JPH11506526A - 摩擦スピンドルユニットのための駆動装置 - Google Patents

摩擦スピンドルユニットのための駆動装置

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JPH11506526A
JPH11506526A JP8536128A JP53612896A JPH11506526A JP H11506526 A JPH11506526 A JP H11506526A JP 8536128 A JP8536128 A JP 8536128A JP 53612896 A JP53612896 A JP 53612896A JP H11506526 A JPH11506526 A JP H11506526A
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unit
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エグベルス ヨハン
ゲルゲンス デートレフ
ゲルゲンス ラルフ
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イナ ベルツラーゲル シエツフレル オツフエネ ハンデルスゲゼルシヤフト
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    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
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Abstract

(57)【要約】 摩擦スピンドルユニットがベースエレメント (4)から成っており、このベースエレメント(4)においてスピンドル(1)が、正三角形の角隅点に回転可能に支承されている。スピンドル(1)は、正三角形の中心において互いにオーバラップする摩擦円板(3)を有している。より高い回転数を達成するために、正三角形の中心を中心にして回転可能にかつスピンドル(1)に対して軸平行に配置された駆動軸(9)が設けられており、該駆動軸(9)と各スピンドル(1)との間に、トルク伝達のための手段(19)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 摩擦スピンドルユニットのための駆動装置 本発明は、摩擦スピンドルユニットであって、ベースエレメントにおいて正三 角形の角隅点に回転可能に支承されたスピンドルが設けられており、該スピンド ルに、正三角形の中心において互いにオーバラップする摩擦円板が固定されてい る形式のものに関する。 このような形式のユニットは例えばドイツ連邦共和国実用新案第752519 2号明細書に基づいて公知である。3つのスピンドルのうちの一つの軸方向の延 長部には、該スピンドルを駆動する接線方向ベルトが係合している。各スピンド ルはベルト円板を有しており、この場合ベルトはすべてのベルト円板と係合して いる。このようにして、3つのすべてのスピンドルが等しい回転数で回転するこ とが保証されている。使用される扁平ベルトは、従来通常の約20000rpm .のスピンドル回転数を達成するために、25m/sec.までの最大速度で運 転される。使用者によって望まれているより高いスピンドル回転数は、このよう に構成された摩擦スピンドルユニットによって達成することができない。 ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式の摩擦スピンドルユニットを改良し て、より高いスピンドル回 転数を達成することができ、特に、扁平ベルトを用いた駆動の場合に扁平ベルト とスピンドルとの間において、この高められたスピンドル回転数を可能にする伝 達ができる、摩擦スピンドルユニットを提供することである。 この課題を解決するために本発明の構成では、正三角形の中心を中心にして回 転可能にかつスピンドルに対して軸平行に配置された駆動軸が設けられており、 該駆動軸と各スピンドルとの間に、出力伝達のための手段が設けられている。駆 動軸は、駆動装置から被駆動装置への増速伝達のための伝動部材として使用され る。駆動軸自体は、例えば扁平ベルトによって駆動されることができ、この場合 駆動軸と各スピンドルとの間における伝達比を適宜に選択することによって、高 められたスピンドル回転数が得られる。本発明の別の大きな利点としては、駆動 出力の改善された分配形式にある。