JP2014016468A - 画像形成システム及び画像形成システム制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像が形成された用紙に筋付け処理を施す場合に生産性を良好に保つ。
【解決手段】用紙を送り出す給紙部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目が形成される位置に予め筋を付ける筋付け処理を行う筋付け部と、画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目を形成する折り部と、各部を制御する制御部とを備えた画像形成システムにおいて、前記制御部は、画像形成する一連の用紙のうちの一部に対して筋付け処理を行うように決定し、該決定に基づいて筋付け処理を行うか否かを制御すると共に、前記決定に応じて前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成システム制御方法に関し、特に、画像が形成された用紙に後処理を施す場合にも生産性を維持する制御に関する。
画像形成装置において各種の用紙処理装置を接続して画像形成システムを構成することで、さまざまな製本処理が可能になり、印刷装置として使用することができる。
たとえば、用紙の中央で用紙を中折りにした用紙束として、その束の折り目部分にステープル処理をして中綴じ製本が可能である。また、中綴じした用紙束の背の部分にローラ等で圧力を掛け、角の折り目をつけて背表紙部分を作り、無線綴じに似た状態にする角背処理が可能である。
また、このような折り目をつける前処理として、折り目をつける予定の位置に、クリーサー(creaser)と呼ばれる筋付け装置を用いて筋付け処理を施して筋を付けることが行われる。
そして、筋付け処理の後に折り処理を実行することで、複数枚の用紙を纏めた状態で折り処理を行っても、折り目が膨らむことを防止できる利点がある。
また、折り処理の前に筋付け処理をしておくことで、折り処理時に、用紙凸面側の折り目部分でトナーが剥がれる現象を防止できるという利点もある。
なお、このような筋付け処理について、基本的な技術が以下の特許文献1に提案されている。また、製本された状態での品位を保つため、用紙の紙厚を計測し、計測結果に応じて筋付け処理の有無を制御する技術が、以下の特許文献2に記載されている。また、折り処理についての変更に対応して筋付け処理を変更する技術について以下の特許文献3に提案されている。
特開2000−301851号公報 特開2011−255547号公報 特開2012−12220号公報
なお、筋付け装置では、画像形成された用紙を1枚ずつ筋付け専用の経路に搬送し、用紙を筋付け処理のために正しい位置に位置決めし、刃とダイで挟み込むことで筋を形成し、その後にスイッチバック方式で用紙を通常の搬送経路に向けて排出するようにしている。このため、筋付け処理を実行することにより、用紙1枚毎に一定の処理時間が掛かるようになり、用紙あるいは冊子が排紙されるまでの時間が増大する。この結果、画像形成装置側での給紙タイミングを遅らせる必要が生じるため、画像形成システム全体として生産性(単位時間あたりの出力枚数)が低下するという問題が生じるようになる。
なお、以上の特許文献1−3のいずれも、このような処理時間の増大による生産性の低下の問題や、このような問題に対する対処方法に関しては何ら配慮されていなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、画像が形成された用紙に筋付け処理を施す場合にも生産性を良好に保つことが可能な画像形成システム及び画像形成システム制御方法を提供することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)この発明は、画像が形成される用紙を送り出す給紙部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目が形成される位置に予め筋を付ける筋付け処理を行う筋付け部と、画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目を形成する折り部と、前記給紙部と前記画像形成部と前記筋付け部と前記折り部との動作を制御する制御部と、を備えた画像形成システム、または、画像形成システムを制御する画像形成システム制御方法であって、前記制御部は、画像形成する一連の用紙のうちの一部に対して筋付け処理を行うように決定し、該決定に基づいて筋付け処理を行うか否かを制御すると共に、前記決定に応じて前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出する、ことを特徴とする。
(2)この発明は、上記(1)において、前記制御部は、前記決定に応じて、前記筋付け部における前記用紙の搬送経路を制御する、ことを特徴とする。
(3)この発明は、上記(1)−(2)において、前記制御部は、前記決定に応じて、前記画像形成部において前記用紙に画像を形成する面を入れ替えるよう制御する、ことを特徴とする。
(4)この発明は、上記(1)−(3)において、前記制御部は、前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを、先行用紙における前記決定に応じて算出する、ことを特徴とする。
(5)この発明は、上記(1)−(4)において、前記制御部は、ジョブについて前記画像形成部において画像の形成を開始する以前に、前記決定をすると共に、前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出しておく、ことを特徴とする。
(6)この発明は、上記(1)−(5)において、前記制御部は、特定のページの用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定する、ことを特徴とする。
