JP2004209886A - 用紙処理装置 - Google Patents
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Abstract
【課題】複数枚の用紙を二つ折にして背部を形成し、冊子形態に製本する用紙処理装置に於て、背部の平坦化成形作業の作業時間の短縮化を図る。
【解決手段】中綴じされた用紙束9の中綴じ部を二つ折りにして背部10を形成すると共に、該背部10近傍の用紙束9両側面をクランプして該背部10長手方向に折り目11,12を形成し、且つ、該背部10をローラ13によって転圧して平坦化するように構成した用紙処理装置1に於て、前記ローラ13を前記用紙束9の背部10に対して所定角度斜設し、該ローラ13を該背部10に対して斜め方向に転動させることにより、該背部10を平坦化するように構成した用紙処理装置を提供する。
【選択図】 図3
【解決手段】中綴じされた用紙束9の中綴じ部を二つ折りにして背部10を形成すると共に、該背部10近傍の用紙束9両側面をクランプして該背部10長手方向に折り目11,12を形成し、且つ、該背部10をローラ13によって転圧して平坦化するように構成した用紙処理装置1に於て、前記ローラ13を前記用紙束9の背部10に対して所定角度斜設し、該ローラ13を該背部10に対して斜め方向に転動させることにより、該背部10を平坦化するように構成した用紙処理装置を提供する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、用紙処理装置に関するものであり、特に、複数枚の用紙を二つ折にして背部を形成し冊子形態に製本する用紙処理装置に於て、前記背部をローラによって圧接して背部平坦部を形成する作業の作業速度の短縮化を図った用紙処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
此種用紙処理装置として、複数枚の用紙を二つ折りにして冊子の形態に製本する用紙処理装置は既に知られており(例えば、特許文献1参照。)、該特許文献1に示される用紙処理装置について説明すると、該用紙処理装置は所定間隙離間して左右一対のクランプジョーが設けられると共に、該左右一対のクランプジョーの相互に対向する端面下部に長手方向に延びるリブが形成され、且つ、該クランプジョー間の間隙の上方にブレードが上下動自在に設けられる。更に、該クランプジョー間の間隙の下方に所定間隔離間して停止板が水平動自在に備えられると共に、該停止板が移動した時、該間隙の下方に所定間隔離間して成形ローラが転動自在に配置されるように構成されている。そして、該成形ローラは前記間隙の長手方向に対し、軸方向が直交するように配設される。
【0003】
而して、中央部が綴じられて中綴じ部が形成された複数枚のシートから成る一組のシートを該中綴じ部が前記クランプジョー間の隙間の上方となるように位置させ、前記ブレードによって該中綴じ部を前記停止板に当接するまで前記クランプジョー間の間隙内に押し下げて該シートを折り畳み、該中綴じ部の下端部に背部を形成すると共に、該背部を前記停止板に当接させた状態で、前記クランプジョーによって該背部近傍の前記シート両側部をクランプして該背部の両側部に折り目を付け、更に、前記停止板を退避させて、前記成形ローラを移動配置し、前記背部に圧接して該成形ローラを該背部の長手方向に転動させて該背部を平坦化する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−260564号公報(第1−5頁、第1−5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の用紙処理装置は用紙束の背部を平坦化する時、成形ローラの軸方向を該背部の長手方向に直交させ、該成形ローラを該背部の長手方向に転動させて該背部を平坦化するように構成されている。
【0006】
然しながら、前記用紙処理装置は該成形ローラが該背部の長手方向全長に及んで転動するため転動時間が長くなり、処理作業時間の短縮化の阻害要因となっている。
【0007】
そこで、複数枚の用紙を二つ折にして背部を形成し、冊子形態に製本する用紙処理装置に於て、背部の平坦化成形作業の作業時間の短縮化を図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、中綴じされた用紙束の中綴じ部を二つ折りにして背部を形成すると共に、該背部近傍の用紙束両側面をクランプして該背部長手方向に折り目を形成し、且つ、該背部をローラによって転圧して平坦化するように構成した用紙処理装置に於て、前記ローラを前記用紙束の背部に対して所定角度斜設し、該ローラを該背部に対して斜め方向に転動させることにより、該背部を平坦化するように構成した用紙処理装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図6に従って詳述する。図1に於て、1は用紙処理装置であり、該用紙処理装置1は初期状態に於て所定間隙S1離間し、前後方向(紙面前後方向)に延びる左右一対の略直方体状のクランプ部材2,3が設けられると共に、該クランプ部材2,3間の間隙S1の上方に中折り板4が上下動自在に設けられ、且つ、該クランプ部材2,3の間隙S1の下方に該クランプ部材2,3と所定間隔S2離間して規制板5が水平動自在に備えられ、更に、該規制板5が水平移動して退避した時、該規制板5に代わって該間隙S1の下方に後述するローラ(図示せず)が移動配置されるように構成されている。
【0010】
又、前記クランプ部材2,3は該クランプ部材2,3の相互に対向する端面下部に突設して長手方向に延びるリブ6,7が形成されている。
