JP3718332B2 - 精米機の糠収容装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄米を精白する精米機の糠収容装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、精米機として、玄米を精白する精米装置と、この精米装置から糠を吸引して糠収容体に圧送し、該糠収容体に糠を収容するようにした糠収容装置とを備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の精米機にあっては、糠収容体はただ単に箱体で構成され、この箱体に糠を収容していたので、糠の取り出しが大変な作業であるという問題がある。
また、箱体に糠が一杯になったことを検出する手段がなかったので、適当な時期に糠の量を点検しなければならず、面倒であるという問題もある。
【0004】
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、糠の取出し作業を簡単に行えると共に、糠の取出し時期を良好に検出できる精米機の糠収容装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、玄米を精白する精米装置15から糠を吸引して糠収容体57に圧送し、該糠収容体57に糠を収容するようにした精米機の糠収容装置において、
前記糠収容体57は、糠が収容される糠袋83を上方開口状に収容する糠袋収容部材84と、この糠袋収容部材84に収容された糠袋83の開口を覆うと共に前記糠袋収容部材84とで糠袋83の開口縁部側を全周に亘って挟み込み且つ糠取入口96と排気口98とを備えた蓋部材85と、糠袋収容部材84内部に設けられていて糠を圧送する空気による糠袋83の広がりを規制すると共に該糠袋83を受持する糠袋保持部材86とから主構成され、糠袋83に糠が一定量収容されるとその重さで糠袋保持部材84が下降することで、糠が一定量収容されたことを検出するようにしたことを特徴とする。
【0006】
また、精米装置15及び糠収容体57をケース12に収納すると共に、このケース12前面を開閉自在な前面扉10とし、糠収容体57をケース12から取り出すべく、糠袋収容部材86を前後方向移動自在に支持したことも特徴とする。
また、糠袋83と糠袋保持部材84との間の空気を逃がす逃がし部を糠袋保持部材84に設けたことも特徴とする。
【0007】
また、糠取入口96を蓋部材85の一側面に形成して糠を横方向に取り入れると共に、この糠取入口96を糠の取入方向に直交する横方向の中央部に設け、蓋部材85内部に、上方及び糠取入方向Aに直交する横方向両側が閉塞されると共に下方開放状に構成されて糠取入方向Aに案内するガイド部材97を設け、このガイド部材97の糠取入方向Aに直交する横方向両側の、蓋部材85の上面側に、排気口98を形成したことも特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図20は第1の実施の形態を示し、図2は、袋入りの玄米の自動販売機1と、玄米を精白する自動精米機2とを左右に併置した米の自動販売システムSを示す。図例では、右側に玄米の自動販売機1を配置し、左側に精米機2を配置したものを示すが、左右逆に配置してもよく、また、精米機2の左右両側に玄米の自動販売機1を配置してもよく、さらに、玄米の自動販売機1を2機以上左右方向に配置してもよい。
【0009】
なお、玄米の自動販売機1及び自動精米機2の高さ及び奥行き(前後幅)は、市販の清涼飲料水等の自動販売機と略同程度の寸法(例えば、高さ1830mm、奥行き730mm)に形成される。
前記玄米の自動販売機1は、例えば、3Kgの玄米を袋詰めにしたものと、5Kgの玄米を袋詰めにしたものとを箱形のケース3内に多数収納し、該ケース3の前面に設けたコイン投入口4からコインを投入し、選択ボタン5を押すことによって、所望の袋入り玄米が取出口6から取り出し得るように構成されたものである。
【0010】
なお、前記玄米の自動販売機1は、一例を示したものであり、玄米の自動販売機1としては、1種類の重さの袋入り玄米又は重さの異なる3種類以上の袋入り玄米を収納するものであっても、玄米の種類のことなるものを1種類又は2種類以上収納するものであってもよく、要は、袋入りの玄米を収納・貯蔵できると共に排出できるようにしたものであればよい。また、袋入り玄米を購入するのに、紙幣又はプリペイドカード等によって購入できるようにしたものであってもよい。
【0011】
精米機2は、図2〜図6に示すように、上面パネル7、下面パネル8、左右一対の側面パネル9、前面扉10及び背面パネル11とから箱形に形成されたケース12を備え、このケース12内に、玄米投入ホッパ13と、玄米搬送装置14と、精米装置15と、糠収容装置16等を収納して構成されている。
前記ケース12の前面扉10は右端側が上面パネル7等に支軸17等を介して上下方向の軸心廻りに回動自在に枢着されており、この前面扉10によってケース12の前面全域が開放可能とされている。
【0012】
なお、前面扉10は左端側を枢着するようにしてもよいが、図例のように精米機2の右側に玄米の自動販売機1を配置したものにあっては、前面扉10の右端側(すなわち、玄米の自動販売機1の在る側)を枢着することによって、精米機2の左側面を壁際ぎりぎりまで寄せて配置しても前面扉10の開き角度を大きく採れるという利点がある。