(7)この発明は、上記(6)において、前記制御部は、特定ページの前記用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定する際に、画像のトナー量、画像のトナー分布、用紙種類のいずれかの条件に基づいて前記特定のページを定める、ことを特徴とする。
本発明によると、以下のような効果が得られる。
(1)この発明では、画像形成する一連の用紙のうちの一部に対して筋付け処理を行うように決定して制御するために、筋付け処理する用紙が限定されることでジョブ全体に占める筋付け処理の処理時間が短縮される。また、前記決定に応じて給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出しており、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙が混在していても用紙の搬送タイミングが最適化されて、生産性が向上する。すなわち、画像が形成された用紙に筋付け処理を施す場合にも生産性を良好に保つことが可能になる。
(2)また、前記決定に応じて、筋付け部における用紙の搬送経路を制御することで、筋付け処理する用紙は筋付け部に入り、筋付け処理しない用紙は筋付け部に入らないようになり、出力されるまでの処理時間がジョブ全体で短縮されて、生産性が向上する。
(3)の発明は、上記(1)−(2)において、筋付け処理する用紙は筋付け部で筋付け処理される際に用紙面が反転し、筋付け処理しない用紙は筋付け部に入らないため用紙面が反転しない状態になるが、前記決定に応じて画像形成部において用紙に画像を形成する面を予め入れ替えるよう制御することで、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙とがジョブ内で混在していても、最終的に出力される用紙面が統一された状態になる。
(4)の発明は、上記(1)−(3)において、給紙部からの用紙の送り出しタイミングを、先行用紙における前記決定に応じて算出することで、先行用紙と後続用紙との搬送紙間を無駄なく適正な状態に保つことが可能になり、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙が混在していても用紙の搬送タイミングが最適化されて、生産性が向上する。
(5)の発明は、上記(1)−(4)において、ジョブについて画像形成部において画像の形成を開始する以前に、用紙1枚毎に筋付け処理の有無を決定すると共に、給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出しておくことで、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙が混在していても、画像形成開始時から、用紙の給紙タイミングが最適化されて、生産性が向上する。
(6)の発明は、上記(1)−(5)において、特定のページの用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定することで、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙とを的確に決定することが可能になり、筋付け処理する用紙が限定され、ジョブ全体に占める筋付け処理の処理時間が短縮され、生産性が向上する。
(7)の発明は、上記(6)において、特定ページの用紙あるいは画像を基準として用紙1枚毎に筋付け処理の有無を決定する際に、画像のトナー量、画像のトナー分布、用紙種類のいずれかの条件に基づいて特定のページを定めることで、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙とを、所望の条件に基づいて的確に決定することが可能になり、筋付け処理する用紙が限定され、ジョブ全体に占める筋付け処理の処理時間が短縮され、生産性が向上する。
本発明の実施形態の用紙処理装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置を含む画像形成システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の用紙処理における用紙の状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理における用紙の状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の用紙処理装置の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の用紙処理装置の表示画面を示す説明図である。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の用紙処理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔全体構成〕
図1と図2とを参照して、本実施の形態に係る用紙処理装置を備える画像形成システムの構成について説明する。図1と図2とに示すように、この画像形成システムは、画像形成装置100と、後処理装置としての用紙処理装置300と、後処理装置としての用紙処理装置400と、を有している。なお、画像形成装置100と用紙処理装置300との間に別な装置が存在していても良いし、用紙処理装置400は存在していなくとも良い。また、更に後段に別の用紙処理装置が連結されていても良い。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に用紙処理装置としてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部104と、収容されている用紙を給紙する給紙部105と、給紙され画像形成される用紙を所定速度で搬送する搬送部107と、原稿をスキャンして画像データを生成する原稿読込部120と、画像形成する際のイメージデータや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像処理後のイメージデータとに基づいて画像形成(印刷)を実行する画像形成部150と、を備えて構成されている。なお、画像形成装置100で画像形成された用紙は、後段の用紙処理装置300に向けて搬出される。
