JPH11506617A - 家禽や動物用の高湿分栄養配合物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 家禽及びその他の動物において用いるためにデザインした水分を含有する栄養配合物、並びに後の生存能力、累積飼料効率及び重量増加を向上させる栄養配合物を与える方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 家禽や動物用の高湿分栄養配合物発明の背景 本発明は、栄養素、薬剤、ビタミン、ミネラル、胆汁酸塩、界面活性剤、プロ ビオティック、酵素、ペプチド、ホルモン、プロスタグランジン、酸化防止剤、 生きている細胞、及び免疫活性剤を家禽やその他の動物に供するための高湿分物 質、一層特には家禽やその他の動物の健康を向上させかつ生存能力、累積重量増 加及び飼料要求効率を高めるのに用いることができる高湿分物質及び方法を指向 するものである。 経済的な理由で、商業設備におけるひな孵化のマネージメントは、卵セットか ら孵化されるひなパーセントに高い重要性を置く。孵化レート９０％を達成する ために、孵化の早い鳥は、孵化の遅いひなを出てこさせかつ乾燥させる期間の間 孵化インキュベーター内にそのままにして置かれるのがしばしばである。従って 、ひながインキュベータートレーから取り出される時までに、ひなは、齢が数時 間から齢が約２日（各々の鳥について孵化から測定して）の範囲になることにな る。この期間は、孵化後のホールディング期間と呼ばれる。 ひなが商業孵化場におけるインキュベータートレーから取り出された後に、ひ なは処理され（摂取されかつ性別される）、次いで生産農場に輸送するために一 般にチックボックスと呼ばれる箱内に入れられる。その処理期間は、数時間を要 するのが典型的であり、ひなは、生産農場への輸送が実際に始まる前に、更に数 時間の間チックボックス内に住み得る。 家禽についての商業孵化場は、ひなを多数の生産農場に、しばしば広い地理的 領域にわたって供給するのが典型的である。鳥が生産農場に到着するまでに飼料 や水が与えられないのが典型的であり、その結果、鳥は何日も行った後に飼料や 水が与えられ得る。しかし、脂質に富んだ残量卵黄嚢が存在すること及び肝臓に 脂質が保存されていることが、確実に孵化したばかりの鳥の最少の栄養上の要求 を満足させる（Ｆｒｅｅｍａｎ等、Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ ｏｆ ｔｈｅ Ａ ｖｉａｎ Ｅｍｂｒｙｏ、ロンドン、Ｃｈａｐｍａｎ及びＨａｌｌ、１９７４） 。これより、孵化した後の飢餓の期間は、鳥では普通のことであり、必ずしもそ れらの生存を脅かすものではない（Ｅｎｔｅｎｍａｎ等、Ｔｈｅ Ｌｉｐｉｄ Ｃｏｎｔｅｎｔ ｏｆ Ｂｌｏｏｄ，Ｌｉｖｅｒ，ａｎｄ Ｙｏｒｋ Ｓａｃ ｏｆ ｔｈｅ Ｎｅｗｌｙ Ｈａｔｃｈｅｄ Ｃｈｉｃｋ ａｎｄ ｔｈｅ Ｃ ｈａｎｇｅｓ Ｔｈａｔ Ｏｃｃｕｒ ｉｎ Ｔｈｅｓｅ Ｔｉｓｓｕｅｓ Ｄ ｕｒｉｎｇ ｔｈｅ Ｆｉｒｓｔ Ｍｏｎｔｈ ｏｆ Ｌｉｆｅ，Ｊ．Ｂｉｏｌ Ｃｈｅｍ．、１３３巻、２３１〜２４１頁（１９４０）；Ｖａｎｈｅｅｌ等、 Ｒｅｓｏｒｐｔｉｏｎ ｏｆ Ｙｏｒｋ Ｌｉｐｉｄｓ ｂｙ ｔｈｅ Ｐｉｇ ｅｏｎ Ｅｍｂｒｙｏ，Ｃｏｍｐ．Ｂｉｏｃｈｅｍ．Ｐｈｙｓｉｏｌ．、６８Ａ 巻、６４１〜６４６頁（１９８１）；Ｐｈｅｌｐｓ等、Ｔｈｅ Ｐｏｓｔｈａｔ ｃｈ Ｐｈｙｓｉｏｌｇｙ ｏｆ ｔｈｅ Ｔｕｒｋｅｙ Ｐｏｕｌｔ−ＩＩＩ ．Ｙｏｒｋ Ｄｅｐｌｅｔｉｏｎ ａｎｄ Ｓｅｒｕｍ Ｍｅｔａｂｏｌｉｔｅ ｓ，Ｃｏｍｐ．Ｂｉｏｃｈｅｍ．Ｐｈｙｓｉｏｌ．、８７Ａ巻、２号、４０９〜 ４１５頁（１９８７）；Ｎｏｂｌｅ等、Ｌｉｐｉｄ Ｃｈａｎｇｅｓ ｉｎ ｔ ｈｅ Ｒｅｓｉｄｕａｌ Ｙｏｒｋ ａｎｄ Ｌｉｖｅｒ ｏｆ ｔｈｅ Ｃｈ ｉｃｋ Ｉｍｍｅｄｉａｔｅｌｙ ａｆｔｅｒ Ｈａｔｃｈｉｎｇ，Ｂｉｏｌ Ｎｅｏｎａｔｅ、５６巻、２２８〜２３６頁（１９８９）；Ｃｈａｍｂｌｅｅ等 、Ｙｏｒｋ Ｓａｃ Ａｂｓｏｒｐｔｉｏｎ ａｎｄ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ ｏｆ Ｇｒｏｗｔｈ ｉｎ Ｂｒｏｉｌｅｒｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃ ｅ、７２巻、１８１１〜１８１６頁（１９９２））。しかし、これは、孵化した ばかりの鳥において卵黄残分を単一の栄養源として用いることが、最適な続く生 存能力、病気抵抗、或は増加及び飼料効率をもたらすことなることを意味しない 。配置を遅らせると、続く生存能力を低下させ（Ｋｉｎｇｓｔｏｎ，Ｓｏｍｅ Ｈａｔｃｈｅｒｙ Ｆａｃｔｏｒｓ Ｉｎｖｏｌｖｅｄ ｉｎ ＥａｒｌｙＣｈ ｉｃｋ Ｍｏｒｔａｌｉｔｙ，Ａｕｓｔｒａｌｉａｎ Ｖｅｔｅｒｉｎａｒｙ Ｊｏｕｒ．、５５巻、４１８〜４２１頁（１９７９）；Ｆａｎｇｕｙ等、Ｅｆｆ ｅｃｔ ｏｆ Ｄｅｌａｙｅｄ Ｐｌａｃｅｍｅｎｔ ｏｎ Ｍｏｒｔａｌｉｔ ｙ ａｎｄ Ｇｒｏｗｔｈ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ ｏｆ Ｃｏｍｍｅｒ ｃｉａｌ Ｂｒｏｉｌｅｒｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、５９巻、１２ １５〜１２２０頁（１９８０）、病気抵抗を低下させ（Ｗｙａｔｔ等、Ｉｎｆｌ ｕｅｎｃｅ ｏｆ Ｈａｔｃｈｅｒ Ｈｏｌｄｉｎｇ Ｔｉｍｅｓ ｏｎ Ｓｅ ｖｅｒａｌ Ｐｈｙｓｉｏｌｇｉｃａｌ Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ Ａｓｓｏｃｉ ａｔｅｄ Ｗｉｔｈ ｔｈｅ Ｉｍｍｕｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ ｏｆ Ｃｈｉｃｋ ｅｎｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、６５巻、２１５６〜２１６４頁（１ ９８６）；Ｃａｓｔｅｅｌ等、Ｔｈｅ Ｉｎｆｌｕｅｎｃｅ ｏｆ Ｅｘｔｅｎ ｄｅｄ Ｐｏｓｔｈａｔｃｈ Ｈｏｌｄｉｎｇ Ｔｉｍｅｓ ａｎｄ Ｐｌａｃ ｅｍｅｎｔ Ｄｅｎｓｉｔｙ ｏｎ Ｂｒｏｉｌｅｒ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、７３巻、１６７９〜１６８４頁（１９９４ ）、かつ成長性能を低下させる（Ｈａｇｅｒ等、Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ Ｐｏｓｔｈａｔｃｈ Ｉｎｃｕｂａｔｉｏｎ Ｔｉｍｅ ａｎｄ Ｅａｒｌｙ Ｇｒｏｗｔｈ ｏｆ Ｂｒｏｉｌｅｒ Ｃｈｉｃｋｅｎ ｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、６２巻、２４７〜２５４頁（１９８３） ；Ｗｙａｔｔ等、Ｉｎｆｌｕｅｎｃｅ ｏｆ Ｅｇｇ Ｓｉｚｅ，Ｅｇｇｓｈｅ ｌｌ Ｑｕａｌｉｔｙ，ａｎｄ Ｐｏｓｔｈａｔｃｈ Ｈｏｌｄｉｎｇ Ｔｉｍ ｅ ｏｎ Ｂｒｏｉｌｅｒ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉ ｅｎｃｅ、６４巻、２０４９〜２０５３頁（１９８５）；Ｐｉｎｃｈａｓｏｖ等 、Ｃｏｍｐａｒｉｓｏｎ ｏｆ Ｐｏｓｔ−Ｈａｔｃｈ Ｈｏｌｄｉｎｇ Ｔｉ ｍｅ ａｎｄ Ｓｕｂｓｅｑｕｅｎｔ Ｅａｒｌｙ Ｐｅｒｆｏｒｍａｎｃｅ ｏｆ Ｂｒｏｉｌｅｒ Ｃｈｉｃｋｓ ａｎｄ Ｔｕｒｋｅｙ Ｐｏｕｌｔｓ， Ｂｒｉｔｉｓｈ Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、３４巻、１１１〜１２０頁 （１９９３））。グルコースのような個々の栄養素を供することは、その他の栄 養素を存在させないで単一の溶液として投与する場合に、終始一貫して又は恒久 的に性能又は生存能力を向上させないことが分かった（Ａｚａｈａｎ等、Ｇｒｏ ｗｔｈ，Ｆｏｏｄ Ｉｎｔａｋｅ ａｎｄ Ｅｎｅｒｇｙ Ｂａｌａｎｃｅ ｏ ｆ Ｌａｙｅｒ ａｎｄ Ｂｒｏｉｌｅｒ Ｃｈｉｃｋｅｎｓ Ｏｆｆｅｒｅｄ Ｇｌｕｃｏｓｅ ｉｎ ｔｈｅ Ｄｒｉｎｋｉｎｇ Ｗａｔｅｒ ａｎｄ ｔ ｈｅ Ｅｆｆｅｃｔ ｏｆ Ｄｉｅｔａｒｙ Ｐｒｏｔｅｉｎ Ｃｏｎｔｅｎｔ ，Ｂｒｉｔｉｓｈ Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、３０巻、９０７〜９１７ 頁（１９８９）；Ｍｏｒａｎ，Ｅｆｆｅｃｔ ｏｆ Ｐｏｓｔｈａｔｃｈ Ｇｌ ｕｃｏｓｅ ｏｎ Ｐｏｕｌｔｓ Ｆｅｄ ａｎｄ Ｆａｓｔｅｄ Ｄｕｒｉｎ ｇ Ｙｏｒｋ Ｓａｃ Ｄｅｐｌｅｔｉｏｎ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ 、６８巻、１１４１〜１１４７頁（１９８９）；Ｍｏｒａｎ Ｅｆｆｅｃｔｓ ｏｆ Ｅｇｇ Ｗｅｉｇｈｔ，Ｇｌｕｃｏｓｅ Ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｏｎ ａｔ Ｈａｔｃｈ， ａｎｄ Ｄｅｌａｙｅｄ Ａｃｃｅｓｓ ｔｏ Ｆｅｅ ｄ ａｎｄ Ｗａｔｅｒ ｏｎ ｔｈｅ Ｐｏｕｌｔ ａｔ ２ Ｗｅｅｋｓ ｏｆ Ａｇｅ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、６９巻、１７１８〜１７２３ 頁（１９９０））。 水及び飼料を供することは、食物を与えず、水を遮断した鳥に比べて優れた性 能を生じることができるが、水を孵化インキュベーター又は輸送箱中に入れよう とする試みは、うまくいかなかった。これは、湿度調節や相対的に高い温度が、 高い孵化率を確実にする際に、重要でありかつ水単独又は簡単なかゆ中の水が逸 散し、いくつかのひなが濡れるようになり得るためである。ひなは、蒸発による 冷却に耐えるのに十分に良く体温を調整することができない。飢餓が生存を脅か さないので、商業的な実施は、動物が農場に到着するまで、飼料又は水を提供し ないことである。発明の要約 従って、発明の目的の内で、家禽やその他の動物の健康を向上させかつ生存能 力、累積重量増加及び飼料要求効率を高めるために高湿分物質を提供することに 留意することができる。