【0013】
前面扉10の下部には、開口部18が形成され、この開口部18は、下端側が開口部18の縁部に支軸20を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着された開閉扉19によって開閉自在に閉塞されている。この開閉扉19の内側の、左側(左右一側)には玄米投入部21が、右側(左右他側)には精白米取出部22がそれぞれ設けられている。
【0014】
玄米投入部21は、図3、図4、図6及び図17に示すように、左右側板23と、下方に向かうに従って後方に移行するように傾斜状とされたガイド板24とから上下及び後方に開放状とされたシュートで構成されている。また、この玄米投入部21の後方、すなわち、ケース12内の左側の前側下部には、前記玄米投入ホッパ13が配置され、これら玄米投入部21と玄米投入ホッパ13との間には、ガイド部材25が設けられている。
【0015】
このガイド部材25は前面扉10に取り付けられ、玄米投入部21の左右両側に位置する左右側板26と、玄米投入部21のガイド板24の下方側に位置していて下方に向かうに従って後方に移行するように傾斜状とされたガイド板27とから構成されている。
なお、玄米投入ホッパ13の上部前面側は上端から下方に切り欠かれており、該切欠部分からガイド部材24の後下部及び玄米投入部21の下部が玄米投入ホッパ13内に挿入状とされている。
【0016】
前記玄米投入部21の構成にあっては、開閉扉19を開けたときに玄米投入部21の上面側が玄米投入口28とされ、玄米が玄米投入部21からガイド部材24を経て玄米投入ホッパ13へと投入できるようになっている。
前記玄米投入ホッパ13の下部には、玄米の有無を検出するレベルスイッチからなる第1の玄米検出センサ29が設けられている。
【0017】
前記精白米取出部22は、前後左右及び下面が閉塞されて上方開口状とされた箱形に形成され、開閉扉19の内面に取付固定されている。この精白米取出部22には、内部に精白米収納用の袋を装着したことを検出する袋検出センサ30が設けられている。また、前面扉10には、開閉の有無を検出する扉センサ31が設けられている。
【0018】
また、開閉扉19の右側に透明窓32が設けられていると共に、精白米取出部22の、透明窓32に対応する部分が切り欠かれていて、精白米取出部22内を外部から視認できるようになっている。
さらに、開閉扉19と開口部18の縁部とに亘って、開閉扉19を開かないようにロックするロック装置33が設けられている。
【0019】
前記玄米投入ホッパ13の後方(ケース12内の左側前後方向中途部)には、玄米搬送装置14が上下方向に配置されている。この玄米搬送装置14は、ケーシング内に多数のバケットを取り付けたチェーンを上下のスプロケットに掛装してなるバケットエレベータ(又はスクリュコンベア、スローワ、玄米を気流に浮遊させて運搬するニューマチックコンベア等、玄米を搬送できるものであればよい)から構成され、下端側の左側面に供給口34が形成され、上端側の右側面に排出口35が設けられている。供給口34は、シュート36を介して玄米投入ホッパ13の下面側の排出口13aに接続されている。
【0020】
前記玄米搬送装置14の排出口35の前面下部には玄米を検出するレベルスイッチからなる第2の玄米検出センサ37が設けられ、玄米搬送装置14の下端側後面には下部のスプロケットを駆動するモータ38が設けられている。
前記精米装置15はケース4内の右側上部に配置されており、玄米を精白する搗精部39と、玄米搬送装置14の排出口35の下方に配置されていて玄米搬送装置14から送られてくる玄米を一時溜めるホッパ40と、ホッパ40から搗精部39へと玄米を送る横送り部42及び縦送り部43と、精白米を排出する排出部44と、前記搗精部39、ホッパ40、横送り部42及び縦送り部43、排出部44を取付支持する取付部45と、この取付部45の後方に配置されていて搗精部39内の搗精ロールを駆動するモータ46等から構成されている。
【0021】
ホッパ40には、ホッパ40内の玄米を検出するレベルスイッチからなる第3の玄米検出センサ41が設けられていると共に、ホッパ40の前面下部には、内部を視認可能な透明窓40Aが設けられている。
取付部45及びモータ38の下部側には、玄米搬送装置14及びケース12に取付固定された支持板48が配置され、この支持板48に取付部45及びモータ38が取り付けられている。モータ46と搗精ロールとは支持板48の下方に配置されたベルト巻掛伝動機構からなる伝動機構47によって連動連結されている。
【0022】
ここで、取付部45の取付構造を説明すると、図8に示すように、取付部45の後面には、板材からなる取付部材49がボルト等によって固定され、この取付部材49の下部には左右一対のブラケット50が固定され、このブラケット50は支持板48の下面に支軸51を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されている。
【0023】
一方、取付部45の後方には、板材からなる支持部材52が支持板48上に立設固定され、この支持部材52に前記取付部材49がボルト等によって着脱自在に取付固定される。
