JPH11511701A - 新聞および雑誌を製造するための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 あらゆる所望の内容およびページ数を備えた印刷された素材の予め定められたシーケンスを製造するための方法が開示される。デジタル印刷方法において、印刷された素材のシーケンスの印刷された素材のページは少なくとも１つの一連の隣接する印刷されたページの形で準エンドレスな巻取紙（Ｐ）の両側に印刷される。印刷された素材のシーケンスの次に印刷される材料の印刷されるページは次に同じ態様で印刷される。ページが印刷された後あるいは印刷される前に、巻取紙（Ｐ）は既に印刷されたまたはこれから印刷されるべきページの間で、巻取紙の縦方向を横切って一方側および他方側に交互に折り畳まれる。巻取紙は、その縦方向を横切って切断されるかまたは印刷された素材を形成する印刷されたページのグループの間で容易に切断できるような状態にされる。他のタイプの印刷された素材に変形することもできる扇型に折られた印刷された素材（５）のシーケンスがこうして得られる。印刷方法を制御する印刷された素材に特定のデータを原稿に特定のデータと合わせることによって、シーケンスの印刷された素材の内容は自由に個別化できる。

Description

【発明の詳細な説明】 印刷製品を製造するための方法およびこの方法により製造された印刷製品 この発明は、印刷技術分野に関し、かつ印刷製品を製造するための印刷された 素材の後処理に関する。これは、印刷製品、特に多ページ印刷製品を製造するた めの第１の独立請求項の包括部分による方法に関し、かつまたこの方法によって 製造される印刷製品に関する。 先行技術によれば、印刷製品、特に部数の多い印刷製品は、第１の方法ステッ プにおいて板またはシリンダなどの形の少なくとも１つの印刷鋳型を形成し、第 ２のステップにおいてこの印刷鋳型によりシートまたは準エンドレス巻取紙の形 の紙の上に印刷し、そして、折り、裁ち、丁合い、とじ、製本および／またはの りづけなどの後処理のさまざまなステップを含む第３のステップにおいてたとえ ば新聞、雑誌、パンフレット、本などの多ページ印刷製品（また恐らくは１ペー ジのみの印刷製品）を製造することによって、製造される。さらに、仕上がり印 刷製品を配送するためにこれらの印刷製品は個々にまたはグループで梱包され宛 て名および包装用紙片がつけられる。 印刷鋳型を用いての印刷の場合には、この鋳型は通常連続した印刷処理におい て繰返し紙の上に押しつけられるかまたは、紙の上に転がされ、よって印刷処理 によって何度も繰返される印刷パターンの大きさはこの印刷鋳型の大きさによっ て決められる。準エンドレス巻取紙の上を転がるシリンダ型の印刷鋳型において は、巻取紙の上で繰返される印刷パターンは最大で印刷鋳型または巻取紙と同じ 幅であり、印刷鋳型の円周と同じ長さである。本の印刷においては通常、８枚の ページに対応する印刷鋳型が使用され、両面に印刷されたシートは１６枚の本の ページ（８枚のシート）に対応する。 さらに印刷パターンを印刷するためには、さらに印刷鋳型を製造せねばならな いだけでなく、また印刷鋳型を印刷機械の上で交換せねばならない。印刷鋳型を 用いた印刷方法は、同じ印刷鋳型を用いて印刷される見本の数が多ければ多いほ どより効率的であり、もしすべての見本がすぐに連続して印刷されるのであれば 最も効率的である。 部数が多く製品の大きさが複数の異なった印刷鋳型を用いなければ印刷できな いような大きさである印刷製品を印刷鋳型を用いて製造するのであれば、必要な 印刷鋳型の数に対応する複数の印刷機械を用いて、これらの機械からの生産品を さらに並行して処理するかまたは、異なった鋳型を用いて連続的に印刷を行ない 実質的に印刷処理が完了するまで生産品を中間的に蓄え次に仕上がり印刷製品を 製造することになる。明らかに、第１の方法では多額の投資が要求され、他方後 者の方法では多くの時間が必要となる。上述の２つの方法の中間的形態もまたも ちろん一般的なものである。 近年、特に新聞および雑誌の分野において、実際の部数すなわち製造される全 く同一の製品の数を減じようとする要求が高まってきた。こうした要求は特定地 域向けのまたは特定分野に関する版から全く個別化された単一製品にまで、そし て、（たとえば同一の内容に異なった表紙または異なった付録をつけたものなど の）異なった部門を選択したものからなる冊子（copy）から（個別の記事を選ん だものまたは個別の広告部門などの）異なった内容を備えた冊子にまで、広がっ ている。ある程度までは上述の方法によってこの種の要求を満たすことができる が、その場合には明らかにかなり効率が落ちることになる。 上述の方法を用いつつも効率の減少は許容できる程度にとどめ、要求されてい るように単一の冊子をより少部数により高度に個別化できるようにするため、現 在の開発において、印刷製品の後処理を組織立ったものにすること、特に、実際 の印刷方法を変更することなく柔軟性を高め高度に個別化された製品を製造でき るような態様で、後処理のための装置を設計し、制御し、かつ結合させることが 試みられている。こうした開発により、たとえばＥＰ−０５１１１５９またはＵ Ｓ−５２８０８９５および本出願人のＤＥ−１９５２４９１２などに記載されて いるようなシステムができた。 同一の原稿の１つの版として実際に印刷された新聞および雑誌は、たとえば以 下の後処理のステップによって郵送の準備をされる。すなわち、特別に設けられ たプリンタによって印刷された（たとえば個別の発信人の住所を載せた返信用葉 書などの）特定受信人向けの情報を少なくとも部分的に含み得る、受信人ごとに 編集された付録を入紙するステップ、内側または外側に（個人の住所などの）付 加的な個別印刷を行なうステップ、住所に基づいて個別にまたはグループで梱包 を行なうステップであって、その集合包装(collected package)のためにさらな るプリンタによってたとえば住所シートおよび包装用紙片などが製造されるステ ップとである。個別化された新聞はまた郵便ルートに対応する順番に並べて、梱 包し、集合包装を形成することができる。しかしながら、このような方法のため のソフトウェアおよび制御に関してのコストは明らかに多額になる。 また、この種のシステムは、達成可能な柔軟性の度合いおよび見本の個別化に 関しての限界に突き当たり、上に取り上げたような要求が無限に満たされること はあり得ないだろうということも予測できる。 こうした理由で、この発明の目的は、印刷製品の予め定められたシーケンス、 特に多ページ印刷製品を製造するための方法であって、見本の個別化の可能性お よび柔軟性に関して公知のシステムの限界を超えて適用可能である方法、かつ実 質的に効率を損なうことなくほとんどあらゆる種類の異なった個別化された印刷 製品のほとんどあらゆる予め定められたシーケンスであっていかなるページ数の ものでも製造できる方法を示すことである。 この目的は、対応する請求項に規定された方法によって達成される。 この発明の方法の基本的な着想は一貫してデジタル印刷によって可能になった 柔軟性を利用することにある。「印刷鋳型」はデジタル印刷方法においては常に 新しく用意されていくので、このような方法の柔軟性は実際の印刷鋳型を用いる 印刷方法の柔軟性に比べるとはるかに大きなものである。この発明の方法におい ては、印刷された素材および印刷された素材を仕上がり印刷製品にする後処理は 一貫してこの高い柔軟性に適応するものである。 決まった印刷鋳型が紙に押しつけられるのではなくて、「書込手段」が予め決 定されたパターンを紙に書込むように連続的に変化するようデジタル方式でトリ ガされるあらゆる印刷方法についてこの「デジタル印刷」という語が使用される 。