JPH115037A - 自動精米機 - Google Patents

自動精米機

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JPH115037A
JPH115037A JP15882897A JP15882897A JPH115037A JP H115037 A JPH115037 A JP H115037A JP 15882897 A JP15882897 A JP 15882897A JP 15882897 A JP15882897 A JP 15882897A JP H115037 A JPH115037 A JP H115037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 市販の清涼飲料水等の自動販売機と同じよう
な大きさのケース内に、玄米投入ホッパ、玄米搬送装
置、精米装置、糠抜き装置等を収納してなる自動精米機
を提供するあたって、各装置をケース内にコンパクトに
組み込みながらも、糠の収納容量を大きく採ることがで
きる自動精米機を提供する。 【解決手段】 玄米を精白する精米装置15と、玄米を
投入する玄米投入ホッパ13と、玄米投入ホッパ13か
ら精米装置15に玄米を搬送する玄米搬送装置14と、
精米装置15から糠を抜いて糠箱57に収納する糠抜き
装置16とを、箱形のケース12内に収納すると共に、
精米装置15の下方側に糠箱57を配置してなる自動精
米機において、ケース12の前面側下部に開閉扉19を
設け、この開閉扉19の内側に、精米装置15の前下方
に位置して精白米を収容する精白米取出部22を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米投入ホッパ、
玄米搬送装置、精米装置、糠抜き装置等を箱形のケース
内に収納してなる自動精米機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動精米機としては、精米所と呼
ばれる建物内に設置されるものが一般的であるが、この
ものにあっては設置場所の制約が大きいことから、路傍
に設置できるものとして、市販の清涼飲料水等の自動販
売機と同じような大きさの箱形のケース内に、玄米投入
ホッパ、玄米搬送装置、精米装置、糠抜き装置を収納す
ると共に、ケース前面に、玄米の投入口と、精白米の取
出口と、コイン投入口、と操作ボタン等とを設けた、自
動精米機が考えられている。(実開昭63−15947
5号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の精米機にあ
っては、精米装置の下方側に、糠を収容する糠箱を設け
てあるが、精米装置の下方には取出ホッパが配置されて
いると共に、取出ホッパの下方に、精白米を収容する容
器を配置する場所である精白米取出部が設けられている
ことから、糠箱配置空間が狭く、したがって糠箱を大き
く形成できないものであり、また、糠箱配置空間を大き
く採れば、精米機の高さが高くなるか、奥行き又は幅が
大きくなると共に、糠箱の上方空間がデッドスペースに
なる可能性が大である。
【0004】また、精米装置をケース内に組み込み又は
ケース内で分解するのに、精米装置の上方空間がある程
度必要とされ、これによっても、糠箱配置空間を狭くす
るという問題が生じる。また、玄米投入ホッパに投入さ
れた玄米を、一度に全部、精米装置の上方に運び上げる
ので、精米装置の上方に大きな空間が必要とされ、その
分、精米装置の下方空間を狭くし、これによっても、糠
箱配置空間を狭くするものである。
【0005】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、
玄米搬送装置、精米装置、糠抜き装置を箱形のケース内
にコンパクトに組み込みながらも、糠箱配置空間を大き
く採ることができ、糠の収納容量アップを図った精米機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、請求項1では、玄米を
精白する精米装置15と、玄米を投入する玄米投入ホッ
パ13と、玄米投入ホッパ13から精米装置15に玄米
を搬送する玄米搬送装置14と、精米装置15から糠を
抜いて糠箱57に収納する糠抜き装置16とを、箱形の
ケース12内に収納すると共に、精米装置15の下方側
に糠箱57を配置してなる自動精米機において、ケース
12の前面側下部に開閉扉19を設け、この開閉扉19
の内側に、精米装置15の前下方に位置して精白米を収