従来技術では、扁平ベルトによって駆動され るスピンドルは、ベルトを介して他の2つのスピンドルを駆動するようになって いる。出力伝達のために設けられているベルトは、したがって全体の駆動出力の 2/3を引き受ける必要がある。これに対して本発明では、スピンドル毎に出力 伝達のために設けられている手段は、単に、全駆動出力の1/3だけを引き受け る。それというのは、これらの手段は本発明では駆動軸と各スピンドルとの間に 設けられているからである 。 請求項2記載の有利な構成では、各スピンドルが該スピンドルに設けられた第 1の平歯車で、駆動軸に設けられた第2の平歯車と噛み合っている。このような 伝動装置は、従来技術において必要であったベルトを省くことができる。 請求項3に記載の構成では、各スピンドルがその摩擦円板で、駆動軸の周面に 沿って転動するようになっている。扁平ベルトによる駆動のために駆動軸は、駆 動軸が扁平ベルトによって巻き掛けられているところにおいて、直径を小さく形 成されており、かつ摩擦円板が係合作用するところにおいては、直径を大きく形 成されており、この場合前記摩擦円板の直径は小さく選択される。 請求項4記載の構成のように、駆動軸が中空軸として形成されていて、該中空 軸内にスピンドルが進入している場合には、要求された伝達比を特に有利な形式 で調節することができる。この構成においても駆動軸は、扁平ベルトが係合する ところにおいて直径を小さく構成される。スピンドルが中空軸内に進入している ところにおける中空軸の内径は有利には、扁平ベルトが係合しているところより も著しく大きい。スピンドルはここに、既に上に述べたように、平歯車又は摩擦 円板を備えており、この場合中空軸はその内径部に場合によっては第2の平歯車 を備えている。 駆動軸がスピンドルの間に配置されている配置形式は、請求項4記載の構成に おいて可能であるように、スピンドル回転数があまり高くなくてもよい場合に、 有利である。本発明によるこの変化実施例においても平歯車と摩擦円板とを出力 伝達のために、有利な形式で請求項4記載の構成と同様に使用するができる。 請求項6に記載されている有利な構成では、磁石式のカップリングが、各スピ ンドルと駆動軸との間に設けられている。2つの軸の間における出力伝達を可能 にする磁石式のカップリング自体は、既に以前から公知である。磁石式カップリ ングの構造及び作用が記載された使用例は、例えばボン在の同名の会社のカタロ グ「Magnetfabrik Bonn,Physikalische Grundlagenund Leistungsumfang」に開 示されている。駆動軸の本発明による配置形式によって、比較的小さなトルクを 問題なく伝達することができるこのような磁石式カップリングの使用が可能であ る。このような磁石式カップリングには例えば、出力伝達を無接触式に、つまり ノイズや振動をほとんど生ぜしめることなく行うことができるという利点がある 。本発明によるこの摩擦スピンドルユニットにおいても、上に述べたような有利 な伝達比が選択される。 この磁石式カップリングは、請求項7記載の構成では次のように構成されてい る。すなわち、駆動軸の周囲に配置された第1の永久磁石が設けられており、該 第1の永久磁石に半径方向で向かい合って、各スピンドルの周囲に配置された第 2の永久磁石が配置されており、この場合永久磁石は半径方向に極性を与えられ ている。駆動軸はこの場合、該駆動軸が中空に構成されている場合には、スピン ドルの間に配置されていてもよい。第1の永久磁石と第2の永久磁石との間に存 在するリング間隙は、永久磁石の特性値とジオメトリ的な関係に基づいて計算に より簡単に求めることができる。本発明によるこの構成では、従来技術から公知 の上に述べた、3つのスピンドルを同期化させるベルトもしくは歯付きベルトを 使用すると有利である。磁石式のカップリングが裂断した後では、同期化のため に両カップリング半部つまり駆動軸と該当するスピンドルとは、まず初め停止さ せられねばならない。しかしながらこのことは運転においては不都合なことであ る。このような停止を回避するために、トルクは、上に述べたように機械的に伝 達され、つまり該当するスピンドルと駆動軸とが再び同期的に回転するまで、機 械的に伝達される。そしてこの瞬間つまり該当するスピンドルと駆動軸とが再び 同期的に回転し始めた瞬間に、再び磁石カップリングは出力伝達を引き受け、こ の場合機械的な出力伝達のために設けられた手段は、無負荷状態で回転すること になる。 