JPH11104505A - 精米機の糠収容装置 - Google Patents

精米機の糠収容装置

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JPH11104505A
JPH11104505A JP26677697A JP26677697A JPH11104505A JP H11104505 A JPH11104505 A JP H11104505A JP 26677697 A JP26677697 A JP 26677697A JP 26677697 A JP26677697 A JP 26677697A JP H11104505 A JPH11104505 A JP H11104505A
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rice
bag
brown rice
opening
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哲夫 百瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糠の取出しを簡単且つ清潔に行えると共に、
糠の取出し時期を良好に検出できる精米機の糠収容装置
を提供する。 【解決手段】 玄米を精白する精米装置から糠を吸引し
て糠収容体57に圧送し、該糠収容体57に糠を収容す
るようにした精米機の糠収容装置において、糠収容体5
7は、糠が収容される糠袋83を上方開口状に収容する
糠袋収容部材84と、この糠袋収容部材84に収容され
た糠袋83の開口を覆うと共に前記糠袋収容部材84と
で糠袋83の開口縁部側を全周に亘って挟み込み且つ糠
取入口96と排気口98とを備えた蓋部材85と、糠袋
収容部材84内部に設けられていて糠を圧送する空気に
よる糠袋83の広がりを規制すると共に該糠袋83を受
持する糠袋保持部材86とから主構成され、糠袋83に
糠が一定量収容されるとその重さで糠袋保持部材84が
下降することで、糠が一定量収容されたことを検出する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玄米を精白する精
米機の糠収容装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精米機として、玄米を精白する精
米装置と、この精米装置から糠を吸引して糠収容体に圧
送し、該糠収容体に糠を収容するようにした糠収容装置
とを備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の精米機にあ
っては、糠収容体はただ単に箱体で構成され、この箱体
に糠を収容していたので、糠の取り出しが大変な作業で
あるという問題がある。また、箱体に糠が一杯になった
ことを検出する手段がなかったので、適当な時期に糠の
量を点検しなければならず、面倒であるという問題もあ
る。
【0004】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、
糠の取出し作業を簡単に行えると共に、糠の取出し時期
を良好に検出できる精米機の糠収容装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、玄米を精白する精米装
置15から糠を吸引して糠収容体57に圧送し、該糠収
容体57に糠を収容するようにした精米機の糠収容装置
において、前記糠収容体57は、糠が収容される糠袋8
3を上方開口状に収容する糠袋収容部材84と、この糠
袋収容部材84に収容された糠袋83の開口を覆うと共
に前記糠袋収容部材84とで糠袋83の開口縁部側を全
周に亘って挟み込み且つ糠取入口96と排気口98とを
備えた蓋部材85と、糠袋収容部材84内部に設けられ
ていて糠を圧送する空気による糠袋83の広がりを規制
すると共に該糠袋83を受持する糠袋保持部材86とか
ら主構成され、糠袋83に糠が一定量収容されるとその
重さで糠袋保持部材84が下降することで、糠が一定量
収容されたことを検出するようにしたことを特徴とす
る。
【0006】また、精米装置15及び糠収容体57をケ
ース12に収納すると共に、このケース12前面を開閉
自在な前面扉10とし、糠収容体57をケース12から
取り出すべく、糠袋収容部材86を前後方向移動自在に
支持したことも特徴とする。また、糠袋83と糠袋保持
部材84との間の空気を逃がす逃がし部を糠袋保持部材
84に設けたことも特徴とする。
【0007】また、糠取入口96を蓋部材85の一側面
に形成して糠を横方向に取り入れると共に、この糠取入
口96を糠の取入方向に直交する横方向の中央部に設
け、蓋部材85内部に、上方及び糠取入方向Aに直交す
る横方向両側が閉塞されると共に下方開放状に構成され
て糠取入方向Aに案内するガイド部材97を設け、この
ガイド部材97の糠取入方向Aに直交する横方向両側
の、蓋部材85の上面側に、排気口98を形成したこと
も特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図20は第1の実施の形
態を示し、図2は、袋入りの玄米の自動販売機1と、玄
米を精白する自動精米機2とを左右に併置した米の自動
販売システムSを示す。図例では、右側に玄米の自動販
売機1を配置し、左側に精米機2を配置したものを示す
が、左右逆に配置してもよく、また、精米機2の左右両
側に玄米の自動販売機1を配置してもよく、さらに、玄
米の自動販売機1を2機以上左右方向に配置してもよ
い。
【0009】なお、玄米の自動販売機1及び自動精米機
2の高さ及び奥行き(前後幅)は、市販の清涼飲料水等
の自動販売機と略同程度の寸法(例えば、高さ1830
mm、奥行き730mm)に形成される。前記玄米の自
動販売機1は、例えば、3Kgの玄米を袋詰めにしたも