用紙処理装置300は、画像形成装置100の後段に接続されており、用紙処理装置300内の各部を制御する制御部301と、画像形成装置100と通信するための通信部302と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部304と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部305と、用紙を所定速度で搬送する搬送部307と、用紙全体として折ることなく筋を付ける筋付け部310と、筋付け処理後の用紙を次の後処理のために整合により位置制御する位置制御部としての整合部320と、用紙を中折り又は3つ折りに折る折り部330と、後処理のために用紙を重ね合わせて用紙束とする重ね合わせ部340と、折り部330で折られた用紙に後処理として中綴じを施す中綴じ部350と、中綴じ用の折り目が形成された用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部360と、中綴じされた用紙束の小口部分を断裁する断裁部370と、小口処理された冊子が排出される冊子送出部380と、排出された冊子を搬送する排出搬送部390と、を備えて構成される。
用紙処理装置400は、用紙処理装置300の後段に接続されており、用紙処理装置400内の各部を制御する制御部401と、画像形成装置100や用紙処理装置300と通信するための通信部402と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部404と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部405と、用紙を所定速度で搬送する搬送部410と、用紙束を平綴じ処理を施す平綴じ部420と、メイントレイを排出先として用紙を排出するメイントレイ排出部440と、サブトレイを排出先として用紙を排出するサブトレイ排出部450と、を備えて構成される。
なお、図2の斜視図では、画像形成システムの主要部の構成を模式的に透過斜視図として示している。画像形成装置100内の画像形成部150で画像形成されてから、図2のX方向に搬送されてきた用紙を、用紙処理装置400で後処理する場合には、用紙処理装置300でもそのままX方向に搬送する。
一方、用紙処理装置300において後処理を実行する場合は、図2のように、筋付け部310でY方向の筋を付けた後に、折り部330においてY方向を稜線として中折りし、Y方向に搬送しつつ、重ね合わせ部340と中綴じ部350とで重ね合わせてから折りと中綴じを実行し、さらに、Y方向に搬送して角背処理部360により背表紙の部分を平坦にする角背処理を施すことで、後処理の実行効率が高まり、画像形成システムとして生産性を高めることが可能になる。
また、図3の斜視図では、用紙処理装置300の部位300Bにおいて、断裁部370で小口処理された冊子が冊子送出部380から排出される様子を模式的に示している。ここでは、冊子送出部380は、制御部301の制御にしたがって冊子を送り出すように挟持搬送するローラにより構成されている。また、冊子送出部380から排出された冊子は、ベルト状の排出搬送部390によりX方向に搬出される。
なお、図1〜図3における、画像形成装置100、用紙処理装置300、用紙処理装置400の接続は画像形成システムの具体的な一例であって、このような接続や搬送方向に限定されるものではない。
〔筋付け処理と折り処理の構成と動作〕
図4は、筋付け処理を行うクリーサーと呼ばれる筋付け部310の基本構成を、XZ平面にて示す断面構成図である。
ここで、画像形成装置100から筋付け部310に搬送されてくる用紙は、筋付け部310で筋付け処理を実行する場合には、反転搬送路307Rに引き込まれ、搬送ローラ307R11,307R12,307R21,307R22による挟持搬送制御、あるいは、先端ストッパ307R3による位置規制により、用紙が所定位置で停止する。
この後、筋付けナイフ駆動部311により駆動され、Y方向に伸びた筋付けナイフ312が、同様にY方向に伸びた凹部の刃型を有する刃型部313に向かって、−X方向に伸長することで、筋付けナイフ312の先端と刃型部313の凹部との間に用紙が挟持される。この動作により、Y方向を長手方向とする筋が形成される(図4)。なお、この筋付け処理では、用紙全体としては平面状態を保っているため、折り処理による折り目とは異なり、平面上の用紙に、断面形状が半円形の筋が形成される。
また、この筋付け処理の際に、搬送ローラ307R11,307R12,307R21,307R22による挟持搬送制御、あるいは、先端ストッパ307R3の停止位置制御、または、挟持搬送制御と停止位置制御の両方により、用紙上の所望の位置に1本若しくは複数本の筋を付すことができる。
また、このようにして筋が付された用紙は、搬送ローラ307R11,307R12,307R21,307R22によって、反転搬送路307Rを戻って折り部330に向かって、スイッチバック方式で排出される。なお、この筋付け処理では、スイッチバック方式で用紙を1枚ずつ搬入・排出しているために処理時間が掛かるようになり、筋付け処理をしない場合に比べると、生産性(単位時間当たりの印刷物の出力能力)が低下するという問題が発生する。
図5は用紙処理装置300における折り部330の基本構成をXZ平面にて示す断面構成図である。
