JP6098010B2 - 家禽飼育方法 - Google Patents

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Description

本発明は、家禽飼育方法に関する。さらに詳しくは、禽舎内において肉用の家禽を飼育する家禽飼育方法に関する。
鶏、うずら、あひる、がちょう等の家禽を飼育する産業(以下、単に家禽産業という)は、日本を含み世界各国において盛んに行われており、肉用の家禽の飼育においては、効率よく家禽を成長させる方法が求められている。かかる効率を評価する指数として、プロダクションスコアが採用されている。このプロダクションスコアは、平均体重、育成率、飼料要求率および出荷日齢に基づいて、家禽の生産性を総合的に評価したものであり、とくに家禽の出荷時の平均体重と家禽の育成率が重要な要件となっている。
従来、家禽産業で行われている家禽の飼育方法は、家禽を飼育する初期において、ある程度のヒナが死亡することを前提にした飼育方法であって、生存した家禽を如何にして出荷時に所望の体重となるように飼育するかが重要視されてきた(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、鶏舎内の照明を飼育初期は明るくし、出荷時では暗くするという飼育方法が開示されている。具体的には、飼育初期において、鶏舎内の照明が、20ルクスの明るさになるように調整し、その後、出荷時までに徐々に暗くし、出荷時では2〜3ルクス程度になるように調整して鶏を飼育する飼育方法が開示されている。この方法では、家禽が頻繁に餌を摂取する状態となるように飼育できるので、短期間で家禽の体重を増加させることができ、しかも出荷時においては、照明を2〜3ルクス程度と非常に暗い状態で飼育するので、家禽の行動を抑制させてさらに体重を増加させることができる旨の記載がある。
特開2009−171866号公報
しかるに、特許文献1の飼育方法では、家禽の出荷時の平均体重については考慮されているものの、家禽の育成率については、あまり考慮されていない。つまり、特許文献1には、肥育方法についての記載はあるものの、育成率についての記載は全くないのである。しかも、特許文献1の飼育方法では、飼育初期のヒナの時期に明るい状態(つまりヒナが活発に行動できる状況)で飼育するので、適度な休息を取れないことから生じるストレス等によって生じるヒナ同士のつつき合や突発的な行動による激突死、ケガなどが多発したり、ヒナが病気等になりやすい可能性がある。このため、特許文献1の飼育方法では、出荷時の各個体の体重を所望の体重となるように飼育することができるものの、飼育初期において相当数のヒナが死亡することを前提とした飼育方法であるため、育成成績が低い、つまり、高いプロダクションスコアで家禽を育成することが困難である。
本発明は上記事情に鑑み、高いプロダクションスコアで家禽を育成する家禽飼育方法を提供することを目的とする。
第1発明の家禽飼育方法は、禽舎内において肉用の家禽を飼育する方法であって、前記家禽の育成期間における育成初期には、該家禽を飼育するための飼育領域に色調を調整し得るLED光源から青色光を照射することを特徴とする。
第2発明の家禽飼育方法は、禽舎内で家禽を飼育する方法であって、前記家禽の育成期間における育成初期には、該家禽を飼育するための飼育領域に青色光を照射し、前記家禽の育成期間における家禽の育成後期には、前記飼育領域に照射する光の照度が前記家禽の育成初期の照度よりも高くなるように調整することを特徴とする。
第3発明の家禽飼育方法は、第1または第2発明において、前記青色光を、前記家禽の全育成期間で照射することを特徴とする。
第4発明の家禽飼育方法は、第1または第2発明において、前記家禽の育成後期には、前記飼育領域に白色光を照射することを特徴とする。
第5発明の家禽飼育方法は、第4発明において、前記家禽の育成初期から育成後期の間の遷移期では、前記飼育領域に前記青色光と前記白色光の中間色の光を照射することを特徴とする。
第6発明の家禽飼育方法は、第1、第2、第3、第4または第5発明において、前記育成初期の前および/または前記育成初期の初期に予備期を設け、該予備期には、前記飼育領域に非青色光を照射することを特徴とする。
第7発明の家禽飼育方法は、第2発明において、前記家禽の育成後期における光の照度が、30ルクス以上であることを特徴とする。
第8発明の家禽飼育方法は、第2または第7発明において、前記家禽の育成初期おける光の照度が、15ルクス以下であることを特徴とする。
第9発明の家禽飼育方法は、第5発明において、前記遷移期における光の照度が、前記育成初期おける光の照度以上、前記育成後期における光の照度以下であることを特徴とする。
第1発明によれば、育成初期において、飼育領域に青色光を照射するので、ヒナの行動を抑制することができる。このため、ヒナの過剰で急激な行動に基づくヒナの突然死等や代謝障害等を抑制できるので、ケガや代謝障害等の病気を有しないヒナを育成でき、成長した家禽の健康状態も改善できる。
第2発明によれば、育成後期において、家禽の行動をより刺激した状態で育成するので、家禽に餌を多く摂取させることができる。
第3発明によれば、育成期間全体を通して、行動を抑制した状態で家禽を育成することができる。つまり、育成期間全体を通して、家禽の死亡率を低い状態とすることができる。言い換えれば、家禽の入雛時から出荷時までの期間を通して、育成率が高い状態で家禽を育成できるので、高いプロダクションスコアで家禽を育成することができる。
