなる群から選択される置換基によって置換 された5〜7員シクロアルキル基を表し; Arは1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−フリル基、3−フリル基、2− チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル 基およびフェニル基、個々の環の大きさが5または6員であり、いずれかのまた は両方の環において、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から独立して選択され る合計1ないし4個のヘテロ原子を含んでいてよい単環式及び二環式複素環系か らなる群より選択され; ここでArは水素原子、ハロ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、ニトロ基 、CF3、トリフルオロメトキシ基、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは 枝分かれアルキル基または(炭素原子数1ないし6の)直鎖または枝分かれアル ケニル基、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖または枝分かれアルキル基また はO−(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基、O−ベ ンジル基、O−フェニル基、アミノ基、1,2−メチレンジオキシ基、カルボニ ル基およびフェニル基よりなる群から独立して選択される置換基の1〜3個を含 んでいてよく; Lは水素原子またはUのいずれかを表し;Mは酸素原子またはCH−Uのいず れかを表すが、但し、Lが水素原子を表すときMはCH−Uを表すか、あるいは Mが酸素原子を表すときLはUを表し; Uは水素原子、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖または枝分かれアルキル 基またはO−(炭素原子数1ないし4)の直鎖もしくは枝分かれアルケニル基、 (炭素原子数1ないし6の)直鎖または枝分かれアルキル基または(炭素原子数 1ないし6の)直鎖または枝分かれアルケニル基、(炭素原子数5ないし7の) シクロアルキル基、(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル 基または(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基で置換 された(炭素原子数5ないし7の)シクロアルケニル基、〔(炭素原子数1ない し4の)アルキル基もしくは(炭素原子数1ないし4の)アルケニル基〕−Ar またはAr(Arは上記に記載した意味を表す。)を表し; Jは水素原子または炭素原子数1または2のアルキル基またはベンジル基を表 し;Kは(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基、ベンジ ル基またはシクロヘキシルエチル基を表し;あるいはJおよびKは一緒になって 、そこで置換することで酸素原子(O)、硫黄原子(S)、SOもしくはSO2 を含んでいてよい5〜7員の複素環を形成することもでき; nは0ないし3を表す。〕およびその医薬的に許容可能な塩を包含する。 1位(式I)における立体化学は(R)または(S)体であり、(S)が好ま しい。2位における立体化学は(R)または(S)である。 本発明の目的のために使用可能な実例的な好ましいFKBP阻害剤化合物は米 国特許第5,330,993号に記載され、この内容は参照によりそのまま本明 細書に編入される。具体的化合物は式: 〔式中、 AはO、NHまたはN−(炭素原子数1ないし4の)アルキル基を表し; Bは水素原子、CHL−Ar、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分 かれアルキル基、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル 基、(炭素原子数5ないし7の)シクロアルキル基、(炭素原子数5ないし7の )シクロアルケニル基を表すか、あるいは Arで置換された(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基 またはアルケニル基あるいは を表し、 LおよびQは独立して水素原子、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝 分かれアルキル基または(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアル ケニル基を表し; TはArまたは3および4位にて、独立して水素原子、ヒドロキシル基、O− (炭素原子数1ないし4の)アルキル基またはO−(炭素原子数1ないし4の) アルケニル基およびカルボニル基よりなる群から選択される置換基によって置換 されたシクロヘキシル基を表し; Arは;水素原子、ハロ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、CF3、(炭素原子 