JP3782929B2 - 紙葉仕分け装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、仕分け先の異なる紙葉を仕分け先別に仕分けする紙葉仕分け装置に係り、特に、金融機関などにおいて料金を支払った後に回収されるガス、電気、電話などの支払い伝票の証票(半券)を仕分け先別に仕分けする紙葉仕分け装置に適したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガス、電気、電話などの仕分け先の異なる料金支払い伝票を仕分け先別に仕分け(分類)する装置として、特開平8−281217号公報に示された分類処理装置がある。この分類処理装置は、天板を有する机形状をなし、該天板上に伝票投入口を設け、該天板下には内部に扇形状の分類収納スペースを複数有する円筒形状の分類別収納部が回転自在に配置されてなる。この分類処理装置では、分類別収納部に伝票を収納する際、該分類別収納部を回転させ、伝票を収納すべき分類収納スペースを伝票投入口と対向する位置で該分類別収納部の回転を停止させ、オペレータが手で伝票を伝票投入口に投入してその分類収納スペースに収納する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来知られた分類処理装置においては、伝票投入部に対し分類別収納部の分類収納スペースを回転させる構成であるため、分類別収納部の専有スペースが大きく、装置が大型化してしまうという問題がある。また、分類別収納部の各分類収納スペースの形状が扇形状であるため、分類収納スペースの一対の仕切り間にある程度伝票を収納すると、該分類収納スペースの外周部近傍や内周部近傍にデッドスペースが生じ、伝票の収納効率が低下するという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、小型化が図れ、しかも紙葉の収納効率を向上させることのできる紙葉仕分け装置を提供することを目的とする。また、紙葉の投入口への投入操作性を向上させた紙葉仕分け装置を提供することを目的とする。また、紙葉の紙葉収納部への収納を容易に行えるようにした紙葉仕分け装置を提供することを目的とする。また、紙葉の搬送部への張り付きやジャムを防止できる紙葉仕分け装置を提供することを目的とする。また、紙葉仕分け業務の効率化を図ることのできる紙葉仕分け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る紙葉仕分け装置は、仕分け先の異なる紙葉を共通に受け付ける投入口と、紙葉を仕分け先別に収納する複数の収納区画を並設してなり、該収納区画が傾動可能な仕切りによって仕切られている紙葉収納部と、前記紙葉収納部の各収納区画に沿って移動するものであって、前記投入口から投入された紙葉を受け取り、該紙葉を収納すべき前記紙葉収納部の収納区画まで搬送して該特定の収納区画に投入する搬送部とを具え、前記搬送部が、紙葉を収納すべき特定の収納区画に対応する位置に到来したとき突出して該特定の収納区画を仕切っている一対の前記仕切りの少なくとも一方を動かすことにより該収納区画の開口を広げる部材を具備することを特徴とする。これによれば、搬送部を紙葉収納部の各収納区画に沿って移動させるようにしたので、紙葉収納部の専有スペースを小さくできる上、各収納区画にデッドスペースを生じることがなく、よって、装置の小型化を図れ、しかも紙葉の収納効率を向上させることができるものであり、更に、搬送部が収納区画の開口を広げた状態で紙葉を該収納区画に投入できるので、紙葉の各収納区画への収納が容易となる
【0006】
このような構成の紙葉仕分け装置において、紙葉の投入口への投入操作性を向上させるため、一例として、前記投入口において、投入すべき紙葉を載置するガイド部材と、閉状態で前記ガイド部材にて前記紙葉を保持し、開状態において該ガイド部材上の前記紙葉を前記投入口内に落下させる開閉部材とを有することを特徴とする。これによれば、紙葉をガイド部材に載置し、開閉部材の開状態で該紙葉を投入口に落下させるようにしたので、紙葉の投入口への投入操作性を向上できる。また、前記ガイド部材は、前記投入口の開口範囲内で所定角度回転することを特徴とする。このような構成のガイド部材によれば、その回転範囲内で紙葉を投入口に落下させることができる。
【0007】
