JP2004070262A - 組付けプランの自動決定のための方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品の印刷および折りのための最適組付けプラン(10)の自動決定方法を提供する。
【解決手段】複数の組付けプランから最適組付けプランを選択すること、というステップを含む方法で、上記製品仕様データ、上記製品を印刷するための印刷機の印刷機データ、および、上記製品を折るための折り機の折り機データを含む与えられた入力データセットから上記複数の組付けプランを計算すること、というステップを含む方法を使用する。
【選択図】   図4

Description

【0001】
[産業上に利用分野]
本発明は印刷のワーク・フロー・システムの分野、特にそのようなシステムに用いられる組付けプランに関する。
【0002】
[従来の技術およびその課題]
例えば、特許出願書WO 01/25907に開示されているような印刷前のワーク・フロー・システムにはいくつかのプロセスが含まれる。これらのプロセスのひとつが組付けである。特許US−A−6 046 818に開示されているように、組付けは同じシートに印刷されるページを配置する印刷前工程である。それにより、シート上で各ページの他のページに対する正しい順番と位置を実現する。例えば、書籍またはリーフレットを製造するとき、書籍またはリーフレットのいくつかのページが印刷機により同じシートに印刷されるので、ページの配置が必要になる。印刷後、シートが折られ、多分、裁断され、他の処理を受けたシートと共に製本される。得られた書籍またはリーフレットの中で、もちろん、ページはお互いに正しい順序に従わなければならない。これが組付け工程の作業である。それゆえ、印刷前の組付け工程は折りおよび裁断の作業のような印刷後の工程の立場に立って行われる。
【0003】
組付けプランは個々のページをシート上に配置するためのレイアウトであり、多分、関連する寸法、即ち、シートの寸法、個別のページの寸法、輪郭でのスペースおよびシート上の個々のページ間のスペースの寸法が含まれる。組付けプランを決定するために、シートのサイズ、個々のページのサイズ、使用される印刷機と折り機の能力のようないくつかのデータを考慮しなければならない。
【0004】
1セットの事前設定された組付けプラン、多くの場合、組付けテンプレートと呼ばれるものを用いて、組付けプランを決定するのが慣習である。
【0005】
そのような事前設定された組付けプランまたは組付けテンプレートはその寸法を使わずにシート上で個別ページのレイアウトを行なう。与えられた印刷作業に適当な組付けテンプレートを選択するために、ユーザーは1セットの組付けテンプレートを示すコンピューター・プログラムにより支援を受ける。そこで、ユーザーはこのセットから組付けテンプレートを選択し、選択した組付けテンプレートに関連する寸法を追加する。通常、ユーザーはコンピューター・プログラムにより、このステップについても支援を受ける。組付けテンプレートの選択は、ユーザーの経験、ネーミングの助け(組付けテンプレートのネームはシート上のページ数および製本方法、例えば、”8−up saddle stitched”を反映している。)、また、非常に多くの場合、習慣−多くの会社は非常に限られた数の組付けテンプレートしか持たない−に基づいている。例えば、会社は4枚のみの組付けテンプレートを用いて、その会社の印刷作業の大部分をカバーしている。これら4枚の組付けテンプレートから、ユーザーは職業知識即ち経験に基づいて一定作業に用いる組付けテンプレートを選択する。
【0006】
しかしながら、この方法で決定した組付けプランが必ずしも最適ではない。用いるシートが3×4のDIN A4のページを印刷できる場合、DIN A4よりいくぶん小さなページ・サイズに対しては、最適な組付けは必ずしも3×4ではない。(“3×4”とは例えばシートの幅方向にお互いに隣接して3ページを配置し、例えばシートの長さ方向に4ページがお互いに隣接している)。さらに、組付けテンプレートは通常のケース用に作られていて、それゆえ、通常の折り機の能力がある程度しか組込まれていない。それゆえ、折り機の全体的能力は全く活用されていない。
【0007】
それゆえ、組付けプランの決定方法を改善する必要性がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は独立請求項1で特許請求されているように、製品を印刷し、折るための最適組付けプランを決定するための方法である。本発明の好ましい実施例は、従属請求項に示されている。好ましくは、本発明に基づく方法は請求項3に特許請求されているようにコンピューター・プログラムにより実行される。
【0009】
本発明に基づく方法で、最適の組付けプランは、従来技術のように事前に設定されたものではなく、一定の入力データ・セットから計算された複数の組付けプランから選ばれる。この入力データ・セットには、好ましくは、製造すべき製品に対して関連する全てのデータが含まれる。製品は後で折り、裁断、製本を行うシートの上に印刷される書籍で良い。有利な点として、与えられた入力データ・セットには(個々のページのサイズのような)製品の製品仕様データ、(印刷機の最大可能なシート・サイズのような)製品を印刷する印刷機の印刷機データ、(折り機により扱える最大可能なシート・サイズ、および、折り機の折り能力のような)製品を折る折り機の折り機データが含まれる。
【0010】