したがって、支持部材52に対する取付部材49の固定を解除すると、取付部45が支軸51の軸心廻りに前方に回動すると共に、図示省略のストッパによって所定角度傾斜した状態で支軸51廻りの回動が規制され、図8に実線で示すように、搗精部39、ホッパ40、横送り部42及び縦送り部43、排出部44が前傾姿勢とされる。
【0024】
前記搗精部39、ホッパ40、横送り部42及び縦送り部43、排出部44及び取付部45を組み付ける(又は分解する)場合、下部側から順次組み付ける(分解する場合は上部側から順次分解する)ように構成されており、前述したように搗精部39等を傾斜姿勢とすることで、ケース12内の精米装置15の上方空間を大きく採らなくても組み付け・分解が容易に行えるように考慮されている。
【0025】
これによって、精米装置15をケース12内にコンパクトに組み込めると共に、コンパクトに組み込んでも、精米装置15下方の糠箱配置空間を大きく採ることができるという効果を奏する。
前記精米装置15の排出部44の下方には、排出された精白米を、精米装置15の前下方に位置する精白米取出部22上方に案内するシュート53が配置され、該シュート53は前面扉10に取付部材を介して取付固定されている。また、支持板48の前部側には、精米装置15の排出部44から排出された精白米をシュート53へと案内するガイド部材54が着脱自在に取り付けられている。
【0026】
さらに、シュート53の出口下方側には、精白米取出部22内にセットされた精白米収納袋内に精白米を案内する漏斗部材55が設けられている。この漏斗部材55は精白米取出部22の上端側に若干挿入状とされ、開閉扉19を開くときに邪魔にならないように、左右軸廻りに上方に回動して退避すると共に、開閉扉19を閉じたときには、元の状態に復帰するように前面扉10に取付部材を介して取り付けられている。
【0027】
前記シュート53及び漏斗部材55で案内手段を構成している。
前記糠収容装置16は、糠を収容する糠収容体57と、搗精部39から糠を吸引すると共に該糠を糠収容体57へと圧送するブロワ58とから主構成されている。
糠収容体57は精米装置15の下方に配置され、ブロワ58は、糠収容体57の上部左側方(玄米搬送装置14の後方)に配置された糠ファン59と、この糠ファン59の下方に配置されていて該ファンを駆動するモータ60とから構成され、図5及び図6に示すように、糠ファン59の吸引側と搗精部39とが吸引ダクト61によって接続され、糠ファン59の吐出部59aは糠収容体57上部左側の接続部63に接続されている。
【0028】
前記糠収容体57は、図1に示すように、糠を収容する一端開口状の糠袋83を上方開口状に収容する糠袋収容部材84と、この糠袋収容部材84に収容された糠袋83の開口を覆う蓋部材85と、糠袋83を受持する糠袋保持部材86とから主構成されている。
前記糠袋83は、一般にゴミ袋用として市販されているポリ袋(ポリエチレンを主原料とした一端開口状の樹脂製袋)が採用される。
【0029】
糠袋収容部材84は、図1、図11、図12、図13及び図15に示すように、前後壁84a,84b、左右側壁84c及び底壁84dから上方開口状の箱体で構成され、上端開口周縁には全周に亘ってフランジ87が外方突出状に設けられ、このフランジ87上面には全面に亘ってシール材88が設けられており、糠袋83は、その開口縁部側が糠袋収容部材84の上端開口縁部から延出し且つフランジ87を巻き込むように糠袋収容部材84にセットされる。また、この糠袋収容部材84は左右方向対向状に配置された一対のレール体64によって前後方向移動自在に支持されている。
【0030】
このレール体64は、図9、図10、図14〜図16に示すように、前後方向に配置されてケース12の下面パネル8上に固定された固定レール65と、この固定レール65に対して前後方向移動自在な可動レール66とから構成されている。
固定レール65は下面パネル8にボルト等によって固定される下壁65aと、この取付壁65aの左右方向外端から上方に立上がる側壁65bと、この側壁65bの上端から左右方向内方に折曲された上壁65cとから構成されている。
【0031】
可動レール66は固定レール65の側壁65bの左右方向内方に位置し、左右方向外方に開放状のレール溝を形成する断面コ字形の上側レール部66aと、左右方向内方に開放状のレール溝を形成する断面コ字形の下側レール部66bとから構成されている。
固定レール65の側壁65bの前部上部にはローラ67Aが左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、このローラ67Aに可動レール66の上側レール部66aが嵌合されている。
【0032】
また、可動レール66の後端側には取付壁66cが形成され、この取付壁66cに上下一対のローラ67Bが左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され、これらローラ67Bが固定レール65の下壁65aと上壁65cとの間に嵌合されており、これらローラ67B及び前記ローラ67Aによって可動レール66が固定レール65に前後方向移動自在に支持されている。
【0033】
一方、糠袋収容部材84の底壁84下面には、前後にそれぞれローラ取付部材89が固定され、各ローラ取付部材89の左右両側には、それぞれローラ68が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、各ローラ68は可動レール66の下側レール部66bに嵌合されており、これによって、糠袋収容部材84が可動レール66に対して前後方向移動自在に支持されており、以上の構成によって、糠収容体57がレール体64に前後方向移動自在に支持されている。