第4発明によれば、家禽を出荷する前の育成後期において、飼育領域に白色光を照射するので、家禽が興奮した状態となる。つまり、家禽を肥育する期間に家禽の行動を刺激することによって、家禽がより頻繁に餌を摂取する状況となるから、家禽の出荷時の体重をより増加させることができる。
第5発明によれば、飼育領域に照射する光を家禽の育成初期から育成後期にスムースに移行することができるので、急激な環境変化によって家禽がケガをしたり、死亡したり、一時的に摂食が激減したり、するのを抑制できる。
第6発明によれば、予備期において、飼育領域に非青色光を照射することによって、体の弱いヒナを飼育環境に慣れさすことができるので、ヒナの生存率をより向上させることができる。すると、ヒナの時期の育成率をより向上させることができる。
第7発明によれば、所望の出荷時において、家禽が確実に所望の出荷体重になるように育成できる。
第8発明によれば、ヒナの行動を抑制する照度でヒナを育成するので、ヒナの死亡率をより減少させることができ、しかも、より健康なヒナを育成することができるので、成長した家禽の健康状態もより改善できる。
第9発明によれば、育成初期から育成後期における飼育領域に照射する光の照度を、よりスムースに移行させることができるので、飼育環境をより良好な状態にできる。
本実施形態の家禽飼育方法を使用した鶏舎の概略説明図であり、(A)は鶏舎の概略断面図であり、(B)は(A)の要部拡大概略断面図である。 実験結果(育成率)を示した図である。 実験結果(プロダクションスコア)を示した図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の家禽飼育方法は、鶏舎内で家禽を飼育する方法であって、家禽を飼育するための領域(以下、単に飼育領域という)に照射する光を所定の色調に調整することによって、育成率を向上させることができ、高いプロダクションスコアで家禽を育成することができるようにしたことに特徴を有している。具体的には、ヒナの期間(以下、育成初期という)における飼育領域に青色光を照射して家禽を育成するのである。
一般的に家禽を飼育する場合、育成初期における飼育領域に照射する光は、ヒナが活発に活動し頻繁に餌を摂取することができる状況にすることが必要であると考えられていたが、本発明者らは、育成初期において、上記のごとき色の光を飼育領域に照射することによって、高いプロダクションスコアで家禽を育成することができることを発見し、本発明を完成したのである。
なお、本明細書の育成初期とは、ヒナを鶏舎内に入雛したときから初期発育が達成される時期までの飼育期間をいい、例えば、家禽としてブロイラーを育成する場合、入雛から約3週齢までの期間が育成初期に相当する。
また、育成後期とは、家禽が成長してから出荷するまでの期間をいい、具体的には、家禽が所望の出荷体重となるように家禽を太らせる期間(いわゆる肥育期間)をいう。例えば、家禽としてブロイラーを育成する場合、約5週齢から約7週齢までの期間が育成後期に相当する。
さらになお、上記育成初期と上記育成後期との間の育成期間が、特許請求の範囲の遷移期に相当し、例えば、家禽としてブロイラーを育成する場合、約3週齢から約5週齢までの期間が遷移期に相当する。
また、本明細書における育成率とは、入雛時の羽数に対する出荷時の羽数の割合を示したものであり、育成率(%)=出荷時の飼育羽数/入雛時の羽数×100で表すことができる。
さらになお、プロダクションスコアとは、平均体重、育成率、飼料要求率および出荷日齢に基づいて、家禽の生産性を総合的に評価したものであり、プロダクションスコア=(出荷時の平均体重×育成率)/(飼料要求率×出荷日齢)×100で表すことができる。つまり、このプロダクションスコアが高いほど家禽の育成成績がよく、生産性に優れていることを示している。なお、飼育要求率とは、家禽の体重を1g増加させるのに用した飼料摂取量をいう。
なお、本発明の家禽飼育方法で使用する鶏舎は、飼育領域の光を所望の光に調整することができる鶏舎であれば、とくに限定されず、例えば、壁面や天井などに窓が存在する鶏舎(いわゆる開放鶏舎)や、壁面や天井などに窓が存在しない鶏舎(いわゆるウインドレス鶏舎)を挙げることができる。
以下では、本発明の家禽飼育方法によって、開放鶏舎内でブロイラーを飼育した場合を代表例として説明する。
本発明の家禽飼育方法は、開放鶏舎内の飼育領域の上方に設置した複数の光源から飼育領域に向かって青色光を照射した状態で、ブロイラーのヒナを入雛し、かかる状況下で出荷するまでブロイラーを育成する方法である。
なお、光源は、光源から放射される光の色調を調整することができるものが好ましく、例えば、光源に設けられた複数の発光体が異なる光を発光することができるLED光源を採用すれば、光の色を所望の色に調整することができるし、後述するようにLED光源から放射される光の光量の調整がし易いので、飼育領域の明るさを所望の明るさに容易に調整することができるので、好ましい。また、使用電力も従来の白熱電球等に比べて少なくなるので、経済的観点からもLED光源を採用するのが好ましい。
