JP2013121669A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013121669A
JP2013121669A JP2011270242A JP2011270242A JP2013121669A JP 2013121669 A JP2013121669 A JP 2013121669A JP 2011270242 A JP2011270242 A JP 2011270242A JP 2011270242 A JP2011270242 A JP 2011270242A JP 2013121669 A JP2013121669 A JP 2013121669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
processing
paper
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011270242A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yasukaga
正之 安加賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2011270242A priority Critical patent/JP2013121669A/ja
Publication of JP2013121669A publication Critical patent/JP2013121669A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】画像が形成された用紙に筋付け処理を施しても文字や画像の表示に筋の影響を生じさせない状態を保つ。
【解決手段】画像形成された用紙に対して筋付け処理を行う後処理装置が接続されうる画像形成装置、また、この画像形成装置における画像形成方法であって、後処理として筋付け処理が指定された画像形成で、前記筋付け処理により前記用紙に形成される曲面領域において、前記筋の長手方向に直交する方向に画像を伸長するよう画像処理する、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、後処理における筋付けに対応した画像形成方法及び画像形成装置の制御に関する。
画像形成装置において各種の後処理装置を接続することで、さまざまな製本処理が可能になり、印刷装置として使用することができる。
たとえば、用紙の中央で用紙を中折りにした用紙束として、その束の折り目部分にステープル処理をして中綴じ製本が可能である。また、中綴じした用紙束の背の部分にローラ等で圧力を掛け、角の折り目をつけて背表紙部分を作り、無線綴じに似た状態にする角背処理が可能である。
また、このような折り目をつける前処理として、折り目をつける予定の位置に、クリーサー(creaser)と呼ばれる筋付け装置を用いて筋付け処理を施して筋を付けることが行われる。そして、筋付け処理の後に折り処理を実行することで、複数枚の用紙を纏めた状態で折り処理を行っても、折り目が膨らむことを防止できる利点がある。
なお、このような筋付け処理については、以下の特許文献に提案されている。
特開2000−301851号公報
筋付け処理をした場合、断面が半円形状の曲面で構成された筋(図8(b)のb1)が用紙に形成される。この結果、筋の長手方向と直交する方向に、元の平面状の用紙(図8(a))と比較して、筋による曲面の影響で、用紙が僅かながら縮んだように見える状態になる(図8(b))。
これにより、印刷後の用紙(図8(a))に筋付け処理をすると、筋の曲面の部分で画像が歪んだ状態に見えることになる(図8(b))。この結果、文字や図形が見づらくなり、誤認識しやすくなる、という不具合が生じる可能性がある。
なお、上記の特許文献1では、筋付け処理をした場合における用紙上の画像については、何ら対策がとられていなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、画像が形成された用紙に筋付け処理を施しても文字や画像の表示に筋の影響を生じさせない状態を保つことが可能な画像形成方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)第1の発明は、画像形成された用紙に対して筋付け処理を行う後処理装置が接続されうる画像形成装置、また、この画像形成装置における画像形成方法であって、後処理として筋付け処理が指定された画像形成で、前記筋付け処理により前記用紙に形成される曲面領域において、前記筋の長手方向に直交する方向に画像を伸長するよう画像処理する、ことを特徴とする。
(2)第2の発明は、上記(1)において、前記曲面領域を平面に投影した投影領域に含まれる画像を、前記曲面領域に伸長するよう画像処理する、ことを特徴とする。
(3)第3の発明は、上記(1)−(2)において、前記画像処理では、前記筋付け処理の筋の太さと本数と、該筋が付される用紙に関する用紙条件を参照して前記伸長の量を決定する、ことを特徴とする。
(4)第4の発明は、上記(1)−(3)において、前記用紙条件として、紙種、斤量、用紙使用状態の少なくとも一つを含む、ことを特徴とする。
(5)第5の発明は、上記(1)−(4)において、前記画像において前記筋に平行する一端を基準として前記伸長を行う、ことを特徴とする。
(6)第6の発明は、上記(1)−(4)において、前記用紙において複数の筋付け処理が指定された場合には、基準となる何れか1本の筋を基準筋として決定し、該基準筋を基準として前記伸長を行う、ことを特徴とする。
