JPH11513627A - ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ドライバー・コントロール・インターフェイスが、複数の車両中の特性の値を制御し、また、ドライバーに車両の情報を表示する。複数の特性グループ・スイッチが車両のステアリング・ホイールに配置されている。車両特性の各々は、特性グループと関連づけられている。特性グループ・スイッチの各々は、関連する特性グループを作動させる。好ましくは、作動された特性グループと関連する特性の値を調整できるように、複数の選択スイッチもステアリング・ホイールに配置される。アイ−フロント・ディスプレイが作動された特性グループ中の特性の現在値を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】 ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム 発明の背景 本発明は、車両用のドライバー・コントロール・インターフェイスに関する。 今日の車両において利用可能な技術は、急速に増大している。この結果、ドラ イバーに与えられる情報量及びドライバーに要求される入力量も増大した。 今日の車両は、一般に、カセット又はコンパクト・ディスク付きのラジオ、エ アー・コンディショニング及び浄化機能付きの進歩した環境制御システム、グロ ーバル・ポジショニング・サテライトとともに作動するオン−ボード・ナビゲー ション・システム、衝突回避システム、自動車自己診断システム、セルラー・フ ォーン、ポケットベル、リアビュー・カメラ・システム、レーダー検知器、盗難 防止システム及びリモート・コントロールを有する。 各付加システムは、いくつかの関連事項を生じさせる。第一に、これらのシス テムの各々の全入力及び出力インターフェイスは、審美的に受け入れることので きる方法で車両の中に配置されなければならない。第二に、これらのシステムの 各々を操作している間に、ドライバーの 注意が道路からそらされる時間及び距離は最小限でなければならず、同様に、ド ライバーの手がステアリング・ホイールから離れている時間及び距離も最小限で なければならない。さらに、車両中のシステムの複雑さが増すと共に、ドライバ ーがこれらのシステムから利益が得られるように、インターフェイスは、よりユ ーザーフレンドリーにならなければならない。 発明の概要 本願発明は、”ハンド−オン”、”アイ−フロント”ドライバー・コントロー ル・インタフェース・システムを提供するものである。このシステムは、車両中 の様々なシステムを操作中に、ドライバーの注意が道路からそらされる時間及び 距離を最小限にし、また、ドライバーの手がステアリング・ホイールから離れる 時間及び距離を最小限にする。車両は、オーディオ、環境等の複数の特性グルー プを有する。特性グループの各々は、関連する複数の特性、例えばボリューム、 バランス、チューニング、温度、ファン・スピード等を有する。これらの特性の 各々は、ドライバーが調整することのできる関連した値を有している。エンジン 温度、タコメーター、燃料レベル、速度等の他の特性の値は、情報を与えるとい う目的のためだけにドライバーに伝えられる。 構成変更可能な高解像度のディスプレイがステアリング・ホイールの直接前方 の器機パネルに”アイ−フロン ト”の位置で配置されている。つまり、ドライバーは、道路から僅かに下方に焦 点をそらすだけで足りる。 ドライバー・コントロール・インターフェイス・システムは、複数の特性グル ープ・スイッチを有する。特性グループ・スイッチは、ドライバーの手がステア リング・ホイールの通常の位置に心地よく位置している（”ハンド−オン”）と きに、一方の手の指先が届く範囲内にあるようにステアリング・ホイール上に配 置されている。特性グループ・スイッチの各々は、特性グループの一つを選択的 に作動させる。ディスプレイは、現在作動されている特性グループを表示し、ま た、作動されている特性グループ内の特性の現在値を表示する。 ステアリング・ホイールの周囲の内側であって、通常の位置にある（”ハンド −オン”）ドライバーの他方の手の近くには、複数の選択スイッチも配置されて いる。選択スイッチは、作動された特性グループ内の特性を作動させ、作動され た特性の値を調整する。好ましくは、特性を作動させた場合に、作動された特性 を表す大きなグラフィックが現れる。ドライバー・コントロール・インターフェ イス・システムは、作動された特性の調整された値を車両中で実行するための、 及び、作動された特性グループ内の特性用の情報を取得するための制御回路を有 する。 ドライバー・コントロール・インターフェイスは、カスタマイズすることがで き、また、個人専用のものとす ることができる。