数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基または(炭素原子数1ないし 6の)直鎖または枝分かれアルケニル基、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖 または枝分かれアルキル基またはO(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝 分かれアルケニル基、O−ベンジル基、O−フェニル基、アミノ基およびフェニ ル基から個々に選択される置換基の1〜3個を有する、1−ナフチル基、2−ナ フチル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル基、2−ピリジル基、3 −ピリジル基、4−ピリジル基およびフェニル基からなる群より選択され; Dは水素原子またはUのいずれかを表し;Eは酸素原子またはCH−Uのいず れかを表すが、但し、Dが水素原子を表すときEはCH−Uを表すか、あるいは Eが酸素原子を表すときDはUを表し; Uは水素原子、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖または枝分かれアルキル 基またはO−(炭素原子数1ないし4)の直鎖もしくは枝分かれアルケニル基、 (炭素原子数1ないし6の)直鎖または枝分かれアルキル基または(炭素原子数 1ないし6の)直鎖または枝分かれアルケニル基、(炭素原子数5ないし7の) シクロアルキル基、(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル 基または(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基で置換 された(炭素原子数5ないし7の)シクロアルケニル基、2−インドリル基、3 −インドリル基、〔(炭素原子数1ないし4の)アルキル基もしくは(炭素原子 数1ないし4の)アルケニル基〕−ArまたはAr(Arは上記に記載した意味 を表す。)を表し; Jは水素原子または炭素原子数1または2のアルキル基またはベンジル基を表 し;Kは(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基、ベンジ ル基またはシクロヘキシルエチル基を表し;あるいはJおよびKは一緒になって 、そこで置換することで酸素原子(O)、硫黄原子(S)、SOもしくはSO2 を含んでいてよい5〜7員の複素環を形成することもできる。〕で表される化合 物および医薬的に許容可能な塩である。 1位における(式I)立体化学は(R)または(S)であり(S)が好ましい 。1試験方法 本発明の化合物のペプチジル−プロリルイソメラーゼ(ロタマーゼ)活性の阻 害は、文献(Harding,M.W.等,Nature,341:758-760(1989);Holt等,J.Am.Che m.Soc.,115: 9923-9938)に記載された公知方法により評価され得る。これらの 値は見掛けのKとして得られ、そして表Iにおいて種々の化合物に対して提示さ れている。モデル基質であるN−スクシニル−Ala−Ala−Pro−Phe −p−ニトロアニリド中のアラニン−プロリン結合のシス−トランス異性化は、 基質のトランス体からパラニトロアニリドを放出する当業者によく知られたキモ トリプシン結合アッセイにおいて分光光度法により追跡される。異なる濃度の阻 害剤の添加により引き起こされるこの反応の阻害が測定され、そしてデータは阻 害剤濃度の関数としての1次速度定数における変化として分析されて、見掛けの K値が得られる。 プラスチック製キュベット中に、氷冷アッセイ緩衝液(25mM HEPES ,pH7.8,100mM NaCl)950ml、FKBP(10mMTri s−Cl pH 7.5,100mM NaCl,1mM ジチオトレイトール 中2.5mM)10ml、キモトリプシン(1mM HCl中50mg/ml) 25ml及びジメチルスルホキシド中で種々の濃度にある試験化合物10mlを 添加する。反応は基質(スクシニル−Ala−Phe−Pro−Phe−パラ− ニトロアニリド,トリフルオロエタノール中の2.35mM LiCl中5mg /ml)5mlの添加により開始される。 時間に対する390nmでの吸光度が分光光度計を用いて90秒間追跡され、 そして速度定数が時間データファイルに対する吸光度から決定される。 これらの実験のデータは、表IおよびIVに示される。 ニワトリ脊髄神経節培養および軸索成長 脊髄神経節が妊娠10日目のニワトリの胚から切断された。神経節外植片全体 は薄層マトリゲルコート12ウエルプレート上で2mM グルタミンおよび10 %ウシ胎児血清を補足し、そして10μM シトシンβ−Dアラビノフラノシド (Ara C)をも含有するリーボビッツ(Liebovitz)L15+高グルコース培 地と共に5%CO2を含有する環境中37℃で培養された。24時間後、DRG は種々の濃度の神経成長因子、イムノフィリンリガンドまたはNGF+薬剤の組 合せで処理された。薬剤処理48時間後、神経節は位相コントラストまたはツァ イス・アキシオベルト(Zeiss Axiovert)倒立顕微鏡を用いるホフマン・モジュレ ーションコントラストの下で可視化された。