(7)第7の発明は、上記(1)−(4)において、前記伸長により前記画像中の画像形成不可になる一方若しくは両方の端部領域を決定して、残余の画像形成可能な領域の画像について前記伸長を行う、ことを特徴とする。
本発明によると、以下のような効果が得られる。
この発明では、画像形成された用紙に対して筋付け処理を行う後処理装置が接続されうる画像形成装置における画像形成で、後処理として筋付け処理が指定された画像形成では、筋付け処理により用紙に形成される曲面領域において、筋の長手方向に直交する方向に画像を伸長するよう画像処理する。
これにより、画像が形成された用紙に筋付け処理を施しても文字や画像の表示に筋の影響を生じさせない状態を保つことが可能になる。
また、曲面領域を平面に投影した投影領域の画像を、曲面領域に伸長するよう前記画像処理部の画像処理を制御する。この曲面領域における伸長により、筋付け処理により曲面が形成された用紙を用いて、筋付け処理なしで平面のみの用紙による表示と同様に画像表示することが可能になる。
また、画像処理では、筋付け処理の筋の太さと本数と、該筋が付される用紙に関する用紙条件を参照して伸長の量を決定することで、筋付け処理なしで平面のみの用紙による表示と同様に画像表示することが可能になる。ここで、用紙条件として、紙種、斤量、用紙使用状態の少なくとも一つを含むことで、筋付け処理なしで平面のみの用紙による表示と同様に画像表示することが可能になる。
また、画像において筋に平行する一端を基準として伸長を行うことで、確実な処理が可能になる。
また、用紙において複数の筋付け処理が指定された場合には、基準となる何れか1本の筋を基準筋として決定し、該基準筋を基準として伸長を行うことで、確実な処理が可能になる。
また、伸長により画像中の画像形成不可になる一方若しくは両方の端部領域を決定して、残余の画像形成可能な領域の画像について伸長を行うことで、所望の画像を形成することが可能になり、確実な処理が可能になる。
本発明の実施形態の後処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の後処理装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の後処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の後処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の後処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の後処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の後処理装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態における用紙の筋の様子を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示す説明図である。 本発明の実施形態の後処理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔画像形成システムの構成〕
図1と図2とを参照して、本実施の形態に係る後処理装置を備える画像形成システムの構成について説明する。図1と図2とに示すように、この画像形成システムは、画像形成装置100と、後処理装置300と、後処理装置400と、を有している。なお、画像形成装置100と後処理装置300との間に別な装置が存在していても良いし、後処理装置400は存在していなくとも良い。また、更に後段に別の後処理装置が連結されていても良い。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に後処理装置としてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部104と、収容されている用紙を給紙する給紙部105と、給紙され画像形成される用紙を所定速度で搬送する搬送部107と、原稿をスキャンして画像データを生成する原稿読込部120と、画像形成する際のイメージデータや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像処理後のイメージデータとに基づいて画像形成(印刷)を実行する画像形成部150と、を備えて構成されている。なお、画像形成装置100で画像形成された用紙は、後段の後処理装置300に向けて搬出される。
後処理装置300は、画像形成装置100の後段に接続されており、後処理装置300内の各部を制御する制御部301と、画像形成装置100と通信するための通信部302と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部304と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部305と、用紙を所定速度で搬送する搬送部307と、用紙全体として折ることなく筋を付ける筋付け部310と、筋付け処理後の用紙を次の後処理のために整合により位置制御する位置制御部としての整合部320と、用紙を中折り又は3つ折りに折る折り部330と、後処理のために用紙を重ね合わせて用紙束とする重ね合わせ部340と、折り部330で折られた用紙に後処理として中綴じを施す中綴じ部350と、中綴じ用の折り目が形成された用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部360と、中綴じされた用紙束の小口部分を断裁する断裁部370と、を備えて構成される。