この種の方法で最も最近のものとしては、既に時代遅れとなったマトリクス印 刷法、レーザおよびインクジェット法、ならびにさまざまな感熱式の方法がある 。 印刷製品のいかなるシーケンスでも製造することができるこの発明の方法は以 下の原則を有する。デジタル印刷方法を用いて、製造されるべき印刷製品のシー ケンスの印刷製品のページが、並置された印刷されたページの少なくとも１つの 列という形で準エンドレス巻取紙の表および裏に印刷される。印刷されたページ の並置とは通常のページについては印刷された行が実質的に巻取紙の縦方向と平 行であることを意味する。印刷するために、巻取紙は連続的に対応する印刷装置 を通って導かれる。１つの製品のページが印刷された後、シーケンスのうちの次 の製品のページがやはり巻取紙の両面に印刷される並置されたページの１つの列 の形で印刷される。印刷の前または後に、折り畳まれた積重ねを形成するため、 巻取紙は印刷されるべきページの列であるページの間または既に印刷されたペー ジであるページの間で交互の方向に横方向に折り畳まれる。各々が製造されるべ きシーケンスの印刷製品を形成する印刷されたページのグループの間で、巻取紙 は横に分離されるかまたは少なくとも（たとえばミシン目入れまたは部分的分離 によって）容易に分離可能な状態にされる。こうしてレポレロ型印刷製品のシー ケンス（すなわち各々が折り畳まれた積重ねの形を有する印刷製品のシーケンス ）が製造され、連続した製品の最初および最後のページは恐らくはまだ互いに接 続しているかもしれないが容易に分離可能である。この種の印刷製品は、そのま ますなわちレポレロ型のままで読者に配送することもでき、または以下に示すよ うに、それ自体公知であるさまざまな形の印刷製品を形成するよう後処理するこ ともできる。 デジタル印刷方法においては「印刷鋳型」は常に新しく準備されるので、次々 に印刷されるページまたはページのグループが同一であるか否かといったことは 重要ではなく、かつ、同一のページまたはページのグループが繰返し印刷される が直接に連続していないかどうかといったことも重要ではない。これは単にあら ゆる程度の個別化が可能であるということを意味するだけでなく、ページ数の多 い印刷製品については、印刷のあと続けて後処理ができるよう、連続してかつ後 処理に好都合な順番で製品を印刷できることを意味する。 印刷製品の実際の内容を含むページの製造とは別に、（積重ねに特定の情報で ある）包装用住所および包装用紙片または他の印刷されたもしくは印刷されてい ない付加的なシートの製造をこの発明の方法に統合することができる。すなわち 、このようなページを、後処理に従った予め定められた位置において準備される べきページのシーケンスで印刷することができまた印刷せずに残すこともでき、 し たがってこのような付加のために先行技術において通常使用される２次的な印刷 装置が必要ないのである。 もし、たとえば、レポレロ型の印刷製品のシーケンスを製造するために折られ かつミシン目入れされた（「エンドレス」紙）巻取紙が使用されるのであれば、 製品の最後の印刷ページと、これに続く製品の最初の印刷ページとの間の分離が 、印刷自体とは別に必要な唯一の後処理ステップである。この分離は、極めて簡 単なので、エンドユーザ（読者）がするように残しておくことさえできる。しか しながら、この種の処理においては、製造できるすべての印刷製品のページのサ イズは使用される巻取紙によって予め決定される。 印刷された行（並置された印刷されたページ）と垂直の方向に折られた端を有 し、折られた状態ではたとえばＡ４のフォーマットを有するレポレロ型の新聞、 雑誌、またはパンフレットは、楽に扱える読みものであり、かつ新聞および雑誌 では普通であるようなあらゆる種類の異なった内容を再生産するのに適している 。 この種のレポレロ型の製品の極めて簡単な製造方法は、極めて多様なソースか らデジタル印刷データが極めて多様な製造場所へとたとえば電話網を通じて供給 される分散化された製造に極めて適している。このように分散化が可能であると いうことは、この発明の方法のさらなる利点である。 この発明の方法およびこの方法により製造された印刷製品が、以下の図に関し てより詳細に説明される。 図１および２はこの発明の方法の２つの変形例の方法図である。 図３は、５枚のシート（１０枚の印刷されたページ）を備える簡単なレポレロ 型印刷製品を示す。 図４は、レポレロ型の中間製品から製造された背がのりづけされた多ページ印 刷製品の製造を示す。 図５は、さらに製本された印刷製品（本）に処理することができるレポレロ型 の中間製品の製造を示す。 図６は、図５による中間製品のページの列を示す。 図７は、包装用シートを含む、この発明の方法により製造された印刷製品を示 す。 図８から１０は、この発明の方法により製造された印刷製品の製造および配送 のための異なった組織図を示す。 図１は、印刷製品のシーケンスを製造するためのこの発明の方法の最も簡単な 変形を示す。使用されている素材は、長さ方向に垂直に交互の方向へ折り畳まれ 折り畳まれた積重ね１を形成している準エンドレス巻取紙Ｐである。巻取紙Ｐの 折り畳まれた端は、加えてミシン目入れされていてもよい。巻取紙Ｐは実質的に 連続的に矢印方向へと導かれ、この矢印は、印刷されるときの紙の動きの方向を 示しており、両面に印刷されるよう印刷装置２へと向かい、そして各個別の印刷 製品を巻取紙から分離するため分離装置３へと向かっている。印刷装置および分 離装置は、破線で示されるように、それぞれデータまたは制御ラインを通じて印 刷および制御データを発生するコンピュータ４と接続されている。このコンピュ ータは、印刷されるべき印刷ページの列に関しての印刷データを印刷装置２に供 給し、かつ、個別の印刷製品を巻取紙Ｐから分離するためのデータを分離装置３ に供給する。 この発明の方法により製造された印刷製品は、折り畳まれた積重ねの形のさま ざまなページ数のかつさまざまな内容を備えたレポレロ型製品５の予め決定され 得るシーケンスの一例である。ページのフォーマットは使用される素材（折り畳 まれた巻取紙）によって実質的に決定される。この種の折り畳まれた積重ねが有 している利点は、互いに対向して位置するその折り畳まれた端がそれぞれ１層の 紙しか含まないので、極めて安定しておりしたがってさらなる方策なしに包装で きるということである。レポレロ型製品はまた、印刷および分離処理のすぐ後に 、たとえばＵまたはＳの形に曲げて個別に包装してもよい。 印刷装置２は実質的に、既知の原則によって作業する少なくとも２つのデジタ ルプリンタを含んでおり、これらプリンタは各々装置の中を流れていく巻取紙Ｐ の一面に少なくとも１つの並置された印刷ページの列を印刷する。巻取紙の各側 に１つのプリンタが配置され、有利には、紙の運動方向に並べて配置され、互い のすぐ後に紙の上の１つの場所に印刷を行なうようにする。 プリンタは、たとえばインクジェット法、レーザ印刷法、または感熱法などの 既知の印刷方法の１つによって作業する。先行技術によれば、この種の方法によ って１秒間に５メートルの巻取紙に印刷することができる、すなわち、言い換え れば、この発明の方法によれば、Ａ４フォーマットのページを持つおよそ５０ペ ージのレポレロ型製品が１秒間に印刷可能であり、性能は将来的には必ず向上し 得るであろう。多カラー印刷のデジタル方法もまた公知であり、明らかにこれも またこの発明の方法に適用可能である。 印刷および制御データを発生するコンピュータ４は実質的に先行技術に対応し ており、ここでさらに詳細に説明する必要はない。既に今日、印刷の準備段階す なわち内容の記述、図形表示、およびレイアウトなどはしばしばデジタル化され ており、印刷鋳型を製造するためにデジタルデータが使用されているが、一方、 この発明の方法では、プリンタを制御するためにデジタルデータが使用される。 