本出願書で、「製品」とは書籍、リーフレット、または、製造するために印刷ステップと折りステップを必要とする他の任意の物体を意味する。例えば、書籍のセクション(折丁(signature)とも呼ばれる)も製品である。
【0011】
製品は1枚以上の「シート」に印刷される。本出願書では、「シート」を「被印刷物」とも言う。被印刷物は紙、厚紙、プラスチック、接着材料等から作れる。「シート」の用語は枚葉紙印刷機用に用いられるカットシート、および、ウエッブ印刷機用に用いられるロール状の連続被印刷物が含まれる。
【0012】
本発明に基づく方法の利点は、得られた組付けプランが真に最適な組付けプランであり、最適組付けプランの近似ないし最適組付けプランとはかなり異なった組付けプランでは無いことである。入力データ・セットには使用される折り機、印刷機等の全機能が含まれる。それゆえ、これら装置の全機能が組付けプランの決定で考慮される。
【0013】
他の利点は最適組付けプランが入力データから自動的に決定されることである。これにより時間が節約され、信頼性が高まる。
【0014】
さらに、別の利点としては、「ジャスト・イン・タイムの組付け」が可能になることである。入力データのわずかな変更を最後に行う場合、組付けプランは迅速かつ容易に再計算される。
【0015】
本発明の好ましい実施例で、最適組付けプランは与えられた入力データ・セットに対して考えられる全ての組付けプランから決定される。それゆえ、簡単に言うと、この方法は、以下のようにまとめられる:考えられる全ての組付けプランを発生する。それらを一定の基準に対して評価する。その評価に基づいて、最適組付けプランを選択する。この方法とその変形はさらに以下で詳細に論じている。例えば、最適組付けプランは1、2またはそれ以上のステップで決定しうる。2ステップを用いたとき、組付けプランの最初のセットは最初の予備的選定ステップにより組付けプランの小さなセットに減らす。次に、第二の選定ステップにより、後者のセットの組付けプランを最適組付けプランまで減らす。
【0016】
作業者の経験および(または)社内の習慣に頼る従来技術の方法とは反対に、本発明に基づく方法では、固定した選択基準を使用しうる。固定的選択基準の一部の例としては、製品の最低生産コスト、製品の最低生産時間、製品印刷を行う被印刷物の最小使用量、製品印刷に使用する印刷機の最低設定時間、複数の製品を印刷するのに使用される利用可能な機械(印刷機、折り機)の最低設定時間、利用可能な機械および(被印刷物のような)資源の最適活用である。
【0017】
有利なこととして、組付けプランを表現するのに、いわゆる折り処方が使用される。最適組付けプランの計算に使用される組付けプランの一部または全部が折り処方(folding formulae)により表示しうる。以下に詳細に論じるように、折り処方は製品の折り順序を示し、折り機の設定に適当である。
【0018】
本発明に基づく方法には製造する製品のコスト計算を含めて良い。
【0019】
2以上の印刷機および(または)2以上の折り機を製品の製造に使用できる場合、製品は、印刷機と折り機に沿ったいくつかの経路を経由して得ることができる。本発明には製品または複数の製品を製造する最適経路を決定する方法も含められる。
【0020】
本発明は枚葉紙印刷機およびロール状の被印刷物が給紙されるウエッブ印刷機に適用しうる。
【0021】
本発明のこれ以上の利点と実施例は以下の説明と図面から明らかになるだろう。
【0022】
本発明は以下の図面を参照して説明しているが、発明をそれに限定することを意図しない。
【0023】
【実施例】
本発明に基づく方法は、折り機の能力を考慮している。それゆえ、最初に折り機の一部の特性を論じる。
【0024】
折り機は平坦な印刷済みシートを各セクション−折丁ともいう−に折る。図1は3個の連続ステージ21、22、23を有する折り機20の略図を示す。シート14はまず折り方向26に沿って第一折りステージ21内で折られる。シート14のコーナー13は基準コーナー13として機能する。即ち、折りステージ21のストッパーに寄せるようにコーナー13に隣接するシートのエッジの一方または両方を供給する。次に、第二の折りステージ22で、既に折られたシート14は折り方向26に垂直な別の折り方向27に沿って、さらに折られる。最後に、シート14は第三の折りステージ23内で、再び折り方向26に沿って折られる。得られた折り込み済みシート14はセクションと呼ばれる。
【0025】
各折りステージで、ナイフ折り機構またはバックル折り機構(プレート折り機構とも言う)を使用しうる。
【0026】
ナイフ折り機構の場合、鈍い刃先のナイフが、2個のローラーにより形成されたスロットと平行、かつ、上方に置かれる。ローラーは連続回転していて、シートをその上に置いて、ナイフが降下したとき、シートはローラーの間に捕捉されて、運ばれ、ナイフが接触する場所で折りが行われる。実際にはシートは一度に一枚ずつ手作業により、または、機械的フィーダーによりストッパーに供給され、移動テープによりナイフの下に運ばれ、そこで、折りのために機械的に正確に位置決めされる。ナイフが降下して、ここで一度折られたシートはローラーとテープにより第二のナイフとローラーのユニットに運ばれ、ここで第二の折りが、次に第三の折り等が行われる。折られたシート(ここではセクション)がスタッカーに運ばれる。
【0027】