ドライバーは、特性グループスイッチに特性グループを割り当 てることにより、ステアリング・ホイールから制御すべく、車両中の特性のサブ セットを選択する。さらに、ドライバーは、特性グループ用に表示された色、背 景、及び情報を変更することができる。ドライバー・コントロール・インターフ ェイス・システムは、種々の特性を操作するための補助情報を継続して提供する 。 図面の簡単な説明 上記の、及び他の本願発明の利益は、図面及び下記の好ましい実施形態の詳細 な説明から当業者に明らかとなるであろう。 図１は、本願発明の好ましい実施形態を示す； 図２ａは、図１に示されたファンクション・グループ・スイッチの他の実施形 態を示す； 図２ｂは、図１に示されたファンクション・グループ・スイッチのさらに他の 実施形態を示す； 図２Ｃは、図１に示された選択スイッチの他の実施形態を示す； 図３は、オーディオ特性グループが作動された図１のディスプレイを示す； 図４は、オーディオ・ボリューム特性が作動された図１のディスプレイを示す ； 図５は、環境特性グループが作動された図１のディス プレイを示す； 図６は、クルーズ制御特性が作動された図１のディスプレイを示す； 図７ａは、ナビゲーション特性が作動された図１のディスプレイを示す； 図７ｂは、拡大された三次元ナビゲーション特性を表示する図７ａのディスプ レイを示す； 図８は、警告メッセージが重ねられた図３のディスプレイを示す； 図９ａは、第１モードにある図１のオプションのセンター・タッチ・スクリー ンを示す。 図９ｂは、作動されたオーディオ特性グループを表示するオプションのセンタ ー・タッチ・スクリーンを示す； 図９ｃは、第３モードにある図９ａのオプションのセンター・タッチ・スクリ ーンを示す； 図９ｄは、作動されたセルラー・フォーン特性グループを表示する図９ｃのオ プションのセンター・タッチ・スクリーンを示す； 図１０は、作動された衝突回避特性を表示する図１のディスプレイを示す； 図１１は、作動された診断特性を表示する図１のディスプレイを示す； 図１２ａは、図１のドライバー・コントロール・インターフェイス・システム を車両中で実行するのに用いる ことができる回路の略図である； 図１２ｂは、本願発明のドライバー・コントロール・インターフェイス・シス テムを車両中で実行するための他の略図である； 図１３ａは、本願発明のドライバー・コントロール・インターフェイス・シス テムを車両中で実行するためのさらに他の略図である； 図１３ｂは、本願発明のドライバー・コントロール・インターフェイス・シス テムを車両中で実行するためのさらに他の略図である； 実施形態の詳細な説明 始めに図１を参照する。本発明の好ましい実施形態に係るドライバー・コント ロール・インターフェイ・スシステム２０は、ディスプレイ２２を含んでいる。 ディスプレイ２２は、好ましくは、高解像度で、構成変更可能なディスプレイで ある。好ましくは、液晶ディスプレイ又はエレクトロ・ルミネッセンス・ディス プレイが使用される。ディスプレイ２２は、ステアリング・ホイール２６の真ん 前の器機パネル２４であって”アイーフロント”の位置に配置されている。つま り、ドライバーは、ディスプレイを見るのに、道路から僅かに下方にその焦点を 向けるだけで足りる。さらに、ドライバーがディスプレイ２２を見ている間、ド ライバーの周辺視野には、車両前方の道路がいくらか含まれることになる。なお 、 ディスプレイ２２は、ドライバー前方の防風硝子に投影されたヘッド・アップ・ ディスプレイであってもよい。この場合にドライバーは、交通状態を見るために 前方の遠くの方に目の焦点を合わせるか、ディスプレイの情報を見るために防風 硝子に焦点を合わせるかするだけで足りる。 好ましくは、複数の特性グループ・スイッチ２８がステアリング・ホイール２ ６の周囲のすぐ内側に配置されている。特性グループ・スイッチ２８は、ドライ バーの手がステアリング・ホイール２６の上の通常の位置に心地よく配置されて いる（”ハンド−オン”）ときに、一方の手の指先が届く範囲内にあるように配 置されている。この例では、特性グループ・スイッチ２８は、オーディオ・グル ープ・スイッチ２８ａ、環境グループ・スイッチ２８ｂ、ナビゲーション・グル ープ・スイッチ２８ｃ、クルーズ制御スイッチ２８ｄ、クルーズ制御解除スイッ チ２８ｅ、及び構成スイッチ２８ｆを通常含んでいる。 好ましくは、複数の選択スイッチ３０も、ステアリング・ホイール２６の周囲 のすぐ内側であってドライバーの反対側の手の通常の位置（”ハンド−オン”） の近くに配置される。選択スイッチ３０は、好ましくは、上矢印スイッチ３０ａ 、選択スイッチ３０ｂ、及び下矢印スイッチ３０ｃを含む。