印刷および制御データを発生するコンピュータ４は実質的に以下の機能を司っ ており、これらはまた別の順番で行なうこともできる。デジタルテキストおよび 画像データを発生するためにテキストおよび画像を処理するステップ。読む順番 に従ったページシーケンスの印刷製品に特定のデータを発生するためレイアウト およびページネーションを行なうステップ。レポレロ型印刷製品または中間製品 のページの列を発生するため印刷製品に特定のデータを再び順序づけるステップ 。製品のタイプに特定のデータと（たとえば受信人に特定の）個々の見本の特定 のデータとを合わせ、レポレロ型印刷製品のシーケンスのデジタルデータを発生 するステップ。付加的シートのデータを加えるステップ。ページの列の（たとえ ばポストスクリプトファイルまたは画素ファイルなどの）プリンタデータを発生 するステップ。分離命令およびもし必要ならば異なったフォーマットのページに 関しての折り命令の制御データを発生するステップ。 上に説明したよりも早い段階でデータ発生に個別化を加えることもまた考えら れる。完全な印刷製品についてのデータ（製品に特定のデータ）ではなく、単一 の寄稿についてのデータ（製品パーツに特定のデータ）を、たとえば、言葉およ び画像処理、レイアウトならびにページングのステップにおいて準備することも できる。これらのデータは、注文されたときに個別に編集することができる、す なわち、個別のレポレロ型印刷製品のページの列のデータへと処理することがで きる。 印刷データおよび制御データを発生するコンピュータ４は、極めてさまざまな ユニットからなってよく、これらは位置的に互いに分離されていてもよい。ユニ ットの一部分では、たとえば、印刷製品（新聞または雑誌全体）に特定のデータ または印刷製品の部門（新聞、雑誌の部門）に特定のデータまたは印刷製品の部 分（寄稿、記事、広告部分）に特定のデータ、が発生され、一方他の部分では、 （たとえば住所などの）内容の個別の部分および個別の付加的シートの個別の見 本に特定のデータが発生され、そしてさらに別の部分では、包装の受信人および 包装用紙片などの付加的シートのための包装または積重ねに特定のデータが発生 される。さらなるユニットが、さまざまなソースからの印刷データを記録するた めおよび、もし製品のシーケンスを印刷するためにそれらが読出されるのであれ ばデータを合わせ編集して印刷列を形成するために設けられる。 特に（図８から図１０も参照）分散化された方法では長くなり、かつネットワ ークを形成するかもしれないデータラインの機能のためには、電話網を使用する ことができる。 図２はこの発明の方法のさらなる変形を示す。図１による変形とは反対に、巻 取紙Ｐは折り畳まれた積重ねからではなくロール６から供給されており、すなわ ち、巻取紙Ｐは印刷のときにはまだ折り畳まれていない。折り畳みおよび分離ス テーション７で印刷された後ではじめて、巻取紙Ｐは、印刷されたページの間で 折り畳まれそして恐らくは個別の印刷製品の間でミシン目入れされかつ分離され る。この方法の変形においては、少なくとも巻取紙の縦方向においてレポレロ型 製品８のフォーマットを変えることができる。また、異なった幅のページを含む 製品を製造することもできる。たとえば、完全に互いに分離されない製品におい て、後で分離する際容易に識別できるように最初および最後のページの幅をより 広くしておくことが有利かもしれない。より幅の広いページはまた製品における 索引ページとして使用することもでき、そのように印刷されてもよい。 方法の変形としてはまた、印刷の後に巻取紙Ｐを再び巻取り、巻取られた形で 輸送しおよび／または中間的に保管し、そして広げた後に折り畳まれた積重ねへ と折り畳み、個別の印刷製品に分離するということも考えられる。 巻取紙を折り畳まれた積重ねへと折り畳むための装置は、たとえば、ＤＥ−３ １０８５５１に記載されている。この装置は、もしページのフォーマットが変更 されないままであれば、折りおよび分離ステーションの一部としてこの発明の方 法に適用することができる。同文献に記載された方法は、すべて同じ数のページ を有する同一の印刷製品の版を製造するときに折り畳まれた積重ねを中間製品と して使用しており、この方法はこの発明の方法とは比較できない。 図３は、折り畳まれかつ恐らくはミシン目入れされた端によって接続されてい る５枚のシートを含む、すなわち１０枚の印刷ページを含む例示的なレポレロ型 印刷製品を示す。この図からわかるように続いた印刷ページの２つの列は巻取紙 の両面に印刷されねばならない。つまり、表面にはＳ．１（表ページ）−Ｓ．１ ０−Ｓ．９−Ｓ．８−Ｓ．７および裏面にはＳ．２−Ｓ．３−Ｓ．４−Ｓ．５− Ｓ．６である。この種の製品は、まずタイトルページを備えた表紙シートＳ．１ をめくり、次に一度に二重になった１つのシートをめくり、レポレロの一方側を 読み終えた後、同様にして他方側を読み続けることにより、読者が大変楽に読む ことができ、開くことができる。レポレロ型の製品は実際完全に開くことができ る（両方のページが完全に見える）ので、レポレロが開かれているときには、少 なくとも互いに横に並んだページの上に１枚のページから次のページへと印刷さ れた情報が連続的に流れ得る。 図４は、図１および図２に示す方法の１つによって製造され、たとえば図示さ れているように１４枚のシートを含みすなわち２８枚の印刷されたページを含む レポレロ型予備製品１０を背がのりづけされた印刷製品にする後処理を示す。こ の目的で、レポレロ型中間製品の一方側の折り畳まれた端１１は合わせてのりづ けされており一方、他方側の折り畳まれた端１２はたとえば端領域を切り取るこ とによって切り開かれている。のりづけされた背にわたって延びる表紙シート１ ３は、同時にまたはさらなる方法ステップにおいてレポレロ型中間製品に合わさ れてよい。 図４に示す方法においては以下の２つの印刷されるページの列が印刷されねば ならない。表面に、Ｓ．１−Ｓ．４−Ｓ．５−Ｓ．８−Ｓ．９−Ｓ．１２−Ｓ． １３−Ｓ．１６−Ｓ．１７−Ｓ．２０−Ｓ．２１−Ｓ．２４−Ｓ．２５−Ｓ．２ ８および裏面に、Ｓ．２−Ｓ．３−Ｓ．６−Ｓ．７−Ｓ．１０−Ｓ．１１−Ｓ． １４−Ｓ．１５−Ｓ．１８−Ｓ．１９−Ｓ．２２−Ｓ．２３−Ｓ．２６−Ｓ．２ ７であり、レポレロ型にするための製品（図３を参照）に対してのページシーケ ンスとは異なったページシーケンスの列になっている。この背がのりづけされた 印刷製品は、連続したシートが、１対ごとに背において恐らくはミシン目入れさ れた折り畳まれた端によって一緒に合わされているという点で既知の方法により 製造される類似した製品とは異なっている。 これは、図４に従って製造された背がのりづけされた印刷製品は、特にミシン 目入れされ折り畳まれた端を有する折り畳まれた積重ねから製造されたならば、 既知の方法によって製造された製品に比べはるかに良くかつより完全に開くこと ができるということを示している。したがって、ページ全体に情報を印刷するこ とができるだけでなく、また読者に面倒をかけることなく２つの隣接したページ の間に中断なく印刷できるのである。 図５は、３つの並置された印刷ページの列を有する巻取紙２０を示す。巻取紙 はまず縦方向にページの列の間で折り畳まれ４層の巻取紙２１が形成される。４ 層の巻取紙は次に折り畳まれて、４層の折り畳まれた積重ね２２を形成する。こ の種の折り畳まれた積重ねは、たとえば製本されるべき本のすべてのページを含 み得る。製本するために、折り畳まれた積重ねの一方側の折り畳まれた端２３は ４つの層を合わせるように綴じられ、そして個別の「折丁」を合わせるよう互い にのりづけされるかまたは縫い合わされる。折り畳まれた積重ねの反対側の折り 畳まれた端２４は、折り畳まれた端を横切る（巻取紙の縦方向と平行の）端とと もに化粧裁ちされる。 