JPH1151444A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1151444A
JPH1151444A JP9210371A JP21037197A JPH1151444A JP H1151444 A JPH1151444 A JP H1151444A JP 9210371 A JP9210371 A JP 9210371A JP 21037197 A JP21037197 A JP 21037197A JP H1151444 A JPH1151444 A JP H1151444A
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air conditioner
air
button
blower
operation button
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Application number
JP9210371A
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English (en)
Inventor
Atsushi Otsuka
厚 大塚
Yoshimi Inoue
義美 井上
Akiko Hayase
明子 早瀬
Kuniyuki Yamada
邦之 山田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送風運転用釦による空気清浄の利用は、手動操
作で運転モード、風速、風向等の運転条件を選択しなけ
ればならず、操作が複雑で面倒である。更に、空気調和
機の普及に伴い、子供から高齢者まで使用者が広がって
おり、誰もが簡単に使える清浄機能とする必要がある。 【解決手段】リモコンに設けた空気清浄運転用の専用釦
を押すことで、前面吸込み口に配置した開口部開閉手段
を閉じて、上部吸込み口に配置した空気清浄フィルター
に通流する空気量を増加させ、更に風速等を空気清浄運
転条件に適するように空気清浄運転を行うようにして、
集塵性能を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機に係り、
特に室内の空気中の花粉及びタバコの煙等の微細な粒子
や微細な埃と綿埃等を取り除いて空気を清浄にする空気
清浄機能に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に従来室内機8の基本構成を示
す。1は上部吸込口、2は前面吸込口、3は上下風向板
で、空気の吹き出し方向を上下方向に制御するものであ
る。4は第1集塵フィルターで、熱交換器9の上流側全
面を覆うように設けられており、綿埃等の比較的大きな
ものを集塵する。5は第2集塵フィルターで、熱交換器
9を通流する気流の一部が通流するように部分的に設け
られており、花粉及びタバコの煙等の微細な粒子や微細
な埃を集塵する。6は室内送風機で、実施例は貫流ファ
ンを用いている。7は気流の流れを示す流線、9は熱交
換器、10は吐出口を示す。なお、空気調和機の室外機
は省略する。
【0003】室内機の通風路は、流線7に添って、空気
吸い込み口1及び2、第2集塵フィルター5、第1集塵
フィルター4、熱交換器9、室内送風機6、空気吐出口
10の順に配置構成されている。この種の集塵フィルタ
−を設置した例としては、例えば特公平7−30926
号がある。
【0004】図13は従来リモートコントローラ27の
開閉蓋を閉めた状態を示す。20は空調機本体の運転開
始と終了を指令する運転/停止釦、21は運転終了時間
を設定するおやすみタイマー釦、22は室温設定値を変
更する室温設定釦、23は運転能力を増大させるパワフ
ル釦で、各運転モードにおいて能力が不充分と感じた時
に操作すると、所定時間の風速・圧縮機回転数等を大き
くする。24は除湿運転を設定する除湿釦、25は運転
指令を無線で送信する送信部、26は液晶表示画面であ
る。使用者が該当する運転内容の操作釦を押せば、運転
指令が送信部25送信され希望の運転となる。以上説明
した、よく使われる機能の操作釦は開閉蓋の外に配置し
てあり、簡単に操作できる構造となっている。
【0005】図14は従来リモートコントローラ27の
開閉蓋38を開けた状態を示す。38は上下風向板の角
度を変える自動風向上下釦、28は吐出風速を変更する
風速切替釦、29は運転内容を変更する運転切替釦、3
0は時刻セットを行う日付・現在時刻釦、31は時刻セ
ットを行う時刻釦、32はリセットスイッチ、33は入
タイマー釦、34は切タイマー釦、35はタイマーの予
約釦、36はタイマー予約の取消釦、37は空気調和機
に接続して使用可能な加湿・換気ユニット(図示せず)