このような構成の紙葉仕分け装置においては、紙葉が搬送部に張り付いたり、ジャムしたりすることが予想されるため、これに対処する工夫が必要である。一例として、紙葉に風圧を与えることによって該紙葉の張り付きを防止する風圧付与手段、もしくは搬送部に振動を付与することにより該搬送部への紙葉の張り付きを防止する振動付与手段を選択的に用いるとよい。また、紙葉収納部における仕切りへの紙葉の張り付きを防止するため、仕切りに紙葉の張り付きを防止するための凹凸もしくは穴を選択的に設けるとよい。
【0008】
また、紙葉運搬業務の効率化を図るため、一例として、前記紙葉収納部は、前記紙葉仕分け装置に引き出し可能に設けられた引き出し部に取り外し可能にユニット化されて収納されることを特徴とする。これによれば、紙葉収納部を引き出し部から取り外せるようにしたので、該引き出し部から取り外した紙葉収納部を台車などを用いて区分棚まで運び、該紙葉収納部の各収納区画から仕分け先別に紙葉を取り出して該区分棚により区分けしておくことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明に係る紙葉仕分け装置の一実施例を説明する。本実施例に示す紙葉仕分け装置は、例えば、銀行などの各支店で回収したガス、電気、電話などの仕分け先の異なる多量の料金支払い伝票の証票(半券)を仕分け先別(料金支払い先別)に仕分けする証票仕分け業務における証票仕分け装置として適用される。図7に証票仕分け装置の適用例の一例を示す。図7において、例えば、支払人A,B,Cが銀行の支店Da,Db,Dcにガス、電気、電話などの料金支払い伝票を持ち込んで料金を支払うと、各支店Da,Db,Dcでは、その料金支払い伝票の半券を支払い証明票として支払人A,B,Cに返却し、残りの半券を該料金支払い伝票の証票として回収する。各支店Da,Db,Dcにおいて、これらの証票は仕分け先別に、すなわち宛先別(料金支払い先)に仕分けされ、それらの証票の宛先、枚数、金額などのデータを端末機から入力して管理センターEに送信し、さらにデータ入力済の証票と、該証票のデータ内容を記録した添票とを管理センターEに送る。管理センターEでは、各支店Da,Db,Dcから送信される証票の入力データをホストコンピュータFに格納し、各支店Da,Db,Dcから送られた証票Pを証票仕分け装置10によって宛先別に仕分けする。すなわち、各支店Da,Db,Dcから送られた添票の証票データを図1(b)に示す証票仕分けテーブル100の端末機101からオペレータOPが入力すると、ホストコンピュータFは入力データと証票データとを照合し、両データが一致していれば、証票仕分け装置10にその証票Pの宛先データに対応するアドレスデータを送信し、証票仕分け装置10がそのアドレスデータに基づき証票Pの宛先別の仕分け処理を実行する。なお、証票仕分けテーブル100は、端末機101の他に、処理すべき証票Pを宛先別に収納しておく収納棚102、ディスプレイ装置103などを有する。
【0010】
図1において、証票仕分け装置10は、概ね直方体状の外観形態を呈し、例えば、図1(b)に示す証票仕分けテーブル100の左側(および/または右側)に設置される。証票仕分け装置10は、図1(a)に示すように、仕分け先の異なる証票Pを共通に受け入れる投入口20を上部のトップカバー11に有し、証票Pを仕分け別に収納する複数の収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnを直線状に並設してなる2つの箱型のマガジンM,Nと、投入口20から証票Pを受け取り、マガジンM,Nの各収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnに沿って直線移動するキャリー40とを下部の筐体12に有する。本例に示す証票仕分け装置10は、マガジンM,Nの有する複数の収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnに沿ってキャリー40が直線移動する構成であるので、図1に示すように、概ね直方体状に作製することができ、よって、設置スペースが比較的小さく、例えば既設の証票仕分け装置の隣に増設することができる。
【0011】