外植片の顕微鏡写真が作成され、そ して軸索成長が計測された。各実験条件毎の測定された軸索の全数と共に、DR Gの直径より大きい軸索が陽性として計測された。3ないし4のDRGがウエル 毎に培養され、そして各処理は2重に行われた。 6ないし10の異なる濃度によるデータが用量−応答曲線(dose-response cu rves)作成に使用され、それからED50値が計算される。代表的な応答曲線を図 1および2にそれぞれ実施例15および22に対して示す。 これらの試験に対するデータを表IIIおよびIVに示す。薬剤の栄養効果に応答 する感覚ニューロンの代表的な顕微鏡写真を図3−5に示す。図3はニューロン 培養における実施例21の用量に依存する神経栄養効果を示す。図4は実施例1 5の用量300pMにより誘導された軸索成長の刺激を示し、図5は実施例22 の用量1nMにより誘導された軸索成長の刺激を示す。 これまで記載された本発明は、同じものが多くの方法で変更され得ることが明 らかである。そのような変更は本発明の精神および範囲から逸脱しないものとみ なされ、そしてそのような全ての変更が本発明の特許請求の範囲内に包含される ものと意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 401/12 209 C07D 401/12 209 211 211 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ハミルトン,グレゴリー エス. アメリカ合衆国 メリーランド 21228 ケイトンズヴィル フレドリック ロード 6501

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 動物の神経学的活性を処置する方法であって、 該方法は動物に式 〔式中、 AはCH2、O、NHまたはN−(炭素原子数1ないし4の)アルキル基を表 し; BおよびDは独立して、Ar、(炭素原子数5ないし7の)シクロアルキル基 で置換された(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基また はアルケニル基、(炭素原子数5ないし7の)シクロアルケニル基で置換された (炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基またはアルケニル 基を表すか、あるいは Arで置換された(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基 またはアルケニル基を表し(おのおのの場合直鎖もしくは枝分かれアルキル基ま たはアルケニル基の1もしくは2つの炭素原子は化学的に適合する置換様式で酸 素原子、イオウ原子、SOおよびSO2からなる群から選択される1ないし2個 のヘテロ原子により置換されていてよい)、あるいは を表し、 Qは水素原子、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基 または(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基を表し; TはArまたは3および4位にて、独立して水素原子、ヒドロキシル基、O− (炭素原子数1ないし4の)アルキル基またはO−(炭素原子数1ないし4の) アルケニル基およびカルボニル基よりなる群から選択される置換基によって置換 された5〜7員シクロアルキル基を表し; Arは1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−フリル基、3−フリル基、2− チエニル基、3−チエニル基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル 基およびフェニル基、個々の環の大きさが5または6員であり、いずれかのまた は両方の環において、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から独立して選択され る合計1ないし4個のヘテロ原子を含んでいてよい単環式及び二環式複素環系か らなる群より選択され; ここでArは水素原子、ハロ基、ヒドロキシ基、ヒドロキシメチル基、ニトロ 基、CF3、トリフルオロメトキシ基、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしく は枝分かれアルキル基または(炭素原子数1ないし6の)直鎖または枝分かれア ルケニル基、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖または枝分かれアルキル基ま たはO−(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基、O− ベンジル基、O−フェニル基、アミノ基、1,2−メチレンジオキシ基、カルボ ニル基およびフェニル基からなる群から独立して選択される置換基の1〜3個を 含んでいてよく; Lは水素原子またはUのいずれかを表し;Mは酸素原子またはCH−Uのいず れかを表すが、但し、Lが水素原子を表すときMはCH−Uを表すか、あるいは Mが酸素原子を表すときLはUを表し; Uは水素原子、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖または枝分かれアルキル 