後処理装置400は、後処理装置300の後段に接続されており、後処理装置400内の各部を制御する制御部401と、画像形成装置100や後処理装置300と通信するための通信部402と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部404と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部405と、用紙を所定速度で搬送する搬送部410と、用紙束を平綴じ処理を施す平綴じ部420と、メイントレイを排出先として用紙を排出するメイントレイ排出部440と、サブトレイを排出先として用紙を排出するサブトレイ排出部450と、を備えて構成される。
なお、図2の斜視図では、画像形成システムの主要部の構成を模式的に透過斜視図として示している。画像形成装置100内の画像形成部150で画像形成されてから、図2のX方向に搬送されてきた用紙を、後処理装置400で後処理する場合には、後処理装置300でもそのままX方向に搬送する。
一方、後処理装置300において後処理を実行する場合は、図2のように、筋付け部310でY方向の筋を付けた後に、折り部330においてY方向を稜線として中折りし、Y方向に搬送しつつ、重ね合わせ部340と中綴じ部350とで重ね合わせてから折りと中綴じを実行し、さらに、Y方向に搬送して角背処理部360でにより背表紙の部分を平坦にする角背処理を施すことで、後処理の実行効率が高まり、画像形成システムとして生産性を高めることが可能になる。
また、図1と図2における、画像形成装置100、後処理装置300、後処理装置400の接続は画像形成システムの具体的な一例であって、このような接続や搬送方向に限定されるものではない。
〔基本動作〕
図3と図4は、筋付け処理を行うクリーサーと呼ばれる筋付け部310の基本構成を、XZ平面にて示す断面構成図である。ここで、画像形成装置100から筋付け部310に搬送されてくる用紙は、筋付け部310で筋付け処理を実行する場合には、反転搬送路307Rに引き込まれ、搬送ローラ307R11,307R12,307R21,307R22による挟持搬送制御、あるいは、先端ストッパ3251による位置規制により、用紙が所定位置で停止する(図3)。
この後、筋付けナイフ駆動部311により駆動され、Y方向に伸びた筋付けナイフ312が、同様にY方向に伸びた凹部を有する筋付け台313に向かって、−X方向に伸長することで、筋付けナイフ312の先端と筋付け台313の凹部との間に用紙が挟持される。この動作により、Y方向を長手方向とする筋が形成される(図4)。なお、この筋付け処理では、用紙全体としては平面状態を保っているため、折り処理による折り目とは異なり、平面上の用紙に、断面形状が半円形の筋が形成される。
また、この筋付け処理の際に、搬送ローラ307R11,307R12,307R21,307R22による挟持搬送制御、あるいは、先端ストッパ3251の停止位置制御、または、挟持搬送制御と停止位置制御の両方により、用紙上の所望の位置に1本若しくは複数本の筋を付すことができる。また、このようにして筋が付された用紙は、搬送ローラ307R11,307R12,307R21,307R22によって、反転搬送路307Rを戻って折り部330に向かって搬送される。
図5−図7は後処理装置300における折り部330の基本構成をXZ平面にて示す断面構成図である。ここで、図5のように、筋付け部310から折り部330に搬送されてくる用紙は、搬送ローラ3311,3312、搬送ローラ3321,3322によって折り部330内を所定速度で搬送される。
そして、折り部330で折りを実行する場合には、図6(1)のように、整合制御部3212により駆動される位置制御部材としての整合部材3211を整合待機位置まで駆動し、この整合部材3211により用紙先端が所定位置に規制された状態で停止する。その後、整合制御部3222により駆動される位置制御部材としての整合部材3221を、図6(2)のように整合位置まで移動させて、この整合部材3221により用紙後端が所定位置に整合された状態で停止する。
なお、この図6の場合には、筋付け部310で筋付け処理された位置を中心にして中折りする場合を想定しており、整合部材3211で所定の整合量x1、整合部材3221で所定の整合量x2の整合を行うことで、筋と折り位置とが合致した状態になる。
この後、図7に示すように、折りナイフ駆動部3351により駆動される折りナイフ3350が折りローラ3341,3342間で伸長することで、折りローラ3341,3342間に用紙が挟持されて、折り目が形成される。
なお、この際、折りローラ3341,3342は回動自在な状態にされている。そして、折りナイフ3350がタイマで設定された一定時間だけ上昇した後に停止し、駆動ローラ3343によって折りローラ3342が用紙と折りナイフ3350とを戻す方向に駆動される。なお、この折り部330により、中綴じ用に用紙の中央に折り目を付ける中折りのほか、用紙の2カ所に折り目を付ける三つ折りも実行可能である。
〔前提となる問題〕
筋付け処理をした場合、図4に示したように、断面が半円形状の曲面で構成された筋が用紙に形成される。この結果、筋の長手方向と直交する方向に、元の平面状の用紙(図8(a))と比較して、筋による曲面の影響で、筋の長手方向と直交する方向に、用紙が僅かながら縮んだように見える状態になる(図8(b))。
たとえば、普通紙の場合には、図9のように、筋の長手方向と直交する方向である幅が1.0mmであるとする。この場合、この幅1.0mmの部分には、半円形の断面の曲面部分の半径r=0.5mmであるため、πr=1.57mmの用紙が曲面を構成していることになる。この場合、圧縮率C=1.00/1.57=64%となる。
