JP6264118B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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本発明は、用紙処理装置及び画像形成システムに関する。
従来、用紙束に折り処理及び綴じ処理を行って中綴じ製本する用紙処理装置が知られている。
このような用紙処理装置においては、綴じ処理により中綴じ冊子を形成した後、中綴じ冊子の開きを防止するための増し折り処理や、中綴じ冊子の背側を潰す角背成形処理(例えば、特許文献1参照)等を更に行う場合がある。
特開2011−11912号公報
しかしながら、上記したような中綴じ冊子の綴じ部に圧力を掛ける処理では、図10に示すように、綴じ部の厚さが増大することで、綴じ針の先端部が冊子表面(内面)から浮く現象が生じる場合がある。綴じ針の先端部が浮いた冊子では、見開き状態とした際に見栄えが悪く、また、綴じ部が緩くなって用紙が離脱してしまう恐れがあるという問題があった。
本発明の課題は、中綴じ冊子の綴じ針の先端部の浮きを防止することのできる用紙処理装置及び画像形成システムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
中央部に折り目部が形成され、前記折り目部に沿って綴じ針が打ち込まれた冊子に用紙処理する用紙処理装置において、
前記冊子の前記折り目部の内面を下方から支持する支持部と、
前記冊子を紙面に対して両側から挟持する挟持部と、
前記支持部に支持されるとともに前記挟持部に挟持された前記冊子の前記折り目部を上方から押し潰す押圧部と、
を備え、
前記支持部は、前記冊子の前記折り目部を支持した際に、前記折り目部に打ち込まれた綴じ針と対向し、
前記支持部において、前記冊子の前記折り目部を支持した際に前記折り目部に対向する部分は、凹部形状となっていることを特徴とする。
また、本発明の他の態様によれば、
画像形成システムにおいて、
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された後に中央部に折り目を形成する中折り部及び前記折り目部に沿って綴じ針を打ち込む中綴じ部を備え、綴じ針が打ち込まれた冊子を用紙処理する前記した用紙処理装置と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、中綴じ冊子の綴じ針の先端部の浮きを防止することができる。
画像形成システムの全体構成を示す概略模式図である。 クランプ部及び角背成形部の構成の一例を示す図である。 クランプ部の動作を説明するための模式図である。 クランプ部の動作を説明するための模式図である。 クランプ部の動作を説明するための模式図である。 角背成形部の動作を説明するための模式図である。 角背成形部の動作を説明するための模式図である。 画像形成システムの動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。 クランプ部及び角背成形部の一連の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の問題点を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態である画像形成システム1について説明する。
図1は、画像形成システム1の全体構成を示す概略模式図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100と、中間搬送装置200と、用紙処理装置300と、平綴じ処理装置400と、を有している。
なお、以下の説明において、鉛直方向をZ方向とし、図1に示す画像形成装置100、中間搬送装置200、用紙処理装置300、及び平綴じ処理装置400が互いに接続される方向に沿う方向をX方向とし、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
また、X方向について前側及び後側を付して説明し、Y方向について右側及び左側を付して説明する。ここで、前側は、画像形成システム1における搬送方向の上流側であり、後側は、その下流側である。また、右側は、用紙処理装置300の中折り・中綴じ処理における搬送方向の上流側であり、左側は、その下流側である。
画像形成装置100は、用紙に画像を形成する。