容する精白米取出部22を設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2では、前記構成に加えて、
ケース12前面を開閉自在な前面扉10とし、この前面
扉10に開閉扉19を設けると共に、糠箱57の前方側
に位置して精米装置15から排出される精白米を精白米
取出部22に案内する案内手段53,55を前記前面扉
10に設けたことを特徴とする。また、請求項3では、
前記構成に加えて、精米装置15を下部を支点として前
方に傾倒可能に取り付けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4では、前記構成に加えて、
下部に位置する玄米投入ホッパ13から、その上方の精
米装置15に玄米を搬送するに際し、精米しながら玄米
を徐々に搬送するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、袋入りの玄米の自動販売
機1と、玄米を精白する自動精米機2とを左右に併置し
た米の自動販売システムSを示す。図例では、右側に玄
米の自動販売機1を配置し、左側に精米機2を配置した
ものを示すが、左右逆に配置してもよく、また、精米機
2の左右両側に玄米の自動販売機1を配置してもよく、
さらに、玄米の自動販売機1を2機以上左右方向に配置
してもよい。
【0010】なお、玄米の自動販売機1及び自動精米機
2の高さ及び奥行き(前後幅)は、市販の清涼飲料水等
の自動販売機と略同程度の寸法(例えば、高さ1830
mm、奥行き730mm)に形成される。前記玄米の自
動販売機1は、例えば、3Kgの玄米を袋詰めにしたも
のと、5Kgの玄米を袋詰めにしたものとを箱形のケー
ス3内に多数収納し、該ケース3の前面に設けたコイン
投入口4からコインを投入し、選択ボタン5を押すこと
によって、所望の袋入り玄米が取出口6から取り出し得
るように構成されたものである。
【0011】なお、前記玄米の自動販売機1は、一例を
示したものであり、玄米の自動販売機1としては、1種
類の重さの袋入り玄米又は重さの異なる3種類以上の袋
入り玄米を収納するものであっても、玄米の種類のこと
なるものを1種類又は2種類以上収納するものであって
もよく、要は、袋入りの玄米を収納・貯蔵できると共に
排出できるようにしたものであればよい。また、袋入り
玄米を購入するのに、紙幣又はプリペイドカード等によ
って購入できるようにしてもよい。
【0012】精米機2は、図1〜図5に示すように、上
面パネル7、下面パネル8、左右一対の側面パネル9、
前面扉10及び背面パネル11とから箱形に形成された
ケース12を備え、このケース12内に、玄米投入ホッ
パ13と、玄米搬送装置14と、精米装置15と、糠抜
き装置16等を収納して構成されている。前記ケース1
2の前面扉10は右端側が上面パネル7等に支軸17等
を介して上下方向の軸心廻りに回動自在に枢着されてお
り、この前面扉10によってケース12の前面全域が開
放可能とされている。
【0013】なお、前面扉10は左端側を枢着するよう
にしてもよいが、図例のように精米機2の右側に玄米の
自動販売機1を配置したものにあっては、前面扉10の
右端側(すなわち、玄米の自動販売機1の在る側)を枢
着することによって、精米機2の左側面を壁際ぎりぎり
まで寄せて配置しても前面扉10の開き角度を大きく採
れるという利点がある。
【0014】前面扉10の下部には、開口部18が形成
され、この開口部18は、下端側が開口部18の縁部に
支軸20を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着
された開閉扉19によって開閉自在に閉塞されている。
この開閉扉19の内側の、左側(左右一側)には玄米投
入部21が、右側(左右他側)には精白米取出部22が
それぞれ設けられている。
【0015】玄米投入部21は、図9にも示すように、
左右側板23と、下方に向かうに従って後方に移行する
ように傾斜状とされたガイド板24とから上下及び後方
に開放状とされたシュートで構成されている。また、こ
の玄米投入部21の後方、すなわち、ケース12内の左
側の前側下部には、前記玄米投入ホッパ13が配置さ
れ、これら玄米投入部21と玄米投入ホッパ13との間
には、ガイド部材25が設けられている。
【0016】このガイド部材25は前面扉10に取り付
けられ、玄米投入部21の左右両側に位置する左右側板
26と、玄米投入部21のガイド板24の下方側に位置