ドライバー・コント ロール・インターフェイス・システム２０は、スイッチ２８の代わりに、センタ ー・タッチ・スクリーン３２を含むことであ ってもよい。センター・タッチ・スクリーンについては、後に詳細に説明する。 図２ａに示すように、特性グループ・スイッチ２８は、グループ・スイッチ・ ディスプレイ３４に隣接させて配置することもできる。グループ・スイッチ・デ ィスプレイ３４は、構成変更可能なディスプレイであり、特性グループ・スイッ チ２８の各々の現在の機能をグラフィック表示するものである。特性グループ・ スイッチ２８の各々の機能及びグループ・スイッチ・ディスプレイ３４のグラフ ィック表示は、各オペレーターの個人専用の機能及び表示に変化し、また、一連 のメニュー及びサブメニューを提供するように、ユーザーの以前の選択に基づい た専用のものに変化する。例えば、図２ａのハード・オーディオ・グループ・ス イッチ２８ａを作動させると、ボリューム特性を作動させるべくハードスイッチ ２８ａの構成が変えられる。同時に、スイッチ２８がボリューム特性を選択する ことを示すべく、グループ・スイッチ・ディスプレイ３４の構成が変えられる。 あるいは、特性グループ・スイッチ２８の代わりに図２ｂに示される特性グル ープ・スイッチ・タッチ・スクリーン３６を用いることもできる。特性グループ ・タッチ・スクリーン３６は、構成変更可能な高解像度の接触感知スクリーンで ある。特性グループ・タッチ・スクリーン３６は、スクリーンの領域３６ａ−ｆ をグラフィックにより表示する。スクリーン領域３６ａ−ｆは、特性 グループ・スイッチ２８ａ−ｆを表している。特性グループ・スイッチ２８ａ− ｆは、特性グループ・スイッチ２８ａ−ｆのグラフィック表示３６ａ−ｆにさわ ることにより作動する。特性グループ・スイッチ２８に関連する特性グループは 、外部入力ボードを用いることにより又はスクリーン上のメニューを介して個人 専用のものとすることができる。なお、スクリーン上のメニューには、構成スイ ッチ２８ｆを作動させることによりアクセスする。さらに、特性グループ・スイ ッチ２８によって実行される機能は、ユーザーの過去の選択に基づいて変更する ことができる。例えば、オーディオ・グループ・スイッチ２８ａを作動させた後 に、タッチ・スクリーン３６が、オーディオ特性グループの中の、オーディオ特 性を選択する特性スイッチに構成を変化させることであってもよい。 選択スイッチ３０は、図２ｃに示すマウス３１であってもよい。マウス３１は 、上スイッチ３１ａ、下スイッチ３１ｃ、左スイッチ３１ｄ、右スイッチ３１ｅ 及び中央選択スイッチ３１ｆを含んでいる。マウス３１は、数多くの特性につい ての直接の制御を可能とする。 次に、図３を参照する。ディスプレイ２２は、好ましくは、第一部分３８と第 二部分４０とにグラフィック的に分割されている。この例では、第一部分３８は 通常ディスプレイ２２の左半分であり、第二部分４０は通常ディスプレイ２２の 右半分である。図３は、速度計グラフ ィック４２、燃料計グラフィック４４、走行距離計４５を常時維持する一方法を 示している。速度計４２、燃料計４４、及び走行距離計４５は、異なるディスプ レイに配置されることでもよく、第二部分４０がディスプレイ２２の全体を占め られるように、一時的に縮小されたり、消去されたりすることであってもよい。 しかしながら、速度計４２、燃料計４４及び走行距離計を常時ドライバーに対し 表示することが、最近、連邦条例により定められている。 第一部分３８は、好ましくは、ヘルプ・グラフィック４８を含んでいる。ヘル プ・グラフィック４８は、ドライバーに、ドライバー・コントロール・インター フェイス・システム２０を操作するための指示を常時与えるものである。図３は 、ドライバーが、オーディオ・グループ・スイッチ２８ａを入力し、オーディオ ・グループ・グラフィック５０を表示させた後のディスプレイ２２を示している 。作動中のオーディオ・グループ・グラフィック５０は、各オーディオ特性に関 する非作動中のオーディオ特性グラフィックを含んでいる。オーディオ特性グラ フィックは、そのオーディオ特性の現在の値を示すものである。例えば、作動中 のオーディオ・グループ・グラフィック５０は、音量特性の現在値を示す、非作 動中のボリューム・グラフィック５２を含んでいる。非作動中のチューニング・ グラフィック５４は、現在周波数５６及び現在のプリセット局５８を示している 。非作動 中のバランス・グラフィック６０は、左右のスピーカーの間のバランス特性の現 在値を示している。非作動中のフェード・グラフィック６２は、前後のスピーカ ーの間のフェード特性の現在値を示している。非作動中のイコライゼーション・ グラフィック６４ａ−ｅは、イコライザーの各周波数帯の現在値を示めしている 。 