を制御するための加湿・換気釦である。かかる開閉蓋3
8内の各操作釦は、一度操作設定するとあまり制御内容
を変える頻度の少ない機能の設定、若しくは運転条件の
細かな設定変更に使用するものである。
【0006】図15は制御手段である制御回路部40の
模式図を示す。41はリモートコントローラ信号を受信
する受信部、42は信号内容の判断及び指令部、43は
室内機8及び室外機を制御するための運転情報を記録し
てある記憶部、44は各要素に直接運転指令を出す運転
指令部である。
【0007】図16に従来の空気調和機の一般に広く使
用されている自動運転モードと手動で運転内容を選ぶ場
合の運転切替モードの内容を示す。すなわち、リモート
コントローラの運転切り替え釦を操作することにより、
自動−暖房−除湿−冷房−送風−自動をサイクリックに
切り替え、この切り替わった運転モードを送信すること
ができる。
【0008】この運転モードのうちの自動、すなわち自
動運転モードの信号を図15の受信部41が受信した場
合は、判断及び指令部42で受信した信号の内容を自動
運転モードと判断し、この判断した自動運転モードでの
室内機8及び室外機を制御するための運転情報を記憶部
43から読みだし、この運転情報の中から、例えばセン
サーの検知した室温と湿度に対応して暖房、除湿、冷房
のいずれかを自動的に選択して、室温及び湿度を制御す
る信号を運転指令部44に出力し、この運転指令部44
から各要素に運転指令信号出力して運転を行う。
【0009】以上説明した如く、従来空気調和機は室内
機通風路7に第1集塵フィルター4と第2集塵フィルタ
ー5を設置してあり、冷房・暖房・除湿・送風運転時に
両フィルターによる空気清浄がなされる。
【0010】参考までに、現状の空気調和機で送風運転
機能を使い、空気清浄運転を行う場合の手順を示すと、
先ず、図13の状態のリモートコントローラ27の開閉
蓋39を開けて図14の状態にするる。次に運転切替釦
29でサイクリック構成になっている運転モードの中か
ら送風運転を選択する。次に風速切替釦28で風速を選
択して、初めて空気清浄運転を行うことができるもので
ある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、以下
の問題がある。
【0012】(1)住宅構造がアルミサッシュ等により
高気密化されている場合は、自然換気量が少なく、生活
に伴う室内空気の汚れが室外に排出されにくい。一方、
空気汚染源はタバコ、建材、花粉、ペット等、多種多様
で増大傾向にある。かかる状況から、空気調和機の冷房
・暖房・除湿運転等の運転モードでの運転中、及び運転
停止時においても空気の汚れが気になる時など、いつで
も且つ容易に空気清浄ができる機能が必要であると考え
る。
【0013】(2)住宅の都市化・密集化等により住宅
を取り巻く環境は悪化し、空気調和機は必需品となって
きている。かかる背景から子供からお年寄りまで幅広く
操作利用されるため、予め上記操作蓋39内の操作釦で
好みの運転モード及び運転条件が設定されているか若し
くは運転モードが自動運転に設定されていれば、運転釦
を押すだけで冷房・暖房・除湿運転モードの運転に自動
制御されようになってきている。
【0014】しかし、現状の空気調和機で空気清浄運転
を行う場合は、上記のとおり多くの操作手順が必要であ
り、現状では自動運転するようになっておらず、また誰
もが使えるようになっていない。空気清浄運転が自動運
転されるようになっていない理由は、空気の汚れ度合い
の検出が困難であること及び自動運転のための基準デー
タを予め決めようとしても空気清浄を必要と感じる度合
いに個人差があるので基準データを決め難い、等によ
る。
【0015】これらのことから、自動運転でなく且つあ
まり操作のために複雑な手順を必要とすることなく、子
供やお年寄り、その他操作の苦手な人でも簡単に空気清
浄運転を簡単な手順で実現できるようにする必要があ
る。
【0016】(3)空気清浄を効率よく行うには、床面
に落下し難く且つ第1集塵フィルターで集塵し難い、花
粉及びタバコの煙等の微細な粒子や微細な埃を集塵する
第2集塵フィルター5に効率よく空気を通過させる必要
がある。即ち、単に送風運転を行うのではなく、最適条
件で運転させる必要がある。
【0017】本発明は、冷房・暖房・除湿運転等の運転
モードでの運転中、及び運転停止時のいずれにおいても
容易に空気清浄ができる空気調和機を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、運転内容に
対応した操作釦の操作により運転指令を送信するリモー
トコントローラと、空気吸込み口と送風機との間に熱交
換器を配置され、空気吸込み口と熱交換器の間に集塵フ
