JPH11503945A - 消火液による消火装置 - Google Patents

消火液による消火装置

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JPH11503945A JP8532148A JP53214896A JPH11503945A JP H11503945 A JPH11503945 A JP H11503945A JP 8532148 A JP8532148 A JP 8532148A JP 53214896 A JP53214896 A JP 53214896A JP H11503945 A JPH11503945 A JP H11503945A
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    • B05B1/14Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening

Abstract

(57)【要約】 消火液による消火装置が圧力発生器を複数の消火ノズルヘッド(1、51)に接続する消火液の供液パイプを有し、各消火ノズルヘッドは、少なくとも1つの接続通路により供液パイプへ接続された、少なくとも1つの消火ノズルを備える。火災監視装置(16、36)は火災の際に消火ノズルからの消火液の流出をトリガーする。火災の際に、簡単で、経済的な手段で、消火ノズルを確実に、同時に開くように、消火液が最低圧を超過した時に自動的に開く閉鎖装置(23、74)によって、少なくとも1つの消火ノズルヘッド(1、51)で、少なくとも1つの消火ノズルからの消火液の流出が停止されている。

Description

【発明の詳細な説明】 消火液による消火装置 本発明は、圧力発生器をそれぞれ少なくとも1つの消火ノズルを備えた多数の 消火ノズルヘッドと結合し消火液を導く給液パイプであって、消火ノズルが少な くとも1つの接続通路を介して給液パイプと接続されている、給液パイプと、火 災の場合に消火ノズルから消火液の流出を行わせる火災監視装置とを有する、消 火液による消火装置に関するものである。この種の装置は通常、建築物や船舶内 に固定的に取り付けられている。 公知の装置には通常、消火に必要な消火液圧力を発生させる圧力発生器、たと えばポンプと、火災の危険にさらされる室内に配置される消火ノズルが設けられ ており、その消火ノズルが給液パイプ系を介して圧力発生器と接続されている。 火災の場合には、それぞれの消火ノズルに付設されている火災監視装置によって 消火ノズルからの消火液の流出が行われる。 上述の種類の消火装置を駆動する際の問題は、火災がセクター(Sektor)また は包囲されている空間の制限された領域内のみで発生した場合に、それぞれ該当 する領域に付設されている消火ノズルのみが開放されることにある。それによっ て火元の周囲へわずかな消火液しか供給されないので、火元に付設された消火ノ ズルの開放にもかかわらず、火がセクターの残りの領域に広がる危険がもたらさ れる。したがって、セクターの内部で火災が発生した場合に、火元に直接付設さ れている消火ノズルだけでなく、そのセクターに取り付けられている消火ノズル 全体を開放させることが必要である。この要請に正しく対処するために、現在で は複雑で高価な火災監視な いし制御装置を使用しなければならない。 本発明の課題は、火災の場合に所定の安全領域に付設されているすべてのノズ ルを確実に開放させることのできる、安価な消火液による消火装置を簡単な手段 で開発することにある。 上述の課題は上記種類の装置によって解決され、その装置は、少なくとも1つ の消火ノズルヘッドにおいて少なくとも1つの消火ノズルからの消火液の流出が 、消火液の最小圧力を上回った場合に自動的に開放する閉鎖装置によって閉鎖さ れていることを特徴としている。 本発明によれば、本発明による装置に属する消火ノズルヘッドからの消火液の 流出は、たとえば火災監視装置の該当する信号に応答して装置に属する圧力発生 器がオンにされることのみによってもたらすことができる。ポンプがオンにされ た後に、給液パイプ系の内部の圧力が上昇する。所定の限界圧力を越えると、そ れに応じて形成された消火ノズルヘッドにおいて自動的に、最小圧力の超過に応 動する閉鎖部材が開放する。 本発明の効果的で特に安価かつ効率的な構成は、監視装置が非作動状態におい て少なくとも1つの消火ノズルを閉鎖状態に維持し、火災の場合にはそれを開放 することを特徴としている。本発明のこの構成においては、監視装置は少なくと も1つの消火ノズルヘッドに直接付設されている。火災の発生によって作動され る、該当する火災監視装置に付設された消火ノズルの開放が、給液パイプ内の消 火液の圧力降下をもたらす。この圧力降下が、圧力発生器に付設されている制御 および監視装置によって検出されて、それに基づいて制御および監視装置は圧力 発生器を作動させる。あるいはまた、増大する流れ抵抗を、圧力発生器をオンに するための信号として評価することも可能である。オンにすることによって液体 の圧力が増大 して、最小圧力を越え、非作動状態において他の消火ノズルを閉鎖状態に維持す る閉鎖装置が自動的に開放する。その後消火液は、場合によっては監視装置によ って操作可能な閉鎖装置を迂回して、それぞれの消火ノズルヘッドの消火ノズル から流出することができる。 