図2Aおよび2Bはバックル折り機構(buckle folder)30−バックル・プレート折り機構30とも言う−を示す。そのような折り機構30は種々の原理で動作する。図2Aに示すように、シート14の先端16が一対の連続回転ローラー34、35の間に送られる。先端16は一対になっている2枚の狭い間隔のプレート31(バックル・プレート31とも言う)の間に案内される。プレート31の面は供給面に対して45°の角度になっている。プレート31には内部調節ストッパーが取付けられていて、図2Aではシート14の全長の1/3に設定されている。シート14の先端16がこれらのストッパーに当たると、それ以上の前進は阻止される。しかしながら、シート14の後の部分は依然としてローラー34、35により前進させられていて、既に45°の角度で曲げられている。シート14はプレート31に入る位置で屈曲する。その屈曲部はローラーのペア34、35の下側ローラー35とそれに接触する第三のローラー36の間に捕捉される。その屈曲部はこれらのローラー35、36の間を通って、折りを形成する。折られたエッジは第二ペアのプレート32の中へ曲げられる。この第二ペアのプレート32のストッパーに当たると、図2Bに示すように第二の屈曲部が形成される。折られたシート14はここではジグザグ形になって、ローラー36、37により押され、次にローラー37,38によりバックル折り機構30から出て行く。図2Bで、第三ペアのプレート33がパイパスされていて、それゆえ使用されていない。得られた折りはジグザグ折りで、図2Dに示す。第一ペアのバックル・プレート31により作られた折りは図2Cに示されている。図2A−2Bのバックル折り機構30は上側にある2対のバックル・プレート31、33と下側にある1対のバックル・プレート32を有している。多くの場合、現在の折り機は4個の上側ペアと4個の下側ペアのバックル・プレートから作られた第一の折ステージを有している。利用できるバックル・プレートのペアは、使用するように、または、バイパスするように設定しうるので、種々の折りを行える。使用する各ペアのバックル・プレートは第一ペアに平行な折りを追加していく。
【0028】
本発明の好ましい実施例では、折りの順序とその位置は、いわゆる「折り処方」により、折りを実施する折り機とは無関係な形で表示される。「折り処方」は実現すべき結果を示しただけの表現になる、例えば、「シートの1/3を上方に折る」。それは特定の折り機がこの結果をどのように実現するかを示さない。それゆえ、折り処方は機械と無関係になる。
【0029】
折り処方の好ましい表示は以下の通りである:
L3U1                   (1)
図2Cに示す折りで、図2Aのバックル・プレート31の第一ペアにより行う場合、シート14の1/3が上方に折られる。式(1)では“L3”がシート14の全長を3等分することを意味する。一方、“U1”はこれらの部分のひとつが、即ち、シート14の1/3が(図2Cに示すように)上方に折られることを意味する。シート14のどの部分を上方に折るかは折り作業を実施するための基準コーナー13を選択することにより定義される。本出願書では−折られていない、または、折り込み済みの−シート14の実際の下側左のコーナーを常に基準コーナー13として採用している。(これは選択の問題にすぎず、どのコーナーでも基準にしうる)。図2A−2Dで、参照記号17はシート14のオリジナルの基準コーナーを示しているが、それは実際の基準コーナー13とは異なる場合がある。図2Cに示すように、L3U1の折りの後で、オリジナルの基準コーナー17が折られたシート14の中央に位置しているけれども、折られたシート14の新しい実際の下側左のコーナー13が新しい実際の基準コーナー13として採用されている。
【0030】
その後、シート14の1/3を基準コーナー13に対して下方に折る。その2回の連続折りの結果は図2Dに示されていて、以下により示される:
L3U1D1                  (2)
これはシートの最初の1/3を上方に折り−“U1”−、次にシートの1/3(即ち、最初のシート全長の1/3)を下向きに折る−式(2)の“D1”−。
【0031】
図2A−2Bに示すバックル・プレート折り機構30は上方と下方のペアのバックル・プレートを有する。図2A−2Dにより確認できるように、上方ペアのバックル・プレート31、33は上向きの折り−“U”−を生じる。一方、下方ペアのバックル・プレート32は下向きの折り−“D”−を生じる。
【0032】
折り処方は実現すべき結果を示すだけなので、バックル折り機構、ナイフ折り機構、または、任意の種類の折り機構により行われる折り、または、折りの連続でも折り処方により表現できる。例えば、シートまたはセクションがナイフ折り機構により半分にされる折りステージは以下により示せる:
L2U1                    (3)
折り処方はシートをどのように折らなければならないかを明確に示すので、従来技術のギャップを埋めている。さらに、折り処方は機械と無関係であり、折り機の設定に直接使用できる。
【0033】
以下に論じるように、対応する組付けプランは単純なアルゴリズムにより折り処方から推論できる。全ての折り処方に対して、対応する組付けプランがある。それゆえ、折り処方は組付けプランの代理にもなる。
【0034】