配合物は、例えば、動物の孵化又は誕生の直ぐ後に供給 しもよく、この用途のために、配合物は、生命の初めの日の間十分に用いられな い栄養素を排除しかつ容易に用いられかつ性能利点を授与する栄養素を供するの が好ましい。また、発明の目的の内に、微生物の増殖に対して安定化され、シネ レシスに対して耐性でありかつバルクでパッケージし、輸送し、押し出し（バル ク物質をあらかじめ再混合し又はしないで）、配合物を使用する場所で分割して 投与単位にすることができる配合物がある。 従って、本発明は、簡潔に言うと、家禽の健康、生存能力、累積重量増加又は 飼料要求効率を高める方法を指向するものである。その方法は、孵化したばかり の動物を乾燥食品を含むダイエットで始める前に、孵化したばかりの動物に高湿 分物質を供給することを含む。孵化したばかりの動物に、好ましくは孵化の初め の５日以内、一層好ましくは孵化の初めの３日以内の時間の点で始めて高湿分物 質を供給する。 本発明は、また、家禽やその他の動物に酵母又はバクテリアのような生きてい る細胞を接種するための組成物及び方法を指向するものである。動物に接種して 所望の効果を生じるのに十分な細胞のコロニー形成単位を多数含有する高湿分物 質を供給する。 本発明は、また、家禽の健康、生存能力、累積重量増加又は飼料要求効率を高 めるための高湿分物質を指向するものである。これらの高湿分物質は、水少なく とも約５０重量％、消化性炭水化物少なくとも約１０重量％及び随意に下記から なる群より選ぶ成分を更に一種又はそれ以上含有する：胆汁酸塩、界面活性剤、 酵素、酵素補足因子、ホルモン、プロスタグランジン、ペプチド、イムノグロブ リン、サイトカイン、ワクチン及びその他のイムノモジュレーター、酸化防止剤 、アミノ酸、アミノ酸やアミノ酸類似体の源、抗生物質、ビタミン及びミネラル 。高湿分物質は、バルクで製造し、押し出し、高湿分物質を動物に供給する場所 で分割して投与単位形態にするのが好ましい。 発明のその他の目的及び特徴は、本明細書以降で一部明らかになりかつ指摘す ることになる。図面の簡単な説明 図１は、例１２の結果を示すグラフである。 図２は、例１３の結果を示す棒グラフである。発明の詳細な説明 驚くべきことに、本発明の配合物（本明細書中で高湿分物質と言う）を家禽に 供給することによって、家禽の成長を刺激することができ、家禽の生存能力、累 積重量増加及び飼料要求効率を向上させることができることを見出した。本明細 書中で用いる通りの高湿分物質なる用語は、分散された相（でんぷん、ガム又は たんぱく質）が連続相（水）と組み合わさって、大豆、コーン又は米のような大 きな粒子（例えば、サイズが５μｍよりも大きな粒子）が懸濁され得る粘稠なド ウ様ゲルを生成するコロイドを意味する。 本発明の一実施態様では、高湿分物質を、初めに、孵化（各々の鳥について決 める通りの）の５、４、３、２又は１日でさえ以内の家禽の孵化したばかりの動 物に供給する。高湿分物質は、孵化したばかりの動物に随意に乾燥食品を供給す る又は水を飲ませる前に供給するのが好ましく、孵化したばかりの動物に少しで も乾燥食品を供給する前に供給するのが一層好ましい。高湿分物質は、例えば、 家禽が孵化することになる卵と共に孵化インキュベーター内に入れてもよく、そ れで高湿分物質は、孵化した際直ぐに孵化したばかりの動物に利用できるように なる。ひなを固体食品に導入する前に、高湿分物質をひなに提供することは、孵 化したばかりの動物が、乾燥食品を同時に水を飲まないで消費することによって 苦労する可能性を低減させる。 発明の別の実施態様では、高湿分物質をチックボックス内にひなと共に入れる ことによって輸送する前に又は輸送中に孵化したばかりの動物に利用可能にさせ てもよい。この実施態様に従えば、ひなが移動すること（すなわち、インキュベ ーターの場所から例えば、インキュベーターの位置から１マイル又はそれ以上離 れ得る家禽生産農場のような遠隔地に表面又は空気輸送によって移動すること） を始める前に、ひなが高湿分物質を消費する機会を有するように、輸送が始まる 前に高湿分物質をチックボックス内に入れるのが好適である。チックボックス内 に入れる高湿分物質の量は、ひなに全輸送期間の間食べさせるのに十分なものに する必要はない。 本発明のそれ以上の実施態様では、家禽を孵化させた場所から家禽生産農場又 はその他の中間設備のような遠隔地に輸送した後に、高湿分物質を家禽に供給す る。輸送された後に、提供される乾燥食品や水を食べたり飲んだりすることを容 易に始めないひながいくつかある。そのような用途のために、輸送された家禽が 、随意に乾燥食品を食べかつ水を飲むことを始めるまで、高湿分物質を家禽に供 給することが望ましくなり得る。加えて、高湿分物質を、また、本明細書中に記 載する通りの薬剤又はその他の物質を施すために、この時に又は後の時にさえ、 家禽に供給してもよい。 チックボックスに孵化したばかりのひなを、最大収容力にまで充填し、本発明 の高湿分物質のための更なる余地を残さないのが典型的である。従って、実際問 題として、チックボックス内に高湿分物質と共にある孵化したばかりのひなは、 高湿分物質上に立ち、高湿分物質とすれ合い、高湿分物質をつっつき、及びその 他の方法で高湿分物質と接触するようになる。孵化したばかりのひなは、蒸発冷 却に耐える程に十分に良く体温を調節することができないことから、孵化したば かりのひながこれらの条件下で、高湿分物質によって濡らされ（又は高湿分物質 から湿っぽくなら）ないことが重要である。従って、必ず、高湿分物質は、これ らの条件下でシネレシスに対して耐性になるべきであり、すなわち、高湿分物質 は、孵化したばかりのひなが入れられている容器の床或はひなが高湿分物質上に 立ち、高湿分物質とすれ合い、高湿分物質をつっつき、又はその他の方法で高湿 分物質と接触することの結果、孵化したばかりのひなを濡らす程の量の水を放出 すべきでない。 高湿分物質を初めに家禽又はその他の動物に提供する場合に、高湿分物質は、 高湿分物質の重量を基準にして、少なくとも約４０重量％の水（「乾燥した」家 禽飼料中に含有される水の量以上の量）、好ましくは少なくとも約５０重量％の 水、一層好ましくは約５０〜約８５重量％の水、最も好ましくは約６０〜約８０ 重量％の水を含有すべきである。高湿分物質の非水性フラクションを、時には本 明細書中で「乾燥物質」又は「固体物質」フラクションと呼び、２つの用語を互 換的に使用する。 炭水化物は、動物用の栄養源となり、加えて、固体の形成を助成することがで きる。消化性炭水化物は、高湿分物質の少なくとも約８重量％を構成するのが普 通であり、高湿分物質の少なくとも約１０重量％を構成するのが好ましく、いく つかの用途について、高湿分物質の少なくとも約２０重量％を構成する。本明細 書中で意図する消化性炭水化物は、下記：コーンでんぷん、じゃがいもでんぷん 、小麦でんぷん、米でんぷん、セルロース、ペクチン、アガロース、及びガムの ような単離された炭水化物；グルコース、フルクトース、及びスクロースのよう な生物学的利用性糖；改質されたコーンでんぷん、メチルセルロース、カルボキ シメチルセルロース、及びデキストリンのような化学的に改質されたでんぷん； グリセロール又はポリプロピレングリコールのような保湿剤；転化糖；並びにコ ーン、米、燕麦、大麦、小麦、もろこし、ライ麦、きび、カッサバ、ライ小麦及 びタピオカのような粉砕複合炭水化物を、完全な、粉砕した、割った、ミルした 、ロールした、押し出した、ペレット化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出し た又はその他の加工した形態で含む。改質されたでんぷんは、入れる場合には、 高湿分物質の少なくとも約０．０１重量％を構成するのが好ましい。 高湿分物質は、水と成分の組合せとの混合物から形成し、成分の組合せは混合 物からの高湿分物質の形成を可能にしかつあるとすれば、栄養規格を満足する。 高湿分物質の調製は、選定する成分に応じて、混合物を加熱することを加えて必 要とし得る。一実施態様では、混合物は、でんぷんを含有し、でんぷんグラニュ ールが破壊しかつ混合物が粘稠になるまで加熱する。例えば、Ｌｅｗｉｓの米国 特許第２，５９３，５７７号を参照。別の実施態様では、高湿分物質を、ガムを 水に溶解させて含有するコロイド状溶液から形成し；ある種のガムは、コロイド 状溶液から加熱しないで高湿分物質の形成を可能にするのに対し、その他のガム は、溶液を加熱して約１８０°Ｆ（８２℃）を越える温度にすることを要する。 ガムは、高湿分物質の約０．００１〜約５重量％を構成することができるのが普 通である。この目的に使用することができるガムは、通常、適した溶媒中でゲル を生成することができる、通常コロイド状の性質を有する植物又は動物起源の高 分子量分子、例えば、海草から誘導されるアガー、アルギンやカラジーナン、ア ラビヤガム、ガッチガムやトラガカントガムのような植物滲出物、ペクチンのよ うな植物エキストラクト、グアー、ロウカストビーンのような植物種子、並びに 血漿、血清アルブミン、卵アルブミン、キトシンやゼラチンのような動物滲出物 である。その他のガムは、アミロースやアミロペクチン及びバクテリア起源のガ ムを含む。例えば、米国特許第５，２１７，７４０号を参照。なお別の実施態様 では、カルボキシメチルセルロース、リグニン、又はリグニン誘導体のようなゲ ル化助剤を水に溶解して、冷却する際にゲルを形成するコロイド状溶液を形成す る。 高湿分物質の成分を混合しかつ加熱（必要ならば）した後に、その物質を現場 でゲルを形成させ、バルク形態で貯蔵するために別の容器又はコンテナに移して も、或は動物への簡便な給飼を可能にする形状及びサイズでキャストしてもよい 。好適な実施態様では、混合物を、例えば高湿分物質を約２５〜約１，０００キ ログラム入れるドラム又は変形し得るプラスチックのようなコンテナに移しても よい。 家禽の孵化したばかりの動物に施すために、ゲル化された高湿分物質は、孵化 したばかりの動物に高湿分物質をつっつくことによって割れさせることを可能に するテキスチャーを有するのが好ましい；すなわち、高湿分物質は、孵化したば かりの動物のつっつきが、高湿分物質を割れ又は砕けさせて消費可能なフラグメ ントにするように十分に軟質である。