JPH11506095A - イチョウの葉からの抽出物 - Google Patents

イチョウの葉からの抽出物

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JPH11506095A
JPH11506095A JP8536348A JP53634896A JPH11506095A JP H11506095 A JPH11506095 A JP H11506095A JP 8536348 A JP8536348 A JP 8536348A JP 53634896 A JP53634896 A JP 53634896A JP H11506095 A JPH11506095 A JP H11506095A
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オレイリー,ジョセフ
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モンタナ・リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 イチョウからの抽出物を、脂質画分を分離し、アルコールと混合し、アルコール溶液を有機溶媒で抽出して中性脂質を除去することにより、調整し、このアルコール溶液を溶媒に溶解し、クロマトグラフィカラムに加える。複数の抽出媒体をクロマトグラフィカラムに加えて、様々な画分を抽出する。局所性組成物に組み入れるための問題の特定の画分は、セレブロシド又はジガラクトシルジグリセリドの特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 イチョウの葉からの抽出物技術分野 本発明は、イチョウ(Gingko biloba)の葉からの新規な抽出物およびその調 製方法に関する。背景技術 イチョウの葉からのある種の抽出物は、末梢および大脳動脈循環障害の治療に 広く使用されている。そのような抽出物を調製する種々の方法が、例えば、ドイ ツ国特許出願DE-B-1767098及びDE-B 2117429、並びにヨーロッパ特許出願EP A 0 324 197、EP-A 330 567及びEP-A 0 436 129に記載されている。発明の開示 本発明は、また、イチョウの葉からの糖脂質抽出物を調製する方法であって、 以下の工程: 葉を有機溶媒で抽出し; 抽出物を葉から分離し; 抽出物を冷却して、脂質画分を沈殿させ; 脂質画分を抽出物から回収し; 脂質画分をアルコールと混合し; 不溶性物質を除去し; アルコール溶液を有機溶媒で抽出して、中性脂質を除去し; 濃縮したアルコール溶液を複数の抽出媒体で処理し; 所望の画分を含有する抽出媒体を精製し;そして、 実質的に所望の画分から関連する抽出媒体を除去して、濃縮した抽出物を得る ことを含む方法を提供する。 本発明の方法は、イチョウの葉からセレブロシド(cerebrosides)及び特にジ ガラクトシルジグリセリド(digalactosyldiglycerides)のような所望の抽出物 を抽出するための非常に効率的な抽出方法である。これら抽出物の用途に局所性 組成物がある。 一般的に言って、本発明の方法においては、まず、アセトン/水のような有機 溶媒でイチョウの葉を抽出し、得られた溶液を、例えば蒸発により濃縮し、冷却 する。次いで、この溶液を濾過し、その沈殿物にエタノールのようなC1−C3ア ルコールを添加する。溶液を撹拌し、再度濾過する。ろ液を水で調整し、適当な 有機溶媒、特にヘプタンのような無極性溶媒で抽出する。クロマトグラフィカラ ムに加える前に無極性溶媒で抽出することの特別な利点は、溶媒が乾燥抽出物の 相当な部分、一般に30%を除去することである。その結果、所望の抽出物、特 にジガラクトシルジグリセリドの量が増加する。次いで、水性アルコール相をエ バポレートして乾燥し、又はエバポレートしかつ濾過し、有機溶媒を添加する。 得られた溶液を濾過し、次に溶媒抽出媒体を用いてクロマトグラフィ分離により 精製する。 