図4に示すように、組付けプランで、個々のページP21、P22・・・P14は、印刷、折り、裁断の後で、そのページが書籍のような最終製品でお互いに正しい順序になるように配置される。図4はいわゆる「組付けページ」15を示す。これらは最終製品の最終ページとは異なる。事実、最終ステップで製品を正しいサイズに折り、集め/丁合、製本、裁断をするために最終ページに余分のスペースを追加しなければならない。図3は最終ページ18と組付けページ15の間の関係を示している。組付けページ15を得るために、最終ページ18の周りに、ヘッド・トリム4、フート・トリム5、スペース6、7を追加する。書籍、新聞等のような製品の場合、2ページの単位18が組付けプラン10の中で繰り返される。そして、スペース6、7は(2ページの最終ページの間で書籍または新聞の背に位置したスペースである)背、フロント・フェース・トリム、フロント・リップ、バック・フェース・トリム、バック・リップと呼ばれるスペースから計算される。それは2ページ単位の右ページおよび(または)左ページに加えられる。しかしながら、これは本発明を理解するのには必要無いので、詳細には論じていない。図3を理解するために、2ページのみの最終ページ18を図面に示している。実際には、各組付けページ15には最終ページ18が含まれている。
【0035】
ここで、図4に戻ると、示されている組付けプラン10には3×4の組付けページ15が含まれている。軸11により示されているシート14の長さ方向Lで3個の組付けページ15がお互いに隣接して配置されている。一方、軸12により示されているシート14の幅方向Wで4個の組付けページ15がお互いに隣接している。軸11および12がシート14の基準コーナー13で交差している。図面を理解しやすくするために、12ページ分の組付けページ15のうちの4ページのみを参照記号により示している。典型的には、組付けプランの全ての折りがシート14のサイズのよく定義された分数に位置している。図4で、折り線は長さ方向Lの1/3および2/3に、また、幅方向Wの1/4、1/2および3/4に位置している。それゆえ、折りの位置はシートの分数、長さ、幅を指定することにより示すことができる。図4の組付けプラン10に対応する折り作業は折りの位置、折りの方向、折りの順序を含み、以下により示すことができる:
L3U1U1 W4U2U1           (4)
これは以下を意味している:
L3:組付けプラン10の長さ方向Lに3個の組付けページ15がある。
【0036】
U1:上方に1パートを折る。1「パート」とは長さ方向Lで1ページを意味する。即ち、ページP16、P9、P4、P21を一体にしている。折った後で、折られたシートまたはパッケージが4×2のサイズになる。ここで、新しい基準コーナーはパッケージの下側左のコーナーである。即ち、ページP17の下側左のコーナー。
【0037】
U1:長さ方向で再び1パートを上方に折る。新しい基準コーナーはそれまでに得られたパッケージの下側左のコーナーである。即ち、ページP14の下側左のコーナーである。ここで、パッケージのサイズは4×1である。
【0038】
W4:組付けプラン10の幅方向Wに4個の組付けページ15がある。ここから、“L”が再び示されていなければ、全ての折りがW方向に適用される。
【0039】
U2:幅方向で2パートを上方に折る。新しい基準コーナーはそれまでに得られたパッケージの下側左のコーナーである。即ち、ページP2の下側左のコーナー。ここで、パッケージのサイズは2×1である。
【0040】
U1:幅方向で、1パートを上方に折る。新しい基準コーナーはそれまでに得られたパッケージの下側左のコーナーである。即ち、ページP23の下側左のコーナー。ここで、パッケージのサイズは1×1である。
【0041】
ここで、折られたパッケージのページは、“P1”から“P24”まで手作業により番号を付けることができる(折られたパッケージの個々のページの表側と裏側の両方に番号を付けられる。それで、2×3×4=24ページがある)。好ましい実施例では、折り工程を模擬した簡単なコンピューター・プログラムによりページに番号を付けられる。その連続ステップは上記に示されている。手作業により、または、コンピューター・シミュレーションにより、パッケージを拡げると、図4に示す組付けプラン10に戻る。図4の中でページ番号は“P21”、“P20”等により示される。(注:シート14の裏側のページ番号は図4には示されていない)。
【0042】
図5Aおよび5Bに他の組付けプランが示されている。図5Aの組付けプランに対応した折り作業を以下により示すことができる:
L4U2U1                  (5)
図5Bの組付けプランに相当する折り作業を以下により示すことができる:
L6U2D2 W4U1D1U1 LD1     (6)
式(6)に“LD1”と示されているが、“L2D1”と表示することもできる。しかしながら、L方向のサイズは“L6U2D2”から推論できる。それゆえ、再度示す必要がない。
【0043】
ここで、与えられた入力データ・セットから複数の組付けプランを計算するための好ましい実施例について論じる。第一に、この実施例の計算方法の概要を示す。概要の後で、数値データを用いた例を示す。
【0044】
好ましくは、コンピューター・プログラムにより実行される計算方法は、4ステップに分けることができる:
1)製品仕様データおよび折り機・印刷機の能力と限界を考慮して、最大組付けを計算する。紙の場合に該当することとして、シートがグレイン(grain)方向を有する場合、この方向も考慮する。「グレイン方向」とはシート内で大部分の繊維が整列する方向である。書籍のような紙製品の場合、製品の背がグレイン方向に平行なことは非常に好ましく、これにより歪みのような製本後の問題が避けられる。
