JP4978826B2 - 現金回収装置 - Google Patents
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Description
請求項5に記載の発明は、硬貨と紙幣とを分離して収容する個別金庫内から硬貨と紙幣とを選別して回収する現金回収装置において、前記個別金庫内の硬貨を受け取って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されてきた硬貨を着脱可能に設けられた複数個の硬貨収納金庫に分配する分配手段と、を備え、前記分配手段は、前記搬送手段により搬送されてきた硬貨の入口及び出口を有すると共に当該出口が各硬貨収納金庫の硬貨受入口にそれぞれ硬貨を供給可能となる位置に移動可能に設けられたアームと、前記アームを移動させるために当該アームに作動連結された駆動手段と、前記各硬貨収納金庫にそれぞれ対応して設けられると共に各硬貨収納金庫に予め設定された量の硬貨が収容されたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により予め設定された量の硬貨が収納された旨検出された場合に硬貨が収納されていない別の硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能となる位置に前記アームの出口がくるように前記駆動手段を駆動させる制御手段と、を備え、前記アームは、硬貨が供給される入口部、当該入口部の下端に連結されると共に斜め下に延びる中間部、及び当該中間部の下端に連結された出口部を備えると共に、前記入口部の中心軸を中心として回転するように設け、前記駆動手段は出力軸を有するモータとすると共に、当該モータの出力軸が前記アームの入口部の中心軸と一致するように、当該モータ及びアームをそれぞれ設けるようにしたことをその要旨とする。
請求項9に記載の発明は、券類が混在している硬貨及び紙幣を分離して収容する個別金庫から、券類と硬貨と紙幣とを選別して回収する現金回収装置において、混在状態の硬貨及び券類を前記個別金庫内から受け取って搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されてきた硬貨及び券類を分離する分離手段と、着脱可能に設けられた複数個の硬貨収納金庫に、前記分離手段により分離された硬貨を分配する分配手段と、を備え、当該現金回収装置の上方から下方に向かって、前記分離手段、前記個別金庫、前記分配手段の順番に位置しており、前記搬送手段は、一方側が前記個別金庫の下方に、他端側が前記個別金庫の上方に、それぞれ位置し、前記一端側で前記個別金庫から受け取った混在状態の硬貨及び券類を前記他端側の前記分離手段に向けて搬送するようにしたことをその要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の現金回収装置において、前記分離手段により分離された券類を収容する収容部と、前記分離手段と前記収容部とを連通可能につなぐ連通路を形成する筒状部と、を備え、前記収容部が前記分離手段の直下外に位置する場合には、前記連通路に、前記分離手段から前記収容部に向かう傾斜路が含まれるようにしたことをその要旨とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の現金回収装置において、前記分配手段は、硬貨の入口及び出口を有すると共に当該出口が各硬貨収納金庫の硬貨受入口にそれぞれ硬貨を供給可能となる位置に移動可能に設けられたアームと、前記アームを移動させるために当該アームに作動連結された駆動手段と、前記各硬貨収納金庫にそれぞれ対応して設けられると共に各硬貨収納金庫に予め設定された量の硬貨が収容されたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段により予め設定された量の硬貨が収納された旨検出された場合に硬貨が収納されていない別の硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能となる位置に前記アームの出口がくるように前記駆動手段を駆動させる制御手段と、を備えたことをその要旨とする。
この構成によれば、硬貨はアームを介して複数の硬貨収納金庫のいずれかに収納される。その一つの硬貨収納金庫が満杯になった場合にはそれが検出手段により検出され、硬貨が収納されていない別の硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能とされた位置にアームの出口がくるように駆動手段が駆動される。これが全ての硬貨収納金庫が満杯になるまで繰り返される。このようにして硬貨、ひいては現金の総体的な処理効率の向上が図られる。