以上のごとく飼育領域に青色光を照射しながらブロイラーをヒナから育成すれば、育成初期において、飼育領域に青色光を照射するので、ヒナの行動を抑制した状態で育成できる。このため、体が弱いヒナの期間において、適度な休息をとることができる飼育環境下でヒナを育成でき、過剰な行動を抑制することができるから、ヒナの死亡等を抑制できる。具体的には、ヒナが興奮するような環境下(つまり、行動を刺激するような環境下)でヒナを育成した場合、ヒナ同士でつつき合いを始めたり、突発的な行動を起こす個体が現れるが、青色光のもとでヒナを育成することによって、上記のごとき行動を起こすヒナが出現するのを抑制することができる。
しかも、ヒナの時期において、行動を抑制した状態でヒナを育成するので、過剰で急激な摂食行動をも抑制できるから、かかる行動に基づく代謝障害等の病気を有しないヒナを育成できる。このため、成長した家禽の健康状態も改善できる。
したがって、育成初期において、飼育領域に青色光を照射することによって、ヒナの行動を抑制できるので、ヒナの突然死や急激な産肉に伴う代謝障害を抑制できるので、成長した家禽の健康状態も改善できるし、ストレス下で育成した場合に比べて試料効率や増体性をも改善することができる。
また、育成初期から出荷時までの育成期間全体を通して、飼育領域に青色光を照射しながらブロイラーを育成すれば、ヒナから成長したブロイラーになり出荷するまでの全育成期間を通して、行動を抑制した状態で育成することができる。つまり、育成期間全体を通して、死亡率が低い状態でブロイラーを育成することができる。
言い換えれば、鶏舎内にブロイラーのヒナを入雛させてから出荷するまでの期間、つまり、ブロイラーを育成するときの各成長段階(育成初期、遷移期および育成後期)において、死亡率が低い状態で各期間のブロイラーを育成することができる。このため、育成期間全体を通して、育成率が高い状態でブロイラーを育成することができるので、高いプロダクションスコアでブロイラーを育成することができる。かかる理由は、以下に説明することができる。
上述したように、プロダクションスコアは、(出荷時の平均体重×育成率)/(飼料要求率×出荷日齢)×100で表すことができ、各ファクターのうち最も重要なファクターが、入雛時の羽数に対する出荷時の飼育羽数の割合を表した育成率(%)である。つまり、高いプロダクションスコアを得るためには、育成率が重要な要素となる。そして、この育成率を高い状態で維持することができれば、プロダクションスコアも高い状態で維持することができる。
したがって、本発明の家禽飼育方法を採用することによって、上記のごとく育成期間全体を通して高い育成率を維持することができるので、高いプロダクションスコアを維持しながら家禽を育成することができるからである。言い換えれば、本発明の家禽飼育方法によって、高い育成成績を維持した状態で、家禽を生産することができるのである。
しかも、上述したように、代謝障害等の病気を有しない健康なヒナを育成することによって、一般的な飼育方法(例えば、常にヒナの行動を刺激するような環境下で育成するような場合)に比べて健康状態が改善されたブロイラーを育成することができる。すると、出荷まえの肥育期間である育成後期において、ブロイラーの体重は、摂取する餌の量に相対して増加するようになる。すると、プロダクションスコアにおける、出荷時の平均体重の値を大きくすることができ、しかも、飼料要求率の値および出荷日齢の値を小さくすることができるので、より高いプロダクションスコアを維持しながら家禽を育成することができる。
なお、上記のごとき青色光は、その波長が380nm〜490nmにピーク波長を有するものであれば、上記のごとくブロイラーの行動を抑制した良好な飼育環境でブロイラーを育成することができるので、好ましい。また、上記青色光は、上記波長を含むものであればよく、かかる波長以外に黄色を有する波長や緑色を有する波長等を含む場合であってもよいのは、言うまでもない。
とくに、育成後期において、生育したブロイラーが頻繁に餌を摂取することができる状況となるように、飼育領域に照射する光を調整すれば、ブロイラーの体重を短期間に所望の体重まで増加させることができる。具体的には、育成後期における飼育領域に照射する光が、ブロイラーを興奮状態とする色調にする。言い換えれば、ブロイラーの行動を刺激するような色調にするのである。
例えば、育成後期における飼育領域に照射する光を白色光にすれば、かかる領域内のブロイラーを活発に活動させることができる。このようにブロイラーが興奮状態で餌をより多く摂取するので、ブロイラーの体重も餌の摂取量に応じて増加する。すると、短い育成後期の間にブロイラーの体重を所望の出荷体重まで増加させることができる。つまり、家禽を肥育する期間(育成後期)にブロイラーを興奮させることによって、ブロイラーがより頻繁に餌を摂取する状況となるから、ブロイラーの出荷時の体重をより増加させることができる。
したがって、上述したプロダクションスコアにおける、出荷時の平均体重の値をより大きくすることがき、しかも出荷日齢の値をより小さくすることができる。つまり、育成初期において飼育領域を青色光で照射し、育成後期において飼育領域を白色光で照射すれば、育成率を向上させることができ、かつ短期間で所望の出荷体重になるように育成できるので、より高いプロダクションスコアでブロイラーを育成することができる。言い換えれば、ブロイラーの生産において、より育成成績を向上させることができるのである。
なお、上記のごとき白色光は、その波長が上記青色光の波長(380nm〜490nmにピーク波長を有する)を含むものであれば、上記のごとくブロイラーを興奮させた状態とすることができる。
