JPH11502826A - ヌクレオシド類似体の合成方法 - Google Patents

ヌクレオシド類似体の合成方法

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JPH11502826A JP8528932A JP52893296A JPH11502826A JP H11502826 A JPH11502826 A JP H11502826A JP 8528932 A JP8528932 A JP 8528932A JP 52893296 A JP52893296 A JP 52893296A JP H11502826 A JPH11502826 A JP H11502826A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、β−ジアステレオマーのみを生成するための分子内グリコシル化反応を含む抗ウイルス性の1,3−オキサチオランヌクレオシドの製造方法、およびその方法に有用な中間体に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ヌクレオシド類似体の合成方法 本発明は、分子内グリコシル化を用いてβ−ジアステレオマーのみを生成する 、抗ウイルス性の1,3−オキサチオランヌクレオシドの製造方法に関する。本 発明はまた、本方法によって得られる新規な中間体にも関する。 1,3−ジオキサチオランヌクレオシドは2つのキラル中心(フラノースナン バリングシステムによるC1′−およびC4′−位置)を有し、−般にα−およ びβ−形のジアステレオマー対として存在し、各形は2つの光学的対掌体を含む 。α−およびβ−ジアステレオマーは異なる抗ウイルス活性を有する傾向があり 、β−形の方が一般により有効である。同様に、各ジアステレオマーの光学的対 掌体対は異なる性質を有する傾向がある。 β−ジアステレオマーはこれまで、ジアステレオマー混合物を製造し、その後 、溶解度差またはクロマトグラフィーのような物理的方法によるβ−形の煩雑な 分離によって得られてきた。β−異性体の全体収率は一般に50%未満である。 国際特許出願WO91/11186には、特定のルイス酸、一般に塩化第二ス ズの存在下、炭水化物または炭水化物類似成分と複素環式塩基とを縮合すること によって1,3−オキサチオランヌクレオシドを高いβ−ジアステレオマー選択 性で得る方法が記載されている。この方法はまた国際特許出願WO92/147 43にも例示されている。 炭水化物または類似成分とプリンまたはピリミジン塩基との縮合にかかわるヌ クレオシド類似体の別のジアステレオ選択的製造方法は、WO92/20669 およびWO95/29174に記載されている。 我々はこのたび、α−汚染物質を含まない1,3−オキサチオランピリミジン ヌクレオシドのβ−ジアステレオマーのみを生成する効率的で新規な方法を開発 した。合成にかかわる重要な工程は、適当な複素環式アセトアルデヒドを1,4 −ジチアン−2,5−ジオールで環化して”5′−テザード(tethered)”1, 3−オキサチオランヌクレオシド類似体を得、その後、炭水化物環の同じ面で分 子内グリコシル化して(1′−テザード)β−ジアステレオマーのみを得るもの である。5′−テザードフラノースヌクレオシドの分子内グリコシル化は、特に 日本国特許第06263792−A号から公知であるが、これにはそのような方 法を抗ウイルス性1,3−オキサチオランヌクレオシドの製造に適用する記載は ない。得られるβ−ジアステレオマーは、相当するシチジン類似体に加水分解し ても、あるいは当業者に公知の適当な技術によって、例えばエステル化し、その 後、酵素による選択的加水分解をし、”不所望な”光学的対掌体を除去し、そし て所望の光学的対掌体形のエステルの加水分解を行うことによって分割してもよ い。あるいは、例えば、キラル補助体を用いることによって実質的に光学対掌的 に純粋な中間体を得ることも可能であり、この中間体を用いて所望の光学対掌的 に純粋な生成物を得ることができる。 本発明の1つの態様は、式(I) (式中、Rは水素、C1-6アルキルまたはハロゲンであり、Yはヒドロキシ、ア ミノ、C1-6アルコキシまたはOR1であり、R1 はキラル補助基である) の化合物の製造方法であって、式(II) (式中、RおよびYは上記定義通りであり、R2は水素、C1-6アシル、C1-6ア ルキルまたはハロゲンである) の化合物を、基OR2を脱離基に変換するのに適した適当なルイス酸または試薬 で処理することを含む方法を提供するものである。 適当なルイス酸には、例えば、塩化第二スズまたはトリメチルシリルトリフレ ートが含まれる。ルイス酸との反応は極性非プロトン性溶媒中、低温(例えば、 0〜−20℃)で行うのが適しており、その後、塩基で処理する。 