具体的には、画像形成装置100は、例えば、記録媒体として備蓄された用紙を用紙トレイから引き出して搬送する搬送部、ビットマップデータに応じたトナー像を転写ローラー等の一次転写部材に現像する現像部、一次転写部材に現像されたトナー像を転写ドラム150等の二次転写部材に転写する一次転写部、二次転写部材に転写されたトナー像を搬送部により搬送される用紙に転写する二次転写部、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部、及び定着部による定着処理後の用紙を排出する排出部等を備え、用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、画像が形成されて排出される用紙を中間搬送装置200に受け渡す。即ち、画像形成システム1は、画像形成装置100から排出される用紙が中間搬送装置200に受け渡されるよう接続されている。
中間搬送装置200は、用紙を一時的に待機させると共に、用紙に対して筋付け及び断裁を施すことの可能な装置である。
具体的には、中間搬送装置200は、例えば、画像形成装置100から搬送された用紙を下降させるように搬送して用紙の紙面をZ方向にほぼ沿わせた状態で一旦停止させて待機させる待機部(スタッカー)、待機中の用紙の位置を整合する整合部、整合された用紙に筋付けを行う筋付け部(クリーサー)、及び筋付けが施された用紙を搬送しながら当該用紙の余白部分を断裁する断裁部(スリッター)等を備える。
即ち、中間搬送装置200は、画像形成装置100から受け渡された用紙を待機部において一旦停止させた状態で整合部により整合を行い、次いで筋付け部により筋付け処理を行った後、筋付けが施された用紙を搬送しながら当該用紙の余白部分を断裁部により断裁する。その後、中間搬送装置200は、断裁部により余白部分の断裁された用紙を用紙処理装置300に受け渡す。
なお、中間搬送装置200は、画像形成装置100から受け渡された用紙に対して、中間搬送装置200による各種の処理の一部又は全部を施さずに用紙処理装置300に受け渡すこともできる。
用紙処理装置300は、用紙を中折り(二つ折り)にする中折り処理、中折りされた用紙を所定枚数重ね合わせて綴じることにより中綴じ冊子を作成する中綴じ処理、中綴じ冊子の背表紙を角背成形する角背成形処理等を行う装置である。
具体的には、用紙処理装置300は、例えば、中間搬送装置200から受け渡された用紙をY方向に沿って中折りする中折り部310、中折り部310により中折りされた用紙を重ね合わせ、打針して中綴じ冊子とする中綴じ部320、中綴じ部320により中綴じされた中綴じ冊子を受け取って、水平面内を折り目部と直交する方向(X方向)に搬送する用紙搬送機構330、用紙搬送機構330により搬送された中綴じ冊子の折り目部近傍を挟持して保持するクランプ部340、中綴じ冊子の背表紙の角背成形処理を行う角背成形部350、及び中綴じ冊子を外部に排出する排出部360等を備える。
なお、かかる用紙処理装置300は、中間搬送装置200から受け渡された用紙に対して、用紙処理装置300による各種の処理の一部又は全部を施さずに平綴じ処理装置400に受け渡すこともできる。また、用紙処理装置300は、さらに、中綴じ冊子の小口端部を断裁する断裁部等を備えていてもよい。
中折り部310は、例えば、一対の中折りローラー311、311と、一対の中折りローラー311、311の下方に位置し、一対の中折りローラー311、311の間に進入するように動作可能なY−Z平面に沿うよう配設された板状の折りナイフ312と、を備えている。
画像形成装置100から受け渡された用紙は、当該用紙のX方向の中央部が折りナイフに312対向することとなる位置まで搬送される。すると、折りナイフ312は、一対の中折りローラー311、311の間に進入し、用紙をニップ部に押し込む動作を行う。これにより、用紙は、折りナイフ312との当接位置においてY方向に沿った折り目部が形成された状態に中折りされる。即ち、用紙は、折り目部が上側でその両端の小口が下側となる所謂山折り形状(山形の用紙)となる。
中折りされた用紙は、図示しない搬送部により折り目部に沿った方向(Y方向)に搬送され、中綴じ部320に到達する。
中綴じ部320は、中折り部310から搬送されてきた用紙を重ね合わせて集積する鞍掛け部321、鞍掛け部321の上方に設けられた打針部322、及び鞍掛け部321の内部に設けられた受針部323等を備えている。
