JP2004168012A - 紙折り装置 - Google Patents
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- B65H2701/13212—Fold, spine portion of folded article
Abstract
【課題】紙を二つ折り処理する紙折り装置において、仕上がり品位の向上を図る。
【解決手段】紙折り時に紙Pの折曲げ中心を支えるストッパープレート13に溝13aを設け、溝をプッシュプレート11の先端に対向させる。紙テーブル14上の紙の中央をプッシュプレートが押してストッパープレートへ押しつけたときに、紙を綴じているステープルSが溝に係合し、折曲げ中心が所定の位置に保持される。左右のクランプブロック12が閉じて紙の折曲げ部位をクランプし、ストッパープレートが横へ退避した後に転動ローラがクランプ部位を押し潰して冊子の背を成形する。ステープルがストッパープレート13上で右や左にずれることがなく、製本後の冊子の背の中央にステープルが位置した見栄えのよい冊子を製本することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】紙折り時に紙Pの折曲げ中心を支えるストッパープレート13に溝13aを設け、溝をプッシュプレート11の先端に対向させる。紙テーブル14上の紙の中央をプッシュプレートが押してストッパープレートへ押しつけたときに、紙を綴じているステープルSが溝に係合し、折曲げ中心が所定の位置に保持される。左右のクランプブロック12が閉じて紙の折曲げ部位をクランプし、ストッパープレートが横へ退避した後に転動ローラがクランプ部位を押し潰して冊子の背を成形する。ステープルがストッパープレート13上で右や左にずれることがなく、製本後の冊子の背の中央にステープルが位置した見栄えのよい冊子を製本することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、中綴じされた紙を二つ折りプレスする紙折り装置に関するものであり、特に、仕上がりの向上を図った紙折り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
複数枚の紙を二つ折りにして小冊子を形成する紙折り装置として、紙の折曲げ部位をローラによりプレスして冊子の背を角型に成形する方法および装置が提案されている(特許文献1参照)。図8はこの種の装置を示し、用紙テーブル1上にセットされた紙Pの中心を昇降式のブレード2により下方へ押して、図9に示すように紙Pの中心を停止板3へ押しつけ、図10に示すように紙Pの折曲げ部位を一対のクランピングジョー4により左右からクランプした後に停止板3を退避させ、一対のクランピングジョー4の間から下方へ突出している紙Pの先端をローラ5により押し潰して冊子の背を角型に成形する。
【0003】
しかしながら、ステープルにより中心を綴じた紙をプレス処理する場合は、図9及び図11に示すようにブレード2が紙Pの中心を停止板3に向けて押したときにステープルSが停止板3に当たり、さらに押しつけ荷重が上昇したときにステープルSがブレード2の左または右に逃げて紙Pの中心がブレード2からずれてしまう。したがって、図12(a) に示すように冊子6を綴じている二個のステープルSが冊子の背の中央から右または左へずれたり、図12(b)に示すように上下二個のステープルSが右と左へ千鳥状にずれたりして見栄えが悪く、冊子の開き側の縁も不揃いになってしまうという問題がある。そこで、ステープルが冊子の背の中央に整列するようにして製本された冊子の外観を改善するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0004】
【特許文献1】特開2001−260564号公報
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、紙の表面の中央をストッパープレートへ向けて押圧するプッシュブレードと、プッシュブレード及び紙を受けるストッパープレートとを備え、1セットの紙を二つ折りにして冊子を成形する紙折り装置において、ストッパープレートの表面に溝を形成し、前記溝をプッシュブレードの先端に対向させ、プッシュブレードが紙をストッパープレートへ押しつける際に、紙の中央を綴じているステープルが溝に係合するように形成したことを特徴とする紙折り装置を提供するものである。
【0006】
また、上記プッシュブレードの先端面に凹部を形成し、プッシュブレードが紙をストッパープレートへ押しつける際に、紙を綴じているステープルへプッシュブレードが接触しないように形成した紙折り装置を提供するものである。
【0007】
また、上記紙の折曲げ部位を両側から挟圧する手段と、ストッパープレートの移動手段と、前記折曲げ部位の先端面へ圧接及び離反するプレス手段を備え、紙挟圧手段による紙挟圧工程後にストッパープレートを紙の折曲げ部位から退避させ、プレス手段により紙の折曲げ部位をプレスして冊子の背を成形するように構成した紙折り装置を提供するものである。
【0008】