ィルターを配置されて送風機により空気を通流される室
内機と、熱交換器と送風機及び圧縮機を有する室外機と
で構成され、上記リモートコントローラからの運転指令
に基づき空気調和機本体を運転制御する制御手段を具え
た空気調和機において、リモートコントローラが、空気
調和機本体の運転及び停止操作用の操作釦Bと、室内送
風機の運転制御用の操作釦Aとを備え、上記室内機が、
空気吸込み口を室内機前面と上面に開口され、この前面
若しくは上面の吸込み口のいずれか一方に設けられた開
閉手段とを有し、上記集塵フィルターが、上記空気吸込
み口と熱交換器の間の位置で熱交換器の上流側全面を覆
うように設けられた第1集塵フィルターと、上記開閉手
段の設けられた吸込み口の他の吸込み口側に設けられた
第2集塵フィルターとよりなり、上記操作釦Aを押され
ると、上記制御手段は、上記開閉手段を閉じると共に、
上記予め定めた風速若しくは風向等の送風運転条件で運
転制御する構成である空気調和機とすることにより、達
成される。
【0019】また、他の実施例では、上記リモートコン
トローラが、空気調和機本体の運転及び停止操作用の操
作釦Bと、この操作釦Bの操作の有無にかかわらず室内
送風機の運転制御用の操作釦Aとを備え、この操作釦A
が押されると上記制御手段は上記操作釦Bで空気調和機
本体が運転中にされていない場合でも室内送風機を運転
する制御を行うように構成された空気調和機とすること
により、達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1〜3によ
り説明する。図1は室内機の断面構造を示す。第2集塵
フィルター5を上部吸込み口1側に配設している。前面
吸込み口開口部2に開閉蓋11を設け、該開閉蓋11を
モータ等の手段を用いて上下に移動させ、前面吸込み口
開口部2を開閉する構造となっている。他は従来の室内
機構造と同じである。
【0021】図2はリモートコントローラ27の開閉蓋
39を閉じた状態を示す。図13に図示の従来のリモー
トコントローラ27に空気清浄釦19(室内送風機の運
転制御用の操作釦A)を追加した構造である。この空気
清浄釦19を操作することにより、空気清浄運転指令信
号が送信部25から送信される。この空気清浄運転指令
信号を図15に図示の受信部41が受信すると、同図の
制御回路部40は図3に図示のフロー図のように動作制
御する。20は空調機本体の運転開始と終了を指令する
運転/停止釦(操作釦B)である。、この図3は、空気
清浄運転の開始から終了までの運転制御を示すフロー図
である。すなわち、使用者が空気清浄運転が必要である
と感じた場合は、リモートコントローラ27の開閉蓋3
9を閉じたままの状態で空気清浄釦19を押すという簡
単な操作で、空気清浄運転指令信号が送信部25から送
信される。この空気清浄運転指令信号を図15に図示の
受信部41が受信すると、同図の制御回路部40は空気
調和機本体が運転中か否かを判断し、YESの場合は空
気調和機本体が現在運転中の運転モードのまま開閉蓋1
1を閉じ、更にリモートコントローラ27の液晶表示画
面26に現在運転中の運転モードに加えて空気清浄運転
モードであることを表示するように制御する。
【0022】次に上記他の運転モードと空気清浄運転モ
ードの同時運転中に更に空気清浄釦19を押した場合
は、他の運転モードと空気清浄運転モードの同時運転か
否かを判断し、YESと判断して元の運転モーでの運転
に戻す制御を行う。
【0023】上記現在運転中の運転モードが冷房運転モ
ードであって、風速が微風の場合には、開閉蓋11を閉
じることにより前面吸込み口2から空気を吸い込まなく
なるため、前面吸込み口2近くの熱交換器9に空気が流
れにくくなって、周囲が冷されて結露する虞がある。こ
の結露を防止するために、風速を一段速くする制御を行
う。また、冷房運転モード時に風速が微風の場合には、
微風の場合の圧縮機回転数の制御範囲の最大回転数を下
げて上記と同様の結露防止を図る。
【0024】本実施例では、冷房運転モードで微風の場
合にのみ風速を上げると共に圧縮機回転数を低く制御
し、ほかの場合は開閉蓋11以外何らの制御もしていな
いが、空気清浄能力をより大きくすることを重視すれ
ば、現在運転中の運転モードの能力を少し抑えることに
なるが、現在の風速にかかわらず微風若しくは弱風とす
るとよい。
【0025】次に、空気調和機本体が運転中か否かの判
断がNOの場合は、空気調和機本体の運転をONにして
開閉蓋11を閉じた空気清浄運転を開始すると共に、リ
モートコントローラ27の液晶表示画面26に空気清浄
運転モードであることを表示するように制御する。
【0026】この空気清浄運転モードのみの運転中に更
に空気清浄釦19を押した場合は、他の運転モードと空
気清浄運転モードの同時運転か否かを判断し、NOと判