【0045】
シートのグレイン方向を依然として選択できる場合、「ワイド・ウエッブ」(WW)と「ナロー・ウエッブ」(NW)の両方のシートについて、最大組付けを計算する。「ワイド・ウエッブ」シートの場合、グレイン方向はシートの長手エッジに垂直である(通常、長方形シートが用いられると仮定して)。これにより、「ナロー・ウエッブ」シートと比較して、2ページの間の背をグレイン方向に平行にして、お互いに隣接するページの数が多くなるように配置できる。「ナローウエッブ」の場合、グレイン方向はシートの短い方のエッジに垂直になる。
【0046】
2)ワイド・ウエッブとナロー・ウエッブの両方のシートに対して計算する:a)ステップ1で決定された最大組付けによるセクション数。
【0047】
b)(もしあれば)他の(小さな)組付けによる残りのセクション数。
【0048】
c)必要な印刷機の設定回数および印刷すべきシート枚数。
【0049】
3)ステップ2に基づき、また、シート選定基準により全ての組付けを計算する。(例えば、シートの寸法が与えられ、グレイン方向を確定し、または、代わりに、シート寸法とグレイン方向を決定する)。
【0050】
a)最適シート寸法、即ち、シートの長さと幅。および、最適グレイン方向、即ち、WWまたはNW。最適グレイン方向の決定で、1以上の基準を用いる。
例えば:(設定時間を最短にするために)印刷機設定回数を最小とするグレイン方向を選択する。WWとNWに対する印刷機の設定回数が等しい場合、印刷すべきシートの最少枚数に相当するグレイン方向を選択する。(これにより印刷機の運転時間が最短になる)。
【0051】
b)セクション数および組付けプラン。
【0052】
c)シート当たりセクション数。
【0053】
d)最大組付けおよび(該当する場合)他の(小さな)組付けのために、以下のように、3件の最良折り処方を選択する:
i)最大組付け(および、該当する場合、他の小さな組付け)に対して考えられる全ての折り処方を決定する。どの折りタイプが可能かを考慮する:例えば、ナイフ折り機構により生じるような−半分折り(H)。例えば、図2Dに示されるように−z折りとも言われる−ジグザグ折り(Z)。折られたシートの3カ所の部分の最終部分が最初と中間の部分の間に位置するように、スパイラル形状になる−レター折りとも呼ばれる−ワインド折り(W)。対応する非対称の折りタイプ:h、z及びw−非対称の折りは奇数のページ数の場合に使用される。その場合、例えば、シートは5パートから2パートを上方に折ることにより、例えば「半分」(h)になる。注:考えられる全ての折り処方(およびそれにより考えられる全ての組付けプラン)の決定は論理的組合わせ問題であり、一般的に、コンピューター・プログラムにより解を出せる。例えば、以下の基本的可能性により4ページ(またはパート)から1ページ(またはパート)が得られる:(H)方法“U2U1”、(Z)方法“U1D1U1”および“U3U1D1”、(W)方法“U3D1D1”および“U1U1U1”。補完的可能性は“U”を“D”と交換し、また、逆をすることにより見いだせる。その結果、(H):“U2D1”、“D2U1”および“D2D1”、(Z):“D1U1D1”および“D3D1U1”、(W):“D3U1U1”、“D1D1D1”が得られる。
【0054】
ii)使用すべき基準を決定する。例えば:
−ワインド折り(W)の後で、シートを同じ方向に再び折らず、他の方向に折る。
【0055】
−非対称の折りタイプ(HZW)および困難なワインド折り(W)を避ける。
【0056】
−少なくとも3段階の折りステージがある場合、半分折り(H)により終わらせるのが好ましい。
【0057】
−バックル折り機構内の上方ペアのバックル・プレートを用いるのが好ましい(設定が容易である)。
しかし、他の戦略も使用しうる。例えば、折り数を最少にする。
【0058】
iii)全ての折り処方についてスコアを決定する。スコアは用いられた基準に対して折り処方を評価し、さらに、ボーナス点またはペナルティ点を与えることにより得られる。(例えば、全てのワインド折り(W)に対して5点のペナルティ点)。
【0059】
iv)最高のスコアを持つ3件の折り処方を選択する。
【0060】
4)製品の全てのページをカバーしていて、以下の欄を持つ表である「実行リスト」を計算する:
a)セクション番号
b)前側の最初と最終のページ番号
c)後ろ側の最初と最終のページ番号
d)ページ数
e)セクション組付けの識別番号
ここで、最適組付けプランを、最高のスコアを持つ3件の折り処方に対応した3件の組付けプランから選ぶことができる。代わりに、上記のステップ3)d)iv)で、最高のスコアを持つ1件のみの折り処方が選択される。
【0061】

本発明を実行するコンピューター・プログラムに対する入力データ:
製品仕様データー、仕上げデータを含む:
−両面
−紙
−60ページ
−1000部
−製本せず
−DIN A4ページ
−ヘッド・トリム:3mm
−フート・トリム:3mm
−背:0mm(注:これは架空の例である)
−バック・フェース・トリム:2mm
−バック・リップ:5mm
−フロント・フェース・トリム:2mm
−フロント・リップ:0mm
紙のグレイン方向:
−コンピューター・プログラムによるWWおよびNWのペーパー間の選択。
印刷機のデータ:
−最大シートサイズ:             760mm×1260mm