それぞれ使用場合によって極めて好ましい本発明の実施形態はさらに、各消火 ノズルが少なくとも2本の接続通路を介して給液パイプに接続されており、その 場合に一方の接続通路が非作動状態において、消火液の最小圧力を上回った場合 に開放する第1の閉鎖装置によって閉鎖されており、他方の接続通路は非作動状 態においては第2の閉鎖装置によって閉鎖されており、その第2の閉鎖装置は火 災の場合には監視装置によって開放可能であることを特徴としている。 本発明による消火液による消火装置においては、火災の場合に上述の要請に適 した、すべての消火ノズルの開放を保証するために、付加的な給液パイプも複雑 な火災監視または制御装置も不要であるので、本発明による装置は安価に得るこ とができる。特に、すでにある装置を、それに応じて形成された消火ノズルヘッ ドを後から搭載することによって、本発明による装置に作り替えることができる 。 好ましくは本発明による装置においては、火災監視装置は熱の発生によって破 壊可能な部材とすることができ、その部材上に移動可能な弁ピストンがばねで付 勢されて支持されており、その弁ピストンが火災監視装置によって開放可能な閉 鎖装置を形成している。このようにして火災監視装置と該当する閉鎖装置を簡単 な方法で、極めてわずかなスペースしか必要とせずに実現することができる。こ のことは特に、熱の発生によって破壊可能な部材がガラスビンであ る場合に、当てはまる。 本発明による装置は、消火ノズルが消火液から消火霧を発生させる場合に、特 に効果的に使用される。消火液から形成される消火霧を使用する場合には、火災 を最少の消火液で消すことができる。 本発明による装置のコストは、消火液の圧力上昇によって開放する閉鎖装置が 破砕ディスクによって形成されていることにより、特に低く抑えることができ、 同時に駆動安全性が高く頑丈である。この種の破砕ディスクは適当な材料を選択 し、それに適した寸法を選択することによって、簡単な方法でそれぞれの駆動条 件に適合させることができる。 その代わりに、あるいはそれに加えて、消火液の圧力が上昇した場合に開放す る閉鎖部材を弾性的な復帰力によって付勢された移動可能な弁体とすることがで き、その弁体は少なくとも1つの第1の押圧面を有し、その押圧面に液体が、大 体において復帰力に抗する方向の押圧力を作用させる。 上述した本発明の実施形態は、接続通路が第1の押圧面を包囲する室内に連通 している場合、そして第1の押圧面の一部を介して、室内に連通している閉鎖通 路が閉鎖可能である場合に、特に効果的に使用することができる。その代わりに 、あるいはそれに加えて、弁体の唯一の移動によって少なくとも一方の接続通路 が開放可能であって、少なくとも他の閉鎖通路が閉鎖可能であるようにすること ができる。いずれの場合にも、給液パイプ内を支配している圧力にしたがって、 種々のノズルからの消火液の流出を制御することが可能となる。このことは特に 、本発明による装置が消火液の霧を用いて消火するために使用される場合に、効 果的である。というのうはその場合には消火霧の組成を簡単な方法で所望に制御 することができるからである。 次に、2つの実施例を示す図面を用いて本発明を詳細に説明する。 図1は、第1の消火ノズルヘッドの軸方向の縦断面図を示し、 図2は、第2の消火ノズルヘッドの軸方向の縦断面図を示すものである。 図1に示す消火ノズルヘッドは、円錐状の勾配を備えた周面2を有し、その中 に図示されていない消火ノズルを収容する収容部3が形成されている。収容部3 はそのために内ねじ4を有し、その内ねじ内に消火ノズルがその外側に対応して 形成された外ねじを介して螺合されいる。消火ノズルヘッド1は、図示されてい ない消火ノズル用の収容部3の他に中央の孔5を有し、その孔内に軸方向に摺動 可能な弁ピストン6が配置されている。消火ノズルヘッド1の端面7の領域にお いて孔5は部分8を有し、この部分は孔5の残りの部分に比べて大きい直径を有 し、その壁に内ねじ9が形成されている。この内ねじ9内へ火災監視装置11の 保護キャップ10が螺合されている。 火災監視装置11の保護キャップ10は、消火ノズルヘッドの端面7から室内 へ露出して突出している。保護キャップ11の内側の凹部12内にピストン状の ガラスビン13が挿入されており、そのガラスビンの消火ノズルヘッド1側の端 部14上に弁ピストン6が支持されている。 弁ピストン6には、孔5の底14に対応する後方の端面から始まる軸方向の袋 孔15が形成されており、その袋孔に、弁ピストン6の中央の領域に配置された 、弁ピストン6の周面に対して半径方向に向けられた通過孔16が連通している 。通過孔16が弁ピストン6の袋孔15を、孔5内に形成された環状室17と接 続しており、図示されていない消火ノズルの収容部3がその環状室に接続されて いる。 さらに、弁ピストン6の後方の領域には減少された直径を有する部分18が設 けられており、それによって消火ノズルヘッド1の中央の孔5内に自由空間19 が形成される。この自由空間19の領域に接続通路20が開口しており、その接 続通路を介して消火ノズルヘッドの後ろ側に形成された、図示されていない給液 通路用の接続部21が、消火ノズルヘッド1の中央の孔5と接続されている。