ここで、折り部330で折りを実行する場合には、図5(1)のように、整合制御部3212により駆動される位置制御部材としての整合部材3211を整合待機位置まで駆動する。そして、筋付け部310から折り部330に搬送されてくる用紙は、搬送ローラ3311,3312、搬送ローラ3321,3322によって折り部330内を所定速度で搬送され、整合部材3211により用紙先端が所定位置に規制された状態で停止する。その後、整合制御部3222により駆動される位置制御部材としての整合部材3221を、図5(2)のように整合位置まで移動させて、この整合部材3221により用紙後端が所定位置に整合された状態で停止する。
なお、この図5の場合には、筋付け部310で筋付け処理された位置を中心にして中折りする場合を想定しており、整合部材3211で所定の整合量x1、整合部材3221で所定の整合量x2の整合を行うことで、筋と折り位置とが合致した状態になる。
この後、折りナイフ駆動部3351により駆動される折りナイフ3350が折りローラ3341,3342間で伸長することで、折りローラ3341,3342間に用紙が挟持されて、折り目が形成される。そして、折りナイフ3350がタイマで設定された一定時間だけ上昇した後に停止し、折りローラ3341,3342が逆回転して用紙と折りナイフ3350とを排出する。
なお、この折り部330では、折りローラ3341,3342間で中綴じ用に用紙の中央に折り目を付ける中折りのほか、折りローラ3341,3342間で第1の折り目を形成した後、図示されない第2の折りナイフと折りローラ3342,3343間で第2の折り目を形成することで、三つ折りを実行することが可能である。
図6は、用紙が筋付け部310で処理されない場合の用紙搬送経路である。この場合には、図6中の破線の経路における筋付け部310での筋付け処理は実行されず、画像形成装置100から排出された用紙は、折り部330に向けて搬送される。
図7は、用紙が筋付け部310で処理される場合の用紙搬送経路である。この場合には、画像形成装置100から排出された用紙は、図7中の筋付け部310での筋付け処理が実行されてから、折り部330に向けて搬送される。
このような用紙搬送経路の切り替えは、後述する筋付け処理の有無の決定に応じて、制御部101あるいは制御部301の制御に基づいて、搬送部307が実行する。また、この搬送経路の切り替えにより、後述するように、画像形成装置100での給紙タイミングも変更される。
〔実施形態の動作〕
全体制御:
図8は本実施形態の基本的な動作を示すフローチャートである。まず、ジョブの内容や操作者による操作表示部103に対する操作入力に応じて、制御部101が処理モードを決定する(図8中のステップS11)。この実施形態では、特に中折り処理や中綴じ処理を行う際に、ジョブにより画像形成する一連の用紙のうちの一部に対して筋付け処理を行うように決定することを特徴とする。この場合、後述するように、操作者の操作入力による指定、あるいは、基準用紙との比較による制御部101での決定、のいずれかにより、各用紙に対して筋付け処理を行うか否かが決定される。
そして、制御部101は、以上の決定に基づいて、筋付け処理に要する時間を考慮し、用紙処理装置300での搬送中の用紙の間隔が、無駄に広がらず、かつ衝突することのないように、適切な間隔になるように、給紙部105からの用紙の送り出しタイミングである給紙タイミングを算出する(図8中のステップS12)。なお、この給紙タイミングの制御は、先行する用紙の筋付け処理の有無に応じて、後続の用紙の給紙タイミングを算出する。
また、制御部101は、筋付け処理することの決定に応じて、図6又は図7に示した搬送経路を決定する。なお、この搬送経路の決定は、制御部101から情報を得た制御部301が行っても良い。
また、図7に示すように筋付け部310で筋付け処理を行う場合には、用紙が反転することになる。このため、筋付け処理を行わない図6と、筋付け処理を行う図7とでは、用紙の向きが反対になった状態で、用紙が折り部330に搬送される。従って、制御部101は、筋付け処理を行う用紙と筋付け処理を行わない用紙とで、画像形成部150で画像形成する際に、用紙に対する画像形成の面を予め入れ替える決定をしておく。
なお、以上のようにして筋付け処理についての決定、給紙タイミングの算出、画像形成面の入れ替え決定についての処理を済ませてから、算出された給紙タイミングに従って用紙を給紙部105から給紙しつつ、決定された画像形成面について画像形成部150で画像形成を行い、画像形成された用紙について用紙処理装置300に搬送するよう、制御部101が制御する(図8中のステップS13)。
そして、用紙処理装置300では、筋付け処理の有無に応じた搬送経路(図6、図7参照)で用紙を搬送しつつ、筋付け処理すると決定された用紙に対して筋付け部310で筋付け処理を実行するよう、制御部301が制御する(図8中のステップS13)。なお、図示されない他の用紙処理についても制御部301が制御を行う。
筋付け処理についての決定(1):
図9は用紙1枚毎に筋付け処理の有無を操作者が決定する場合に、制御部101の制御によって操作表示部103に表示される操作表示画面103Gの一例である。
この操作表示画面103Gでは、操作タブ103Ga1〜103Ga4は画像形成するジョブの設定であり、部数、両面画像形成、給紙トレイ、用紙種類などが表示されている。
また、操作表示画面103Gの中央には、用紙1枚毎に形成すべき画像のプレビュー画面103Gpvが表示される。
また、操作表示画面103Gで、ステープルの有無(操作タブ103Ga5)、パンチの有無(操作タブ103Ga6)、折りの有無(操作タブ103Ga7)、筋付け処理の有無(操作タブ103Ga8)、については、操作者が用紙1枚毎に決定することが可能である。
この場合、操作者は、プレビュー画面103Gpvを参照し、折り位置にトナー像が存在していれば筋付け処理=オン、折り位置にトナー像が存在していなければ筋付け処理=オフ、などと設定することができる。そして、操作者がOKボタン103Gb1を押下すると、この操作表示画面103Gの入力を受けて、制御部101は、用紙1枚毎に筋付け処理を行うか否かを決定する。