ドライバーは、図３に示されるようにオーディオ・グループ・グラフィック５ ０を作動させるべくオーディオ・グループ・スイッチ２８ａを押した後に、オー ディオ特性グループの中の最初のオーディオ特性を作動させるために選択スイッ チ３０ｂを押す。最初のオーディオ特性とは、ここでは音量をいう。この結果、 図４に見られるように、ボリューム・グラフィック６６が作動する。ボリューム ・グラフィック６６は、好ましくは、ディスプレイ２２の第二部分４４の中で拡 大される。ボリューム・グラフィック６６が作動モードにある間、ドライバーは 、上矢印スイッチ３０ａ又は下矢印３０ｃをそれぞれ押すことにより、ボリュー ム特性の値を上げ下げ調整することができる。ボリューム特性の値は、作動中の ボリューム・グラフィック６６により絶えず表示される。 引き続いて選択スイッチ３０ｂを作動させると、オーディオ特性グループの中 の次のオーディオ特性、この場合にはチューニング特性、が作動するようになる 。好ましくは、引き続いて上矢印３０ａ又は下矢印３０ｃを操作することにより 、予めユーザーにより選択されている プリセット局の中でチューナーを循環させることができる。引き続き選択スイッ チ３０ｂを作動させることにより、他のオーディオ特性を順に作動させることが できる。他のオーディオ特性とは、バランス、フェード、及びイコライゼーショ ン・バンドの各々等をいう。これらのオーディオ特性のそれぞれの値は、上矢印 スイッチ３０ａ及び下矢印スイッチ３０ｃを作動させることにより、上げ下げ調 整することができる。 ドライバーは、異なる特性グループを作動させるべく、いつでも、他の特性グ ループ・スイッチのいずれをも作動させることができる。図５は、一例として、 環境グループ・スイッチ２８ｂを作動させたときのディスプレイ２２を示してい る。作動中の環境グループ・グラフィック６８は、好ましくは、ディスプレイの ２２の第二部分４０を占有する。作動中の環境グループ・グラフィック６８は、 各環境特性の現在値を表示する。環境特性とは、運転席温度(driver temperatur e)７０、乗客席温度(passenger temperature)７２、運転席用ファンの速度７４ 、乗客席用ファンの速度７６、運転席エアーフロー７８、乗客席エアーフロー８ ０などをいう。選択スイッチ３０ｂを続いて作動させると、環境特性が順に作動 する。作動された環境特性グラフィックは、オーディオ特性グラフィックで説明 したように拡大されることであってもよい。しかし、その環境特性グラフィック を非作動中の環境特性と異なる色彩で表示したり、強調したりすること の方が好ましい。この様子は、図５において、運転席温度グラフィック７０を囲 む点線により示されている。環境特性を選択した後に、ユーザーは、上矢印３０ ａ又は下矢印３０ｂを押すことにより環境特性の値を調整することができる。ド ライバーは、選択スイッチ３０ｂを押すことにより環境特性を順に作動させるこ とができ、また、ドライバーは、特性グループ・スイッチ２８を押すことにより 他の特性グループを選択することができる。 図６は、クルーズ特性スイッチ２８ｄを作動させた後の作動中のクルーズ制御 グラフィック８２を示している。クルーズ制御特性の設定は、上矢印３０ａ又は 下矢印３０ｂを押すことにより調整することができる。クルーズ制御特性は、ク ルーズ解除スイッチ２８ｅを作動させることで、いつでも消すことができる。 図７ａは、ナビゲーション・グループ・スイッチ２８ｃを作動させた後のディ スプレイ２２を示している。図７ａは、２次元モードによる作動中のナビゲーシ ョン・グラフィック８６を示している。作動中のナビゲーション・グラフィック ８６は、好ましくは、実質的にディスプレイ２２の全体を占有する。ただし、縮 小された速度計グラフィック８８及び縮小された燃料レベル・グラフィック９０ は、常に表示される。作動中のナビゲーション・グラフィック８６は、通常、周 囲地域の地図上における車両の現在位置を表示する。車両の現在位置は、オン・ ボードＣＤ−ＲＯＭ装置その他の大容量記憶装置に 保存された地図情報、速度計、コンパス、その他の情報をグローバル・ポジショ ニング・サテライトからの情報と組み合わせて得られる。必要とするナビゲーシ ョン・システムは、近年、商業的に入手可能なものである。指示グラフィック９ ２は、ドライバー向けナビゲーション用の指示を示す。このナビゲーション用の 指示は、オン・ボード・コンピュータの地図、グローバル・ポジショニング・サ テライトからの情報、及びドライバーにより示された目的地から導き出されたも のである。作動中のナビゲーション・グラフィック８６には、ヘルプ・グラフィ ック４８も表示される。