図５に示すように４つの印刷されたページの列を持つ巻取紙２０を縦方向に折 り畳むのではなく、ページの列の間でこれを分離することもまたもちろんでき、 そして巻取紙の部分を重ね合わせることもできる。また、レポレロ型製品の平行 なグループ（４つのグループ）を製造することも可能であり、このような平行の 部分巻取紙においては、その製品のページのサイズは巻取紙の幅に対応しない。 並行して製造されるレポレロ型製品のこのようなグループ（４つのグループ）は 同一にもできるしまたは異なったものにもできる。もし巻取紙の部分が印刷およ び縦方向の分離の後に分離して処理されるのならば、並行して製造されるレポレ ロ型製品はまた異なったページ数を有することもできる。 図６は、図５に示す方法により巻取紙に印刷された印刷されたページの順番を 示す。図示された例は、ページＳ．１からＳ．１６を含む第１の「折丁」を示し ている。図の右側は印刷された巻取紙２０の始めを示している。始めの１６枚の ページ（Ｓ．１からＳ．１６）のページ番号は、巻取紙の表面についてはページ の上の矩形に、そして巻取紙の裏面についてはページの下の矩形に示されている 。図の左側は、折り畳まれた予備製品２２としての同じ巻取紙の始めを示してい る。 図５による方法の変形は、１つの相応に幅の広い巻取紙にいくつかの（４つの ）並置された印刷されたページの列を印刷するのではなく、いくつかの相応によ り狭い幅の巻取紙に印刷し、そして次にこれらのより幅の狭い巻取紙を重ね合わ せ、そしてそれらを折り畳んで多層の折り畳まれた積重ねを形成することにある 。さらなる変形は、多層の（折り畳まれたまたは重ね合わされた）巻取紙を折り 畳んで折り畳まれた積重ねにする前に隣接する印刷されたページの対の間で折丁 へと分離することにあり、この折丁は次に折り畳まれそして既知の方法によって 製造された折丁について知られているのと実質的に同じ態様で本を形成するよう 後処理される。既知の方法と比較してのこの発明の方法の大きな利点は、先に述 べたように、折丁が後処理において使用されるのと同じ順番で印刷されるため、 印刷された折丁を中間的に保管することなく後処理を印刷に続けて行なうことが できるという点である。 図７は、この発明の方法によって容易に製造可能なさらなる印刷製品を示す。 これは、たとえば７枚のシート、つまり１４枚の印刷されたページ（Ｓ．１から Ｓ．１４）を含むレポレロ型製品であって、レポレロ型製品の第１および最後の シートにさらに３枚のシートが接続されており、これらのさらなるシートは包装 用シート（Ｖ．１からＶ．３）であって、折り畳まれた積重ねの態様で折り畳ま れてもまた折り畳まれなくてもよい。包装用シートＶ．２は、たとえば、レポレ ロ型製品のための（見本に特定の）個別の住所Ａを載せている。包装用シートＶ ．１からＶ．２は、図７の右側に示す態様で実際のレポレロ型製品のまわりに巻 かれており、ともにのりづけされるかまたはさまざまな態様で（のりづけ点３０ において）接続される。 包装用の住所を備えたシートおよび、見本または積重ねに特定の情報を備えた または備えない同様の付加的なシートであって、積重ねの中の印刷製品または印 刷製品の内容に実際に属するわけではないシートは、個別のレポレロ型印刷製品 または同様の態様で連続して製造されるレポレロ型印刷製品の積重ねを印刷する 方法と同じ印刷方法で製造することができ、これらの付加的なシートは、少なく とも予備的な状態では、恐らくはミシン目入れされている折り畳まれた端によっ て製品の１つの最も外側のシートの１つと接続されている。 図８から図１０は印刷製品が予め定められたシーケンスでこの発明の方法によ って製造されかつ配送される異なった分散化された組織を極めて概略的に示す。 図８は、レポレロ型印刷製品またはこのような印刷製品への寄稿が（恐らくは 試験のための単一の印刷物の印刷も含めて）純粋にデジタル形式で製造される３ つの出版者４０を示す。出版者４０から、印刷製品またはこれらの部分は、デジ タル形式で注文をとるために卸売業者４１に送られる。卸売業者は印刷製品の、 または印刷製品の一部の印刷データを、自分自身で決定したシーケンスで得、も し必要ならば（見本または積重ねに特定の）自分自身のデータとそれを組合せ、 それをプリンタデータに処理し、これを用いて自分自身の印刷装置を制御する。 もちろん、出版者４０はさまざまな卸売業者４１にデジタルデータを供給できる 。卸売業者４１は、レポレロ型の印刷製品またはレポレロ型の予備的製品から製 造された形の印刷製品を小売業者４２に送り、そして、同じルートを通じて売れ 残りの製品を回収する。読者４３は小売業者４２から製品を購入し、たとえばそ れらを家に持ち帰ってそこで読む。 図９は印刷製品の製造および配送のためのさらなる分散化された組織を示す。 これらまたはこれらの部分はやはりデジタル形式で出版者４０によって製造され るが、ここでは、印刷装置を装備している小売業者４２．１に直接送られる。小 売業者４２．１は、顧客からの求めがなければ印刷製品を注文する必要がなく、 需要に従ってそれらを注文しかつ印刷することができるので、卸売業者に送り返 さねばならない売れ残りの商品はない。小売業者４２．１はまた、そこで読者が 所望の製品または所望の寄稿のシーケンスを直接に注文できそれを印刷できる全 く人員を必要としない自動販売機であると考えることもできる。この組織におい ては、自分自身印刷装置を装備し所望の製品を家または職場から注文することが できそれらを自分自身で印刷する読者４３．１もまた考えられる。 図１０は、印刷製品の製造および配達のためのさらなる組織を示す。製品はや はり出版者４０によってデジタル形式で製造され、小売業者４２に供給を行なう 乗物４４の中で印刷され、印刷データおよび小売業者４２の注文は少なくとも部 分的に無線によって乗物４４に送信できる。 図８から図１０に示すこの発明の方法により製造される印刷製品の製造および 配送のための組織はさらに自由に組合せたりまたは発展させたりできる。同じ目 的を有する既知の組織と比較してのこれらの利点は、輸送の距離および輸送せね ばならない重量が減じられ、常に製品を最新のものにすることができ、かつ、よ り容易かつより正確に製造を需要に合わせることができるという点である。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年８月５日 【補正内容】 新聞および雑誌を製造するための方法 この発明は、印刷技術分野に関し、かつ印刷製品を製造するための印刷された 素材の後処理に関する。これは、新聞および雑誌を製造するための第１の独立請 求項の包括部分による方法に関する。 先行技術によれば、印刷製品、特に部数の多い印刷製品は、第１の方法ステッ プにおいて板またはシリンダなどの形の少なくとも１つの印刷鋳型を形成し、第 ２のステップにおいてこの印刷鋳型によりシートまたは準エンドレス巻取紙の形 の紙の上に印刷し、そして、折り、裁ち、丁合い、とじ、製本および／またはの りづけなどの後処理のさまざまなステップを含む第３のステップにおいてたとえ ば新聞、雑誌、パンフレット、本などの多ページ印刷製品（また恐らくは１ペー ジのみの印刷製品）を製造することによって、製造される。さらに、仕上がり印 刷製品を配送するためにこれらの印刷製品は個々にまたはグループで梱包され宛 て名および包装用紙片がつけられる。 印刷鋳型を用いての印刷の場合には、この鋳型は通常連続した印刷処理におい て繰返し紙の上に押しつけられるかまたは、紙の上に転がされ、よって印刷処理 によって何度も繰返される印刷パターンの大きさはこの印刷鋳型の大きさによっ て決められる。準エンドレス巻取紙の上を転がるシリンダ型の印刷鋳型において は、巻取紙の上で繰返される印刷パターンは最大で印刷鋳型または巻取紙と同じ 幅であり、印刷鋳型の円周と同じ長さである。