しかし、高湿分物質は、一旦割れてフラグ メントにされるたら、家禽の孵化したばかりのひなの羽毛又はうぶ毛に付着しな いのが好ましい。加えて、高湿分物質は、裸眼に見ることができる粒子を含むこ とが好適である。そのような粒子は、例えばコーンや大豆のような粉砕されたグ レーンや種子のような粉砕された成分、及び白米の典型的なグレーンのサイズ（ すなわち、約１ｍｍ）を越えないその他の粒子を含む。 高湿分物質を即座に動物に供給しない場合には、微生物増殖に対して安定化さ せるのが好ましい。すなわち、安定化された高湿分物質は、室温において少なく とも約８週の期間シールして貯蔵する場合に、微生物の増殖の徴候を示さない。 高湿分物質は、例えば滅菌することにより、メチルパラベン又は溶媒和物のよう な微生物増殖抑制剤を加えることにより、又は高湿分物質が形成される混合物の ｐＨを調整することによって安定化させてもよい。高湿分物質は、混合物のｐＨ を酸によって調整して約３〜約４の範囲内のｐＨにするのが好ましく、約３〜約 ３．５の範囲内のｐＨにするのが一層好ましい。そのような酸は、低分子カルボ ン酸であり、鎖長Ｃ₂〜Ｃ₁₀を有するものが好ましく、鎖長Ｃ₂〜Ｃ₇を有するも のが一層好ましく、鎖長Ｃ₂〜Ｃ₅を有するものが最も好ましい。有用なカルボン 酸の例は、くえん酸、プロピオン酸、やフマル酸を含む。リン酸も用いることが できる。プロピオン酸は、本高湿分物質の約０．５〜約１重量％の量で存在 させることができ；くえん酸及びフマル酸は、高湿分物質の約０．７〜約２重量 ％の量で存在させることができる。 高湿分物質は種々のやり方で動物に供給してよい。例えば、給飼のために必要 とされる量を、高湿分物質が入れられているユニット、コンテナ又は容器からく み出し、スライスし又はその他の方法で取り出してユニット形態で動物に移送し てもよい。しかし、労力を減らすために、高湿分物質をポンプ輸送又は圧縮しか つ開口を押し通させることによって、固体のユニット投与量をバルク物質から発 生させもよい。生成した物質は、本明細書中で押出物と呼び、バルク物質と実質 的に同じ量の水を含有する高湿分物質の形態になる。一実施態様では、高湿分物 質を圧縮可能なコンテナに入れ、これを圧縮して高湿分物質をダイを通してかつ それが動物によって消費されることができる場所に流れさせてもよい。高湿分物 質を動物に提供する前に、高湿分物質を熱不安定な又はその他の成分と組み合わ せるのが好適になり得る例がいくつかあり；これらの例では、熱不安定な成分を 室温で又は室温近くで高湿分物質に加え、次いで混合物全体を再混合した後に、 分割してユニット投与量にする。別法として、熱不安定な物質をユニット投与量 の高湿分物質にスプレーしてもよい。しかし、何にしても、押出工程は、高湿分 物質に有意の量の水又は所望のテキスチャーを失わさせるべきでない。すなわち 、押出物は、押出物の重量を基準にして、少なくとも約４０重量％の水、好まし くは少なくとも約５０重量％の水、一層好ましくは約５０〜約８５重量％の水、 最も好ましくは約６０〜約８０重量％の水を含有すべきであり、加えて、押出物 は、孵化したばかりの動物のつっつきが、高湿分物質を割れ又は砕けさせて消費 可能なフラグメントにするように十分に軟質にすべきである。 本発明の高湿分物質は、たんぱく質を少なくとも約５％含有する場合に、シネ レシスに耐える。高湿分物質は、長期の給飼のようないくつかの用途について、 栄養価を増大させるために、たんぱく質のようなアミノ酸源、アミノ酸、アミノ 酸のプリカーサー又は類似体、及びそれらの混合物を少なくとも約７重量％含む のが好ましく、少なくとも約１０重量％含むのが一層好ましい。加えて、高湿分 物質中の全消化性炭水化物対全アミノ酸源の重量比は、それぞれ約０．６：１〜 ３：１であるのが好適である。アミノ酸の例は、メチオニン、トリプトファン、 トレオニン、アルギニンやリシンのような必須アミノ酸である。アミノ酸プリカ ーサーの例は、例えばＮｏｖｕｓ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ（ミズーリ、セ ントルイス）により登録商標Ａｌｉｍｅｔでの２−ヒドロキシ−４−（メチルチ オ）ブタン酸固体、及び２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸のカルシ ウムやナトリウム塩のような塩である。たんぱく質の例は、下記を含む：酵母、 藻類又はバクテリアからのもののような単細胞たんぱく質もしくはたんぱく質の 水解物；ヘモグロビン、ミオシン、血漿、又はその他の血清たんぱく質、コラー ゲン、カゼイン、アルブミン又はケラチンのような単離された動物のたんぱく質 、ペプチドもしくはたんぱく質の水解物；ミルク、血液、ホエー、血粉、肉粉、 羽毛粉、魚粉、肉及び骨粉、家禽残滓、家禽副生物かす、孵化場副生物、卵残滓 、卵白、卵黄、及び殻の無い卵のような複合たんぱく質又はたんぱく質の水解物 ；大豆粉、単離された大豆たんぱく質、小麦たんぱく質、小麦胚、ディスティラ ーズ（ｄｉｓｔｉｌｌｅｒｓ）グレーン及びグルテンのような植物たんぱく質又 はたんぱく質の水解物。 所定の用途について好適とは言えないが、脂肪もまた高湿分物質中に比較的に 少ない割合で入れてもよい。従って、適した高湿分物質は、水を少なくとも約５ ０重量％及び脂肪を約５重量％以下で、好ましくは約４重量％以下で含む。適し た脂肪は、下記を含む：リノール酸のような脂肪酸；ひまわり、紅花、大豆、ピ ーナッツ、カノラ、コーン、菜種、オリーブ、亜麻の種子やパーム核のような単 離された植物油；綿実、ピーナッツ、菜種、パームかすやナッツかすのような脂 肪かす；及び卵黄、ラード、バター、家禽脂肪、タロウや魚油のような動物起源 の脂肪。 本明細書中に開示する種々のプロセスは、特定の用途に応じて異なるタイプの 高湿分物質を用いることができる。これらの高湿分物質は、下記を含有すること ができる： 水約５０〜約８０重量％； 炭水化物少なくとも約１０重量％；並びに 下記からなる群より選ぶ部材： たんぱく質少なくとも約５重量％、 アミノ酸、アミノ酸プリカーサー、アミノ酸類似体、又はこれらの組合せ少な くとも約７重量％、 たんぱく質少なくとも約５重量％と、アミノ酸、アミノ酸プリカーサー、アミ ノ酸類似体、又はこれらの組合せ少なくとも約７重量％との組合せ、 少なくとも約１０重量％のたんぱく質、アミノ酸、アミノ酸プリカーサー、及 びアミノ酸類似体の組合せ、及び たんぱく質少なくとも約１０重量％。 これらの高湿分物質における炭水化物対種々の窒素含有部材の比は、約１：１ 〜３：１の範囲にすることができる。 高湿分物質がアミノ酸、アミノ酸プリカーサー、アミノ酸類似体、又はこれら の組合せ少なくとも約７重量％、もしくは少なくとも約１０重量％のたんぱく質 、アミノ酸、アミノ酸プリカーサー、及びアミノ酸類似体の組合せを含有する場 合に、高湿分物質は、またでんぷん、ガム、又はこれらの組合せも含有すること ができる。でんぷんは、未改質のでんぷん又は未改質のでんぷんと改質されたで んぷんとの組合せにすることができる。でんぷんが未改質のでんぷんである場合 、それを少なくとも約１０重量％の量で存在させることができる。でんぷんが未 改質のでんぷんと改質されたでんぷんとの組合せである場合、改質されたでんぷ んを少なくとも約０．０１重量％の量で存在させることができる。ガムを用いる 場合、ガムは約０．００１〜約５重量％の量で存在させることができる。 孵化したばかりの動物に高湿分物質中に存在し得る脂肪を一層有効に利用させ る或は孵化したばかりの動物に卵黄ベースの脂質やたんぱく質を一層有効に利用 させるために、高湿分物質は、下記を含有してもよい：胆汁酸塩、コレステロー ル、界面活性剤、乳化剤、ミセル、又はリパーゼ、アミラーゼ、マルターゼ、ペ プシン、トリプシンのような酵素、又は消化系において普通に見出されるその他 の酵素、又は典型的には消化系において見出されないが、有用な活性を有するケ ラチナーセのような酵素。消化助剤の濃度は、用途に依存することになるが、大 概、乾燥物質の約０．０１〜約５重量％にする。 高湿分物質は、ビタミンやミネラルを加えて含有してよい。ビタミン添加剤は 、例えばビタミンＡ、Ｂ１２、ビオチン、コリン、フォラシン、ナイアシン、パ ントテン酸、ピリドキシン、リボフラビン、チアミン、Ｃ、Ｄ、２５−ヒドロキ シ Ｄ、Ｅ、及びＫから選ぶことができる。ミネラル添加剤は、例えばカルシウ ム、リン（ＩＩＩ）、セレン、塩素、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、銅 、沃素、鉄、マンガン及びクロムピンコリネートから選ぶことができる。ビタミ ン及びミネラルの濃度は、用途に依存することになるが、乾燥物質の約０．０１ 〜約５重量％にするのが普通である。 バクテリア、酵母又はかび調剤は、一般にプロビオティック又は直接供給微生 物と呼ばれ、動物の飼料に経口に投与又は加えられて家禽やその他の動物の消化 管ミクロフローラ／ミクロビオタを変更するような種々の利点をもたらしてきた 。使用が許可されているそれらの微生物添加剤は、Ｔｈｅ Ｍｉｌｌｅｒ Ｐｕ ｂｌｉｓｈｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ（ミネソタ、ミネトンカ）にＴｈｅ Ａｎｉ ｍａｌ Ｈｅａｌｔｈ Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅが協力して出版したｔｈｅ ａｎｎ ｕａｌ Ｆｅｅｄ Ａｄｄｉｔｉｖｅ Ｃｏｍｐｅｎｄｉｕｍ及びＴｈｅ Ｍｉ ｌｌｅｒ Ｐｕｂｌｉｓｈｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙが出版したＤｉｒｅｃｔ−ｆ ｅｄ Ｍｉｃｒｏｂｉａｌ，Ｅｎｚｙｍｅ ａｎｄ Ｆｏｒａｇｅ Ａｄｄｉｔ ｉｖｅ Ｃｏｍｐｅｎｄｉｕｍにおいて身元が明らかにされている。許可された 直接供給微生物の中に、乳酸バクテリアの菌株、特に下記の属において分類され るものがある：Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ、Ｌａｃｔｏｃｏｃｃｕｓ、及びＥ ｎｔｅｒｏｃｏｃｃｕｓ。