図 1に示す消火ノズルヘッド1の非作動状態において、中央の孔5の自由空間19 は弁ピストン6によって支持されているリングシール22を介して環状空間17 に対して密封されている。 弁ピストン6の袋孔15は破砕ディスク23によって消火ノズルヘッド1の中 央孔5の後方の自由空間24に対して密封されており、その自由空間は破砕ディ スク23と中央孔5の底14との間に形成されている。自由空間24内には図示 されていないコイルばねが設けられており、そのコイルばねは消火ノズルヘッド 1の非作動状態においては、ガラスビン13の方向へ向けられたばね力を弁ピス トン6上に加える。さらに自由空間24内には第2の接続通路25が連通してお り、その接続通路は中央孔5の自由空間24を、図示されていない給液パイプ用 の接続部21と接続する。 図2に示す消火ノズルヘッド51は、その円錐状に傾斜した周面52に形成さ れた収容部53を有し、その収容部内へ図示されていない消火ノズルが螺合され る。消火ノズルヘッド51は、図1に示す消火ノズルヘッド1と同様に、中央の 孔54を有し、その孔内にピストン55が軸方向に摺動可能に配置されている。 ピストン55の形状は、図1に示すピストン6の形状に相当する。それに応じて 、ピストン55の後方の領域に配置された直径の減少された部分によって自由空 間56が形成され、その自由空間へ第1の接続通路5 7が連通する。接続通路57の他方の端部は、図示されていない給液パイプ用の 接続部58と接続されている。 ピストン55の後方の端部と孔54の底59との間には自由空間60が形成さ れている。自由空間60内には、図示されていないコイルばねが配置されており 、そのコイルばねはピストン55の尖端61の方向に向かう押圧力をピストンに 作用させる。 ピストン55の後方の終端部分64ないし中央の部分65に挿入されている( 溝内に挿入されている)リングシール62、63によって、自由空間56が中央 孔54の残りの部分に対してシールされている。 ピストン55の尖端62は、保護キャップ68の凹部67内に取り付けられて いるガラスビン66上に支持されている。保護キャップ68は、図1に示すキャ ップ11と同様に、中央孔54の直径が拡大されている部分69内へ螺合可能で ある。 図示されていない消火ノズルを収容する収容部53は、図示されていない接続 通路を介して中央の孔54と、図2に示す非作動位置において接続通路57が収 容部54に対してシールされているように、接続されている。 第2の接続通路70を介して、図示されていない給液パイプ用の接続部58が 他の収容部71と接続されている。収容部71の底72に他の接続通路73が形 成されており、その接続通路が収容部71を図示されていない消火ノズル用の収 容部53と接続する。収容部71内へ破砕ディスク74を、その破砕ディスクが 74が収容部71の底72上に載置されて、接続通路73を密封するように、挿 入することができる。収容部71内へ螺合可能な栓75によって収容部71が閉 鎖され、その場合に栓75は同時に、破砕ディスク74が収容部71の底72上 に保持されることを保証する。 ここで説明した、消火液によって火を消すための本発明による装置には、それ ぞれ多数の消火ノズルヘッド1または51が設けられており、その消火ノズルヘ ッドはそれぞれ互いに距離をおいて火災の危険のある領域に配置されている。図 示されていない給液パイプを介して消火ノズルヘッド1ないし51は、同様に図 示されていない圧力発生器、たとえばポンプまたはまたは圧力ポンプと接続され ている。その場合に給液パイプの内部における消火液の圧力は、同様に図示され ていない監視および制御装置によって調節される。装置の非作動位置においては 、給液パイプ系内にはたとえば5×105〜8×105Pa(5〜8bar)の比較的 小さい圧力が支配している。 火災が発生した場合には、図1に示す消火ノズルヘッド1を有する装置は、次 のように作動する。 火災が生じたことにより発生した熱によって、火災発生現場に隣接する消火ノ ズルヘッド1のガラスビン13が破壊される。それに続いてピストン6が図示さ れていないばねの力によって消火ノズルヘッド1の端面7の方向へ移動される。 この移動によって第1の接続通路20が自由空間19と環状室17を介して収容 部3と接続されるので、消火液が収容部3に螺合されている消火ノズルから流出 する。 消火液の流出によりもたらされた給液パイプ内の圧力低下が、図示されていな い監視および制御装置によって検出される。それに続いてこの装置が制御信号を 同様に図示されていない圧力発生器へ出力し、圧力発生器はそれに続いて給液パ イプ系の内部の消火液の圧力を再び上昇させる。給液パイプ系内部の圧力が所定 の限界値、たとえば4×106Pa(40bar)に達するとすぐに、火災の発生によ って破壊されなかったガラスビン14を有する消火ノズルヘッド において破砕ディスク23が破砕される。それに続いて消火液が他の接続通路2 5、袋孔15、通過孔16および環状室17を介して収容部3内へ進入して、図 示されていない消火ノズルを通して流出する。この瞬間から消火ノズル全体が火 災の消火に寄与し、火がその火に隣接する領域へ広がるのを阻止する。その場合 に、火元に隣接する消火ノズルヘッド1のガラスビン13の破壊から、それぞれ 他の消火ノズルヘッドの破砕ディスク23の破砕までに経過する時間は、給液パ イプ系の内部で圧力の上昇に必要とされる時間が短いために、非常に短く、それ によって法律的な要請を満たすことができる。 