【0034】
そして、ケース12の前面扉10を開くと、精白米取出部22、シュート53及び漏斗部材55等が前面扉10と共に移動し、糠収容体57の前方が開放状とされ、この状態で、糠ファン59の糠収容体57に対する接続を解除し、糠収容体57を前方に引き出すと、可動レール66が固定レール65に対して前方移動すると共に、可動レール66に対して糠収容体57が前方移動し、該糠収容体57がケース12前面から外部に引き出される。
【0035】
なお、前記糠袋収容部材84は、前面、後面、左右側面及び底面が閉塞状で上面開口状の箱体に形成されているが、これに限定されることはなく、型鋼又は帯板材等によって箱状に枠組形成されたもの等であってもよい。
前記蓋部材85は、図1、図9〜図12に示すように、前後壁85a,85bと、左右側壁85cとから上下開放状に形成され、下端開口周縁には糠袋収容部材84のフランジ87及びシール材88に対向するフランジ90が全周に亘って外方突出状に形成され、このフランジ90の外周縁から下方に縁部壁91が延出形成されている。この縁部壁91の前後部分の左右方向中央部には、フック部材92が固定され、糠袋収容部材84の前後壁84a,84b上部の左右方向中央部には、前記フック部材92に掛脱自在に引っ掛けられる引掛部材93と、この引掛部材93の掛脱操作するレバー94とからなる係止金具95が設けられており、フック部材92を係止金具95に掛合させることで、図1及び図11に示すように、蓋部材85が糠袋収容部材84に対して固定され、蓋部材85のフランジ90と、糠袋収容部材84のフランジ87上面に設けたシール材88とで糠袋86の開口縁部側が挟持される。
【0036】
なお、図11に示す状態からレバー94の下端側を上方に揺動させると、引掛部材93がフック部材92から外れて蓋部材85が糠袋収容部材84から離反可能とされ、蓋部材85を糠袋収容部材84の上端側に嵌合し、引掛部材93をフック部材92に引っ掛け、その状態でレバー94を引き下げることによって、蓋部材85が糠袋収容部材84に対して固定されるようになっている。
【0037】
この蓋部材85の左側側壁85cの上下中間部には、前記糠ファン59の吐出部59aに連通する糠取入口96が開口形成されている。したがって、前記接続部63は糠取入口96に対応する左側側壁85cの外面側に設けられており、精米装置15から吸引された糠は蓋部材85内に、図12に矢示Aで示すように、糠取入口96を介して左側から右方へと取り入れられる(圧送される)。
【0038】
また、蓋部材85内には、糠取入口96から圧送されて投入された糠を取入方向Aに案内するガイド部材97が取入方向A一端から他端に亘って設けられている。このガイド部材97は上壁97aと、前後壁97b,97cとから下方開放状の断面コ字形に形成されていて、蓋部材85の左右側壁85cに固定されている。
【0039】
また、蓋部材85の上端開口は、蓋部材85内に圧送された空気を排気する排気口98とされていると共に、蓋部材85の上部側で糠取入口96の上方側には、フィルタ取付部99が形成され、このフィルタ取付部99には、糠は通さないが空気は通すフィルタ100が、排気口98を塞ぐように上方から着脱自在に取り付けられている。
【0040】
したがって、前記構成のものにあっては、糠は糠取入口96から矢示A方向に圧送されて蓋部材85内に取り入れられ、取り入れられた糠はガイド部材97内を取入方向A一端から他端に亘って気流によって送られると共に、減速されて糠袋83内に落下する。このとき、糠はガイド部材97の上壁97a及び前後壁97b,97cによって遮蔽されて上昇しなく良好に落下する。
【0041】
また、取り入れられた糠は、ガイド部材97内を取入方向A一端から他端に送られる間に、ガイド部材97の前後壁97b,97cの下端を越えて排気口98へと上昇する気流にのって、前後にも送られて落下し、したがって、蓋部材85内に圧送された糠は、左右及び前後に略均等に分散して落下し、糠袋83内に略均等に堆積する(したがって、糠袋83内に堆積した糠の上面が略水平状となる)。
【0042】
また、蓋部材85の前後壁85a,85bには、糠収容体57を前後移動させる際又は蓋部材85を持ち上げる(あるいは持ち運ぶ)際等に把持される把手部材105が固定されている。
なお、蓋部材85内に圧送された糠は上昇気流にのって、フィルタ100の下面側に付着することがあり、この付着する糠の除去を容易に行うために、フィルタ100の下面側に薄厚の補助フィルタを設けておき、フィルタ下面側に付着した糠を清掃するときに、この補助フィルタを交換するようにしてもよい。
【0043】
前記糠袋保持部材86は、図1に示すように、糠袋収容部材84内に配置され、後壁86aと、左右側壁86bと、底壁86cとから、前方及び上方開口状の箱形に形成されており、後壁86a下端側には開口部が形成されている。
前記糠袋83はこの糠袋保持部材86に挿入される。そして、蓋部材85内に糠が圧送されると、その気流によって糠袋83がふくらむと共に、糠袋83と糠袋保持部材86との間の空気が糠袋保持部材86前面の開口部分及び開口部101から逃げ、糠袋83が糠袋保持部材86内面に密着し、糠袋保持部材86は糠を圧送する空気による糠袋83の広がりを規制して該糠袋83の保形をし、これを受持する。