請求項8記載の有利な構成では、各スピンドルの各第2の平歯車が、正三角形 の中心に回転可能に支承さ れた平歯車と噛み合っている。このような配置形式は特に、出力伝達が力接続式 にもしくは摩擦結合式に又は前記磁石式カップリングを用いて行われる場合に、 提供される。そしてこのような配置形式によって、3つのスピンドルを常に同期 的に回転させることが保証される。 駆動軸が中空軸として構成されている場合には、有利には請求項9記載のよう に、中空軸が、鉢形にかつ特に深絞り法によって製造されており、かつ中空軸の 鉢底の中心に、該鉢底の平面から軸方向に引き出されたスリーブが設けられてお り、該スリーブが、ベースエレメントの中心に固定された軸に回転可能に支承さ れている。この場合スリーブの外周部には、例えば、駆動軸を駆動するための扁 平ベルトが係合する。 本発明による摩擦スピンドルユニットの別の有利な構成では、請求項10記載 のように、ベースエレメントにおいて正三角形の角隅点に回転可能に支承された スピンドルが設けられており、該スピンドルに、正三角形の中心において互いに オーバラップする摩擦円板が固定されている形式の摩擦スピンドルユニットにお いて、各スピンドルが電動モータによって駆動されるようになっている。このよ うな配置形式では、従来汎用の扁平ベルトを完全に省くことができる。同期化の ために、3つのスピンドル同士は、上に述べた請求項に記載されているように、 摩擦力結合又は形状結合式 に互いに結合されることができる。 以下においては、全部で15の図面に示された9つの実施例に基づいて本発明 を詳説する。 第1図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの1実施例を示す縦断面図で ある。 第2図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面図 である。 第3図は、第2図に示された摩擦スピンドルユニットを第2図のIII−III線に 沿って断面して示す横断面図である。 第4図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面図 である。 第5図は、第4図に示された摩擦スピンドルユニットを第4図のV−V線に沿っ て断面して示す横断面図である。 第6図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面図 である。 第7図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面図 である。 第8図は、第7図に示された摩擦スピンドルユニットを第7図のVIII−VIII線 に沿って断面して示す横断面図である。 第9図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面図 である。 第10図は、第9図に示された摩擦スピンドルユニ ットを第9図のX−X線に沿って断面して示す横断面図である。 第11図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面 図である。 第12図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面 図である。 第13図は、第12図に示された摩擦スピンドルユニットを上から見た平面図 である。 第14図は、本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例を示す縦断面 図である。 第15図は、第14図に示された摩擦スピンドルユニットを第14図のXV−XV 線に沿って断面して示す横断面図である。 第1図には、第1の本発明による摩擦スピンドルユニットが縦断面図で示され ている。3つのスピンドル1には交互にスペーサ2と摩擦円板3とが配置されて いて、軸方向において互いに緊張させられている。スピンドル1は、例えば第3 図に示されているように、正三角形の各角隅点に互いに軸平行に配置されている 。3つのスピンドル1はベースエレメント4においてそれぞれ、軸方向で隣接す る2つの箇所に回転可能に支承されている。上側の深溝玉軸受5と下側の深溝玉 軸受6とが、各スピンドル1を支承するために設けられており、この場合上側の 深溝玉軸受5は緩衝リング7を有しており、この緩衝リング7は、上側の深溝玉 軸受5の外レース8とベースエレメント4との間に配置されている。スピンドル 1はその下端部で、中空円筒状の鉢形の駆動軸9に突入しており、この駆動軸9 は深絞り法によって製造されている。