これらの中に、下記の種が含まれる：Ｌａｃｔｏｂａ ｃｉｌｌｕｓ ｒｅｕｔｅｒｉ、Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ ａｃｉｄｏｐｈ ｉｌｕｓ、Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ ｂｕｌｇａｒｉｃｕｓ、Ｌａｃｔｏｂ ａｃｉｌｌｕｓ ｐｌａｎｔａｒｕｍ、Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ ｃａｓｅ ｉ、Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ ｌａｃｔｉｓ、Ｌａｃｔｏｃｏｃｃｕｓ ｌ ａｃｔｉｓ、Ｌａｃｔｏｃｏｃｃｕｓ ｔｈｅｒｍｏｐｈｉｌｕｓ、Ｌａｃｔｏ ｃｏｃｃｕｓ ｄｉａｃｅｔｙｌａｃｔｉｓ，及びＥｎｔｅｒｏｃｏｃｃｕｓ ｆａｅｃｉｕｍ。これらの乳酸バクテリアに加えて、Ｂａｃｉｌｌｕｓの内のい くつかの種（Ｂａｃｉｌｌｕｓ ｓｕｂｔｉｌｓ及びＢａｃｉｌｌｕｓ ｔｏｙ ｏｉのような）、Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓの内のいくつかの種（Ｓｔｒｅｐ ｔｏｃｏｃｃｕｓ ｆａｅｃｉｕｍのような）、並びに酵母及びかび（Ｓａｃｃ ｈａｒｏｍｙｃｅｓ ｃｅｒｅｖｉｓｉａｅ、Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓ ｏｒｙ ｚａｅ、及びＴｏｒｕｌｏｐｓｉｓ ｓｐ．のような）もまた直接供給微生物と して用いられてきた。 従って、本発明の高湿分物質は、直接供給微生物を家禽やその他の動物に投与 するためのビヒクルとして用いてもよい。高湿分物質は、この目的に用いる場合 、動物のためになる十分なコロニー形成単位の酵母又はバクテリアを含有すべき である。通常、直接供給微生物として用いる高湿分物質は、組成物１グラム当り 、バクテリアのコロニー形成単位を少なくとも約１０²、好ましくは約１０⁴、一 層好ましくは約１０⁶又は酵母のコロニー形成単位を少なくとも約１０、好まし くは約１０²、一層好ましくは約１０⁴含有すべきである。酵母又はバクテリアを 高湿分物質中に入れた後に凝固しても或は高湿分物質が凝固した後に、酵母又は バクテリアを高湿分物質上又は中に付着させてもよい。高湿分物質は、動物の消 化管ミクロフローラ／ミクロビオタを変更する又はその他の利点を動物に提供す るために、いつでも供給してよいが、高湿分物質は、直接供給微生物を消化管に おける優勢のフローラ又は培地として確立し、それにより潜在病原を除くために 、家禽に孵化した後できるだけ直ぐに供給するのが好ましい。 高湿分物質は、更に、種々のその他の物質を家禽やその他の動物に出すための ビヒクルとして用いてもよい。高湿分物質は、例えば下記のようなペプチドを含 有してもよい：表皮細胞成長因子、形質転換成長因子、顆粒細胞−マクロファー ジコロニー刺激因子、エリスロポイエチン、ボンベシン、線維芽細胞成長因子、 ケラチノサイト成長因子、神経発育因子、血管内皮成長因子、ボウバイン又はそ の他のソマトトロポンもしくはインシュリン様成長因子（ＩＧＦ−Ｉ又はＩＧＦ −ＩＩ）。高湿分物質は、また、エストロゲン、グルココルチコイド、インシュ リン、グルカゴン、ガストリン、カリシトニン又はソマトトロボンのようなステ ロイド又はポリペプチドホルモンも含有してよい。高湿分物質は、更に、バシト ラシン、ＢＭＤ（バシトラシンメチレンジサリチレート）、リンコマイシン、又 はバージニアマイシンのような動物飼料における使用が許可された抗生物質或は その他の治療薬剤を含有してよい。高湿分物質は、また、更に、下記も含有して よい：エトキシクイン（ｅｔｈｏｘｙｑｕｉｎ）、トコフェロール、ＢＨＴ（ブ チル化ヒドロキシトルエン）、ＢＨＡ（ブチル化ヒドロキシアニソール）、ビタ ミンＣ又はグルタチオンのような天然又は合成の酸化防止剤；レセプター、トラ ンスファー因子、キレート化剤もしくは栄養素又はその他の生物活性化合物の放 出速度を変える錯生成剤；サイトカイン、ワクチン及びその他のイムノモジュレ ーター、イムノグロブリン、アンチゲン、キルド細胞、弱毒化菌株、毒素、アジ ュバント又はワクチンのような免疫活性剤；或は食品着色、グリット、蠣殻、完 全種子又はグレーンのような嗜孔改質剤。 本発明の高湿分物質の栄養規格を満足する配合物は、例えば下記の成分ミック ス（高湿分物質の非水性フラクションの重量を基準にする）から調製することが できる： 大豆粉 ５８％ 乾燥卵白 ８％ コーンでんぷん ４％ コーンミール ３０％ Ａｌｉｍｅｔ ０．５％ プロピオン酸 ０．５％ くえん酸でｐＨ３．５〜４にする。 これらの成分（及び随意に本明細書中に記載するその他の添加剤の内の一種又は それ以上）を含有する高湿分物質は、成分をドライミックスし、温水（８０℃） を加えかつ濡れた成分を、温度をでんぷんゲル化温度よりも高くに保ちながら、 少なくとも１分間急速に混合することによって造ることができる。その混合物を 、次いで撹拌及びプレスして皿、シリンダー、モールド、もしくはその他の容器 又はコンテナにする。 高湿分物質は、家禽スターターダイエット配合物から調製してもよいが、その ような簡単な混合物は、自由水の逸散を容易に可能にし、かかる自由水の逸散は 有害になる可能性がある。孵化したばかりのひなは、放出される水分によって濡 らされる結果、蒸発冷却を被るばかりでなく、不十分な水分を含有する高湿分物 質を苦労して消費することになる。加えて、水分の損失は、高湿分物質のテキス チャーの相当の変化を引き起こし、高湿分物質を、孵化したばかりのひながつっ つくことによって割りかつ消費することができる物質から堅い又は「革のよう」 であって鳥に受け入れられない物質に変え得た。従って、高湿分物質は、初期水 分含量少なくとも約４０重量％の水を有しかつ高湿分物質は、それがひなに提供 されている条件下でその水に実質的にすべてを保持することが好適である。高湿 分物質は、温度８０℃及び相対湿度７０％に２４時間暴露させる場合に、その水 含量の少なくとも約８０％を保持するのが一層好ましく、その水含量の少なくと も約９０％を保持するのが最も好ましい。高湿分物質の保水容量を向上させるた めに、保湿剤、ガム、たんぱく質又はその他の成分を配合物に入れてよい。 同様に、酵素、胆汁酸塩又は界面活性剤（これらに限定しない）を配合物に加 えることによって、成分の消化率を向上させることができる。同様に、選定した マイクロ成分、ミネラル、微生物、成長プロモータント、ホルモン、Ｅ₂のよう なプロスタグランジンもしくは消化系の消化酵素活性、栄養吸収又は成熟の増進 を全体として助成するその他の因子を加えることによって、総括性能を向上させ てもよい。 高度に利用可能なたんぱく質源は、大概、加水分解された家禽たんぱく質、加 水分解されたカゼイン、又はペプトンを含む。対照して、副生物かす又は植物た んぱく質のような利用されにくいたんぱく質源は、プロテアーゼ又は消化率を増 大させるためにプロテアーゼを分泌する微生物のような因子と組み合わせて供給 してもよい。同様に、グルコースのような炭水化物を高い利用可能性のために選 んでよく、もしくは粉砕コーン又はじゃがいもでんぷんのような一層複雑な源に 酵素を補っても又は利用可能性を増大させるためにゲル化を施してもよい。飽和 脂肪の消化率は、リパーゼ、胆汁酸塩又は界面活性剤を加えることによって向上 させることができる。これより、配合物は、高度に利用可能な成分又は添加剤も しくは極めて若い鳥において利用されにくい成分の消化を向上させる取り扱い方 法のいずれかを含むことになる。成分は、半固体又は固体の形態で施されること になる。 加えて、若鳥の消化系は、タロウのような所定の成分を、成熟した鳥と同じ効 率で用いることができないことが立証された（Ｆｒｅｄｄｅ等、Ｆａｃｔｏｒｓ Ａｆｆｅｃｔｉｎｇ ｔｈｅ Ａｂｓｏｒｂａｂｉｌｉｔｙ ｏｆ Ｃｅｒｔ ａｉｎ Ｄｉｅｔａｒｙ Ｆａｔｓ ｉｎ ｔｈｅ Ｃｈｉｃｋ，Ｊ．Ｎｕｔｒ ｉｔｉｏｎ、７０巻、４４７〜４５２頁（１９６０）；Ｇｏｍｅｚ等、Ｔｈｅ Ｕｓｅ ｏｆ Ｂｉｌｅ Ｓａｌｔｓ ｔｏ Ｉｍｐｒｏｖｅ Ａｂｓｏｒｐｉ ｔｉｏｎ ｏｆ Ｔａｌｌｏｗ ｉｎ Ｃｈｉｃｋｓ，Ｏｎｅ ｔｏ Ｔｈｒｅ ｅ Ｗｅｅｋｓ ｏｆ Ａｇｅ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、５５巻、２ １８９〜２１９５頁（１９７６）；Ｐｏｌｉｎ等、Ｔｈｅ Ｅｆｆｅｃｔ ｏｆ Ｂｉｌｅ Ａｃｉｄｓ ａｎｄ Ｌｉｐａｓｅ ｏｎ Ａｂｓｏｒｐｉｔｉｏ ｎ ｏｆ Ｔａｌｌｏｗ ｉｎ Ｙｏｕｎｇ Ｃｈｉｃｋｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、５９巻、２７３８〜２７４３頁（１９８０）；Ｓｅｌｌ等、Ｉ ｎｆｌｕｅｎｃｅ ｏｆ Ａｇｅ ｏｎ Ｕｔｉｌｉｚａｔｉｏｎ ｏｆ Ｓｕ ｐｐｌｅｍｅｎｔａｌ Ｆａｔｓ ｂｙ Ｙｏｕｎｇ Ｔｕｒｋｅｙｓ，Ｐｏｕ ｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、６５巻、５４６〜５５４頁（１９８６））。