JP6229394B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents
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Description
集積部としては、鉛直方向或いは鉛直方向に対して傾斜した方向に沿って設置され、下端部にストッパー有する集積板を備え、用紙を集積板上に自重により落下させて、その搬送方向先端部(下端部)をストッパーに突き当てさせて停止させる構成が知られている。
請求項1に記載の発明は、
用紙処理装置において、
鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に沿って配置されたスタック面と、前記スタック面下部から突出するストッパーとを有する集積部と、
前記スタック面上を自重により滑落し前記ストッパーに突き当たって前記集積部に集積された用紙を、前記スタック面において用紙搬送方向と直交する幅方向の両端部から押し込んで整合する整合部と、
前記整合部の押し込み動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
用紙に関する所定条件に応じて、前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致する場合、座屈を矯正可能な予め設定された座屈矯正押し込み量にて前記整合部に押し込み動作を実行させ、前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致しない場合、前記座屈矯正押し込み量より小さな値の幅整合押し込み量にて前記整合部に押し込み動作を実行させることを特徴とする。
用紙処理装置において、
鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に沿って配置されたスタック面と、前記スタック面下部から突出するストッパーとを有する集積部と、
前記スタック面上を自重により滑落し前記ストッパーに突き当たって前記集積部に集積された用紙を、前記スタック面において用紙搬送方向と直交する幅方向の両端部から押し込んで整合する整合部と、
前記整合部の押し込み動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記整合部に押し込み動作を複数回実行させ、
用紙に関する所定条件に応じて、前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致する場合、一回目の押し込み動作は座屈を矯正可能な予め設定された座屈矯正押し込み量で、二回目以降の押し込み動作は前記座屈矯正押し込み量より小さな値の幅整合押し込み量で前記整合部に押し込み動作を実行させ、
前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致しない場合、前記幅整合押し込み量にて前記整合部に複数回押し込み動作を実行させることを特徴とする。
請求項1又は2に記載の用紙処理装置において、
前記制御部は、前記集積部に集積された用紙のサイズ、坪量、及び集積枚数のうちの少なくとも1つに応じて、前記座屈矯正押し込み量と、前記幅整合押し込み量との何れかの押し込み量にて前記整合部に押し込み動作を実行させることを特徴とする。
請求項1〜3の何れか一項に記載の用紙処理装置において、
前記整合部は、用紙の幅方向の両端部の少なくとも下端部に対向するよう配置されることを特徴とする。
画像形成システムにおいて、
用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙を所定枚数集積する請求項1〜4の何れか一項に記載の用紙処理装置と、
を備えたことを特徴とする。
このため、鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に沿って用紙を集積する際の、用紙の整合性を高めることができる。
画像形成システム1は、画像形成装置100と、中間搬送装置200と、中綴じ処理装置300と、平綴じ処理装置400と、を有している。
なお、以下の説明において、鉛直方向をZ方向とし、図1に示す画像形成装置100、中間搬送装置200、中綴じ処理装置300及び平綴じ処理装置400が互いに接続される方向に沿う方向をX方向とし、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
また、X方向について前側及び後側を付して説明し、Y方向について右側及び左側を付して説明する。ここで、前側は、画像形成システム1における用紙搬送方向の上流側であり、後側は、その下流側である。また。右側は、中綴じ処理装置300の中折り・中綴じ処理における用紙搬送方向の上流側であり、左側は、その下流側である。