断して若しくは操作を受け付けずに空気清浄運転モード
の運転を継続する。空気清浄運転モードのみの運転を停
止するには、運転/停止釦20を押して停止制御する。
【0027】上記、他の運転モードと空気清浄運転モー
ドの同時運転中及び空気清浄運転モードのみの運転中
に、人に直接風が当たらないようにすると共に床面の埃
を巻き上げないようにすることを重要視した場合は、風
向を水平方向若しくは水平方向に近付ける制御を行う、
場合によっては風速を遅くする制御を併用するとよい。
【0028】上記各設定内容は図15に示した記憶部4
3に記録してある。即ち、前部吸込み口は、第2集塵フ
ィルターを空気がより多く通過するように開閉蓋を閉
じ、風を人体に直接当てないようにすると共に床面の埃
を舞い上げないよう、上向きとし、風速は気流感や騒音
を押さえるため、微風とする。
【0029】かかる構成とすることにより、リモートコ
ントローラ27の空気清浄専用釦を押せば、ワンタッチ
で最適の空気清浄運転が得られる。
【0030】図4に本空気清浄運転時の効果の一例を示
す。6畳の和室で試験したタバコ煙の減衰特性である。
室内にタバコ煙を充満させた後に空気清浄運転を行い、
タバコ煙濃度減衰を30分毎に測定した結果である。同
じ空気調和機で、同じ風速で、同じ第2集塵フィルター
を使ったにもかかわらず、本実施例の制御による特性と
従来の制御による特性ではタバコ煙の残存率の減衰に大
きな差(0.2〜0.12の差)が生じているのがわか
る。
【0031】かかる本実施例の空気清浄効果が高い理由
は、前面吸込み口2を開閉蓋11で閉じ、更に上部吸込
み口位置1に第2集塵フィルターを設置したため、吸込
み空気がすべて上部吸込み口1を通過することとなり、
第2集塵フィルターの通過風量が増加し、効率よくタバ
コ煙を捕捉できたためである。
【0032】尚、以上は吸込み口が2ヶ所で、1ヶ所に
開口部の開閉手段を持つ空調機について説明したが、本
実施例は、リモートコントローラに空気清浄運転専用釦
を設けて操作性を良くし、専用釦を押すことで風速、風
向を空気清浄運転の最適条件で運転させる考えにポイン
トがあり、吸い込み口が1ヶ所の空調機であっても、開
口部を部分的に閉じる手段を持たせることで同様制御が
適用可能である。
【0033】図5(a)(b)に本発明の他の実施例を
示す。本発明の空気清浄運転に切タイマー手段を併用す
る構成で、リモートコントローラ27にある切タイマー
手段であるおやすみタイマー釦21で運転終了時間を設
定する。選択できる切り時間は、図5(b)に示す如
く、1、2、3、7時間である。就寝中の自動停止、子
供室の消し忘れ防止などの用途に有効であることはもち
ろんであるが、空気清浄運転モードと他の運転モードの
併用運転時において、空気清浄能力の増大効果及び快適
性の効果が得られる。
【0034】即ち、空気清浄運転モードと暖房若しくは
冷房運転モードの併用運転時におやすみタイマー釦21
で運転終了時間を設定した場合は、室温設定温度を抑え
めにシフト制御するとともに送風を微風若しくは微風近
くに制御し、圧縮機回転数も下げる制御を行う。これに
より、簡単な操作で、暖房時であれば寝具により保温さ
れても適温であり、冷房時であれば睡眠中に冷えすぎる
ことを防止でき、いずれも快適温度となる。そればかり
か、送風を微風若しくは微風近くに制御することで静音
化及び気流感が抑制することができ、圧縮機回転数を下
げる制御若しくは室温設定温度を抑えめにシフト制御す
ることによる圧縮機回転数の低下によって、圧縮機の静
音化及び消費電力の節約ができる。
【0035】図6に本発明の他の実施例を示す。空気調
和機本体のタイマー機能を利用し、運転開始からの経過
時間で、送風条件即ち、吐出風速、吹き出し方向、吸込
み口面積等を予め定めたパターンで変更させ、空気清浄
効果を高めようとするものである。例えば、運転開始当
初に強力に除塵運転を行わせるなどの使い方が可能とな
る。更に、汚れの程度を検出するセンサーと組合せ、汚
れがある設定レベル以上の時には強力に除塵運転を行う
などの応用も可能である。
【0036】図7に本発明の他の実施例を示す。例えば
赤外線センサー50等の人体49の有無を検出できる手
段で在室・不在を判断し、空気清浄運転内容を切り換え
る構成としてある。該人体感知センサー50の設置条件
等は特に関係ない。室内機若しくはリモートコントロー
ラのいずれに内蔵してもよいし、別部品で情報のみ取り
込む構成でも良い。例えば図8に示す如く、人が居ない
時は、風向は下向きで、風速は強力にして、速く隅々ま
できれいにする。一方在室時には風向は上向きで、人に
かぜを当てずに風速微風にして静かにきれいにするなど
の利用方法がある。
【0037】図9に本発明の他の実施例を示す。上部吸