基またはO−(炭素原子数1ないし4)の直鎖もしくは枝分かれアルケニル基、 (炭素原子数1ないし6の)直鎖または枝分かれアルキル基または(炭素原子数 1ないし6の)直鎖または枝分かれアルケニル基、(炭素原子数5ないし7の) シクロアルキル基、(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル 基または(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基で置換 された(炭素原子数5ないし7の)シクロアルケニル基、〔(炭素原子数1ない し4の)アルキル基もしくは(炭素原子数1ないし4の)アルケニル基〕−Ar またはAr(Arは上記に記載した意味を表す。)を表し; Jは水素原子または炭素原子数1または2のアルキル基またはベンジル基を表 し;Kは(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基、ベンジ ル基またはシクロヘキシルエチル基を表し;あるいはJおよびKは一緒になって 、そこで置換することで酸素原子(O)、硫黄原子(S)、SOもしくはSO2 を含んでいてよい5〜7員の複素環を形成することもでき; nは0ないし3を表す。〕で表されるピペコリン酸誘導体およびその医薬的に 許容可能な塩を投与することからなり、 前記ピペコリン酸誘導体はFKBP型イムノフィリンに対する親和性を有し、 前記投与が損傷した末梢神経の成長を刺激しまたは神経の再生を促進し、前記F KBP型のイムノフィリンはロタマーゼ活性を示しならびに前記ピペコリン酸誘 導体が前記イムノフィリンのロタマーゼ活性を阻害する方法。 2. 神経(ニューロン)活性が、損傷したニューロンへの刺激、神経の再生 の促進、神経変性の防止および神経学的障害の治療よりなる群から選択される請 求項1記載の方法。 3. 神経学的障害が物理的損傷または疾病状態に起因する末梢神経ニューロ パシー、脳への物理的損傷、脊椎への物理的損傷、脳損傷に関連する発作および 神経変性に関連する神経学的障害よりなる群から選択される請求項2記載の方法 。 4. 神経学的障害がアルツハイマー病およびパーキンソン病よりなる群から 選択される請求項3記載の方法。 5. ピペコリン酸誘導体化合物が免疫抑制性または非免疫抑制性である請求 項1記載の方法。 6. 動物の神経学的活性を処置する方法であって、 該方法が請求項1記載のFKBP型イムノフィリンに対する親和性を有するピペ コリン酸誘導体の有効量を神経栄養成長因子、脳誘導成長因子、グリア誘導成長 因子、毛様体神経栄養因子およびニューロトロピン−3からなる群から選択され る神経栄養因子の有効量と組み合わせて動物に投与し、損傷した末梢神経の成長 を刺激するか、またはニューロン再生を促進することからなり、前記FKBP型 イムノフィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリン酸誘導体は前記 イムノフィリンのロタマーゼ活性を阻害する、方法。 7. 神経(ニューロン)活性が、損傷したニューロンへの刺激、神経の再生 の促進、神経変性の防止および神経学的障害の治療よりなる群から選択される請 求項6記載の方法。 8. 神経学的障害が物理的損傷または疾病状態に起因する末梢神経ニューロ パシー、脳への物理的損傷、脊椎への物理的損傷および神経変性に関連する神経 学的障害よりなる群から選択される請求項7記載の方法。 9. 神経学的障害がアルツハイマー病およびパーキンソン病よりなる群から 選択される請求項6記載の方法。 10. ピペコリン酸誘導体化合物が免疫抑制性または非免疫抑制性である請求 項6記載の方法。 11. 損傷した末梢神経の成長を刺激する方法であって; 該方法が請求項1記載のFKBP型イムノフィリンに対する親和性を有するピペ コリン酸誘導体化合物の有効量を損傷した末梢神経に投与し、損傷した末梢神経 の成長を刺激または促進することからなり、前記FKBP型イムノフィリンはロ タマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリン酸誘導体は前記イムノフィリンのロ タマーゼ活性を阻害する、方法。 12. さらに、神経栄養成長因子、脳誘導成長因子、グリア誘導成長因子、毛 様体神経栄養因子およびニューロトロピン−3からなる群から選択される神経栄 養因子を投与して損傷した末梢神経の成長を刺激しまたは促進することからなる 請求項11記載の方法。 13. ピペコリン酸誘導体化合物が免疫抑制性または非免疫抑制性である請求 項11記載の方法。 14. 動物におけるニューロン再生および成長を促進する方法であって、該方 法が請求項1記載のFKBP型イムノフィリンに対する親和性を有するピペコリ ン酸誘導体化合物の有効量を動物に投与し、ニューロン再生を促進することから なり、前記FKBP型イムノフィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペ コリン酸誘導体は前記イムノフィリンのロタマーゼ活性を阻害する、方法。 