具体的には、画像形成装置100は、例えば、記録媒体として備蓄された用紙を用紙トレイから引き出して搬送する搬送部、ビットマップデータに応じたトナー像を転写ローラー等の一次転写部材に現像する現像部、一次転写部材に現像されたトナー像を転写ドラム150等の二次転写部材に転写する一次転写部、二次転写部材に転写されたトナー像を搬送部により搬送される用紙に転写する二次転写部、転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部、及び定着部による定着処理後の用紙を排出する排出部等を備え、用紙に画像を形成する。
また、画像形成装置100は、画像が形成されて排出される用紙を中間搬送装置200に受け渡す。即ち、画像形成システム1は、画像形成装置100から排出される用紙が中間搬送装置200に受け渡されるよう接続されている。
中間搬送装置200は、用紙を一枚以上の所定枚数集積し、中綴じ処理装置300に搬送することの可能な装置である。
中間搬送装置200は、画像形成装置100から一枚ずつ受け渡された用紙を受け取る搬入部210、搬入部210により搬入された用紙を一枚以上の所定枚数集積する集積部220、集積部220に集積された用紙の用紙搬送方向と直交する幅方向の両端部(用紙の横方向の両端部)を整合する幅整合部(整合部)240、集積部220に集積された用紙に筋付け処理を行うための筋付け部250、集積部220に集積された用紙を当該集積部220の外部に排出する排紙部260等を備える。
第1搬送経路201は、用紙を下方に案内する搬送経路であり、第2搬送経路202は、用紙を水平に案内する搬送経路である。なお、第1搬送経路201及び第2搬送経路202は、そのY方向の幅が搬送される用紙のY方向の最大幅以上となるよう設けられており、画像形成システム1で取り扱われる全ての用紙サイズを通過させることができる。
画像形成装置100から排出された用紙は、一対の搬入板211a,211bを介して中間搬送装置200内に搬入され、一対の搬送ローラー212a,212bにより挟み込まれて、切り換えゲート213により設定された第1搬送経路201又は第2搬送経路202の何れかに搬送される。
支持面部221は、例えば、上下方向及び左右方向に所定幅を有する板体からなり、用紙は、その表面に沿って滑落する。なお、支持面部221は、用紙を支持するスタック面を形成できるものであればその構成は限定されない。例えば、左右方向に延在した長尺な板体を、複数枚上下方向に並べた構成であっても良い。
ストッパー支持部SSは、上下方向に延在した長尺な板体からなり、当該ストッパー支持部SSに沿って上下方向(Z方向)に移動可能なストッパー230を備えている。ストッパー230の上下方向への移動距離は、用紙のサイズに応じて決定される。
ストッパー230は、図4に示すように、例えば、ストッパー支持部SSを挟んでその表面が用紙面と略平行となるよう設けられた2つの第1側面部231と、当該2つの第1側面部231の一端(下端)部から用紙面に対して略垂直となるよう後方に向かって起立した2つの底面部232と、2つの底面部232の一端(後端)部から第1側面部231の板面に対してその表面が略平行となるように上方に向かって設けられた2つの第2側面部233と、を備えている。
ストッパー230は、第1搬送経路201の上流から落下してくる用紙を、第1側面部231、底面部232、及び第2側面部233にて形成される空間P内に受け止め、用紙の搬送方向の先端部(下端部)を底面部232に突き当てて停止させる。これにより、用紙の搬送方向下端の位置が整合され、ストッパー230により用紙が支持された状態となる。用紙は、このようにして下端の位置がストッパー230によって整合されることにより、その上端の位置も整合されることとなる。
具体的に、幅整合部240は、集積部220に集積された用紙の上部を挟む上整合板241,241と、当該用紙の下部を挟む下整合板242,242と、上整合板241,241及び下整合板242,242を駆動させる駆動部243(図7参照)と、等を備える。
押し込み量(L)を、用紙のサイズ、坪量、及び集積枚数に応じて決定する理由は以下の通りである。
しかしながら、用紙のZ方向の弾性力が用紙の自重より小さい場合、図5に示すように、用紙が自由落下してストッパー230に突き当たった際に用紙の先端部(下端部)に座屈が発生し、適切な整合動作の実施が困難である。
そこで、Z方向の弾性力が自重より小さい用紙については、押し込み量(L)を、幅整合押し込み量(L=L0)より大きな値の座屈矯正押し込み量(L=LX)として押し込み動作を実行する。これにより、図6に示すように、座屈が発生した場合に、用紙の両端部から当該両端部を接近させる方向に押圧力を掛け、幅方向中央部が突出するように用紙をカールさせ、座屈を矯正することができる。
一方、Z方向の弾性力が自重より小さい用紙を、予め設定した所定枚数以下集積する場合には、用紙が座屈すると考えられるため、その座屈した用紙を適正な状態に戻すのに幅整合押し込み量(L=L0)より大きな値の座屈矯正押し込み量(L=LX)にて押し込み動作を行う。