のと、5Kgの玄米を袋詰めにしたものとを箱形のケー
ス3内に多数収納し、該ケース3の前面に設けたコイン
投入口4からコインを投入し、選択ボタン5を押すこと
によって、所望の袋入り玄米が取出口6から取り出し得
るように構成されたものである。
【0010】なお、前記玄米の自動販売機1は、一例を
示したものであり、玄米の自動販売機1としては、1種
類の重さの袋入り玄米又は重さの異なる3種類以上の袋
入り玄米を収納するものであっても、玄米の種類のこと
なるものを1種類又は2種類以上収納するものであって
もよく、要は、袋入りの玄米を収納・貯蔵できると共に
排出できるようにしたものであればよい。また、袋入り
玄米を購入するのに、紙幣又はプリペイドカード等によ
って購入できるようにしたものであってもよい。
【0011】精米機2は、図2〜図6に示すように、上
面パネル7、下面パネル8、左右一対の側面パネル9、
前面扉10及び背面パネル11とから箱形に形成された
ケース12を備え、このケース12内に、玄米投入ホッ
パ13と、玄米搬送装置14と、精米装置15と、糠収
容装置16等を収納して構成されている。前記ケース1
2の前面扉10は右端側が上面パネル7等に支軸17等
を介して上下方向の軸心廻りに回動自在に枢着されてお
り、この前面扉10によってケース12の前面全域が開
放可能とされている。
【0012】なお、前面扉10は左端側を枢着するよう
にしてもよいが、図例のように精米機2の右側に玄米の
自動販売機1を配置したものにあっては、前面扉10の
右端側(すなわち、玄米の自動販売機1の在る側)を枢
着することによって、精米機2の左側面を壁際ぎりぎり
まで寄せて配置しても前面扉10の開き角度を大きく採
れるという利点がある。
【0013】前面扉10の下部には、開口部18が形成
され、この開口部18は、下端側が開口部18の縁部に
支軸20を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着
された開閉扉19によって開閉自在に閉塞されている。
この開閉扉19の内側の、左側(左右一側)には玄米投
入部21が、右側(左右他側)には精白米取出部22が
それぞれ設けられている。
【0014】玄米投入部21は、図3、図4、図6及び
図17に示すように、左右側板23と、下方に向かうに
従って後方に移行するように傾斜状とされたガイド板2
4とから上下及び後方に開放状とされたシュートで構成
されている。また、この玄米投入部21の後方、すなわ
ち、ケース12内の左側の前側下部には、前記玄米投入
ホッパ13が配置され、これら玄米投入部21と玄米投
入ホッパ13との間には、ガイド部材25が設けられて
いる。
【0015】このガイド部材25は前面扉10に取り付
けられ、玄米投入部21の左右両側に位置する左右側板
26と、玄米投入部21のガイド板24の下方側に位置
していて下方に向かうに従って後方に移行するように傾
斜状とされたガイド板27とから構成されている。な
お、玄米投入ホッパ13の上部前面側は上端から下方に
切り欠かれており、該切欠部分からガイド部材24の後
下部及び玄米投入部21の下部が玄米投入ホッパ13内
に挿入状とされている。
【0016】前記玄米投入部21の構成にあっては、開
閉扉19を開けたときに玄米投入部21の上面側が玄米
投入口28とされ、玄米が玄米投入部21からガイド部
材24を経て玄米投入ホッパ13へと投入できるように
なっている。前記玄米投入ホッパ13の下部には、玄米
の有無を検出するレベルスイッチからなる第1の玄米検
出センサ29が設けられている。
【0017】前記精白米取出部22は、前後左右及び下
面が閉塞されて上方開口状とされた箱形に形成され、開
閉扉19の内面に取付固定されている。この精白米取出
部22には、内部に精白米収納用の袋を装着したことを
検出する袋検出センサ30が設けられている。また、前
面扉10には、開閉の有無を検出する扉センサ31が設
けられている。
【0018】また、開閉扉19の右側に透明窓32が設
けられていると共に、精白米取出部22の、透明窓32
に対応する部分が切り欠かれていて、精白米取出部22
内を外部から視認できるようになっている。さらに、開
閉扉19と開口部18の縁部とに亘って、開閉扉19を
開かないようにロックするロック装置33が設けられて
いる。
【0019】前記玄米投入ホッパ13の後方(ケース1
2内の左側前後方向中途部)には、玄米搬送装置14が
上下方向に配置されている。この玄米搬送装置14は、
ケーシング内に多数のバケットを取り付けたチェーンを
上下のスプロケットに掛装してなるバケットエレベータ
(又はスクリュコンベア、スローワ、玄米を気流に浮遊
させて運搬するニューマチックコンベア等、玄米を搬送
できるものであればよい)から構成され、下端側の左側
面に供給口34が形成され、上端側の右側面に排出口3
5が設けられている。供給口34は、シュート36を介
して玄米投入ホッパ13の下面側の排出口13aに接続
されている。
【0020】前記玄米搬送装置14の排出口35の前面
下部には玄米を検出するレベルスイッチからなる第2の
玄米検出センサ37が設けられ、玄米搬送装置14の下
端側後面には下部のスプロケットを駆動するモータ38
が設けられている。前記精米装置15はケース4内の右
側上部に配置されており、玄米を精白する搗精部39
と、玄米搬送装置14の排出口35の下方に配置されて
いて玄米搬送装置14から送られてくる玄米を一時溜め
るホッパ40と、ホッパ40から搗精部39へと玄米を
送る横送り部42及び縦送り部43と、精白米を排出す
る排出部44と、前記搗精部39、ホッパ40、横送り
部42及び縦送り部43、排出部44を取付支持する取
付部45と、この取付部45の後方に配置されていて搗
精部39内の搗精ロールを駆動するモータ46等から構
