JP6649763B2 - 家禽飼育方法、家禽飼育システムおよび鶏舎における照明管理システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1の技術では、鶏の育成状況に応じて、飼育場所に照射する光の照度を調整することが開示されている。
また、特許文献2の技術では、鶏の育成状況に応じて、飼育場所に照射する光の波長を調整することが開示されている。
また、本発明は、鶏の飼育に適した光環境を提供できる家禽飼育システムおよび鶏舎における照明管理システムを提供することを目的とする。
第1発明の家禽飼育方法は、鶏舎内において家禽を飼育する方法であって、一日の間に、家禽の活動を活発にする光を飼育領域に照射する活動期間から家禽の活動を抑制する光を飼育領域に照射する安息期間に切り替える、および/または、前記安息期間から前記活動期間に切り替える、飼育日を設けることを特徴とする。
第2発明の家禽飼育方法は、第1発明において、前記安息期間に飼育領域に照射する光は、照射する光の波長および/または照度を前記活動期間に照射する光から変更したものであることを特徴とする。
第3発明の家禽飼育方法は、第1または第2発明において、前記安息期間に飼育領域に照射する光の照度は、前記活動期間の照度の80%以下となるように調整されていることを特徴とする。
第4発明の家禽飼育方法は、第1、第2または第3発明において、飼育領域に照射する光を変化させる際に、照射する光の波長および/または照度を徐々に変化させる遷移期間を設けることを特徴とする。
第5発明の家禽飼育方法は、第1、第2、第3または第4発明において、前記安息期間に、光を照射しないまたは家禽の活動を抑制する光よりも照度を落とした光を照射する休息期間を設けることを特徴とする。
第6発明の家禽飼育方法は、第1、第2、第3、第4または第5発明において、前記活動期間は白色光を照射し、前記安息期間では青色光を照射することを特徴とする。
第7発明の家禽飼育方法は、第1、第2、第3、第4、第5または第6発明において、安息期間と活動期間の比が、3:1〜1:3であることを特徴とする。
第8発明の家禽飼育方法は、第1、第2、第3、第4、第5、第6または第7発明において、活動期間と安息期間を合せた光照射時間を、家禽の成育状況および/または季節に応じて調整することを特徴とする。
(鶏舎における照明管理システム)
第9発明の鶏舎における照明管理システムは、家禽を飼育する領域に照射する光を調整する照明管理システムであって、飼育領域に光を照射する光照射手段と、該光照射手段の作動を制御する制御手段と、を備えており、前記光照射手段が、家禽の活動を活発にする光と家禽の活動を抑制する光と、を照射し得るものであり、前記制御手段は、一日の間に、両光を切り換えて飼育領域に照射するように前記光照射手段の作動を制御する機能を有していることを特徴とする。
第10発明の鶏舎における照明管理システムは、第9発明において、前記制御手段は、家禽の活動を抑制する光として、家禽の活動を活発にする光に対して照射する光の波長および/または照度を変更した光を照射するように光照射手段の作動を制御する機能を有していることを特徴とする。
第11発明の鶏舎における照明管理システムは、第9または第10発明において、前記制御手段は、家禽の活動を抑制する光の照度が、家禽の活動を活発にする光の照度の80%以下となるように光照射手段光照射手段の作動を制御する機能を有していることを特徴とする。
第12発明の鶏舎における照明管理システムは、第9、第10または第11発明において、前記制御手段は、飼育領域に照射する光を変化させる際に、飼育領域に照射する光の波長および/または照度が徐々に変化するように、光照射手段の作動を制御する機能を有していることを特徴とする。
第13発明の鶏舎における照明管理システムは、第9、第10、第11または第12発明において、前記制御手段は、家禽の活動を抑制する光を照射している期間に、光を照射しないまたは家禽の活動を抑制する光よりも照度を落とした光を照射する期間が形成されるように、光照射手段の作動を制御する機能を有していることを特徴とする。
第14発明の鶏舎における照明管理システムは、第9、第10、第11、第12または第13発明において、前記光照射手段が、飼育領域に照射される光が白色光となるように光を放出する機能と、飼育領域に照射される光が青色光となるように光を放出する機能と、を有していることを特徴とする。