駆動軸9の鉢底10は、該鉢底の平面から 軸方向に引き出されていて外方に向けられたスリーブ11を有しており、このス リーブ11は、ベースエレメント4の中央に固定された軸12に、軸方向で隣接 する2つの深溝玉軸受13を用いて回転可能に支承されている。スピンドル1は その下端部に各1つの摩擦円板14を有しており、これらの摩擦円板14はそれ ぞれ、中空円筒状の駆動軸9の内周面に押し付けられている。スリーブ11の外 周面には、駆動軸9を駆動するための扁平ベルト15が係合している。 第2図に示された実施例が、第1図に示された実施例に対して異なっているの は主として次の点である。すなわちこの第2図に示された実施例では、各スピン ドル1が付加的に各1つの歯付円板16を有しており、この場合3つのスピンド ル1を取り囲む歯付きベルト17が各歯付円板16に接触させられている。この ようにして3つのスピンドル1の同期回転が保証されている。第1図に示された 実施例とは異なりスリーブ11は内方に向かって延びており、この場合扁平ベル トが中空円筒状の駆動軸9の外周部に係合している。第3図には、第2図の実施 例が横断面図で示されてお り、この第3図から明らかなように、3つのスピンドル1はそれぞれ正三角形の 角隅点に配置されている。 第4図に示された実施例が第2図に示された実施例と異なっている点は次のこ とだけである。すなわちこの第4図に示された実施例では、摩擦円板14は、第 2図における実施例のようにスピンドル1の下端部に配置されているのではなく 、上側の深溝玉軸受5と下側の深溝玉軸受6との間に配置されている。第5図に 示された横断面図はスピンドル1の配置形式を明瞭に示しており、この第5図に は付加的に、横断面されたベースエレメント4の一部が見える。 第6図に示された実施例が、第2図に示された実施例と異なっている点は、主 として次のことにある。すなわち第6図の実施例では、駆動軸9は、ベースエレ メント4に固定された軸を介して回転可能に支承されているのではない。その代 わりにスリーブ11が付加的に、スリーブ11に固定された軸ピン18を有して いる。この軸ピン18は例えば図示されていない扁平ベルトによって、しかしな がらまた同様に図示されていない電動モータによって駆動可能である。 第7図に示された実施例は、第4図に示された実施例に対して主として2つの 特徴によって異なっており、この場合第7図には単に下側の深溝玉軸受6だけが 示されている。駆動軸9のスリーブ11は、第4図の実施例とは異なり、軸方向 内側に向かってではなく、 軸方向外側に向かって引き出されており、この場合扁平ベルト15はスリーブ1 1の外周部に係合している。第4図の実施例に対する第2の大きな違いは、摩擦 円板を用いた出力伝達の代わりに、磁石式のカップリング19が設けられている ことである。この磁石式のカップリング19は、主として外側の永久磁石20と 内側の永久磁石21とから成っている。外側の永久磁石20は駆動軸9に固定さ れている。同じ平面には、半径方向で隣接して各スピンドルに、内側の永久磁石 21が配置されている。外側及び内側の永久磁石20,21の極性は半径方向に 向けられている。両永久磁石20,21の間には空隙22が形成されている。第 8図に示された横断面図には、永久磁石20,21の配置形式が概略的に示され ている。 第9図に示された本発明の実施例は、第7図に示された実施例に対して主とし て2つの特徴で異なっている。まず第1に磁石式のカップリング19は、第7図 の実施例とは異なり、スピンドル1の下端部に設けられている。 また、第7図に示された、歯付円板16と歯付きベルト17を用いて3つのス ピンドル1を互いに連結する形状結合的なカップリングの代わりに、この実施例 ではゴムリング23が設けられており、このゴムリング23は駆動軸9に固定さ れていて、この場合各スピンドル1には摩擦円板24が設けられており、これら の摩擦円板24はすべてゴムリング23に押し付けられている。歯付円板及び歯 付きベルトを用いた3つのスピンドル1の形状結合式のカップリングを、付加的 に設けることはもちろん可能である。 第10図には、半径方向の極性を与えられた永久磁石20,21の配置形式が 示されている。 第11図に示された実施例は、第2図に示された実施例に対して主として2つ の特徴によって異なっている。まず第1に駆動軸9が管状に構成されており、こ の場合管状の駆動軸9は3つのスピンドル1の間に配置されている。スピンドル 1の摩擦円板14は管状の駆動軸9の外周部に押し付けられている。