これにより、印刷後の用紙(図8(a))に筋付け処理をすると、元のa1の破線の領域がb1に圧縮されたかのようになり、筋の曲面の部分で画像が歪んだ状態に見えることになる(図8(b))。
なお、ここでは、筋を1本のみ示しているが、複数本の筋が存在する場合にも同様の減少が発生する。
〔実施形態の動作〕
以下、図10以降のフローチャートや各種説明図を参照して、本実施形態の動作についての説明を行う。ここでは、図1と図2の接続状態の画像形成システムにおいて、画像形成装置100で画像形成を行い、後処理装置300で筋付け処理を実行する場合を中心にして説明する。
制御部101は画像形成の処理を開始するに際して、その画像形成に対する筋付け処理の設定の有無を確認する(図10中のステップS101)。
筋付け処理の設定が無い場合には(図10中のステップS101でNO)、制御部101は画像形成を実行する(図10中のステップS108)。すなわち、画像データに対して画像処理部140で必要な画像処理を施し、画像処理された画像データを用いて画像形成部150で用紙上に画像を形成するよう、制御部101が制御する。
筋付け処理の設定がある場合には(図10中のステップS101でYES)、制御部101は、筋の本数、筋の太さ、用紙条件(紙種、斤量、用紙使用状態の少なくとも一つ)、伸長基準位置(筋に平行する一端、基準筋(複数の筋付け処理が指定される場合の基準となる何れか1本の筋))を参照して、伸長処理により画像中の画像形成不可になる一方若しくは両方の端部領域と画像形成可能領域とを算出する。
そして、制御部101は、用紙中の筋の位置、伸長基準位置、画像形成不可領域を、図11のようなガイダンス画面として、操作表示部103に表示する(図10中のステップS102)。なお、このガイダンス画面は、画像形成のモードに応じた初期設定に基づいたものであり、後述するようにオペレータが設定を変更することが可能である。
ここで、画像が形成された用紙に筋付け処理を施しても文字や画像の表示に筋の影響を生じさせない状態を保てる原理、伸長基準位置、画像形成不可領域、について図12を参照して説明する。
図12(a)は、画像形成装置100において用紙に画像が形成された様子を示している。図12(b)(c)は、画像形成装置100で画像が形成された用紙に後処理装置300で筋付け処理した様子を示している。この場合、用紙中央付近に1本の筋を設けている。
このように断面が半円形状の曲面で構成された筋を設ける筋付け処理をした場合、筋の長手方向と直交する方向に、元の平面状の用紙(図12(a))と比較して、筋による曲面の影響で、用紙が僅かながら縮んだように見える状態になる(図12(c))。そして、筋の曲面の部分で画像が歪んだ状態に見えることになる(図12(c))。
そこで、筋による曲面領域(図12(c)c1)を平面に投影した投影領域(図12(d)d1)に含まれる画像を、前記曲面領域に伸長するように画像処理部140で画像処理する(図12(e)e1)。なお、この画像処理部140で伸長処理を行うために、画像の端部側で筋に平行する領域が画像形成不可領域となる(図12(d)ハッチング部分)。そして、図12(e)のように画像処理部140で伸長処理した状態の画像を、画像形成部150で形成する。このように伸長処理を伴う画像が形成された用紙を、後処理装置300の筋付け部310で筋付け処理する。この場合には、予め伸長処理された画像に対して筋付け処理により曲面を形成しているので、図12(g)のように曲面部分でも歪みが発生しない状態を実現できる。
なお、この図12は1本の筋であって、その筋の中央を基準として伸長処理した具体例を示している(図12(d)(e))。このため、印刷不可領域は両端に発生している(図12(d)ハッチング部分)。この場合には、均等な画像の形成が可能になる。
また、図13は1本の筋であって、その筋の左端部、あるいは、画像の左端部を伸長基準位置として定めた場合の具体例を示している。(図13(d)(e))。このため、印刷不可領域は右端に発生している(図13(d)ハッチング部分)。なお、図13において、それ以外の部分は図12と同様な内容であるため、重複した説明を省略する。なお、画像において筋に平行する一端を基準として伸長を行うことで、簡易に確実な画像処理が可能になる。
図14(a)は、画像形成装置100から出力される用紙の様子を示している。図14(b)(c)は、画像形成装置100で画像が形成された用紙に後処理装置300で筋付け処理した様子を示している。この場合、用紙中央付近に4本の筋を設けている。このように断面が半円形状の曲面で構成された筋を設ける筋付け処理をした場合、筋の長手方向と直交する方向に、元の平面状の用紙(図14(a))と比較して、筋による曲面の影響で、筋本数分だけ用紙が縮んだように見える状態になる(図14(c))。そこで、筋による曲面領域(図14(c))を平面に投影した投影領域に含まれる画像(図14(d))を、前記曲面領域に伸長するように画像処理部140で画像処理する(図14(e))。また、図14は4本の筋であって、その筋の左端部、あるいは、画像の左端部を伸長基準位置として定めた場合の具体例を示している。(図14(d)(e))。このため、印刷不可領域は右端に発生している(図14(d)のハッチング部分)。