第15発明の鶏舎における照明管理システムは、第9、第10、第11、第12、第13または第14発明において、前記光照射手段は、家禽の活動を活発にする光を照射する時間と家禽の活動を抑制する光を照射する時間の比が、3:1〜1:3となるように制御されていることを特徴とする。
第16発明の鶏舎における照明管理システムは、第9、第10、第11、第12、第13、第14または第15発明において、前記制御手段は、家禽の活動を活発にする光を照射する期間と家禽の活動を抑制する光を照射する期間を合せた光照射時間を、家禽の成育状況および/または季節に応じて調整する機能を有していることを特徴とする。
(家禽飼育システム)
第17発明の家禽飼育システムは、家禽を飼育する家禽飼育システムであって、家禽を飼育する飼育領域が設けられた鶏舎と、該鶏舎の飼育領域に照射する光を制御する、第9、第10、第11、第12、第13、第14、第15または第16発明の照明管理システムと、を備えていることを特徴とする。
第1発明によれば、一日の間に活動期間と安息期間を切り替える飼育日を設けているので、常時家禽の活動を活発にする光が照射される場合に比べて、家禽の成長を促進させることができる。
第2、第3発明によれば、家禽のストレスを低減でき、家禽を健全に成長させることができる。
第4、第5発明によれば、光に起因する家禽のストレスを抑えることができる。
第6、第7発明によれば、家禽のストレスを低減でき、家禽を健全に成長させることができる。
第8発明によれば、家禽の成育状況に応じた光の環境とするので、家禽の成長を促すとともに健全に成長させることができる。
(鶏舎における照明管理システム)
第9発明によれば、光照射手段が家禽の活動を活発にする光と家禽の活動を抑制する光を飼育領域に照射できる。したがって、制御手段によって光照射手段を制御して、一日の間に両光を切り換えて飼育領域に照射する飼育日を設ければ、家禽の成長を促進させることができる。
第10、第11発明によれば、家禽のストレスを低減でき、家禽を健全に成長させることができる。
第12、第13発明によれば、光に起因する家禽のストレスを抑えることができる。
第14発明によれば、飼育領域に照射される光を白色光と青色光で切り換えれば、家禽のストレスを低減でき、家禽を健全に成長させることができる。
第15発明によれば、家禽のストレスを低減でき、家禽を健全に成長させることができる。
第16発明によれば、家禽の成育状況に応じた光環境とするので、家禽の成長を促すとともに健全に成長させることができる。
(家禽飼育システム)
第17発明によれば、照明管理システムによって、鶏舎の飼育領域に、光照射手段から家禽の活動を活発にする光と家禽の活動を抑制する光を照射できる。したがって、一日の間に両光を切り換えて飼育領域に照射する飼育日を設ければ、家禽の成長を促進させることができる。
本発明の家禽飼育方法は、鶏舎内で食肉用の家禽(肉用鶏)を飼育する方法であって、家禽を飼育するための領域(以下、単に飼育領域という)に照射する光の状態を調整することによって、家禽の成長を促進させることができるようにしたことに特徴を有している。
まず、肉用鶏を鶏舎内で飼育する場合における、一般的な育成期間について説明する。
つぎに、本発明の家禽飼育方法に使用される家禽飼育システムの一例を説明する。
図1に示すように、本発明の家禽飼育方法に使用される家禽飼育システム(以下、単に家禽飼育システムという)は、鶏舎1と、照明管理システム10と、を備えている。
以上のような照明管理システム10を有する鶏舎1において、本実施形態の家禽飼育方法を実施する場合を説明する。
上記例では、安息期間と活動期間が同じ長さである場合を説明した。しかし、両期間の割合は、鶏の成育状況や飼育環境(季節や周囲の気温等)に応じて、適宜変更してもよい。例えば、安息期間と活動期間の比は、3:1〜1:3となるように調整することが可能である。
また、安息期間や活動期間の長さも、鶏の育成期間において一定でなくてもよい。鶏の成育状況や飼育環境(季節や周囲の気温等)に応じて、適宜変更してもよい。例えば、育成初期における「安息期間」を育成後期における「安息期間」よりも長くしてもよい。この場合には、初期成育を抑制させることで鶏をより健康に飼育できる効果が得られる。また、育成初期における「安息期間」を育成後期における「安息期間」よりも短くしてもよい。この場合には、育成初期から後期までの増体を促す効果が得られる。