消化の 向上に伴う固体発生変化は、下記を含む：膵臓及び腸酵素のレベルの増大（Ｋｒ ｏｇｄａｈｌ、Ｉｎｆｌｕｅｎｃｅ ｏｆ Ａｇｅ ｏｎ Ｌｉｐａｓｅ，Ａｍ ｙｌａｓｅ，ａｎｄ Ｐｒｏｔｅａｓｅ Ａｃｔｉｖｉｔｉｅｓ ｉｎ Ｐａｎ ｃｒｅａｔｉｃ Ｔｉｓｓｕｅ ａｎｄ Ｉｎｔｅｓｔｉｎａｌ Ｃｏｎｔｅｎ ｔｓ ｏｆ Ｙｏｕｎｇ Ｔｕｒｋｅｙｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、 ６８巻、１５６１〜１５６８頁（１９８９）；Ｓｅｌｌ等、Ｉｎｔｅｓｔｉｎａ ｌ Ｄｉｓａｃｃｈａｒｉｄａｓｅｓ ｏｆ Ｙｏｕｎｇ Ｔｕｒｋｅｙｓ：Ｔ ｅｍｐｏｒａｌ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ ａｎｄ Ｉｎｆｌｕｅｎｃｅ ｏｆ Ｄｉｅｔ Ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、６８ 巻、２６５〜２７７頁（１９８９）；Ｎｏｙ等、Ｄｉｇｅｓｔｉｏｎ ａｎｄＡ ｂｓｏｒｐｉｔｉｏｎ ｉｎ ｔｈｅ Ｙｏｕｎｇ Ｃｈｉｃｋ，Ｐｏｕｌｔｒ ｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、７４巻、３６６〜３７３頁（１９８５））、吸収のための 総括腸表面積（Ｎｉｔｓａｎ等、Ｇｒｏｗｔｈ ａｎｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎ ｔ ｏｆ ｔｈｅ Ｄｉｇｅｓｔｉｖｅ Ｏｒｇａｎｓ ａｎｄ Ｓｏｍｅ Ｅｎｚｙｍｅｓ ｉｎ Ｂｒｏｉｌｅｒ Ｃｈｉｃｋｓ Ａｆｔｅｒ Ｈａｔｃ ｈｉｎｇ，Ｂｒｉｔｉｓｈ Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、３２巻、５１５ 〜５２３頁（１９９１）；Ｎｉｔｓａｎ等、Ｏｒｇａｎ Ｇｒｏｗｔｈ Ｄｉｇ ｅｓｔｉｖｅ Ｅｎｚｙｍｅｓ Ｌｅｖｅｌｓ ｔｏ Ｆｉｆｔｅｅｎ Ｄａｙ ｓ ｏｆ Ａｇｅ ｉｎ Ｌｉｎｅｓ ｏｆ Ｃｈｉｃｋｅｎｓ Ｄｉｆｆｅｒ ｉｎｇ ｉｎ Ｂｏｄｙ Ｗｅｉｇｈｔ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、７ ０巻、２０４０〜２０４８頁（１９９１）；Ｓｅｌｌ等、Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎ ｔａｌ Ｐａｔｔｅｒｎｓ ｏｆ Ｓｅｌｅｃｔｅｄ Ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓ ｔｉｃｓ ｏｆ ｔｈｅ Ｇａｓｔｒｏｉｎｔｅｓｔｉｎａｌ Ｔｒａｃｔ ｏ ｆ Ｙｏｕｎｇ Ｔｕｒｋｅｙｓ，Ｐｏｕｌｔｒｙ Ｓｃｉｅｎｃｅ、７０巻、 １２００〜１２０５頁（１９９１））、及び栄養トランスポーターの変化（Ｓｈ ｅｈａｔａ等、Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ ｏｆ Ｂｒｕｓｈ−Ｂｏｒｄｅｒ Ｍ ｅｍｂｒａｎｅ Ｈｅｘｏｓｅ Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ Ｓｙｓｔｅｍ ｉｎ Ｃ ｈｉｃｋ Ｊｅｊｕｎｕｍ，Ａｍ．Ｊ．Ｐｈｙｓｉｏｌ、２４０巻、Ｇ１０２〜 Ｇ１０８頁（１９８１）；Ｂｕｄｄｉｎｇｔｏｎ等、Ｏｎｔｏｇｅｎｅｔｉｃ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ ｏｆ Ｉｎｔｅｓｔｉｎａｌ Ｎｕｔｒｉｅｎｔ Ｔ ｒａｎｓｐｏｒｔｅｓ，Ａｎｎｕ．Ｒｅｖ．Ｐｈｙｓｉｏｌ．、５１巻、６０１ 〜６１９頁（１９８９）；Ｍｏｒｅｔｏ等、Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ ｏｆ Ｌ−Ｐ ｒｏｌｉｎｅ ａｎｄ α−Ｍｅｔｈｙｌ−Ｄ−Ｇｌｕｃｏｓｉｄｅ ｂｙ Ｃ ｈｉｃｋｅｎ Ｐｒｏｘｉｍａｌ Ｃｅｃｕｍ Ｄｕｒｉｎｇ Ｄｅｖｅｌｏｐ ｍｅｎｔ，Ａｍ．Ｊ．Ｐｈｙｓｉｏｌ、２６０巻、Ｇ４５７〜Ｇ４６３頁（１９ ９１））。本発明の高湿分物質は、使用不良の成分を最少にし又は除きかつ続く 鳥性能によって評価する通りに一層高度に利用可能な成分に代える。 供給する高湿分物質の性質は、動物種、齢、温度や湿度のような環境条件、並 びに家禽の場合、事前期間の長さ、すなわち孵化後の保持期間、処理期間及び家 禽生産場への輸送において消費される全時間の関数になる。しかし、通常、齢０ 〜２日のひなには、ひな１羽当り高湿分物質少なくとも約５グラムを提供すべき であり、齢２〜３日のひなには、ひな１羽当り高湿分物質少なくとも約１０グラ ムを提供すべきであり、齢４〜７日のひなには、ひな１羽当り高湿分物質少なく とも約２０グラムまでを提供すべきである。 前述した通りに、ひなは、家禽生産場により孵化の約２日以内に置かれるのが 慣用である。この実施は、一部、孵化業者（ｈａｔｃｈｅｒ）が、孵化したばか りのひなに食物又は水を提供しないのが典型的であること及び孵化したばかりの ひなが約３日までに水及び栄養源を受けなければならず、さもないと孵化したば かりのひなが苦しむことから発展した。本発明の高湿分物質の組成物は、孵化し たばかりのひなが大きくなるにつれてそれらの変化する栄養要求を満足させるの に調節することができることから、孵化業者が、ひなを家禽生産場に一層長い期 間の間送るのを遅らせる或はひなを、水及び栄養をひなに提供することに伴う困 難の多くを経験しないで一層長い距離輸送することが実用的になり得る。すなわ ち、例えば、孵化業者は、本発明の高湿分物質をひなに、家禽生産場に輸送する 前孵化から約３〜７日の期間の間簡便に供給することができる。別法として、ひ なを孵化業者から、ひなに高湿分物質を約７日の間供給することができる中間設 備に輸送し、次いで標準の家禽生産場に輸送することができる。いずれのアプロ ーチも、家禽生産場に、孵化業者に水及び乾燥食物を供給することを負わせない でハウスを一層効率的に利用させることができる。 例１ 各々の鳥について孵化してから測定する通りのテストの開始時に齢１〜４日の 鳥、すなわち齢が１日よりも短くなくかつ齢が４日よりも長くない鳥に、アガー （アガー１．５％及び水９８．５重量％）又はアガー及び卵黄（アガー１．５％ 、卵黄１０％及び水８８．５重量％）からなる高湿分固体を供給した性能を、食 物を何も与えずかつ水を遮断した鳥に比べた。結果を表１に提示する。鳥は、初 めすべての給飼処方に関して重量を損失し、アガー単独では累積増加又は累積飼 料対増加比（「ＦＴＧ」）のいずれにおいても利点を与えなかった。アガー＋卵 黄は、６及び１３日に累積増加に与える効果を示したが、累積飼料対増加比（本 明細書中で時には累積飼料効率と言う）は、何も与えなかった鳥に比べて劣って いた。データは、また、この研究において、水和単独（アガー処理）で、卵黄を 有する又は有しない場合に、累積飼料効率利点を与えなかったことを示唆する。 累積生存能力は、いずれかの水含有混合物を供給することによって向上された。 例２ 本例では、１〜４日齢の鳥の群に、スターター飼料及び水からなる高湿分固体 を供給した。ペンに、各々の鳥が１０ｇを消費する程の高湿分固体を与えた。飼 料は、高湿分固体の２５、５０又は１００％のいずれかで存在した。表２から、 乾燥物質２５％を含有する高湿分固体は、２４時間又は４８時間のいずれか供給 した後に、最良の累積増加を与えたことが明らかである。しかし、すべての高湿 分固体は、何も与えなかった対照に比べて優れた累積増加を示したことに留意す べきである。累積飼料効率を体重差について補正した場合（ＢＷ ＦＴＧ）に、 乾燥物質２５％の高湿分固体は、再び２４時間供給しようと又は４８時間供給し ようと他に比べて優れていた。４８時間処理した後の累積飼料摂取は、鳥に何も 与えなかった場合に比べて、高湿分固体を与えた場合に、一層多かった。これは 、乾燥物質２５、５０又は１００％を含有する配合物についての場合であった。 累積生存能力データは、高湿分固体は、乾燥物質を含有するパーセンテージが大 きい程、何も与えなかった対照又は乾燥物質２５％の配合物に比べて、生存能力 が低くなることに関連されることを示唆する。 例３ 本例では、１〜４日齢の鳥の群に、ゼラチン及びＡｌｉｍｅｔ（２−ヒドロキ シ−４−（メチルチオ）ブタン酸）ベースに、コーンでんぷん又はコーンでんぷ ん及びリシンのいずれかを加えてなる高湿分固体の各々２０ｇを与えた。高湿分 固体の乾燥物質含量は約５％であり、各々の配合物についての高湿分固体の重量 を基準にした乾燥物質構成成分の各々の量は、表３に示す通りであった。コーン でんぷん、ゼラチン及びＡｌｉｍｅｔを含有する配合物は、何も与えなかった対 照及び他の２つの配合物に比べて優れた累積増加及び生存能力を示した。処理２ 及び３もまた、何も与えなかった対照に比べた場合に優れた累積飼料摂取を示し たが、配合物は、抱卵温度において液化する傾向にあり、これは抱卵及び輸送ボ ックスにおいて問題を引き起こし得る。 例４ １〜４日齢の鳥の群に、脂肪及びたんぱく質の源を含有し、脂肪の消化を助け る添加リパーゼを施した及び施こさない配合物を供給した。すべての配合物は、 コーンでんぷん、Ａｌｉｍｅｔ、リシン、胆汁酸塩、ケノデオキシコール酸を含 有した。一つの場合では、たんぱく質及び脂肪を、卵黄固体の形態で一緒に供し た。第二の場合では、家禽たんぱく質及び大豆油を使用してたんぱく質及び脂肪 を提供した。高湿分固体の乾燥物質含量は約２５％であり、各々の配合物につい ての高湿分固体の重量を基準にした乾燥物質構成成分の各々の量は、表４に示す 通りであった。表４は、すべての配合物処理において累積増加及び累積飼料効率 の向上が観測されたことを示す。リパーゼは、これらの複合脂肪源の利用可能性 を増進させないようであった。優れた初期の累積飼料摂取は、卵黄固体に添加リ パーゼを存在させないで達成された。卵黄もまた例１で使用したが、鳥の応答は 、炭水化物の源、胆汁酸塩、メチオニン源及び添加リシンの不存在でははっきり しないことに留意すべきである。 例５ １〜４日齢の鳥の群に、アガー（アガー１．５％及び水９８．５重量％）及び アガー＋直接供給微生物（アガー１．５％、水８８．５％、微生物キャリヤーを 含むＢｉｏｍａｔｅ直接供給微生物１０％）を供給し、これらに何も与えなかっ た対照に比べた。直接供給微生物（「ＤＦＭ」）は、２種のＬａｃｔｏｂａｃｉ ｌｌｉ及び２種のＢａｃｉｌｌｉからなるものであった。直接供給微生物は、Ｌ ａｃｔｏｂａｃｉｌｌｉ種の各々について物質１グラム当り２．２×１０⁸のコ ロニー形成単位及びＢａｃｉｌｌｉ種の各々について物質１グラム当り５．５× １０⁸のコロニー形成単位を含有し、鳥８羽の各々のペンは、生成物１グラムを 受けた。この処理の累積飼料効率は、アガー単独に比べて劣っていたが、累積増 加は、水及びＤＦＭの存在において明らかに増大した。従って、ＤＦＭは、利点 をいくらかそれ自体にもたらし、この効果を最適にするには、栄養を一層多く高 湿分固体に加えるべきである。 例６ 本例は、カゼイン、酵素加水分解カゼイン及びたんぱく質分解活性の源を施し たカゼインに対する１〜４日齢の孵化したばかりのひなの応答を示す。高湿分固 体は水８５％を含有し、残りの構成成は表６に示す通りであった。処理３では、 ペプシン０．６％（高湿分固体の重量を基準にして）を配合物に加え、処理４で は、たんぱく質分解酵素を分泌する微生物を加えた。