而して、複数枚の用紙8,8…から成り中央部が適宜方法で綴じられて中綴じ部9aが形成された一組の用紙束9を該中綴じ部9aが前記クランプ部材2,3の間隙S1の上方となるように位置させ、前記中折り板4によって該中綴じ部9aを前記規制板5に当接するまで前記間隙S1内に押し下げて、図2に示す如く、前記用紙束9を折り畳み、折り畳んだ該用紙束9の下端部に背部10を形成し、該背部10を前記規制板5に当接させた状態で、前記クランプ部材2,3を閉じ方向に移動させて該用紙束9をクランプすると、該クランプ部材2,3に形成された前記リブ6,7によって圧接されることにより、前記背部10近傍の前記用紙束9の下端両側部に、該背部10の長手方向に延びる折り目11,12が形成される。
【0011】
次に、図3に示す如く、前記クランプ部材2,3で前記用紙束9をクランプした状態で、前記規制板5を前記背部10下方位置から退避させ、該規制板5に代えて、前記クランプ部材2,3から所定間隔S3離間する下方に前記ローラ13を移動配置し、該ローラ13によって前記背部10を圧接し、該ローラ13を該背部10に対して斜め方向に転動させると、該背部10は平坦状に成形される。
【0012】
而して、前記ローラ13は金属又はゴム等で形成され、図4に示す如く、該ローラ13の軸方向寸法L1が前記背部10長手方向寸法L2より大に形成されると共に、該背部10の長手方向に対して該ローラ13の軸方向が所定角度θを有して斜設されており、該ローラ13が該背部10の長手方向に対して斜め方向Fに転動するように構成されている。
【0013】
即ち、図5に示す如く、該ローラ13は前記背部10の長手方向に対して斜め方向に転動することにより、前記背部10を転圧開始するA位置から転圧終了するB位置までの距離L3を転動して該背部10を転圧し、従来例の成形ローラが背部10の長手寸法に相当する距離L2を転動して転圧することに比較して、その転圧距離を極めて短くすることができる。
【0014】
次に、該ローラ13を退避させ、図6に示す如く、前記クランプ部材2,3を離反方向に移動させると、前記用紙束9は下方に排出される。
斯くして、前記用紙処理装置1は用紙束9の背部10を平坦に形成するためのローラ13の軸方向が該背部10の長手方向に対して所定角度θを有して斜設されており、該ローラ13が該背部10の長手方向に対して斜め方向に転動するように構成されているので、従来例の成形ローラが背部の長手方向に転動するのに比較して、極めて短い転動距離で転圧が可能となり、転圧時間を短縮することができ、背部平坦化作業の作業短縮化を図ることができる。
【0015】
尚、斜設する前記角度θの設定によっては前記ローラ13の転動距離L3が従来例の転動距離L2よりも長くなる場合があるので、転動距離L3が従来例の転動距離L2よりも短くなるように角度θは設定される。
【0016】
又、前記ローラ13の軸方向寸法L1が前述の如く、前記用紙束9の背部10の長手方向寸法L2よりも長く設定された場合に於ても、該ローラ13の軸方向と該背部10の長手方向のなす角度θによっては、一工程で該ローラ13が該背部10の全面を転圧することができない場合が発生する。その場合に於ては、二回以上の工程で該背部10を転圧する必要があり、転圧時間の短縮化が図れない虞がある。
【0017】
そこで、前記ローラ13が前記背部10を斜め方向に転動して転圧する時、該ローラ13の軸方向と該背部10の長手方向のなす角度θに関わらず、一工程で該ローラ13が該背部13の全面を転圧できるようにするため、前記ローラ13の軸方向長さL1を、図5に示す前記背部10の対角線長さL4以上に設定することがより好適である。
【0018】
これにより、該ローラ13の軸方向と該背部10の長手方向のなす角度θに関わりなく一工程で該ローラ13が該背部10の全面を転圧することができる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、用紙処理装置に於て、ローラを用紙束の背部に対して所定角度斜設し、該ローラを該背部に対して斜め方向に転動させることにより、該背部を平坦化するように構成したので、該ローラにより該背部を転圧する時、従来例の成形ロールが背部の長手方向に転動する場合に比較して該ローラの転動距離が短くなり、これによって、背部の平坦化成形作業の作業時間の短縮化を図ることができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置の初期状態を示す正面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置のクランプ部材によるクランプ状態を示す正面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置のローラによる転圧状態を示す正面図。
【図4】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置のローラによる転圧状態を示す底面図。
【図5】図4に示す用紙束の背部に対するローラの転動距離を示す底面図。
【図6】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置の用紙束の排出状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 用紙処理装置
9 用紙束
9a 中綴じ部
10 背部
11,12 折り目
13 ローラ
θ 角度
【発明の属する技術分野】
この発明は、用紙処理装置に関するものであり、特に、複数枚の用紙を二つ折にして背部を形成し冊子形態に製本する用紙処理装置に於て、前記背部をローラによって圧接して背部平坦部を形成する作業の作業速度の短縮化を図った用紙処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