第2の相違 点である特徴は、3つのスピンドルの間における付加的な形状結合式のカップリ ングの変化実施例にある。第11図に示された実施例では3つのスピンドル1が 各1つの平歯車25を有しており、これらの平歯車25はそれぞれスピンドル1 と回動不能に結合されている。正三角形の中央に配置された別の平歯車26は、 滑り軸受27を介して回転可能に軸12に支承されている。3つのすべての平歯 車25は平歯車26と噛み合っている。 第12図に示された実施例が第6図に示された実施例と異なっているのは、主 として以下の特徴においてである:すなわち駆動軸9は同時に電動モータ25の 被駆動軸を形成している。第6図の実施例におけるよ うな摩擦力結合式の出力伝達の代わりに、ここでは駆動軸9が、3つのスピンド ル1の間に係合する平歯車29を有しており、この平歯車29は、それぞれが所 属のスピンドル1に固定されている平歯車30と噛み合っている。この摩擦スピ ンドルユニットでは、形状結合的な出力伝達のために、第6図の実施例において 設けられているような付加的な同期化装置が省かれている。第13図には、第1 2図に示された本発明による摩擦スピンドルユニットが平面図で示されている。 第14図に示された本発明による摩擦スピンドルユニットの別の実施例では、 ベースエレメント31において正三角形の角隅点に回転可能に支承された3つの スピンドル32が設けられている。ベースエレメント31に対するスピンドル3 2の支承のために、スピンドル1毎に、上側の深溝玉軸受33と軸方向で隣接し た下側の深溝玉軸受34とが設けられており、これらの深溝玉軸受33,34は ベースエレメント31に支持されている。上側の深溝玉軸受33の外レース35 とベースエレメント31との間には、振動減衰のために各1つの緩衝リング36 が設けられている。 スピンドル32はその下端部でそれぞれ小型の電動モータ37と結合されてい る。3つの電動モータは共通のステータケーシング38を有しており、このステ ータケーシング38は、第15図においてより良好に分かるように、各スピンド ルのためにステータ孔(St aenderbohrung)39を有している。各ステータ孔39は励磁巻線と磁極シュー とを備えており、これらは第15図において符号40を付けられた円形リングに よって象徴的に示されている。スピンドル32の下端部には、半径方向に極性を 与えられた永久磁石によって形成されたロータが固定されており、これらのロー タは第14図、第15図において符号41を付けられた円形リングによって象徴 的に示されている。ここに記載の構成は、直流機器のために典型的である。電気 的な接続部はここでは示されていない。 3つのスピンドル32を同期化させるために、各スピンドル32には平歯車4 2が設けられており、この場合歯付きベルト43が3つの平歯車42に巻き掛け られている。 以下においては本発明による摩擦スピンドルユニットの作用形式について詳し く述べる。第1図〜第13図に示された実施例に対して、駆動装置は同じ構造を 有している。駆動軸9は扁平ベルト15か又は電動モータ28を用いて駆動され 、この場合駆動軸9の回転は3つのスピンドル1それぞれに伝達される。出力伝 達のために、図示の実施例では異なった複数の手段が提案されている。第1図〜 第5図及び第11図に示された実施例では、各スピンドル1に摩擦円板14が固 定されていて、この摩擦円板14は駆動軸9の周面に摩擦接触して転動する。ス ピンドル1は第2図〜第5 図及び第11図に示された実施例では、付加的に同期化されている。第7図〜第 10図に示された実施例には磁石カップリング19が設けられており、これらの 磁石カップリング19は、駆動軸9と各スピンドル1との間に配置されている。 外側の永久磁石20は駆動軸9と共に回転し、この場合外側の永久磁石20と内 側の永久磁石21との間における磁力に基づいて、各スピンドル1は無接触式に 連行される。第1図、第7図〜第10図に示された駆動軸はその直径比に関して 特に有利に構成されている。扁平ベルト15が係合する領域において、駆動軸9 の直径は小さく保たれている。これに対して駆動軸9は外側の永久磁石20もし くは摩擦円板14,24の領域において、直径を極めて大きく構成されている。 駆動軸19のこの構成によって、極めて高い周速度が得られ、この周速度は各ス ピンドル1に伝達される。もちろん磁石カップリング19の代わりに、他の実施 例に記載のように駆動軸9とスピンドル1との間において摩擦結合式又は形状結 合式の結合部を択一的に設けることも可能である。