鞍掛け部321上に所定枚数の用紙が集積されると、その用紙束の折り目部上に打針部322及び受針部323の協働により綴じ針が打ち込まれ、中綴じ冊子が形成される。
用紙の折り目部に対して打ち込む綴じ針の数や、綴じ針を打ち込む位置(綴じ位置)は、予め設定されている。本実施形態においては、打ち込む綴じ針の数は2つであるものとして説明する。
形成された中綴じ冊子は、鞍掛け部321の右端部(搬送方向上流側の端部)に備えられた整合部(図示省略)により下流側の用紙搬送機構330に押し出される。
用紙搬送機構330は、Y−Z平面に沿うよう配設された板状の移動鞍331を有し、X方向に往復移動可能な移動ユニット332を備えている。
中綴じ部320から押し出されてきた中綴じ冊子は、移動鞍331により、その折り目部(綴じ部分)が下から支持される。移動ユニット332は、移動鞍331に中綴じ冊子が支持されると、X方向の後方から前方に向かって移動し、中綴じ冊子をクランプ部340に受け渡す。
図2は、用紙処理装置300のクランプ部340の構成の一例を示す図である。また、図3〜図5は、クランプ部340の動作を説明するための模式図であり、用紙搬送機構330によりクランプ部340に搬送されてきた中綴じ冊子を後方から見た状態を示している。
図2に示すように、クランプ部340は、Z方向に沿って設けられたガイドレールLに沿って昇降可能であって、X方向において互いに接近又は離間する方向に移動可能な2つの挟持部材(挟持部)341,342と、リフター板(支持部)343とを備えている。
図3〜図5に示すように、2つの挟持部材341,342は、例えば、左右方向(Y方向)に延在するよう配された長尺な板体等からなる。なお、図3〜図5においては、前側の挟持部342の図示を省略している。
中綴じ冊子が移動鞍331に支持されて搬送されてくると、クランプ部340全体がガイドレールLに沿って下降し、2つの挟持部材341,342が中綴じ冊子の折り目部近傍を挟持可能な位置に位置決めされる。
その後、リフター板343が、中綴じ冊子を下方から支持すると、2つの挟持部材341,342は接近し、中綴じ冊子の折り目部近傍を、中綴じ冊子の開きを抑える程度(半クランプ状態)に挟持する。
また、リフター板343が、中綴じ冊子を所定位置まで吊り上げると、2つの挟持部材341,342は更に接近し、中綴じ冊子の折り目部近傍を、中綴じ冊子を保持可能な程度(完全クランプ状態)に挟持する。
なお、2つの挟持部材341,342により中綴じ冊子が完全クランプされた後、移動ユニット332は後方に退避する。
図3〜図5に示すように、リフター板343は、2つの支持部材343a,343bを備えている。
2つの支持部材343a,343bは、2つの挟持部材341,342のX方向の中央部で、Y方向において挟持部341(342)の左方及び右方となる位置にそれぞれ配される。
図3に示すように、2つの支持部材343a,343bは、駆動部M1(図8参照)の駆動によりそれぞれ軸部P1,P2を支点として垂直状態から水平状態に回動し、これにより、図4に示すように、中綴じ冊子の折り目部をそれぞれ左右の下方から支持する。
ここで、2つの支持部材343a,343bは、中綴じ冊子の折り目部を支持した状態(水平状態)において、その先端部同士の間隙H1が、2つの綴じ針の間隙(ステープルピッチ)の最小設定値H2以下の値となる。つまり、中綴じ冊子をリフター板343にて支持した際、2つの綴じ針には必ず支持部材343a,343bが対向する状態となる。
また、2つの支持部材343a,343bの、中綴じ冊子の折り目部を支持した際に(水平状態となった際に)折り目部に対向する部分は、凹部形状343cとなっている(図7参照)。なお、凹部形状343cとは、例えば、断面視半円形状、断面視V字形状等である。
また、図5に示すように、2つの挟持部材341,342が中綴じ冊子の折り目部近傍を半クランプ状態に挟持した後、2つの支持部材343a,343bは、駆動部M1(図8参照)の駆動により水平状態を維持したまま上方の所定位置まで移動する。これにより、中綴じ冊子は、2つの挟持部材341,342に擦動するように持ち上げられ、角背形成処理による押し潰し幅が確保される。
図6、7は、角背成形部350の動作を説明するための模式図である。図6は、角背成形処理前の中綴じ冊子を後方から見た状態を示しており、図7は、角背成形処理前の中綴じ冊子の折り目部近傍を左方から見た状態を示している。