込み口1のグリル部51を別ピースとし、上部吸込み口
1に固定用の爪52を設け、室内機の上部から落とし込
む構造で設置する。該グリル部51には、図10に示す
第2集塵フィルター5固定用爪53を吸込み空気下流側
に設け、第2集塵フィルター5を固定する。かかる構成
とすることにより、容易に外から第2集塵フィルター5
の交換が可能となる。
【0038】図11に本発明の他の実施例を示す。第1
集塵フィルターは通風抵抗とならずに粗大埃を除去する
目的で、比較的メッシュの粗い均一ネットで構成されて
いる。しかし、かかるフィルター部を通過する風速、風
量は場所により異なる。また、特性の異なるフィルター
を複数枚容易するのも大変である。そこで、効率よく集
塵するため同一フィルター内でメッシュの目の粗さを変
えるものである。図11では約3割の所をメッシュの細
かいネットとしてある。ネットの種類を変えたり、材質
を変えたり、面積比を変えたりして、様々な用途に対応
可能である。
【0039】更に、通風路の工夫・改善で第2集塵フィ
ルターの空気清浄性能が向上し、効果的な空清運転がで
きる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、リモートコントローラ
の空気清浄用の釦を押すという簡単な操作で効果的な空
気清浄運転を行うことができる。また、リモートコント
ローラの操作釦を押すという簡単な操作であるため、操
作を良く知らない利用者でも容易に利用できる。次に、
他の運転モードと併用、若しくは空気清浄運転単独のい
ずれの空気清浄運転も可能で、空気調和機のより快適な
有効活用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明空気調和機の室内機の構成を示す側面断
面図
【図2】本発明の空気清浄操作機能を搭載したリモコン
外観図
【図3】本発明の空気清浄運転の運転制御を示すフロー
【図4】本発明の空気清浄効果を示す特性図
【図5】本発明の切タイマー制御設定の説明図
【図6】本発明の他の実施例による送風運転条件を示す
【図7】本発明の人体検知センサー使用時の運転条件を
示す図
【図8】本発明の他の送風運転条件を示す図
【図9】本発明の吸い込みグリル構造を示す要部分解斜
視図
【図10】本発明の吸い込みグリル構造を示す図
【図11】本発明の集塵フィルターを示す図
【図12】従来空気調和機の室内機の構成を示す側面断
面図
【図13】従来のリモコンの外観図
【図14】従来のリモコンの開閉蓋を開いた外観図
【図15】実施例及び従来の制御回路を示すブロック図
【図16】従来の運転切替釦の運転内容を示す図
【符号の説明】
1:上部吸込み口、 2:前面吸込み口、
3:上下風向板、 4:第1集塵フィルタ
ー、5:第2集塵フィルター、 6:室内送風機、
7:流線、19:空気清浄釦、 20:運転
/停止釦、25:送信部、 26:液晶
表示画面、28:風速切替釦、 29:運転
切替釦、38:自動風向上下釦、 39:開閉
蓋、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早瀬 明子 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 山田 邦之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転内容に対応した操作釦の操作により運
    転指令を送信するリモートコントローラと、空気吸込み
    口と送風機との間に熱交換器を配置され、空気吸込み口
    と熱交換器の間に集塵フィルターを配置されて送風機に
    より空気を通流される室内機と、熱交換器と送風機及び
    圧縮機を有する室外機とで構成され、上記リモートコン
    トローラからの運転指令に基づき空気調和機本体を運転
    制御する制御手段を具えた空気調和機において、 上記リモートコントローラが、空気調和機本体の運転及
    び停止操作用の操作釦Bと、室内送風機の運転制御用の
    操作釦Aとを備え、 上記室内機が、空気吸込み口を室内機前面と上面に開口
    され、この前面若しくは上面の吸込み口のいずれか一方
    に設けられた開閉手段を有し、 上記集塵フィルターが、上記空気吸込み口と熱交換器の
    間の位置で熱交換器の上流側全面を覆うように設けられ
    た第1集塵フィルターと、上記開閉手段の設けられた吸
    込み口の他の吸込み口側に設けられた第2集塵フィルタ
    ーとよりなり、 上記操作釦Aを押されると、上記制御手段は、上記開閉
    手段を閉じると共に、上記予め定めた風速若しくは風向
    等の送風運転条件で運転制御する構成であることを特徴