【0044】
前記糠袋保持部材86前面の開口部分及び開口部101が糠袋83と糠袋保持部材86との間の空気を逃がす逃がし部とされている。
なお、糠袋保持部材86は、左右側面、底面及び後面が閉塞状で、前面及び上面が開放状とされた箱体で形成されているが、これに限定されることはなく、型鋼又は帯板材等によって箱状に枠組形成すると共に、底面、左右側面、前後面に棒材、鋼材又は帯板材等を格子状(又は交叉状)に設けたものや、金網又はパンチングメタル等の通気性を有する部材によって上方開放状の箱形に形成したものであってもよく、要は、糠を圧送する空気による糠袋83の広がりを規制できると共に、糠袋83と糠袋保持部材86との間の空気を逃がすことができ、且つ、糠袋83を内部の糠と共に受持できればよい。
【0045】
図1、図13及び図15に示すように、糠袋保持部材86の底壁86c下面の前端側には、左右方向に亘る被支持部材102が固定され、この被支持部材102の左右両側を下方に向けて折曲した折曲部分には、それぞれ下方に開放状の嵌合凹部103が形成されている。一方、糠袋収容部材84の左右側壁84c内面の前端側下部には、支軸104が固定され、この支軸104に前記被支持部材102の嵌合凹部103を上方から嵌合させることで、糠袋保持部材86が支軸104を支点として左右方向の軸心廻りに揺動自在に支持されている。
【0046】
また、糠袋保持部材86の底壁86c上面の後端側の左右方向中央部には、吊持プレート106が固定され、この吊持プレート106は糠袋保持部材86の開口部101を挿通すると共に、糠袋収容部材84の後壁84b下端側に形成された開口部107をも挿通して外方に突出されている。
この吊持プレート106の外方突出部分の上面にはバネ掛け部材108が固定され、このバネ掛け部材108には引張りコイルバネからなる付勢部材109の下端側が掛止され、この付勢部材109の上端側は調節ボルト110に掛止され、この調節ボルト110は、糠袋収容部材84の後壁84b外面に固定したブラケット111の取付壁部111aを上下方向移動自在に貫通していると共に、該取付壁部111aを挟んで上下に位置するナット112が調節ボルト110に螺合されていて、ブラケット111に対する調節ボルト110の上下移動が規制されている。
【0047】
したがって、前記吊持プレート106、付勢部材109、調節ボルト110等からなる吊持手段によって、糠袋保持部材86の後部が上方に引き上げられて吊持され、吊持プレート106が糠袋収容部材84の開口部107上縁に接当して、糠袋保持部材86後部の支軸104廻りの上方への揺動が規制されている。
また、糠袋保持部材86のケース12内への収納位置において、吊持プレート106の下方には、検出センサ113が配置され、この検出センサ113は固定レール65(又はケース12側等)に固定の取付部材114に取り付けられている。
【0048】
前記構成のものにあっては、糠が糠袋83に溜まってきて所定量になったときに、該糠の重さによって、糠袋保持部材86が付勢部材109のバネ力に抗して支軸104廻りに下方揺動し、吊持プレート106が検出センサ113に接当(又は近接)することによって、糠袋83に糠が所定量溜まったことが検出される。そして、この検出信号によって、ケース12の前面扉10の外面側に設けた表示手段に糠が所定量溜まったことが表示(又はブザー等によって報知)される。糠が所定量溜まったことが表示(又は報知)されると、ケース12の前面扉10を開け、糠収容体57を前方に引き出し、蓋部材85を開けて、糠袋83を取り出すことで、糠が取り出せ、糠の取り出しが容易に行える。
【0049】
前記構成のものでは、ナット112を螺進・螺退させて調節ボルト110の上下位置を変えることによって、付勢手段109のバネ力が変更でき、これによって、検出センサ113によって検出される、糠袋83に溜まる糠の検出量(検出重量)を調節することができるようになっている。
また、糠袋保持部材86によって、糠袋83及び糠を確実に受持できるので、糠が所定量溜まったことの検出が確実に行える。
【0050】
なお、本実施の形態にあっては、吊持プレート106が検出センサ113に接当等することによって、糠袋83に糠が所定量溜まったことを検出するという検出手段を採用しているが、検出手段はこれに限られることはなく、他の検出手段を採用してもよい。
前記精米装置15の右側方には制御装置69が配置され、また、前面扉10の前面側上部には、精米装置15のホッパ40の透明窓40aを視認可能な透明窓70と、精米機2の運転工程を表示灯R1〜10によって表示する表示部71と、精白米のツキ加減を設定する白度設定部72とが設けられている。前記白度設定部72は例えば、5分ヅキ、7分ヅキ、白米のいずれかを選択ボタン73によって選択できるようになっている。
【0051】
また、図17に示すように、玄米投入部21には、玄米収納袋74の開封装置75が設けられている。この開封装置75は、下部が玄米投入部21の側板23(又はガイド部材25側等)に左右軸廻りに回動自在に枢支されて前後揺動自在とされたレバー76と、該レバー76に長手方向移動自在に設けられたカッター77とから主構成されている。
