JP2008265336A - 製本仕上げ方法及び製本仕上げ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】好ましい外観を持つ小冊子を作成する。
【解決手段】シートおよび表紙の上の少なくとも2つの異なる平行な位置で、1枚以上のシートの1つ以上に折り目付けまたは刻み目付けを行うための指示であって、少なくとも2つの各折り目または刻み目の間の距離と、シートおよび表紙の中央部から各折り目または刻み目までの距離と、を提供する指示を受け取るステップと、前記位置において、少なくとも2つ以上の折り目または刻み目で、シートおよび表紙に折り目付けまたは刻み目付けを予め行うステップと、各折り目または刻み目の位置で、シートおよび表紙を折り曲げるステップと、を含む。
【選択図】図1
【解決手段】シートおよび表紙の上の少なくとも2つの異なる平行な位置で、1枚以上のシートの1つ以上に折り目付けまたは刻み目付けを行うための指示であって、少なくとも2つの各折り目または刻み目の間の距離と、シートおよび表紙の中央部から各折り目または刻み目までの距離と、を提供する指示を受け取るステップと、前記位置において、少なくとも2つ以上の折り目または刻み目で、シートおよび表紙に折り目付けまたは刻み目付けを予め行うステップと、各折り目または刻み目の位置で、シートおよび表紙を折り曲げるステップと、を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、製本して仕上げる方法及び装置に関する。
小冊子は、僅かなコストで非常にすばやく作成できることから、装丁本の代替物として利用されている。現在の各種異なる小冊子システムは、書籍、マニュアル、刊行物、年次報告書、ニュースレター、業務計画書、およびパンフレットを含む業務文書を配信することができる。プリンタがより洗練されると共により安価になるにつれて、顧客は、色とテキストをふんだんに使用した小冊子および小冊子表紙をデザインするようになっている。
刻み目付け(scoring)と折り目付け(creasing)は小冊子作成における重要なプロセスである。現在、小冊子作成プロセスにおいて、小冊子は、完成して綴じられた後、その中央部において直接、刻み目付けまたは折り目付けされる。このタイプの小冊子は、中綴じステープラ留め(saddle-stapled)小冊子と呼ばれる。小冊子は、通常、2枚以上の異なる印刷シートの中央線に沿って駆動される1つ以上のステープラによって綴じられる。多量のページを含む小冊子を折り曲げた際には、全ページの縁が同一線上に揃って均一になるようにするため、トリミングプロセスが必要になる。
残念ながら、平坦な背表紙を持つ完全な装丁本とは異なり、中綴じステープラ留め小冊子では、ページ数が増えるにつれて、折り目または刻み目の付近に、好ましくない隆起領域や「枕化(pillowing)」が生じることが多い。これは、小冊子に挿入されるページ数が増えることに起因する。更に、中央部に単一の折り目を付け、その後、直角裁断ユニットで、平坦な背を形成しようとして力任せに直角裁断行うことは、問題の多い行為であり、見た目に美しくない小冊子を生むことになる。更に、ページ数が増えた結果として、折り曲げ領域と、小冊子の表紙の隆起領域とに塗布されたトナーには亀裂が入ることが多く、このことは好ましくない外観を形成する。
前述の説明から明らかなように、この分野において、完全な装丁本と同様の特徴を持つ小冊子を作成でき、かつ、トナーに亀裂が生じないようにできる方法および装置に対する要望がある。例えば、より簡単に直角裁断でき、好ましい外観を持つ小冊子を作成するプロセスの開発が希求されている。これらの目的と他の目的は、小冊子に挿入されるページのシート上に、表紙と同様に、二重折り目/刻み目を設けることで実現される。
実施形態において、1枚以上のシートと表紙とを含む複数ページの文書を作成する方法について説明する。この方法は、シートおよび表紙の上の少なくとも2つの異なる平行な位置において、1枚以上のシートのうちの1枚以上に折り目または刻み目を設定する指示を受け取るステップを含み、前記指示は、少なくとも2つの各折り目または各刻み目の間の距離と、前記シートおよび表紙の中央部から各折り目または刻み目までの距離と、を提供し、更に、前記位置において、少なくとも2つ以上の折り目または刻み目で、前記シートおよび表紙に予め折り目付けまたは刻み付けを行うステップと、各折り目または刻み目の位置で前記シートおよび表紙を折り曲げるステップと、を含む。
更に他の実施形態において、1枚以上のシートと表紙とを含む複数ページの文書を作成する、製本仕上げ装置について説明する。この装置は、文書を製本する製本装置と、制御装置と、仕上げモジュール手段と、を含み、前記仕上げモジュールは、1枚以上のシートと表紙のうちの1つ以上に複数の平行な折り目または刻み目を印加し、表紙とシートとを綴じ合わせ、各折り目位置または刻み目位置で前記表紙とシートとを折り曲げる。
本開示を目的として、下記の内容が適用されるものとする。