成されている。
【0021】ホッパ40には、ホッパ40内の玄米を検
出するレベルスイッチからなる第3の玄米検出センサ4
1が設けられていると共に、ホッパ40の前面下部に
は、内部を視認可能な透明窓40Aが設けられている。
取付部45及びモータ38の下部側には、玄米搬送装置
14及びケース12に取付固定された支持板48が配置
され、この支持板48に取付部45及びモータ38が取
り付けられている。モータ46と搗精ロールとは支持板
48の下方に配置されたベルト巻掛伝動機構からなる伝
動機構47によって連動連結されている。
【0022】ここで、取付部45の取付構造を説明する
と、図8に示すように、取付部45の後面には、板材か
らなる取付部材49がボルト等によって固定され、この
取付部材49の下部には左右一対のブラケット50が固
定され、このブラケット50は支持板48の下面に支軸
51を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され
ている。
【0023】一方、取付部45の後方には、板材からな
る支持部材52が支持板48上に立設固定され、この支
持部材52に前記取付部材49がボルト等によって着脱
自在に取付固定される。したがって、支持部材52に対
する取付部材49の固定を解除すると、取付部45が支
軸51の軸心廻りに前方に回動すると共に、図示省略の
ストッパによって所定角度傾斜した状態で支軸51廻り
の回動が規制され、図8に実線で示すように、搗精部3
9、ホッパ40、横送り部42及び縦送り部43、排出
部44が前傾姿勢とされる。
【0024】前記搗精部39、ホッパ40、横送り部4
2及び縦送り部43、排出部44及び取付部45を組み
付ける(又は分解する)場合、下部側から順次組み付け
る(分解する場合は上部側から順次分解する)ように構
成されており、前述したように搗精部39等を傾斜姿勢
とすることで、ケース12内の精米装置15の上方空間
を大きく採らなくても組み付け・分解が容易に行えるよ
うに考慮されている。
【0025】これによって、精米装置15をケース12
内にコンパクトに組み込めると共に、コンパクトに組み
込んでも、精米装置15下方の糠箱配置空間を大きく採
ることができるという効果を奏する。前記精米装置15
の排出部44の下方には、排出された精白米を、精米装
置15の前下方に位置する精白米取出部22上方に案内
するシュート53が配置され、該シュート53は前面扉
10に取付部材を介して取付固定されている。また、支
持板48の前部側には、精米装置15の排出部44から
排出された精白米をシュート53へと案内するガイド部
材54が着脱自在に取り付けられている。
【0026】さらに、シュート53の出口下方側には、
精白米取出部22内にセットされた精白米収納袋内に精
白米を案内する漏斗部材55が設けられている。この漏
斗部材55は精白米取出部22の上端側に若干挿入状と
され、開閉扉19を開くときに邪魔にならないように、
左右軸廻りに上方に回動して退避すると共に、開閉扉1
9を閉じたときには、元の状態に復帰するように前面扉
10に取付部材を介して取り付けられている。
【0027】前記シュート53及び漏斗部材55で案内
手段を構成している。前記糠収容装置16は、糠を収容
する糠収容体57と、搗精部39から糠を吸引すると共
に該糠を糠収容体57へと圧送するブロワ58とから主
構成されている。糠収容体57は精米装置15の下方に
配置され、ブロワ58は、糠収容体57の上部左側方
(玄米搬送装置14の後方)に配置された糠ファン59
と、この糠ファン59の下方に配置されていて該ファン
を駆動するモータ60とから構成され、図5及び図6に
示すように、糠ファン59の吸引側と搗精部39とが吸
引ダクト61によって接続され、糠ファン59の吐出部
59aは糠収容体57上部左側の接続部63に接続され
ている。
【0028】前記糠収容体57は、図1に示すように、
糠を収容する一端開口状の糠袋83を上方開口状に収容
する糠袋収容部材84と、この糠袋収容部材84に収容
された糠袋83の開口を覆う蓋部材85と、糠袋83を
受持する糠袋保持部材86とから主構成されている。前
記糠袋83は、一般にゴミ袋用として市販されているポ
リ袋(ポリエチレンを主原料とした一端開口状の樹脂製
袋)が採用される。
【0029】糠袋収容部材84は、図1、図11、図1
2、図13及び図15に示すように、前後壁84a,8
4b、左右側壁84c及び底壁84dから上方開口状の
箱体で構成され、上端開口周縁には全周に亘ってフラン
ジ87が外方突出状に設けられ、このフランジ87上面
には全面に亘ってシール材88が設けられており、糠袋
83は、その開口縁部側が糠袋収容部材84の上端開口
縁部から延出し且つフランジ87を巻き込むように糠袋
収容部材84にセットされる。また、この糠袋収容部材
84は左右方向対向状に配置された一対のレール体64
によって前後方向移動自在に支持されている。
【0030】このレール体64は、図9、図10、図1
4〜図16に示すように、前後方向に配置されてケース
12の下面パネル8上に固定された固定レール65と、
この固定レール65に対して前後方向移動自在な可動レ
ール66とから構成されている。固定レール65は下面
パネル8にボルト等によって固定される下壁65aと、
この取付壁65aの左右方向外端から上方に立上がる側
壁65bと、この側壁65bの上端から左右方向内方に
折曲された上壁65cとから構成されている。
【0031】可動レール66は固定レール65の側壁6
5bの左右方向内方に位置し、左右方向外方に開放状の
レール溝を形成する断面コ字形の上側レール部66a
と、左右方向内方に開放状のレール溝を形成する断面コ
字形の下側レール部66bとから構成されている。固定
レール65の側壁65bの前部上部にはローラ67Aが