また、育成初期と育成後期との間の遷移期において、飼育領域に照射する光を、育成初期に照射する光から育成後期に照射する光に急激に変化しないように調整するのが好ましい。
例えば、育成初期に照射する光を青色光として、育成後期に照射する光を白色光とした場合、遷移期における飼育領域に照射する光が、青色光と白色光の間の中間色(例えば、水色光)となるように調整する。この場合、飼育領域の飼育環境を育成初期から育成後期にかけてスムースに移行させることができる。このため、飼育領域において、育成初期から育成後期への移行期間における急激な環境変化が生じるのを防止できるので、急激な環境変化によって家禽がケガをしたり、死亡したり、一時的に摂食が激減したり、するのを抑制できる。
すると、育成初期と育成後期で飼育領域に照射する光の色調を変化させる場合であっても、両者間の遷移期における飼育領域は、その前後の育成期間における飼育領域の光の色調にかかわらず、ストレスのない状態でブロイラーを育成することができる。つまり、上記のごとく遷移期における飼育領域に照射する光の色調を調整すれば、遷移期においても高い育成率を維持することができる。
なお、遷移期における光は、上記のごとき中間色に限定されず、育成初期に照射する光から徐々に育成後期に照射する光になるように光源から照射される光を調整してもよいのは、言うまでもない。
(LED光源について)
LED光源を使用して飼育領域に光を照射する場合、飼育領域に照射する光が所望の光となるように色調を調整することができる。具体的には、赤(R)、青(B)および緑(G)をそれぞれ発光するLED素子をそれぞれ所定の数を基板に配設したLED光源を採用することができる。なお、LED素子は、例えば、直線上または同心円状の配設形状を採用することができるが、その配列はとくに限定されない。
また、上記LED光源を使用する場合、各LED素子から発光する光を所定の割合で混合することによって白色光を調整し、かかる白色光を上述した育成後期の飼育領域に照射してもよい。具体的には、上記LED光源から照射された白色光の色温度が5000〜7000ケルビンとなるように、各LED素子から発光する光量を調整する。より具体的には、各LED素子の最大出力を10とした場合、各LED素子の出力を、青色光は4〜6、赤色光は9、緑色光は7〜9となるような出力とすればよい。
(予備期について)
また、上記例では、ブロイラーのヒナを入雛から出荷するまで育成する場合について説明したが、以下のように入雛から所定の期間(例えば、約3日間)飼育領域にヒナを慣れさすための期間(以下、予備期)を設けてもよい。かかる予備期を設けることによって、ヒナを飼育環境に慣れさすことができ、ヒナが入雛からすぐに餌や水を摂取することができるようになるから、ヒナの時期の生存率を向上させることができる。
一方、ブロイラー生産においては、死亡するブロイラーが発生する場合がある。このような個体は、家禽生産において、一定の飼料等の生産費を投入し生産したブロイラーが出荷前に死亡するという経済的損失(いわゆる食い逃げ)になる。しかし、予備期を設ければ、育成途中で死亡する固体を推定することが可能となるので、ブロイラー生産における経済的損失を抑制することができる可能性がある。
例えば、予備期において、飼育領域に非青色光である赤色光(例えば、波長が560nm〜780nmにピーク波長を有する)を照射すれば、ヒナにとって飼育領域に照射される光が青色光に比べて明るくなるので、入雛時から餌や水を摂取しやすくなる。つまり、入雛時期の早い段階でヒナを飼育環境に慣らすことができるので、ヒナの時期の生存率をより向上させることができるのである。
なお、予備期に照射する光は、上記色に限定されず、例えば、緑色(波長が490nm〜560nmにピーク波長を有する)なども採用することができる。
(照度について)
とくに、育成後期において、育成初期よりも高い照度となるように飼育領域に照射する光の照度を調整するのが、好ましい。具体的には、飼育領域に照射する光の照度が、30ルクス以上が好ましい。育成後期において、上記範囲の照度となるように飼育領域に照射する光の照度を調整すれば、ブロイラーをより興奮した状態となるように育成することができる。つまり、飼育領域が、かかる範囲の照度(つまり明るさ)となるようにすることによって、ブロイラーにより多くの餌を摂取させることができるので、所望の出荷時おいて、ブロイラーの体重を確実に所望の出荷体重となるように育成できる。
なお、上記照度は、飼育領域の床面から飼育対象とした家禽の体高と略同じ高さまたは平常時の目の高さと略同じ高さの照度を測定すれば、家禽への照度の影響を把握し易くなるので好ましい。例えば、ブロイラーの場合、床面から約200mm上方に位置する場所で照度を測定する。
例えば、育成期間全体を通して、飼育領域に青色光を照射する場合、育成後期における飼育領域に照射する青色光の照度を、上記範囲の照度に調整すれば、出荷時のブロイラーの体重をより増加させて出荷できる。すると、プロダクションスコアにおける出荷時の平均体重の値をより大きくできる。しかも、ブロイラーにより多くに餌を摂取させることができ、育成後期の期間をより短期間にすることができるので、出荷日齢の値もより小さくすることができる。
また、育成初期において、飼育領域に照射する光の照度が、15ルクス以下が好ましい。育成初期において、上記範囲の照度となるように飼育領域に照射する光の照度を調整すれば、ヒナの行動を抑制することができる照度でヒナを育成するので、ブロイラーのヒナの死亡率をより減少させることができ、しかも、より健康なヒナを育成することができるので、成長したブロイラーの健康状態もより改善できる。