    とする空気調和機。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記制御手段は、冷房
    ・暖房・除湿運転モードのいずれの運転もしていない時
    の上記操作釦Aの操作で室内送風機の運転を開始し、冷
    房・暖房・除湿運転モードのいずれかで運転中の上記操
    作釦Aの操作で運転中の運転モードを継続したまま開閉
    手段を閉じ、再度の操作釦Aの操作で開閉手段を開いて
    元の運転モードでの運転を継続する構成であることを特
    徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】運転内容に対応した操作釦の操作により運
    転指令を送信するリモートコントローラと、空気吸込み
    口と送風機との間に熱交換器を配置され、空気吸込み口
    と熱交換器の間に集塵フィルターを配置されて送風機に
    より空気を通流される室内機と、熱交換器と送風機及び
    圧縮機を有する室外機とで構成され、上記リモートコン
    トローラからの運転指令に基づき空気調和機本体を運転
    制御する制御手段を具えた空気調和機において、 上記リモートコントローラが、空気調和機本体の運転及
    び停止操作用の操作釦Bと、この操作釦Bの操作の有無
    にかかわらず室内送風機の運転制御用の操作釦Aとを備
    え、 この操作釦Aが押されると上記制御手段は上記操作釦B
    で空気調和機本体が運転中にされていない場合でも室内
    送風機を運転する制御を行うように構成されたことを特
    徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】請求項3において、上記制御手段は、操作
    釦Aを押されたことによる室内送風機の運転と共に、予
    め定めた風速若しくは風向等の送風運転条件で制御する
    構成であることを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】請求項4において、前面吸込み口に配置さ
    れた開閉手段と、空気吸込み口と熱交換器の間の位置で
    熱交換器の上流側全面を覆うように設けられた第1集塵
    フィルターと、室内機上部吸込み口側に配置された第2
    集塵フィルタとを備え、上記予め定めた送風運転条件
    を、風速を微風若しくは弱風、送風方向を水平方向若し
    くは水平方向近くに制御する構成であることを特徴とす
    る空気調和機。
  6. 【請求項6】請求項4において、上記リモートコントロ
    ーラは、予め定めた複数の運転停止時間をサイクリック
    に選択する操作釦を有し、制御手段は、室内送風機の運
    転中に前記リモートコントローラで選択された運転停止
    時間を経過時に送風運転を停止させる構成であることを
    特徴とするの空気調和機。
  7. 【請求項7】請求項4において、室内送風機の運転内容
    を時間情報と組合せ、運転開始からの定められた経過時
    間で少なくとも吐出風速と送風方向のいずれかを、予め
    定めた値から別の値に変更させる構成としたことを特徴
    とする空気調和機
  8. 【請求項8】請求項4において、人の在室若しくは不在
    情報を検出する人体感知センサーを室内に備え、該セン
    サーからの在室若しくは不在情報に基づき、室内送風機
    の運転条件を、予め定めたそれぞれの値で運転させる構
    成としたことを特徴とする空気調和機
  9. 【請求項9】請求項4において、空気の汚れの程度を検
    出する汚れ検知センサーを室内に備え、該センサー情報
    に基づき、室内送風機の運転条件を、予め定めた値で運
    転させる構成としたことを特徴とする空気調和機
  10. 【請求項10】請求項4において、空気調和機本体の上
    部吸込み口グリル部を別部品で構成し、グリル部下流側
    に第2集塵フィルターを配置し、グリル部と第2集塵フ
    ィルターを一体化した状態で上部吸い込み口の開口部に
    外部から挿入する構成としたことを特徴とする空気調和
    機。
  11. 【請求項11】請求項4において、第1集塵フィルター
    のメッシュの目の粗さ若しくは材質を場所により変更
    し、異なる目の粗さ若しくは材質でフィルターを構成し
    たことを特徴とする空気調和機。
  12. 【請求項12】請求項7において、送風方向を当初は下
    向きにし、その後上向きに変更することを特徴とする空
    気調和機
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