していて下方に向かうに従って後方に移行するように傾
斜状とされたガイド板27とから構成されている。な
お、玄米投入ホッパ13の上部前面側は上端から下方に
切り欠かれており、該切欠部分からガイド部材24の後
下部及び玄米投入部21の下部が玄米投入ホッパ13内
に挿入状とされている。
【0017】前記玄米投入部21の構成にあっては、開
閉扉19を開けたときに玄米投入部21の上面側が玄米
投入口28とされ、玄米が玄米投入部21からガイド部
材24を経て玄米投入ホッパ13へと投入できるように
なっている。前記玄米投入ホッパ13の下部には、玄米
の有無を検出するレベルスイッチからなる第1の玄米検
出センサ29が設けられている。
【0018】前記精白米取出部22は、前後左右及び下
面が閉塞されて上方開口状とされた箱形に形成され、開
閉扉19の内面に取付固定されている。この精白米取出
部22には、内部に精白米収納用の袋を装着したことを
検出する袋検出センサ30が設けられている。また、前
面扉10には、開閉の有無を検出する扉センサ31が設
けられている。
【0019】また、開閉扉19の右側に透明窓32が設
けられていると共に、精白米取出部22の、透明窓32
に対応する部分が切り欠かれていて、精白米取出部22
内を外部から視認できるようになっている。さらに、開
閉扉19と開口部18の縁部とに亘って、開閉扉19を
開かないようにロックするロック装置33が設けられて
いる。
【0020】前記玄米投入ホッパ13の後方(ケース1
2内の左側前後方向中途部)には、玄米搬送装置14が
上下方向に配置されている。この玄米搬送装置14は、
ケーシング内に多数のバケットを取り付けたチェーンを
上下のスプロケットに掛装してなるバケットエレベータ
(又はスクリュコンベア、スローワ、玄米を気流に浮遊
させて運搬するニューマチックコンベア等、玄米を搬送
できるものであればよい)から構成され、下端側の左側
面に供給口34が形成され、上端側の右側面に排出口3
5が設けられている。供給口34は、シュート36を介
して玄米投入ホッパ13の下面側の排出口13aに接続
されている。
【0021】前記玄米搬送装置14の排出口35の前面
下部には玄米を検出するレベルスイッチからなる第2の
玄米検出センサ37が設けられ、玄米搬送装置14の下
端側後面には下部のスプロケットを駆動するモータ38
が設けられている。前記精米装置15はケース4内の右
側上部に配置されており、玄米を精白する搗精部39
と、玄米搬送装置14の排出口35の下方に配置されて
いて玄米搬送装置14から送られてくる玄米を一時溜め
るホッパ40と、ホッパ40から搗精部39へと玄米を
送る横送り部42及び縦送り部43と、精白米を排出す
る排出部44と、前記搗精部39、ホッパ40、横送り
部42及び縦送り部43、排出部44を取付支持する取
付部45と、この取付部45の後方に配置されていて搗
精部39内の搗精ロールを駆動するモータ46等から構
成されている。
【0022】ホッパ40には、ホッパ40内の玄米を検
出するレベルスイッチからなる第3の玄米検出センサ4
1が設けられていると共に、ホッパ40の前面下部に
は、内部を視認可能な透明窓40Aが設けられている。
取付部45及びモータ38の下部側には、玄米搬送装置
14及びケース12に取付固定された支持板48が配置
され、この支持板48に取付部45及びモータ38が取
り付けられている。モータ46と搗精ロールとは支持板
48の下方に配置されたベルト巻掛伝動機構からなる伝
動機構47によって連動連結されている。
【0023】ここで、取付部45の取付構造を説明する
と、図7に示すように、取付部45の後面には、板材か
らなる取付部材49がボルト等によって固定され、この
取付部材49の下部には左右一対のブラケット50が固
定され、このブラケット50は支持板48の下面に支軸
51を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され
ている。
【0024】一方、取付部45の後方には、板材からな
る支持部材52が支持板48上に立設固定され、この支
持部材52に前記取付部材49がボルト等によって着脱
自在に取付固定される。したがって、支持部材52に対
する取付部材49の固定を解除すると、取付部45が支
軸51の軸心廻りに前方に回動すると共に、図示省略の
ストッパによって所定角度傾斜した状態で支軸51廻り
の回動が規制され、図7に実線で示すように、搗精部3
9、ホッパ40、横送り部42及び縦送り部43、排出