すべての配合物処理は、何 も与えなかった対照に比べた場合に優れた累積増加、累積飼料効率及び生存能力 を示した。 例７ 本例では、０〜４日齢の鳥に、高湿分固体の重量を基準にして、コーンでんぷ ん（２．５％）、たんぱく質（５％）、及びグルコース（２．５％）の形態の乾 燥物質１０％からなる配合物を供給した。鳥を孵化インキュベーター内におよそ ２日及び輸送で１日の全事前配置期間にわたって処理することの可能性をテスト するために、鳥を２４、４８又は７２時間の間処理した。すべての配合物処理し た鳥は、同等の期間の間何も与えなかった鳥に比べて優れた累積増加を示した。 加えて、２４及び４８時間配合物で処理した鳥もまた優れた累積飼料効率を示し た。応答は、７２時間の点で降下するようであった。これらのデータから、乾燥 物質１０％は、若鳥の性能を２日にわたって向上させるが、第３日までに、一層 高い濃度の栄養を必要とし得ることが明らかである。配合物を供給した鳥の生存 能力は、各々の時間について、何も与えなかった対照に比べて優れていることに 留意すべきである。 例８ 本例では、何も与えない、脱水卵白、全卵又はグアー／キサンタンガムで凝固 させた配合物、又は米及びコーンの簡単なかゆを与えたひなの成長を比べた。表 ８は、種々の方法で凝固させた配合物によって影響される通りの若い鳥の性能を 示す。 処理１は、何も与えなかった対照であった。処理２及び３における配合物は、 コーンミール（１５％）、コーンでんぷん（２％）、大豆粉（１２％）及び脱水 卵白（３．６％）か又は全卵（２０％）のいずれかからなるものであった。処理 ４は、卵たんぱく質の損失を補うために大豆粉をわずかに多く（１６％）有し、 グアーガム（．３５％）とキサンタンガム（．０５％）との組合せで凝固させた 。処理５は、米（２２．５％）及びコーン（２２．５％）の簡単なかゆであった 。すべての配合物は、フマル酸（１％）、プロピオン酸（．５％）、ビタミン（ ．１％）及びミネラル（．０５％）プレミックスを含有した。 ０〜４日齢の鳥を秤量し（表８、体重０日）かつ高湿分固体１０ｇｍ／鳥１羽 で処理し又は２４時間何も与えなかった。高湿分固体を受けた鳥は、表８に表示 する４つの高湿分固体の内の一つを受けた。次いで、鳥を再び秤量し（体重１日 ）かつすべてに随意に消費するために水及びスターター飼料を供した。表８から 分かることができる通りに、何も与えなかった鳥は、初めに重量を落とし、他方 、配合物処理した鳥は、重量を維持するか又は重量を増すさえするのいずれかで あった。しかし、６日性能は、たんぱく質が一層多い配合物（２〜４）が、簡単 な米及びコーン混合物に比べて一層有利であることを示した。処理２〜４におけ る鳥の体重及び飼料効率は、共に処理５よりも優れていた。すべての鳥は、何も 与えなかった対照に比べて初期の生存能力の向上を示した。 例９ 本例では、例８に記載する種々の配合物の保水特性を、簡単な粉砕コーン及び 米のかゆに比べた。２４時間後に、水を結合させるために卵又はガムを加えた配 合物は、米及び粉砕コーンの簡単な温水スラリーに比べて水分を一層多く保持し た。これらを１〜４日齢のひなに与えた時に、混合物のいずれからも測定可能な 水は逸散しなかったが、米及び粉砕コーンのかゆを食べた鳥は、湿っぽいのが認 められた。結果を表９に提示する。 例９ａ 表９ａは、高湿分固体による水の損失が、８０℃及び湿度７０％において留ま ったことを示す。配合物１〜４は、グアーガム及びキサンタンガム（０．６〜１ ％）、大豆粉２０〜２２％並びにコーンミール約１６％を含有し、残りは水であ った。保湿剤レベルは、１ｇ（改質されたコーンでんぷん）〜５０ｇ（プロピレ ングリコール及びグリセロール）の範囲であった。配合物５及び６は、保湿剤を 含まない簡単な配合物の例として入れた。配合物５は、大豆粉２１％、燕麦１１ ％、米８．５％、残り水からなるものであった。表９ａに示す実験の前に、すべ ての配合物を室温に一晩保って混合物に水を吸収させた。保湿剤を存在させない 場合には、ガムベースのゲルは、２４時間でそれの水の１９％を失い、４８時間 後に３４％を失った。プロピレングリコール及びグリセロール保湿剤を含有する 高湿分固体は、２４時間でそれらの水の０〜１０％を失い、４８時間後に４〜１ ７％を失った。改質されたコーンでんぷんは、これらの条件下で、他の保湿剤程 に良好に働かなかった。グレーン及び米の簡単な混合物は、これらの条件下で、 最も少ない水を保持し、初めの２４時間にわたり水２４％を失い、４８時間まで にそれらの水の４７〜５３％を失った。 例１０ 本例では、大豆粉（１２％）、コーンミール（１５％）及び全卵（２０％）か 又はグアー／キサンタンガム（４％）のいずれかをフマル酸（１％）及びプロピ オン酸（．５％）で安定化させて含有する配合物からのサンプルを、微生物増殖 について簡単なコーン（２３％）及び米（２３％）混合物に比べた。すべての混 合物を、室温でシールして（サンプリングを除く）貯蔵した。プレートを飽和雰 囲気中で３７℃において３日間インキュベートした。ＭａｃＣｏｎｋｅｙアガー を入れてＥ．Ｃｏｌｉのようなグラム陰性生物の増殖を評価した。表１０から、 米及びコーン混合物は安定でなく、シールしたバッグ中に室温で貯蔵した際に、 高いレベルの微生物増殖を維持したことは明らかである。加熱手順は、ｂａｃｉ ｌｌｕｓ胞子を殺処分せず、これらは、アガー及びキサンタンガムを含有する配 合物において１日及び２日で血液アガー中に見られるコロニーの源になった。し かし、ｂａｃｉｌｌｉは、配合物それ自体中で、数が経時的に増大しなかったこ とから、増殖していなかったことは明らかである。米及びコーンかゆ中に存在す る生物は、グラム陰性かん菌、グラム陽性球菌及び酵母を含んだ。 大豆粉（１１％）、コーンミール（１５％）、コーンでんぷん（２％）、脱水 卵白（６％）で造りかつくえん酸（１％）及びプロピオン酸（．５％）で安定化 させた配合物もまた微生物に対する安定性についてテストした。サンプルを９週 間貯蔵し、血液アガー及びＭａｃＣｏｎｋｅｙアガー上でテストした際に、微生 物増殖の徴候を何ら示さなかった。サンプル上にはっきりしたかびの増殖は無く 、この期間にわたり高湿分固体からの水の分離の徴候はなかった。 例１１ 本例は、いくつかの高湿分固体の近似分析を、組成物が保持することになる（ 過剰の水を流れ出させる）程に多い水を有する米と種々のグレーンとの混合物に 比較して示す。炭化水素についての値は、差異から得る。生きている鳥を使用し た性能研究は、日齢の鳥に与えた高湿分固体中の最適なたんぱく質レベルが、１ ０〜１１％であることを示した。３３％の乾燥物質レベルを用いて、たんぱく質 １０％及び炭化水素２０％のレベルを高湿分固体中に供給すると、たんぱく質４ ％及び炭化水素３５％を含有する米及びコーン混合物に比べて一層良好な６日増 加及び飼料要求結果を生じた（例８）。１０％のたんぱく質レベルは、全グレー ン及び米をベースにした混合物又は全グレーン単独を用いて、１００％の乾燥物 質によってさえ、可能ではない。たとえ小麦（最大１５％）のようなグレーンが たんぱく質中で相対的に多いとしても、７〜８％よりも高いたんぱく質レベルは 、水５０％を含有する混合物において可能ではない。小麦と水との混合物により 、１０．５％のたんぱく質レベルは、乾燥物質７０％を要することになる。結果 を表１１に提示する。 例１２ この実験の目的は、固体２５％の組成を有する配合物における脂肪、たんぱく 質、及び炭化水素の最適な比を求めることにあった。実験のデザインを記述の目 的を満足させるために画きかつ９６ペン、４１日研究として実行した。この研究 では、１〜４日齢のひなに配合物を供給し或は４８時間何も与えなかった。結果 を図１に提示する。図１に例示する性能パラメーターは、２ｋｇブロイラーにつ いての４１日における推定の飼料要求である。応答表面モデルを、一定の生体重 に補正した飼料要求について作った。脂肪は、性能に対して大きな負の影響力を 与えるのが認められた。５％よりも多い脂肪で処理した鳥は、生体重の損失及び 飼料要求の増大を示した。この乾燥物質２５％の配合物についての最良の性能は 、たんぱく質及び炭化水素処理によって生じ、その場合、鳥は、体重補正した飼 料要求１．７２〜１．７３を示した。死亡率は、一層高いレベルのたんぱく質に よる処理について２１日で最低であり、脂肪を有意の量で含有する処理によって 最高であった。この実験からのデータは、最適の消化性炭化水素レベルが８％よ りも高いことを示す。 例１３ 七面鳥のひなの早期の死亡率は、この産業における特別の問題である。それは 、鳥が孵化と配置との間の過度に長い時間により飼料及び水を随意に摂取するこ とができないことを含む多数の要因に帰せられる。この実験では、０〜４日齢の 鳥の群に、脂肪１％未満、たんぱく質９〜１０％、及び炭化水素２２〜２３％を 含有する乾燥物質３３％の配合物を供給し或は２４時間か又は４８時間のいずれ かの間何も与えずかつ水を遮断した。乾燥物質パーセント基準で、配合物は、コ ーンミール４４％、コーンでんぷん６％、大豆粉３６％、脱水卵白１１％、フマ ル酸２％、及びプロピオン酸１．５％を含有した。全配合物のパーセンテージと して、これは、コーンミール１５％、コーンでんぷん２％、大豆粉１２％、脱水 卵白３．６％、フマル酸０．７％、及びプロピオン酸０．５％に等しいものであ った。後に、鳥に慣用の飼料配合物を与えた。図２に示す通りに、この処方での 鳥の性能は、７、１４、及び２１日の累積死亡率の差異を示し；２４時間何も与 えなかった鳥は、２４時間配合物を与えた鳥に比べて一層大きな死亡率を示した 。これは、鳥に４８時間何も与えない又は配合物を与えた場合に、更に一層悪く なった。４８時間何も与えない群では、早期の死亡率は２１日までに２０％に達 したのに対し、同じ時間にわたって配合物を与えた鳥は、この研究において最も 低い累積の２１日死亡率、すなわち１０％よりも低い死亡率を示した。 上記を見れば、発明のいくつかの目的が達成されるのが分かるものと思う。 上記の組成物及びプロセスにおいて種々の変更を、発明の範囲から逸脱しない でなし得るので、上記の記述に含有されるすべてのことは、例示として解釈され 、制限する意味で解釈されべきでないことを意図する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ０８／６４７，７１９ (32)優先日 1996年５月24日 (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ディブナー，ジューリア ジェイ. アメリカ合衆国 63141 ミズーリ，セン トルイス，マリービル センター ドライ ブ 530 (72)発明者 ナイト，クリストファー ディー. アメリカ合衆国 63141 ミズーリ，セン トルイス，マリービル センター ドライ ブ 530