【0052】
この開封装置75では、開閉扉19を開けた状態でガイド板24上に玄米収納袋74を載置し、この状態でレバー76を手前に倒して該レバー76とガイド板24とで玄米収納袋74を挟み込み、さらに、レバー76を玄米収納袋74に押し付けると、カッター77の刃先が玄米収納袋74に突き刺さるようになっている。そして、この状態でカッター77を下方にスライドさせると玄米収納袋74が開封される。
【0053】
なお、レバー76は玄米収納袋74よりも薄い厚さのものは挟み込めないようにすると共に、その状態ではカッター77の刃が突出しないように構成するのが好ましい。
前記開封装置75の開封手段はカッター77の他なんでもよく、例えば、図18に示すように、カッター77の変わりにレバー76に電熱線78を設け、この電熱線の熱によって玄米収納袋74を開封するようにしてもよい。
【0054】
前記玄米収納袋74には、糠分が付着しているので、空の玄米収納袋74を精白米の収納には使えない。そこで、図19及び図20に例示するように、前記玄米の自動販売機1に収納される玄米収納袋74には、精白米を収納するための精白米収納袋79が付設されている。
図19に示すものは、玄米収納袋74にポケット状の収容部80を設け、この収納部80に精白米収納袋79が入れてあるものが示されている。また、図12に示すものは、玄米収納袋74の外側に精白米収納袋79を巻付け、ゴム輪等の固定手段81によって精白米収納袋79を玄米収納袋74に固定しているものを示している。
【0055】
なお、玄米収納袋74に精白米収納袋79を付設する手段としては、精白米収納袋79を玄米収納袋74に着脱自在に接着すること等が考えられる。
このように、玄米収納袋74に精白米収納袋79を付設することによって、玄米を購入した人に確実に精白米収納袋79を提供でき、余分な精白米収納袋79を容易することもないという利点を有する。
【0056】
前記構成の米の自動販売システムにおいて、玄米を購入する前にあっては、精米機2の表示部71の1番上の表示灯R1が点灯状態である。そして、玄米の自動販売機1によって玄米を購入すると、その信号Aが玄米の自動販売機1の制御装置から出力されて精米機2の制御装置69に入力される。これによって、ロック装置33のロックが解除されて開閉扉19が開放可能とされると共に、表示部71の1番上の表示灯R1が消灯して2番目の表示灯R2が点灯して、精米機2が運転可能状態となる。
【0057】
次に、開閉扉19を開くと、2番目の表示灯R2が消灯して3番目の表示灯R3が点灯し、玄米投入部21から玄米投入ホッパ13へと玄米を投入すると、第1の玄米検出センサ29が玄米を検出すると、3番目の表示灯R3が消灯して4番目の表示灯R4が点灯し、精白米取出部22に精白米収納袋をセットすると袋検出センサ30が精白米収納袋を検出し、4番目の表示灯R4が消灯して5番目の表示灯R5が点灯する。
【0058】
このとき、玄米を投入する前に精白米取出部22に精白米収納袋をセットしておいてもよい。
次に、開閉扉19を閉めると、扉センサ31がそれを検出し、5番目の表示灯R5が消灯して6番目の表示灯R6が点灯し、第1の玄米検出センサ29と袋検出センサ30と扉センサ31が、それぞれ玄米、精白米収納袋、開閉扉19が閉まっていること、を検出した状態で、ロック装置33が作動して開閉扉19がロックされる。
【0059】
そして、選択ボタン73のいずれかを押して、白度を選択すると、6番目の表示灯R6が消灯して7番目の表示灯R7が点灯し、玄米搬送装置14が作動して玄米が上方に運び上げられて、排出口35から精米装置15のホッパ40に投入され、第3の玄米検出センサ41によって玄米が検出されると、8番目の表示灯R8が点灯し、精米装置15が作動して、ホッパ40から横送り部42、縦送り部43を経て玄米が搗精部39に至り、ここで玄米が精白され、精白米は排出部44、ガイド部材54、シュート及び漏斗部材55を経て精白米取出部22内の精白米収納袋内に投入され、一方、糠は糠収容体57に収容される。
【0060】
精米中において、第2の玄米検出センサ37によって、ホッパ40内の玄米が所定量(満杯又は満杯近く)になったことを検出すると、一旦、玄米搬送装置14が停止し、第3の検出センサ41によって、ホッパ40内の玄米がなくなってきたことを検出すると、玄米搬送装置14が再び作動してホッパ40内に玄米が投入されるように構成されており、玄米投入ホッパ13内に投入された玄米が一度に運び上げられるのではなく、徐々に運び上げられるようになっている。
【0061】
これによって、ホッパ40の容量を小さくでき、ケース12内の精米装置15上部の空間を大きく採らなくてもよく、精米装置15をできるだけケース12内の上方に配置して、糠箱配置空間を大きく、すなわち糠収容体57を大きくすることができ、精米装置15をケース12内にコンパクトに組み込みながら、糠の容量アップが図られている。
【0062】
こうして、精米が進み、第1の玄米検出センサ29によって玄米投入ホッパ13内に玄米がなくなったことを検出し、且つ、第2の玄米検出センサ41によって排出部35にも玄米がないことを検出したときに、7番目の表示灯R7が消灯して、玄米搬送装置14が停止して搬送が終了し、これ以後、第3の玄米検出センサ41によって、ホッパ40内に玄米がなくなってきたことを検出しても玄米搬送装置14は動かないようになっている。