また、上記ストッパープレートの溝の少なくとも一方の側壁面が斜面であり、紙挟圧工程後のストッパープレートの横方向への移動を許容するように形成した紙折り装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1は紙折り装置の機構配置を示し、11はプッシュブレード、12はクランプブロック、13は紙の折曲げ箇所を支えるストッパープレートであり、14は紙テーブルである。プッシュブレード11はモータ(図示せず)により昇降駆動され、紙テーブル14上の紙Pの中央を下方へ押してストッパープレート13へ押しつける。一対のクランプブロック12はモータ(図示せず)により水平に開閉駆動され、プッシュブレード11によりクランプブロック12の間へ送込まれた紙Pを二つ折りの状態にクランプする。クランプブロック12の下に配置したストッパープレート13は、図1に示す初期位置と鎖線で示す右退避位置とへスライドモータ(図示せず)により往復移動される。
【0010】
図1及び図2に示すようにストッパープレート13の表面にはV形の溝13aを設けており、初期位置においてストッパープレート13の溝13aはプッシュブレード11の下降方向延長線上に位置してプッシュブレード11の先端に対向している。溝13aの幅はステープルSの線径に近く、紙折り工程においてステープルSが溝13aに係合することによりステープルS及び紙Pの左右移動を規制するようにしている。尚、溝13aはステープルSの数と位置に合わせて局所的に形成してもよく、ストッパープレート13の長手方向(紙面に向かって前後方向)の全長に亘って設けてもよい。
【0011】
図1は、電動ステープラにより中央をステープルで綴じた1セットの紙が送り機構により紙テーブル14上へ送られた状態を示し、制御機構により送り量が制御されて紙Pの中央がプッシュブレード11と一致した位置で紙Pが停止する。続いて、図3および図4に示すようにプッシュブレード11が下降して、紙Pの中央をストッパープレート13へ押しつける。このとき、紙Pを綴じているステープルSが溝13a内に入って紙Pの中心がプッシュブレード11の位置と一致した状態で固定され、左右のクランプブロック12が閉じて紙Pの中心部近傍を左右からクランプする。
【0012】
続いて、プッシュブレード11が上昇して初期位置へ戻るとともに、図5に示すようにストッパープレート13が右退避位置へ駆動されてクランプブロック12の下面から退避する。このとき、溝13aがV型断面であって側壁面が斜面であるので、ステープルSが斜面に沿ってやや上に持ち上げられ、紙Pの折曲げ部位が圧縮されてステープルSが溝13aから外れ、ストッパープレート13はステープルS及び紙Pの折曲げ部位を擦りながら移動するが、紙Pはクランプブロック12によりクランプされているので、紙Pの中心即ちステープル打ち込み箇所が右または左にずれることはない。或いは、機構が複雑になるもののストッパープレート13が一旦下降してから横へ移動するように構成してもよい。
【0013】
そして、ストッパープレート13の移動後に転動ローラ15がクランプブロック12の下面へ下方から弾接し、図において紙面の奥から手前または紙面の手前から奥へ転動し、クランプブロック12の間から下方へ突出している紙Pの折曲げ部位を平坦にプレスして角型の背を成形する。
【0014】
図6は製本された冊子16を示し、ストッパープレート13の溝13aの位置決め作用によりステープルSが冊子16の背の中央に位置して、見栄えの良い仕上がりとなっている。
【0015】
また、図7に示すようにプッシュブレード11の先端にステープルSへの接触を避けるための凹部11aを形成することにより、ステープルSへ直接に圧力がかかることがなくなり、ステープルSが溝13aを支点としてストッパープレート13上で右または左に傾く虞が減少し、姿勢保持の安定性がさらに向上する。
【0016】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の紙折り装置は、紙折り時に紙の折曲げ中心を支えるストッパープレートに溝を設け、紙を綴じているステープルが溝に係合するように構成したので、紙の中央を綴じているステープルの位置が折曲げ中心からずれることがなく、製本された冊子の背の中央にステープルが位置し、各ページの縁が揃った見栄えのよい仕上がりが得られる。
【0018】
また、紙の中心を押して二つ折り状態でストッパープレートへ押しつけるプッシュブレードの先端面に凹部を形成し、紙を綴じているステープルにプッシュブレードが直接接触しないようにすることにより、ステープルがプッシュブレードに押されてストッパープレート上で左右いずれかに傾斜する虞が解消され、製本仕上がりの安定性がさらに向上する。
【0019】
また、溝の側壁面の少なくとも一方を斜面とすることにより、紙クランプ後にストッパープレートが横へ退避する際にステープルと溝との係合が外れやすくなり、紙の位置がずれたりステープルが外れたりする虞もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、紙折り装置の正面図。
【図2】ストッパープレートの正面図。
【図3】図1の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図4】ストッパープレートの作用を示す図3の部分拡大図。