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．家禽に随意に乾燥食品を食べさせる前に、家禽に高湿分物質を利用させる ことを含む家禽の健康、生存能力、累積重量増加、又は飼料要求効率を高める方 法であって、高湿分物質が、高湿分物質の重量を基準にして、水少なくとも５０ 重量％、消化性炭水化物少なくとも８重量％、及びアミノ酸源少なくとも７重量 ％を含有する方法。 ２．高湿分物質が、水５０〜８５重量％及び乾燥物質１５〜５０重量％を含有 し、家禽が孵化後３日以内の孵化したばかりのひなを含む請求項１の方法。 ３．家禽を家禽濃場に輸送する前に容器に入れ、家禽を容器に入れる前に、高 湿分物質を家禽に利用させる請求項１の方法。 ４．高湿分物質を家禽が孵化することになる卵と共に孵化インキュベーター内 に入れてることによって高湿分物質を家禽に利用させ、それにより高湿分物質を 孵化した際の家禽に利用させる請求項１の方法。 ５．高湿分物質が、孵化後５〜１０日の家禽の完全な栄養要求を欠いている請 求項１の方法。 ６．高湿分物質が、水５０〜８５重量％及び消化性炭水化物少なくとも１０重 量％を含有する請求項１の方法。 ７．高湿分物質が、加えて、脂肪、ビタミン、ミネラル、酵素、酵素補足因子 、ペプチド、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、天然又は合成の酸化防 止剤、酵母、バクテリア、嗜孔改質剤、消化助剤、免疫活性剤、又は成長プロモ ーターを含有する請求項１の方法。 ８．高湿分物質が、組成物１グラム当り、バクテリアのコロニー形成単位を少 なくとも１０²又は酵母のコロニー形成単位を少なくとも１０含む請求項１の方 法。 ９．高湿分物質が、組成物１グラム当り、乳酸バクテリアのコロニー形成単位 を少なくとも１０²含む請求項１の方法。 １０．高湿分物質が、組成物１グラム当り、Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ属の 微生物のコロニー形成単位を少なくとも１０⁴含む請求項１の方法。 １１．高湿分物質が、組成物１グラム当り、Ｂａｃｉｌｌｕｓ属の微生物のコ ロニー形成単位を少なくとも１０²含む請求項１の方法。 １２．家禽に乾燥食品を食べさせる前に、家禽に高湿分物質を利用させること を含む家禽の健康、生存能力、累積重量増加、又は飼料要求効率を高める方法で あって、高湿分物質が、水５０〜８５重量％及び乾燥物質フラクションを含有し 、 乾燥物質フラクションが栄養性炭水化物並びにたんぱく質、複合たんぱく質源 、アミノ酸、アミノ酸のプリカーサー、及びアミノ酸の類似体からなる群より選 ぶアミノ酸源を含有し、 栄養性炭水化物が高湿分物質の少なくとも約８重量％を構成する方法。 １３．更に、家禽をある場所で孵化させ、孵化したばかりのひなを成長させる ために遠隔地に輸送することを含み、高湿分物質を家禽に、家禽遠隔地に輸送し た後に、利用させる請求項１２の方法。 １４．高湿分物質を家禽が孵化することになる卵と共に孵化インキュベーター 内に入れてることによって高湿分物質を家禽に利用させ、それにより高湿分物質 を孵化した際の家禽に利用させる請求項１２の方法。 １５．高湿分物質が、水６０〜８０重量％、アミノ酸源少なくとも約７重量％ 、消化性炭水化物少なくとも約８重量％、及び脂肪５重量％以下を含有する請求 項１２の方法。 １６．家禽に乾燥食品を食べさせる前に、孵化後５日以内の孵化したばかりの ひなに高湿分物質を利用させることを含む家禽の孵化したばかりのひなの健康、 生存能力、累積重量増加、又は飼料要求効率を高める方法であって、高湿分物質 が、水５０〜８５重量％及び乾燥物質フラクションを含有し、 乾燥物質フラクションが栄養性炭水化物並びにたんぱく質、複合たんぱく質源 、アミノ酸、アミノ酸のプリカーサー、及びアミノ酸の類似体からなる群より選 ぶアミノ酸源を含有し、 栄養性炭水化物が高湿分物質の少なくとも約８重量％を構成する方法。 １７．高湿分物質を孵化後初めの３日以内の孵化したばかりのひなに利用させ る請求項１６の方法。 １８．高湿分物質を孵化後初めの２日以内の孵化したばかりのひなに利用させ る請求項１６の方法。 １９．高湿分物質が水６０〜８０重量％を含有し、炭水化物が高湿分物質の少 なくとも約１０重量％を構成する請求項１６の方法。 ２０．高湿分物質が、加えて、脂肪、ビタミン、ミネラル、酵素、酵素補足因 子、ペプチド、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、天然又は合成の酸化 防止剤、酵母、バクテリア、嗜孔改質剤、消化助剤、免疫活性剤、又は成長プロ モーターを含有する請求項１６の方法。 ２１．高湿分物質が、組成物１グラム当り、バクテリアのコロニー形成単位を 少なくとも１０²又は酵母のコロニー形成単位を少なくとも１０含む請求項１６ の方法。 ２２．高湿分物質が、組成物１グラム当り、乳酸バクテリアのコロニー形成単 位を少なくとも１０²含む請求項１６の方法。 ２３．高湿分物質が、孵化後５〜１０日の新たに孵化された家禽の完全な栄養 要求を欠いている請求項１６の方法。 ２４．家禽に乾燥食品を食べさせる前に、家禽に高湿分物質を利用させること を含む家禽に酵母又はバクテリアを接種する方法であって、高湿分物質が、下記 ： 水５０〜８５重量％、 消化性炭水化物少なくとも約８重量％、 アミノ酸源少なくとも約７重量％、及び 組成物１グラム当り、酵母のコロニー形成単位を少なくとも１０又はバクテリ アのコロニー形成単位を少なくとも１０² を含有する方法。 ２５．高湿分物質が、組成物１グラム当り、乳酸バクテリアのコロニー形成単 位を少なくとも１０⁴含有する請求項２４の方法。 ２６．高湿分物質が、組成物１グラム当り、Ｌａｃｔｏｂａｃｉｌｌｕｓ属の 微生物のコロニー形成単位を少なくとも１０⁴含む請求項２４の方法。 ２７．高湿分物質が、組成物１グラム当り、Ｂａｃｉｌｌｕｓ属の微生物のコ ロニー形成単位を少なくとも１０⁴含む請求項２４の方法。 ２８．下記： （ａ）一組の家禽の卵をインキュベーター内に、家禽が卵から孵化するまで入 れ、 （ｂ）孵化したばかりのひなを遠隔地に輸送するために容器に入れ、 （ｃ）容器内の孵化したばかりのひなを遠隔地に輸送し、及び （ｄ）孵化したばかりのひなを遠隔地に輸送する前に及び孵化したばかりのひ なに乾燥食品を食べさせる前に、高湿分物質を孵化したばかりのひなに利用させ る ことを含み、 高湿分物質が、高湿分物質の重量を基準にして、水５０〜８５重量％、消化性 炭水化物少なくとも８重量％、及びアミノ酸源少なくとも７重量％を含有する家 禽の卵を孵化する方法。 ２９．孵化したばかりのひなを輸送用容器に入れる前に、高湿分物質を孵化し たばかりのひなに利用させる請求項２８の方法。 ３０．工程（ｄ）孵化したばかりのひなが、齢５日以下である請求項２８の方 法。 ３１．家禽に随意に乾燥食品を食べさせる前に、家禽に高湿分物質を利用させ ることを含む家禽の健康、生存能力、累積重量増加、又は飼料要求効率を高める 方法であって、高湿分物質が、高湿分物質の重量を基準にして、水５０〜８５重 量％、消化性炭水化物少なくとも８重量％、アミノ酸源少なくとも７重量％、及 び脂肪５重量％以下を含有する方法。 ３２．高湿分物質が、下記： 高湿分物質の重量を基準にして、水６０〜８０重量％、消化性炭水化物少なく とも１０重量％、アミノ酸源少なくとも１０重量％、及び脂肪４重量％以下を含 有する請求項３１の方法。 ３３．高湿分物質が、下記： 高湿分物質の重量を基準にして、水６０〜８０重量％、消化性炭水化物少なく とも２０重量％、アミノ酸源少なくとも１０重量％、及び脂肪４重量％以下を含 有する請求項３１の方法。 ３４．高湿分物質が、加えて、ビタミン、ミネラル、レセプター、トランスフ ァー因子、キレート化剤、錯生成剤、嗜孔改質剤、消化助剤、ステロイド、免疫 活性剤、直接供給微生物、酵素補足因子、ペプチド、ホルモン、プロスタグラン ジン、抗生物質、天然又は合成の酸化防止剤、及び成長プロモーターからなる群 より選ぶ成分を含有する請求項３１の方法。 ３５．家禽が孵化後５日以内である請求項３１の方法。 ３６．家禽が孵化後３日以内である請求項３１の方法。 ３７．家禽が孵化後２日以内である請求項３１の方法。 ３８．下記： （ａ）一組の家禽の卵をインキュベーター内に、家禽が卵から孵化するまで入 れ、 （ｂ）孵化したばかりのひなを遠隔地に輸送するために容器に入れ、 （ｃ）容器内の孵化したばかりのひなを遠隔地に輸送し、及び （ｄ）孵化したばかりのひなを遠隔地に輸送する前に及び孵化したばかりのひ なに乾燥食品を食べさせる前に、高湿分物質を孵化したばかりのひなに利用させ る ことを含み、高湿分物質が、高湿分物質の重量を基準にして、下記： 水５０〜８５重量％、 消化性炭水化物少なくとも約８重量％、 アミノ酸源少なくとも約７重量％、及び 脂肪５重量％以下 を含有する家禽の卵を孵化する方法。 ３９．高湿分物質が、加えて、ビタミン、ミネラル、酵素、酵素補足因子、ペ プチド、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、天然又は合成の酸化防止剤 、酵母、バクテリア、嗜孔改質剤、消化助剤、免疫活性剤、及び成長プロモータ ーからなる群より選ぶ成分をを含有する請求項３８の方法。 ４０．孵化したばかりのひなに、輸送用容器に入れる前に、高湿分物質を供給 する請求項３８の方法。 ４１．工程（ｄ）孵化したばかりのひなが、齢５日以下である請求項３８の方 法。 ４２．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項６の方 法。 ４３．ガムがアルギンである請求項４２の方法。 ４４．