また、制御部101は、図10に示す操作表示画面103Gを示し、筋付け処理すべき適用ページのページ番号の入力を操作者に促して、数値で入力を受け付けるようにしても良い。この場合、操作タブ103Gc1が筋付け処理のオン/オフであり、適用ページの数値入力を操作タブ103Gc2で受け付ける。この場合、「,」や「−」と数字とを組み合わせて、数値の入力を受け付ける。そして、操作者がOKボタン103Gb1を押下すると、この操作表示画面103Gの入力を受けて、制御部101は、筋付け処理を行うページを決定する。
また、制御部101は、図11に示す操作表示画面103Gを示し、筋付け処理すべき適用ページを、予め定められたページ組合せの選択枝の操作タブ103Gd11〜103Gd15から操作者に選択させるようにしても良い。なお、処理1として筋付け処理についてタブ103Gd1が示され、処理2として中綴じ処理についてタブ103Gd2が示されている。この場合の選択肢としては、全ページ、表紙のみ、表紙以外、表紙+内側、などの操作タブ103Gd11〜103Gd14が表示された例を示している。例えば、表紙では折り目となる筋の部分にトナー像が存在しやすく、筋付けの必要性が生じやすい。また、逆の場合、表紙には筋を残したくないため、筋付けを行わないという希望もある。また、中綴じされてしまうと、表紙と最も内側のページのみで折り目が見えるものの、他のページは見えることがないため、表紙と内側ページのみで筋付けを行うという希望もある。よって、この操作表示画面103Gの選択肢として、希望の多い組合せを予め用意しておくことが望ましい。そして、操作者がOKボタン103Gb1を押下すると、この操作表示画面103Gの入力を受けて、制御部101は、筋付け処理を行うページを決定する。
なお、図11において、操作タブ103Gd15は、基準ページとの比較で筋付け処理を行うか否かを制御部101が決定する処理であり、その内容は後述する。
筋付け処理についての決定(2):
図12は、ジョブ内の各用紙について筋付け処理を実行するか否かについて基準となるページとの比較により制御部101が決定する場合の、基準ページを決定する際の操作表示画面103Gである。
この操作表示画面103Gでは、操作者がジョブ選択タブ103Geによりジョブを選択し、操作タブ103Gfを押下し、OKタブ103Gb1を押下することで、制御部101は後述する筋付け基準ページ設定処理を実行する。
図13は筋付け基準ページ設定処理時に表示される操作表示画面103Gである。
ここでは、操作表示画面103Gにはプレビュー画面103Gpvが表示されており、操作タブ103Gg1が押下されると、制御部101は、表示中の画像を筋付け処理無し・中折りで出力する。この筋付け処理無し・中折りで出力された用紙のトナー剥がれ状態を操作者が視認することで、操作者が基準ページとするか否かを決定する。この場合、操作者は異なるページで出力してみてトナー剥がれ具合から基準ページを決定してもよい。
操作者により操作タブ103Gg2が押下されてこのページが基準ページとして選択された場合には、折り位置のトナー付着量がこの基準ページ以上であれば筋付け処理有り、折り位置のトナー付着量がこの基準ページ未満であれば筋付け処理無し、と制御部101が各用紙の画像と基準ページの画像とを比較判断して決定する。
以下、図14のフローチャートを参照して、制御部101による筋付け処理決定の様子を詳細に説明する。
図12の操作表示画面103Gで操作者により操作タブ103Gfが押下されると、制御部101は筋付け基準ページ設定処理を開始する(図14中のステップS401)。
ここで、制御部101は、ジョブ内の全ページの画像について、折り位置のトナー付着面積を算出する(図14中のステップS402)。なお、通常の電子写真方式の画像形成では、面積階調法により濃度を擬似的に表現しているため、トナー付着量についてはトナー付着面積として算出すれば良い。そして、制御部101は、以上のように算出したトナー付着面積の降順にページを並び替える(図14中のステップS403)。そして、並び替えたページの中央値となるページについて、図13の操作表示画面103Gを表示する(図14中のステップS404)。
この図13の操作表示画面103Gにおいて、出力指示の操作タブ103Gg1が押下されると(図14中のステップS405でYES)、制御部101は、表示中のページの画像を筋付け処理無し・中折りで出力する(図14中のステップS406)。
この後、制御部101は、操作表示画面103Gにおける指示待ちに戻る(図14中のステップS405)。
また、この図13の操作表示画面103Gの出力指示による出力(図14中のステップS406)の用紙を見た操作者は、トナー剥がれが明らかに発生していれば、図13の操作タブ103Gg3を操作して(図14中のステップS411でYES)、よりトナー付着面積が小さい他のページを表示させる(図14中のステップS412)。また、この図13の操作表示画面103Gの出力指示による出力(図14中のステップS406)の用紙を見た操作者は、トナー剥がれが全く発生する気配がなければ、図13の操作タブ103Gg4を操作して(図14中のステップS411でYES)、よりトナー付着面積が大きい他のページを表示させる(図14中のステップS412)。
なお、操作タブ103Gg3や103Gg4が操作された場合に、制御部101は、隣接ページを表示するように制御しても良いし、また、残候補中の中央値のページに移動するように二分探索の手法を用いた制御としても良い。
そして、別なページが表示された図13の操作表示画面103Gにおいて、出力指示の操作タブ103Gg1が押下されると(図14中のステップS405でYES)、制御部101は、表示中のページの画像を筋付け処理無し・中折りで出力する(図14中のステップS406)。この後、制御部101は、操作表示画面103Gにおける指示待ちに戻る(図14中のステップS405)。