R2がHである場合、基OR2をハロゲン化剤、例えばチエニルハライドもしく はオキサリルハライド、またはトシルもしくはメシルハライドとの反応によって 脱離基に変えると好都合である。OR2を脱離基(すなわち、環窒素原子が容易 に置換しうる基)へ変える別の方法は、当業者にとって明らかなことである。 変化しうるRが一般式において2回以上生じる場合、各々の位置の基が同じで も異なっていてもよいことは、無論のことである。 ここで用いるように、ハロゲンは臭素、塩素、フッ素またはヨウ素、特に塩素 またはフッ素、とりわけフッ素を意味する。 ”キラル補助体(chiral auxiliary)”は、ラセミ混合物の化学分割に用いる 非対称分子を意味する。そのようなキラル補助体は、α−メチルベンジルアミン のように1つのキラル中心またはメタノールのようにいくつかのキラル中心を有 していてもよい。キラル補助体の目的は、出発物質に組み込んで、得られるジア ステレオマー混合物の分離を容易にすることである。例えば、J.Jacques et al .,Enantiomers ,Racemates and Resolutions,pp.251-369,john Wiley & So ns,New York(1981)参照。 R1がキラル補助基である場合、これは(d)−メ ンチル、(1)−メンチル、(d)−8−フェニルメンチル、(1)−8−フェ ニルメンチル、(+)−ノルエフェドリンおよび(−)−ノルエフェドリンから 選択するのが好ましい。さらに好ましくは、R1は(1)−メンチルまたは(d )−メンチルであり、最も好ましくは(1)−メンチルである。 本発明の別の態様は、式(Ia) (式中、RおよびYは前記定義通りである) の化合物の製造方法であって、式(IIa) (式中、R、YおよびR2は上記定義通りである) の化合物を、基OR2を脱離基に変えるのに適した適当なルイス酸または試薬で 処理することを含む方法を提供するものである。 本発明の別の態様は、式(III) (式中、RおよびYは上記定義通りである) の化合物を、1,4−ジチアン−2,5−ジオールと、非極性非プロトン性溶媒 中、高温(例えば、100℃)で反応させて、R2がHである式(II)の化合物 得ることを含む、式(II)の化合物の製造方法を提供するものである。R2がH 以外である式(II)の化合物は相当するヒドロキシ化合物から、標準的な方法を 用いる、例えばアルカノイルハライド/塩基または無水カルボン酸/塩基で処理 する誘導化によって製造しうる。 式(III)の化合物と1,4−ジチアン−2,5−ジオールとの反応で、R2が Hである式(II)の化合物の異性体混合物が得られる。YがOR1である場合、 式(IIa)の化合物はジアステレオマー混合物から選択的に結晶化しうる。本発 明のさらに別の態様は、RがHであり、YがOR1である式(IIa)の化合物を 異性体混合物から、少なくとも一部が溶液中の異性体混合物を、RがHであり、 YがOR1である所望の単一の光学的対掌体(IIa)の結晶化を完全に抑制する ことなく異性体の相互変換を行うことができる薬剤で処理することによって得る 方法を提供するものである。式(IIa)の他の化合物は、RがHであり、YがO R1である式(IIa)の化合物から、一般的な方法によって製造しうる。 トランス異性体の結晶化を完全に抑制することなく異性体の相互変換を行うこ とができる薬剤は、例えば、アルコール、例えばメタノール、エタノール、n− プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、t−ブタ ノール、および有機塩基、特にt−アミン、例えばピリジンおよびトリエチルア ミン並びにHunig塩基である。好ましい薬剤はトリエチルアミンである。 異性体の相互変換は、所望の異性体または異性体混合物の結晶化を可能にし、 かつ所望の異性体または異性体混合物の有意な分解を生じない濃度および温度条 件下で、式(II)のアルコールと反応しない適当な溶媒または溶媒混合物中で行 いうる。適した溶媒は、例えば、脂肪族または芳香族炭化水素、エーテル、エス テルおよび塩素化炭化水素である。相互変換は約−20〜120℃、より好まし くは約−10〜80℃、例えば約0〜50℃で行うのが好ましい。 溶媒、温度、相互変換剤、および特に相互変換剤の量の選択は、異性体中に存 在する基R、R1およびR2の性質に基づく実験の積み重ねとして行うのがベスト であることは、当業者にとって明らかなことである。しかしながら、有機塩基を 相互変換剤として用いるとき、好ましい量は一般に、存在する(II)の全ての異 性体の合計に基づいて2モル当量未満である。 異性体の相互変換は異性体混合物の製造とは別に行ってもよい;しかしながら 、製造と同時に行うと好都合である。 相互変換法は、単離された(IIa)の異性体純度を高めるのにも用いうる。 相互変換法により、所望の異性体(IIa)の単離収率は理論値の50%以上に (全ての立体異性体の形成に基づいて)、一般には理論値の約60〜約90%に 高めうる;しかし、理論値の100%に近い収率が得られることもある。 