左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、この
ローラ67Aに可動レール66の上側レール部66aが
嵌合されている。
【0032】また、可動レール66の後端側には取付壁
66cが形成され、この取付壁66cに上下一対のロー
ラ67Bが左右方向の軸心廻りに回動自在に支持され、
これらローラ67Bが固定レール65の下壁65aと上
壁65cとの間に嵌合されており、これらローラ67B
及び前記ローラ67Aによって可動レール66が固定レ
ール65に前後方向移動自在に支持されている。
【0033】一方、糠袋収容部材84の底壁84下面に
は、前後にそれぞれローラ取付部材89が固定され、各
ローラ取付部材89の左右両側には、それぞれローラ6
8が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されており、
各ローラ68は可動レール66の下側レール部66bに
嵌合されており、これによって、糠袋収容部材84が可
動レール66に対して前後方向移動自在に支持されてお
り、以上の構成によって、糠収容体57がレール体64
に前後方向移動自在に支持されている。
【0034】そして、ケース12の前面扉10を開く
と、精白米取出部22、シュート53及び漏斗部材55
等が前面扉10と共に移動し、糠収容体57の前方が開
放状とされ、この状態で、糠ファン59の糠収容体57
に対する接続を解除し、糠収容体57を前方に引き出す
と、可動レール66が固定レール65に対して前方移動
すると共に、可動レール66に対して糠収容体57が前
方移動し、該糠収容体57がケース12前面から外部に
引き出される。
【0035】なお、前記糠袋収容部材84は、前面、後
面、左右側面及び底面が閉塞状で上面開口状の箱体に形
成されているが、これに限定されることはなく、型鋼又
は帯板材等によって箱状に枠組形成されたもの等であっ
てもよい。前記蓋部材85は、図1、図9〜図12に示
すように、前後壁85a,85bと、左右側壁85cと
から上下開放状に形成され、下端開口周縁には糠袋収容
部材84のフランジ87及びシール材88に対向するフ
ランジ90が全周に亘って外方突出状に形成され、この
フランジ90の外周縁から下方に縁部壁91が延出形成
されている。この縁部壁91の前後部分の左右方向中央
部には、フック部材92が固定され、糠袋収容部材84
の前後壁84a,84b上部の左右方向中央部には、前
記フック部材92に掛脱自在に引っ掛けられる引掛部材
93と、この引掛部材93の掛脱操作するレバー94と
からなる係止金具95が設けられており、フック部材9
2を係止金具95に掛合させることで、図1及び図11
に示すように、蓋部材85が糠袋収容部材84に対して
固定され、蓋部材85のフランジ90と、糠袋収容部材
84のフランジ87上面に設けたシール材88とで糠袋
86の開口縁部側が挟持される。
【0036】なお、図11に示す状態からレバー94の
下端側を上方に揺動させると、引掛部材93がフック部
材92から外れて蓋部材85が糠袋収容部材84から離
反可能とされ、蓋部材85を糠袋収容部材84の上端側
に嵌合し、引掛部材93をフック部材92に引っ掛け、
その状態でレバー94を引き下げることによって、蓋部
材85が糠袋収容部材84に対して固定されるようにな
っている。
【0037】この蓋部材85の左側側壁85cの上下中
間部には、前記糠ファン59の吐出部59aに連通する
糠取入口96が開口形成されている。したがって、前記
接続部63は糠取入口96に対応する左側側壁85cの
外面側に設けられており、精米装置15から吸引された
糠は蓋部材85内に、図12に矢示Aで示すように、糠
取入口96を介して左側から右方へと取り入れられる
(圧送される)。
【0038】また、蓋部材85内には、糠取入口96か
ら圧送されて投入された糠を取入方向Aに案内するガイ
ド部材97が取入方向A一端から他端に亘って設けられ
ている。このガイド部材97は上壁97aと、前後壁9
7b,97cとから下方開放状の断面コ字形に形成され
ていて、蓋部材85の左右側壁85cに固定されてい
る。
【0039】また、蓋部材85の上端開口は、蓋部材8
5内に圧送された空気を排気する排気口98とされてい
ると共に、蓋部材85の上部側で糠取入口96の上方側
には、フィルタ取付部99が形成され、このフィルタ取
付部99には、糠は通さないが空気は通すフィルタ10
0が、排気口98を塞ぐように上方から着脱自在に取り
付けられている。
【0040】したがって、前記構成のものにあっては、
糠は糠取入口96から矢示A方向に圧送されて蓋部材8
5内に取り入れられ、取り入れられた糠はガイド部材9
7内を取入方向A一端から他端に亘って気流によって送
られると共に、減速されて糠袋83内に落下する。この
とき、糠はガイド部材97の上壁97a及び前後壁97
b,97cによって遮蔽されて上昇しなく良好に落下す
る。
【0041】また、取り入れられた糠は、ガイド部材9
7内を取入方向A一端から他端に送られる間に、ガイド
部材97の前後壁97b,97cの下端を越えて排気口
98へと上昇する気流にのって、前後にも送られて落下
し、したがって、蓋部材85内に圧送された糠は、左右
及び前後に略均等に分散して落下し、糠袋83内に略均
等に堆積する(したがって、糠袋83内に堆積した糠の
上面が略水平状となる)。
【0042】また、蓋部材85の前後壁85a,85b
には、糠収容体57を前後移動させる際又は蓋部材85
を持ち上げる(あるいは持ち運ぶ)際等に把持される把
手部材105が固定されている。なお、蓋部材85内に
圧送された糠は上昇気流にのって、フィルタ100の下
面側に付着することがあり、この付着する糠の除去を容
易に行うために、フィルタ100の下面側に薄厚の補助
フィルタを設けておき、フィルタ下面側に付着した糠を
