JPH1151261A - ダクトホース - Google Patents

ダクトホース

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JPH1151261A
JPH1151261A JP9220763A JP22076397A JPH1151261A JP H1151261 A JPH1151261 A JP H1151261A JP 9220763 A JP9220763 A JP 9220763A JP 22076397 A JP22076397 A JP 22076397A JP H1151261 A JPH1151261 A JP H1151261A
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JP
Japan
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wall
absorbing layer
sound absorbing
spacer
spirally
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Pending
Application number
JP9220763A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Aketo
洋一 明渡
Yasushi Shiga
靖司 志賀
Tetsuya Inagake
哲哉 稲掛
Shoji Hattori
承治 服部
Yoshiki Yoshitomi
義樹 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tigers Polymer Corp
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
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Publication date
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Publication of JPH1151261A publication Critical patent/JPH1151261A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱吸音性および可撓性に優
れ、多様な建物の構造や工法に対応でき、配管自在で施
工の簡単なフレキシブルダクトホースを提供する。ま
た、成形が容易で長尺のものでも連続的に効率良く成形
できる構造のダクトホースを提供する。 【解決手段】 螺旋状に捲回されてなり通気
性と保形性を有する内壁と、内壁の外側に螺旋状に捲回
されてなる軟質の吸音層と、可撓性を有する外壁と、上
記吸音層と上記外壁との間に螺旋状のスペーサを介して
形成された空間部とでダクトホースを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクトホース、特
に、断熱性および吸音性の両方に優れたフレキシブルダ
クトホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷暖房機の本体に連結された金属
製等のダクトの内面に独立気泡を有する合成樹脂発泡
層、更にその内面に連続気泡を有する合成樹脂発泡層を
設けて断熱吸音性を確保するダクト構造が実公昭48−
2785号公報で知られている。
【0003】しかしながら、上記のようなダクト構造を
後述する熱交換気ユニット等の新しい用途に用いられる
フレキシブルダクトに応用することは、多様な建物の構
造や工法に対応できず、配管も困難で施工も面倒なもの
になる。
【0004】すなわち、近年、省エネルギーで快適な居
住環境の一つとして、単に冷暖房のエネルギーを節約で
きるだけでなく、一日中安定した室内空気環境が維持で
きる高気密高断熱住宅が要望されており、このような高
気密高断熱住宅では、自然換気が減少し換気不足による
空気の汚染や結露・カビ・悪臭の発生という新しい問題
に対処するため、積極的な換気システムを設計すること
が不可欠となっている。
【0005】そして、上記の換気システムの一部品とし
てフレキシブルダクトを住宅の天井裏に配管し、送風機
により給入した外部空気をダクトを通じて室内に給気す
ることが要求される訳であるが、このフレキシブルダク
トの性能としては、断熱性と吸音性の双方が必要とされ
る。 すなわち、ダクトの内外で著しい温度差が生じる
ことに起因してダクト外面に結露するのを防止するため
断熱性を付与する必要があり、同時に、送風機の騒音が
ダクト内部を通って室内まで伝播するのを防止するため
吸音性を付与する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記のような用途の一部品として断熱吸音性および可撓性
に優れたものであって、多様な建物の構造や工法に対応
でき、配管自在で施工の簡単なフレキシブルダクトを提
供することを課題とするものである。また、成形が容易
でかつ長尺のものであっても連続的に効率良く成形でき
る構造のダクトホースを提供することも課題とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は下記の構成を有するものである。
【0008】(1)螺旋状に捲回されてなり通気性と保
形性を有する内壁と、内壁の外側に螺旋状に捲回されて
なる軟質の吸音層と、可撓性を有する外壁と、上記吸音
層と上記外壁との間に螺旋状のスペーサを介して形成さ
れた空間部と、からなることを特徴とするダクトホー
ス。
【0009】(2)内壁を、通気性テープを螺旋状に捲
回しその側縁同士を連結するとともに、螺旋補強体で保
形するようにして形成した上記(1)に記載のダクトホ
ース。
【0010】(3)吸音層を、連続気泡構造の軟質発泡
テープを螺旋状に捲回して形成した上記(1)に記載の
ダクトホース。
【0011】(4)スペーサが内部に中空部を有する帯
状体が螺旋状に捲回されてなる中空螺旋部材である上記
(1)に記載のダクトホース。
【0012】(5)中空螺旋部材の中空部が仕切壁によ
って複数に分割されている上記(4)に記載のダクトホ
ース。
【0013】(6)中空螺旋部材が硬質樹脂の押出成形
品である上記(4)に記載のダクトホース。
【0014】本発明では、ダクトホースの内壁を通気性
材料で形成したので、ホース内部の気流音を吸収し、こ
れをその外側の吸音層(例えば連続気泡樹脂層)で吸音
することができ、同時に、吸音層と外壁の間に形成され
た空間部により断熱性を確保できる。
【0015】また、内壁,吸音層および外壁は可撓性材