部44が前傾姿勢とされる。
【0025】前記搗精部39、ホッパ40、横送り部4
2及び縦送り部43、排出部44及び取付部45を組み
付ける(又は分解する)場合、下部側から順次組み付け
る(分解する場合は上部側から順次分解する)ように構
成されており、前述したように搗精部39等を傾斜姿勢
とすることで、ケース12内の精米装置15の上方空間
を大きく採らなくても組み付け・分解が容易に行えるよ
うに考慮されている。
【0026】これによって、精米装置15をケース12
内にコンパクトに組み込めると共に、コンパクトに組み
込んでも、精米装置15下方の糠箱配置空間を大きく採
ることができるという効果を奏する。前記精米装置15
の排出部44の下方には、排出された精白米を、精米装
置15の前下方に位置する精白米取出部22上方に案内
するシュート53が配置され、該シュート53は前面扉
10に取付部材を介して取付固定されている。また、支
持板48の前部側には、精米装置15の排出部44から
排出された精白米をシュート53へと案内するガイド部
材54が着脱自在に取り付けられている。
【0027】さらに、シュート53の出口下方側には、
精白米取出部22内にセットされた精白米収納袋内に精
白米を案内する漏斗部材55が設けられている。この漏
斗部材55は精白米取出部22の上端側に若干挿入状と
され、開閉扉19を開くときに邪魔にならないように、
左右軸廻りに上方に回動して退避すると共に、開閉扉1
9を閉じたときには、元の状態に復帰するように前面扉
10に取付部材を介して取り付けられている。
【0028】前記シュート53及び漏斗部材55で案内
手段を構成している。前記糠抜き装置16は、糠を収容
する糠箱57と、搗精部39から糠を吸引すると共に該
糠を糠箱57へと圧送するブロワ58とから主構成され
ている。糠箱57は精米装置15の下方に配置され、ブ
ロワ58は、糠箱57の上部左側方(玄米搬送装置14
の後方)に配置された糠ファン59と、この糠ファン5
9の下方に配置されていて該ファンを駆動するモータ6
0とから構成され、糠ファン59の吸引側と搗精部39
とが吸引ダクト61によって接続され、糠ファン59の
吐出側は糠箱57上部左側の糠取入れ口63に接続され
ている。
【0029】前記糠箱57は、図8にも示すように、左
右一対のレール体64によって前後移動自在に支持され
ている。このレール体64は、前後方向に配置されてケ
ース12の下面パネル8上に固定された固定レール65
と、この固定レール65にローラ67等を介して前後方
向移動自在に支持された可動レール66とから構成さ
れ、前記可動レール66に糠箱57がローラ68等を介
して前後方向移動自在に支持されている。
【0030】そして、ケース12の前面扉10を開く
と、精白米取出部22、シュート53及び漏斗部材55
等が前面扉10と共に移動し、糠箱57の前方が開放状
とされ、この状態で、糠ファン59の糠箱57に対する
接続を解除し、糠箱57を前方に引き出すと、可動レー
ル66が固定レール65に対して前方移動すると共に、
可動レール66に対して糠箱57が前方移動し、該糠箱
57がケース12前面から外部に引き出される。
【0031】なお、糠箱57内には、糠を収納する糠袋
がセットされ、この糠袋は糠箱上部の蓋体を取り外すこ
とによって上方に取り出されるようになっており、前述
したように糠箱57をケース12前面から外部に引き出
すことによって、容易に糠袋を取出し・セットできるよ
うになっている。前記精米装置15の右側方には制御装
置69が配置され、また、前面扉10の前面側上部に
は、精米装置15のホッパ40の透明窓40aを視認可
能な透明窓70と、精米機2の運転工程を表示灯R1〜
10によって表示する表示部71と、精白米のツキ加減
を設定する白度設定部72とが設けられている。前記白
度設定部72は例えば、5分ヅキ、7分ヅキ、白米のい
ずれかを選択ボタン73によって選択できるようになっ
ている。
【0032】また、図9に示すように、玄米投入部21
には、玄米収納袋74の開封装置75が設けられてい
る。この開封装置75は、下部が玄米投入部21の側板
23(又はガイド部材25側等)に左右軸廻りに回動自
在に枢支されて前後揺動自在とされたレバー76と、該
レバー76に長手方向移動自在に設けられたカッター7
7とから主構成されている。
【0033】この開封装置75では、開閉扉19を開け
た状態でガイド板24上に玄米収納袋74を載置し、こ
の状態でレバー76を手前に倒して該レバー76とガイ
ド板24とで玄米収納袋74を挟み込み、さらに、レバ