清掃するときに、この補助フィルタを交換するようにし
てもよい。
【0043】前記糠袋保持部材86は、図1に示すよう
に、糠袋収容部材84内に配置され、後壁86aと、左
右側壁86bと、底壁86cとから、前方及び上方開口
状の箱形に形成されており、後壁86a下端側には開口
部が形成されている。前記糠袋83はこの糠袋保持部材
86に挿入される。そして、蓋部材85内に糠が圧送さ
れると、その気流によって糠袋83がふくらむと共に、
糠袋83と糠袋保持部材86との間の空気が糠袋保持部
材86前面の開口部分及び開口部101から逃げ、糠袋
83が糠袋保持部材86内面に密着し、糠袋保持部材8
6は糠を圧送する空気による糠袋83の広がりを規制し
て該糠袋83の保形をし、これを受持する。
【0044】前記糠袋保持部材86前面の開口部分及び
開口部101が糠袋83と糠袋保持部材86との間の空
気を逃がす逃がし部とされている。なお、糠袋保持部材
86は、左右側面、底面及び後面が閉塞状で、前面及び
上面が開放状とされた箱体で形成されているが、これに
限定されることはなく、型鋼又は帯板材等によって箱状
に枠組形成すると共に、底面、左右側面、前後面に棒
材、鋼材又は帯板材等を格子状(又は交叉状)に設けた
ものや、金網又はパンチングメタル等の通気性を有する
部材によって上方開放状の箱形に形成したものであって
もよく、要は、糠を圧送する空気による糠袋83の広が
りを規制できると共に、糠袋83と糠袋保持部材86と
の間の空気を逃がすことができ、且つ、糠袋83を内部
の糠と共に受持できればよい。
【0045】図1、図13及び図15に示すように、糠
袋保持部材86の底壁86c下面の前端側には、左右方
向に亘る被支持部材102が固定され、この被支持部材
102の左右両側を下方に向けて折曲した折曲部分に
は、それぞれ下方に開放状の嵌合凹部103が形成され
ている。一方、糠袋収容部材84の左右側壁84c内面
の前端側下部には、支軸104が固定され、この支軸1
04に前記被支持部材102の嵌合凹部103を上方か
ら嵌合させることで、糠袋保持部材86が支軸104を
支点として左右方向の軸心廻りに揺動自在に支持されて
いる。
【0046】また、糠袋保持部材86の底壁86c上面
の後端側の左右方向中央部には、吊持プレート106が
固定され、この吊持プレート106は糠袋保持部材86
の開口部101を挿通すると共に、糠袋収容部材84の
後壁84b下端側に形成された開口部107をも挿通し
て外方に突出されている。この吊持プレート106の外
方突出部分の上面にはバネ掛け部材108が固定され、
このバネ掛け部材108には引張りコイルバネからなる
付勢部材109の下端側が掛止され、この付勢部材10
9の上端側は調節ボルト110に掛止され、この調節ボ
ルト110は、糠袋収容部材84の後壁84b外面に固
定したブラケット111の取付壁部111aを上下方向
移動自在に貫通していると共に、該取付壁部111aを
挟んで上下に位置するナット112が調節ボルト110
に螺合されていて、ブラケット111に対する調節ボル
ト110の上下移動が規制されている。
【0047】したがって、前記吊持プレート106、付
勢部材109、調節ボルト110等からなる吊持手段に
よって、糠袋保持部材86の後部が上方に引き上げられ
て吊持され、吊持プレート106が糠袋収容部材84の
開口部107上縁に接当して、糠袋保持部材86後部の
支軸104廻りの上方への揺動が規制されている。ま
た、糠袋保持部材86のケース12内への収納位置にお
いて、吊持プレート106の下方には、検出センサ11
3が配置され、この検出センサ113は固定レール65
(又はケース12側等)に固定の取付部材114に取り
付けられている。
【0048】前記構成のものにあっては、糠が糠袋83
に溜まってきて所定量になったときに、該糠の重さによ
って、糠袋保持部材86が付勢部材109のバネ力に抗
して支軸104廻りに下方揺動し、吊持プレート106
が検出センサ113に接当(又は近接)することによっ
て、糠袋83に糠が所定量溜まったことが検出される。
そして、この検出信号によって、ケース12の前面扉1
0の外面側に設けた表示手段に糠が所定量溜まったこと
が表示(又はブザー等によって報知)される。糠が所定
量溜まったことが表示(又は報知)されると、ケース1
2の前面扉10を開け、糠収容体57を前方に引き出
し、蓋部材85を開けて、糠袋83を取り出すことで、
糠が取り出せ、糠の取り出しが容易に行える。
【0049】前記構成のものでは、ナット112を螺進
・螺退させて調節ボルト110の上下位置を変えること
によって、付勢手段109のバネ力が変更でき、これに
よって、検出センサ113によって検出される、糠袋8
3に溜まる糠の検出量(検出重量)を調節することがで
きるようになっている。また、糠袋保持部材86によっ
て、糠袋83及び糠を確実に受持できるので、糠が所定
量溜まったことの検出が確実に行える。
【0050】なお、本実施の形態にあっては、吊持プレ
ート106が検出センサ113に接当等することによっ
て、糠袋83に糠が所定量溜まったことを検出するとい
う検出手段を採用しているが、検出手段はこれに限られ
ることはなく、他の検出手段を採用してもよい。前記精
米装置15の右側方には制御装置69が配置され、ま
た、前面扉10の前面側上部には、精米装置15のホッ
パ40の透明窓40aを視認可能な透明窓70と、精米
機2の運転工程を表示灯R1〜10によって表示する表
示部71と、精白米のツキ加減を設定する白度設定部7
2とが設けられている。前記白度設定部72は例えば、
5分ヅキ、7分ヅキ、白米のいずれかを選択ボタン73
によって選択できるようになっている。
【0051】また、図17に示すように、玄米投入部2
1には、玄米収納袋74の開封装置75が設けられてい
る。この開封装置75は、下部が玄米投入部21の側板