投入口20は、該投入口20を開閉する回動自在のシャッタ21と、該投入口20に投入すべき証票Pを載置するホッパガイド22a,22bとを有する。トップカバー11の表面には、シャッタ21を開動作させて証票Pを投入する投入スイッチSW1と、証票Pの証票データとホストコンピュータFの入力データとが一致した場合に点灯する表示器(図示せず)などが設けられる。シャッタ21は、投入口20の閉状態でホッパガイド22a,22bにて証票Pを保持するが、開状態において該ホッパガイド22a,22b上の証票Pを投入口20内に落下させる。すなわち、シャッタ21は、表示器の点灯状態において、オペレータOPが投入スイッチSW1をオンすることで、図示しないソレノイドにより下方に回動されて投入口20を開き、証票Pを投入口20内に落下させる。証票Pの表面側に位置するホッパガイド22aは、投入すべき証票PをオペレータOPが確認できるよう透明な材質で形成してある。また、ホッパガイド22a,22bは、投入口20の開口範囲内でシャッタ21に対し水平方向に所定角度(例えば略30度)回転できるように設けられる。これによって、証票仕分け装置10を図1(b)に示す証票仕分けテーブル100の左側または右側に設置した場合であっても、オペレータOPが証票Pを見やすい角度位置にホッパガイド22a,22bを設定することができ、また、その角度位置でシャッタ21を開状態とすることにより証票Pを投入口20に落下させることができる。このように本例では、証票Pをホッパガイド22a,22bに載置し、シャッタ21の開状態で該証票Pを投入口20に落下させることができるので、証票Pの投入口20への投入操作性が向上する。トップカバー11は、証票仕分け装置10のフロントF側でメカラッチ13を介して筐体12にロックされ、リア側で軸15を介して筐体12に開閉自在に枢支されており、例えば証票仕分け装置10のメンテナンス時に、トップカバー11の表面に設けられたロック解除スイッチSW2をオンして、該メカラッチ13のロックをソレノイド14により解除することで、軸15を中心に所定角度上方に開くことができる。
【0012】
マガジンM,Nは、図1(a)に示すように、筐体12にスライドレール30を介して引き出し可能に設けられたマガジンテーブル31内に取り外し可能に収納される。マガジンテーブル31は、証票仕分け装置10のフロントF側でメカラッチ16を介してロックされており、マガジンM,Nを取り出す際に、筐体12のフロントパネル12aに設けられたロック解除スイッチSW3をオンして、該メカラッチ16のロックをソレノイド17により解除することで筐体12から引き出すことができる。マガジンM,Nの収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnは、板状のセパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1によって等間隔に仕切られている。これらのセパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1は、それぞれ左右の下端部に設けられた支軸MP1,MP2,…,MPn+1、NP1,NP2,…,NPn+1によってマガジンM,Nに支持されており、証票仕分け装置10のリアR側に90度を越えない範囲で所定角度(略75〜80度)傾斜され、かつフロントF側に該支軸MP1,MP2,…,MPn+1、NP1,NP2,…,NPn+1を支点として一定角度開くように構成される。セパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1には、証票Pの張り付きを防止するために凹凸もしくは穴が選択的に設けられる(図2参照)。本例では、例えば図2に示すような穴MH1,MH2,…,MHn+1、NH1,NH2,…,NHn+1が所定数設けてある。また、セパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1には、左右の上端部にフラグMF1,MF2,…,MFn+1、NF1,NF2,…,NFn+1が設けられる。左右の上端部に設けた2つのフラグMF1,MF2,…,MFn+1、NF1,NF2,…,NFn+1のうち、一つはセパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1の位置検出のために用いられ、残りの一つは証票Pの宛先を表記したラベルを貼付するために用いられる。このようにフラグMF1,MF2,…,MFn+1、NF1,NF2,…,NFn+1の一つにラベルを貼付することで、収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnに収納されている証票Pの宛先の確認を簡易に行うことができる。
【0013】