ヘルプ・グラフィック４８は、ドライバーに対し、ナビ ゲーション特性グループの異なる特性にアクセスするための指示を表示する。例 えば、上矢印３０ａ又は下矢印３０ｃを押すことにより、ドライバーは、表示さ れている地図を拡大縮小できる。例えば、ドライバーは、州地図又はより局所的 な地図にアクセスすることができる。さらに、選択スイッチ３０ｂを作動させる ことにより、ユーザーは、”三次元”表示に切り換えることができる。図７ｂに 示されるように、ディスプレイ２２は、作動中のナビゲーション・グラフィック ８６を図７ａより拡大し、”三次元”モードで示す。三次元モードでは、好まし くは、ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム２０がナビゲー ションＣＤ−ＲＯＭの地図からの二次元情報を疑似三次元斜視図に変換する。こ の特性は、自身の地図上の位置 を視認するという点で多くのドライバーの助けになるものである。 図８に示されるように、車両の作動に関する緊急の情報は、警告グラフィック ９８に表示されることが好ましい。警告表示９８は、現在作動中のグラフィック 、この例では作動中のオーディオ・グループ・グラフィックであるが、に重ねて 表示されるものである。重ねて表示される警告グラフィック９８は、予め定めら れた時間、又は、ドライバーが特性グループ・スイッチ２８を押すことにより警 告を見たことを知らせるまでの時間、表示されることとすることができる。 図９ａは、センター・タッチ・スクリーン３２を詳細に示すものである。セン ター・タッチ・スクリーン３２は、好ましくは、ステアリング・ホイール２６上 に配置された構成変更可能な高解像度の接触感知スクリーンである。図９ａにお いて、センター・タッチ・スクリーン３２は、特性グループ・スイッチ２８ａ− ｆのグラフィック表示１００ａ−ｆを表示している。ドライバーは、センター・ タッチ・スクリーン３２をグラフィック特性グループ・スイッチ１００ａ−ｆの 位置において触れることにより特性グループ・スイッチ１００ａ−ｆを作動させ ることができる。これらの特性グループ・スイッチ１００ａ−ｆは、前述のよう に、関連する特性グループをディスプレイ２２上に作動させることができる。セ ンター・タッチ・スクリーン３２上のスイッチ１００ａ− ｆを作動させることによりセンター・タッチ・スクリーン３２の構成を他のグラ フィック・スイッチの組に変更することができることとしてもよい。例えば、セ ンター・タッチ・スクリーン３２上のオーディオ特性グループ・スイッチ１００ ａを作動させることにより、センター・タッチ・スクリーン３２は、図９ｂに示 されるようにその構成を変更される。この構成において、センタータッチ・スク リーン３２は、ボリューム１０２ａ、バランス１０２ｂ及びチューニング１０２ ｃのためのグラフィック・オーディオ特性スイッチを含んでいる。図９ｂのタッ チ・スクリーン３２は、ＣＤプレーヤー操作用のグラフィックスイッチ１０２ｄ をも複数含んでいる。 なお、スイッチ１００ａ−ｆの作動により、スイッチ２８ａ−ｆの構成変更を 開始することであってもよい。例えば、センター・タッチ・スクリーンのオーデ ィオ・スイッチ１００ａの作動により、ボリューム、バランス等のオーディオ特 性を作動させるようにスイッチ２８ａ−ｆの構成が変更される。当然のことなが ら、センター・タッチ・スクリーン３２は、ステアリング・ホイール２６の上部 に位置することもでき、また、タッチ・スクリーンの代わりに複数のハード・ス イッチ、又は構成変更可能なディスプレイとハードスイッチとの組み合わせによ り構成されることであってもよい。 センター・タッチ・スクリーン３２は、図９ｃに示されるように、車両内で役 に立つ特性グループの異なるサ ブセットを含むように構成を変更することもできる。役に立つ特性グループとは 、ナビゲーション１０４ａ、衝突回避１０４ｂ、診断１０４ｃ、セルラー・フォ ーン１０４ｄ、及びリアビュー・カメラ１０４ｅ等をいう。ドライバーは、セル ラー・フォーン特性グループ・スイッチ１０４ｄを押すことにより、図９ｄに示 すように、センター・タッチ・スクリーン３２にセルラー・フォーン・グラフィ ック１０６を作動させる。作動中のセルラー・フォーン・グループ・グラフィッ ク１０６は、好ましくは、事前に保存された電話番号用の複数のグラフィック・ ボタン１０８とともに、グラフィック表示された送信ボタン１１０及びグラフィ ック表示された終了ボタン１１２を含む。 衝突回避特性グループ・スイッチ１０４ｂを作動させた場合には、図１０に示 されるように、衝突回避グラフィック１１４が作動される。衝突回避グラフィッ ク１１４は、通常、ディスプレイ２２の第二部分４０を占有する。