23(又はガイド部材25側等)に左右軸廻りに回動自
在に枢支されて前後揺動自在とされたレバー76と、該
レバー76に長手方向移動自在に設けられたカッター7
7とから主構成されている。
【0052】この開封装置75では、開閉扉19を開け
た状態でガイド板24上に玄米収納袋74を載置し、こ
の状態でレバー76を手前に倒して該レバー76とガイ
ド板24とで玄米収納袋74を挟み込み、さらに、レバ
ー76を玄米収納袋74に押し付けると、カッター77
の刃先が玄米収納袋74に突き刺さるようになってい
る。そして、この状態でカッター77を下方にスライド
させると玄米収納袋74が開封される。
【0053】なお、レバー76は玄米収納袋74よりも
薄い厚さのものは挟み込めないようにすると共に、その
状態ではカッター77の刃が突出しないように構成する
のが好ましい。前記開封装置75の開封手段はカッター
77の他なんでもよく、例えば、図18に示すように、
カッター77の変わりにレバー76に電熱線78を設
け、この電熱線の熱によって玄米収納袋74を開封する
ようにしてもよい。
【0054】前記玄米収納袋74には、糠分が付着して
いるので、空の玄米収納袋74を精白米の収納には使え
ない。そこで、図19及び図20に例示するように、前
記玄米の自動販売機1に収納される玄米収納袋74に
は、精白米を収納するための精白米収納袋79が付設さ
れている。図19に示すものは、玄米収納袋74にポケ
ット状の収容部80を設け、この収納部80に精白米収
納袋79が入れてあるものが示されている。また、図1
2に示すものは、玄米収納袋74の外側に精白米収納袋
79を巻付け、ゴム輪等の固定手段81によって精白米
収納袋79を玄米収納袋74に固定しているものを示し
ている。
【0055】なお、玄米収納袋74に精白米収納袋79
を付設する手段としては、精白米収納袋79を玄米収納
袋74に着脱自在に接着すること等が考えられる。この
ように、玄米収納袋74に精白米収納袋79を付設する
ことによって、玄米を購入した人に確実に精白米収納袋
79を提供でき、余分な精白米収納袋79を容易するこ
ともないという利点を有する。
【0056】前記構成の米の自動販売システムにおい
て、玄米を購入する前にあっては、精米機2の表示部7
1の1番上の表示灯R1が点灯状態である。そして、玄
米の自動販売機1によって玄米を購入すると、その信号
Aが玄米の自動販売機1の制御装置から出力されて精米
機2の制御装置69に入力される。これによって、ロッ
ク装置33のロックが解除されて開閉扉19が開放可能
とされると共に、表示部71の1番上の表示灯R1が消
灯して2番目の表示灯R2が点灯して、精米機2が運転
可能状態となる。
【0057】次に、開閉扉19を開くと、2番目の表示
灯R2が消灯して3番目の表示灯R3が点灯し、玄米投
入部21から玄米投入ホッパ13へと玄米を投入する
と、第1の玄米検出センサ29が玄米を検出すると、3
番目の表示灯R3が消灯して4番目の表示灯R4が点灯
し、精白米取出部22に精白米収納袋をセットすると袋
検出センサ30が精白米収納袋を検出し、4番目の表示
灯R4が消灯して5番目の表示灯R5が点灯する。
【0058】このとき、玄米を投入する前に精白米取出
部22に精白米収納袋をセットしておいてもよい。次
に、開閉扉19を閉めると、扉センサ31がそれを検出
し、5番目の表示灯R5が消灯して6番目の表示灯R6
が点灯し、第1の玄米検出センサ29と袋検出センサ3
0と扉センサ31が、それぞれ玄米、精白米収納袋、開
閉扉19が閉まっていること、を検出した状態で、ロッ
ク装置33が作動して開閉扉19がロックされる。
【0059】そして、選択ボタン73のいずれかを押し
て、白度を選択すると、6番目の表示灯R6が消灯して
7番目の表示灯R7が点灯し、玄米搬送装置14が作動
して玄米が上方に運び上げられて、排出口35から精米
装置15のホッパ40に投入され、第3の玄米検出セン
サ41によって玄米が検出されると、8番目の表示灯R
8が点灯し、精米装置15が作動して、ホッパ40から
横送り部42、縦送り部43を経て玄米が搗精部39に
至り、ここで玄米が精白され、精白米は排出部44、ガ
イド部材54、シュート及び漏斗部材55を経て精白米
取出部22内の精白米収納袋内に投入され、一方、糠は
糠収容体57に収容される。
【0060】精米中において、第2の玄米検出センサ3
7によって、ホッパ40内の玄米が所定量(満杯又は満
杯近く)になったことを検出すると、一旦、玄米搬送装
置14が停止し、第3の検出センサ41によって、ホッ
パ40内の玄米がなくなってきたことを検出すると、玄
米搬送装置14が再び作動してホッパ40内に玄米が投
入されるように構成されており、玄米投入ホッパ13内
に投入された玄米が一度に運び上げられるのではなく、
徐々に運び上げられるようになっている。
【0061】これによって、ホッパ40の容量を小さく
でき、ケース12内の精米装置15上部の空間を大きく
採らなくてもよく、精米装置15をできるだけケース1
2内の上方に配置して、糠箱配置空間を大きく、すなわ
ち糠収容体57を大きくすることができ、精米装置15
をケース12内にコンパクトに組み込みながら、糠の容
量アップが図られている。
【0062】こうして、精米が進み、第1の玄米検出セ
ンサ29によって玄米投入ホッパ13内に玄米がなくな
ったことを検出し、且つ、第2の玄米検出センサ41に
よって排出部35にも玄米がないことを検出したとき
に、7番目の表示灯R7が消灯して、玄米搬送装置14
が停止して搬送が終了し、これ以後、第3の玄米検出セ
ンサ41によって、ホッパ40内に玄米がなくなってき
たことを検出しても玄米搬送装置14は動かないように
なっている。
【0063】そして、第3の玄米検出センサ41によっ
て、ホッパ40内に玄米がなくなったことが検出される