「折り目/刻み目」は、例えば、折り目または刻み目を意味する。本開示の実施形態は、表紙またはシートに折り目または刻み目を設定できる。したがって、読みやすさを考慮して、折り目/刻み目は、折り目または刻み目のいずれかを意味する。この点に関して、刻み目は、一般に、基材の選択されたラインに沿って硬質工具が移動した結果を意味し、一方、折り目は、一般に、基材の選択された領域/ラインに硬質工具を押し付けた結果を意味する。
「文書構成要素」は、例えば、媒体の1枚以上の連続したシートの集合を意味し、前記シートは、同様の品質または特徴を持ち、印刷された後、または印刷されずに、同様の方式で仕上げまたは生成されるものである。文書構成要素のタイプの例は、表紙、ボディ、挿入紙である。特定の順序で収集されたときに、文書構成要素の集合は、完全な「文書」を形成してよい。各文書構成要素は、「文書」の最終組付け/仕上げの前に、それぞれ固有の中間仕上げ作業を必要としてよい。例えば、表紙シートは、最終組付け/仕上げ装置への搬送前に、中間仕上げプロセスにおける積み重ね処理を必要としてよい。
「小冊子」は、例えば、特定の順序で配置されて共に束ねられた、1つ以上の文書構成要素の集合を意味する。
「表紙」は、例えば、小冊子の最も外側のシートを意味する。表紙は、例えば、用紙シート、積層シート、プラスチック、厚紙、等であってよい。表紙は、小冊子の他のシートと同じ素材で構成されてもよい。
「文書形式」は、例えば、各種の文書構成要素を複合形式に仕上げる様式を意味し、この様式には、折り曲げ処理、裁断処理、縫製処理、製本処理、接着処理が含まれる。各文書形式は、固有画像組付け、印刷、仕上げのプロセス要件および物理的識別特徴を必要とする。「文書形式」の例は、共にグループ化された、媒体の個別シートが、通常、柔軟に曲がり、ボディ/内容を保護する表紙に背固め製本される「完全製本」である。書籍ブロックと表紙の縁は、通常、平坦な背表紙を形成するように、互いに同一平面に揃えられる。
「制約」は、例えば、装置の設計や用途に基づいた、装置の制限事項を意味する。「制約」は、恒久的なものであっても、あるいは一時的なものであってもよい。恒久的制約の例は、融通のきかない貯蔵棚(bin)の高さや幅、貼り合わせ機の温度制限、貯蔵棚のタイプ(セット送り装置またはシート送り装置)、送り方法(例えば、トップフィーダまたはボトムフィーダ)、所要の順序(nから1、または1からn)、表向き、裏向き、所要の配向(例えば、先頭の縁は、長辺側または短辺側でなければならないこと)、用紙経路の幅、折り曲げおよびトリミングの厚さ、装置内で実現可能な転位(例えば、表向きから裏向き、先頭端と終端の反転、横長方向と縦長方向等)、および装置の設計に関連する同様の制限事項である。一時的制約条件の例は、部品の損傷または他のジョブでの利用により、機械設備の1つまたは一部、例えば、特定の貯蔵棚等を利用できない期間、または、(b)媒体、接着剤、結合材等のタイプを含み、これらは後に特定の1つの機械設備で利用できるようになるものである。
「ジョブセグメント」は、例えば、共通の印刷プロセスまたは仕上げプロセスで生成され、同一の印刷制約および仕上げ制約に従うシートのスタックを意味する。「ジョブセグメント」は、単一の文書構成要素、大きな文書構成要素の一部、またはいくつかの文書構成要素の集合を含んでよい。後で説明するように、「ジョブセグメント」は、効率的な印刷、取り扱い、および仕上げのために、印刷要件と仕上げの少なくともいずれかについて同様の要件を持つ複数の文書構成要素をまとめてグループ化する目的で識別されるものである。例えば、文書が、2つの8.5”×11”単色ボディ構成要素を持つ場合、その2つのボディ構成要素は、両方とも同一のプリンタで同時に印刷されるように、同じジョブセグメントにグループ化されてよい。要求事項によって異なるが、これらの構成要素は、プリンタにおいて、ページ揃え済みスタックまたはページ未揃えスタックとして出力されてよく、構成要素がページ揃えされている場合、ページ揃え済みスタックは、ページ揃えされたセットごとの区切りを示すために、オフセット方式で配置されてよい。他の例において、選択された仕上げ装置の入力側貯蔵棚が、2.2インチの積み重ね高さ制約を持つ場合、特定の文書構成要素の全体高さ、または複数の構成要素のページ揃えスタックの全体積み重ね高さが2.2インチより高い場合であっても、「ジョブセグメント」の最大積み重ね高さは2.2インチになる。この状況における印刷時の「ジョブセグメント」は、同一プリンタで印刷されるすべてのシートを含んでよい。ただし、この大きなジョブセグメントスタック内で、高さが2.2インチに制限された、より小さい「ジョブセグメント」をオフセット方式で分離、または区切りシートによって分離できる。このように、ジョブのセグメント化は、他の点ではプリンタシステムの動作に影響を与えない、オフラインの仕上げ制約に基づいて行われる。
ここで用いられる「仕上げ機」および「組付け機/仕上げ機」は、両方とも、例えば、組付け作業と仕上げ作業の少なくともいずれかを実行するように設計されたシステムを意味する。