ー76を玄米収納袋74に押し付けると、カッター77
の刃先が玄米収納袋74に突き刺さるようになってい
る。そして、この状態でカッター77を下方にスライド
させると玄米収納袋74が開封される。
【0034】なお、レバー76は玄米収納袋74よりも
薄い厚さのものは挟み込めないようにすると共に、その
状態ではカッター77の刃が突出しないように構成する
のが好ましい。前記開封装置75の開封手段はカッター
77の他なんでもよく、例えば、図10に示すように、
カッター77の変わりにレバー76に電熱線78を設
け、この電熱線の熱によって玄米収納袋74を開封する
ようにしてもよい。
【0035】前記玄米収納袋74には、糠分が付着して
いるので、空の玄米収納袋74を精白米の収納には使え
ない。そこで、図11及び図12に例示するように、前
記玄米の自動販売機1に収納される玄米収納袋74に
は、精白米を収納するための精白米収納袋79が付設さ
れている。図11に示すものは、玄米収納袋74にポケ
ット状の収容部80を設け、この収納部80に精白米収
納袋79が入れてあるものが示されている。また、図1
2に示すものは、玄米収納袋74の外側に精白米収納袋
79を巻付け、ゴム輪等の固定手段81によって精白米
収納袋79を玄米収納袋74に固定しているものを示し
ている。
【0036】なお、玄米収納袋74に精白米収納袋79
を付設する手段としては、精白米収納袋79を玄米収納
袋74に着脱自在に接着すること等が考えられる。この
ように、玄米収納袋74に精白米収納袋79を付設する
ことによって、玄米を購入した人に確実に精白米収納袋
79を提供でき、余分な精白米収納袋79を容易するこ
ともないという利点を有する。
【0037】前記構成の米の自動販売システムにおい
て、玄米を購入する前にあっては、精米機2の表示部7
1の1番上の表示灯R1が点灯状態である。そして、玄
米の自動販売機1によって玄米を購入すると、その信号
Aが玄米の自動販売機1の制御装置から出力されて精米
機2の制御装置69に入力される。これによって、ロッ
ク装置33のロックが解除されて開閉扉19が開放可能
とされると共に、表示部71の1番上の表示灯R1が消
灯して2番目の表示灯R2が点灯して、精米機2が運転
可能状態となる。
【0038】次に、開閉扉19を開くと、2番目の表示
灯R2が消灯して3番目の表示灯R3が点灯し、玄米投
入部21から玄米投入ホッパ13へと玄米を投入する
と、第1の玄米検出センサ29が玄米を検出すると、3
番目の表示灯R3が消灯して4番目の表示灯R4が点灯
し、精白米取出部22に精白米収納袋をセットすると袋
検出センサ30が精白米収納袋を検出し、4番目の表示
灯R4が消灯して5番目の表示灯R5が点灯する。
【0039】このとき、玄米を投入する前に精白米取出
部22に精白米収納袋をセットしておいてもよい。次
に、開閉扉19を閉めると、扉センサ31がそれを検出
し、5番目の表示灯R5が消灯して6番目の表示灯R6
が点灯し、第1の玄米検出センサ29と袋検出センサ3
0と扉センサ31が、それぞれ玄米、精白米収納袋、開
閉扉19が閉まっていること、を検出した状態で、ロッ
ク装置33が作動して開閉扉19がロックされる。
【0040】そして、選択ボタン73のいずれかを押し
て、白度を選択すると、6番目の表示灯R6が消灯して
7番目の表示灯R7が点灯し、玄米搬送装置14が作動
して玄米が上方に運び上げられて、排出口35から精米
装置15のホッパ40に投入され、第3の玄米検出セン
サ41によって玄米が検出されると、8番目の表示灯R
8が点灯し、精米装置15が作動して、ホッパ40から
横送り部42、縦送り部43を経て玄米が搗精部39に
至り、ここで玄米が精白され、精白米は排出部44、ガ
イド部材54、シュート及び漏斗部材55を経て精白米
取出部22内の精白米収納袋内に投入され、一方、糠は
糠箱57に収容される。
【0041】精米中において、第2の玄米検出センサ3
7によって、ホッパ40内の玄米が所定量(満杯又は満
杯近く)になったことを検出すると、一旦、玄米搬送装
置14が停止し、第3の検出センサ41によって、ホッ
パ40内の玄米がなくなってきたことを検出すると、玄
米搬送装置14が再び作動してホッパ40内に玄米が投
入されるように構成されており、玄米投入ホッパ13内
に投入された玄米が一度に運び上げられるのではなく、
徐々に運び上げられるようになっている。
【0042】これによって、ホッパ40の容量を小さく
でき、ケース12内の精米装置15上部の空間を大きく