なお、上記例では、安息期間の間、青色光が常時照射されている場合を説明した。しかし、安息期間において、光を照射しない休息期間(以下では暗期という場合がある)を設けてもよい。つまり、休息期間では、光照射手段11を消灯して完全に光を飼育領域BAに照射しないようにする。この場合、鶏Fが受けるストレスをより一層低減できるので、鶏Fの健全な成育を実現させやすくなる。
また、活動期間から安息期間に切り替える際、および、安息期間から活動期間に切り替える際には、飼育領域に照射する光の波長および/または照度を徐々に変化させる遷移期間を設けるようにすることが望ましい。飼育領域に照射する光の波長および/または照度が急激に変化すると、鶏Fはストレスを感じて緊張状態になる場合があるが、飼育領域に照射する光の波長および/または照度を徐々に変化させれば、かかるストレスを受けることを防ぐことができる。
もちろん、安息期間の中間に休息期間を設ける場合にも、かかる遷移期間を設けることが望ましい。例えば、休息期間(または安息期間)の終了約2〜10分前から安息期間(または休息期間)の光の波長や照度になるようにしてもよい。また、休息期間の開始時までは安息期間の光の波長や照度を維持し、休息期間になってから光の波長や照度を変化させてもよいし、休息期間の終了後から光の波長や照度を変化させるようにしてもよい。
上記例では、安息期間に照射される光として、活動期間に照射される光から照度を落とした青色光を一例として示した。しかし、安息期間に照射される光は、青色光に限られず、活動期間よりも鶏Fの活動を抑制する効果が得られる光であればよい。例えば、安息期間に照射される光は、水色光のような光であってもよい。
例えば、育成初期の安息期間には青色光を飼育領域BAに照射し、活動期間には白色光を飼育領域BAに照射する場合であれば、安息期間の照度は、活動期間の照度と同等程度であっても、鶏Fの活動を抑制する効果を得ることができる。
また、育成後期の安息期間には水色光を飼育領域BAに照射し、活動期間には白色光を飼育領域BAに照射する場合であれば、安息期間の照度は、活動期間の照度と同等またはそれ以上の照度であってもよい。この場合でも、育成後期の増体性を高める効果が得られる。
また、本明細書において、白色光とは、飼育領域BAに照射された光を視認したときに白色に見える光であればよい。
さらに、本明細書において、水色光とは、飼育領域BAに照射された光を視認したときに水色に見える光であればよい。例えば、波長が380nm〜490nmと490nm〜590nmの間にそれぞれピーク波長を有する光を所定の割合で含んでいれば、視認したときに水色に見える光となる。もちろん、水色光も、上述した青色光と同様に、視認したときに水色に見えるようになっていれば、上記範囲にピーク波長を含む光以外の光を含んでいてもよい。例えば、上記範囲にピーク波長を有する波長の光以外に、赤色に見える波長の光等を含んでいてもよい。
上述したように、安息期間では、活動期間に飼育領域BAに照射される光よりも照度を落としているが、その照度はとくに限定されない。例えば、活動期間に飼育領域BAに照射される光の照度の80%以下、好ましくは70%以下、さらに好ましくは50%以下とすることが望ましい。
なお、本明細書における照度とは、例えば、光照射手段11の発光体の直下約1.5mの高さにおける鶏の飼育領域の照度や、飼育領域BAで飼育をしている鶏Fの頭(目線)の位置における照度を意味している。前者の場合、光照射手段11の高さによって飼育されている鶏Fが受ける光の状態が異なってくる。しかし、光照射手段11は、通常、飼育領域の床面から1〜2m程度高さ(図1のH)に設置される。すると、前者の照度を測定する高さと、後者の照度を測定する高さにそれほど大きな差は生じない(せいぜい数十cm程度である)。
光照射手段11は、赤、緑、青(RGB)の三色の光をそれぞれ放出できる発光体を有する光源を使用することが望ましい。かかる発光体を有していれば、発光体の作動を制御することによって、飼育領域BAに照射される光を種々の色に調整できる。例えば、全ての発光体から光を照射してその強度を調整すれば、飼育領域BAに照射される光を白色光にできる。また、青色の発光体からのみ光を照射すれば、飼育領域BAに照射される光を青色光にできる。さらに、緑と青の発光体から光を照射してその強度を調整すれば、飼育領域BAに照射される光を水色光にすることも可能である。