小冊子の作成および製本は、ジョブごとに大きく変化する多数の生産作業と仕上げ作業を伴うことが多い。一般に、各種の作業は、次の3つの主要段階、1)小冊子情報の作成、2)紙等、いずれかの形式の媒体への情報の印刷、3)選択された媒体の完全な小冊子への仕上げ、に分類できる。これら3つの主要段階は、多数の部分段階を持つことが多く、全体のプロセスは、比較的単純なものから極めて複雑なものまで多岐に渡る可能性がある。本開示では、ユーザがこの3つの段階それぞれについての詳細な指示を提供できる技術を扱い、前述の指示は、第3段階の完了まで、プロセス全体を通じて誘導するのに十分な指示が、第1段階の最中と同程度の早期段階に作成される。多くの印刷作業における潜在的な用途ではあるが、本開示は、単一または多数のプリンタ、1つ以上のデジタルプリンタを使用する完全なデジタル環境内で、小冊子の作成、印刷、および仕上げを行う自動化されたシステムに適用できる。
従来、文書を組版する際に、組版を行う担当者は、製本する小冊子の各部、例えば、個別のページおよび表紙を表す1つ以上の電子画像ファイルを作成する。これらの電子画像データファイルは、多くの異なる文書作成プログラムおよび文書操作プログラムによって、多数の異なるフォーマットで保存されている可能性がある。例えば、表紙および挿絵にカラー印刷を利用する小冊子等の複雑な文書については、各種のページ記述言語(PDL)、例えば、ポストスクリプト(Postscript)(登録商標)およびポストスクリプト互換言語等、を利用して、カラー画像を印刷可能な形式に処理できる。他のワークフロー、例えば、ジョブ定義フォーマット(JDF)や、ポータブル文書フォーマット(PDF)や、文書仕上げアーキテクチャ(DFA)等も利用できる。
文書内の異なる構成要素が異なるPDLを利用することも多い。例えば、表紙は、異なる作業チームによって作成されていたり、写真の転写や他の内部色構成要素とは異なる装置で作成されていたりする可能性がある。単純な白黒テキストからなるページについては、そのページの処理にデスクトップパブリッシングプログラムが利用されたり、あるいはより単純なワード処理言語が利用されたりする。また、その他のプリプレスフォーマットを利用して、差込物、仕切り、および完成した文書の中で利用可能な他の構成要素を印刷する場合もある。また、組付け/仕上げジョブに、印刷しない構成要素、例えば、特に制限するものではないが、プラスチックの仕切り板、在庫から取り出した既に印刷されているシート、写真生成されたシート、またはビニールディスクホルダや香水のサンプルパック等の特殊媒体等が含まれている場合もある。
ここで、図1を参照すると、本開示の実施形態の概要が示されている。図1は、本開示の実施形態に係る、作業の流れと、装置の各種項目間のいくつかの関係を示したブロック図である。完全を期すため、小冊子の個別シートの印刷から小冊子の実際の形成までの作業の流れについて以下で説明する。ただし、既に印刷されているシートと表紙の少なくともいずれかは、例えば、仕上げモジュール500において挿入できるため、その作成および印刷の処理ステップを省略できることは、当業者であれば理解されるであろう。また、ここでは、ページ揃えされたセットについて説明する。ただし、仕上げ処理は、セットへのコンパイル/ページ揃えのために、仕上げ装置を利用してシートレベルで実行できるため、事前ページ揃えは必要としない。図1において、ボックス1は、印刷前の作業を表す。印刷前作業ボックス1は、1セットの適切なPDLファイルで、このファイルは制御装置100に送られる。下記でより詳細に説明するように、制御装置100は小冊子作成の全生成処理を調整する。
図2に、制御装置100の一般的な入出力について、制御装置100と、後述する小冊子作成データベース(BMD)501の関係を含めて、ブロック図形式で示した。一般に、制御装置100への入力は、1)BMD501からのプリンタの機能と制約のリスト、2)BMD501からの組付け機/仕上げ機の機能と制約のリスト、3)完成製品についての記述、4)印刷対象の各シートおよび表紙の少なくともいずれかの内容についてのPDLおよび他のファイル、および5)生成情報、例えば、複写数、対象となる印刷装置、および特殊な仕上げ属性または外装属性等、のうちのいくつかまたはすべてを含み、前記生成情報は、未印刷の要素と在庫要素の少なくともいずれかの識別情報と検索場所、および作成する小冊子のタイプに関する情報、例えば、中綴じステープラ留め、二重折り目/刻み目等の情報を含むが、これらに限定されるものではない。一般に、制御装置100からの出力は、ジョブ内の各作業に対応した各ジョブセグメントの識別情報と、各ジョブセグメントについての組付け/仕上げ指示の全セットと、を含む。具体的には、制御装置100からの出力は、1)ジョブセグメント記述と各ジョブセグメントの識別子、2)ジョブセグメントの構造とジョブセグメント内の文書構成要素、シート、またはセットのデータベース表現(BMD501等)、3)ジョブトラッキングシートのPDLファイル(存在する場合)、4)フェッチシートのPDL(存在する場合)、5)仕上げモジュールコーディネータ(FMC)による後の利用のためにBDM501内にエンコードされた整合性記述、6)プリンタおよび組付け機/仕上げ機に対する小冊子作成チケット、および7)1人以上の人間のオペレータの対応を要求する指示メッセージ、のうちのいくつかまたはすべてを含む。