本の印刷においては通常、８枚の ページに対応する印刷鋳型が使用され、両面に印刷されたシートは１６枚の本の ページ（８枚のシート）に対応する。 さらに印刷パターンを印刷するためには、さらに印刷鋳型を製造せねばならな いだけでなく、また印刷鋳型を印刷機械の上で交換せねばならない。印刷鋳型を 用いた印刷方法は、同じ印刷鋳型を用いて印刷される見本の数が多ければ多いほ どより効率的であり、もしすべての見本がすぐに連続して印刷されるのであれば 最も効率的である。 部数が多く製品の大きさが複数の異なった印刷鋳型を用いなければ印刷できな いような大きさである印刷製品を印刷鋳型を用いて製造するのであれば、必要な 印刷鋳型の数に対応する複数の印刷機械を用いて、これらの機械からの生産品を さらに並行して処理するかまたは、異なった鋳型を用いて連続的に印刷を行ない 実質的に印刷処理が完了するまで生産品を中間的に蓄え次に仕上がり印刷製品を 製造することになる。明らかに、第１の方法では多額の投資が要求され、他方後 者の方法では多くの時間が必要となる。上述の２つの方法の中間的形態もまたも ちろん一般的なものである。 近年、特に新聞および雑誌の分野において、実際の部数すなわち製造される全 く同一の製品の数を減じようとする要求が高まってきた。こうした要求は特定地 域向けのまたは特定分野に関する版から全く個別化された単一製品にまで、そし て、（たとえば同一の内容に異なった表紙または異なった付録をつけたものなど の）異なった部門を選択したものからなる冊子（copy）から（個別の記事を選ん だものまたは個別の広告部門などの）異なった内容を備えた冊子にまで、広がっ ている。ある程度までは上述の方法によってこの種の要求を満たすことができる が、その場合には明らかにかなり効率が落ちることになる。 上述の方法を用いつつも効率の減少は許容できる程度にとどめ、要求されてい るように単一の冊子をより少部数により高度に個別化できるようにするため、現 在の開発において、印刷製品の後処理を組織立ったものにすること、特に、実際 の印刷方法を変更することなく柔軟性を高め高度に個別化された製品を製造でき るような態様で、後処理のための装置を設計し、制御し、かつ結合させることが 試みられている。こうした開発により、たとえばＥＰ−０５１１１５９またはＵ Ｓ−５２８０８９５および本出願人のＤＥ−１９５２４９１２などに記載されて いるようなシステムができた。 同一の原稿の１つの版として実際に印刷された新聞および雑誌は、たとえば以 下の後処理のステップによって郵送の準備をされる。すなわち、特別に設けられ たプリンタによって印刷された（たとえば個別の発信人の住所を載せた返信用葉 書などの）特定受信人向けの情報を少なくとも部分的に含み得る、受信人ごとに 編集された付録を入紙するステップ、内側または外側に（個人の住所などの）付 加的な個別印刷を行なうステップ、住所に基づいて個別にまたはグループで梱包 を行なうステップであって、その集合包装(collected package)のためにさらな るプリンタによってたとえば住所シートおよび包装用紙片などが製造されるステ ップとである。個別化された新聞はまた郵便ルートに対応する順番に並べて、梱 包し、集合包装を形成することができる。しかしながら、このような方法のため のソフトウェアおよび制御に関してのコストは明らかに多額になる。 また、この種のシステムは、達成可能な柔軟性の度合いおよび見本の個別化に 関しての限界に突き当たり、上に取り上げたような要求が無限に満たされること はあり得ないだろうということも予測できる。 テジタル印刷方法においては、印刷方法の効率を制限することなく印刷される 製品の個別化がほとんど制限されないということは既知である。これはつまり、 もし印刷製品の後処理のための適切な方法が見つけられたならば、利用できる可 能性があるということであり、この方法は、特に実質的に柔軟性の向上に見合う 十分な効率性を持たねばならない。この種の方法は、たとえば、ＵＳ−４９００ ００１に記載されている。本の形の製品を製造するための記載された方法によれ ば、デジタル印刷方法を用いて、巻取紙の上に互いに並んでまたは互いの上下に ページが印刷され、次に巻取紙は折り畳まれて折り畳まれた積重ねを形成し、折 り畳まれた積重ねの（重ね合わされた折りによって形成される）片面はのりづけ され反対側の面は化粧裁ちされる。 こうした理由で、この発明の目的は、印刷製品の予め定められたシーケンス、 特に多ページ印刷製品を製造するための方法であって、見本の個別化の可能性お よび柔軟性に関して公知のシステムの限界を超えて適用可能である方法、かつ実 質的に効率を損なうことなくほとんどあらゆる種類の異なった個別化された新聞 および雑誌の冊子のほとんどあらゆる予め定められたシーケンスであっていかな るページ数のものでも製造できる方法を示すことである。 この目的は、対応する請求項に規定された方法によって達成される。 この発明の方法の基本的な着想は一貫してデジタル印刷によって可能になった 柔軟性を利用することにある。「印刷鋳型」はテジタル印刷方法においては常に 新しく用意されていくので、このような方法の柔軟性は実際の印刷鋳型を用いる 印刷方法の柔軟性に比べるとはるかに大きなものである。この発明の方法におい ては、印刷された素材および印刷された素材を仕上がり印刷製品にする後処理は 一貫してこの高い柔軟性に適応するものである。 決まった印刷鋳型が紙に押しつけられるのではなくて、「書込手段」が予め決 定されたパターンを紙に書込むように連続的に変化するようデジタル方式でトリ ガされるあらゆる印刷方法についてこの「デジタル印刷」という語が使用される 。この種の方法で最も最近のものとしては、既に時代遅れとなったマトリクス印 刷法、レーザおよびインクジェット法、ならびにさまざまな感熱式の方法がある 。 印刷製品のいかなるシーケンスでも製造することができるこの発明の方法は以 下の原則を有する。デジタル印刷方法を用いて、製造されるべき印刷製品のシー ケンスの印刷製品のページが、並置された印刷されたページの少なくとも１つの 列という形で準エンドレス巻取紙の表および裏に印刷される。印刷されたページ の並置とは通常のページについては印刷された行が実質的に巻取紙の縦方向と平 行であることを意味する。印刷するために、巻取紙は連続的に対応する印刷装置 を通って導かれる。１つの製品のページが印刷された後、シーケンスのうちの次 の製品のページがやはり巻取紙の両面に印刷される並置されたページの１つの列 の形で印刷される。印刷の前または後に、折り畳まれた積重ねを形成するため、 巻取紙は印刷されるべきページの列であるページの間または既に印刷されたペー ジであるページの間で交互の方向に横方向に折り畳まれる。各々が製造されるべ きシーケンスの印刷製品を形成する印刷されたページのグループの間で、巻取紙 は横に分離されるかまたは少なくとも（たとえばミシン目入れまたは部分的分離 によって）容易に分離可能な状態にされる。こうしてレポレロ型印刷製品のシー ケンス（すなわち各々が折り畳まれた積重ねの形を有する印刷製品のシーケンス ）が製造され、連続した製品の最初および最後のページは恐らくはまだ互いに接 続しているかもしれないが容易に分離可能である。この種の印刷製品は、そのま ますなわちレポレロ型のままで読者に配送することもでき、または以下に示すよ うに、それ自体公知であるさまざまな形の印刷製品を形成するよう後処理するこ ともできる。 デジタル印刷方法においては「印刷鋳型」は常に新しく準備されるので、次々 に印刷されるページまたはページのグループが同一であるか否かといったことは 重要ではなく、かつ、同一のページまたはページのグループが繰返し印刷される が直接に連続していないかどうかといったことも重要ではない。