ここで説明した種類の、消火ノズルヘッド51を有する装置は、原理的には上 述の、消火ノズルヘッド1を有する装置と同様に作動する。消火ノズルヘッド5 1の場合にも、ガラスビン66が破壊されると第1の接続通路57が、ガラスビ ン66の破壊によるもたらされるピストン55の移動によって、自由空間56と 図示されていない環状通路を介して収容部53と接続される。この瞬間から消火 液が、収容部53に螺合されている図示されていない消火ノズルから流出する。 火災発生によってもたらされた熱の発生によりガラスビン66が破壊されなか った消火ノズルヘッド51において、破砕ディスク66は図示されていない監視 および制御ユニットによって、図示されていない圧力発生器により給液パイプ系 の内部の圧力が所定の限界値を越えるとすぐに、破砕される。火災が消えた後は 、栓75を回して引き出すことによって、場合によっては破壊された破砕ディス ク74を簡単な方法で交換することができる。 上述の説明はそれぞれ、任意の消火ノズルを設けることのできる装置に関する ものである。しかし本発明による装置は特に、消火液 から消火霧を発生する消火ノズルに適している。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月2日 【補正内容】 明細書 本発明は、ポンプをそれぞれ少なくとも1つの消火ノズルを備えた多数の消火 ノズルヘッドと接続し消火液を導く給液パイプであって、消火ノズルが少なくと も1つの接続通路を介して給液パイプと接続されている、給液パイプと、火災の 場合に消火ノズルからの消火液の流出を行わせる火災監視装置とを有し、その場 合に消火ノズルヘッドの少なくとも1つにおいて、少なくとも1つの消火ノズル からの消火液の流出が、消火液の最小圧力を越えた場合に自動的に開放する閉鎖 装置によって閉鎖されている、消火液による消火装置並びに消火ノズルヘッドに 関するものである。この種の消火装置は、建築物または船舶内に固定的に取り付 けられている。さらに本発明は、上述の種類の消火装置用の消火ノズルヘッドに 関する。 公知の装置には通常、消火に必要な消火液圧力を発生させる圧力発生器、たと えばポンプと、火災の危険にさらされる室内に配置される消火ノズルが設けられ ており、その消火ノズルが給液パイプ系を介して圧力発生器と接続されている。 火災の場合には、それぞれの消火ノズルに付設されている火災監視装置によって 消火ノズルからの消火液の流出が行われる。 上述の種類の消火装置を駆動する際の問題は、火災がセクター(Sektor)また は包囲されている空間の制限された領域内のみで発生した場合に、それぞれ該当 する領域に付設されている消火ノズルのみが開放されることにある。それによっ て火元の周囲へわずかな消火液しか供給されないので、火元に付設された消火ノ ズルの開放にもかかわらず、火がセクターの残りの領域に広がる危険がもたらさ れる。したがって、セクターの内部で火災が発生した場合に、火元に直接付設さ れている消火ノズルだけでなく、そのセクターに取り 付けられている消火ノズル全体を開放させることが必要である。この要請に正し く対処するために、通常は複雑で高価な火災監視ないし制御装置を使用しなけれ ばならない。 上述の種類の消火ノズルヘッドは、PCT出願の公報WO−A−94/167 71から知られている。この公知の消火ノズルヘッドにおいては、それを介して 消火ノズルが給液パイプに接続されている接続通路は、非作動状態においてはピ ストンによって閉鎖されている。このピストンはコイルばねを介して、この種の 消火ノズルヘッドにおいて通常火災監視装置として使用されているガラスビン上 に支持されている。給液パイプ内に存在している消火液の静圧力がピストンに作 用する。 公知の消火ノズルヘッドにおいては、ばねの長さは、火災の場合に消火監視装 置の破裂によって自由になる距離が、ばねの付勢が除かれた場合にピストンをそ の開放位置へ移動させるのに十分であるように、定められている。同時にコイル ばねの力は、給液パイプ内で圧力が上昇した場合にばねが圧縮されて、それによ ってピストンがその開放位置へ移動されるように、設計されている。 この公知の消火ノズルヘッドは、多数の消火ノズルヘッドを火災の場所にした がって開放させなければならない消火装置を設計し、制御する場合に、著しい簡 略化を可能にする。実際に公知の消火ノズルヘッドは、ばねとピストンをその範 囲内で設計して移動させなければならない、許容誤差が狭いので、故障が生じや すいことが明らかにされている。 本発明の課題は、簡単で安価な手段によって、上述した種類の消火装置とその 種の装置に使用される消火ノズルヘッドの信頼性を改良することである。 この課題は、消火装置に関しては、本発明によれば、消火ノズル ヘッドの各消火ノズルが少なくとも2つの接続通路を介して給液パイプに接続さ れており、その場合に接続通路の1つは非作動状態において、消火液の最小圧力 を越えた場合に開放する第1の閉鎖装置によって閉鎖されており、接続通路の他 のものは非作動状態において第2の閉鎖装置によって閉鎖されており、その第2 の閉鎖装置が火災の場合に火災監視装置によって開放可能であることによって、 解決される。 