角背成形部350は、クランプ部340に搭載されており、保持板351、352、及びローラー(押圧部)353等を備えている(図2参照)。
保持板351、352は、クランプ部340の2つの挟持部材341,342の上方に位置している。
保持板351、352は、リフター板343(2つの支持部材343a,343b)により中綴じ冊子が所定位置まで吊り上げられ、2つの挟持部材341,342が完全クランプ状態に中綴じ冊子を挟持した後、図6に示すように、中綴じ冊子における2つの挟持部材341,342の挟持位置より上方の折り目部近傍を挟持する。なお、図6においては、前側の挟持部材342、及び前側の保持板352の図示を省略している。
ローラー353は、中綴じ冊子の折り目部に上方から所定の圧力を掛けつつY方向に往復移動する。このとき、図7に示すように、綴じ針の先端部が凹部形状343cの内側に当接するようになっている。これにより、挟持された中綴じ冊子の折り目部が平らになるよう押し潰され、折り目部が角型形状に成形される。
排出部360は、クランプ部340の上方に位置する。排出部360は、用紙処理装置300の上面に配置された積載部と、クランプ部340から中綴じ冊子を受け取って積載部に排出する方向転換部とを備え、垂直な状態で下方から上方に搬送されてきた中綴じ冊子は、排出部360の方向転換部により略水平な姿勢に方向転換され、積載部上に順次重ねられるように排出される。
図1に戻り、平綴じ処理装置400は、複数の用紙の平綴じ処理等を行う。
具体的には、平綴じ処理装置400は、例えば、用紙処理装置300から受け渡された複数の用紙にステープル処理を施すステープル処理部、ステープル処理が施された複数の用紙のうち背表紙と平行な端部を揃えるために当該端部の一部を切り落とす小口断裁を行うページ端断裁部、及び連結された各装置による処理後の用紙を排出する排出部等を備える。
なお、平綴じ処理装置400は、用紙処理装置300から受け渡された用紙に対して、平綴じ処理装置400による各種の処理の一部又は全部を施さずに排出することもできる。
次に、画像形成システム1の動作制御について説明する。
図8は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
画像形成システム1は、画像形成システム1の動作に係るユーザーの入力操作を受け付け、画像形成システム1の動作に係る表示出力を行う操作表示部501、画像形成システム1全体の動作制御を行う中央制御部502、画像形成装置100の動作制御を行う画像形成制御部503、中間搬送装置200の動作制御を行う中間搬送制御部504、用紙処理装置300の動作制御を行う用紙処理制御部(制御部)505、及び平綴じ処理装置400の動作制御を行う平綴じ処理制御部506を有する。
操作表示部501は、例えば、タッチパネル方式の操作表示装置や各種の入力のためのスイッチ、キー等を有し、ユーザーの入力内容に応じた信号を中央制御部502に送信する。
中央制御部502、画像形成制御部503、中間搬送制御部504、用紙処理制御部505、及び平綴じ処理制御部506はそれぞれ、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、処理内容に応じたソフトウェア・プログラムや各種のデータを読み出して実行処理する。
中央制御部502は、操作表示部501を介して入力されたユーザーの入力内容に応じて、画像形成システム1に係る各種の条件の設定を行う。
この設定条件には、例えば、用紙のサイズや画像形成時の色数(例えば、カラー・グレースケール・モノクロ等)、中綴じ処理される一部の用紙の枚数、中綴じ処理を行う用紙の種類、サイズ、坪量、中綴じ処理において用紙の折り目部に対して打ち込む綴じ針の数、綴じ針を打ち込む位置(綴じ位置)、中綴じ冊子の折り目部の角背成形処理の実施/非実施等が含まれる。
そして、中央制御部502は、画像形成制御部503、中間搬送制御部504、用紙処理制御部505、及び平綴じ処理制御部506の各制御部に対して設定内容に応じた処理を施すための命令を出力する。各制御部は、命令に応じてそれぞれの制御対象である装置の動作を制御する。
例えば、中央制御部502は、用紙処理制御部505に対して中折り処理、中綴じ処理、角背成形処理等を施すための命令を出力する。
用紙処理制御部505は、これに応じて、中折り部310、中綴じ部320、用紙搬送機構330、クランプ部340、及び角背成形部350を制御し、各処理を行う。