【0063】
そして、第3の玄米検出センサ41によって、ホッパ40内に玄米がなくなったことが検出されると、8番目の表示灯R8が消灯して9番目の表示灯R9が点灯し、所定時間経過後(横送り部42、縦送り部43及び搗精部39内の玄米を精白するのに必要充分な時間経過後)に、9番目の表示灯R9が消灯して10番目の表示灯R10が点灯し、精米装置15及び糠収容装置16が停止すると共に、ロック装置33による開閉扉19のロックが解除される。
【0064】
そして、開閉扉19を開けて、精白米取出部22から上方に精白米収納袋を取り出して、開閉扉19を閉め、所定時間経過後に再びロック装置33が働いて、開閉扉19がロックされ、精米機2が使用できない状態となり、10番目の表示灯R10が消灯して1番目の表示灯R1が点灯する。
前記米の自動販売システムにおいて、玄米を連続的に購入又は精米機2使用中に購入する場合があるが、この場合、本実施の形態では、玄米の自動販売機1からの信号Aの回数を精米機2の制御装置69でカウントして記憶させておき、該回数分、精米機2を連続運転できるように構成されている。
【0065】
また、玄米の自動販売機1と精米機2とを併置した米の自動販売システムSにあっては、精米機2の玄米搬送装置14、精米装置15、糠収容装置16が故障すると、玄米は購入できるのに精米ができないというトラブルが考えられるが、本実施の形態にあっては、精米機2側の各装置が故障すると、その信号Bが玄米の自動販売機1の制御装置に入力され、玄米の自動販売機1の前面の操作部に売り切れ表示が表示されるようになっている。なお、この場合、売り切れ表示と共に、コイン等を投入できないようにしたり、玄米の購入選択ボタンを押しても作動しないようにしてもよく、精米機2の故障時に、玄米の販売が制限されるようになっていればよい。
【0066】
図21及び図22は第2の実施の形態を示しており、糠袋保持体86は、前面、後面、左右側面及び底面が閉塞状で、上方開口状の箱体で構成され、前壁86d及び後壁86aの下部には、糠は通さないが空気は通す多数の孔(又はフィルタ)によって構成された空気の逃がし部115が設けられている。
また、シール材88は、糠袋収容部材84のフランジ87から、糠袋保持部材86内部上端側に向けて垂れ下がるように延出されて形成されており、糠袋83をセットした状態でも、糠袋83をセットしない状態でも使用できるように構成されている。
【0067】
その他第1の実施の形態と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。
前記米の自動販売システムSは種種設計変更が可能であり、例えば、玄米の自動販売機1に精米機選択ボタンを設け、コイン等を投入して前記精米機選択ボタンを押さない場合には前述した玄米購入・精米と同様の動作をし、この精米機選択ボタンを押したときは、精米機2のみ作動できるようにしてもよい。
【0068】
前記実施の形態にあっては、本発明に係る精米機2を、玄米の自動販売機1と精米機2とを併置した米の自動販売システムSに採用したものを例示したが、自動精米機2を単独で使用してもよい。この場合、精米機2には、金銭取扱手段(コイン、紙幣、プリペイドカード等の投入口及び制御機構等)を設ける必要がある。また、精米機2のケース12の内部に、玄米を貯蔵するタンク及びこのタンク内の玄米を購入量に応じて計量する計量手段等を設けてもよい。
【0069】
さらに、本発明の糠収容装置16は、前記のように自動販売機型の精米機2の他、他の形式の精米機(例えば、販売店又は精米所に設置されるもの等)にも採用される。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋部材85を開けて、糠袋83を取り出すことによって、糠が取り出せ、糠の取り出しを簡単且つ清潔に行うことができると共に、糠が一定量収容されたことを検出するようにしているので、糠の取り出し時期を容易に知ることができる。
【0071】
また、糠の取り出し時期を検出するのに、単に糠袋83の底部を支持する支持台を糠収容部材84内に設け、この支持台が糠の重さで下降したときに、それを検出するようにしたとすると、糠収容体57に糠が圧送されると、その空気によって糠袋83がふくらんで糠袋収容部材84の側壁内面に糠袋83が密着し、その密着部分の摩擦抵抗により、支持台に糠の全荷重がかからず、糠の取り出し時期の検出が良好に行えないこととなるが、本発明では、特に、糠を圧送する空気による糠袋83の広がりを規制すると共に該糠袋83を受持する糠袋保持部材86を設け、この糠袋保持部材86が糠の重さで下降することによって、糠が一定量収容されたことを検出するようにしているので、糠の全荷重を確実に検出でき、糠の収容量の検出を良好に行うことができる。
【0072】
また、精米装置15及び糠収容体57をケース12に収納すると共に、このケース12前面を開閉自在な前面扉10とし、糠収容体57をケース12から取り出すべく、糠袋収容部材86を前後方向移動自在に支持することによって、精米装置15及び糠収容体57をケース12に収納した場合における、糠の取り出しを容易に行うことができる。
【0073】
また、糠袋83と糠袋保持部材84との間の空気を逃がす逃がし部を糠袋保持部材84に設けることにより、糠袋83を糠袋保持部材84の内面側に密着させることができ、糠を圧送する空気による糠袋83のバタツキや糠袋83の内部への局部的なふくらみを防止でき、糠の収容を良好に行うことができる。