図1に示すように、ハウジング12内において、2つの収容室13,13の間における下方には紙幣回収室21が設けられている。紙幣回収室21はハウジング12の前面に開口していると共に当該開口部には紙幣回収室21を開閉する扉22が設けられている。紙幣回収室21には紙幣用金庫23が収容される。紙幣用金庫23の上面には紙幣受入口24が形成されていると共に当該紙幣受入口24には当該紙幣受入口24を開閉するシャッター24aが設けられている。シャッター24aは紙幣用金庫23が紙幣回収室21に収容されていない場合には図示しないロック機構により紙幣受入口24を閉鎖する位置に保持される。一方、紙幣用金庫23が紙幣回収室21に収容されている場合には、これが図示しないセンサにより検出されることによりロック機構が解除されてシャッター24aは紙幣受入口24を開放する位置に保持される。
図1に示すように、ハウジング12内において、紙幣回収室21の側方には券類回収室31が設けられている。券類回収室31はハウジング12の前面に開口していると共に当該開口部には券類回収室31を開閉する扉32が設けられている。券類回収室31には券類収納箱33が収容される。券類収納箱33の上面には券類受入口34が形成されていると共に当該券類受入口34にはそれを開閉するシャッター34aが設けられている。シャッター34aは券類収納箱33が券類回収室31に収容されていない場合には図示しないロック機構により券類受入口34を閉鎖する位置に保持される。一方、券類収納箱33が券類回収室31に収容されている場合には、これが図示しないセンサにより検出されることによりロック機構が解除されてシャッター34aは券類受入口34を開放する位置に保持される。
図2に併せ示すように、ハウジング12内において、紙幣回収室21の後方には硬貨回収室41が設けられている。硬貨回収室41はハウジング12の側面に開口していると共に当該開口部には硬貨回収室41を開閉する扉42が設けられている。この硬貨回収室41には複数(本実施形態では4つ)の硬貨用金庫43を収容した硬貨収納台車44が収容される。
図2に示すように、両収容室13,13と紙幣回収室21との間には、紙幣シュート61が配置されている。紙幣シュート61は両端が開口した扁平の直方体状に形成されると共に下方に向かうにつれて幅狭となる先細り形状とされている。紙幣シュート61の上部開口部は運賃箱金庫15から排出された紙幣の受入口とされていると共に同じく下部開口部は紙幣の出口とされている。紙幣シュート61の受入口は一方の収容室13の紙幣収容室17側の側部に対応する位置から他方の収容室13の紙幣収容室17側の側部に対応する位置までの範囲にわたって形成されていると共に、2つの収容室13,13から押し出された紙幣をそれぞれ受け取り可能となっている。また、紙幣シュート61の出口は紙幣用金庫23の紙幣受入口の開口形状と略同形状に形成されると共に、紙幣回収室21に収容された紙幣用金庫23の紙幣受入口24に対向するように設けられている。
図2に示すように、ハウジング12内において、両収容室13,13の下方にはそれぞれ硬貨シュート62が配置されている。硬貨シュート62は上部及び下部がそれぞれ開口すると共に下方へ向かうにつれて開口面積が小さくなる先細りの四角筒状に形成されている。硬貨シュート62の上部開口部は収容室13に硬貨収容室16が下を向くように装着された運賃箱金庫15の硬貨収容室16に対応するように設けられていると共に、当該硬貨シュート62の下部開口部は後述する第1のコンベヤ71に対応するように設けられている。
図2に示すように、2つの硬貨シュート62,62の下方にはそれぞれL形の第1のコンベヤ71が配置されている。この第1のコンベヤ71は駆動プーリ72、中間プーリ73、従動プーリ74及びそれらの間に掛装された無端状のベルト75を備えていると共に当該駆動プーリ72の端部には歯車76が固定されている。駆動プーリ72、中間プーリ73及び従動プーリ74は第1のコンベヤ71を覆うように設けられると共にハウジング12に固定された図示しないコンベヤケースに回転可能に支持されている。第1のコンベヤ71において駆動プーリ72から中間プーリ73までの範囲は収容室13に装着された運賃箱金庫15の硬貨収容室16が設けられている面に平行をなして対向する水平部71aとされると共に、中間プーリ73から従動プーリ74までの範囲は水平部71aに対して所定角度をなして傾斜する傾斜部71bとされている。従って、運賃箱金庫15が収容室13,13に装着された状態において、硬貨収容室16のシャッター16aが開放された場合、当該硬貨収容室16に収容されていた硬貨は硬貨シュート62を介して第1のコンベヤ71の水平部71aの上面に落下する。