ここで、本実施形態における、クランプ部340及び角背成形部350の一連の動作について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。
かかる動作は、中央制御部502の出力した命令による用紙処理制御部505の制御によって実行されるものである。
先ず、ステップS1において、用紙処理制御部505は、中綴じ冊子をリフター板343により支持する。
具体的に、用紙処理制御部505は、2つの挟持部材341,342が中綴じ冊子の折り目部近傍を挟持可能となるよう位置決めした後、駆動部M1を制御して、リフター板343の2つの支持部材343a,343bを垂直状態から水平状態に回動させる。
これにより、リフター板343の2つの支持部材343a,343bは、中綴じ冊子の折り目部を下方から支持することとなる(図3、4参照)。
また、中綴じ冊子の折り目部に打ち込まれた2つの綴じ針に、2つの支持部材343a,343bが対向した状態となる(図4参照)。
次いで、ステップS2において、用紙処理制御部505は、中綴じ冊子をリフター板343により所定位置まで吊り上げる。
具体的に、用紙処理制御部505は、2つの挟持部材341,342を接近させる方向に移動させ、中綴じ冊子を半クランプ状態に挟持した後、駆動部M1を制御して、リフター板343の2つの支持部材343a,343bを所定距離上方に移動させる。
これにより、中綴じ冊子は、2つの挟持部材341,342に擦動するように持ち上げられ、角背形成処理による押し潰し幅が確保される(図5参照)。
次いで、ステップS3において、用紙処理制御部505は、中綴じ冊子を挟持して、角背形成処理を実行し、本処理を終了する
具体的に、用紙処理制御部505は、2つの挟持部材341,342を更に接近させる方向に移動させ、中綴じ冊子を完全クランプ状態に挟持する。
次いで、用紙処理制御部505は、保持板351、352により、中綴じ冊子における2つの挟持部材341,342の挟持位置より上方の折り目部近傍を挟持する。
次いで、用紙処理制御部505は、ローラー353を中綴じ冊子の折り目部に圧力をかけつつ往復移動させる(図6参照)。
これにより、中綴じ冊子の折り目部近傍が強固に挟持された状態で、中綴じ冊子の折り目部が平らになるよう押し潰され、角背が形成される。
このとき、中綴じ冊子の折り目部に打ち込まれた2つの綴じ針は、2つの支持部材343a,343bが対向した状態となっているため、ローラー353で圧力を掛けた際に綴じ針の先端部が2つの支持部材343a,343bに押し付けられるので、綴じ針の先端部が浮き上がるのが防止される。
また、2つの支持部材343a,343bの折り目部に対向する部分は、凹部形状343cとなっているため、ローラー353で圧力を掛けた際に綴じ針の先端部が凹部形状343cの内側に入り込むので、綴じ針の先端部が2つの支持部材343a,343bから外れるのが防止される。
以上のように、本実施形態によれば、中央部に折り目部が形成され、折り目部に沿って綴じ針が打ち込まれた中綴じ冊子に用紙処理する用紙処理装置300において、中綴じ冊子の折り目部の内面を支持するリフター板343と、中綴じ冊子を紙面に対して両側から挟持する挟持部材341,342と、リフター板343に支持されるとともに挟持部材341,342に挟持された中綴じ冊子の折り目部を押し潰すローラー353と、を備え、リフター板343は、中綴じ冊子の折り目部を支持した際に、折り目部に打ち込まれた綴じ針と対向する。
このため、ローラー353で折り目部を押し潰した際に、綴じ針がローラー353とリフター板343により挟まれることとなるので、中綴じ冊子の綴じ針の先端部の浮きを防止することができる。よって、見開き状態とした際に見栄えを損なうことなく、また、綴じ部が緩くなって紙が離脱してしまうのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、用紙の折り目部には、中綴じ冊子の折り目部には、2つの綴じ針が打ち込まれ、リフター板343は、中綴じ冊子の折り目部の両端部をそれぞれ支持する2つの支持部材343a,343bを備え、2つの支持部材343a,343bの先端部同士の間隙H1は、綴じ針同士の間隙H2以下である。