図1に戻って説明する。組付け/仕上げについての指示セットは、小冊子作成チケット(BMT)101および小冊子作成仕上げチケット(BMFT)102の両方の形式で制御装置100から出力される。BMFT102およびBMT101は、ジョブに関する完全な指示セットを含んでいても、あるいは単に、そのような情報が記憶されているデータベースへの参照ポインタを含んでいてもよい。指示は、小冊子のスタイル、例えば、中綴じステープラ留め小冊子や、二重折り目/刻み目小冊子等、を含んでよい。
各BMFTのデータは、制御装置100によってBMD501に記録される。BMD501は、すべてのジョブの制約、制御、および整合性のデータを含むデータベースまたはデータファイルで、このデータは、印刷装置から出力された印刷物を受け取り、必要な仕上げ処理を実行して、印刷物を所望の最終小冊子にするために必要とするデータである。各種実施形態において、BMD501の形式は、ハードコピー(印刷物)、ソフトコピー(フロッピー(登録商標)、CD−R、CR−RW)、または電子式(メモリまたはハードディスクドライブに電子的に保存された)コピー形式であってよい。他の実施形態において、BMD501は、人間可読形式または機械可読形式のいずれか、またはその両方であってよい。
各ジョブに関してBMD501内に必要とするデータの型および指示は、会計および管理情報、シート数、セットレベルおよびジョブレベルの仕上げ指示、色および印刷品質の制御データ、および登録データ等の情報であるが、これらに制限されるものではない。また、このデータおよび指示は、生成対象のジョブのジョブセグメント(スタックおよびスタックセット)についての記述と、ジョブの処理を完了するためにこれらの各部品を再び収集する方法についての指示と、を含む。また、この情報を利用して、仕上げ装置整合性制御および生成プロセスの全範囲を通じたモニタリングの自動設定を実現できる。
印刷プロセスは、BMT101の送達後に、ボックス200に図示される1つ以上のデジタルフロントエンド印刷制御装置(DFE)で開始される。BMT101に供給された指示に従って、印刷ジョブは、個別の印刷ジョブセグメントに分割される。また、印刷ジョブは、BMT101が最初に設定された時点でオペレータまたは制御装置100が最適であると考えたプリンタまたはプレス機を使用して印刷を行うために、各種の印刷エンジンに送付されてもよい。これに代わる設定として、DFE200は、場合によっては制御装置100との相互作用を介して、動的キューおよび印刷選択基準に基づいて自動的に適切な印刷装置を選択できることを、BMT101が規定してもよい。
図1のボックス201〜203は、文書構成要素を送付して印刷できる各種のプリンタの例である。プリンタ201は、任意構成の統合仕上げモジュール201Aに接続されたカットシートデジタルプリンタであってよい。一般的な仕上げ機モジュール201Aは、ページ揃え、折り曲げ、およびステープラ留めのような単純綴じ、等の機能を含む。これらについては、仕上げモジュール500と関連付けて、後で更に詳しく説明する。プリンタ202は、カラー印刷と白黒印刷の機能が組み合わされたカットシートプリンタであってよい。このようなプリンタには、ゼロックス社(Xerox Corporation)が販売するドキュメントセンタ(登録商標)カラーシリーズ50(DOCUMENT CENTRE(R) COLOR SERIES 50)プリンタが該当する。仕上げ機モジュール202Aは、図1に示すように、プリンタ202と統合されており、仕上げ機201Aに関して説明したものと同様の機能を持つことができる。同様に、プリンタ203は、連続書式送りプリンタとして図示され、仕上げ機モジュール203Aと統合される。
各仕上げモジュール201A〜203Aは、自身のジョブセグメントをそれぞれ固有の出力トレイまたは貯蔵棚201B〜203Bに配置する。これらのトレイまたは貯蔵棚に配置された時に、ジョブセグメントには、ページ揃え、積み重ね、あるいは、処理および搬送のための分離が行われていなくてもよい。また、前述したように、各仕上げモジュール201A〜203Aは、何らかの中間レベルの仕上げ、例えば、折り曲げやステープラ留め等を提供してもよい。複数の文書構成要素は、同一のプリンタおよび中間仕上げステーションで印刷または組付けされてよく、ジョブがこの段階にある間、1つのジョブセグメントとして扱われてよい。逆に言うと、単一の大きな文書構成要素は、前記区切りシートまたはオフセットスタック方式を用いて、単一の文書構成要素内の複数のジョブセグメントを指定することで、1つのスタック内に出力できる。