式(III)の化合物は、式(IV) (式中、R(同一でも異なるものでもよい)およびYは上記定義通りである)の 化合物を水性トリフルオロ酢酸(90%)と高温で反応させることによって製造 しうる。 式(IV)の化合物は、式(V) (式中、RおよびYは上記定義通りであり、Zは適当な脱離基、例えば塩素であ る) の化合物を、式(VI) (式中、R(同一でも異なるものでもよい)は上記定義通りである) の化合物と、低温にて、極性非プロトン性溶媒中、塩基の存在下で反応させるこ とによって製造しうる。 式(V)の化合物は、式(VII) (式中、RおよびZ(同一でも異なるものでもよい)は上記定義通りである)の 化合物を適当な求核試薬、例えば、式(V)の化合物中のYがエトキシである場 合、EtO-(NaOEt/EtOH)と反応させることによって製造しうる。 式(VI)および(VII)の化合物は商業的に得ても、あるいは商業的に入手しう る出発物質から当業者に公知の方法、例えば、式(VII)の化合物中のRがフッ 素であり、Zが塩素である場合、5−フルオロウラシルとオキシ塩化リンとを塩 基の存在下、高温で処理することによって製造してもよい。 上述のように、C4−位置のYがC1-6アルコキシまたはOR1である式(I) の化合物は、アンモニア性メタノールと共に加熱することによって、シチジン類 似体(Y=NH2)に変換でき、あるいはラセミの場合、当業者に公知の適当な 技術、例えば国際特許WO92/14743に記載の酵素法の1つによって分割 してもよい。 そのような方法によると、ラセミβ−ジアステレオマー(I)を、例えば無水 酪酸を用いて、C5′−位置でエステル化し、そしてラセミエステル(VIII)を 適当な酵素、一般にはブタの肝臓のエステラーゼで処理して”不所望の”光学的 対掌体を選択的に加水分解し、水溶性でありかつ所望の(非加水分解)光学的対 掌体(X)から分離することができる5′−OH化合物(IX)に戻す。光学的対 掌体(X)は、アンモニア性メタノールと共に加熱することによって、所望の光 学的対掌体形の4−NH2,5′−OH化合物に変換する。 本発明の方法は特に、(2R,5S)−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキ シメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]シトシン、(2R,5S)− 1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]シトシ ン、(±)−シス−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3− オキサチオラン−5−イル]シトシンおよび(±)−シス−1−[2−(ヒドロ キシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]シトシンの製造に適用しう る: 本発明の別の態様は、式(IV)、(III)、(II)および(I)の新規な化合 物(後者には、ラセミ化合物、(2S,5R)−光学的対掌体(IX)、エステル 化ラセミ化合物(VIII)およびエステル化(2R,5S)−光学的対掌体(X) が含まれる)を提供するものである。(2R,5S)−5−フルオロ−1−[2 −(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]シトシン、(2 R,5S)−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5− イル]シトシン、(±)−シス−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチル )−1,3−オキサチオラン−5−イル]シトシンおよび(±)−シス−1−[ 2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]シトシンの製 造から生じる具体的な中間体化合物の例を以下に示す: 2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−エトキシ−5−フルオロピリミジン 2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−エトキシ−ピリミジン 2−[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル)オキシ]アセトアル デヒド 2−[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]アセトアルデヒド 2−{[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル} −1,3−オキサチオラン−5−オール 