−グリッパー・エッジの利用できないストリップ:27mm
−サイド・マークのためのストリップ:     10mm
折り機のデータ:
−最大シートサイズ:             600mm×1500mm
−折りステージの最大数:           3
−折りステージ1:              UDUD
−折りステージ2:              UD
−折りステージ3:              U
−折りタイプ:                HZhz
コンピューター・プログラムの結果:
ステップ1の結果:
・WW: 1×4ページ
・NW: 4×2ページ
ステップ2の結果:
・WW:
−(WWに対して)「組付け1」と呼ばれる、組付け1×4による7セクション。それゆえ、「組付け1」当たり8ページで、7セクションで合計56ページになる。
【0062】
−(WWに対して)「組付け2」と呼ばれる、組付け1×2による1セクション。それゆえ、「組付け2」当たり4ページで、7+1セクションに対して(製品のページ数である)総計60ページになる。注:1枚のシート上で、「組付け1」の1回の組付け、または、「組付け2」の2回の組付けを印刷できる。
【0063】
−8回の印刷機設定が必要であり、7500枚のシートを印刷しなければならない。
【0064】
(56×1000部)/8 =7000シート、組付け1で;
(4×1000部)/(4×2)=500シート、組付け2で;
注:
・2回の組付けで、「組付け2」が、上記のように、同じシートに印刷される。それで、“4×2”で“2回”
・これらの2回の組付けを同じシートに印刷することは、追加の裁断ステップを伴うことを意味する−追加の基準でそのような追加の裁断ステップを避けることができる。
・NW
−(NWに対して)「組付け1」と呼ぶ組付け4×2による3セクション。それゆえ、「組付け1」当たり16ページで、3セクションで合計48ページになる。
【0065】
−(NWに対して)「組付け2」と呼ぶ組付け3×2による1セクション。それゆえ、「組付け2」当たり12ページで、3+1セクションに対して総計60ページになる。
【0066】
−4回の印刷機設定が必要であり、4000枚のシートを印刷しなければならない。(これらのシートは、WWの場合に用いたものより大きく、ここでは2種類のシート・サイズが用いられる):
(48×1000部)/16 =組付け1で3000シート
(12×1000部)/12 =組付け2で1000シート
ステップ3の結果:
組付け1に対し:
a)最適シートサイズ:         459mm×1299mm、NW
b)セクション数および組付け:     3セクション、4×2
c)シート当たりセクション数:     1
d)それらのスコアによるベスト3の折り処方:
L4U2U1W2U1、スコア194点
L4U2U1W2D1、スコア192点
L4U2D1W2U1、スコア192点
組付け2に対し:
a)最適シートサイズ:         459mm×919mm、NW
b)セクション数および組付け:     1セクション、3×2
c)シート当たりセクション数:     1
d)それらのスコアによるベスト3の折り処方:
L3U2U1W2U1、スコア194点
L3U2U1W2D1、スコア192点
L3U2D1W2U1、スコア192点
ステップ4の結果:
【0067】
【表1】
Figure 2004070262
【0068】
与えられた入力データーセットから複数の組付けプランを計算する場合、印刷方向を変えることも好ましい。長方形のシートが2種類の方向で印刷機を通過する。即ち、最初に短いエッジを、また、最初に長いエッジを(印刷機で最大寸法を認められる場合)。特定の寸法とグレイン方向を持つ同じシートの場合、印刷方向を変えると、異なる最適組付けプランになる。
【0069】
シートの厚みも考慮に入れて良い。大きな厚みは折り線の位置に影響することがある。
【0070】
既に述べたように、被印刷物がその寸法を含めて示されているか、または、最適の被印刷物データが計算される。後者の場合、被印刷物をこれらの最適データに基づいて、発注することができる。
【0071】
「マルチプル・デリバリー」も考慮して良い。例えば、製品の一部のページを四色印刷機を用いて、カラーで印刷しなければならない場合、そして、他のページを単色印刷機で白黒のみで印刷しなければならない場合、そのカラー・ページが異なるセクションにある場合でも、全てのカラー・ページを同じシートに配置できる。それゆえ、全てのカラー・ページを一枚の印刷版(または最少数の印刷版)により印刷することにより、製品が印刷機(または複数の印刷機)を通過する回数を最少にし、製造コストを低くする。
【0072】
上記のことから、特定基準に基づいて、複数の組付けプランから、または、与えられた入力データ・セットに対して考えられる全ての組付けプランから最適の組付けプランを計算できることを当該分野の技術者であれば明らかであろう。その計算で1以上の最適組付けプランを得る場合がある。請求項1に示すように「最適組付けプランの選択」には、計算結果が単一の組付けプランになる場合と、計算から多くの組付けプランが得られる場合の両方が含まれる。さらに、最適組付けプランには、上記の例の「組付け1」と「組付け2」のようないくつかの「部分的組付けプラン」が含まれることがある。
【0073】
最適組付けプランに対応する折り処方を折り機の設定に使用しうる。それで、本発明は最適組付けプランを決定すること、および、最適組付けプランの計算から得られたデータを折り機に送って、それを制御することの両方を可能にする。