また、糠取入口96を蓋部材85の一側面に形成して糠を横方向に取り入れると共に、この糠取入口96を糠の取入方向に直交する横方向の中央部に設け、蓋部材85内部に、上方及び糠取入方向Aに直交する横方向両側が閉塞されると共に下方開放状に構成されて糠取入方向Aに案内するガイド部材97を設け、このガイド部材97の糠取入方向Aに直交する横方向両側の、蓋部材85の上面側に、排気口98を形成することにより、圧送されてきた糠はガイド部材97に案内されて糠取入方向Aに亘って搬送されて落下すると共に、ガイド部材97の糠取入方向Aに直交する横方向両側から排気口98へと上昇する気流にのって糠取入方向Aに直交する横方向両側にも搬送されて落下し、したがって、糠が糠取入方向A及び糠取入方向Aに直交する横方向に略均等に分散して落下し、糠が糠袋83に全面に亘って略均等に堆積し、糠の収容を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る糠収容体の側面断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る米の自動販売システムの正面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る精米機の正面内部構成図である。
【図4】第1の実施の形態に係る精米機の左側面内部構成図である。
【図5】第1の実施の形態に係る精米機の右側面内部構成図である。
【図6】第1の実施の形態に係る精米機の平面内部構成図である。
【図7】第1の実施の形態に係る精米機の操作・表示部の正面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る精米装置の右側面図である。
【図9】第1の実施の形態に係る糠箱等の右側面図である。
【図10】第1の実施の形態に係る糠収容体の平面図である。
【図11】第1の実施の形態に係る糠収容体の上部の側面断面図である。
【図12】第1の実施の形態に係る糠収容体の上部の正面断面図である。
【図13】第1の実施の形態に係る糠収容体の下部の側面断面図である。
【図14】第1の実施の形態に係るレール体の側面断面図である。
【図15】第1の実施の形態に係る糠収容体の下部の正面断面図である。
【図16】第1の実施の形態に係る図14のB−B線矢示断面図である。
【図17】第1の実施の形態に係る玄米投入部の左側面断面図である。
【図18】第1の実施の形態に係る玄米投入部の他の例を示す左側面断面図である。
【図19】第1の実施の形態に係る玄米投入部の他の例を示す左側面断面図である。
【図20】第1の実施の形態に係る玄米収納袋の他の例を示す斜視図である。
【図21】第2の実施の形態に係る糠収容体の側面断面図である。
【図22】第2の実施の形態に係る糠収容体の正面断面図である。
【符号の説明】
15 精米装置
57 糠収容体
83 糠袋
84 糠袋収容部材
85 蓋部材
96 糠取入口
98 排気口

Claims (4)

  1. 玄米を精白する精米装置(15)から糠を吸引して糠収容体(57)に圧送し、該糠収容体(57)に糠を収容するようにした精米機の糠収容装置において、
    前記糠収容体(57)は、糠が収容される糠袋(83)を上方開口状に収容する糠袋収容部材(84)と、この糠袋収容部材(84)に収容された糠袋(83)の開口を覆うと共に前記糠袋収容部材(84)とで糠袋(83)の開口縁部側を全周に亘って挟み込み且つ糠取入口(96)と排気口(98)とを備えた蓋部材(85)と、糠袋収容部材(84)内部に設けられていて糠を圧送する空気による糠袋(83)の広がりを規制すると共に該糠袋(83)を受持する糠袋保持部材(86)とから主構成され、糠袋(83)に糠が一定量収容されるとその重さで糠袋保持部材(84)が下降することで、糠が一定量収容されたことを検出するようにしたことを特徴とする精米機の糠収容装置。
  2. 精米装置(15)及び糠収容体(57)をケース(12)に収納すると共に、このケース(12)前面を開閉自在な前面扉(10)とし、糠収容体(57)をケース(12)から取り出すべく、糠袋収容部材(86)を前後方向移動自在に支持したことを特徴とする請求項1記載の精米機の糠収容装置。
  3. 糠袋(83)と糠袋保持部材(84)との間の空気を逃がす逃がし部を糠袋保持部材(84)に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の精米機の糠収容装置。
  4. 糠取入口(96)を蓋部材(85)の一側面に形成して糠を横方向に取り入れると共に、この糠取入口(96)を糠の取入方向に直交する横方向の中央部に設け、蓋部材(85)内部に、上方及び糠取入方向(A)に直交する横方向両側が閉塞されると共に下方開放状に構成されて糠取入方向(A)に案内するガイド部材(97)を設け、このガイド部材(97)の糠取入方向(A)に直交する横方向両側の、蓋部材(85)の上面側に、排気口(98)を形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の精米機の糠収容装置。
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