2−{[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル}−1,3−オキ サチオラン−5−オール 2−{[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル} −1,3−オキサチオラン−5−イル アセテート 2−{[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル}−1,3−オキ サチオラン−5−イル アセテート (2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチ ル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3− オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(プロピオニルオ キシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(プロピオニルオキシメチル)− 1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチ ル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3− オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2R*,5S*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(プロピオニルオ キシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン (2R*,5S*)−4−エトキシ−1−[2−(プロピオニルオキシメチル)− 1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン 本発明の方法の次の実施例は説明のためのものであり、本発明の範囲を限定す るものではない。全ての場合において、1H NMRおよびC,H,N元素分析 は表示構造と一致した。実施例1 (2R,5S)−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オ キサチオラン−5−イル]シトシンの製造 (a) 2,4−ジクロロ−5−フルオロピリミジン 5−フルオロウラシル(アルドリッチ、8.00g,61.5mmol)のオキシ 塩化リン(25.0mL、41.12g、268mmol)中の懸濁液に、N,N− ジエチルアニリン(12.6mL、11.81g、80mmol)を加え、混合物を 100℃で1.5時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発させ、残留物をH2 O/E t2O(400mL、1:1)に注ぎ入れた。水性相をEt2Oで抽出し、一緒に した有機相を乾燥し(Na2SO4)、蒸発させて(水流ポンプ、35℃)、所望 の生成物(10.2g、99%)を黄色がかった固体として得た:融点34〜3 6℃(文献によると35〜36℃)。 (b) 2−クロロ−4−エトキシ−5−フルオロピリミジン 工程(a)からの生成物(10.0g、59.9mmol)の無水EtOH(40 mL)中の溶液に、0℃、窒素雰囲気下で、1M NaOEt/EtOH(61 mL、61mmol)を加え、混合物を1時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、 残留物をH2OとEt2Oとの間で分配した。水性相をEt2Oで抽出し、一緒に した有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させて(水流ポン プ、35℃)、所望の生成物(8.74g、83%)を黄色がかった固体として 得た:融点30〜32℃(文献によると31〜32℃);1H NMR(CDC l3):δ1.46(t,J=7.0Hz,3H),4.53(4重線,J=7 Hz,2H),8.17(d,J=2.1Hz,1H);MS m/z 179 (M+3,17%),177(M+1,50%),149(100%)。分析値 :C66ClFN2Oとして計算した理論値C,40.81;H,3.42;N ,15.86。実測値C,40.90;H,3.45;N,15.81。 (c) 2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−エトキシ−5−フルオロピ リミジン 無水DMF(70mL)中の60%NaH/鉱油(2.88g、72.2mmol ) の懸濁液に、0℃、窒素雰囲気下で、グリコールアルデヒドジメチルアセタール (ランカスター、6.13g、57.7mmol)を加えた。