そして、この図13の操作表示画面103Gにおいて、操作者により操作タブ103Gg2が押下されると(図14中のステップS407でYES)、制御部101は、操作表示画面103Gにおいて表示中のページを基準ページとして選択する(図14中のステップS408)。また、制御部101は、基準ページよりも低トナー付着面積のページは筋付け処理無しと決定すると共に(図14中のステップS409)、基準ページ以上のトナー付着面積のページは筋付け処理有りと決定し(図14中のステップS40)、操作表示画面103Gにおける指示待ちに戻る(図14中のステップS405)。
そして、この図13の操作表示画面103Gにおいて、キャンセル釦103Gb2が操作者により押下されると(図14中のステップS405でNO、S407でNO、S411でNO、S413でYES)、制御部101は、以上の設定(基準ページの選択や、基準ページに基づく筋付け処理有無の決定)による設定値をクリアし(図14中のステップS414)、筋付け処理決定のための処理を終了する(図14中のエンド)。
また、この図13の操作表示画面103Gにおいて、OK釦103Gb1が操作者により押下されると(図14中のステップS405でNO、S407でNO、S411でNO、S413でNO、S415でYES)、制御部101は、以上の設定(基準ページの選択や、基準ページに基づく筋付け処理有無の決定)による設定値を記憶部104に保存して(図14中のステップS416)、筋付け処理決定のための処理を終了する(図14中のエンド)。
以上の処理によると、基準ページを操作者が選択することで、その基準ページを比較対象として他のページについて筋付け処理の有無を制御部101が自動的に決定することが可能になる。これにより、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙とを的確に決定することが可能になり、筋付け処理する用紙が限定され、ジョブ全体に占める筋付け処理の処理時間が短縮され、生産性が向上する。
なお、以上の具体例では、制御部101により算出されたトナー付着面積の降順にページを並び替えられ(図14中のステップS403)、並び替えたページの中央値となるページについて図13の操作表示画面103Gを表示されていた(図14中のステップS404)が、これに限定されるものではない。
例えば、トナー付着面積の代わりに、トナー付着分布をパラメータとすることが可能である。この場合、同じ量のトナーでも分布が偏っていると、トナー剥がれが発生しやすい傾向がある。また、同じ量のトナーでも、厚紙の場合にはトナー剥がれが発生しやすくなる。更に、同じ量のトナーでも、紙種によってトナー剥がれの発生しやすさが異なる。
よって、図15の操作表示画面103Gにおいて、操作タブ103Ghの基準ページ選択時の並び替えパラメータとして、トナー付着面積を基本として、トナー分布、用紙坪量、用紙種類の少なくとも一つを組み合わせて選択することが可能である。
従って、ジョブ内に複数種類の用紙が含まれる場合には、トナー付着面積+用紙坪量+用紙種類、といった選択が可能である。
すなわち、制御部101は、ジョブ内の全ページの画像について、折り位置のトナー付着面積や付着分布を算出し(図14中のステップS402)、選択されたパラメータに基づいて、トナー剥がれが発生しやすい降順にページを並び替える(図14中のステップS403)。そして、並び替えたページの中央値となるページについて、図13の操作表示画面103Gを表示する(図14中のステップS404)。
また、以上の並び替えでは降順の場合を具体例にしたが、これに限定されず、昇順であってもよい。
給紙タイミングの算出(1):
図16は給紙部105からの用紙の送り出しタイミングである給紙タイミングを制御部101が制御する様子を示すフローチャートである。
ここで、先行する用紙について用紙処理装置300において筋付け処理無しで図6の搬送経路により搬送する際の、後続する用紙の給紙部105での給紙タイミングをTA、先行する用紙について用紙処理装置300において筋付け処理有りで図7の搬送経路により搬送する際の、後続する用紙の給紙部105での給紙タイミングをTB、と予め算出しておく。なお、この給紙タイミングTA,TBは、用紙サイズ、用紙搬送速度、用紙処理内容なども参照して制御部101が算出するか、予め算出した結果を記憶部104に格納しておく。ここで、給紙タイミングTBについては、用紙処理の内容により、TB1,TB2,TB3…などと複数になることもある。
まず、用紙1枚目については、先行する用紙は存在していないため、制御部101は給紙タイミング=TAと定める(図16中のステップS101)。
ここで、制御部101は、定められた給紙タイミングに応じて(図16中のステップS102)、給紙タイミング=TAの場合にはTA経過後に給紙部105で給紙するように制御し(図16中のステップS103a)、給紙タイミング=TBの場合にはTB経過後に給紙部105で給紙するように制御する(図16中のステップS103b)。
そして、制御部101は、画像形成のための後続用紙の給紙(次給紙)があるかを調べ(図16中のステップS104)、画像形成のための後続用紙の給紙が無い場合には(図16中のステップS104でNO)、給紙タイミング算出の処理を終了する(図16のエンド)。
また、画像形成のための後続用紙の給紙(次給紙)がある場合には(図16中のステップS104でYES)、制御部101は、ステップS103a又はS103bで給紙した先行用紙が筋付け処理される用紙であるかを調べる(図16中のステップS105)。
先行用紙が筋付け処理有りの場合には(図16中のステップS105でYES)、制御部101は、後続用紙の給紙タイミングをTBとする(図16中のステップS106a)。一方、先行用紙が筋付け処理無しの場合には(図16中のステップS105でNO)、制御部101は、後続用紙の給紙タイミングをTBとする(図16中のステップS106b)。そして、制御部101は、後続用紙についての給紙タイミング判定(図16中のステップS102)に戻って処理を繰り返す。