そして、押し込み動作を行う際には、集積される用紙のサイズ及び坪量に応じた押し込み量(L)が、中間搬送制御部504により、テーブルT1から選択される。選択された押し込み量(L)が、座屈矯正押し込み量(L=LX)であった場合、用紙の集積枚数に応じて、その座屈矯正押し込み量(L=LX)にて押し込み動作を行うか否かが、中間搬送制御部504により判断される。
筋付け折りナイフ251は、中間搬送制御部504の制御によりカム253が回転することで図2の前方向に移動し、受け台252に押し付けられた状態となる。受け台252は、筋付け折りナイフ251を受ける台である。
用紙に筋付けが行われる場合、ストッパー230の昇降により、用紙の折り目筋を入れる位置と筋付け折りナイフ251とが対向する状態となり、その状態において筋付け折りナイフ251が移動して、用紙を受け台252に押し付けることで、用紙に折り目筋が形成される。
排紙部260は、一対の搬送ローラー261a,261bと、上下一対のガイド板262a,262bと、ループローラー263a,263bと、等を備えている。
一対の搬送ローラー261a,261bは、用紙が集積部220に進入してくる際には離間しており、用紙の進入を妨げることはない。
また、一対の搬送ローラー261a,261bは、幅整合部240による用紙の押し込み動作の後、上整合板241,241及び下整合板242,242が押し込み動作を解除した状態となると、用紙をニップして、用紙の搬送を開始する。用紙は、ループローラー263a,263bを介して、上下一対のガイド板262a,262bに到達する。
具体的には、中綴じ処理装置300は、例えば、中間搬送装置200から受け渡された用紙をY方向に沿って中折りする中折り部310と、中折り部310により中折りされた用紙を、当該用紙の折り目部に沿った方向(Y方向)に搬送する搬送機構320と、搬送機構320により搬送された用紙を重ね合わせた後、用紙束に対して打針して中綴じする中綴じ処理部330と、中綴じされた用紙束の小口端部の断裁処理を行う断裁部350と、小口端部の断裁された中綴じ冊子を外部に排出する排出部360と、等が備えられている。
なお、かかる中綴じ処理装置300は、中間搬送装置200から受け渡された用紙に対して、中綴じ処理装置300による各種の処理の一部又は全部を施さずに平綴じ処理装置400に受け渡すこともできる。また、中綴じ処理装置300は、さらに、中綴じ冊子の背表紙を整形するスクエアフォールド処理を行うための処理部等を備えていてもよい。
具体的には、平綴じ処理装置400は、例えば、中綴じ処理装置300から受け渡された複数の用紙にステープル処理を施すステープル処理部、ステープル処理が施された複数の用紙のうち背表紙と平行な端部を揃えるために当該端部の一部を切り落とす小口断裁を行うページ端断裁部、及び連結された各装置による処理後の用紙を排出する排出部等を備える。
なお、平綴じ処理装置400は、中綴じ処理装置300から受け渡された用紙に対して、平綴じ処理装置400による各種の処理の一部又は全部を施さずに排出することもできる。
図7は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
中央制御部502、画像形成制御部503、中綴じ処理制御部505、及び平綴じ処理制御部506はそれぞれ、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、記憶部等を有し、処理内容に応じたソフトウェア・プログラムや各種のデータを読み出して実行処理する。
同様に、中間搬送制御部504も、CPU、RAM、及び記憶部504a等を有し、処理内容に応じたソフトウェア・プログラムや各種のデータを読み出して実行処理する。
記憶部504aには、用紙のサイズ及び坪量と、押し込み量(L)とが対応づけられたテーブルT1が記憶されている。
なお、ここでは、幅整合押し込み量の値が、L0=1mmとして設定されていることとする。
例えば、坪量が40〜49[g/m2]の用紙の場合、サイズ(用紙の搬送方向(上下方向)のサイズ)が209[mm]以下であれば、押し込み量(L)は幅整合押し込み量(L0=1mm)であるが、サイズ(用紙の搬送方向(上下方向)のサイズ)が210[mm]以上であれば、押し込み量(L)が座屈矯正押し込み量(LX=2mm)である。
また、例えば、坪量が81〜91[g/m2]の用紙の場合、サイズ(用紙の搬送方向(上下方向)のサイズ)が209[mm]以下であっても、210[mm]以上であっても、押し込み量(L)は幅整合押し込み量(L0=1mm)である。
押し込み動作を行う際には、このようなテーブルT1を参照し、用紙のサイズ及び坪量に応じた押し込み量(L)の値が選択される。そして、選択された押し込み量(L)が、座屈矯正押し込み量(L=LX)であった場合、用紙の集積枚数に応じて、その座屈矯正押し込み量(L=LX)にて押し込み動作を行うか否かが、中間搬送制御部504により判断される。