【0074】
上記のように、本発明に基づく方法で、入力データには、好ましくは、「印刷機」のデータと「折り機」のデータを含む。「印刷機」は実際に存在する機械でも、存在しないが、例えばいくつかの既存の印刷機に典型的な特性を有する「バーチャル」機械でも良い。同じことが「折り機」についても言える。
【0075】
本発明はロール状の連続被印刷物が供給されるウエッブ印刷機にも適用しうる。この場合、ウエッブの被印刷物に対するシート・サイズが決定される。そして、このシート・サイズは最適組付けプランを選ぶための複数の組付けプランを決定するのに使用される。例えば、新聞印刷用のウエッブ印刷機はいくつかのウエッブを有し、複数の印刷機と内蔵折り機を含む複合機械として考えられる。この場合に関する好ましい実施例では、「シート」は印刷ドラムの幅と等しい幅、および、印刷ドラムの円周に等しい長さを有する。そのような1枚のシートに対して、数枚の印刷版を必要とする(例えば、2枚以上の印刷版を同じドラムに取付ける場合。)
ウエッブ印刷機および適当な折り機に関するそれ以上の情報は”Handbook of Print Media”, Helmut Kipphan (Ed.), Springer Verlag, 2001, ISBN 3−540−67326−1の2.1.3節、「ウエッブ給紙オフセット印刷機」および2.1.3.4節、「折り機および印刷製品の変化」に見ることができる。
【0076】
本発明に基づく方法には、製造すべき製品のコスト計算を含められる。事実、上記のように、本発明に基づく最適組付けプランを決定するための方法には、好ましくは、製品のコストに関する1以上の基準が含まれる。上記の例では、印刷機の設定回数および印刷すべきシートの枚数は組付けプランから(または対応する折り処方から)決定される。それゆえ、設定時間および運転時間が判明し、対応するコストを計算できる。それゆえ、製造する製品のコストを最少にするための最適組付けプランを決定できる。さらに、非標準の印刷業務のための製造コストを決定するため、また、客先に提示するための計算段階で本発明に基づく方法を使用できる。
【0077】
製品を印刷する一定の印刷機に対して、また、製品を折る一定の折り機に対して、最適組付けプランを決定するには、本発明に基づくコンピューター・プログラムを用いるとき、パーソナル・コンピューター(PC)で約1秒間しかかからない。それゆえ、もし、2以上の印刷機および/または2以上の折り機を利用できる場合、それゆえ、いくつかの経路により製品を製造できる場合、最適経路−即ち、その製品をどの印刷機が印刷するか、また、どの折り機が折るか−を決定することが可能であり、かつ、実行できる。そして、最適組付けプランの計算は印刷機および折り機の全ての組合わせについて繰り返すだけであり、これらの組合わせについて、最良の組付けプラン、即ち、選択基準をもっとも良く満たしている組付けプランが選ばれる。この総合的計算の結果、関連する組付けプランと共に最適経路が得られる。そのような総合的計算の利点は、生産計画部門が一定時期に製造すべき全ての製品に対して最適の経路を決定できることである。計画のための入力データが変更された場合、新しい入力データを用いて計算を繰り返せる。各製品に対して、最適組付けプランが最適経路と共に得られる。
【0078】
最適経路は、例えば、書籍の全てのセクションに対して、セクションごとに決定できる。特定の製品は特定の印刷機で印刷しないというような追加の制約条件を考慮して良い。製本および/または裁断の作業に関するデータも使用できる。それゆえ、本発明は印刷前だけでなく、プランニングにも適用できる。
【0079】
さらに、本発明は、その製品を印刷するのに、2以上の印刷機を必要とする場合、および/または製品を折るのに2以上の折り機を必要とする場合にも適用できる。
【0080】
既に示したことの中で、主な出発点は製造すべき製品または複数の製品である。しかしながら、複数の製品を製造するのに利用できる機械(印刷機、折り機、多分、裁断・製本機)からもスタートでき、利用可能な機械の最適化を行える。例えば、2台の印刷機が利用できる場合、複数の製品に対応する印刷作業を、例えば、2台の印刷機の全処理量を最大にし、または、コスト総額を最小にするように、印刷機に配分しうる。製造すべき複数の製品について、設定時間と運転時間のようなデータを、上記に示した組付けプランの計算に基づいて、これら全ての製品について計算できる。それゆえ、本発明に基づく方法には利用できる機械および多分、利用できる資源(どんなタイプの被印刷物が入手可能かということにより、追加の量および/またはタイプの被印刷物等を発注することが可能になる)の利用の最適化を含めて良い。
【0081】
本発明は以下を開示している。
−製品を印刷し、折るための最適組付けプランを決定する方法で、その方法には複数の組付けプランから最適組付けプランを選択するステップが含まれ、さらにその方法が、前期製品の製品仕様データ、前期製品を印刷するための印刷機の印刷機データおよび前記製品を折るための折り機の折り機データを含む与えられた入力データセットから前記複数の組付けプランを計算するステップを含むことを特徴とする方法。
−前記複数の組付けプランが前記与えられた入力データセットにとって可能な全ての組付けプランであることを特徴とする方法。