と、8番目の表示灯R8が消灯して9番目の表示灯R9
が点灯し、所定時間経過後(横送り部42、縦送り部4
3及び搗精部39内の玄米を精白するのに必要充分な時
間経過後)に、9番目の表示灯R9が消灯して10番目
の表示灯R10が点灯し、精米装置15及び糠収容装置
16が停止すると共に、ロック装置33による開閉扉1
9のロックが解除される。
【0064】そして、開閉扉19を開けて、精白米取出
部22から上方に精白米収納袋を取り出して、開閉扉1
9を閉め、所定時間経過後に再びロック装置33が働い
て、開閉扉19がロックされ、精米機2が使用できない
状態となり、10番目の表示灯R10が消灯して1番目
の表示灯R1が点灯する。前記米の自動販売システムに
おいて、玄米を連続的に購入又は精米機2使用中に購入
する場合があるが、この場合、本実施の形態では、玄米
の自動販売機1からの信号Aの回数を精米機2の制御装
置69でカウントして記憶させておき、該回数分、精米
機2を連続運転できるように構成されている。
【0065】また、玄米の自動販売機1と精米機2とを
併置した米の自動販売システムSにあっては、精米機2
の玄米搬送装置14、精米装置15、糠収容装置16が
故障すると、玄米は購入できるのに精米ができないとい
うトラブルが考えられるが、本実施の形態にあっては、
精米機2側の各装置が故障すると、その信号Bが玄米の
自動販売機1の制御装置に入力され、玄米の自動販売機
1の前面の操作部に売り切れ表示が表示されるようにな
っている。なお、この場合、売り切れ表示と共に、コイ
ン等を投入できないようにしたり、玄米の購入選択ボタ
ンを押しても作動しないようにしてもよく、精米機2の
故障時に、玄米の販売が制限されるようになっていれば
よい。
【0066】図21及び図22は第2の実施の形態を示
しており、糠袋保持体86は、前面、後面、左右側面及
び底面が閉塞状で、上方開口状の箱体で構成され、前壁
86d及び後壁86aの下部には、糠は通さないが空気
は通す多数の孔(又はフィルタ)によって構成された空
気の逃がし部115が設けられている。また、シール材
88は、糠袋収容部材84のフランジ87から、糠袋保
持部材86内部上端側に向けて垂れ下がるように延出さ
れて形成されており、糠袋83をセットした状態でも、
糠袋83をセットしない状態でも使用できるように構成
されている。
【0067】その他第1の実施の形態と同様の構成につ
いては、同符号を付して説明を省略する。前記米の自動
販売システムSは種種設計変更が可能であり、例えば、
玄米の自動販売機1に精米機選択ボタンを設け、コイン
等を投入して前記精米機選択ボタンを押さない場合には
前述した玄米購入・精米と同様の動作をし、この精米機
選択ボタンを押したときは、精米機2のみ作動できるよ
うにしてもよい。
【0068】前記実施の形態にあっては、本発明に係る
精米機2を、玄米の自動販売機1と精米機2とを併置し
た米の自動販売システムSに採用したものを例示した
が、自動精米機2を単独で使用してもよい。この場合、
精米機2には、金銭取扱手段(コイン、紙幣、プリペイ
ドカード等の投入口及び制御機構等)を設ける必要があ
る。また、精米機2のケース12の内部に、玄米を貯蔵
するタンク及びこのタンク内の玄米を購入量に応じて計
量する計量手段等を設けてもよい。
【0069】さらに、本発明の糠収容装置16は、前記
のように自動販売機型の精米機2の他、他の形式の精米
機(例えば、販売店又は精米所に設置されるもの等)に
も採用される。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、蓋部材85を開けて、
糠袋83を取り出すことによって、糠が取り出せ、糠の
取り出しを簡単且つ清潔に行うことができると共に、糠
が一定量収容されたことを検出するようにしているの
で、糠の取り出し時期を容易に知ることができる。
【0071】また、糠の取り出し時期を検出するのに、
単に糠袋83の底部を支持する支持台を糠収容部材84
内に設け、この支持台が糠の重さで下降したときに、そ
れを検出するようにしたとすると、糠収容体57に糠が
圧送されると、その空気によって糠袋83がふくらんで
糠袋収容部材84の側壁内面に糠袋83が密着し、その
密着部分の摩擦抵抗により、支持台に糠の全荷重がかか
らず、糠の取り出し時期の検出が良好に行えないことと
なるが、本発明では、特に、糠を圧送する空気による糠
袋83の広がりを規制すると共に該糠袋83を受持する
糠袋保持部材86を設け、この糠袋保持部材86が糠の
重さで下降することによって、糠が一定量収容されたこ
とを検出するようにしているので、糠の全荷重を確実に
検出でき、糠の収容量の検出を良好に行うことができ
る。
【0072】また、精米装置15及び糠収容体57をケ
ース12に収納すると共に、このケース12前面を開閉
自在な前面扉10とし、糠収容体57をケース12から
取り出すべく、糠袋収容部材86を前後方向移動自在に
支持することによって、精米装置15及び糠収容体57
をケース12に収納した場合における、糠の取り出しを
容易に行うことができる。
【0073】また、糠袋83と糠袋保持部材84との間
の空気を逃がす逃がし部を糠袋保持部材84に設けるこ
とにより、糠袋83を糠袋保持部材84の内面側に密着
させることができ、糠を圧送する空気による糠袋83の
バタツキや糠袋83の内部への局部的なふくらみを防止
でき、糠の収容を良好に行うことができる。また、糠取
入口96を蓋部材85の一側面に形成して糠を横方向に
取り入れると共に、この糠取入口96を糠の取入方向に
直交する横方向の中央部に設け、蓋部材85内部に、上
方及び糠取入方向Aに直交する横方向両側が閉塞される
と共に下方開放状に構成されて糠取入方向Aに案内する
ガイド部材97を設け、このガイド部材97の糠取入方