消火ノズルヘッドに関してはこの課題は、消火ノズルヘッドの少なくとも1つ の消火ノズルが少なくとも2つの接続通路を介して給液パイプに接続されており 、その場合に接続通路の1つは非作動状態において、消火液の最小圧力を越えた 場合に開放する第1の閉鎖装置によって閉鎖されており、接続通路の他のものは 非動作状態においては第2の閉鎖装置によって閉鎖されており、その第2の閉鎖 装置が火災監視装置と、火災の場合に火災監視装置が第2の閉鎖装置の開放を行 わせるように、結合されていることによって解決される。 本発明によれば、消火ノズルヘッドからの消火液の流出は、上述のPCT出願 から知られた従来技術にしたがって、たとえば火災監視装置の該当する信号に応 答して消火ノズルヘッドと接続されている圧力発生器がオンにされるだけで、も たらされる。ポンプがオンにされた後に給液パイプ系の内部の圧力が上昇する。 所定の限界圧力を越えると、最小圧力を越えたことに応答する閉鎖装置が自動的 に開放する。 本発明に基づいて形成されている消火装置においては、適切に形成された消火 ノズルヘッドの消火ノズルを給水通路に接続するために2本の接続通路が設けら れているので、2つの完全に分離され、互いに影響されずに作動する閉鎖装置を 使用することができる。す なわち、これら接続装置のそれぞれをそれぞれの規定に最適に適合させることが 、問題なく可能になる。このようにして、本発明による装置と、特にその中に使 用される、本発明により形成された消火ノズルヘッドが、火災の場合に大きな駆 動安全性と大きな信頼性をもって作動することが保証される。 火災の場合に火災監視装置によって作動される、この火災監視装置と結合され ている閉鎖装置の開放と、それによってもたらされる消火ノズルからの消火液の 流出が、給液パイプ内での圧力降下をもたらす。この圧力降下が、圧力発生器に 付設されている制御並びに監視装置によって検出されて、その制御並びに監視装 置はそれに応じて圧力発生器を駆動する。あるいはまた、給液パイプ内で増大す る流れ抵抗を、圧力発生器をオンにするための信号として評価することもできる 。圧力発生器をオンにすることによって、液体の圧力が上昇して、最小圧力を越 える。この最小圧力を越えたことが、同様に給液パイプに接続されている他の、 本発明により形成された消火ノズルヘッドにおいては、最小圧力を越えた場合に 自動的に開放する閉鎖装置の開放をもたらす。本発明により形成された消火ノズ ルヘッドによって、確実に、そして唯一の消火ノズルヘッドの火災監視装置の作 動によるだけで制御されて作動される、消火装置が形成される。 本発明により形成された消火ノズルヘッドを搭載した消火装置においては、上 述の要請に合せて火災の場合にすべてのノズルヘッドの開放を保証するために、 付加的な給液パイプも面倒な火災監視または制御装置も必要がないので、この種 の装置を安価に形成することができる。特にまた、すでにある装置に本発明によ り形成された消火ノズルヘッドを後から搭載することによって、装備替えをする ことができる。 好ましくは従来技術の場合と同様に、火災監視装置は熱の発生によって破壊可 能な部材とすることができ、その部材上に可動の弁ピストンがばねで付勢されて 支持されており、その弁ピストンが火災監視装置によって開放可能な閉鎖装置を 形成している。このようにして、火災監視装置並びに該当する閉鎖装置が簡単な 方法で、非常にわずかな組込み空間を必要とするだけで、実現される。このこと は特に、熱の発生によって破壊可能な部材がガラスビンである場合に、当てはま る。 特に好ましくは、本発明による消火ノズルヘッドは、消火ノズルが消火液から 消火霧を発生させる場合に、使用される。消火液から形成された消火霧を使用す る場合には、火災は最少の消火液で消火される。 本発明による消火ヘッドのコストは、消火液の圧力上昇によって開放する閉鎖 装置が破砕ディスクによって形成されていることにより、特に低く抑えることが でき、同時に高い駆動安全性と頑丈さが得られる。この種の破砕ディスクは、然 るべき材料の選択によって、そしてそれに適した寸法を選択することによって、 簡単な方法でそれぞれの駆動条件に適合させることができる。 その代わりに、あるいはそれに加えて、消火液の圧力が上昇した場合に開放す る閉鎖装置を弾性的な復帰力によって付勢された、移動可能な弁体として形成す ることができ、その弁体は少なくとも1つの第1の押圧面を有し、その押圧面上 に液体がほぼ復帰力に抗した方向の押圧力を作用させる。本発明のこの構成は、 接続通路が第1の押圧面を包囲する室内に連通している場合、そして第1の押圧 面の一部を介して室内に連通している接続通路が閉鎖可能である場合に、特に効 果的に使用することができる。その代わりに、あるいはそれに加えて、弁体の唯 一の移動によって少なくとも1つの接続 通路が開放可能であって、少なくとも1つの他の接続通路が閉鎖可能である。両 方の場合に、給液パイプ内を支配している圧力にしたがって種々のノズルからの 消火液の流出を制御することが可能になる。このことは特に、本発明による装置 が、消火液の霧によって消火を行うために使用される場合に、効果的である。と いうのは、その場合には消火霧の組成を簡単な方法で所望に制御することができ るからである。 次に、2つの実施例を示す図面を用いて本発明を詳細に説明する。 