衝突回避シス テムは、一般的なドライバーに死角に関する情報を提供し、災難に遭わないよう にトラックを補助するように、超音波、音波、無線周波数（”ＲＦ”）、赤外線 （”ＩＲ”）、ＬＥＤ又はレーザーのシステムを有する。これらのシステムは、 商業的に入手可能である。 次に図１１を参照する。図９ｃのセンター・タッチ・スクリーン３２にある診 断特性グループ・ボタン１０４ｃを作動させることにより、診断情報を表示する ことが できる。作動中の診断グラフィック１１６は、オイル交換、タイヤのローテーシ ョン及びブレーキパッドを含むメンテナンスの必要性を表示する。 図１２ａは、ドライバーにより調節された値の実行、及び、ドライバー・コン トロール・システム・インターフェイス２０においてドライバーに対し表示する 情報の取得に関する略図の一例を示すものである。特性グループ・スイッチ２８ 及び選択スイッチ３０は、ディスプレイ２２を制御するＣＰＵ１２０への入力で ある。ＣＰＵ１２０は、車両のメイン・バス１２２にも接続されている。メイン ・バス１２２は、好ましくは、車両の多数の構成部分に関する情報やコマンドを 伝達する。この情報やコマンドには、速度、エンジン制御情報、環境制御、オー ディオ及び他の電気システム、その他をいう。例えばナビゲーション・システム １２４のような車両メイン・バス１２２上で制御されない他の全てのシステムは 、ＣＰＵ１２０に直接接続されている。 図１２ｂは、ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム２０を 実行するための他の略図を示している。スイッチ２８、３０は、ローカル・バス ・インターフェイス１２５を介してＣＰＵ１２０へ信号を伝達するバス１２６に 接続されている。ＣＰＵ１２０は、ディスプレイ２２を制御し、また、ナビゲー ション・システム１２４からの情報を受け取る。キーボード、マウスその他のド ライバー及び乗客の双方がアクセス可能な入 力装置１２７も、ローカル・バス・インターフェイス１２８を介して、ＣＰＵ１ ２０へ信号を伝達するバス１２６に接続されている。 図１３ａは、ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム２０を 実行するための他の略図を示している。この実施形態では、ディスプレイ２２及 びスイッチ２８、３０がＣＰＵ１３０に接続されている。ＣＰＵ１３０は、マル チプレクサ１３４及びデマルチプレクサ１３８を介して補助コントローラー１３ ８に接続されている。補助コントローラー１３８は、環境制御、オーディオ等の 非安全、非緊急機能を制御し、また、エンジン制御ユニット１４０及びナビゲー ションシステム１４２から情報を受け取る。コントローラー１３８は、メイン車 両バス１４４から、オーディオ、環境、速度、燃料、温度等の車両特性関するほ とんどの命令及び情報を送受信する。ドライバー・コントロール・インターフェ イス・システム２０は、好ましくは、重複した又は二次のインターフェイスであ る。好ましくは、車両の乗客と共有のメイン・インターフェイス１４６がある。 メイン・インターフェイス１４６は、ディスプレイ１４８及びキーボード、マウ ス又はタッチ・スクリーンのような入力装置１５０を有する。メイン・インター フェイス１４６は、車両特性全ての制御し、また、好ましくは、ドライバー・コ ントロール・インターフェイス・システム２０を個人専用のものとするためのメ ニューを含んでいる。 図１３ｂは、ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム２０を 実行するために用いることのできる他の略図を示している。特性グループ・スイ ッチ２８及び選択スイッチ３０は、ステアリング・ホイール２６上に配置され、 コントローラ１５６に信号を伝達するバス１５４にローカル・バス・インターフ ェイス１５２を介して接続されている。ローカル・バス・インターフェイス１５ ２は、センター・タッチ・スクリーン３２に表示するためのグラフィック及びテ キストをビデオ・イメージ・ライブラリ１５８から引き出すことをも行う。ビデ オ・イメージ・ライブラリ１５８は、入手可能な場合には、特性グループ・ディ スプレイ３４上の又は特性グループ・タッチ・スクリーン３６上の表示に関する グラフィック情報をも含むこととしてもよい。コントローラー１５６は、エネル ギー制御ユニット１４０及びナビゲーション・システム１４２から情報を受け取 る。コントローラー１５６は、メイン・インターフェイス１４６のためのディス プレイ１４８及びディスプレイ２２をも作動させ、また、メイン・インターフェ イス入力装置１５０からの命令を受け取る。 