採らなくてもよく、精米装置15をできるだけケース1
2内の上方に配置して、糠箱配置空間を大きく、すなわ
ち糠箱57を大きくすることができ、精米装置15をケ
ース12内にコンパクトに組み込みながら、糠の容量ア
ップが図られている。
【0043】こうして、精米が進み、第1の玄米検出セ
ンサ29によって玄米投入ホッパ13内に玄米がなくな
ったことを検出し、且つ、第2の玄米検出センサ41に
よって排出部35にも玄米がないことを検出したとき
に、7番目の表示灯R7が消灯して、玄米搬送装置14
が停止して搬送が終了し、これ以後、第3の玄米検出セ
ンサ41によって、ホッパ40内に玄米がなくなってき
たことを検出しても玄米搬送装置14は動かないように
なっている。
【0044】そして、第3の玄米検出センサ41によっ
て、ホッパ40内に玄米がなくなったことが検出される
と、8番目の表示灯R8が消灯して9番目の表示灯R9
が点灯し、所定時間経過後(横送り部42、縦送り部4
3及び搗精部39内の玄米を精白するのに必要充分な時
間経過後)に、9番目の表示灯R9が消灯して10番目
の表示灯R10が点灯し、精米装置15及び糠抜き装置
16が停止すると共に、ロック装置33による開閉扉1
9のロックが解除される。
【0045】そして、開閉扉19を開けて、精白米取出
部22から上方に精白米収納袋を取り出して、開閉扉1
9を閉め、所定時間経過後に再びロック装置33が働い
て、開閉扉19がロックされ、精米機2が使用できない
状態となり、10番目の表示灯R10が消灯して1番目
の表示灯R1が点灯する。前記米の自動販売システムに
おいて、玄米を連続的に購入又は精米機2使用中に購入
する場合があるが、この場合、本実施の形態では、玄米
の自動販売機1からの信号Aの回数を精米機2の制御装
置69でカウントして記憶させておき、該回数分、精米
機2を連続運転できるように構成されている。
【0046】また、玄米の自動販売機1と精米機2とを
併置した米の自動販売システムSにあっては、精米機2
の玄米搬送装置14、精米装置15、糠抜き装置16が
故障すると、玄米は購入できるのに精米ができないとい
うトラブルが考えられるが、本実施の形態にあっては、
精米機2側の各装置が故障すると、その信号Bが玄米の
自動販売機1の制御装置に入力され、玄米の自動販売機
1の前面の操作部に売り切れ表示が表示されるようにな
っている。なお、この場合、売り切れ表示と共に、コイ
ン等を投入できないようにしたり、玄米の購入選択ボタ
ンを押しても作動しないようにしてもよく、精米機2の
故障時に、玄米の販売が制限されるようになっていれば
よい。
【0047】前記米の自動販売システムSは種種設計変
更が可能であり、例えば、玄米の自動販売機1に精米機
選択ボタンを設け、コイン等を投入して前記精米機選択
ボタンを押さない場合には前述した玄米購入・精米と同
様の動作をし、この精米機選択ボタンを押したときは、
精米機2のみ作動できるようにしてもよい。前記実施の
形態にあっては、本発明に係る精米機2を、玄米の自動
販売機1と精米機2とを併置した米の自動販売システム
Sに採用したものを例示したが、自動精米機2を単独で
使用してもよい。この場合、精米機2には、金銭取扱手
段(コイン、紙幣、プリペイドカード等の投入口及び制
御機構等)を設ける必要がある。また、精米機2のケー
ス12の内部に、玄米を貯蔵するタンク及びこのタンク
内の玄米を購入量に応じて計量する計量手段等を設けて
もよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、玄米を精白する精米装
置15と、玄米を投入する玄米投入ホッパ13と、玄米
投入ホッパ13から精米装置15に玄米を搬送する玄米
搬送装置14と、精米装置15から糠を抜いて糠箱57
に収納する糠抜き装置16とを、箱形のケース12内に
収納すると共に、精米装置15の下方側に糠箱57を配
置してなる自動精米機において、ケース12の前面側下
部に開閉扉19を設け、この開閉扉19の内側に、精米
装置15の前下方に位置して精白米を収容する精白米取
出部22を設けたので、ケース12内に、精米装置1
5、玄米投入ホッパ13、玄米搬送装置14、糠抜き装
置16をコンパクトに組み込みながらも、精米装置15
下方の糠箱配置空間を広く採ることができ、糠の収納容
量アップを図ることができる。
【0049】また、ケース12前面を開閉自在な前面扉
10とし、この前面扉10に開閉扉19を設けると共
に、糠箱57の前方側に位置して精米装置15から排出