さらに、遷移期における飼育領域に照射する光の照度を、上記育成初期における照度以上、上記育成後期における照度以下となるように調整すれば、育成初期から育成後期における飼育領域に照射する光の照度を、よりスムースに移行させることができるので、飼育環境をより良好な状態にできる。
例えば、育成初期の照度が約15ルクスであり、育成後期の照度が約30ルクスの場合、遷移期の照度は、約23ルクスとなるように調整する。
以上をまとめると、本発明の家禽飼育方法では、開放鶏舎内にブロイラーのヒナを入雛させ、飼育領域が所定の色調および調光となるようにLED光源から放射される光を調整する。なお、このLED光源には、複数の発光体が設けられている。複数の発光体は、それぞれ別々に調光、調色機能を有するものであるので、LED光源から放射される光を所望の色調および照度となるように調整することができるものである。
例えば、まず、予備期に赤色光(波長が約560nm〜780nmにピーク波長を有する)を照射して、入雛早期にヒナを飼育環境に慣らす。ついで、育成期間全体を通して飼育領域に青色光(波長が約380nm〜490nmにピーク波長を有する)を照射する。そして、育成初期の後の遷移期では、飼育領域に水色光が照射されるように、上記青色光に加えて緑色光(波長が約490nm〜560nmにピーク波長を有する)を照射する。そして、遷移期の後の育成後期では、飼育領域に白色光が照射されるように、上記青色光および上記緑色光に加えて赤色光(波長が約560nm〜780nmにピーク波長を有する)を照射する。また、育成初期、遷移期および育成後期の順に飼育領域に照射される光の照度が、それぞれ約15ルクス(育成初期)、約23ルクス(遷移期)そして約30ルクス(育成後期)の順になるように調整する。
なお、上記開放鶏舎は、鶏舎内の飼育領域に照射される光が、上記光源から照射される光のみの場合が好ましいが、若干の外部光が入る場合であってもよい。この場合、飼育領域に照射される光のうち、上記光源から照射される光量が外部光の光量よりも多くなるように照射する。
本発明の家禽飼育方法の有効性を確認した。
実験では、飼育領域に照射された光の色調および/または照度に基づいて以下の評価を行った。
(1)色調に基づく特性試験
(2)育成評価(生産試験)
の実験を行い本発明の有効性を確認した。
実験に使用した装置、設備および条件等は、以下のとおりである。
図1に示すように、鶏舎は、一般的なブロイラー舎を使用した。このブロイラー舎は、通路を挟むように両側に実験区が配置されたものを使用した。例えば、実験区は、その飼育領域の大きさが、間口2.0m、奥行き2.16m(飼育領域の床面積が4.32m)のものを使用した。
光源には、電球型のLED光源を作成し使用した。このLED光源は、光源を駆動する機能を有する基板を備えたものを使用した。基板は、その表面に電気的に接続された複数の発光体(LED素子(日亜化学工業株式会社製、型番:NCSR119(赤色光)、NCSB119(青色光)、NCSG119(緑色光)))が直線上に所定の間隔(約10mm)を空けて配置したものを使用した。また、基板は、LED素子が発光する光を所望の光の色となるように調整する機能(色調機能)、および所望の明るさ(照度)となるように調整する機能(調光機能)を有しているものを使用した。つまり、このLED光源は、青色(B)に緑色(G)、赤色(R)をそれぞれ順に所定の割合で追加することによって、LED光源から照射される光の色を所望の色(色調)に調整することができるものを使用した。
なお、隣接する一の実験区の光が他の実験区の飼育領域に影響を及ぼす可能性がある場合、LED光源を覆うように設けられた拡散防止カバーを備えた電球型のLED光源を使用してもよい。かかる電球型のLED光源を使用すれば、他の飼育領域に光が拡散するのを防止することができるので、飼育領域に照射した光だけを考慮した結果を得ることができる。また、この拡散防止カバーは、その内面に反射材を設けたものを使用すれば、所望の白色光を調整し易くなる。
色調を変化させない白色光を放射させるLED光源の場合、白色光だけを放射するLED素子を所定の数、基板に配設したものを使用してもよい。
なお、色調を変更可能なLED光源を使用する場合、青色光、赤色光および緑色光をそれぞれ放出する各LED発光素子の最大出力を10とした場合、各LED素子の出力を、青色光は5、赤色光は9、緑色光は9となるような出力すれば、色温度が6500ケルビンとなる白色光を調整することができる。
また、照度が暗い白色光の場合には、上記色をそれぞれの5%、9%および9%混合し、明るい白色光の場合には、上記色を50%、90%および90%混合し調整したものを使用することができる。
なお、照度は、光源の直下、飼育領域における床上約200mmの位置の照度を照度計(コニカミノルタセンシング株式会社製、型番:T−10)を使用して測定した。
また、光源は、図1に示すように、
配設高さH:飼育領域の床面上方約1.4m、
配設個数:飼育領域の飼育面積約4m当たり1個、
となるように、各飼育領域に配設した。
飼育領域への光の照射時間は、
入雛〜3週齢においては、
点灯時間:0時〜9時、16時30分〜23時
消灯時間:9時〜16時30分、23時〜0時
3週齢〜7週齢においては、