図2に示すように、第1のコンベヤ71の傾斜部71bの先端部の下方にはI形の第2のコンベヤ81が配置されている。第2のコンベヤ81は第1のコンベヤ71の搬送方向に対して直交する方向へ延びるように設けられていると共に、第1のコンベヤ71の傾斜部71bの先端部からこぼれ落ちてきた硬貨及び券類を受け取り可能に設けられている。第2のコンベヤ81は駆動プーリ82、従動プーリ83及びそれらの間に掛装された無端状のベルト84を備えていると共に、当該駆動プーリ82の端部には歯車85が固定されている。駆動プーリ82及び従動プーリ83は第2のコンベヤ81を覆うように設けられると共にハウジング12に固定された図示しないコンベヤケースに回転可能に支持されている。
図2に示すように、ハウジング内において、第2のコンベヤ81の下流側には第2のコンベヤ81により搬送されてきた硬貨及び券類を分離する券銭分離機構91が配置されている。図4に併せ示すように、券銭分離機構91は、ハウジング12内に回転可能に支持されると共に両端が開口した円筒状のドラム92、当該ドラム92を回転させるモータ93、第2のコンベヤ81の下方に配置された送風機94を備えている。
図2に示されるように、ハウジング12内において、通気部材97の先端側には券類シュート101が配置されている。券類シュート101の上部において通気部材97側の側壁には図示しない開口部が形成されていると共に当該開口部には通気部材97の先端部が挿入されている。図5に併せ示されるように、券類シュート101はその中間部を境に斜め前方へ若干屈曲されると共に券類回収室31に連通するように下方へ延びている。券類シュート101の下部開口部は券類収納箱33の券類受入口の開口形状と略同形状に形成されると共に、図2に示されるように券類回収室31に収容された券類収納箱33の券類受入口34に対向するように設けられている。従って、券銭分離機構91により分離された券類は四角筒状の券類シュート101を通って券類回収室31の券類収納箱33に収納される。
図6に示すように、ハウジング12内において、券銭分離機構91の下方には当該機構により券類と分離された硬貨を振り分ける硬貨分配機構111が配置されている。また、図7に併せ示すように、硬貨分配機構111は硬貨回収室41に収容された硬貨収納台車44の上方、且つ紙幣シュート61の後方に配置されている。そして、図8に示すように、硬貨分配機構111はハウジング12内に固定された枠体112を備えている。枠体112は断面L字状の複数の枠材が組み合わせられることにより直方体状に形成されている。枠体112の四角枠状の内底面には平板状の支持部材113が当該枠体112の下部開口部を塞ぐように配置されている。
次に、現金回収装置11の電気的構成について説明する。図12に示すように、現金回収装置11はマイクロコンピュータ等の制御装置141を備えている。制御装置141はCPU(中央処理装置)142、ROM(読み取り専用メモリ)143及びRAM(読み取り書き込み専用メモリ)144を備えていると共に、それらは図示しないバスを介して相互に接続されている。ROM143には現金回収装置11の各部を統括的に制御するための各種データ及び各種制御プログラム等が予め格納されている。RAM144はROM143の制御プログラムを展開してCPU142が各種処理を実行するためのデータ記憶領域、即ち作業領域である。そしてCPU142は、ROM143に格納された制御プログラムに基づいて、現金回収装置11の各部を統括的に制御する。
次に、前述のように構成した現金回収装置11の動作を説明する。
まず、4つの硬貨用金庫43にそれぞれ空の硬貨収納箱55を2つずつ装着すると共に各硬貨用金庫43を硬貨収納台車44に上方から収容する。そして、この4つの硬貨用金庫43が収容された硬貨収納台車44をハウジング12の硬貨回収室41に収容すると共に、硬貨分配機構111に装着する。このとき、各硬貨用金庫43の上部は各硬貨用金庫案内部材121により案内されるので、各硬貨用金庫43の硬貨分配機構111への装着が円滑に行われる。硬貨収納台車44の硬貨回収室41の奥方への移動は当該硬貨収納台車44に設けられた図示しないストッパが硬貨回収室41内に設けられた図示しない規制部材に当接することにより規制される。この規制された状態において各硬貨用金庫43はそれらの蓋体53の2つの開口部54,54が各硬貨ガイド115の下端開口部に一致する位置に保持される。
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)現金回収装置には、運賃箱金庫内の硬貨を受け取って搬送する第1のコンベヤ及び当該第1のコンベヤにより搬送されてきた硬貨を受け取る第2のコンベヤを備えた。また、現金回収装置には第2のコンベヤにより搬送されてきた硬貨を複数個の硬貨収納箱55に分配する硬貨分配機構111を備えた。
尚、前記実施形態は、次のように変更して実施してもよい。
・本実施形態では、現金回収装置11に2つの収容室13を設けるようにしたが、1つとしてもよい。この場合、第1のコンベヤ71も一つ設けるだけでよい。