濃縮したアルコール溶液を溶解させる有機溶媒が、カラムに加えた第1の抽出 媒体と同じであると好都合である。これによりクロマトグラフィ処理が最適化さ れる。 本発明の好適な実施態様では、中性脂質を除去した濃縮アルコール溶液を少な くとも2つの異なる抽出媒体で処理する。この特徴の利点は、前記カラムに加え た物質から目標とする所望の画分の抽出が容易になることである。 少なくとも1つの抽出媒体が有機溶媒であることが好ましい。 本発明の好適な実施態様では、有機溶媒はアセトン及びトルエンの混合物であ る。本願発明者は、この溶媒が問題の抽出物を目的とする場合に特に有利である ことを見い出した。この混合物の強さは、目的とする抽出物による。有機溶媒が 5%〜80%アセトン/トルエンであることが好ましい。ある場合には、有機溶 媒は20%〜80%アセトン・トルエン、最も好ましくは40%〜50%アセト ン/トルエンである。 一般に好ましくないイチョウ酸を抽出しようとする別の場合には、アセトン/ トルエンは5%〜30%、特に約20%が好ましい。 本発明の別の実施態様では、中性脂質を除去した濃縮アルコール溶液を処理し た抽出媒体の1つが有機溶媒及びアルコールの混合物である。アルコールがC1 〜C3アルコールであり、特にエタノールであると好ましい。また、この場合に 、溶媒がアセトンであると好都合である。抽出媒体は、目的とする抽出物によっ て5%〜85%エタノール/アセトンとすることができる。ある場合には、8% エタノール/アセトンであり、別の場合には80%エタノール/アセトンである 。 抽出媒体の1つはアセトンとすることができ、これは同じく目的とする抽出物 に有用な溶媒である。 本発明の好適な実施態様では、アルコール溶液は抽出媒体での処理前に濃縮す る。一般に、アルコール溶液は蒸発によって濃縮する。 本発明のある実施態様では、抽出により得られた所望の画分を濃縮し、再溶解 し、クロマトグラフィカラムを通して再処理して、より濃縮した所望の画分を精 製する。炭で処理し、所望の抽出物を濾過して炭を除去することにより、所望の 画分を含有する媒体を精製することが好ましい。 本発明のある好適な実施態様では、濃縮したアルコール溶液を40%のアセト ン・トルエンに溶解し、クロマトグラフィカラムに加え、20%アセトン/トル エン、40%アセトン/トルエン、アセトン及び8%のエタノール/アセトンを 順にカラムに加える。この場合に、アセトンにより抽出した画分を濃縮し、40 %アセトン/トルエンに再溶解し、カラムを通して再処理したことは好都合であ る。この場合の抽出物の1つは、ジガラクトシルジグリセリドの特性を有し、か つ別の抽出物はセレブロシドの特性を有する。 本発明の別の好適な実施態様では、濃縮したアルコール溶液を80%のアセト ン/トルエンに溶解し、クロマトグラフィカラムにかけ、80%のアセトン/ト ルエン、アセトン及び80%エタノール・アセトンを順にカラムに加える。この 場合に、アセトンにより抽出した画分を濃縮し、洗浄し、乾燥したことは好まし い。この場合の抽出物はジガラクトシルジグリセリドの特性を有する。 本発明の更に好適な実施態様では、アルコール溶液を有機溶媒で処理して中性 脂質を除去した後に、アルコール溶液を濃縮し、濾過する。この場合に、沈殿物 を50%のアセトン/トルエンに溶解し、クロマトグラフィカラムにかけ、50 %のアセトン/トルエン及び8%のエタノール/アセトンを順にカラムに加える ことが好ましい。好ましくは、エタノール/アセトン画分を濃縮し、70%のア セトン/トルエンに再溶解し、クロマトグラフィカラムを通して再処理する。こ の場合の抽出物は、80%以上及びある場合には約90%の特に高レベルの純度 でジガラクトシルジグリセリドの特性を有する。 また本発明によれば、本発明の抽出物を含む局所性組成物が提供される。発明を実施するための最良の形態 以下の実施例において、本発明の方法をさらに詳細に説明する。実施例 1 工程1 向流抽出ユニットにおいて、55〜60℃の温度で、60kgの微粉砕したイ チョウの葉を500L(リットル)の60%アセトン水混合物で抽出した。 