キャリー40は、図1に示すように、筐体12内において、マガジンM,Nの上方に配され、そのマガジンM,Nに沿って延びるメインシャフト50(図2参照)にガイドローラ41を介して直線移動可能に保持される。キャリー40には、筐体12の有するプーリ50a,50bに掛け渡した搬送ベルト51が連結されており、その搬送ベルト51をパルスモータ60がプーリ50bを介して回転させることによってキャリー40はマガジンM,Nの各収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnに沿って直線移動する。キャリー40は、証票Pが通る通路42と、該証票Pを通路42下部の開口44に案内する傾斜ガイド43と、該開口44を開閉する回動自在のシャッタ45と、通路42内において証票Pを光学的に検出する証票検出センサS1と、セパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1のフラグMF1,MF2,…,MFn+1、NF1,NF2,…,NFn+1を光学的に検出するフラグ検出センサS2と、セパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1を開動作させるフォーク46と、該通路42内の証票Pに張り付き防止のための風圧を付与するファン47と、フォーク46が突出したことを光学的に検出するフォーク検出センサS3と、シャッタ45が開いたことを光学的に検出するシャッタ検出センサS4とを有する。シャッタ45およびフォーク46は、キャリー40に設けられた図示しないカム機構を介して連動動作可能に連結されており、該カム機構がメインシャフト50と平行なサブシャフト52によって所定方向へ回転されることにより連動動作する。
【0014】
キャリー40は、トップカバー11の投入口20の真下で待機しており、シャッタ21が上述のように開動作して投入口20に証票Pが投入されると、図2に示すように、その証票Pを通路42に通し、該証票Pを傾斜ガイド43でシャッタ45に案内し、閉状態のシャッタ45でその証票Pを受ける。証票検出センサS1は、その証票Pを光学的に検出し、その検出信号を図5に示す制御部70に出力する。制御部70では、証票検出センサS1から証票Pの検出信号を入力し、上記の証票PのアドレスデータAdに基づきパルスモータ60を駆動して該アドレスデータAdに対応する所定の収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnまでキャリー40を搬送する制御を行う。すなわち、制御部70は、図6に示すように、ホストコンピュータFより証票PのアドレスデータAdを取り込み(ステップ1)、証票検出センサS1から証票Pの検出信号を入力すると(ステップ2)、パルスモータ60を例えば正転駆動して、キャリー40を移動させ(ステップ3)、該パルスモータ60の回転数を図5に示すパルスエンコーダ61で検出してキャリー40の待機位置からの移動量Cpを計算し(ステップ4)、その移動量CpがアドレスデータAdに対応する収納ポケットのM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnのアドレス(位置データ)と等しくなるまでパルスモータ60の駆動を制御する(ステップ5)。また、制御部70は、キャリー40の移動中においてフラグ検出センサS2が検出する各セパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1のフラグMF1,MF2,…,MFn+1、NF1,NF2,…,NFn+1の検出信号を入力してカウントし、該証票Pを収納すべき収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnの手前側のセパレータMS1,MS2,…,MSn+1、NS1,NS2,…,NSn+1のフラグMF1,MF2,…,MFn+1、NF1,NF2,…,NFn+1を該フラグ検出センサS2が検出すると(ステップ6)、図5に示すシャッタ/フォーク作動モータ62を駆動させ、該シャッタ/フォーク作動モータ62によりサブシャフト52を所定の方向へ回転させてカム機構を介しシャッタ45およびフォーク46を動作させると共に、ファン47を起動させる(ステップ7)。ここで、シャッタ45およびフォーク46の動作を容易に理解できるように図3を参照して説明する。図3(a)に示すように、例えば、証票Pを収納ポケットM3に収納する場合、制御部70において、キャリー40の移動量検出信号に基づき該キャリー40が該収納ポケットM3に対応する所定の位置まで到来したことを検出すると共に、フラグ検出センサS2が該収納ポケットM3の手前側の仕切りMS3のフラグMF3を検出したとき、シャッタ/フォーク作動モータ62を例えば正転駆動すると共に、ファン47を起動させる(ステップ7)。シャッタ/フォーク作動モータ62が正転駆動されることによりサブシャフト52が所定方向へ回転され、これによって、カム機構が動作してフォーク46とシャッタ45を次のように動作させる。