・本実施形態では、硬貨用金庫43のケース51内に2つの硬貨収納箱55を収容するようにしたが、当該硬貨収納箱55に代えて硬貨収納用の袋にしてもよい。この場合、当該袋は本発明の硬貨収納金庫に相当する。
・本実施形態ではワンマンバスの運賃箱で回収された現金を処理する場合について説明したが、駅及びスーパーマーケット等の店舗の売上金を処理するようにしてもよい。この店舗の売上金についても金庫又は現金収納用の袋に一旦入れられると共に、現金輸送用のトラック等によって一箇所に集められた後、そこで紙幣と硬貨の選別及び計数等の回収処理が行われることがある。
・本実施形態では、アーム132を回転させることにより硬貨を複数の硬貨用金庫43(正確には、それに収容された硬貨収納箱55)に分配するようにしたが、各硬貨用金庫43側を回転させるようにしてもよい。即ち、例えば各硬貨用金庫43をモータ等により回転可能としたターンテーブルの上に配置する。そして、当該ターンテーブルを回転させることにより、アーム132の出口部132cと、硬貨を供給すべき硬貨用金庫43の開口部54に対応する硬貨ガイド115の上部開口部とを一致させる。
55…硬貨収納箱(硬貨収納金庫)、57…硬貨受入口、
71…搬送手段を構成する第1のコンベヤ、81…搬送手段を構成する第2のコンベヤ、91…券銭分離機構(分離手段)、111…硬貨分配機構(分配手段)、
113…支持部材、115…硬貨ガイド、117…モータ(駆動手段)、
117a…出力軸、121…硬貨用金庫案内部材(案内手段)、
124…満杯センサ(検出手段)、132…アーム、132a…入口部(硬貨の入口)、132b…中間部、132c…出口部(硬貨の出口)、141…制御装置(制御手段)、O1…中心軸、S…仮想平面。
Claims (11)
- 硬貨と紙幣とを分離して収容する個別金庫内から硬貨と紙幣とを選別して回収する現金回収装置において、
前記個別金庫内の硬貨を受け取って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されてきた硬貨を着脱可能に設けられた複数個の硬貨収納金庫に分配する分配手段と、を備え、
前記分配手段は、
前記搬送手段により搬送されてきた硬貨の入口及び出口を有すると共に当該出口が各硬貨収納金庫の硬貨受入口にそれぞれ硬貨を供給可能となる位置に移動可能に設けられたアームと、
前記アームを移動させるために当該アームに作動連結された駆動手段と、
前記各硬貨収納金庫にそれぞれ対応して設けられると共に各硬貨収納金庫に予め設定された量の硬貨が収容されたか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により予め設定された量の硬貨が収納された旨検出された場合に硬貨が収納されていない別の硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能となる位置に前記アームの出口がくるように前記駆動手段を駆動させる制御手段と、
各硬貨収納金庫の硬貨受入口にそれぞれ対応するように設けられると共に硬貨の入口及び出口を備えてこれらの硬貨の入口が円環状に配置されるように設けられた複数個の硬貨ガイドと、を備え、
前記アームは、前記搬送手段により搬送されてきた硬貨の入口側を中心として回転可能に設けると共に、当該回転により硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能となる位置であるアームの出口が各硬貨ガイドの入口にそれぞれ一致する位置に移動可能となるように設けた現金回収装置。 - 請求項1に記載の現金回収装置において、
前記各硬貨ガイドの入口側の開口端面はそれぞれ同一の仮想平面に含まれるように形成すると共に、前記アームの出口側の開口端面を前記仮想平面に対して平行をなすように形成し、
前記各硬貨ガイドの入口側の開口端面と、前記アームの出口側の開口端面との間に若干の隙間が形成されるように、各硬貨ガイド及びアームをそれぞれ配設するようにした現金回収装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の現金回収装置において、
前記アームの駆動手段を各硬貨ガイドにより囲まれたスペースに配置するようにした現金回収装置。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の現金回収装置において、
前記アームは硬貨が供給される入口部、当該入口部の下端に連結されると共に斜め下に延びる中間部、及び当該中間部の下端に連結された出口部を備えると共に、前記入口部の中心軸を中心として回転するように設け、
前記駆動手段は出力軸を有するモータとすると共に、当該モータの出力軸が前記アームの入口部の中心軸と一致するように、当該モータ及びアームをそれぞれ設けるようにした現金回収装置。 - 硬貨と紙幣とを分離して収容する個別金庫内から硬貨と紙幣とを選別して回収する現金回収装置において、