好ましくは、ドライバー・コントロール・インターフェイス・システム２０は 、複数の方法で個人専用のものとすることができる。上記に議論したように、特 性グループ・スイッチ２８に関する特性グループは、利用者が定めることができ る、車両中で得ることのできる特性グ ループの組のサブセットである。さらに、特性グループの各々についての作動中 又は非作動中のグラフィックは、好ましくは、同様に個人専用のものとすること ができる。例えば、ドライバーによっては、油圧、エンジン温度、交流電源、タ コメーター等の車両機能についてゲージを好むことがあり、また、他のドライバ ーは、車両機能に問題があるときにのみ出現する単なる警告灯を好むことがある 。さらに、グラフィックのバックグラウンド、色、スタイル、サイズ、フォント を個々のドライバーについて選択することができる。これらの特性は、好ましく は、メイン・インターフェイス１４６又は（点線で示されている）外部入力ボー ド１５２を用いてカスタマイズされる。ここで、外部入力ボード１５２とは、ド ライバー・コントロール・インターフェイス・システム２０のためにＣＰＵ１３ ０に接続するものをいう。入力ボードは、自動車販売代理店にて入手可能とする ことができる。特性は、個人専用のものとするためのメニュー及びサブメニュー を開始する図１に示すような構成特性グループ・スイッチ２８ｆを提供すること により、上記のように、２者択一的にカスタマイズすることができる。 本発明のインターフェイス・システムによって示された変化を実行するための 制御及びシステムは、当業者にとって知られたものである。ステアリング・ホイ ール２６は、単に描画上の理由により示されたものであり、車両が他の方向入力 装置を有する可能性も企図されている。 例えば、自動車産業は、最近”ドライブ−バイ−ワイヤ”システムを研究してい る。”ドライブ−バイ−ワイヤ”システムでは、ドライバーは、ジョイスティッ ク又は他の電気的入力装置を利用して車両を操縦することができる。上記に記載 した便利な利益と安全性とを達成するためには、ドライバーコントロールインタ ーフェイス２０を操作している間に、ドライバーが方向入力装置から手を大きく 動かすことが必要とならないべきである。 特許法の規定に従い、本発明について現在好ましいと考えられている実施形態 について記載した。しかしながら、本願発明は、その精神及びスコープの範囲内 で、特に示され又は記載された以外の態様でも実施できるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，Ｈ Ｕ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＬＣ，ＬＶ ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ユーザー調整可能な車両中における複数の特性の値を制御するためのドライ バー・コントロール・インターフェイスにおいて： 方向入力装置と； 前記方向入力装置上に配置された複数の特性グループ・スイッチであって、前 記特性の各々は一つの特性グループと関連しており、前記特性グループを選択的 に作動させる特性グループ・スイッチと； 前記方向入力装置上に配置された複数の選択スイッチであって、前記作動され た特性グループと関連する前記特性の値を調整する選択スイッチと； 作動された特性グループを表示するディスプレイであって、前記作動された特 性グループの中の特性の現在値を表示するディスプレイと； 前記車両中で前記作動された特性の前記調整された値を実行するするためｎ制 御回路と を備えることを特徴とするドライバー・コントロール・インターフェイス。 ２．前記選択スイッチは、前記作動された特性グループの中の特性を選択的に作 動させ、 前記選択スイッチは、前記作動された特性の値を選択的に調整する ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コン トロール・インターフェイス。 ３．前記特性グループ・スイッチの各々は、前記特性グループの一つを作動させ る ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 ４．前記複数の特性グループ・スイッチは、ユーザーが定めることができる前記 特性グループのサブセットを作動させる ことを特徴とする請求項３に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 ５．前記複数の選択スイッチは、前記作動された特性グループと関連する前記特 性を順次作動させる ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 ６．