印刷プロセスの最終段階は、任意構成の最終組付けおよび仕上げ段階を含み、この段階において、各種の文書構成要素は、出力トレイまたは貯蔵棚201B〜203Bから収集され、特定の順序で組み合わせられて、指定の文書形式に仕上げられる。図1において、矢印301A,B,Cは、出力トレイまたは貯蔵棚201B〜203Bから仕上げセット送り装置モジュール500までの印刷済みジョブセグメントの搬送状況を示す。従来のシステムにおいて、このような搬送は、手動または自動のいずれかで実行される。前述したように、作成および印刷のステップは、必須でなくてもよく、省略することができる。この場合、ユーザは、所望の小冊子の作成プロセスを、仕上げ送り装置モジュール500から開始してよい。
任意構成として、一意のジョブセグメント識別子(JSI)を各ジョブセグメントに対応付けてもよい。図1において、JSIを含むシートは、プリンタ201〜204から出力される各ジョブセグメントに関連付けて印刷されてよい。実施形態において、複雑なジョブまたは大きなスタックで印刷される文書構成要素については、当該ジョブ内または当該スタック内に、多数のジョブセグメントに対応する多数のJSIが存在してよい。
JSIには、仕上げプロセスおよび他の適用可能な印刷プロセス全体で、ジョブセグメントに対応付けできる任意の形式を想定できる。このような形式の中で、コピーは、(a)印刷されたジョブセグメントの最上部に印刷および配置される印刷済みシート、(b)ハードドライブ等のシステムメモリ、(c)フロッピー(登録商標)ディスクや磁気ストリップ等の磁気媒体、(d)CD−ROMディスクやCR−RWディスク等の光学記憶装置、(d)ジョブセグメントに対応付けられたシートに印刷されたバーコードシンボル、または(f)機械可読または人間可読の識別情報をジョブセグメントに対応付けできるその他の手段、に保存される。JSIは、ジョブの段階に応じて、機械可読または人間可読、あるいはその両方に構成できる。スキャナがジョブセグメントの最上部にある印刷済みページを読み取ることができ、そのジョブセグメントを一意に識別できる場合は、特殊なシンボルや特殊な最上部ページは必要ない。このように、各JSIは、最低限でも、ジョブおよびジョブセグメントの番号、または、他の識別子を含み、この他の識別式は、他のすべてのジョブセグメントからジョブセグメントを一意に識別するものである。通常、JSIは、一意のジョブ番号とジョブセグメント識別コード(JSIC)の両方を含む。ジョブ番号は、他のすべての印刷ジョブから印刷ジョブを一意に識別し、JSICは、ジョブセグメントを一意に識別する。実施形態において、JSICは、ジョブセグメントの最上部シート上の認識可能な一意のテキストを含む。いずれの形式を取った場合であっても、JSIは、識別されたジョブセグメントの内容を記述するBMD部分に対する参照ポインタとして機能する。JSIは、ジョブセグメントが印刷装置から他の仕上げプロセスに送られても、そのジョブセグメントに関連付けられた状態のまま残る。これにより、印刷装置から組付け/仕上げ装置までのジョブセグメントのトラッキングを実現できる。ジョブセグメントが、1つ以上の印刷装置上で生成される印刷処理を必要とするジョブの一部であるか否かに関わらず、各JSIは、共通のジョブ番号と、そのジョブの特定のジョブセグメントをそれぞれ一意に識別する、異なるJSICと、を持つことになる。
前述したように、JSIは、ジョブセグメント識別シート(JSIS)と呼ばれる印刷済みシートの形式であってよく、このシートは、通常、ジョブのシートと共に印刷され、出力トレイまたは貯蔵棚201B〜203B内で、ジョブセグメントスタックの最上部に配置される。JSISの情報は、(a)任意の他の電子コピー形式またはソフトコピー形式で保存されたBMDへのポインタ(ジョブ番号およびJSIC)、または(b)ジョブに関する指示を規定するBMD部分そのもの、のいずれかを含む。このような指示は、電子形式または人間可読形式で、JSIS上に印刷されてよい。印刷出力の各スタック上に配置される従来の区切りシートとは異なり、どれほど大きなスタックであっても、JSIは、印刷ジョブの各ジョブセグメントの一意の識別子として機能する。
ジョブセグメントは、JSI参照ポインタと共に、仕上げ機モジュール500に到達しても、あるいは、前述したように、ユーザは、予め印刷されたシートと表紙の少なくともいずれかを用意して、仕上げ機500において処理を開始してもよい。この場合、ユーザは、ユーザインタフェース502を利用できる。このユーザインタフェース502は、仕上げ機モジュール500とは独立したものであっても、あるいは仕上げ機モジュール500に組み込まれていてもよい。ここで、ユーザは、仕上げ機モジュール500に対して、所望の小冊子を完成するための指示、例えば、所望のページ数、各シートと表紙の少なくともいずれかに利用する媒体タイプ、中綴じステープラ留め小冊子または二重折り目/刻み目小冊子等、を指定できる。既に説明したように、この情報は、通常、JSIS上に表示されることになるが、いずれの形式のJSIでも十分である。JSIの目的は、仕上げモジュール制御装置700に特定のジョブセグメントを識別させることであり、この仕上げモジュール制御装置700は、組付け機/仕上げ機の動作を誘導する、本開示の制御装置である。ジョブチケットリーダ(JTR)は、JSISの読み取りを担当するか、あるいは、FMCで一意のJSICを特定できる十分な情報をFMC700に提供する。FMCにJSICを渡す処理において、特に、JSISが人間可読のみである場合に、前記処理に人間が介在してもよい。また、これは、ユーザインタフェース502を介して実行される。