此種用紙処理装置として、複数枚の用紙を二つ折りにして冊子の形態に製本する用紙処理装置は既に知られており(例えば、特許文献1参照。)、該特許文献1に示される用紙処理装置について説明すると、該用紙処理装置は所定間隙離間して左右一対のクランプジョーが設けられると共に、該左右一対のクランプジョーの相互に対向する端面下部に長手方向に延びるリブが形成され、且つ、該クランプジョー間の間隙の上方にブレードが上下動自在に設けられる。更に、該クランプジョー間の間隙の下方に所定間隔離間して停止板が水平動自在に備えられると共に、該停止板が移動した時、該間隙の下方に所定間隔離間して成形ローラが転動自在に配置されるように構成されている。そして、該成形ローラは前記間隙の長手方向に対し、軸方向が直交するように配設される。
【0003】
而して、中央部が綴じられて中綴じ部が形成された複数枚のシートから成る一組のシートを該中綴じ部が前記クランプジョー間の隙間の上方となるように位置させ、前記ブレードによって該中綴じ部を前記停止板に当接するまで前記クランプジョー間の間隙内に押し下げて該シートを折り畳み、該中綴じ部の下端部に背部を形成すると共に、該背部を前記停止板に当接させた状態で、前記クランプジョーによって該背部近傍の前記シート両側部をクランプして該背部の両側部に折り目を付け、更に、前記停止板を退避させて、前記成形ローラを移動配置し、前記背部に圧接して該成形ローラを該背部の長手方向に転動させて該背部を平坦化する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−260564号公報(第1−5頁、第1−5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の用紙処理装置は用紙束の背部を平坦化する時、成形ローラの軸方向を該背部の長手方向に直交させ、該成形ローラを該背部の長手方向に転動させて該背部を平坦化するように構成されている。
【0006】
然しながら、前記用紙処理装置は該成形ローラが該背部の長手方向全長に及んで転動するため転動時間が長くなり、処理作業時間の短縮化の阻害要因となっている。
【0007】
そこで、複数枚の用紙を二つ折にして背部を形成し、冊子形態に製本する用紙処理装置に於て、背部の平坦化成形作業の作業時間の短縮化を図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、中綴じされた用紙束の中綴じ部を二つ折りにして背部を形成すると共に、該背部近傍の用紙束両側面をクランプして該背部長手方向に折り目を形成し、且つ、該背部をローラによって転圧して平坦化するように構成した用紙処理装置に於て、前記ローラを前記用紙束の背部に対して所定角度斜設し、該ローラを該背部に対して斜め方向に転動させることにより、該背部を平坦化するように構成した用紙処理装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図6に従って詳述する。図1に於て、1は用紙処理装置であり、該用紙処理装置1は初期状態に於て所定間隙S1離間し、前後方向(紙面前後方向)に延びる左右一対の略直方体状のクランプ部材2,3が設けられると共に、該クランプ部材2,3間の間隙S1の上方に中折り板4が上下動自在に設けられ、且つ、該クランプ部材2,3の間隙S1の下方に該クランプ部材2,3と所定間隔S2離間して規制板5が水平動自在に備えられ、更に、該規制板5が水平移動して退避した時、該規制板5に代わって該間隙S1の下方に後述するローラ(図示せず)が移動配置されるように構成されている。
【0010】
又、前記クランプ部材2,3は該クランプ部材2,3の相互に対向する端面下部に突設して長手方向に延びるリブ6,7が形成されている。
而して、複数枚の用紙8,8…から成り中央部が適宜方法で綴じられて中綴じ部9aが形成された一組の用紙束9を該中綴じ部9aが前記クランプ部材2,3の間隙S1の上方となるように位置させ、前記中折り板4によって該中綴じ部9aを前記規制板5に当接するまで前記間隙S1内に押し下げて、図2に示す如く、前記用紙束9を折り畳み、折り畳んだ該用紙束9の下端部に背部10を形成し、該背部10を前記規制板5に当接させた状態で、前記クランプ部材2,3を閉じ方向に移動させて該用紙束9をクランプすると、該クランプ部材2,3に形成された前記リブ6,7によって圧接されることにより、前記背部10近傍の前記用紙束9の下端両側部に、該背部10の長手方向に延びる折り目11,12が形成される。
【0011】
次に、図3に示す如く、前記クランプ部材2,3で前記用紙束9をクランプした状態で、前記規制板5を前記背部10下方位置から退避させ、該規制板5に代えて、前記クランプ部材2,3から所定間隔S3離間する下方に前記ローラ13を移動配置し、該ローラ13によって前記背部10を圧接し、該ローラ13を該背部10に対して斜め方向に転動させると、該背部10は平坦状に成形される。
【0012】
而して、前記ローラ13は金属又はゴム等で形成され、図4に示す如く、該ローラ13の軸方向寸法L1が前記背部10長手方向寸法L2より大に形成されると共に、該背部10の長手方向に対して該ローラ13の軸方向が所定角度θを有して斜設されており、該ローラ13が該背部10の長手方向に対して斜め方向Fに転動するように構成されている。
【0013】