−さらに、前期製品の最低製品コスト、前記製品の最低製造時間および利用可能な機械と資源の最適使用から成るグループから選択された選択基準により複数の組付けプランから前記最適組付けプランを選択するステップを含む方法。
−前記複数の組付けプランの各組付けプランを前記製品の折り順序を示し、かつ、折り機の設定に適当な折り処方として表示するステップを含む方法。
−さらに、前記製品を印刷するためのウエッブ状の被印刷物に対してシート・サイズを決定し、前記シートサイズを前記複数の組付けプランの決定に用いるステップを含む方法。
−さらに、前記最適組付けプランに基づいて、前記製品のコストを計算するステップを含む方法。
【0082】
当該分野の技術者であれば、本発明の範囲を逸脱せずに上記で開示した実施例に多くの変更と修正を行えることを認識するであろう。
【0083】
本発明の特徴及び態様を示せば以下の通りである。
1.製品を印刷し、そして、折るための最適組付けプラン(10)を決定するための方法で、
−複数の組付けプラン(10)から最適組付けプラン(10)を選択すること、というステップを含む方法で、
さらに
−上記製品の製品仕様データ、上記製品を印刷するための印刷機の印刷機データ、および、上記製品を折るための折り機(20)の折り機データを含む与えられた入力データセットから上記複数の組付けプラン(10)を計算すること、
というステップを含むことを特徴とする方法。
2.上記の与えられた入力データセットが、(a)上記製品を印刷するための第一のグループの印刷装置の印刷機データで、その第一のグループが少なくとも1台の装置を含むこと、および(b)上記製品を折るための第二のグループの折り装置(20)の折り装置データで、その第二のグループが少なくとも1台の装置(20)を含むこと、ここで、第一および第二のグループを一緒にして少なくとも3台の装置を含み、さらに、
−前記第一のグループから選んだ印刷装置と前記第二のグループから選んだ折り装置(20)の組合わせに対して、上記製品のための特定最適組付けプラン(10)を決定すること、
−上記第一のグループの印刷装置と上記第二のグループの折り装置(20)の全ての組合わせに対して、上記特定最適組付けプラン(10)の上記決定を繰り返し、それにより、上記製品に対する複数の特定最適組付けプラン(10)を得ること、
−上記製品に対する上記複数の特定最適組付けプラン(10)から上記最適組付けプラン(10)を決定し、それにより、上記製品に対する最適経路を得て、前記最適経路が(i)上記第一のグループの印刷装置からで、かつ、上記最適の組付けプラン(10)に関連付けられた最適印刷装置、および、(ii)上記第二のグループの折り装置(20)からで、かつ、上記最適組付けプラン(10)と関連付けられた最適折り装置(20)を含むこと、
のステップを含む方法。
3.上記1から2のいずれかひとつに基づく方法のステップを実施するための手段を含むデータ処理システム。
4.そのプログラムをコンピューターで実行したときに、上記1から2のいずれかひとつに基づく方法を実行するのに適したコンピューター・プログラム・コードの手段を含むコンピューター・プログラム。
5.コンピューターで実行するとき、上記1から2のいずれかひとつに基づく方法を実行するのに適したプログラム・コードを含むコンピューターが判読できる媒体。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り機を示す。
【図2】図2A−2Dはバックル折り機構およびその中でのシートの折りを示す。
【図3】組付けページおよび最終ページの間の関係を示す。
【図4】組付けプランを示す。
【図5】図5Aおよび5Bは組付けプランを示す。
【符号の説明】
4 ヘッド・トリム
5 フート・トリム
6 スペース
7 スペース
10 組付けプラン
11 軸
12 軸
13 実際の基準コーナー
14 シート
15 組付けページ
16 エッジ
17 オリジナルの基準コーナー
18 最終ページ
20 折り機
21 ステージ
22 ステージ
23 ステージ
26 方向
27 方向
30 バックル折り機構
31 バックル・プレート
32 バックル・プレート
33 バックル・プレート
33 バックル・プレート
34 ローラー
35 ローラー
36 ローラー
37 ローラー
38 ローラー

Claims (4)

  1. 製品を印刷し、そして、折るための最適組付けプランを決定するための方法で、
    −複数の組付けプランから最適組付けプランを選択すること、というステップを含む方法で、
    さらに
    −上記製品の製品仕様データ、上記製品を印刷するための印刷機の印刷機データ、および、上記製品を折るための折り機の折り機データを含む与えられた入力データセットから上記複数の組付けプランを計算すること、
    というステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に基づく方法のステップを実施するための手段を含むデータ処理システム。
  3. そのプログラムをコンピューターで実行したときに、請求項1に基づく方法を実行するのに適したコンピューター・プログラム・コードの手段を含むコンピューター・プログラム。
  4. コンピューターで実行するとき、請求項1に基づく方法を実行するのに適したプログラム・コードを含むコンピューターが判読できる媒体。
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