図15(a)は、画像形成装置100から出力される用紙の様子を示している。図15(b)(c)は、画像形成装置100で画像が形成された用紙に後処理装置300で筋付け処理した様子を示している。この場合、用紙中央付近に4本の筋を設けている。このように断面が半円形状の曲面で構成された筋を設ける筋付け処理をした場合、筋の長手方向と直交する方向に、元の平面状の用紙(図15(a))と比較して、筋による曲面の影響で、筋本数分だけ用紙が縮んだように見える状態になる(図15(c))。そこで、筋による曲面領域(図15(c))を平面に投影した投影領域に含まれる画像(図15(d))を、前記曲面領域に伸長するように画像処理部140で画像処理する(図15(e))。また、図15は4本の筋であって、左から2番目の筋の中央を伸長基準位置として定めた場合の具体例を示している。(図15(c)(d)(e))。このため、印刷不可領域は、左端側に筋1.5本分、右端側に筋2.5本分、発生している(図14(d)のハッチング部分)。このようにすることで、オペレータの所望の画像を形成することが可能になる。
また、図11のガイダンス画面において、印刷不可領域をオペレータが左端,右端,両端と単純に指定することで、制御部101が伸長基準位置を算出することも可能である。また、同様に、左右の印刷不可領域をオペレータがミリ単位で指定することで、制御部101が伸長基準位置を算出することも可能である。
そして、図11のガイダンス画面により、オペレータが画像伸長処理をキャンセルすると選択した場合には(図10中のステップS104、S105でNO)、画像データに対して画像処理部140で伸長処理を除いて必要な画像処理を施し、画像処理された画像データを用いて画像形成部150で用紙上に画像を形成するよう、制御部101が制御する。この場合には、従来と同様に、筋の曲面の部分で画像が歪んだ状態に見えることになる。
また、図11のガイダンス画面により、オペレータが画像伸長処理を承認した場合、あるいは、伸長基準位置を変更したり画像形成不可領域を直接することで画像伸長処理を承認した場合(図10中のステップS105でYES)、制御部101は、伸長倍率を決定する(図10中のステップS106)。
なお、図9において、普通紙の場合には、圧縮率C=1.00/1.57=64%となることを説明したが、紙種や斤量により圧縮率Cは変化する。たとえば、薄紙の場合には圧縮率C=50%であり、厚紙の場合には圧縮率C=80%であった。また、紙種として、コシの強さ、弾力性によっても、圧縮率Cが変化する。
そこで、画像形成に使用する用紙の紙種を制御部101が確認し(図16中のステップS201)、薄紙の場合には圧縮率C=50%(図16中のステップS202)、普通紙の場合には圧縮率C=64%(図16中のステップS203)、厚紙の場合には圧縮率C=80%(図16中のステップS204)のように圧縮率Cを求める。そして、制御部101は、求めた圧縮率Cと筋本数等から、画像伸長処理の際の伸長倍率を決定する(図16中のステップS205)。
そして、制御部101は算出した伸長倍率、伸長基準位置、画像形成不可領域を画像処理部140に通知し、画像処理部140で画像伸長処理を実行する(図10中のステップS107)。
更に、制御部101は、画像データに対して画像処理部140で必要な画像処理を施し、画像処理された画像データを用いて画像形成部150で用紙上に画像を形成するよう制御する(図10中のステップS108)。
このように、後処理として筋付け処理が指定された画像形成では、筋付け処理により用紙に形成される曲面領域において、筋の長手方向に直交する方向に画像を伸長するよう画像処理することにより、画像が形成された用紙に筋付け処理を施しても文字や画像の表示に筋の影響を生じさせない状態を保つことが可能になる。
なお、図16では紙種により圧縮率Cを求めて伸長倍率を算出していたが、これに加え用紙使用状態を参考にすることも有効である。図17は、冊子の表紙となる用紙に、後処理装置300において、筋付け部310で4本の筋a1〜a4が形成され、更に筋a2とa3には折り部330で折り処理が施された様子を模式的に示している。ここで、筋a1とa2とは、筋の曲面が残った状態になっている。
一方、筋a2とa3は折りが加えられたことで、曲面がそのまま折りの部分を構成しているため、単なる筋としての曲面(平面に対する曲面)は残っていない状態になる。この状態のa2,a3の部分では、図8などで説明した画像の歪みは観察されにくい状態になっている。
そこで、画像形成に使用する用紙の紙種を制御部101が確認し(図18中のステップS301)、薄紙の場合には圧縮率C=50%(図18中のステップS302)、普通紙の場合には圧縮率C=64%(図18中のステップS303)、厚紙の場合には圧縮率C=80%(図18中のステップS304)のように圧縮率Cを求める。なお、この圧縮率Cは、紙種などに応じて予め定められた値が用意されていることが望ましいが、標準の用紙の圧縮率Cに対して係数を乗じて厚紙や薄紙の圧縮率Cを算出してもよい。
さらに、制御部101は、筋の位置に折りが指定されているかを判断し(図18中のステップS305)、筋の位置に折りが無い場合には(図18中のステップS305でNO)、求めた圧縮率Cと筋本数等から、画像伸長処理の際の伸長倍率を決定する(図18中のステップS305)。一方、制御部101は、筋の位置に折りがある場合には(図18中のステップS305でYES)、伸長処理無しと決定する(図18中のステップS307)。
また、筋の位置に折りがあるか否かについては、三つ折りなどの場合に、折り目を広げた状態で画像を観察することが実際の用紙使用状態であれば、折りがある場合でも折り無し(図18中のステップS305でNO)として制御部101が判断する。すなわち、筋の曲面が用紙使用状態においてどのようになっているかに基づいて、伸長倍率を求めることが望ましい。
このように、用紙使用状態も考慮することで、画像が形成された用紙に筋付け処理を施しても文字や画像の表示に筋の影響を生じさせない状態を、実際の用紙の使用状態に合致した自然な状態で保つことが可能になる。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