抽出物を葉から分離し、次いで、蒸発により濃縮した。工程2 濃縮物を8〜10℃に冷却し、この温度で3時間保持した。 沈殿した脂質をデカンテーション(傾瀉)により回収した。 次いで、回収した脂質を2.9kgのアセトンと0.7kgの脱イオン水の撹 拌溶液に溶解した。次いで、さらに30kgの脱イオン水を添加した。 溶液を連続して撹拌し、8〜10℃に冷却し、デカントする前に少なくとも3 時間保持した。工程3 工程2のデカントした湿った脂質を80kgのエタノールに添加して、3時間 撹拌した。 不溶性物質をデカンテーションにより除去した。工程4 工程3のエタノール溶液を12〜15%水に調整した。 溶液を60Lのヘプタンで抽出した。 85%以上の乾燥抽出物になるまで、エタノール−水層をエバポレートした。工程5 工程4の抽出物を含むアルコール溶液40%アセトン/トルエンに溶解し、か つ周囲温度で一晩保持した。 この溶液を濾過し、次いで、充填カラム中の18kgのシリカに加えた。次の 溶媒、即ち、200Lの20%アセトン/トルエン、400Lの40%アセトン /トルエン、100Lのアセトン及び120Lの8%エタノール/アセトンをカ ラムに送り込んだ。工程6 カラムに加えた第3の抽出媒体(アセトン)により抽出した所望の画分をエバ ポレートし、40%アセトン/トルエンに再溶解させ、上述したと同じ条件を用 いてカラムを通して再処理し、3つの主要な画分を取り出した。工程7 炭(1部)を所望のアセトン溶液(乾燥抽出物10部)に添加し、溶液を30 分間攪拌して濾過した。得られた溶液をエバポレートし、120gの緑褐色固体 を得た。この画分は、同定のために質量検出及びHPLCクロマトグラフィを用 いて特性を明らかにした。 第1(20%アセトン/トルエン)抽出溶媒で実質的にすべての中性脂質及び イチョウ酸を除去した抽出物をHPLC分析で分析したところ、3つの主ピーク を示した。 第1のピークはモノ−ガラクトシルジグリセリドの特性であった。第3のピー クは、好適な抽出物であるジガラクトシルジグリセリドの特性であった。モノと ジガラクトシルジグリセリドの間に溶離したピークはその特性をセレブロシドと することができる。 上述した工程6で得られた3つの画分の第2のものは、第2の主ピークに対応 する70〜80%以上の物質を含んでいる。この画分は特性がセレブロシドであ ると思われる。実施例2 工程1 向流抽出ユニットにおいて、55〜60℃の温度で、35kgの微粉砕したイ チョウの葉を280Lの60%アセトン水混合物で抽出した。 抽出物を葉から分離し、次いで、蒸発により濃縮した。工程2 濃縮物を8〜10℃に冷却し、この温度に3時間保持した。 沈殿した脂質をデカンテーションにより回収した。 次いで、回収した脂質を1.4kgのアセトンと1.0kgの脱イオン水の撹 拌溶液に溶解した。さらに18kgの脱イオン水を添加した。 この溶液を連続して撹拌し、8〜10℃に冷却し、デカントする前に少なくと も3時間保持した。工程3 工程2のデカントした湿った脂質を34kgのエタノールに添加して、3時間 撹拌した。 不溶性物質をデカンテーションにより除去した。工程4 工程3のエタノール溶液を12〜15%水に調整した。 溶液を40Lのヘプタンで抽出した。 エタノール−水層をエバポレートして、85%以上の乾燥抽出物にした。工程5 工程4の抽出物を80%アセトン/トルエンに溶解し、かつ周囲温度で一晩保 持した。 この溶液を濾過し、次いで、充填カラム中の18kgのシリカに加えた。次の 溶媒、即ち、140Lの80%アセトン/トルエン、130Lのアセトン及び1 20Lの80%エタノール/アセトンをカラムに送り込んだ。工程6 アセトン画分をエバポレートし、得られた物質を数回アセトンで洗浄した。半 固体を乾燥して薄黄色の固体を得たが、これはHPLC分析で純度95%のジガ ラクトシルジグリセリド(45g)と同定し、定量した。 ジガラクトシルジグリセリドのグリセリド部分(moiepy)を加水分解及びメチ ルエステルのガスクロマトグラフィ分析により同定した。 