すなわち、フォーク46は、カム機構が動作することにより収納ポケットM3内(つまり手前の仕切りMS3とその次の仕切りMS4との間)に突出し(ステップ8)、キャリー40の更なる移動に応じて仕切りMS3を傾斜を減らす方向に回動させて該収納ポケットM3の間口(開口)を広げる。このとき、フォーク検出センサS3は、フォーク46が突出したことを検出し、その検出信号を制御部70が入力する(ステップ9)。シャッタ45は、フォーク46の突出とほぼ同時に支軸45aを支点に反時計方向に回転し始め、開口44を完全に開放した位置で停止する(ステップ10)。このとき、シャッタセンサS4は、シャッタ45が開いたことを検出し、その検出信号を制御部70が入力する(ステップ11)。制御部70では、これらの検出信号に基づきパルスモータ60の駆動を停止して、搬送ベルト51によるキャリー40の移動を停止させる(ステップ12(図3(b)参照))。キャリー40の停止位置での仕切りMS3の傾斜角度θは、図3(b)に示すように、θ<90である。図3(b)において、シャッタ45が開口44を開放すると、証票Pは、通路42によって開口44に案内され、該通路42の開口44側に設けられた通風口42aよりファン47が送り込む送風Wの風圧によって仕切りMS3の開き側から収納ポケットM3に流され、該仕切りMS3に沿って収納ポケットM3内に落下し収納される。この際、証票Pがファン47の送風Wの風圧によって仕切りMS3に張り付いたとしても、仕切りMS3には複数の穴MH3が設けられているので、証票Pが仕切りMS3に密着することがなく、証票Pはファン47の風圧の影響を受けなくなったときに仕切りMS3から離れ、仕切りMS4側に傾倒する。このように証票Pをファン47の風圧によって強制的に収納ポケットM3内に落下させているので、キャリー40の通路42に証票Pが静電気によって張り付いたり、証票Pのシワやカールなどによって該証票Pがキャリー40の通路42にジャムしたりすることを確実に防止することができる。また、仕切りMS3の開き側から証票Pを収納ポケットM3に流し落としているので、証票Pを収納ポケットM3に収納し易い。制御部70は、証票Pがキャリー40から収納ポケットM3に落下する所要時間経過後に、シャッタ/フォーク作動モータ62を先の回転方向とは逆方向に回転駆動すると共に、ファン47を停止させる(ステップ13)。シャッタ/フォーク作動モータ62が逆転駆動されることによってサブシャフト52が先の回転方向とは逆方向へ回転され、これに伴いカム機構が動作して、フォーク46を収納ポケットM3内から退却させ(ステップ14)、シャッタ45を開口44の下方に回動させて該開口44を閉じる(ステップ15)。フォーク46が収納ポケットM3内から退却することで、仕切りMS3は元の傾斜位置まで戻る。制御部70は、フォーク検出センサS3およびシャッタ検出センサS4から検出信号の入力がなくなったときパルスモータ60を逆転駆動して、搬送ベルト51によりキャリー40を待機位置まで移動させる(ステップ16)。なお、本例によれば、ファン47の風圧を利用して、証票Pのキャリー40への張り付き、証票Pのシワやカールなどによって証票Pがキャリー40の通路42にジャムすることを防止したが、該ファン47に代えて、キャリー40に微振動を付与するバイブレータを設け、このバイブレータによる微振動を利用して、証票Pのキャリー40への張り付き、証票Pのシワやカールなどによって証票Pがキャリー40の通路42にジャムすることを防止するように構成してもよい。また、ファン47とバイブレータとを併せて使ってもよい。
【0015】
証票仕分け装置10は、投入口20から新たな証票が投入される毎に上述の証票仕分け処理を繰り返し行い、仕分け先の異なる証票をマガジンM,Nの各収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnに宛先別に収納する。こうして仕分け先の異なる証票を証票仕分け装置10によって宛先別に仕分けした後、マガジンテーブル31のメカラッチ16によるロックを解除し、図4(a)に示すように、証票仕分け装置10の筐体12からマガジンテーブル31を引き出す。マガジンM,Nは、マガジンテーブル31から取り出されて台車80に移し載せられ、その台車80によって図4(b)に示す最終区分棚Hまで運ばれ、各収納ポケットM1,M2,…,Mn、N1,N2,…,Nnに宛先別に仕分けされた証票をその最終区分棚Hに設けられた所定の区分棚H1に宛先別に区分けされる。このようにマガジンM,Nをマガジンテーブル31から取り外せるようにしたので、証票仕分け後の証票運搬業務を効率よく行うことができる。