される精白米を精白米取出部22に案内する案内手段5
3,55を前記前面扉10に設けたことによって、前面
扉10を開けると、該前面扉10と共に精白米取出部2
2、案内手段53,55が糠箱57の前方から移動し
て、糠箱57の前方が開放状となり、糠箱57を前方に
取り出すことができ、糠箱57を大きく形成したもので
あっても、糠の取り出し等が容易に行える。
【0050】また、精米装置15を下部を支点として前
方に傾倒可能に取り付けたことによって、精米装置15
の組み付け・分解が容易に行えると共に、精米装置15
の上方空間を大きく採る必要がなく、その分、精米装置
15の下方の糠箱配置空間を大きく採ることができる。
また、下部に位置する玄米投入ホッパ13から、その上
方の精米装置15に玄米を搬送するに際し、精米しなが
ら玄米を徐々に搬送するようにしたことにより、玄米投
入ホッパ13に投入した玄米を、一度に全部、精米装置
15の上方に搬送するものに対し、精米装置15の上方
空間を狭くでき、その分、精米装置15の下方の糠箱配
置空間を大きく採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】米の自動販売システムの正面図である。
【図2】精米機の正面内部構成図である。
【図3】精米機の左側面内部構成図である。
【図4】精米機の右側面内部構成図である。
【図5】精米機の平面内部構成図である。
【図6】精米機の操作・表示部の正面図である。
【図7】精米装置の右側面図である。
【図8】糠箱等の右側面図図である。
【図9】玄米投入部の左側面断面図である。
【図10】玄米投入部の他の例を示す左側面断面図であ
る。
【図11】玄米収納袋の斜視図である。
【図12】玄米収納袋の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 前面扉 12 ケース 13 玄米投入ホッパ 14 玄米搬送装置 15 精米装置 19 開閉扉 22 精白米取出部 57 糠箱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米を精白する精米装置(15)と、玄
    米を投入する玄米投入ホッパ(13)と、玄米投入ホッ
    パ(13)から精米装置(15)に玄米を搬送する玄米
    搬送装置(14)と、精米装置(15)から糠を抜いて
    糠箱(57)に収納する糠抜き装置(16)とを、箱形
    のケース(12)内に収納すると共に、精米装置(15
    の下方側に糠箱(57)を配置してなる自動精米機にお
    いて、 ケース(12)の前面側下部に開閉扉(19)を設け、
    この開閉扉(19)の内側に、精米装置(15)の前下
    方に位置して精白米を収容する精白米取出部(22)を
    設けたことを特徴とする自動精米機。
  2. 【請求項2】 ケース(12)前面を開閉自在な前面扉
    (10)とし、この前面扉(10)に開閉扉(19)を
    設けると共に、糠箱(57)の前方側に位置して精米装
    置(15)から排出される精白米を精白米取出部(2
    2)に案内する案内手段(53),(55)を前記前面
    扉(10)に設けたことを特徴とする請求項1記載の自
    動精米機。
  3. 【請求項3】 精米装置(15)を下部を支点として前
    方に傾倒可能に取り付けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の自動精米機。
  4. 【請求項4】 下部に位置する玄米投入ホッパ(13)
    から、その上方の精米装置(15)に玄米を搬送するに
    際し、精米しながら玄米を徐々に搬送するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の自動精米機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260680A (ja) * 2001-10-12 2007-10-11 Kubota Corp 屋外型自動精米装置
CN104821046A (zh) * 2015-04-13 2015-08-05 徐宁 一种具有米糠压缩和封装功能的现碾售米机及其售米方法
CN111167542A (zh) * 2020-02-27 2020-05-19 刘春红 一种自助售卖的碾米机系统及其控制方法

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