C16:0 15.3% C16:1 0.4% C18:0 2.9% C18:2 8.0% C18:3 55.7% その他 17.7%実施例3 工程1 向流抽出ユニットにおいて、55〜60℃の温度で、60kgの微粉砕したイ チョウの葉を500Lの60%アセトン水混合物で抽出した。 抽出物を葉から分離し、次いで、蒸発によりにより濃縮した。工程2 濃縮物を8〜10℃に冷却し、この温度に3時間保持した。 沈殿した脂質をデカンテーションにより回収した。 次いで、回収した脂質を2.9kgのアセトン及び0.7kgの脱イオン水の 撹拌溶液に溶解した。次いで、さらに30kgの脱イオン水を添加した。 溶液を連続して撹拌し、8〜10℃に冷却し、デカントする前に少なくとも3 時間保持した。工程3 工程2のデカントした湿った脂質を80kgのエタノールに添加して、3時間 撹拌した。 不溶性物質をデカンテーションにより除去した。工程4 工程3のエタノール溶液を12〜15%溶液に調整した。 この溶液を60Lのヘプタンで抽出した。 エタノールを蒸発させ、得られた溶液を濾過した。工程5 工程4の沈殿物を50%アセトン/トルエンに溶解し、周囲温度で一晩保持し た。 この溶液を濾過し、次いで充填カラム中の18kgのシリカに加えた。次の溶 液、即ち180Lの50%アセトン/トルエン及び120Lの8%エタノール/ アセトンをカラムに送り込んだ。工程6 エタノール/アセトン画分をエバポレートし、70%アセトン/トルエンに再 溶解し、カラムを通して再処理した。工程7 ジガラクトシルジグリセリドを多く含む所望の画分をエバポレートして乾燥し 、薄褐色の固体を得た。アセトンでの沈殿によりジガラクトシルジグリセリドが 得られた。産業上の利用の可能性 このジガラクトシルジグリセリド及びセレブロシド抽出物は、化粧品及びスキ ンケアの用途において利用できる機能を有することを示した。 本発明は、本明細書に記載した特定の態様に限定されるものでなく、細部にわ たって変更可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DE,DK,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.イチョウの葉からの抽出物を調製する方法であって、以下の工程: 葉を有機溶媒で抽出し; 抽出物を葉から分離し; 抽出物を冷却して、脂質画分を沈殿させ; 脂質画分を抽出物から回収し; 脂質画分をアルコールと混合し; 不溶性物質を除去し; アルコール溶液を有機溶媒で抽出して、中性脂質を除去し; この濃縮したアルコール溶液を複数の抽出媒体で処理し; 所望の画分を含有する抽出媒体を精製し;そして、 実質的に、所望の画分から関連する抽出媒体を除去して、濃縮した抽出物を得 る ことを含む方法。 2.アルコール溶液を処理して中性脂質を除去するのに用いる有機溶媒が無極性 溶媒である、請求項1記載の方法。 3.無極性溶媒がヘプタンである、請求項2記載の方法。 4.濃縮したアルコール溶液を有機溶媒に溶解し、その溶液をクロマトグラフィ カラムにかけ、かつ抽出媒体をカラムに加える、請求項1〜3のいずれかに記載 の方法。 5.濃縮したアルコール溶液を溶解させる有機溶媒が、カラムに加えた第1の抽 出媒体と同じである、請求項4記載の方法。 6.中性脂質を除去したアルコール溶液を少なくとも2つの異なる抽出媒体で処 理する、請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7.少なくとも1つの抽出媒体が有機溶媒である、請求項6記載の方法。 8.有機溶媒がアセトン及びトルエンの混合物である、請求項7記載の方法。 9.有機溶媒が5%〜80%のアセトン/トルエンである、請求項8記載の方法 。 10.有機溶媒が20%〜80%のアセトン/トルエンである、請求項9記載の 方法。 11.溶媒が40%のアセトン/トルエンである、請求項10記載の方法。 12.溶媒が50%のアセトン/トルエンである、請求項10記載の方法。 