107 搬送部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
300 後処理装置
301 制御部
302 通信部
304 記憶部
307 搬送部
310 筋付け部
320 整合部
330 折り部
340 重ね合わせ部
350 中綴じ部
360 角背処理部
370 断裁部
400 後処理装置
401 制御部
402 通信部
410 搬送部
420 平綴じ部
440 メイントレイ排出部
450 サブトレイ排出部

Claims (14)

  1. 画像形成された用紙に対して筋付け処理を行う後処理装置が接続されうる画像形成装置における画像形成方法であって、
    後処理として筋付け処理が指定された画像形成で、前記筋付け処理により前記用紙に形成される曲面領域において、前記筋の長手方向に直交する方向に画像を伸長するよう画像処理する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記曲面領域を平面に投影した投影領域に含まれる画像を、前記曲面領域に伸長するよう画像処理する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記画像処理では、前記筋付け処理の筋の太さと本数と、該筋が付される用紙に関する用紙条件を参照して前記伸長の量を決定する、
    ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  4. 前記用紙条件として、紙種、斤量、用紙使用状態の少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
  5. 前記画像において前記筋に平行する一端を基準として前記伸長を行う、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  6. 前記用紙において複数の筋付け処理が指定された場合には、基準となる何れか1本の筋を基準筋として決定し、該基準筋を基準として前記伸長を行う、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  7. 前記伸長により前記画像中の画像形成不可になる一方若しくは両方の端部領域を決定して、残余の画像形成可能な領域の画像について前記伸長を行う、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成方法。
  8. 画像形成された用紙に対して筋付け処理を行う後処理装置が接続されうる画像形成装置であって、
    前記画像形成を制御する制御部と、
    画像処理を行う画像処理部と、を備え、
    前記制御部は、後処理として筋付け処理が指定された画像形成で、前記筋付け処理により前記用紙に形成される曲面領域において、前記筋の長手方向に直交する方向に画像を伸長する画像処理を行うように前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記曲面領域を平面に投影した投影領域の画像を、前記曲面領域に伸長するよう前記画像処理部の画像処理を制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、前記筋付け処理の筋の太さと本数と、該筋が付される用紙に関する用紙条件を参照して、前記画像処理における前記伸長の量を決定する、
    ことを特徴とする請求項8−9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記用紙条件として、紙種、斤量、用紙使用状態の少なくとも一つを参照する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記画像において前記筋に平行する一端を基準として前記伸長を行うよう前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項8−11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記用紙において複数の筋付け処理が指定された場合に、基準となる何れか1本の筋を基準筋として決定し、該基準筋を基準として前記伸長を行うよう前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項8−11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、前記伸長により前記画像中の画像形成不可になる一方若しくは両方の端部領域を決定して、残余の画像形成可能な領域の画像について前記伸長を行うよう前記画像処理部を制御する、
    ことを特徴とする請求項8−11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2011270242A 2011-12-09 2011-12-09 画像形成方法及び画像形成装置 Pending JP2013121669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270242A JP2013121669A (ja) 2011-12-09 2011-12-09 画像形成方法及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270242A JP2013121669A (ja) 2011-12-09 2011-12-09 画像形成方法及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013121669A true JP2013121669A (ja) 2013-06-20