図1は、第1の消火ノズルヘッドの軸方向の縦断面図を示し、 図2は、第2の消火ノズルヘッドの軸方向の縦断面図を示すものである。 図1に示す消火ノズルヘッドは、円錐状の勾配を備えた周面2を有し、その中 に図示されていない消火ノズルを収容する収容部3が形成されている。収容部3 はそのために内ねじ4を有し、その内ねじ内に消火ノズルがその外側に対応して 形成された外ねじを介して螺合されいる。消火ノズルヘッド1は、図示されてい ない消火ノズル用の収容部3の他に中央の孔5を有し、その孔内に軸方向に摺動 可能な弁ピストン6が配置されている。消火ノズルヘッド1の端面7の領域にお いて孔5は部分8を有し、この部分は孔5の残りの部分に比べて大きい直径を有 し、その壁に内ねじ9が形成されている。この内ねじ9内へ火災監視装置11の 保護キャップ10が螺合されている。 火災監視装置11の保護キャップ10は、消火ノズルヘッドの端面7から室内 へ露出して突出している。保護キャップ11の内側の凹部12内にピストン状の ガラスビン13が挿入されており、そのガラスビンの消火ノズルヘッド1側の端 部14上に弁ピストン6が 支持されている。 弁ピストン6には、孔5の底14に対応する後方の端面から始まる軸方向の袋 孔15が形成されており、その袋孔に、弁ピストン6の中央の領域に配置された 、弁ピストン6の周面に対して半径方向に向けられた通過孔16が連通している 。通過孔16が弁ピストン6の袋孔15を、孔5内に形成された環状室17と接 続しており、図示されていない消火ノズルの収容部3がその環状室に接続されて いる。 さらに、弁ピストン6の後方の領域には減少された直径を有する部分18が設 けられており、それによって消火ノズルヘッド1の中央の孔5内に自由空間19 が形成される。この自由空間19の領域に接続通路20が開口しており、その接 続通路を介して消火ノズルヘッドの後ろ側に形成された、図示されていない給液 通路用の接続部21が、消火ノズルヘッド1の中央の孔5と接続されている。図 1に示す消火ノズルヘッド1の非作動状態において、中央の孔5の自由空間19 は弁ピストン6によって支持されているリングシール22を介して環状空間17 に対して密封されている。 弁ピストン6の袋孔15は破砕ディスク23によって消火ノズルヘッド1の中 央孔5の後方の自由空間24に対して密封されており、その自由空間は破砕ディ スク23と中央孔5の底14との間に形成されている。自由空間24内には図示 されていないコイルばねが設けられており、そのコイルばねは消火ノズルヘッド 1の非作動状態においては、ガラスビン13の方向へ向けられたばね力を弁ピス トン6上に加える。さらに自由空間24内には第2の接続通路25が連通してお り、その接続通路は中央孔5の自由空間24を、図示されていない給液パイプ用 の接続部21と接続する。 図2に示す消火ノズルヘッド51は、その円錐状に傾斜した周面 52に形成された収容部53を有し、その収容部内へ図示されていない消火ノズ ルが螺合される。消火ノズルヘッド51は、図1に示す消火ノズルヘッド1と同 様に、中央の孔54を有し、その孔内にピストン55が軸方向に摺動可能に配置 されている。ピストン55の形状は、図1に示すピストン6の形状に相当する。 それに応じて、ピストン55の後方の領域に配置された直径の減少された部分に よって自由空間56が形成され、その自由空間へ第1の接続通路57が連通する 。接続通路57の他方の端部は、図示されていない給液パイプ用の接続部58と 接続されている。 ピストン55の後方の端部と孔54の底59との間には自由空間60が形成さ れている。自由空間60内には、図示されていないコイルばねが配置されており 、そのコイルばねはピストン55の尖端61の方向に向かう押圧力をピストンに 作用させる。 ピストン55の後方の終端部分64ないし中央の部分65に挿入されている( 溝内に挿入されている)リングシール62、63によって、自由空間56が中央 孔54の残りの部分に対してシールされている。 ピストン55の尖端62は、保護キャップ68の凹部67内に取り付けられて いるガラスビン66上に支持されている。保護キャップ68は、図1に示すキャ ップ11と同様に、中央孔54の直径が拡大されている部分69内へ螺合されて いる。 図示されていない消火ノズルを収容する収容部53は、図示されていない接続 通路を介して中央の孔54と、図2に示す非作動位置において接続通路57が収 容部54に対してシールされているように、接続されている。 第2の接続通路70を介して、図示されていない給液パイプ用の接続部58が 他の収容部71と接続されている。収容部71の底7 2に他の接続通路73が形成されており、その接続通路が収容部71を図示され ていない消火ノズル用の収容部53と接続する。収容部71内へ破砕ディスク7 4を、その破砕ディスクが74が収容部71の底72上に載置されて、接続通路 73を密封するように、挿入することができる。収容部71内へ螺合可能な栓7 5によって収容部71が閉鎖され、その場合に栓75は同時に、破砕ディスク7 4が収容部71の底72上に保持されることを保証する。 ここで説明した、消火液によって火を消すための本発明による装置には、それ ぞれ多数の消火ノズルヘッド1または51が設けられており、その消火ノズルヘ ッドはそれぞれ互いに距離をおいて火災の危険のある領域に配置されている。