13.溶媒が5%〜30%のアセトン/トルエンである、請求項9記載の方法。 14.溶媒が20%のアセトン/トルエンである、請求項13記載の方法。 15.中性脂質を除去した濃縮アルコール溶液を処理した抽出媒体の1つが有機 溶媒及びアルコールの混合物である、請求項1〜14のいずれかに記載の方法。 16.アルコールがC1〜C3アルコールである、請求項15記載の方法。 17.アルコールがエタノールである、請求項16記載の方法。 18.溶媒がアセトンである、請求項15〜17のいずれかに記載の方法。 19.抽出媒体が5%〜85%のエタノール/アセトンである、請求項15記載 の方法。 20.抽出媒体の1つが8%のエタノール/アセトンである、請求項19記載の 方法。 21.抽出媒体の1つが80%のエタノール/アセトンである、請求項19記載 の方法。 22.抽出媒体の1つがアセトンである、請求項4〜21のいずれかに記載の方 法。 23.所望の画分を有機溶媒で沈殿させる工程を含む、請求項1〜22のいずれ かに記載の方法。 24.抽出媒体での処理前にアルコール溶液を濃縮する、請求項1〜23のいず れかに記載の方法。 25.アルコール溶液を蒸発により濃縮する、請求項24記載の方法。 26.抽出により得られた所望の画分を濃縮し、再溶解し、クロマトグラフィカ ラムを通して再処理して、より濃縮した所望の画分を精製する、請求項4〜25 のいずれかに記載の方法。 27.炭で処理し、所望の抽出物を濾過して炭を除去することにより、所望の画 分を含有する媒体を精製する、請求項26記載の方法。 28.濃縮したアルコール溶液を40%のアセトン・トルエンに溶解し、クロマ トグラフィカラムに加え、20%アセトン/トルエン、40%アセトン/トルエ ン、アセトン及び8%のエタノール/アセトンを順にカラムに加える、請求項4 〜27のいずれかに記載の方法。 29.アセトンにより抽出した画分を濃縮し、40%アセトン/トルエンに再溶 解し、カラムを通して再処理する、請求項28記載の方法。 30.抽出物がジガラクトシルジグリセリドの特性を有する、請求項28又は2 9記載の方法。 31.抽出物がセレブロシドの特性を有する、請求項28又は29記載の方法。 32.濃縮したアルコール溶液を80%のアセトン/トルエンに溶解し、クロマ トグラフィカラムにかけ、80%のアセトン/トルエン、アセトン及び80%エ タノール・アセトンを順にカラムに加える、請求項4〜27のいずれかに記載の 方法。 33.アセトンで抽出した画分を濃縮し、洗浄し、乾燥した請求項32記載の方 法。 34.アセトンで抽出した画分がジガラクトシルジグリセリドの特性を有する、 請求項32又は33記載の方法。 35.アルコール溶液を有機溶媒で処理して中性脂質を除去した後に、アルコー ル溶液を濃縮し、濾過する、請求項1〜27のいずれかに記載の方法。 36.沈殿物を50%のアセトン/トルエンに溶解し、クロマトグラフィカラム にかけ、50%のアセトン/トルエン及び8%のエタノール/アセトンを順にカ ラムに加える、請求項35記載の方法。 37.エタノール/アセトン画分を濃縮し、70%のアセトン/トルエンに再溶 解し、クロマトグラフィカラムを通して再処理する、請求項36記載の方法。 38.所望の画分がジガラクトシルジグリセリドの特性を有する、請求項36又 は37記載の方法。 39.実質的に実施例1、2及び/又は3により本願明細書に記載されているよ うな方法。 40.請求項1〜39のいずれかに記載の方法により調製された、イチョウの葉 からの抽出物。 41.ジガラクトシルジグリセリドの特性を有する、請求項40記載の抽出物。 42.抽出物が80%以上の純度を有する、請求項41記載の抽出物。 43.抽出物が約95%以上の純度を有する、請求項41又は42の記載の抽出 物。 44.セレブロシドの特性を有する、請求項40記載の抽出物。 45.請求項40〜44のいずれかに記載の抽出物を含む、局所性組成物。
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