0〜21日齢の期間は23時〜24時、22〜49日齢の期間は23時〜3時に暗期を設定し、対照群は、1〜49日齢まで、暗期を除き終日白色光を照射した環境で飼育した。
一方、試験群は、対照群と同様の暗期を設け、21日齢までは、6時〜18時までは白色光下で飼育し(活動期間)、その後の暗期を除く時間帯は青色光で飼育した(安息期間)。そして、22日齢から49日齢までは、6時〜18時までは白色光下(活動期間)、その後の暗期を除く時間帯は水色光下(安息期間)で飼育した。
その後、対照群、試験群で飼育された鶏について、体重、ムネ肉重量、及びモモ肉重量を比較した。
また、試験群では、青色光および水色光を切り換えることができるLED光源を自作して使用した。つまり、RGBの発光体を有する電球型のLED光源を自作し使用した。RGBの発光体は、発光体の作動を制御する機能を有する基板に設けて、その作動を制御した。具体的には、LED素子が発光する光を所望の光の波長となるように調整する機能(色調機能)と所望の明るさ(照度)となるように調整する機能(調光機能)を有する基板を作成した。この基板に、複数の発光体(LED素子(日亜化学工業株式会社製、型番:NCSR119(赤色光)、NCSG119(緑色光)、NCSB119(青色光)))を略三角形状に配置したものを1セットとし、このセット5つを同一円周上に所定の間隔を空けて配置したものを光源として使用した。本実験では、このLED光源において、赤色(R)緑色(G)、青色(B)の各発光体の出力を調整して、照射される光の波長を所望の色(色調)に調整した。
図2に示すように、飼育された鶏の体重、ムネ肉重量、及びモモ肉重量は、対照群に比べて試験群において増加した。このことから、安息期間(青色光または水色光の照射期間)を設けることによって、鶏の成長が促進することが示唆された。
実験では、1日齢のブロイラー雄ヒナ(ROSS308)48羽を体重が等しくなるよう2群(対照群、試験群)に分けて飼育し、鶏の活動を比較した。13日齢から14日齢の間の24時間に渡り、鶏の行動を録画し、2時間おきに5分間当たりに移動した鶏の羽数を測定し、移動回数の平均値を群間で比較した。
図3に示すように、試験群では、対照群に比べて、白色光から青色光に切り替える時間を中心に移動回数が減少した。このことから、安息期間を設けて、安息期間に青色光を照射することによって、鶏の行動が鎮静化することが示唆された。
そこで、実際に肉用鶏の飼育に使用されている鶏舎において、安息期間を設けた場合に、鶏の生産にどのような影響が生じるかを確認した。
出荷時の平均体重は、出荷される鶏が載せられているトラックを1台ずつ計量しトラック重量、カゴ風袋を引いて、各トラックにおける出荷される鶏の総重量を求めた。そして、その総重量を各トラックに乗せている羽数で除して、各トラックにおける鶏の平均体重を算出した。その上で、各トラックにおける鶏の平均体重から、対照群、試験群の出荷される鶏の平均体重を求めた。
一方、試験群では、白色光、青色光および水色光を切り替えることができるLED光源を自作し使用した。なお、このLED光源から白色光を照射する場合には、青色発光体の出力を25%、緑色発光体の出力を45%、赤色発光体の出力を55%とした。なお、青色光と水色光については実施例1と同じ出力とした。
つまり、0〜21日齢の期間は23時〜24時、22〜49日齢の期間は23時〜3時に暗期を設定し、対照群(図4(B))では、暗期を除き終日白色光を照射した環境で飼育した。
一方、試験群(図4(A))では、対照群と同様の暗期を設け、21日齢までは、6時〜18時までは白色光下で飼育し(活動期間)、その後の暗期を除く時間帯は青色光で飼育した(安息期間)。そして、22日齢から49日齢までは、6時〜18時までは白色光下(活動期間)、その後の暗期を除く時間帯は水色光下(安息期間)で飼育した。
10 照明管理システム
11 光照射手段
15 制御手段
BA 飼育領域
F 鶏
Claims (17)
- 鶏舎内において家禽を飼育する方法であって、
一日の間に、家禽の活動を活発にする光を飼育領域に照射する活動期間から家禽の活動を抑制する光を飼育領域に照射する安息期間および/または前記安息期間から前記活動期間に切り替える飼育日を設ける
ことを特徴とする家禽飼育方法。 - 前記安息期間に飼育領域に照射する光は、
照射する光の波長および/または照度を前記活動期間に照射する光から変更したものである
ことを特徴とする請求項1記載の家禽飼育方法。 - 前記安息期間に飼育領域に照射する光の照度は、