これは単にあら ゆる程度の個別化が可能であるということを意味するだけでなく、ページ数の多 い印刷製品については、印刷のあと続けて後処理ができるよう、連続してかつ後 処理に好都合な順番で製品を印刷できることを意味する。 印刷製品の実際の内容を含むページの製造とは別に、（積重ねに特定の情報で ある）包装用住所および包装用紙片または他の印刷されたもしくは印刷されてい ない付加的なシートの製造をこの発明の方法に統合することができる。すなわち 、このようなページを、後処理に従った予め定められた位置において準備される べきページのシーケンスで印刷することができまた印刷せずに残すこともでき、 したがってこのような付加のために先行技術において通常使用される２次的な印 刷装置が必要ないのである。 もし、たとえば、レポレロ型の印刷製品のシーケンスを製造するために折られ かつミシン目入れされた（「エンドレス」紙）巻取紙が使用されるのであれば、 製品の最後の印刷ページと、これに続く製品の最初の印刷ページとの間の分離が 、印刷自体とは別に必要な唯一の後処理ステップである。この分離は、極めて簡 単なので、エンドユーザ（読者）がするように残しておくことさえできる。しか しながら、この種の処理においては、製造できるすべての印刷製品のページのサ イズは使用される巻取紙によって予め決定される。 印刷された行（並置された印刷されたページ）と垂直の方向に折られた端を有 し、折られた状態ではたとえばＡ４のフォーマットを有するレポレロ型の新聞、 雑誌、またはパンフレットは、楽に扱える読みものであり、かつ新聞および雑誌 では普通であるようなあらゆる種類の異なった内容を再生産するのに適している 。 この種のレポレロ型の製品の極めて簡単な製造方法は、極めて多様なソースか らデジタル印刷データが極めて多様な製造場所へとたとえば電話網を通じて供給 される分散化された製造に極めて適している。このように分散化が可能であると いうことは、この発明の方法のさらなる利点である。 この発明の方法およびこの方法により製造された印刷製品が、以下の図に関し てより詳細に説明される。 図１および２はこの発明の方法の２つの変形例の方法図である。 図３は、５枚のシート（１０枚の印刷されたページ）を備える簡単なレポレロ 型印刷製品を示す。 図４は、包装用シートを含む、この発明の方法により製造された印刷製品を示 す。 図５から７は、この発明の方法により製造された印刷製品の製造および配送の ための異なった組織図を示す。 図１は、印刷製品のシーケンスを製造するためのこの発明の方法の最も簡単な 変形を示す。使用されている素材は、長さ方向に垂直に交互の方向へ折り畳まれ 折り畳まれた積重ね１を形成している準エンドレス巻取紙Ｐである。巻取紙Ｐの 折り畳まれた端は、加えてミシン目入れされていてもよい。巻取紙Ｐは実質的に 連続的に矢印方向へと導かれ、この矢印は、印刷されるときの紙の動きの方向を 示しており、両面に印刷されるよう印刷装置２へと向かい、そして各個別の印刷 製品を巻取紙から分離するため分離装置３へと向かっている。印刷装置および分 離装置は、破線で示されるように、それぞれデータまたは制御ラインを通じて印 刷および制御データを発生するコンピュータ４と接続されている。このコンピュ ータは、印刷されるべき印刷ページの列に関しての印刷データを印刷装置２に供 給し、かつ、個別の印刷製品を巻取紙Ｐから分離するためのデータを分離装置３ に供給する。 この発明の方法により製造された印刷製品は、折り畳まれた積重ねの形のさま ざまなページ数のかつさまざまな内容を備えたレポレロ型製品５の予め決定され 得るシーケンスの一例である。ページのフォーマットは使用される素材（折り畳 まれた巻取紙）によって実質的に決定される。この種の折り畳まれた積重ねが有 している利点は、互いに対向して位置するその折り畳まれた端がそれぞれ１層の 紙しか含まないので、極めて安定しておりしたがってさらなる方策なしに包装で きるということである。レポレロ型製品はまた、印刷および分離処理のすぐ後に 、たとえばＵまたはＳの形に曲げて個別に包装してもよい。 印刷装置２は実質的に、既知の原則によって作業する少なくとも２つのデジタ ルプリンタを含んでおり、これらプリンタは各々装置の中を流れていく巻取紙Ｐ の一面に少なくとも１つの並置された印刷ページの列を印刷する。巻取紙の各側 に１つのプリンタが配置され、有利には、紙の運動方向に並べて配置され、互い のすぐ後に紙の上の１つの場所に印刷を行なうようにする。 プリンタは、たとえばインクジェット法、レーザ印刷法、または感熱法などの 既知の印刷方法の１つによって作業する。先行技術によれば、この種の方法によ って１秒間に５メートルの巻取紙に印刷することができる、すなわち、言い換え れば、この発明の方法によれば、Ａ４フォーマットのページを持つおよそ５０ペ ージのレポレロ型製品が１秒間に印刷可能であり、性能は将来的には必ず向上し 得るであろう。多カラー印刷のデジタル方法もまた公知であり、明らかにこれも またこの発明の方法に適用可能である。 印刷および制御データを発生するコンピュータ４は実質的に先行技術に対応し ており、ここでさらに詳細に説明する必要はない。既に今日、印刷の準備段階す なわち内容の記述、図形表示、およびレイアウトなどはしばしばデジタル化され ており、印刷鋳型を製造するためにデジタルデータが使用されているが、一方、 この発明の方法では、プリンタを制御するためにデジタルデータが使用される。 印刷および制御データを発生するコンピュータ４は実質的に以下の機能を司っ ており、これらはまた別の順番で行なうこともできる。デジタルテキストおよび 画像データを発生するためにテキストおよび画像を処理するステップ。読む順番 に従ったページシーケンスの印刷製品に特定のデータを発生するためレイアウト およびページネーションを行なうステップ。レポレロ型印刷製品または中間製品 のページの列を発生するため印刷製品に特定のデータを再び順序づけるステップ 。製品のタイプに特定のデータと（たとえば受信人に特定の）個々の見本の特定 のデータとを合わせ、レポレロ型印刷製品のシーケンスのデジタルデータを発生 するステップ。付加的シートのデータを加えるステップ。ページの列の（たとえ ばポストスクリプトファイルまたは画素ファイルなどの）プリンタデータを発生 するステップ。分離命令およびもし必要ならば異なったフォーマットのページに 関しての折り命令の制御データを発生するステップ。 上に説明したよりも早い段階でデータ発生に個別化を加えることもまた考えら れる。完全な印刷製品についてのデータ（製品に特定のデータ）ではなく、単一 の寄稿についてのデータ（製品パーツに特定のデータ）を、たとえば、言葉およ び画像処理、レイアウトならびにページングのステップにおいて準備することも できる。これらのデータは、注文されたときに個別に編集することができる、す なわち、個別のレポレロ型印刷製品のページの列のデータへと処理することがで きる。 印刷データおよび制御データを発生するコンピュータ４は、極めてさまざまな ユニットからなってよく、これらは位置的に互いに分離されていてもよい。ユニ ットの一部分では、たとえば、印刷製品（新聞または雑誌全体）に特定のデータ または印刷製品の部門（新聞、雑誌の部門）に特定のデータまたは印刷製品の部 分（寄稿、記事、広告部分）に特定のデータ、が発生され、一方他の部分では、 （たとえば住所などの）内容の個別の部分および個別の付加的シートの個別の見 本に特定のデータが発生され、そしてさらに別の部分では、包装の受信人および 包装用紙片などの付加的シートのための包装または積重ねに特定のデータが発生 される。さらなるユニットが、さまざまなソースからの印刷データを記録するた めおよび、もし製品のシーケンスを印刷するためにそれらが読出されるのであれ ばデータを合わせ編集して印刷列を形成するために設けられる。 