FMC700は、ソフトウェアベースの制御装置で、組付け機/仕上げ機の生産データの管理と、解釈と、順序付けと、割り当てとを実行する。各組付け/仕上げ装置に対する各種インタフェースを利用しながら、FMCは、各装置に、ジョブの実施のために当該装置をプログラムするのに必要なデータを送信する。そして、プロセス全体を通じて各ジョブを追跡し、装置の動作開始前に、ジョブセグメントが正常にロードされているかどうかを確認する。また、FMCは、通常、人間のオペレータに対しても、ジョブの状態に関する情報を提供して、オペレータが必要に応じて適宜、生産についての決定を行えるようにする。FMCは、JSIや、ユーザインタフェース502から直接入力された、各ジョブセグメントを識別する情報を受信し、必要とするすべての組付け/仕上げデータがJSIそのものに含まれているかどうかを判定することによって動作する。JSISまたは同様のJSIが、ジョブを仕上げるためのすべての指示を提供していない場合、FMCは、JSICを利用して、BMD501に格納されているジョブモデルに関するすべての関連情報を検索する。次に、FMC700は、制御装置100によって用意された組付け機/仕上げ機の組み合わせを調査して、識別された装置がすべて現在利用可能であることを確認する。この条件が満たされると、FMC700は、次に、各ジョブセグメントを配置すべき貯蔵棚または他の組付け/仕上げ場所を決定する。一般に、FMC700は、BMD501を介して制御装置100と通信する。組付け/仕上げ装置が自動プログラム可能である場合、FMC700は、通常、各装置に指定されたインタフェース形式で対話するようにプログラムされて、自動でプログラミング指示を提供する。また、ジョブのトラッキング情報と整合性情報も提供される。該当する貯蔵棚に、必要なジョブセグメントがすべて装備されると、FMC700は、組付け/仕上げ装置を始動させるか、あるいは、ジョブの準備が整ったことを人間のオペレータに通知する。このように、組付け/仕上げ作業全体を、制御、実施、およびトラッキングでき、また、整合性チェックも行うことができる。FMCの設計および動作について、以下でより具体的に説明する。特に注記しておくが、判りやすくするため、制御装置100とFMC700の機能は、独立した制御装置機能として説明する。これらの制御装置については、互いに組み合わせることも、あるいは、1つの制御装置に関連付けて説明した一部の機能を他の装置に再配分することもできる。
次に、構成要素と複雑さのレベルとが異なる小冊子の例について、図3と図4を参照しながら説明する。下記で説明するプロセスは、仕上げ機モジュール201A〜Cおよび仕上げ機モジュール400で実行できる。判りやすくするため、ここで実行するプロセスは、仕上げ作業F201とF202に関連するもので、これらの各作業は、前述の仕上げモジュール201A〜Cおよび仕上げモジュール400で実行されるものとする。
まず、図3を参照すると、ボディ30と表紙32とを含む、単純な中綴じステープラ留め小冊子が示されている。既に説明したように、ボディ30は、印刷済または未印刷の構成要素で構成でき、特に限定するものではないが、例えば、プラスチック区切り板、在庫から取り出した既に印刷されているシート、写真生成されたシート、またはビニールディスクホルダや香水サンプルパック等の特殊媒体等で構成されてよい。
小冊子のボディを適切な順序で収集した後、表紙32が最上部に配置される。仕上げ作業F201で、折り曲げプロセスが実行されると、仕上げ作業F201の右に図示されているように、表紙綴じ込み文書34が作成される。ただし、前述したように、単一の折り目/刻み目を含む中綴じステープラ留め小冊子は、例えば、枕化やトナーの亀裂によって好ましくないものになる可能性がある。したがって、本開示は、二重折り目/刻み目小冊子を作成する選択肢をユーザに提供する。ここで、この作成プロセスについて詳しく説明する。
図4を参照して説明する。二重折り目/刻み目小冊子(DCB)は、その全体が符号400で示されており、表紙404と、1枚以上のシート402を有するボディ406と、を含む。図からわかるように、DCBは、背表紙が平坦な完全な装丁本と極めて似た外観になっている。これは、表紙404に配置された二重折り目/刻み目によるもので、この二重折り目/刻み目は、任意構成として、ボディ406全体に配置されてもよい。実施形態において、小冊子の全シート402は、表紙404と共に、少なくとも2つの平行な折り目/刻み目で、事前に折り目付け/刻み付けされる。他の実施形態において、小冊子の中央に位置する1枚以上のシート402には、二重折り目付け/刻み目付けを行う必要はなく、これら中央のシートについては、単一の折り目/刻み目で十分であるか、あるいは折り目/刻み目を設定しなくてもよい。したがって、これらの実施形態において、少なくとも小冊子の中央から離れて表紙に近づく位置にあるシートと表紙とが、少なくとも2つの平行な折り目/刻み目で、事前に折り目付け/刻み目付けされる。