以上のように、先行用紙における筋付け処理有無の決定に応じて、給紙部105からの用紙の送り出しタイミングを算出し、TA又はTBに変更することで、先行用紙と後続用紙との搬送紙間を無駄なく適正な状態に保つことが可能になり、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙が混在していても用紙の搬送タイミングが最適化されて、生産性が向上する。
給紙タイミングの算出(2):
図17は給紙部105からの用紙の送り出しタイミングである給紙タイミングを、画像形成実行前に制御部101が算出しておいて制御する様子を示すフローチャートである。
ここで、先行する用紙について用紙処理装置300において筋付け処理無しで図6の搬送経路により搬送する際の、後続する用紙の給紙部105での給紙タイミングをTA、先行する用紙について用紙処理装置300において筋付け処理有りで図7の搬送経路により搬送する際の、後続する用紙の給紙部105での給紙タイミングをTB、と予め算出しておく。なお、この給紙タイミングは、用紙サイズ、用紙搬送速度なども参照して制御部101が算出するか、予め算出した結果を記憶部104に格納しておく。また、この動作においては、ジョブ内の用紙カウント枚数(用紙がジョブ内で何枚目であるかの数値)をNとしてカウントする。
まず、制御部101は、用紙カウント枚数Nを1と設定する(図17中のステップS20)。そして、制御部101は、このN枚目の用紙について筋付け処理有りと決定されているかを調べる(図17中のステップS202)。
そして、N枚目の用紙について筋付け処理有りと決定されている場合には(図17中のステップS202でYES)、制御部101は、N+1枚目の後続用紙の給紙タイミングをTBとする(図17中のステップS203a)。一方、N枚目の用紙について筋付け処理無しと決定されている場合には(図17中のステップS202でNO)、制御部101は、N+1枚目の後続用紙の給紙タイミングをTAとする(図17中のステップS203b)。
そして、制御部101は、N枚目の用紙が最終用紙になるまで(図17中のステップS204でNO)、用紙カウント枚数NをN+1として(図17中のステップS205)、N枚目の先行用紙の筋付け処理有無判定(図17中のステップS202)と、N+1枚目の後続用紙の給紙タイミング算出(図17中のステップS203a,S203b)を繰り返す。
また、N枚目の用紙が最終用紙になると(図17中のステップS204でYES)、算出された給紙タイミングに従って用紙を給紙部105から給紙しつつ、決定された画像形成面について画像形成部150で画像形成を行い、画像形成された用紙について用紙処理装置300に搬送するよう、制御部101が各部を制御する(図17中のステップS206)。
なお、用紙カウント枚数Nが最終である場合に、存在しないN+1についての給紙タイミングまで算出されることになるが、そのN+1の給紙タイミングについては無視して良い。
以上のように、ジョブについて画像形成部150において画像の形成を開始する以前に、用紙1枚毎に筋付け処理の有無を決定すると共に、給紙部105からの用紙の送り出しタイミングを先行用紙における筋付け処理有無の決定に応じて算出しておき、給紙タイミングをTA又はTBに変更することで、先行用紙と後続用紙との搬送紙間を無駄なく適正な状態に保つことが可能になり、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙が混在していても、画像形成開始時から、用紙の給紙タイミングが最適化されて、生産性が向上する。
画像形成面の入れ替え:
図18は画像形成部150での画像形成面を入れ替えるよう制御する様子を示すフローチャートである。
まず、制御部101は、ジョブ内の全ての用紙の1枚毎に、筋付け処理有りと決定しているか、筋付け処理無しと決定しているか、を判断する(図18中のステップS301,S302)。
ここで、ジョブ内の全ての用紙に対して筋付け処理有りと決定している場合(図18中のステップS301でYES)、または、ジョブ内の全ての用紙に対して筋付け処理無しと決定している場合(図18中のステップS302でYES)には、画像形成面の入れ替えは無しで処理を終了する(図18中のエンド)。
一方、ジョブ内の一部の用紙に対して筋付け処理有りと決定している場合(図18中のステップS301でNO、S302でNO)には、制御部101は、筋付け処理を行う用紙と筋付け処理を行わない用紙とで、画像形成部150で画像形成する際の用紙に対する画像形成の面を入れ替える処理を行う(図18中のステップS303)。
この場合、筋付け処理有りの用紙では図7のように用紙が反転することになるため、筋付け処理を行う用紙において画像形成の面の表裏を入れ替える処理を行うことが望ましい。但し、他の用紙処理での反転や、排出時の用紙向きを考慮し、逆に、筋付け処理を行わない用紙において画像形成の面の表裏を入れ替える処理を行うようにしても良い。
以上の処理により、筋付け処理される用紙と筋付け処理されない用紙とがジョブ内で混在していても、最終的に出力される用紙面が統一された状態になる。
〔その他の実施形態の動作〕
以上の各実施形態では、制御部101が各種処理と制御を行うようにしていたが、筋付け処理有り無しの決定や給紙タイミングの決定などを、ネットワークで接続された外部コンピュータ内の制御部が行うようにしても良い。この場合、画像形成装置100、用紙処理装置300に加え、外部のコンピュータも含めて画像形成システムが構成される。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
104 記憶部
103 操作表示部
105 給紙部
107 搬送部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
300 用紙処理装置
301 制御部