向Aに直交する横方向両側の、蓋部材85の上面側に、
排気口98を形成することにより、圧送されてきた糠は
ガイド部材97に案内されて糠取入方向Aに亘って搬送
されて落下すると共に、ガイド部材97の糠取入方向A
に直交する横方向両側から排気口98へと上昇する気流
にのって糠取入方向Aに直交する横方向両側にも搬送さ
れて落下し、したがって、糠が糠取入方向A及び糠取入
方向Aに直交する横方向に略均等に分散して落下し、糠
が糠袋83に全面に亘って略均等に堆積し、糠の収容を
良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る糠収容体の側面断面図
である。
【図2】第1の実施の形態に係る米の自動販売システム
の正面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る精米機の正面内部構成
図である。
【図4】第1の実施の形態に係る精米機の左側面内部構
成図である。
【図5】第1の実施の形態に係る精米機の右側面内部構
成図である。
【図6】第1の実施の形態に係る精米機の平面内部構成
図である。
【図7】第1の実施の形態に係る精米機の操作・表示部
の正面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る精米装置の右側面図で
ある。
【図9】第1の実施の形態に係る糠箱等の右側面図であ
る。
【図10】第1の実施の形態に係る糠収容体の平面図で
ある。
【図11】第1の実施の形態に係る糠収容体の上部の側
面断面図である。
【図12】第1の実施の形態に係る糠収容体の上部の正
面断面図である。
【図13】第1の実施の形態に係る糠収容体の下部の側
面断面図である。
【図14】第1の実施の形態に係るレール体の側面断面
図である。
【図15】第1の実施の形態に係る糠収容体の下部の正
面断面図である。
【図16】第1の実施の形態に係る図14のB−B線矢
示断面図である。
【図17】第1の実施の形態に係る玄米投入部の左側面
断面図である。
【図18】第1の実施の形態に係る玄米投入部の他の例
を示す左側面断面図である。
【図19】第1の実施の形態に係る玄米投入部の他の例
を示す左側面断面図である。
【図20】第1の実施の形態に係る玄米収納袋の他の例
を示す斜視図である。
【図21】第2の実施の形態に係る糠収容体の側面断面
図である。
【図22】第2の実施の形態に係る糠収容体の正面断面
図である。
【符号の説明】
15 精米装置 57 糠収容体 83 糠袋 84 糠袋収容部材 85 蓋部材 96 糠取入口 98 排気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米を精白する精米装置(15)から糠
    を吸引して糠収容体(57)に圧送し、該糠収容体(5
    7)に糠を収容するようにした精米機の糠収容装置にお
    いて、 前記糠収容体(57)は、糠が収容される糠袋(83)
    を上方開口状に収容する糠袋収容部材(84)と、この
    糠袋収容部材(84)に収容された糠袋(83)の開口
    を覆うと共に前記糠袋収容部材(84)とで糠袋(8
    3)の開口縁部側を全周に亘って挟み込み且つ糠取入口
    (96)と排気口(98)とを備えた蓋部材(85)
    と、糠袋収容部材(84)内部に設けられていて糠を圧
    送する空気による糠袋(83)の広がりを規制すると共
    に該糠袋(83)を受持する糠袋保持部材(86)とか
    ら主構成され、糠袋(83)に糠が一定量収容されると
    その重さで糠袋保持部材(84)が下降することで、糠
    が一定量収容されたことを検出するようにしたことを特
    徴とする精米機の糠収容装置。
  2. 【請求項2】 精米装置(15)及び糠収容体(57)
    をケース(12)に収納すると共に、このケース(1
    2)前面を開閉自在な前面扉(10)とし、糠収容体
    (57)をケース(12)から取り出すべく、糠袋収容
    部材(86)を前後方向移動自在に支持したことを特徴
    とする請求項1記載の精米機の糠収容装置。
  3. 【請求項3】 糠袋(83)と糠袋保持部材(84)と
    の間の空気を逃がす逃がし部を糠袋保持部材(84)に
    設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の精米機の
    糠収容装置。
  4. 【請求項4】 糠取入口(96)を蓋部材(85)の一
    側面に形成して糠を横方向に取り入れると共に、この糠
    取入口(96)を糠の取入方向に直交する横方向の中央
    部に設け、蓋部材(85)内部に、上方及び糠取入方向
    (A)に直交する横方向両側が閉塞されると共に下方開
    放状に構成されて糠取入方向(A)に案内するガイド部
    材(97)を設け、このガイド部材(97)の糠取入方
    向(A)に直交する横方向両側の、蓋部材(85)の上
    面側に、排気口(98)を形成したことを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の精米機の糠収容装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012035160A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Iseki & Co Ltd コイン精米機
JP2012035159A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Iseki & Co Ltd 料金式精米設備

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