前記個別金庫内の硬貨を受け取って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されてきた硬貨を着脱可能に設けられた複数個の硬貨収納金庫に分配する分配手段と、を備え、
前記分配手段は、
前記搬送手段により搬送されてきた硬貨の入口及び出口を有すると共に当該出口が各硬貨収納金庫の硬貨受入口にそれぞれ硬貨を供給可能となる位置に移動可能に設けられたアームと、
前記アームを移動させるために当該アームに作動連結された駆動手段と、
前記各硬貨収納金庫にそれぞれ対応して設けられると共に各硬貨収納金庫に予め設定された量の硬貨が収容されたか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により予め設定された量の硬貨が収納された旨検出された場合に硬貨が収納されていない別の硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能となる位置に前記アームの出口がくるように前記駆動手段を駆動させる制御手段と、を備え、
前記アームは、硬貨が供給される入口部、当該入口部の下端に連結されると共に斜め下に延びる中間部、及び当該中間部の下端に連結された出口部を備えると共に、前記入口部の中心軸を中心として回転するように設け、
前記駆動手段は出力軸を有するモータとすると共に、当該モータの出力軸が前記アームの入口部の中心軸と一致するように、当該モータ及びアームをそれぞれ設けるようにした現金回収装置。 - 請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の現金回収装置において、
前記各硬貨ガイドはそれぞれ平板状の支持部材の一方面側から挿通支持すると共に、当該支持部材の他方面には各硬貨収納金庫の硬貨受入口と各硬貨ガイドの出口とを一致させる方向へ各硬貨収納金庫をそれぞれ案内する案内手段を設けるようにした現金回収装置。 - 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の現金回収装置において、
前記各硬貨収納金庫はそれぞれ直方体状に形成すると共に、各硬貨収納金庫をそれぞれ同じ方向に向けて且つ密集して配置するようにした現金回収装置。 - 前記個別金庫内の硬貨には券類が混入していると共に当該硬貨及び券類はそれぞれが混在した状態で前記搬送手段により搬送するようにし、
前記搬送手段により搬送されてきた硬貨及び券類を分離する分離手段を備えると共に、当該分離手段の下方に前記分配手段を配置するようにした請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の現金回収装置。 - 券類が混在している硬貨及び紙幣を分離して収容する個別金庫から、券類と硬貨と紙幣とを選別して回収する現金回収装置において、
混在状態の硬貨及び券類を前記個別金庫内から受け取って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されてきた硬貨及び券類を分離する分離手段と、
着脱可能に設けられた複数個の硬貨収納金庫に、前記分離手段により分離された硬貨を分配する分配手段と、を備え、
当該現金回収装置の上方から下方に向かって、前記分離手段、前記個別金庫、前記分配手段の順番に位置しており、
前記搬送手段は、一方側が前記個別金庫の下方に、他端側が前記個別金庫の上方に、それぞれ位置し、前記一端側で前記個別金庫から受け取った混在状態の硬貨及び券類を前記他端側の前記分離手段に向けて搬送するようにした現金回収装置。 - 請求項9に記載の現金回収装置において、
前記分離手段により分離された券類を収容する収容部と、
前記分離手段と前記収容部とを連通可能につなぐ連通路を形成する筒状部と、を備え、
前記収容部が前記分離手段の直下外に位置する場合には、前記連通路に、前記分離手段から前記収容部に向かう傾斜路が含まれるようにした現金回収装置。 - 請求項9又は10に記載の現金回収装置において、
前記分配手段は、
硬貨の入口及び出口を有すると共に当該出口が各硬貨収納金庫の硬貨受入口にそれぞれ硬貨を供給可能となる位置に移動可能に設けられたアームと、
前記アームを移動させるために当該アームに作動連結された駆動手段と、
前記各硬貨収納金庫にそれぞれ対応して設けられると共に各硬貨収納金庫に予め設定された量の硬貨が収容されたか否かを検出する検出手段と、
前記検出手段により予め設定された量の硬貨が収納された旨検出された場合に硬貨が収納されていない別の硬貨収納金庫の硬貨受入口に硬貨を供給可能となる位置に前記アームの出口がくるように前記駆動手段を駆動させる制御手段と、を備えた現金回収装置。
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