302 通信部
304 記憶部
307 搬送部
310 筋付け部
320 整合部
330 折り部
340 重ね合わせ部
350 中綴じ部
360 角背処理部
370 断裁部
400 用紙処理装置
401 制御部
402 通信部
410 搬送部
420 平綴じ部
440 メイントレイ排出部
450 サブトレイ排出部

Claims (14)

  1. 画像が形成される用紙を送り出す給紙部と、
    前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目が形成される位置に予め筋を付ける筋付け処理を行う筋付け部と、
    画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目を形成する折り部と、
    前記給紙部と前記画像形成部と前記筋付け部と前記折り部との動作を制御する制御部と、
    を備えた画像形成システムであって、
    前記制御部は、
    画像形成する一連の用紙のうちの一部に対して筋付け処理を行うように決定し、
    該決定に基づいて筋付け処理を行うか否かを制御すると共に、前記決定に応じて前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御部は、前記決定に応じて、前記筋付け部における前記用紙の搬送経路を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、前記決定に応じて、前記画像形成部において前記用紙に画像を形成する面を入れ替えるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御部は、前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを、先行用紙における前記決定に応じて算出する、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御部は、ジョブについて前記画像形成部において画像の形成を開始する以前に、前記決定をすると共に、前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出しておく、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、特定のページの用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定する、
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、特定ページの前記用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定する際に、画像のトナー量、画像のトナー分布、用紙種類のいずれかの条件に基づいて前記特定のページを定める、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 画像が形成される用紙を送り出す給紙部と、前記用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目が形成される位置に予め筋を付ける筋付け処理を行う筋付け部と、
    画像形成された前記用紙に対して折り処理により折り目を形成する折り部と、前記給紙部と前記画像形成部と前記筋付け部と前記折り部との動作を制御する制御部と、を備えた画像形成システムを制御する画像形成システム制御方法であって、
    画像形成する一連の用紙のうちの一部に対して筋付け処理を行うように決定し、
    該決定に基づいて筋付け処理を行うか否かを制御すると共に、前記決定に応じて前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出する、
    ことを特徴とする画像形成システム制御方法。
  9. 前記決定に応じて、前記筋付け部における前記用紙の搬送経路を制御する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム制御方法。
  10. 前記決定に応じて、前記画像形成部において前記用紙に画像を形成する面を入れ替えるよう制御する、
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像形成システム制御方法。
  11. 前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを、先行用紙における前記決定に応じて算出する、
    ことを特徴とする請求項8−10のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  12. ジョブについて前記画像形成部において画像の形成を開始する以前に、前記決定をすると共に、前記給紙部からの用紙の送り出しタイミングを算出しておく、
    ことを特徴とする請求項8−11のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  13. 特定のページの用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定する、
    ことを特徴とする請求項8−12のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  14. 特定ページの前記用紙あるいは画像を基準として、用紙1枚毎に筋付け処理を行うかを決定する際に、画像のトナー量、画像のトナー分布、用紙種類のいずれかの条件に基づいて前記特定のページを定める、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム制御方法。
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