【図5】図1の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図6】図1の紙折り装置により製本された冊子の斜視図。
【図7】プッシュブレードの側面図。
【図8】従来例を示し、紙折り装置の正面図。
【図9】図8の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図10】図8の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図11】図9の部分拡大図。
【図12】(a)(b)はそれぞれ図8の紙折り装置により製本された冊子の斜視図。
【符号の説明】
11 プッシュブレード
12 クランプブロック
13 ストッパープレート
14 紙テーブル
15 転動ローラ
16 冊子
P 紙
S ステープル
【発明の属する技術分野】
この発明は、中綴じされた紙を二つ折りプレスする紙折り装置に関するものであり、特に、仕上がりの向上を図った紙折り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
複数枚の紙を二つ折りにして小冊子を形成する紙折り装置として、紙の折曲げ部位をローラによりプレスして冊子の背を角型に成形する方法および装置が提案されている(特許文献1参照)。図8はこの種の装置を示し、用紙テーブル1上にセットされた紙Pの中心を昇降式のブレード2により下方へ押して、図9に示すように紙Pの中心を停止板3へ押しつけ、図10に示すように紙Pの折曲げ部位を一対のクランピングジョー4により左右からクランプした後に停止板3を退避させ、一対のクランピングジョー4の間から下方へ突出している紙Pの先端をローラ5により押し潰して冊子の背を角型に成形する。
【0003】
しかしながら、ステープルにより中心を綴じた紙をプレス処理する場合は、図9及び図11に示すようにブレード2が紙Pの中心を停止板3に向けて押したときにステープルSが停止板3に当たり、さらに押しつけ荷重が上昇したときにステープルSがブレード2の左または右に逃げて紙Pの中心がブレード2からずれてしまう。したがって、図12(a) に示すように冊子6を綴じている二個のステープルSが冊子の背の中央から右または左へずれたり、図12(b)に示すように上下二個のステープルSが右と左へ千鳥状にずれたりして見栄えが悪く、冊子の開き側の縁も不揃いになってしまうという問題がある。そこで、ステープルが冊子の背の中央に整列するようにして製本された冊子の外観を改善するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0004】
【特許文献1】特開2001−260564号公報
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、紙の表面の中央をストッパープレートへ向けて押圧するプッシュブレードと、プッシュブレード及び紙を受けるストッパープレートとを備え、1セットの紙を二つ折りにして冊子を成形する紙折り装置において、ストッパープレートの表面に溝を形成し、前記溝をプッシュブレードの先端に対向させ、プッシュブレードが紙をストッパープレートへ押しつける際に、紙の中央を綴じているステープルが溝に係合するように形成したことを特徴とする紙折り装置を提供するものである。
【0006】
また、上記プッシュブレードの先端面に凹部を形成し、プッシュブレードが紙をストッパープレートへ押しつける際に、紙を綴じているステープルへプッシュブレードが接触しないように形成した紙折り装置を提供するものである。
【0007】
また、上記紙の折曲げ部位を両側から挟圧する手段と、ストッパープレートの移動手段と、前記折曲げ部位の先端面へ圧接及び離反するプレス手段を備え、紙挟圧手段による紙挟圧工程後にストッパープレートを紙の折曲げ部位から退避させ、プレス手段により紙の折曲げ部位をプレスして冊子の背を成形するように構成した紙折り装置を提供するものである。
【0008】
また、上記ストッパープレートの溝の少なくとも一方の側壁面が斜面であり、紙挟圧工程後のストッパープレートの横方向への移動を許容するように形成した紙折り装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を図に従って詳述する。図1は紙折り装置の機構配置を示し、11はプッシュブレード、12はクランプブロック、13は紙の折曲げ箇所を支えるストッパープレートであり、14は紙テーブルである。プッシュブレード11はモータ(図示せず)により昇降駆動され、紙テーブル14上の紙Pの中央を下方へ押してストッパープレート13へ押しつける。一対のクランプブロック12はモータ(図示せず)により水平に開閉駆動され、プッシュブレード11によりクランプブロック12の間へ送込まれた紙Pを二つ折りの状態にクランプする。クランプブロック12の下に配置したストッパープレート13は、図1に示す初期位置と鎖線で示す右退避位置とへスライドモータ(図示せず)により往復移動される。
【0010】