このため、中綴じ冊子の左右から2つの支持部材343a,343bを差し込んで冊子を支持することができるので、長尺な一つの支持部材とした場合と比較して装置構成を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、リフター板343において、中綴じ冊子の折り目部を支持した際に折り目部に対向する部分は、凹部形状343cとなっている。
このため、折り目部を押し潰した際に、綴じ針の先端部がリフター板343から外れるのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、リフター板343は、中綴じ冊子の折り目部の内面を下方から支持し、ローラー353は、中綴じ冊子の折り目部を上方から押し潰す。
このため、中綴じ冊子を、折り目部が上方で小口部が下方となる垂直状態に保持して角背成形処理する構成の装置とすることができ、中綴じ冊子を横向きの状態に支持して角背成形処理する構成の装置と比較して、装置を小型化することができる。
なお、上記実施の形態における用紙処理装置300の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
例えば、上記実施形態においては、リフター板343が2つの支持部材343a,343bを備えた構成を例示して説明したが、リフター板343は、長尺な1つの支持部材を備えた構成であっても良い。
また、上記実施形態においては、2つの支持部材343a,343bにおいて、中綴じ冊子の折り目部を支持した際に折り目部に対向する部分は、凹部形状343cとなっている構成を例示して説明したが、凹部形状343cとしない構成であっても良い。
また、上記実施形態においては、綴じ針は2つである場合を例示して説明したが、3つ以上の複数であっても良い。
また、上記実施形態においては、リフター板343は、垂直状態の中綴じ冊子の折り目部の内面を下方から支持し、ローラー353は、中綴じ冊子の折り目部を上方から押し潰す構成を例示して説明したが、横向きの状態の中綴じ冊子を、折り目部の内面から支持する支持部と、当該中綴じ冊子を上下方向から挟持する挟持部と、このような支持部に支持されるとともに挟持部に挟持された中綴じ冊子の折り目部を押し潰す押圧部と、を備えた構成とすることもできる。
1 画像形成システム
100 画像形成装置
200 中間搬送装置
300 用紙処理装置
310 中折り部
320 中綴じ部
330 用紙搬送機構
340 クランプ部
341,342 挟持部材(挟持部)
343 リフター板(支持部)
343a,343b 支持部材
343c 凹部形状
P1,P2 軸部
350 角背成形部
351,352 保持板
353 ローラー(押圧部)
360 排出部
400 平綴じ処理装置
M1 駆動部
502 中央制御部
505 用紙処理制御部

Claims (3)

  1. 中央部に折り目部が形成され、前記折り目部に沿って綴じ針が打ち込まれた冊子に用紙処理する用紙処理装置において、
    前記冊子の前記折り目部の内面を下方から支持する支持部と、
    前記冊子を紙面に対して両側から挟持する挟持部と、
    前記支持部に支持されるとともに前記挟持部に挟持された前記冊子の前記折り目部を上方から押し潰す押圧部と、
    を備え、
    前記支持部は、前記冊子の前記折り目部を支持した際に、前記折り目部に打ち込まれた綴じ針と対向し、
    前記支持部において、前記冊子の前記折り目部を支持した際に前記折り目部に対向する部分は、凹部形状となっていることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記冊子の前記折り目部には、少なくとも2つの綴じ針が打ち込まれ、
    前記支持部は、前記冊子の前記折り目部の両端部をそれぞれ支持する2つの支持部材を備え、
    前記2つの支持部材の先端部同士の間隙は、綴じ針同士の間隙以下であることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された後に中央部に折り目を形成する中折り部及び前記折り目部に沿って綴じ針を打ち込む中綴じ部を備え、綴じ針が打ち込まれた冊子を用紙処理する請求項1又は2に記載の用紙処理装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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