点灯時間:3時〜9時、16時30分〜23時
消灯時間:9時〜16時30分、23時〜3時
となるように、点灯時間および消灯時間を調整した。
なお、(1)色調に基づく特性試験では、上記入雛〜3週齢の照射時間を入雛〜2週齢とし、3週齢〜7週齢の照射時間を2〜6週齢とした。
なお、入雛から3週齢までのヒナの羽が抜け替わるまでの期間を育成初期、3週齢から5週齢までの期間を遷移期、そして5週齢から7週齢までの間を育成後期とした。
実験に使用した供試鶏は、ブロイラー(チャンキー種)(以下、単にブロイラーという)を使用した。
プロダクションスコアは、(計測時の平均体重×育成率)/(飼料要求率×計測時日齢)×100として算出した。
ここで、育成率(%)は、計測時の飼育羽数/入雛時の羽数×100として算出した。また、飼料要求率は、ブロイラーの体重を1g増加させるために用した飼料量として算出した。
(1)色調に基づく特性試験
本発明の飼育領域に照射する青色光が、他の色(赤色光、緑色光および白色光)の光と比較して育成率が高い状態でブロイラーを育成することができることを確認した。具体的には、光の三原色のうち、青色光を飼育領域に照射することによって、へい死が少ない状態でブロイラーを育成することができることを確認できた。
実験に使用したブロイラー舎は、通路を挟んで南側と北側にそれぞれ4区画(光の三原色+白色)の飼育領域に分けた。各飼育領域は、その飼育床面積が4.32mであったので、LED光源を各飼育領域に1個設置した。
各飼育領域は、飼育領域に照射する光によってそれぞれ青色LED区、赤色LED区、緑色LED区および白色LED区とした。
各実験区における飼育領域に照射した光の波長は、それぞれ青色LED区(380nm〜490nmにピーク波長を有する青色光)、赤色LED区(560nm〜780nmにピーク波長を有する赤色光)、緑色LED区(490nm〜560nmにピーク波長を有する緑色光)および白色LED区とした。なお、白色LED区のLED光源は、白色LED素子を使用した。このときの白色LED素子の色温度が5、000ケルビン〜7、000ケルビンとなるように調整した。
なお、実験では、育成期間を一般的なブロイラーの出荷体重を満たすことができた6週間とした。
なお、各実験区での飼育羽数は、ブロイラー密度が約10〜15羽/m(出荷時)となるように飼育領域内にブロイラーのヒナを入れた(入雛した)。
例えば、南側と北側にそれぞれ1区画づつ実験区を配置し、南側の実験区の飼育領域には、ブロイラーを50羽(オス25羽、メス25羽)、北側の実験区の飼育領域には、ブロイラーを52羽(オス26羽、メス26羽)それぞれ入雛した。
(I)育成率について
各色調における週齢毎の死亡羽数を表1に示した。
表1に示すように、青色光は、出荷週齢に相当する6週齢の育成率が、他の色(赤色光、緑色光および白色光)に比べて高くなることが確認できた。
とくに、0週齢(入雛)から3週齢であるヒナの時期(育成初期)において、青色光を飼育領域に照射した場合には死亡したブロイラーはゼロであったが、他の色では週齢にかかわらずブロイラーが死亡することが確認された。
つまり、表1の実験結果から、飼育領域に青色光を照射すれば、上記他の色を照射した場合に比べて、高い育成率でブロイラーを育成することができることが確認できた。
とくに、飼育領域に青色光を照射することによって、入雛から3週齢の飼育環境に対してとくに敏感なヒナの時期(育成初期)において、100%の確率でヒナが死亡するのを防止できることが確認できた。
このことは、飼育領域に青色光を照射することによって、育成初期に高い育成率でヒナを育成することができることが推認された。
また、3週齢以降の期間、つまり、ブロイラーが成長した以降の期間においても、飼育領域に青色光を照射すれば、他の色を照射する場合と比較して、高い育成率を維持することができることが確認できた。言い換えれば、育成期間全体を通して、高い育成率を維持することができることが確認できた。
このことは、育成初期において、飼育領域に青色光を照射することによって、ヒナの行動を抑制することができるので、過剰で急激な摂食行動に基づく突然死や代謝障害を抑制でき、健康な状態のブロイラーを育成することができるということが推認された。
一方、上記他の色を飼育領域に照射することによって、死亡数のうち全体の半数または半数以上が育成初期に死亡することが確認できた。また、育成初期以降の期間においても、週齢にかかわらずブロイラーが死亡することが確認できた。
このことは、ストレスに対して敏感なヒナの時期である育成初期において、上記他の色を飼育領域に照射することによって、何らかのストレスをヒナに与えたものと推認された。そして、このような環境下でヒナを育成した場合、代謝障害等を有する状態で育成することにもなるので、育成初期以降の期間においても、週齢にかかわらずブロイラーが死亡したものと推認された。
(II)平均体重について
各色調における週齢毎の平均体重を表2に示した。
表2に示すように、青色光は、ブロイラーのヒナの平均体重が、育成初期までは上記他の色と比較して優位または同等に増加しているが、以降の期間では、平均体重の変化率が他の色に比べて、鈍化していることが確認できた。つまり、上記(I)で確認されたヒナに対して行動を抑制する青色光を飼育領域に照射することによって、育成初期において、ヒナの平均体重を順調に増加さることができることが確認できた。