図1及び図2に示すようにストッパープレート13の表面にはV形の溝13aを設けており、初期位置においてストッパープレート13の溝13aはプッシュブレード11の下降方向延長線上に位置してプッシュブレード11の先端に対向している。溝13aの幅はステープルSの線径に近く、紙折り工程においてステープルSが溝13aに係合することによりステープルS及び紙Pの左右移動を規制するようにしている。尚、溝13aはステープルSの数と位置に合わせて局所的に形成してもよく、ストッパープレート13の長手方向(紙面に向かって前後方向)の全長に亘って設けてもよい。
【0011】
図1は、電動ステープラにより中央をステープルで綴じた1セットの紙が送り機構により紙テーブル14上へ送られた状態を示し、制御機構により送り量が制御されて紙Pの中央がプッシュブレード11と一致した位置で紙Pが停止する。続いて、図3および図4に示すようにプッシュブレード11が下降して、紙Pの中央をストッパープレート13へ押しつける。このとき、紙Pを綴じているステープルSが溝13a内に入って紙Pの中心がプッシュブレード11の位置と一致した状態で固定され、左右のクランプブロック12が閉じて紙Pの中心部近傍を左右からクランプする。
【0012】
続いて、プッシュブレード11が上昇して初期位置へ戻るとともに、図5に示すようにストッパープレート13が右退避位置へ駆動されてクランプブロック12の下面から退避する。このとき、溝13aがV型断面であって側壁面が斜面であるので、ステープルSが斜面に沿ってやや上に持ち上げられ、紙Pの折曲げ部位が圧縮されてステープルSが溝13aから外れ、ストッパープレート13はステープルS及び紙Pの折曲げ部位を擦りながら移動するが、紙Pはクランプブロック12によりクランプされているので、紙Pの中心即ちステープル打ち込み箇所が右または左にずれることはない。或いは、機構が複雑になるもののストッパープレート13が一旦下降してから横へ移動するように構成してもよい。
【0013】
そして、ストッパープレート13の移動後に転動ローラ15がクランプブロック12の下面へ下方から弾接し、図において紙面の奥から手前または紙面の手前から奥へ転動し、クランプブロック12の間から下方へ突出している紙Pの折曲げ部位を平坦にプレスして角型の背を成形する。
【0014】
図6は製本された冊子16を示し、ストッパープレート13の溝13aの位置決め作用によりステープルSが冊子16の背の中央に位置して、見栄えの良い仕上がりとなっている。
【0015】
また、図7に示すようにプッシュブレード11の先端にステープルSへの接触を避けるための凹部11aを形成することにより、ステープルSへ直接に圧力がかかることがなくなり、ステープルSが溝13aを支点としてストッパープレート13上で右または左に傾く虞が減少し、姿勢保持の安定性がさらに向上する。
【0016】
尚、この発明は上記の実施形態に限定するものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の紙折り装置は、紙折り時に紙の折曲げ中心を支えるストッパープレートに溝を設け、紙を綴じているステープルが溝に係合するように構成したので、紙の中央を綴じているステープルの位置が折曲げ中心からずれることがなく、製本された冊子の背の中央にステープルが位置し、各ページの縁が揃った見栄えのよい仕上がりが得られる。
【0018】
また、紙の中心を押して二つ折り状態でストッパープレートへ押しつけるプッシュブレードの先端面に凹部を形成し、紙を綴じているステープルにプッシュブレードが直接接触しないようにすることにより、ステープルがプッシュブレードに押されてストッパープレート上で左右いずれかに傾斜する虞が解消され、製本仕上がりの安定性がさらに向上する。
【0019】
また、溝の側壁面の少なくとも一方を斜面とすることにより、紙クランプ後にストッパープレートが横へ退避する際にステープルと溝との係合が外れやすくなり、紙の位置がずれたりステープルが外れたりする虞もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、紙折り装置の正面図。
【図2】ストッパープレートの正面図。
【図3】図1の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図4】ストッパープレートの作用を示す図3の部分拡大図。
【図5】図1の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図6】図1の紙折り装置により製本された冊子の斜視図。
【図7】プッシュブレードの側面図。
【図8】従来例を示し、紙折り装置の正面図。
【図9】図8の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図10】図8の紙折り装置の動作行程を示す正面図。
【図11】図9の部分拡大図。
【図12】(a)(b)はそれぞれ図8の紙折り装置により製本された冊子の斜視図。
【符号の説明】
11 プッシュブレード
12 クランプブロック
13 ストッパープレート
14 紙テーブル
15 転動ローラ
16 冊子
P 紙
S ステープル
Claims (4)
- 紙の表面の中央をストッパープレートへ向けて押圧するプッシュブレードと、プッシュブレード及び紙を受けるストッパープレートとを備え、1セットの紙を二つ折りにして冊子を成形する紙折り装置において、