実施形態において、表紙と各シートの両方またはいずれかに、2つより多い折り目/刻み目を配置してもよい。例えば、2つの折り目/刻み目で各折り曲げ位置を囲む場合は、例えば、4つの折り目/刻み目を設けることができる。このことは、例えば、各コーナーに二重の折り目/刻み目を設定することで適切な折り曲げを行える大型小冊子の表紙において、有利である。
前述したように、二重の折り目/刻み目小冊子は、中綴じステープラ留め小冊子より優れた多くの利点を提供する。例えば、二重折り目/刻み目小冊子は、背表紙に加え上部と底部において平坦な表紙を含む。したがって、小冊子のボディにどれ程多くのページが含まれていても、ユーザには、中綴じステープラ留め小冊子より美しい外観の小冊子が、完全な装丁本よりも安いコストで、提供される。更に、二重折り目/刻み目では、印刷済みテキストが折り曲げ箇所に挟まることや、折り曲げによって除去されないようにできる。
図示するように、シート402は、折り目/刻み目406および折り目/刻み目408において折り曲げられる。各シートと表紙は、一緒に束ねられる前に、折り曲げ位置において予め折り目付け/刻み目付けされる。すなわち、仕上げ作業F202の中で、各シートおよび表紙に、2つの折り目/刻み目が設けられる。この後、このシートおよび表紙は、一緒に束ねられて折り曲げられる。シートおよび表紙に折り目/刻み目を事前に設定することで、より簡単かつより正確に折り曲げられるようになる。
ただし、折り曲げ時に、折り曲げの外側に位置するシートは、他のシートすべての上に巻かれるため、このページは、折り曲げ中央部のページよりも短くなる。したがって、小冊子に含まれるシートが多くなるにつれ、縁がより不揃いになることがある。この問題を修正するため、トリミング処理を実行してよい。
更に、既に説明したように、表紙に二重折り目/刻み目を設定することで、トナーに亀裂が入りにくくなる。すなわち、表紙に配置されたトナーは、中綴じステープラ留め小冊子の場合と異なり、DCB内の極端な折り曲げ領域や隆起領域に属することはない。現在、トナーは小冊子の表紙全体に配置され、ユーザは、表紙の折り曲げ位置を正確に知ることはできない。したがって、トナーに亀裂が入ると、表紙の見た目が美しくなくなるだけでなく、テキストや画像を含む場所に亀裂が生じる可能性もあり、品質の低い外観になってしまう。
図4,5からわかるように、内側シート402の折り目/刻み目406と408は、表紙404に配置された折り目/刻み目410と412ほどには離れていない。これは、小冊子内のシートの数が多くなるにつれて、小冊子を適切に折り曲げるために、各折り目/刻み目の間の距離を大きくする必要があるためである。すなわち、小冊子の最も内側部分に位置するシートでは、折り目/刻み目の間の距離が小さくなり、表紙で、各折り目/刻み目間の距離が最大になる。各折り目/刻み目の間の距離を適切に決定するため、仕上げ作業F202は、シートのカウント数に応じて折り目/刻み目間の間隔を動的に広げる器具を含んでよい。この器具は、機械式に移動しても、あるいは、サーボを用いてデジタル制御されてもよい。数式(D×N)を設定してもよい。前式で、Nは、個別シートの番号、例えば、小冊子の中央を基準とした番号と等しく、Dは、各折り目/刻み目が位置することになる、各シートの中心からの距離と等しい。距離Dは、仕上げ作業F202において事前にプログラムされていても、あるいは、ユーザによって提供されてもよい。ここで、例として示すと、Dは、1ミリメートルに設定される。Dは、例えば、小冊子のシートの形成に用いられる材料の厚さに基づいて事前設定されてよい。
例えば、シート402を参照すると、シート402は、小冊子400の内側から2番目のシートである。したがって、シート402では、N=2である。シート402に前式を適用すると、折り目/刻み目406と408の距離は、4ミリメートルになる。すなわち、(D(1mm))×(N(2))=2mmである。したがって、この例では、各折り目/刻み目はシートの中央から2ミリメートルになるため、お互いからは4ミリメートルの距離になる。シートのカウント数が大きくなるにつれ、各シートから最後の表紙に至るまで、その上の折り目/刻み目間の距離も大きくなる。
ここで、図5を参照すると、シート402と表紙404の所望の位置に配置された折り目/刻み目を説明する例が示されている。ここで、シート402と表紙404は、判りやすいように平面で示されている。シート402に配置されることになる各折り目/刻み目の位置は、それぞれ、参照点510および512によって示されている。前述したように、シート402は、表紙404の場合よりも互いに近接した折り目/刻み目を含むことになる。したがって、表紙404に配置される各折り目/刻み目の位置は、より離れて位置しており、参照点514および516によって示されている。