一方、育成初期以降の期間おいては、上記(I)で確認されたヒナに対して上記他の色を飼育領域に照射することによって、青色光を照射する場合と比較して、平均体重を増加させることができることが確認できた。とくに、白色光を飼育領域に照射することによって、ブロイラーの平均体重をより増加させることができることが確認できた。つまり、育成初期以降(とくに後期)では、ブロイラーを青色以外の他色光下で育成し、餌を多く摂取させることによって、出荷体重を向上できることが確認できた。
以上の結果から、飼育領域に青色光を照射することによって、ブロイラーの行動を抑制できる飼育環境を作成することができることが確認できた。
この結果、とくに、体の弱いヒナの時期(育成初期)においては、100%の育成率でヒナを育成することができたことが確認できた。つまり、飼育領域に青色光を照射することによって、健康なヒナを育成することができることが確認できた。
一方、育成後期のブロイラーは、むしろ他色光下で育成し、餌を多く摂取させることによって、平均体重を増加できることが確認できた。
したがって、育成初期において、飼育領域に青色光を照射することによって、健康なヒナを育成することができ、かかるヒナが成長すれば、多少のストレスに対しても抵抗力を有するブロイラーを育成することができることが推認された。
言い換えれば、飼育領域に青色光を照射することによって、成長段階で過剰で急激な摂食行動が原因と考えられるブロイラーの死亡を抑制できることが確認できた。つまり、一定の飼料等の生産費を投入したブロイラーが出荷前に死亡する経済的損失を抑制できることが推認された。
一方、ブロイラーが健康的に成長した以降の育成後期においては、逆にブロイラーの行動を促進(刺激)する他色光で育成することによって、平均体重をより増加できることが推認された。
(2)育成評価(生産試験)
上述した特性試験の結果から、本発明の家禽飼育方法を使用することによって、高い育成成績でブロイラーの生産が可能であることが推認できた。つまり、飼育領域に青色光を照射し、ブロイラーの行動(具体的には、摂食行動)を抑制することによって、健康なブロイラーを育成することができ、育成後期においては、他色光で行動(摂食行動)を促進(刺激)することによって、餌を多く摂取させ、出荷時の平均体重を増加させることが可能であることが推認できた。
かかる特性試験の結果に基づいて、以下の育成評価(生産試験)を行った。
飼育領域において、育成初期に青色光を照射し、育成後期に白色光を照射することによって、育成期間全体を通して高い育成率を維持し、かつ出荷時のブロイラーの平均体重をより増加させることができる否かについて検証した。言い換えれば、本発明の家禽飼育方法を使用することによって、高いプロダクションスコアでブロイラーを生産できるか否かを検証した。その結果、育成初期の飼育領域に青色光を照射し、育成後期の飼育領域に白色光を照射することによって、高いプロダクションスコアでブロイラーを生産できることを確認した。
実験に使用したブロイラー舎、LED光源、照明点灯時間および供試鶏は上述した(1)特性試験で使用した条件と同様のものを使用した。
実験では、白色光を照射する白色LED区(色温度が5、000ケルビン〜7、000ケルビン)、青色光から白色光に色調を変化させた青→白色LED区I(青色光:380nm〜490nmにピーク波長を有する青色光、白色光:380nm〜490nmにピーク波長を有する青色光と、490nm〜560nmにピーク波長を有する緑色光と、560nm〜780nmにピーク波長を有する赤色光とを混合した光)、青色光から白色光に色調を変化させた青→白色LED区II(上記白色LED区Iと同じになるように調整した光)および青色光から中間色の水色光そして白色光に色調を変化させた青→水色→白色LED区(青色光:380nm〜490nmにピーク波長を有する青色光、水色光:380nm〜490nmにピーク波長を有する青色光と490nm〜560nmにピーク波長を有する緑色光を混合した光、白色光:上記白色LED区Iと同じになるように調整した白色光)とした。
なお、白色LED区のLED光源は、白色LED素子を使用した。
また、実験では、育成期間を一般的なブロイラー生産における育成期間と同様に7週間とした。
LED光源の色調のタイミングおよび飼育領域における照度を表3に示した。
表3に示したように、
(A)白色LED区は、0〜7週齢まで略同じ照度(30ルクス)、
(B)青→白色LED区Iは、0〜3週齢を青色光(約15ルクス)、3〜4週齢を白色光(暗)(約15ルクス)、4〜5週齢を白色光(中間)(約23ルクス)そして5〜7週齢を白色光(明)(30ルクス)、
(C)青→白色LED区IIは、0〜4週齢を青色光(約15ルクス)、4〜5週齢前半を白色光(暗)(約15ルクス)、4〜5週齢後半を白色光(中間)(約23ルクス)そして5〜7週齢を白色光(明)(30ルクス)。
(D)青→水色→白色LED区は、0〜3週齢を青色光(約15ルクス)、3〜5週齢を水色光(約23ルクス)そして5〜7週齢を白色光(明)(30ルクス)、
となるようにそれぞれの実験区の飼育領域における照度を調整した。
表4および図2は育成率の結果を、表5は平均体重の結果を、表6は飼料要求率の結果を、表7および図3はプロダクションスコアに基いた育成成績の結果を、それぞれ示しものである。