混合物を周囲温度で1 時間撹拌し、次に、工程(b)からの生成物(8.5g、48.1mmol)の無水 DMF(70mL)中の溶液に、−55℃で15分かけて移した。混合物を2時 間かけて−20℃に温め、次に、AcOHで中和した。溶媒を真空中で蒸発させ 、残留物をH2OとCH2Cl2との間で分配した。水性相をCH2Cl2で抽出し 、一緒にした有機相を乾燥し(Na2SO4)、蒸発させた。残留物をフラッシュ クロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、1:5)にかけ、所望の生成物( 9.75g、82%)を油状物として得た;1H NMR(CDCl3):δ1. 42(t,J=7.0Hz,3H),3.43(s,6H),4.32(d,J =5.2Hz,2H),4.50(4重線,J=7.0Hz,2H),4.75 (t,J=5.2Hz,1H),8.03(d,J=2.4Hz,1H);MS m/z 215(M−OCH3、100%)。分析値:C1015FN24とし て計算した理論値C,48.78;H,6.14;N,11.38。実測値C, 48.84;H,6.06;N,11.36。 (d) 2−[(4−エトキシ−5−フルオロピリミジニル)オキシ]アセトア ルデヒド 工程(c)からの生成物(6.0g、24.4mmol)と90%TFA/H2O (50mL)との混合物を50℃で2.5時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発さ せ、残留物をCHCl3と飽和NaHCO3/H2Oとの間で分配した。水性相を CHCl3(×2)で抽出し、一緒にした抽出物を乾燥し(Na2SO4)、蒸発 させて、所望の生成物(4.82g、99%)を無色油状物として得た。これは それ以上精製することなく次の工程で用いた。フラッシュクロマトグラフィー( EtOAc/ヘキサン、1:2)で分析的に純粋な物質を無色油状物として得た :1H NMR(CDCl3):δ1.43(t,J=7.0Hz,3H), 4.40(4重線,J=7.0Hz,2H),4.81(s,2H),8.03 (d,J=1.8Hz,1H),9.74(s,1H);MS m/z 201 (M+1,100%)。分析値:C89FN23・0.25H2Oとして計算し た理論値C,46.95;H,4.68;N,13.69。実測値C,46.8 1;H,4.61;N,13.64。 (e) 2−{[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル)オキシ] メチル}−1,3−オキサチオラン−5−オール 工程(d)からの生成物(4.6g、23.0mmol)と1,4−ジチアン−2 ,5−ジオール(アルドリッチ、1.92g、12.65mmol)の無水トルエン (90mL)中の混合物を100℃で2時間加熱した。混合物を濾過し、濾液を 濃縮し、真空中で乾燥して、所望の生成物(6.27g、99%)をワックス状 の薄い黄色の固体として得た。これはそれ以上精製することなく次の工程で用い た(1H NMR分光分析によるジアステレオマー比 〜1:1)。フラッシュ クロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、1:2)で分析的に純粋な物質を 白色固体として得た:融点85〜87℃;1H NMR(CDCl3):δ1.4 1(t,J=7.0Hz,3H),2.42(br s,1H),3.10(d ,J=11.0Hz,1H),3.20(dd,J=11.0,3.5Hz,1 H),4.40(dd,J=12.0,3.5Hz,1H),4.43(4重線 、J=7.0Hz,2H),4.77(dd,J=12.0,7.0Hz,1H ),5.70(dd,J=7.0,3.5Hz,2H),5.92(d,J=3 .5Hz,1H),8.04(d,J=2.5Hz,1H);他のジアステレオ マーに見られるのと同様な組の信号;MS m/z 201(M−C23OS, 100%)。分析値:C1013FN24Sとして計算した理論値C,43.47 ;H,4.74;N,10.14;S,11.61。実測値C,43.56;H ,4.78;N,10.04;S,11.66。 (f) 2−{[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル)オキシ] メチル}−1,3−オキサチオラン−5−イル アセテート 工程(e)からの生成物(1.0g、3.62mmol)とピリジン(0.8mL 、0.78g、9.88mmol)のCH2Cl2(12mL)中の溶液に0℃で、A cCl(0.35mL、0.37g、4.7mmol)を加えた。周囲温度で1時間 後、飽和NaHCO3/H2Oを加え、水性相をCHCl3で抽出した。一緒にし た有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、真空中で乾燥 して、所望の生成物(1.13g、99%)を黄色油状物として得た。