ストッパープレートの表面に溝を形成し、前記溝をプッシュブレードの先端に対向させ、プッシュブレードが紙をストッパープレートへ押しつける際に、紙の中央を綴じているステープルが溝に係合するように形成したことを特徴とする紙折り装置。 - 上記プッシュブレードの先端面に凹部を形成し、プッシュブレードが紙をストッパープレートへ押しつける際に、紙を綴じているステープルへプッシュブレードが接触しないように形成した請求項1記載の紙折り装置。
- 上記紙の折曲げ部位を両側から挟圧する手段と、ストッパープレートの移動手段と、前記折曲げ部位の先端面へ圧接及び離反するプレス手段を備え、紙挟圧手段による紙挟圧工程後にストッパープレートを紙の折曲げ部位から退避させ、プレス手段により紙の折曲げ部位をプレスして冊子の背を成形するように構成した請求項1記載の紙折り装置。
- 上記ストッパープレートの溝の少なくとも一方の側壁面が斜面であり、紙挟圧工程後のストッパープレートの横方向への移動を許容するように形成した請求項3記載の紙折り装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002339676A JP2004168012A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 紙折り装置 |
AU2003280849A AU2003280849A1 (en) | 2002-11-22 | 2003-11-18 | Paper folding device |
PCT/JP2003/014663 WO2004048241A1 (ja) | 2002-11-22 | 2003-11-18 | 紙折り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002339676A JP2004168012A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 紙折り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004168012A true JP2004168012A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32702578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002339676A Pending JP2004168012A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 紙折り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004168012A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007118518A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 冊子仕上装置、後処理装置、および画像形成システム |
JP2007144678A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙処理装置 |
JP2007144679A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 用紙処理装置 |
JP2010064870A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | シート束折り装置、画像形成システム及びシート束折り処理方法 |
EP2295360A1 (en) * | 2009-09-14 | 2011-03-16 | Ricoh Company, Ltd. | Spine formation device, post-processing apparatus, and bookbinding system |
JP2015042585A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | 株式会社リコー | シート処理装置、画像形成システム及びシート束の増し折り方法 |
JP2015178399A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙処理装置及び画像形成システム |
-
2002
- 2002-11-22 JP JP2002339676A patent/JP2004168012A/ja active Pending
Cited By (13)
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JP4706456B2 (ja) * | 2005-11-25 | 2011-06-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 用紙処理装置 |
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