前記選択スイッチは、前記作動された特性の値を調整する ことを特徴とする請求項５に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 ７．前記ディスプレイは、前記特性が作動されていないときは、前記作動された 特性グループの中の各々の特性について第一のグラフィックを表示し、 前記特性が作動されているときは、前記作動された特性グループの中の各々の 特性について第二のグラフィックを表示する ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コン トロール・インターフェイス。 ８．前記特性グループ・スイッチは、接触感知スクリーン上に提供されている ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 ９．前記接触感知スクリーンは、作動された特性グループを表示するために、及 び、前記選択スイッチを提供するために構成を変更することが可能である ことを特徴とする請求項８に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 １０．さらに、前記複数の特性グループ・スイッチの近くに特性グループ・スイ ッチ・ディスプレイを有し、 前記特性グループ・スイッチ・ディスプレイは、前記特性グループ・スイッチ の各々と関連する特性グループを表示する ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 １１．前記スイッチ・ディスプレイは、作動された特性グループのための選択ス イッチを表示するために構成を変更することが可能である ことを特徴とする請求項１０に記載のドライバー・コントロール・インターフ ェイス。 １２．前記選択スイッチは、調整のために、前記特性グループの中の特性の一つ を選択することを可能とする ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コン トロール・インターフェイス。 １３．前記選択された一つの特性は、選択の後に、前記ディスプレイ上で拡大さ れる ことを特徴とする請求項１２に記載のドライバー・コントロール・インターフ ェイス。 １４．前記ディスプレイは、アイ・フロント・ディスプレイである ことを特徴とする請求項１に記載のドライバー・コントロール・インターフェ イス。 １５．方向入力装置はステアリング・ホイールであり、前記ディスプレイは、前 記ステアリング・ホイールの前に配置されている ことを特徴とする請求項１４に記載のドライバー・コントロール・インターフ ェイス。 １６．前記ディスプレイは、前記車両の器機パネル上に配置されている ことを特徴とする請求項１５に記載のドライバー・コントロール・インターフ ェイス。 １７．ユーザー調整可能な車両中の複数の特性であって各々が特性グループと関 連している特性の値を制御するためのドライバー・コントロール・インターフェ イスにおいて： ａ）前記車両中のステアリング・ホイール； ｂ）前記ステアリング・ホイールの前方に配置されたディスプレイ； ｃ）前記ディスプレイ上の特性グループを選択的に作動させる手段； ｄ）前記ディスプレイ上の前記作動された特性グループから特性を作動させる ための手段と； ｅ）前記作動された特性の値を調整する手段と；及び ｆ）前記作動された特性の前記調整された値を前記車両中において実行する手 段 を備えることを特徴とするドライバー・コントロール・インターフェイス。 １８．前記ｃ）からｅ）までの要素は、前記ステアリング・ホイール上に配置さ れている ことを特徴とする請求項１７に記載のドライバー・コントロール・インターフ ェイス。 １９．前記ｃ）の要素は、複数のスイッチを有する ことを特徴とする請求項１７に記載のドライバー・コントロール・インターフ ェイス。 ２０．ユーザー調整可能な車両中の複数の特性の値を制御するためのドライバー ・コントロール・インターフェイスにおいて： ステアリング・ホイール； 前記ステアリング・ホイールの周囲の近くにある複数の特性グループ・スイッ チであって、前記特性の各々は特性グループと関連しており、前記特性グループ の一つを選択的に作動させる特性グループ・スイッチ； 前記ステアリング・ホイールの周囲の近くにある複数 の選択スイッチであって、前記作動された特性グループの中の特性を選択的に作 動させ、前記作動された特性の値を選択的に調整する選択スイッチ；及び 前記ステアリング・ホイールの直接前方に配置されたディスプレイであって、 作動された特性グループを表示し、前記作動された特性グループの中の特性の現 在値を示すディスプレイ を備えることを特徴とするドライバー・コントロール・インターフェイス。