特に（図８から図１０も参照）分散化された方法では長くなり、かつネットワ ークを形成するかもしれないデータラインの機能のためには、電話網を使用する ことができる。 図２はこの発明の方法のさらなる変形を示す。図１による変形とは反対に、巻 取紙Ｐは折り畳まれた積重ねからではなくロール６から供給されており、すなわ ち、巻取紙Ｐは印刷のときにはまだ折り畳まれていない。折り畳みおよび分離ス テーション７で印刷された後ではじめて、巻取紙Ｐは、印刷されたページの間で 折り畳まれそして恐らくは個別の印刷製品の間でミシン目入れされかつ分離され る。この方法の変形においては、少なくとも巻取紙の縦方向においてレポレロ型 製品８のフォーマットを変えることができる。また、異なった幅のページを含む 製品を製造することもできる。たとえば、完全に互いに分離されない製品におい て、後で分離する際容易に識別できるように最初および最後のページの幅をより 広くしておくことが有利かもしれない。より幅の広いページはまた製品における 索引ページとして使用することもでき、そのように印刷されてもよい。 方法の変形としてはまた、印刷の後に巻取紙Ｐを再び巻取り、巻取られた形で 輸送しおよび／または中間的に保管し、そして広げた後に折り畳まれた積重ねへ と折り畳み、個別の印刷製品に分離するということも考えられる。 巻取紙を折り畳まれた積重ねへと折り畳むための装置は、たとえば、ＤＥ−３ １０８５５１に記載されている。この装置は、もしページのフォーマットが変更 されないままであれば、折りおよび分離ステーションの一部としてこの発明の方 法に適用することができる。同文献に記載された方法は、すべて同じ数のページ を有する同一の印刷製品の版を製造するときに折り畳まれた積重ねを中間製品と して使用しており、この方法はこの発明の方法とは比較できない。 図３は、折り畳まれかつ恐らくはミシン目入れされた端によって接続されてい る５枚のシートを含む、すなわち１０枚の印刷ページを含む例示的なレポレロ型 印刷製品を示す。この図からわかるように続いた印刷ページの２つの列は巻取紙 の両面に印刷されねばならない。つまり、表面にはＳ．１（表ページ）−Ｓ．１ ０−Ｓ．９−Ｓ．８−Ｓ．７および裏面にはＳ．２−Ｓ．３−Ｓ．４−Ｓ．５− Ｓ．６である。この種の製品は、まずタイトルページを備えた表紙シートＳ．１ をめくり、次に一度に二重になった１つのシートをめくり、レポレロの一方側を 読み終えた後、同様にして他方側を読み続けることにより、読者が大変楽に読む ことができ、開くことができる。レポレロ型の製品は実際完全に開くことができ る（両方のページが完全に見える）ので、レポレロが開かれているときには、少 なくとも互いに横に並んだページの上に１枚のページから次のページへと印刷さ れた情報が連続的に流れ得る。 図４は、この発明の方法によって容易に製造可能なさらなる印刷製品を示す。 これは、たとえば７枚のシート、つまり１４枚の印刷されたページ（Ｓ．１から Ｓ．１４）を含むレポレロ型製品であって、レポレロ型製品の第１および最後の シートにさらに３枚のシートが接続されており、これらのさらなるシートは包装 用シート（Ｖ．１からＶ．３）であって、折り畳まれた積重ねの態様で折り畳ま れてもまた折り畳まれなくてもよい。包装用シートＶ．２は、たとえば、レポレ ロ型製品のための（個別の見本に特定の）個別の住所Ａを載せている。包装用シ ートＶ．１からＶ．２は、図４の右側に示す態様で実際のレポレロ型製品のまわ りに巻かれており、ともにのりづけされるかまたはさまざまな態様で（のりづけ 点３０において）接続される。 包装用の住所を備えたシートおよび、見本または積重ねに特定の情報を備えた または備えない同様の付加的なシートであって、積重ねの中の印刷製品または印 刷製品の内容に実際に属するわけではないシートは、個別のレポレロ型印刷製品 または同様の態様で連続して製造されるレポレロ型印刷製品の積重ねを印刷する 方法と同じ印刷方法で製造することができ、これらの付加的なシートは、少なく とも予備的な状態では、恐らくはミシン目入れされている折り畳まれた端によっ て製品の１つの最も外側のシートの１つと接続されている。 図５から図７は印刷製品が予め定められたシーケンスでこの発明の方法によっ て製造されかつ配送される異なった分散化された組織を極めて概略的に示す。 図５は、レポレロ型印刷製品またはこのような印刷製品への寄稿が（恐らくは 試験のための単一の印刷物の印刷も含めて）純粋にデジタル形式で製造される３ つの出版者４０を示す。出版者４０から、印刷製品またはこれらの部分は、デジ タル形式で注文をとるために卸売業者４１に送られる。卸売業者は印刷製品の、 または印刷製品の一部の印刷データを、自分自身で決定したシーケンスで得、も し必要ならば（見本または積重ねに特定の）自分自身のデータとそれを組合せ、 それをプリンタデータに処理し、これを用いて自分自身の印刷装置を制御する。 もちろん、出版者４０はさまざまな卸売業者４１にデジタルデータを供給できる 。卸売業者４１は、レポレロ型の印刷製品またはレポレロ型の予備的製品から製 造された形の印刷製品を小売業者４２に送り、そして、同じルートを通じて売れ 残りの製品を回収する。読者４３は小売業者４２から製品を購入し、たとえばそ れらを家に持ち帰ってそこで読む。 図６は印刷製品の製造および配送のためのさらなる分散化された組織を示す。 これらまたはこれらの部分はやはりデジタル形式で出版者４０によって製造され るが、ここでは、印刷装置を装備している小売業者４２．１に直接送られる。小 売業者４２．１は、顧客からの求めがなければ印刷製品を注文する必要がなく、 需要に従ってそれらを注文しかつ印刷することができるので、卸売業者に送り返 さねばならない売れ残りの商品はない。小売業者４２．１はまた、そこで読者が 所望の製品または所望の寄稿のシーケンスを直接に注文できそれを印刷できる全 く人員を必要としない自動販売機であると考えることもできる。この組織におい ては、自分自身印刷装置を装備し所望の製品を家または職場から注文することが できそれらを自分自身で印刷する読者４３．１もまた考えられる。 図７は、印刷製品の製造および配達のためのさらなる組織を示す。製品はやは り出版者４０によってデジタル形式で製造され、小売業者４２に供給を行なう乗 物４４の中で印刷され、印刷データおよび小売業者４２の注文は少なくとも部分 的に無線によって乗物４４に送信できる。 図５から図７に示すこの発明の方法により製造される印刷製品の製造および配 送のための組織はさらに自由に組合せたりまたは発展させたりできる。同じ目的 を有する既知の組織と比較してのこれらの利点は、輸送の距離および輸送せねば ならない重量が減じられ、常に製品を最新のものにすることができ、かつ、より 容易かつより正確に製造を需要に合わせることができるという点である。 請求の範囲 １．すぐに読むことができ、楽に扱うことができかつ自由に選択可能な程度で個 別化され、さまざまな数ｎ枚の印刷されたページを含む新聞および雑誌の冊子の 予め定められたシーケンスであって、シーケンスの各冊子の印刷されたページは 印刷されたページの列として準エンドレス巻取紙の両面に印刷され、巻取紙はペ ージの間で交互の方向に折り畳まれる、新聞および雑誌の冊子の予め定められた シーケンスを製造するための方法であって、印刷する前に、製造されるべき各冊 子について、新聞および雑誌の内容または新聞および雑誌の一部の内容を表わす データである新聞または雑誌に特定のデータが個別の冊子に特定のデータと合わ され、合わされたデータは処理されて、巻取紙の一面についてのシーケンス２、 ３、４、…、ｎ／２＋１の連続したページと巻取紙の他面についての１、ｎ、ｎ −１、…、ｎ／２＋２の連続したページとからなる印刷されたページのグループ である１からｎの印刷されたページのグループについてのデータを形成し、巻取 紙の２つの面に２つの連続したページが印刷され、巻取紙は折り畳まれた積重ね を形成し、そして、シーケンス内の２つの連続した冊子を表わすページの２つの グループの各々の間で巻取紙が分離されるかまたは容易に分離可能な状態にされ ることを特徴とする、方法。 ２．巻取紙は、２つの連続した冊子を表わすページの２つのグループの各々の間 でミシン目入れされることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ３．巻取紙（Ｐ）は紙のロールから印刷装置に送られ、その上にさまざまな幅の ページが印刷されかつ印刷されたページの幅に対応するさまざまな間隔で巻取紙 が折り畳まれることを特徴とする、請求項１または２の１つに記載の方法。 ４．印刷されたページのいくつかの列が巻取紙上に印刷され、印刷されたページ の列の間で縦方向に巻取紙が分離されることを特徴とする、請求項１または２の １つに記載の方法。 ５．冊子の少なくとも一部の連続したページが、加えて、少なくとも１つの印刷 されていないページまたは個別の冊子のみに特定の情報を含む１つのページを含 むことを特徴とする、請求項１から４の１つに記載の方法。 ６．印刷されていないページまたは個別の冊子のみに特定の情報を備えたページ が包装としてレポレロ型の冊子のまわりに巻かれることを特徴とする、請求項５ に記載の方法。 ７．印刷されたページのグループの中に少なくとも１枚のより幅の広い索引ペー ジが印刷されることを特徴とする、請求項３に記載の方法。 ８．冊子の連続した印刷されたページの最初および最後のページが他のページよ りも幅が広く、かつ、冊子またはその幅がより広い最初および最後のページがそ れぞれミシン目入れされたまたは部分的に分離され折り畳まれた端によって互い に接続されていることを特徴とする、請求項３から６の１つに記載の方法。 ９．請求項１から８の１つに記載の方法により製造されるｎ枚のページを有する 自由に選択可能な程度に個別化された新聞または雑誌の冊子であって、ページが 両面に印刷され折り畳まれた積重ねに折り畳まれた巻取紙からなるレポレロ型で あり、巻取紙の一面ではページの連続は２、３、４、…、ｎ／２＋１であり、巻 取紙の他面では１、ｎ、ｎ−１、…、ｎ／２＋２であることを特徴とする、新聞 または雑誌の冊子。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 できる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．デジタル印刷方法を用いて準エンドレス巻取紙上に印刷される、さまざまな ページ数の印刷製品の中間製品または印刷製品の予め定められたシーケンスを製 造するための方法であって、予め定められたシーケンスの印刷製品のすべての印 刷ページは、少なくとも１つの並置された印刷されたページの列の形で準エンド レス巻取紙（Ｐ）の表面および裏面に印刷され、予め定められたシーケンス中の 次の印刷製品のすべての印刷されるページが同じ態様で印刷され、印刷の前また は印刷の後に、印刷されるべきページまたは印刷されたページの間でそれぞれそ の縦方向と直角に交互の方向において巻取紙が折り畳まれ、そして、巻取紙は１ つの印刷製品に属する印刷されたページの２つのグループの各々の間で分離され るかまたは容易に分離可能な状態にされ、レポレロ型印刷製品のシーケンス（５ 、８）または印刷製品の中間製品が製造されることを特徴とする、方法。 ２．巻取紙は、少なくとも印刷製品の間の折りに沿って折られかつミシン目入れ されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ３．巻取紙は折り畳まれた積重ね（１）またはロール（６）から印刷装置に送ら れ、前記印刷装置の中で、巻取紙は同時または連続して両面に印刷されることを 特徴とする、請求項２または３の１つに記載の方法。 ４．巻取紙（Ｐ）はロールから印刷装置に送られ、かつ、さまざまな幅のページ を形成するよう折り畳まれることを特徴とする、請求項３に記載の方法。 ５．のりづけされた背を有する多ページ印刷製品を製造するために、多ページレ ポレロ型中間製品（１０）は一方の折り畳まれた側（１１）でのりづけされ、他 方の折り畳まれた側（１２）で化粧裁ちされることを特徴とする、請求項１から ４の１つに記載の方法。 ６．印刷されたページの複数の列は巻取紙（２０）の各面に印刷されることを特 徴とする、請求項１から４の１つに記載の方法。 ７．巻取紙（２０）は印刷されたページの列の間で縦方向に分離されることを特 徴とする、請求項６に記載の方法。 ８．巻取紙（２０）は縦方向に印刷されたページの列の間で折り畳まれ、縦方向 に折り畳まれた巻取紙（２１）は折り畳まれた積重ねの態様で折り畳まれ、折り 畳まれた積重ねの一方側の折り畳まれた端（２３）は個別に綴じられ、そして折 り畳まれた積重ねの反対側の折り畳まれた端（２４）は化粧裁ちされることを特 徴とする、請求項６に記載の方法。 ９．製造されるべき印刷製品のシーケンスの印刷製品の印刷されたページの部分 はいくつかの準エンドレス巻取紙の両面に並列して印刷され、いくつかの巻取紙 は一緒にされて多層巻取紙を形成し、この多層巻取紙は折り畳まれた積重ねの態 様で折り畳まれることを特徴とする、請求項１から４の１つに記載の方法。 １０．製造される印刷製品のタイプに特定のデータがデジタル印刷処理のために 発生され、このデータが製造される印刷製品の個別の見本に特定のデータと合わ されることを特徴とする、請求項１から９の１つに記載の方法。 １１．印刷製品に特定のデータが印刷製品の部分に特定のデータを組合せること によって発生されることを特徴とする、請求項１０に記載の方法。 １２．少なくとも１つの印刷されたまたは印刷されていない付加的シート（Ｖ． １／２／３）が、少なくとも印刷製品のシーケンスの中の互いに連続した印刷製 品の選択された対の印刷されたページのグループの間に、巻取紙の上に与えられ ることを特徴とする、請求項１から１１の１つに記載の方法。 １３．複数の付加的シート（Ｖ．１／２／３）が包装としてレポレロ型印刷製品 のまわりに巻かれることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。 １４．製品は他のシートよりも幅が広い索引シートを含むことを特徴とする、請 求項４に記載の方法によって製造される多ページレポレロ型印刷製品。 １５．のりづけされた背を含む印刷製品であって、のりづけされた背の側で、折 り畳まれた端またはミシン目入れされた折り畳まれた端によって、印刷製品の２ つの隣接するシートの各々が互いに接続されていることを特徴とする、請求項５ に記載の方法によって製造される多ページレポレロ型印刷製品。 １６．レポレロ型であって、レポレロ型印刷製品の最初または最後のシートに接 続されたいくつかの付加的シート（Ｖ．１／２／３）が包装として製品のまわり に巻かれていることを特徴とする、請求項１３に記載の方法によって製造される 多ページ印刷製品。 １７．製品の最初および最後のシートが他のシートよりも幅が広く、かつ、各製 品の第１のシートが隣接する製品の最後のシートにミシン目入れされたまたは部 分的に分離された折り畳まれた端によって接続されていることを特徴とする、請 求項４に記載の方法により製造される多ページレポレロ型印刷製品の積重ね。 １８．積重ねの印刷製品はレポレロ型であり、積重ねはその一面に少なくとも１ 枚の付加的シートを含み、前記シートは前記シートがその上に載っている印刷製 品の最も外側のシートに折り畳まれた端によって接続されており、積重ねに特定 の印刷された情報を含むことを特徴とする、請求項１２に記載の方法により製造 される多ページ印刷製品の積重ね。