図 示されていない給液パイプを介して消火ノズルヘッド1ないし51は、同様に図 示されていない圧力発生器、たとえばポンプまたはまたは圧力ポンプと接続され ている。その場合に給液パイプの内部における消火液の圧力は、同様に図示され ていない監視および制御装置によって調節される。装置の非作動位置においては 、給液パイプ系内にはたとえば5×105〜8×105Pa(5〜8bar)の比較的 小さい圧力が支配している。 火が発生した場合には、図1に示す消火ノズルヘッド1を有する装置は、次の ように作動する。 火災が生じたことにより発生した熱によって、火災発生現場に隣接する消火ノ ズルヘッド1のガラスビン13が破壊される。それに続いてピストン6が図示さ れていないばねの力によって消火ノズルヘッド1の端面7の方向へ移動される。 この移動によって第1の接続通路20が自由空間19と環状室17を介して収容 部3と接続されるので、消火液が収容部3に螺合されている消火ノズルから流出 する。 消火液の流出によりもたらされた給液パイプ内の圧力低下が、図示されていな い監視および制御装置によって検出される。それに続いてこの装置が制御信号を 同様に図示されていない圧力発生器へ出力し、圧力発生器はそれに続いて給液パ イプ系の内部の消火液の圧力を再び上昇させる。給液パイプ系内部の圧力が所定 の限界値、たとえば4×106Pa(40bar)に達するとすぐに、火災の発生によ って破壊されなかったガラスビン14を有する消火ノズルヘッドにおいて破砕デ ィスク23が破砕される。それに続いて消火液が他の接続通路25、袋孔15、 通過孔16および環状室17を介して収容部3内へ進入して、図示されていない 消火ノズルを通して流出する。この瞬間から消火ノズル全体が火災の消火に寄与 し、火がその火に隣接する領域へ広がるのを阻止する。その場合に、火元に隣接 する消火ノズルヘッド1のガラスビン13の破壊から、それぞれ他の消火ノズル ヘッドの破砕ディスク13の破砕までに経過する時間は、給液パイプ系の内部で 圧力の上昇に必要とされる時間が短いために、非常に短く、それによって法律的 な要請を満たすことができる。 ここで説明した種類の、消火ノズルヘッド51を有する装置は、原理的には上 述の、消火ノズルヘッド1を有する装置と同様に作動する。消火ノズルヘッド5 1の場合にも、ガラスビン66が破壊されると第1の接続通路57が、ガラスビ ン66の破壊によるもたらされるピストン55の移動によって、自由空間56と 図示されていない環状通路を介して収容部53と接続される。この瞬間から消火 液が、収容部53に螺合されている図示されていない消火ノズルから流出する。 火災発生によってもたらされた熱の発生によりガラスビン66が破壊されなか った消火ノズルヘッド51において、破砕ディスク6 6は図示されていない監視および制御ユニットによって、図示されていない圧力 発生器により給液パイプ系の内部の圧力が所定の限界値を越えるとすぐに、破砕 される。火災が消えた後は、栓75を回して引き出すことによって、場合によっ ては破壊された破砕ディスク74を簡単な方法で交換することができる。 上述の説明はそれぞれ、任意の消火ノズルを設けることのできる装置に関する ものである。しかし本発明による装置は特に、消火液から消火霧を発生する消火 ノズルに適している。 請求の範囲 1.ポンプをそれぞれ少なくとも1つの消火ノズルを備えた多数の消火ノズル ヘッド(1、51)と接続し消火液を導く給液パイプであって、前記消火ノズル が少なくとも1つの接続通路を介して給液パイプと接続されている、給液パイプ と、 火災の場合に消火ノズルからの消火液の流出を行わせる火災監視装置(16、 36)と、を有し、その場合に消火ノズルヘッド(1、51)の少なくとも1つ において少なくとも1つの消火ノズルからの消火液の流出が、消火液の最小圧力 を越えた場合に自動的に開放する閉鎖装置(23、74)によって閉鎖されてい る、 消火液による消火装置において、 消火ノズルヘッド(1、51)の各消火ノズルが少なくとも2本の接続通路( 20、25、57、70)を介して給液パイプに接続されており、その場合に接 続通路(20、57)の1つは非動作状態において、消火液の最小圧力を越えた 場合に開放する第1の閉鎖装置(6、55)によって閉鎖されており、接続通路 (25、70)の他のものは非作動状態において第2の閉鎖装置(23、74) によって閉鎖されており、前記第2の閉鎖装置が火災の場合に火災監視装置(1 3、66)によって開放可能であることを特徴とする消火液による消火装置。 2.消火液の圧力が上昇した場合に開放する閉鎖装置が、破砕ディスク(23 、74)であることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.