例えば、坪量が40〜49[g/m2]で、サイズ(用紙の搬送方向(上下方向)のサイズ)が210[mm]以上の用紙の場合、テーブルT1で設定された押し込み量(L)は座屈矯正押し込み量(LX=2mm)であるが、集積枚数が所定枚数(例えば5枚)より多い場合には、幅整合押し込み量(L0=1mm)にて押し込み動作が行われる。
F≧2×F0×μ+G・・・(1)
ここで、Fは、上整合板241,241及び下整合板242,242を用紙に押し込んだ押圧力に反して用紙が押し返す力である。
また、F0は、用紙のY方向の弾性力である。F0は、用紙が平面状態のときに所定の測定方法により予め測定される規定値である。
また、μは、上整合板241,241及び下整合板242,242と、用紙との間の摩擦係数である。
また、Gは、用紙の自重である。
設定される条件としては、例えば、画像形成する用紙の種類、サイズ、坪量、処理モードなどなどが含まれる。処理モードとしては、例えば、用紙の集積枚数、筋付け処理の実施/非実施などが含まれる。
これら設定された条件は、中央制御部502の記憶部(図示省略)に記憶される。
そして、中央制御部502は、画像形成制御部503、中間搬送制御部504、中綴じ処理制御部505及び平綴じ処理制御部506の各制御部に対して設定内容に応じた処理を施すための命令を出力する。各制御部は、命令に応じてそれぞれの制御対象である装置の動作を制御する。
例えば、中央制御部502は、中間搬送制御部504に対して用紙集積処理を施すための命令を出力する。中間搬送制御部504は、これに応じて中間搬送装置200の各部を制御して用紙集積処理を行う。
図9は、用紙集積処理を示すフローチャートである。
図10は、押し込み量の設定処理を示すフローチャートである。
具体的には、中間搬送制御部504は、中央制御部502の記憶部を参照し、ユーザーによる操作表示部501の操作により予め設定された、処理を行う用紙のサイズ及び坪量を取得する。
具体的には、中間搬送制御部504は、記憶部504aのテーブルT1を参照し、ステップS11にて取得された用紙のサイズ及び坪量に応じた押し込み量(L)を選択する。
選択した値が座屈矯正押し込み量(L=LX)でなかった場合(ステップS13:NO)、即ち、選択した値が幅整合押し込み量(L=L0)の場合、続くステップS14において、押し込み動作を、幅整合押し込み量(L=L0)にて実行することを決定し、本処理を終了する。
具体的には、中間搬送制御部504は、中央制御部502の記憶部を参照し、ユーザーによる操作表示部501の操作により予め設定された用紙の集積枚数を取得し、その設定された集積枚数が、所定枚数以下か否かを判断する。
一方、用紙の集積枚数が所定枚数以下の場合(ステップS15:YES)、中間搬送制御部504は、続くステップS16において、押し込み動作を、座屈矯正押し込み量(L=LX)にて実行することを決定し、本処理を終了する。
このとき、第1搬送経路201の上流から落下してきた用紙は、ストッパー230の第1側面部231、底面部232、及び第2側面部233にて形成される空間P内に受け止められ、用紙の搬送方向先端部(下端部)を底面部232に突き当たった状態で停止する。
このときの押し込み量(L)は、ステップS10にて設定された押し込み量である。
従って、例えば、集積された用紙が厚紙の場合や、用紙が薄紙で且つ集積枚数が所定枚数より多い場合、幅整合押し込み量(L=L0)にて押し込む動作が実行される。
一方、例えば、集積された用紙が薄紙で且つ集積枚数が所定枚数以下であった場合には、座屈矯正押し込み量(L=LX)にて押し込む動作が実行される。
具体的には、中間搬送制御部504は、上整合板241,241及び下整合板242,242を、用紙の幅程度の距離まで離間させ、押し込み動作を解除する。
中間搬送制御部504は、一対の搬送ローラー251a,251bを駆動して用紙を搬送し、ガイド板252a,252bを介して用紙を集積部220の外部に排出する。
なお、筋付け処理の実施が設定されている場合には、ステップS40にて横整合板241,241による用紙の押し込み動作が解除された後、筋付け部250にて筋付け処理が実行される。なお、ステップS50において一対の搬送ローラー251a,251bにて用紙をニップした後、筋付け部250にて筋付け処理を実行することとしても良い。
このため、用紙の搬送方向の先端部に座屈が発生した場合にこれを矯正することができ、用紙の整合性を高めることができる。
また、押し込み動作を制御するだけなので別部材を設ける必要がなく、装置構成が複雑化することがない。
このため、集積部220に集積された用紙のサイズ、坪量、及び集積枚数に応じて、座屈矯正押し込み量(LX)と幅整合押し込み量(L0)との何れかが選択されて押し込み動作が実行されるので、集積された用紙に対して適切な押し込み動作を実行することができる。
このため、座屈矯正押し込み量(LX)にて押し込み動作を実行した場合に、確実に座屈を矯正することができる。
このため、用紙の押し込み動作を確実に実行することができる。