前記活動期間の照度の80%以下となるように調整されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の家禽飼育方法。 - 飼育領域に照射する光を変化させる際に、照射する光の波長および/または照度を徐々に変化させる遷移期間を設ける
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の家禽飼育方法。 - 前記安息期間に、光を照射しないまたは家禽の活動を抑制する光よりも照度を落とした光を照射する休息期間を設ける
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の家禽飼育方法。 - 前記活動期間は白色光を照射し、前記安息期間では青色光を照射する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の家禽飼育方法。 - 安息期間と活動期間の比が、3:1〜1:3である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の家禽飼育方法。 - 前記活動期間と安息期間を合せた光照射時間を、家禽の成育状況および/または季節に応じて調整する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載の家禽飼育方法。 - 家禽を飼育する領域に照射する光を調整する照明管理システムであって、
飼育領域に光を照射する光照射手段と、
該光照射手段の作動を制御する制御手段と、を備えており、
前記光照射手段が、
家禽の活動を活発にする光と、家禽の活動を抑制する光と、を照射し得るものであり、
前記制御手段は、
一日の間に、両光を切り換えて飼育領域に照射するように前記光照射手段の作動を制御する機能を有している
ことを特徴とする鶏舎における照明管理システム。 - 前記制御手段は、
家禽の活動を抑制する光として、家禽の活動を活発にする光に対して照射する光の波長および/または照度を変更した光を照射するように光照射手段の作動を制御する機能を有している
ことを特徴とする請求項9記載の鶏舎における照明管理システム。 - 前記制御手段は、
家禽の活動を抑制する光の照度が、家禽の活動を活発にする光の照度の80%以下となるように光照射手段の作動を制御する機能を有している
ことを特徴とする請求項9または10記載の鶏舎における照明管理システム。 - 前記制御手段は、
飼育領域に照射する光を変化させる際に、飼育領域に照射する光の波長および/または照度が徐々に変化するように、光照射手段の作動を制御する機能を有している
ことを特徴とする請求項9、10または11記載の鶏舎における照明管理システム。 - 前記制御手段は、
家禽の活動を抑制する光を照射している期間に、光を照射しないまたは家禽の活動を抑制する光よりも照度を落とした光を照射する期間が形成されるように、光照射手段の作動を制御する機能を有している
ことを特徴とする請求項9、10、11または12記載の鶏舎における照明管理システム。 - 前記光照射手段が、
飼育領域に照射される光が白色光となるように光を放出する機能と、
飼育領域に照射される光が青色光となるように光を放出する機能と、を有している
ことを特徴とする請求項9、10、11、12または13記載の鶏舎における照明管理システム。 - 前記光照射手段は、
家禽の活動を活発にする光を照射する時間と家禽の活動を抑制する光を照射する時間の比が、3:1〜1:3となるように制御されている
ことを特徴とする請求項9、10、11、12、13または14記載の鶏舎における照明管理システム。 - 前記制御手段は、
家禽の活動を活発にする光を照射する期間と家禽の活動を抑制する光を照射する期間を合せた光照射時間を、家禽の成育状況および/または季節に応じて調整する機能を有している
ことを特徴とする請求項9、10、11、12、13、14または15記載の鶏舎における照明管理システム。 - 家禽を飼育する家禽飼育システムであって、
家禽を飼育する飼育領域が設けられた鶏舎と、
該鶏舎の飼育領域に照射する光を制御する、請求項9、10、11、12、13、14、15または16に記載の照明管理システムと、を備えている
ことを特徴とする家禽飼育システム。
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