第9図に示された実施例は、 駆動装置が余分である点で特に際立っている。一方では駆動スピンドル9と各ス ピンドル1との間に磁石カップリング19が設けられており、かつ他方では、各 スピンドル1に固定された摩擦円板24がゴムリング23において転動する。出 力伝達は、しかしながら通常時にはもっぱら磁石カッ プリング19を介して行われる。磁石カップリング19のうちの1つがもはや係 合作用しなくなったような場合のためにだけ、トルクはゴムリング23を介して 伝達される。ゴムリング23はしかしながら、当該のスピンドル1が再び駆動軸 9と同期的に回転するまでしか係合作用しない。すなわちこの際に永久磁石20 ,21は、磁石カップリング19が再び係合作用するように、再び調整される。 この時点からゴムリング23は単に負荷無しに転動するだけである。第12図に 示された実施例における特別な利点として次のことが挙げられる。すなわちこの 第12図の実施例では、駆動軸9とスピンドル1との間における出力伝達が互い に噛み合っている平歯車29,30を介して保証されている。この構成では、3 つのスピンドル1を同期化させるための別の手段は省かれている。 第14図、第15図に示された実施例では各スピンドル32は、固有の電動モ ータ37を用いて駆動される。電動モータ37は、小さな出力伝達に基づいて比 較的小型に構成可能であり、この場合相応に設計された電動モータ37によって 同時に極めて高い回転数を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ ゲルゲンス ドイツ連邦共和国 D−42897 レムシャ イト ポストヴェーク 3アー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.摩擦スピンドルユニットであって、ベースエレメント(4)において正三角 形の角隅点に回転可能に支承されたスピンドル(1)が設けられており、該スピ ンドル(1)に、正三角形の中心において互いにオーバラップする摩擦円板(3 )が固定されている形式のものにおいて、正三角形の中心を中心にして回転可能 にかつスピンドル(1)に対して軸平行に配置された駆動軸(9)が設けられて おり、該駆動軸(9)と各スピンドル(1)との間に、出力伝達のための手段( 14,19,29,30)が設けられていることを特徴とする摩擦スピンドルユ ニット。 2.各スピンドル(1)が該スピンドルに設けられた第1の平歯車(30)で、 駆動軸(9)に設けられた第2の平歯車(29)と噛み合っている、請求項1記 載の摩擦スピンドルユニット。 3.各スピンドル(1)がその摩擦円板(14)で、駆動軸(9)の周面に沿っ て転動する、請求項1記載の摩擦スピンドルユニット。 4.駆動軸が中空軸(9)として形成されていて、該中空軸内にスピンドル(1 )が進入している、請求項1記載の摩擦スピンドルユニット。 5.駆動軸(9)がスピンドル(1)の間に配置され ている、請求項1記載の摩擦スピンドルユニット。 6.磁石式のカップリング(19)が、各スピンドル(1)と駆動軸(9)との 間に設けられている、請求項1記載の摩擦スピンドルユニット。 7.駆動軸(9)の周囲に配置された第1の永久磁石(21)が設けられており 、該第1の永久磁石(21)に半径方向で向かい合って、各スピンドル(1)の 周囲に配置された第2の永久磁石(20)が配置されている、請求項6記載の摩 擦スピンドルユニット。 8.各スピンドル(1)の各第2の平歯車(25)が、正三角形の中心に回転可 能に支承された平歯車(26)と噛み合っている、請求項1記載の摩擦スピンド ルユニット。 9.金属薄板から特に深絞り法によって製造された鉢形の中空軸(9)が、その 鉢底(10)の中心に、該鉢底(10)の平面から軸方向に引き出されたスリー ブ(11)を有しており、該スリーブ(11)が、ベースエレメント(4)の中 心に固定された軸(12)に回転可能に支承されている、請求項4記載の摩擦ス ピンドルユニット。 10.摩擦スピンドルユニットであって、ベースエレメント(31)において正三 角形の角隅点に回転可能に支承されたスピンドル(32)が設けられており、該 スピンドル(32)に、正三角形の中心におい て互いにオーバラップする摩擦円板(3)が固定されている形式のものにおいて 、各スピンドル(32)が電動モータ(37)によって駆動されることを特徴と する摩擦スピンドルユニット。
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