Family

ID=48773960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270242A Pending JP2013121669A (ja) 2011-12-09 2011-12-09 画像形成方法及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013121669A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290466A (zh) * 2013-07-16 2015-01-21 柯尼卡美能达株式会社 图像形成系统以及图像形成系统控制方法
JP2015160310A (ja) * 2014-02-25 2015-09-07 キヤノン株式会社 制御装置及びその制御方法、システム、並びにプログラム
JP2016003115A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 キヤノン株式会社 シート処理装置、画像形成装置、それらの制御方法、プログラム、及び画像形成システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104290466A (zh) * 2013-07-16 2015-01-21 柯尼卡美能达株式会社 图像形成系统以及图像形成系统控制方法
JP2015023316A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成システム制御方法及び画像形成システム制御プログラム
JP2015160310A (ja) * 2014-02-25 2015-09-07 キヤノン株式会社 制御装置及びその制御方法、システム、並びにプログラム
US10331072B2 (en) 2014-02-25 2019-06-25 Canon Kabushiki Kaisha Printing system with creasing control, control method thereof, control apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
JP2016003115A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 キヤノン株式会社 シート処理装置、画像形成装置、それらの制御方法、プログラム、及び画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10261454B2 (en) Image forming apparatus with creaser control, control method thereof, printing system, and non-transitory computer-readable medium
JP2010195587A (ja) シート処理装置と画像形成装置
JP5500156B2 (ja) 後処理方法及び後処理装置
CN107792716B (zh) 后处理装置
JP2013121669A (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
US9298148B2 (en) Printing apparatus, method of controlling printing apparatus, and storage medium
JP5677071B2 (ja) シート処理装置、シート処理方法、及びプログラム
JP2014016468A (ja) 画像形成システム及び画像形成システム制御方法
JP2015092208A (ja) 画像形成システム、画像形成装置及び印刷制御方法
JP6028475B2 (ja) 連続用紙の製造方法、連続用紙の製造装置及び連続用紙。
US9616693B2 (en) Printing control apparatus, control method thereof, and storage medium
JP4946478B2 (ja) 用紙後処理装置
JP2009018905A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2013257370A (ja) 用紙処理方法及び用紙処理装置
JP5910038B2 (ja) 後処理方法及び後処理装置
JP5895903B2 (ja) 画像形成システム、画像形成システム制御方法及び画像形成システム制御プログラム
JP2012198294A (ja) 画像形成システムおよび後処理装置
JP6264118B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2018018188A (ja) 折り筋指示装置、折り筋指示プログラム、および印刷システム
JP2016151759A (ja) 後処理制御装置及びその制御方法、シート処理システム、及びプログラム
JP5494376B2 (ja) シート処理システム、画像形成システム及び小口断裁位置決定方法
JP6747138B2 (ja) 折り筋表示装置および折り筋表示プログラム
JP5610242B2 (ja) 冊子作成装置
JP2017013951A (ja) 用紙処理装置及び用紙処理方法
EP1386873A1 (en) Method for automatically generating data for setting up a folding machine