即ち、図5に示す如く、該ローラ13は前記背部10の長手方向に対して斜め方向に転動することにより、前記背部10を転圧開始するA位置から転圧終了するB位置までの距離L3を転動して該背部10を転圧し、従来例の成形ローラが背部10の長手寸法に相当する距離L2を転動して転圧することに比較して、その転圧距離を極めて短くすることができる。
【0014】
次に、該ローラ13を退避させ、図6に示す如く、前記クランプ部材2,3を離反方向に移動させると、前記用紙束9は下方に排出される。
斯くして、前記用紙処理装置1は用紙束9の背部10を平坦に形成するためのローラ13の軸方向が該背部10の長手方向に対して所定角度θを有して斜設されており、該ローラ13が該背部10の長手方向に対して斜め方向に転動するように構成されているので、従来例の成形ローラが背部の長手方向に転動するのに比較して、極めて短い転動距離で転圧が可能となり、転圧時間を短縮することができ、背部平坦化作業の作業短縮化を図ることができる。
【0015】
尚、斜設する前記角度θの設定によっては前記ローラ13の転動距離L3が従来例の転動距離L2よりも長くなる場合があるので、転動距離L3が従来例の転動距離L2よりも短くなるように角度θは設定される。
【0016】
又、前記ローラ13の軸方向寸法L1が前述の如く、前記用紙束9の背部10の長手方向寸法L2よりも長く設定された場合に於ても、該ローラ13の軸方向と該背部10の長手方向のなす角度θによっては、一工程で該ローラ13が該背部10の全面を転圧することができない場合が発生する。その場合に於ては、二回以上の工程で該背部10を転圧する必要があり、転圧時間の短縮化が図れない虞がある。
【0017】
そこで、前記ローラ13が前記背部10を斜め方向に転動して転圧する時、該ローラ13の軸方向と該背部10の長手方向のなす角度θに関わらず、一工程で該ローラ13が該背部13の全面を転圧できるようにするため、前記ローラ13の軸方向長さL1を、図5に示す前記背部10の対角線長さL4以上に設定することがより好適である。
【0018】
これにより、該ローラ13の軸方向と該背部10の長手方向のなす角度θに関わりなく一工程で該ローラ13が該背部10の全面を転圧することができる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、用紙処理装置に於て、ローラを用紙束の背部に対して所定角度斜設し、該ローラを該背部に対して斜め方向に転動させることにより、該背部を平坦化するように構成したので、該ローラにより該背部を転圧する時、従来例の成形ロールが背部の長手方向に転動する場合に比較して該ローラの転動距離が短くなり、これによって、背部の平坦化成形作業の作業時間の短縮化を図ることができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置の初期状態を示す正面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置のクランプ部材によるクランプ状態を示す正面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置のローラによる転圧状態を示す正面図。
【図4】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置のローラによる転圧状態を示す底面図。
【図5】図4に示す用紙束の背部に対するローラの転動距離を示す底面図。
【図6】本発明の一実施の形態を示し、用紙処理装置の用紙束の排出状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 用紙処理装置
9 用紙束
9a 中綴じ部
10 背部
11,12 折り目
13 ローラ
θ 角度
Claims (1)
- 中綴じされた用紙束の中綴じ部を二つ折りにして背部を形成すると共に、該背部近傍の用紙束両側面をクランプして該背部長手方向に折り目を形成し、且つ、該背部をローラによって転圧して平坦化するように構成した用紙処理装置に於て、前記ローラを前記用紙束の背部に対して所定角度斜設し、該ローラを該背部に対して斜め方向に転動させることにより、該背部を平坦化するように構成したことを特徴とする用紙処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001383A JP2004209886A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 用紙処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001383A JP2004209886A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 用紙処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004209886A true JP2004209886A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32819419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003001383A Pending JP2004209886A (ja) | 2003-01-07 | 2003-01-07 | 用紙処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004209886A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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