なお、上述の実施の形態では、マガジンが2つの場合について記述したが、1つでもよく、また、2つ以上であってもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、小型化を図れ、しかも紙葉の収納効率を向上させることができる。また、紙葉の投入口への投入操作性を向上させることができる。また、紙葉の紙葉収納部における各収納区画への収納を容易に行うことができる。また、紙葉の搬送部への張り付きやジャムを防止することができる。また、紙葉仕分け業務の効率化を図ることのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る証票仕分け装置の一例を示し、(a)は同装置の概要断面図、(b)同装置の設置例を示す図。
【図2】 本実施例に係る証票仕分け装置のキャリー、収納ポケットおよび仕切りの説明図。
【図3】(a)はフォークがキャリーの移動に伴って仕切りを開動作させるときの説明図、(b)はファンが証票を収納ポケットに流し落とすときの説明図。
【図4】 本実施例に係る証票仕分け装置による証票仕分け後の証票運搬業務の例を示す説明図。
【図5】 本実施例に係る証票仕分け装置のキャリーと制御部とのシステム構成を示すブロック図。
【図6】 制御部によって制御されるキャリーの動作の一例を示すフローチャート。
【図7】 本実施例の証票仕分け装置を証票仕分け業務に適用する一例を示す図。
【符号の説明】
20 投入口
21 シャッタ
22a,22b ホッパガイド
31 マガジンテーブル
40 キャリー
44 開口
45 シャッタ
46 フォーク
47 ファン
M,N マガジン
M1,M2,…,Mn 収納ポケット
N1,N2,…,Nn 収納ポケット
MS1,MS2,…,MSn+1 セパレータ
NS1,NS2,…,NSn+1 セパレータ
P 証票

Claims (7)

  1. 仕分け先の異なる紙葉を共通に受け付ける投入口と、
    紙葉を仕分け先別に収納する複数の収納区画を並設してなり、該収納区画が傾動可能な仕切りによって仕切られている紙葉収納部と、
    前記紙葉収納部の各収納区画に沿って移動するものであって、前記投入口から投入された紙葉を受け取り、該紙葉を収納すべき前記紙葉収納部の収納区画まで搬送して該特定の収納区画に投入する搬送部と
    を具え
    前記搬送部が、紙葉を収納すべき特定の収納区画に対応する位置に到来したとき突出して該特定の収納区画を仕切っている一対の前記仕切りの少なくとも一方を動かすことにより該収納区画の開口を広げる部材を具備することを特徴とする紙葉仕分け装置。
  2. 前記投入口において、投入すべき紙葉を載置するガイド部材と、閉状態で前記ガイド部材にて前記紙葉を保持し、開状態において該ガイド部材上の前記紙葉を前記投入口内に落下させる開閉部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の紙葉仕分け装置。
  3. 前記ガイド部材は、前記投入口の開口範囲内で所定角度回転することを特徴とする請求項2に記載の紙葉仕分け装置。
  4. 前記搬送部は、該搬送部への前記紙葉の張り付きを該紙葉に風圧を与えることによって防止する張り付き防止手段を更に具えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紙葉仕分け装置。
  5. 前記搬送部は、該搬送部に振動を付与することにより当該搬送部への前記紙葉の張り付きを防止する張り付き防止手段を更に具えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紙葉仕分け装置。
  6. 前記仕切りは、前記紙葉の張り付きを防止するための凹凸もしくは穴を選択的に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の紙葉仕分け装置。
  7. 前記紙葉収納部は、前記紙葉仕分け装置に引き出し可能に設けられた引き出し部に取り外し可能にユニット化されて収納されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の紙葉仕分け装置。
JP2000292677A 2000-09-26 2000-09-26 紙葉仕分け装置 Expired - Fee Related JP3782929B2 (ja)

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