表4および図2に示すように、飼育領域に照射する光を、育成初期においてはブロイラーに対して行動を抑制する青色光を照射するとともに、育成後期においてはブロイラーに対して行動を促進する白色光を照射しても、育成期間全体を通して高い育成率を維持できることが確認できた。つまり、飼育領域の光を、育成初期では摂食行動を抑制し、育成後期では摂食行動を刺激することによって、育成期間全体を通して高い育成率を維持できることが確認できたのである。
とくに、育成後期において、各実験区の飼育環境はほぼ同じ条件であるにもかかわらず、青→白色LED区I、青→白色LED区IIおよび青→水色→白色LED区は、白色LED区と比較して、高い育成率でブロイラーを生産することができることが確認できた。
また、育成初期の青色光から育成後期の白色光への遷移期における飼育環境の色調および/または照度を育成初期と育成後期の中間になるように調整することによって、ブロイラーに対して急激な環境変化を生じさせない状況にできたことが確認できた。言い換えれば、育成初期から育成後期に掛けた遷移期は、光の切り替えをゆるやかに移行させることによって、鶏に対するストレスが少なく、高い育成率を維持でき、かつ育成後期において餌をより多く摂取させることができる飼育環境を作成できた。このことは、表5の平均体重の結果からも確認することができる。
表5に示すように、遷移期における飼育領域に照射する光を、育成初期と育成後期の中間の状態となるように調整することによって、出荷時(7週齢)の平均体重を白色光だけを照射したLED区と比較して、より重いブロイラーが生産することができることが確認できた。
なお、各実験区での週齢毎の飼料要求率を表6に示した。
表6に示すように、出荷時(7週齢)において、遷移期における飼育領域に照射する光を、育成初期と育成後期の中間の状態となるように調整することによって、白色光だけを照射した白色LED区と比較して飼料要求率を低減できる、つまり、飼料効率をも向上できることが確認できた。
以上の育成成績の総合評価を表7および図3に示した。
表7および図3に示すように、育成成績の総合評価は、プロダクションスコアに基づいて算出した。
表7および図3に示すように、行動を抑制する飼育環境下から行動を促進する飼育環境、つまり、摂食行動を抑制した状態から摂食行動を刺激した状態となるように、飼育領域に照射する光の色調および/または照度を適正に調整することによって、高いプロダクションスコアでブロイラーが生産することができたことが確認できた。
以上の結果から、本発明の家禽飼育方法を使用することによって、育成期間全体を通じて高い育成率でブロイラーを育成することができ、しかもより平均体重が重いブロイラーを生産することができることが確認できた。言い換えれば、本発明の家禽飼育方法を使用することによって、健康なブロイラーを育成することができたことが確認できた。
つまり、本発明の家禽飼育方法を使用することによって、より生産効率が高いブロイラーの育成を行うことが可能であることが確認できた。例えば、従来よりも高密度でブロイラーを育成した場合であっても、高いプロダクションスコアでブロイラーが生産することができることが可能性を有することが確認できた。
本発明の家禽飼育方法は、鶏、うずら、あひる、がちょう等の家禽を飼育する禽舎内において家禽を育成するのに適している。

Claims (9)

  1. 禽舎内で肉用の家禽を飼育する方法であって、
    前記家禽の育成期間における育成初期には、
    該家禽を飼育するための飼育領域に色調を調整し得るLED光源から青色光を照射する
    ことを特徴とする家禽飼育方法。
  2. 禽舎内で家禽を飼育する方法であって、
    前記家禽の育成期間における育成初期には、
    該家禽を飼育するための飼育領域に青色光を照射し、
    前記家禽の育成期間における家禽の育成後期には、
    前記飼育領域に照射する光の照度が前記家禽の育成初期の照度よりも高くなるように調整する
    ことを特徴とする家禽飼育方法。
  3. 前記青色光を、
    前記家禽の全育成期間で照射する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の家禽飼育方法。
  4. 前記家禽の育成期間における育成後期には、
    前記飼育領域に白色光を照射する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の家禽飼育方法。
  5. 前記家禽の育成初期から育成後期の間の遷移期では、
    前記飼育領域に前記青色光と前記白色光の中間色の光を照射する
    ことを特徴とする請求項4記載の家禽飼育方法。
  6. 前記育成初期の前および/または前記育成初期の初期に予備期を設け、
    該予備期には、前記飼育領域に非青色光を照射する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の家禽飼育方法。
  7. 前記家禽の育成後期における光の照度が、30ルクス以上である
    ことを特徴とする請求項2記載の家禽飼育方法。
  8. 前記家禽の育成初期おける光の照度が、15ルクス以下である
    ことを特徴とする請求項2または6記載の家禽飼育方法。
  9. 前記遷移期における光の照度が、
    前記育成初期おける光の照度以上、前記育成後期における光の照度以下である
    ことを特徴とする請求項5記載の家禽飼育方法。
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