図4に戻って説明する。仕上げ作業F202では、クリンプ加工用ブレードまたはローラ装置を利用して、指定のシートの所定の位置に2つの折り目/刻み目を配置する。例えば、米国特許公開第2006−0245781号明細書に記載されているように、ブレードと、折り目付けロールとを組み合わせて使用して、折り目付けを実行する。個別のシートと表紙の両方またはいずれかすべてに折り目を配置した後、仕上げ作業F202では、例えば、1つ以上のステープラを用いて、各部品を一つにまとめ、所望の折り目位置でシートと表紙とを折り曲げる。
ここで、図5を参照すると、シート402および表紙404に設けられた各折り目/刻み目の例は、シート402では折り目/刻み目406と408の位置、表紙404では折り目/刻み目410と412の位置に示されている。これらの折り目/刻み目は、例えば、クリンプ加工用ブレードによって形成されてよい。完全を期すため、シート402の参照点518と520、および表紙404の参照点522と524で、折り目/刻み目の位置406、408、410、および412を示し、各折り目/刻み目に生じる折り曲げ状態を表した。
前述したように、各シート、または少なくとも表紙上に各折り目/刻み目間の所望の距離をユーザが規定することは本開示の特徴の範囲に入る。例えば、ユーザは、特定のサイズのテキストを表紙の背表紙部分に配置したいと考えたとする。この特定のサイズのテキストは、所定の大きさの空間を必要とする。ただし、前述したような予めプログラムされた計算式を用いた場合、各折り目/刻み目の間、ひいては各折り曲げ位置の間に必要な距離を持つ表紙を提供できず、背表紙は所望のテキストに対して薄くなりすぎてしまう。ユーザは、表紙上の折り目/刻み目間の所望の距離を仕上げ作業F202に指定できる。ここで、システムは、中央のシートからの増加率を自動的に計算してよい。その後、表紙の間に挟まるページが修正されて、表紙上の折り目/刻み目間の距離を考慮した、より均一な外観を提供する距離を持てるようになる。
実施形態において、ユーザは、文書作成部1において、あるいはユーザインタフェース502において、所望のテキストおよびテキストサイズを入力できる。この情報をユーザが入力すると、その所望のテキストは、現在の初期設定では、小冊子表紙の背表紙に適合しないことを示すメッセージがユーザに提示されてよい。現在の初期設定は、各シートと表紙の少なくともいずれかの各折り目/刻み目の事前設定距離を含んでよく、ユーザによって予めプログラムされても、あるいは、製造業者によって設定されてもよい。ユーザは、次に、各シート、あるいは、単に表紙に距離を定義して、所望のテキストが適合するように設定する。あるいは、表紙の背表紙部分への配置をユーザが希望した所望のテキストに基づいて、システムが、各折り目/刻み目間の距離を修正してもよい。ここで、表紙と、必要であればシートにも、仕上げ作業F202において折り目/刻み目が事前設定されることになる。
更に他の実施形態において、ユーザは、所望の増加率を入力してもよい。システムは、中央のシートからの前記増加率を自動的に適用してよい。あるいは、ユーザは、ユーザインタフェースに用紙特性を入力して、システムが、提供された情報に基づいて、各折り目/刻み目間に必要な距離を自動的に決定できるようにしてもよい。上記で説明したものと同様の多数の異なるシナリオが、本開示の機能の範囲に入ることは、当業者であれば理解されるであろう。したがって、これらのシナリオについて本明細書では詳しく説明しない。
1 文書作成部、100 制御装置、101 小冊子作成チケット(BMT)、102 小冊子作成仕上げチケット(BMFT)、200 デジタルフロントエンド印刷制御装置、201 カットシートプリンタ、201A,202A,203A,500 仕上げ(機)モジュール、201B,202B,203B 出力トレイ、202 カットシートカラープリンタ、203 連続書式送りプリンタ、500 仕上げモジュール、501 小冊子作成データベース(BMD)、502 ユーザインタフェース、700 仕上げモジュール制御装置(FMC)。
Claims (2)
- 1枚以上のシートと表紙とを含む複数ページの文書を作成する方法であって、
前記シートおよび表紙の上の少なくとも2つの異なる平行な位置で、前記1枚以上のシートの1つ以上に折り目付けまたは刻み目付けを行うための指示であって、少なくとも2つの各折り目または刻み目の間の距離と、前記シートおよび表紙の中央部から各折り目または刻み目までの距離と、を提供する指示を受け取るステップと、
前記位置において、少なくとも2つ以上の折り目または刻み目で、前記シートおよび表紙に折り目付けまたは刻み目付けを予め行うステップと、
各折り目または刻み目の位置で、前記シートおよび表紙を折り曲げるステップと、
を含む製本仕上げ方法。 - 1枚以上のシートと表紙とを含む複数ページの文書を作成し、仕上げる製本仕上げ装置であって、
文書を製本する製本装置と、
制御装置と、
1枚以上のシートと表紙のうちの1つ以上に複数の平行な折り目または刻み目を印加し、前記表紙とシートとを綴じ合わせ、各折り目または刻み目の位置で前記表紙とシートとを折り曲げる仕上げモジュール手段と、
を含む製本仕上げ装置。
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