この場合、例えば、一回目の押し込み動作は、座屈矯正押し込み量(LX)にて実行し、二回目以降の押し込み動作は、幅整合押し込み量(L0)にて実行する制御が行われることがより好ましい。
このようにすることで、座屈を矯正した後、複数枚用紙が集積されていた場合の用紙幅方向の整合性を高めることができる。
また、複数回の押し込み動作全てを、座屈矯正押し込み量(LX)にて実行する制御が可能であるのは勿論である。
また、幅整合部240において、上整合板241,241及び下整合板242,242を連続した一枚の板体で構成することとしても良い。
かかる構成であれば、幅整合部240が用紙の上部から下部に亘る全面に当接することとなるため、押し込み動作をより確実に実行することができる。
100 画像形成装置
200 中間搬送装置
210 搬入部
220 集積部
221 支持面部(スタック面)
SS ストッパー支持部
230 ストッパー
231 第1側面部
232 底面部
233 第2側面部
240 幅整合部(整合部)
241,241 上整合板
242,242 下整合板
243 駆動部
250 筋付け部
251 筋付け折りナイフ
252 受け台
253 カム
260 排紙部
504 中間搬送制御部
504a 記憶部
T1 テーブル
100 画像形成装置
200 中間搬送装置
300 中綴じ処理装置
400 平綴じ処理装置
501 操作表示部
502 中央制御部
504 中間搬送制御部(制御部)
504a 記憶部
T1 テーブル
Claims (5)
- 鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に沿って配置されたスタック面と、前記スタック面下部から突出するストッパーとを有する集積部と、
前記スタック面上を自重により滑落し前記ストッパーに突き当たって前記集積部に集積された用紙を、前記スタック面において用紙搬送方向と直交する幅方向の両端部から押し込んで整合する整合部と、
前記整合部の押し込み動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
用紙に関する所定条件に応じて、前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致する場合、座屈を矯正可能な予め設定された座屈矯正押し込み量にて前記整合部に押し込み動作を実行させ、前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致しない場合、前記座屈矯正押し込み量より小さな値の幅整合押し込み量にて前記整合部に押し込み動作を実行させることを特徴とする用紙処理装置。 - 鉛直方向又は鉛直方向に対して傾斜した方向に沿って配置されたスタック面と、前記スタック面下部から突出するストッパーとを有する集積部と、
前記スタック面上を自重により滑落し前記ストッパーに突き当たって前記集積部に集積された用紙を、前記スタック面において用紙搬送方向と直交する幅方向の両端部から押し込んで整合する整合部と、
前記整合部の押し込み動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記整合部に押し込み動作を複数回実行させ、
用紙に関する所定条件に応じて、前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致する場合、一回目の押し込み動作は座屈を矯正可能な予め設定された座屈矯正押し込み量で、二回目以降の押し込み動作は前記座屈矯正押し込み量より小さな値の幅整合押し込み量で前記整合部に押し込み動作を実行させ、
前記集積部に集積された用紙の搬送方向の下端部に座屈が発生し得る条件に一致しない場合、前記幅整合押し込み量にて前記整合部に複数回押し込み動作を実行させることを特徴とする用紙処理装置。 - 前記制御部は、前記集積部に集積された用紙のサイズ、坪量、及び集積枚数のうちの少なくとも1つに応じて、前記座屈矯正押し込み量と、前記幅整合押し込み量との何れかの押し込み量にて前記整合部に押し込み動作を実行させることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙処理装置。
- 前記整合部は、用紙の幅方向の両端部の少なくとも下端部に対向するよう配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の用紙処理装置。
- 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置に接続され、前記画像形成装置により画像が形成された用紙を所定枚数集積する請求項1〜4の何れか一項に記載の用紙処理装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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