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項１５の 方法。 ４５．ガムがアルギンである請求項４４の方法。 ４６．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項１９の 方法。 ４７．ガムがアルギンである請求項４６の方法。 ４８．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項２４の 方法。 ４９．ガムがアルギンである請求項４８の方法。 ５０．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項２８の 方法。 ５１．ガムがアルギンである請求項５０の方法。 ５２．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項３２の 方法。 ５３．ガムがアルギンである請求項５２の方法。 ５４．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項３８の 方法。 ５５．ガムがアルギンである請求項５４の方法。 ５６．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項１の方法。 ５７．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項１２の方法。 ５８．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項１６の方法。 ５９．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項２４の方法。 ６０．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項２８の方法。 ６１．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項３１の方法。 ６２．高湿分物質を家禽と共に輸送用容器に入れることによって高湿分物質を 家禽に利用させる請求項３８の方法。 ６３．家禽又はその他の動物に随意に乾燥食品を提供する前に、家禽又はその 他の動物に高湿分物質を利用させることを含む家禽又はその他の動物の健康、生 存能力、累積重量増加、又は飼料要求効率を高める方法であって、高湿分物質が 水及び乾燥物質フラクションを含み、 該高湿分物質が、該高湿分物質の重量を基準にして、水５０〜８５重量％及び 消化性炭水化物少なくとも８重量％を含有し、かつ 該高湿分物質の保水特性を、家禽の孵化したばかりのひなが高湿分物質と接触 する結果、家禽の孵化したばかりのひなを湿らせる程の量の水を放出しないよう にする方法。 ６４．該高湿分物質の重量を基準にして、水５０〜８５重量％及び消化性炭水 化物少なくとも８重量％を含む、家禽又はその他の動物の健康、生存能力、累積 重量増加、又は飼料要求効率を高めるための高湿分物質であって、該高湿分物質 の保水特性を、家禽の孵化したばかりのひなが高湿分物質と接触する結果、家禽 の孵化したばかりのひなを湿らせる程の量の自由水を放出しないようにする高湿 分物質。 ６５．水６０〜８０重量％を含む請求項６４の高湿分物質。 ６６．前記炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん 、ガム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレ ット化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態の コーン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項６４の高湿分物 質。 ６７．前記ガムを、アガー、アルギン、カラジーナン、アラビヤガム、ガッチ ガム、トラガカントガム、グアーガム、ロウカストビーンガム、及びペクチンか らなる群より選ぶ請求項６６の高湿分物質。 ６８．前記高湿分物質の乾燥物質フラクションが、更に、ビタミン、ミネラル 、酵素補足因子、成長プロモーター、レセプター、トランスファー因子、キレー ト化剤、錯生成剤、嗜孔改質剤、消化助剤、ペプチド、ホルモン、プロスタグラ ンジン、ステロイド、抗生物質、酸化防止剤、免疫活性剤、直接供給微生物、及 びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項６４の高湿分物質。 ６９．下記： 高湿分物質の重量を基準にして、水６０〜８０重量％、消化性炭水化物少なく とも８重量％、アミノ酸源少なくとも７重量％、及び脂肪５重量％以下 を含む新たに孵化された家禽又はその他の動物の成長を刺激するめの高湿分物質 であって、 該高湿分物質の保水特性を、家禽の孵化したばかりのひなが高湿分物質と接触 する結果、家禽の孵化したばかりのひなを湿らせる程の量の自由水を放出しない ようにする高湿分物質。 ７０．高湿分物質が、下記： 高湿分物質の重量を基準にして、水６０〜８０重量％、消化性炭水化物少なく とも１０重量％、アミノ酸源少なくとも１０重量％、及び脂肪４重量％以下を含 有する請求項６９の高湿分物質。 ７１．高湿分物質が、下記： 高湿分物質の重量を基準にして、水６０〜８０重量％、消化性炭水化物少なく とも２０重量％、アミノ酸源少なくとも１０重量％、及び脂肪４重量％以下を含 有する請求項６９の高湿分物質。 ７２．前記炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん 、ガム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレ ット化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態の コーン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び； 前記アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、 リシン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４− （メチルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉 粉、卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに 前記脂肪が単離された植物油である請求項６９の高湿分物質。 ７３．前記炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん 、ガム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレ ット化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態の コーン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び； 前記アミノ酸源を、血清たんぱく質、血漿、肉粉、カゼンイン、ミルク、血液 、ホエー、血粉、卵残滓、卵白、卵黄、殻の無い卵、小麦たんぱく質、小麦胚、 グルテン、血清たんぱく質の水解物、血液の水解物、卵残滓の水解物、卵白の水 解物、卵黄の水解物、殻の無い卵の水解物、及びそれらの混合物からなる群より 選び；並びに 前記脂肪が単離された植物油である請求項６９の高湿分物質。 ７４．高湿分物質が、加えて、ビタミン、ミネラル、レセプター、トランスフ ァー因子、キレート化剤、錯生成剤、嗜孔改質剤、消化助剤、ステロイド、免疫 活性剤、直接供給微生物、酵素補足因子、ペプチド、ホルモン、プロスタグラン ジン、抗生物質、天然又は合成の酸化防止剤、及び成長プロモーターからなる群 より選ぶ成分を含有する請求項請求項６９の高湿分物質。 ７５．家禽又はその他の動物に随意に乾燥食品を食べさせる前に、家禽又はそ の他の動物に高湿分物質を利用させることを含む、家禽又はその他の動物の健康 、生存能力、累積重量増加、又は飼料要求効率を高める方法であって、高湿分物 質が、高湿分物質の重量を基準にして、水５０〜８５重量％、消化性炭水化物少 なくとも８重量％、及びアミノ酸源少なくとも７重量％を含有し、 該高湿分物質の保水特性を、家禽の孵化したばかりのひなが高湿分物質と接触 する結果、家禽の孵化したばかりのひなを湿らせる程の量の自由水を放出しない ようにする方法。 ７６．炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん、ガ ム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレット 化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態のコー ン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに アミノ酸源を、メチオニン、トリプトファン、トレオニン、アルギニン、リシ ン、２−ヒドロキシ−４−（メチルチオ）ブタン酸、２−ヒドロキシ−４−（メ チルチオ）ブタン酸の塩、血清たんぱく質、カゼンイン、大豆粉、魚粉、肉粉、 卵白、卵黄、殻の無い卵、及びそれらの混合物からなる群より選ぶ請求項７５の 方法。 ７７．前記炭水化物を、コーンでんぷん、小麦でんぷん、改質コーンでんぷん 、ガム、完全な、粉砕した、割った、ミルした、ロールした、押し出した、ペレ ット化した、脱脂した、脱水した、溶媒抽出した、又はその他の加工した形態の コーン又は小麦、及びそれらの混合物からなる群より選び；並びに 前記アミノ酸源を、血清たんぱく質、血漿、肉粉、カゼンイン、ミルク、血液 、ホエー、血粉、卵残滓、卵白、卵黄、殻の無い卵、小麦たんぱく質、小麦胚、 グルテン、血清たんぱく質の水解物、血液の水解物、卵残滓の水解物、卵白の水 解物、卵黄の水解物、殻の無い卵の水解物、及びそれらの混合物からなる群より 選ぶ請求項７５の方法。 ７８．前記高湿分物質を押出物の形態で前記家禽に利用させる請求項１の方法 。 ７９．前記高湿分物質を押出物の形態で前記家禽に利用させる請求項６４又は ６９の方法。