15. さらに、神経栄養成長因子、脳誘導成長因子、グリア誘導成長因子およ びニューロトロピン−3からなる群から選択される神経栄養因子の有効量を投与 してニューロン再生を促進することからなる請求項14記載の方法。 16. ピペコリン酸誘導体化合物が免疫抑制性または非免疫抑制性である請求 項14記載の方法。 17. 動物における神経変性を防止する方法であって、該方法は、請求項1記 載のFKBP型イムノフィリンに対する親和性を有するピペコリン酸誘導体の有 効量を動物に投与し、神経変性を防止することからなり、前記FKBP型イムノ フィリンはロタマーゼ活性を示し、そして前記ピペコリン酸誘導体は前記イムノ フィリンのロタマーゼ活性を阻害する、方法。 18. さらに、神経栄養成長因子、脳誘導成長因子、グリア誘導成長因子、毛 様体神経栄養因子およびニューロトロピン−3からなる群から選択される神経栄 養因子の有効量を投与して神経変性を防止することからなる請求項17記載の方 法。 19. ピペコリン酸誘導体化合物が免疫抑制性または非免疫抑制性である請求 項17記載の方法。 20. 式: 〔式中、 AはO、NHまたはN−(炭素原子数1ないし4の)アルキル基を表し; Bは水素原子、CHL−Ar、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分 かれアルキル基、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル 基、(炭素原子数5ないし7の)シクロアルキル基、(炭素原子数5ないし7の )シクロアルケニル基を表すか、あるいは (炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基またはアルケニル 基で置換されたArあるいは を表し、 LおよびQは独立して水素原子、(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝 分かれアルキル基または(炭素原子数1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアル ケニル基を表し; TはArまたは3および4位にて、独立して水素原子、ヒドロキシル基、O− (炭素原子数1ないし4の)アルキル基またはO−(炭素原子数1ないし4の) アルケニル基およびカルボニル基よりなる群から選択される置換基によって置換 されたシクロヘキシル基を表し; Arは、水素原子、ハロ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、CF3、(炭素原子数 1ないし6の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基または(炭素原子数1ないし6 の)直鎖または枝分かれアルケニル基、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖ま たは枝分かれアルキル基またはO−(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分 かれアルケニル基、O−ベンジル基、O−フェニル基、アミノ基およびフェニル 基から個々に選択される置換基の1〜3個を有する;1−ナフチル基、2−ナフ チル基、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニル基、2−ピリジル基、3− ピリジル基、4−ピリジル基およびフェニル基からなる群より選択され; Dは水素原子またはUのいずれかを表し;Eは酸素原子またはCH−Uのいず れかを表すが、但し、Dが水素原子を表すときEはCH−Uを表すか、あるいは Eが酸素原子を表すときDはUを表し; Uは水素原子、O−(炭素原子数1ないし4の)直鎖または枝分かれアルキル 基またはO−(炭素原子数1ないし4)の直鎖もしくは枝分かれアルケニル基、 (炭素原子数1ないし6の)直鎖または枝分かれアルキル基または(炭素原子数 1ないし6の)直鎖または枝分かれアルケニル基、(炭素原子数5ないし7の) シクロアルキル基、(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル 基または(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルケニル基で置換 された(炭素原子数5ないし7の)シクロアルケニル基、2−インドリル基、3 −インドリル基、〔(炭素原子数1ないし4の)アルキル基もしくは(炭素原子 数1ないし4の)アルケニル基〕−ArまたはAr(Arは上記に記載した意味 を表す。)を表し; Jは水素原子または炭素原子数1または2のアルキル基またはベンジル基を表 し;Kは(炭素原子数1ないし4の)直鎖もしくは枝分かれアルキル基、ベンジ ル基またはシクロヘキシルエチル基を表し;あるいはJおよびKは一緒になって 、そこで置換することで酸素原子(O)、硫黄原子(S)、SOもしくはSO2 を含んでいてよい5〜7員の複素環を形成することもできる。〕で表されるピペ コリン酸誘導体化合物およびその医薬的に許容可能な塩に示される請求項1記載 の神経学的活性を処置する方法。
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