消火液によって火を消す装置用の消火ノズルヘッドであって、その場合に 消火ノズルヘッド(1、51)が、少なくとも1つの接続通路を介して給液パイ プと接続されている少なくとも1つの消 火ノズルと、火災の場合に消火ノズルからの消火液の流出を行わせる火災監視装 置(16、36)と、消火液の最小圧力を越えた場合に自動的に開放し、非作動 状態においては接続パイプを閉鎖する閉鎖装置(23、74)とを有する、消火 ノズルヘッドにおいて、 消火ノズルが少なくとも2本の接続通路(20、25、57、70)を介して 給液パイプに接続されており、その場合に接続通路の1つ(20、57)が非作 動状態において、消火液の最小圧力を越えた場合に開放する閉鎖装置(6、55 )によって閉鎖されており、接続通路の他のもの(25、70)は非動作状態に おいて第2の閉鎖装置(23、74)によって閉鎖されており、前記第2の閉鎖 装置は火災監視装置(13、66)と、火災の場合に火災監視装置(13、66 )が第2の閉鎖装置(23、74)の開放を行わせるように、結合されているこ とを特徴とする消火ノズルヘッド。 4.火災監視装置(13、66)が、熱の発生によって破壊可能な部材、特に ガラスビンであって、 火災監視装置(13、66)と結合されている閉鎖装置(6、55)が、部材 上にばねで付勢されて支持されている、可動の弁ピストンによって形成されてい ることを特徴とする請求項3に記載の消火ノズルヘッド。 5.消火ノズルが、消火液から消火霧を発生させることを特徴とする請求項3 または4に記載の消火ノズルヘッド。 6.消火液の圧力が増大した場合に開放する閉鎖装置が、破砕ディスク(23 、74)であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の消火ノ ズルヘッド。 7.消火液の圧力が増大した場合に開放する閉鎖装置が、弾性的な復帰力によ って付勢された、移動可能な弁体として形成されており、前記弁体が少なくとも 1つの第1の押圧面を有し、その押圧面 上に液体がほぼ復帰力に抗する方向の押圧力を作用させることを特徴とする請求 項3から6のいずれか1項に記載の消火ノズルヘッド。 8.接続通路(20、57)が、第1の押圧面を包囲する室内へ連通しており 、 第1の押圧面の一部を介して、室内に連通している接続通路が閉鎖可能である ことを特徴とする請求項7に記載の消火ノズルヘッド。 9.弁体の唯一の移動によって接続通路(20、57)の少なくとも1つが開 放可能であって、接続通路(20、57)の少なくとも他の1つが閉鎖可能であ ることを特徴とする請求項8に記載の消火ノズルヘッド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.圧力発生器をそれぞれ少なくとも1つの消火ノズルを有する多数の消火ノ ズルヘッド(1、51)と接続し消火液を導く給液パイプであって、前記消火ノ ズルが少なくとも1つの接続通路を介して給液パイプと接続されている、給液パ イプと、 火災の場合に消火ノズルからの消火液の流出を行わせる火災監視装置(16、 36)と、 を有する消火液による消火装置において、 消火ノズルヘッド(1、51)の少なくとも1つにおいて、消火ノズルの少な くとも1つからの消火液の流出が、消火液の最小圧力を上回った場合に自動的に 開放する閉鎖部材(23、74)によって閉鎖されていることを特徴とする消火 液による消火装置。 2.監視装置(16、36)が非作動状態において消火ノズルの少なくとも1 つを閉鎖状態に保持し、それを火災の場合に開放することを特徴とする請求項1 に記載の装置。 3.消火ノズル(1、51)の各々が少なくとも2本の接続通路(20、25 、57、70)を介して給液パイプに接続されており、その場合に一方の接続通 路(20、57)は非作動状態において、消火液の最小圧力を越えた場合に開放 する第1の閉鎖装置(6、55)によって閉鎖されており、他方の接続通路(2 5、70)は非作動状態においては第2の閉鎖装置(23、74)によって閉鎖 されており、火災の場合には前記第2の閉鎖装置が火災監視装置(13、66) によって開放可能であることを特徴とする請求項1と2に記載の装置。 4.火災監視装置(13、66)が、熱の発生によって破壊可能な部材、特に ガラスビンであって、 火災監視装置(13、66)によって開放可能な閉鎖装置(6、55)が、前 記部材上にばねで付勢されて支持されている、可動の弁ピストンによって形成さ れていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。 5.消火ノズルが消火液から消火霧を発生させることを特徴とする請求項1か ら4のいずれか1項に記載の装置。 6.消火液の圧力が上昇した場合に開放する閉鎖装置が、破砕ディスク(23 、74)であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。 7.消火液の圧力が上昇した場合に開放する閉鎖装置が、弾性的な復帰力によ って付勢された移動可能な弁体として形成されており、その弁体が少なくとも1 つの第1の押圧面を有し、その押圧面上に液体がほぼ復帰力に抗する方向の押圧 力を作用させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。 8.接続通路が第1の押圧面を包囲する室内に連通しており、第1の押圧面の 一部を介して、前記室内に連通している接続通路が閉鎖可能であることを特徴と する請求項7に記載の装置。 9.弁体の唯一の移動によって少なくとも一方の閉鎖通路が開放可能であって 、少なくとも他方の閉鎖通路が閉鎖可能であることを特徴とする請求項7または 8に記載の装置。
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