料で形成したので屈曲性が優れており、エルボを用いる
ことなく配管を自在にできその作業も容易である。
【0016】また、外壁を布テープを螺旋状に捲回して
形成した場合には、繊維材の有する吸水性により、たと
えホース表面に結露が発生したとしても、発生した結露
を内部に分散させ結露の滴下を防止することができる。
【0017】吸音層の外側に形成する断熱層としては、
吸音層と外壁との間に螺旋状に捲回したスペーサを介し
て空間部を形成し、この空間部をもって断熱層として形
成している。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るダクトホースのー実施例
について添付図面にしたがって説明する。図1におい
て、ダクトホース1は、内壁2,吸音層5,スペーサ
6,空間部7および外壁8で構成されている。
【0019】内壁2は、螺旋状に捲回したポリプロピレ
ン製の不織布等の通気性テープにより形成され、通気性
テープの隣接する側縁同士がその外周面に螺旋状に捲回
されたポリプロピレン等の硬質樹脂製の補強体3により
接着一体化され、その保形と補強が図られている。な
お、内壁2の外周面における補強体3の螺旋ピッチ間に
は、補強体3より断面積が小さい樹脂製の副補強体4が
接合され、内壁2の補助的な補強と保形がなされてい
る。
【0020】吸音層5は、発泡ウレタン等の連続気泡構
造の軟質発泡テープを内壁2の外周に突き合わせ状にし
て螺旋状に捲回して形成されており、軟質発泡テープの
隣接する側縁同士は当接させてもよいし、若干間隙を設
けてもよい。
【0021】スペーサ6は、平滑な底面6aと外向き直
立状両側縁6b,6bとからなり、内部に中空部を有す
る硬質ポリエチレン等の硬質樹脂製の押出成形品である
帯状体を吸音層5の外側に螺旋状に捲回した中空螺旋部
材により形成されており、スペーサ6の中空部が外壁8
との間で空間部7となり断熱性を付与している。なお、
スペーサ6の隣接する側縁同士は若干間隔をあけて捲回
しているが、側縁同士は当接させて捲回してもよい。
【0022】外壁8は、可撓性材料例えば樹脂テープや
布テープ等がスペーサ6の外側に螺旋状に捲回されて形
成されており、好ましくは、結露防止性を確保するた
め、不織布テープを捲回して形成される。
【0023】なお、本発明に係るダクトホースは、前記
実施例に限定されるものでなく、その要旨の範囲内で種
々に変更することができる。例えば、内壁を構成する通
気性テープとして不織布以外に他の繊維や透孔を設けた
合成樹脂を使用することができ、螺旋補強体としては内
壁を保形補強できるものであればよく、硬質合成樹脂芯
のほか、硬鋼線等の金属線も使用できる。
【0024】また、吸音層5とスペーサ6の間に、合成
樹脂、布、ゴム等の可撓性材料を適宜選択し、この可撓
性材料のテープを螺旋状に捲回して中間壁を形成するこ
とができる。
【0025】図2はスペーサ6を形成する種々の中空螺
旋部材の例を示すもので、(A)は、上記スペーサ6の
中空部7を複数に(本例では3つ)分割する区画壁6
c,6cを底面6aから一体に立設したもの、(B)
は、平滑な上面6dと下向き両側縁6e,6eとの間で
形成される下方に向かって開放された中空部7を複数に
(本例では3つ)分割する区画壁6f,6fを上面6d
から一体に下設したものを示している。なお、(A),
(B)の例では、区画壁は一つでもよいほか、(B)の
例では、区画壁が形成されていないものでもよい。
【0026】また、(C)は、内部に密閉された中空部
7を形成する周壁9を有する中空螺旋部材10をスペー
サとして用いるもの、(D)は、上記の中空螺旋部材1
0の密閉中空部7を複数に分割する仕切壁11を周壁9
と一体に形成したもの、(E)は、幅方向の略中央に立
設した支柱部12と、支柱部12の上下に一体に設けた
支承部13,14とからなる断面略倒H型の中空螺旋部
材15によりスペーサを形成するもので、支柱部12の
左右に開放された中空部7,7が形成されている。
【0027】
【発明の効果】本発明のダクトホースは、通気性及び保
形性を有する螺旋状の可撓性内壁、螺旋状の軟質吸音
層、可撓性外壁および螺旋状スペーサを介して形成され
る空間部を備えているので、可撓性および屈曲性に優れ
るとともに、1つの部材であるのにかかわらず、前記吸
音層および空間部により高い吸音性と断熱性を両立でき
る。また、ダクトホースの構成要素が螺旋状に形成され
ているため、条帯を捲回することにより、長尺のホース
を連続的に効率良く成形でき、高機密・高断熱住宅の配
管用として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例を示すダクトホースの一部縦
断側面図。
【図2】スペーサの例を示す縦断側面図。
【符号の説明】
1…ダクトホース 2…内壁(通気性テープ) 3…螺旋補強体 4…副補強体 5…吸音層 6…スペーサ 7…空間部(中空部) 8…外壁 9…周壁部 10,15…中空螺旋部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 承治 静岡県掛川市淡陽6番地 タイガースポリ マー株式会社静岡工場内 (72)発明者 吉富 義樹 静岡県掛川市淡陽6番地 タイガースポリ マー株式会社静岡工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状に捲回されてなり通気性と保形性
    を有する内壁と、内壁の外側に螺旋状に捲回されてなる
    軟質の吸音層と、可撓性を有する外壁と、上記吸音層と
    上記外壁との間に螺旋状のスペーサを介して形成された
    空間部と、からなることを特徴とするダクトホース。
  2. 【請求項2】 内壁を、通気性テープを螺旋状に捲回し
    その側縁同士を連結するとともに、螺旋補強体で保形す
    るようにして形成した請求項1に記載のダクトホース。
  3. 【請求項3】 吸音層を、連続気泡構造の軟質発泡テー
    プを螺旋状に捲回して形成した請求項1に記載のダクト
    ホース。
  4. 【請求項4】 スペーサが内部に中空部を有する帯状体
    が螺旋状に捲回されてなる中空螺旋部材である請求項1
    に記載のダクトホース。
  5. 【請求項5】 中空螺旋部材の中空部が仕切壁によって
    複数に分割されている請求項4に記載のダクトホース。
  6. 【請求項6】 中空螺旋部材が硬質樹脂の押出成形品で
    ある請求項4に記載のダクトホース。
JP9220763A 1997-07-31 1997-07-31 ダクトホース Pending JPH1151261A (ja)

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