これはそ れ以上精製することなく次の工程で用いた(1H NMR分光分析によるジアス テレオマー比 〜2:1)。フラッシュクロマトグラフィー(アセトン/CH2 Cl2、1:24)で分析的に純粋な物質を無色油状物として得た:1H NMR (CDCl3):δ1.42(t,J=7.0Hz,3H),2.07(s,3 H),3.15(d,J=11.5Hz,1H),3.38(dd,J=11. 5,4.0Hz,1H),4.40−4.60(m,4H),5.73(m,1 H),6.70(d,J=4.0Hz,1H),8.03(d,J=2.5Hz ,1H);他のジアステレオマーに見られるのと同様な組の信号;MS m/z 259(M−OAc,9%),159(100%)。分析値:C1215FN2 5Sとして計算した理論値C,45.28;H,4.75;N,8.80;S ,10.07。実測値C,45.35;H,4.76;N,8.83;S,10 .11。 (g) (2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロ キシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン 工程(f)からの生成物(0.21g、0.66mmol)と4オングストローム 分子ふるい(0.3g)の無水CH3CN(20mL)中の混合物へ、窒素雰囲 気下、−20℃で、トリメチルシリルトリフレート(アルドリッチ、0.14m L、0.16g、0.73mmol)をゆっくり加えた。混合物を2時間−20℃で 撹拌した後、1M NaOH/H2O(2.0mL、2.0mmol)を加えた。0 ℃で2時間後、混合物をAcOHで中和した。溶媒を真空中で蒸発させ、残留物 をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、9:1)で所望の生 成物(0.11g、60%)を白色固体として得た:融点162〜164℃;1 H NMR(DMSO−d6):δ1.39(t,J=7.0Hz,3H),3 .29(d,J=12.0,2.7Hz,1H),3.60(dd,J=12. 0,5.4Hz,1H),3.82(ddd,J=12.5,5.4,3.5H z,1H),3.95(ddd,J=12.5,5.4,3.5Hz,1H), 4.45(4重線、J=7.0Hz,2H),5.31(t,J=3.5Hz, 1H),5.63(t,J=5.4Hz,1H),6.20(m,1H),8. 74(d,J=6.7Hz,1H);MS m/z 277(M+1,4%), 159(100%)。分析値:C1013FN24Sとして計算した理論値C,4 3.47;H,4.74;N,10.14;S,11.61。実測値C,43. 54;H,4.76;N,10.18;S,11.52。 (h) (2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(プロピ オニルオキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2− オン 工程(g)からの生成物(90mg)のピリジン(0.2mL)中の溶液へ、 無水酪酸(1.0mL)を加え、得られた混合物を周囲温度で18時間撹拌した 。氷水を加え、水溶液を1N HCl/H2OでpH2に調整し、CHCl3(× 3)で抽出した。一緒にした有機相をNaHCO3/H2Oおよびブラインで洗浄 し、乾燥し(Na2SO4)、真空中で濃縮した。得られた油状物を真空中、50 ℃で18時間,窒素流下で乾燥して、所望の生成物(100mg)を無色固体と して得た:1H NMR(CDCl3):δ0.99(t,3H),1.4 2(t,3H),1.70(6重線,2H),2.42(t,2H),3.23 (d,1H),3.60(dd,1H),4.45(dd,1H),4.50( 4重線、2H),4.65(dd,1H),5.40(m,1H),6.30( m,1H),8.15(d,1H);MS m/z 347(M+1,25%) ,159(100%)。 (i) (2R,5S)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2−(プロピオ ニルオキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オ 工程(h)からの生成物(10mg)の20%CH3CN/バッファー(3. 0mL、0.05M、pH8.0、リン酸塩)中の溶液へ、PLE(ブタの肝臓 のエステラーゼ、1.5μl、シグマ)を加え、混合物を周囲温度で24時間撹 拌した。水溶液をヘキサン(2×)で抽出し、一緒にした抽出物を乾燥し(Na2 SO4)、真空中で濃縮した。有機抽出物のHPLC分析(キラル パックAS ;EtOH;1.5ml/分)は、単一の光学的対掌酪酸エステル(4mg)の 存在を示した。光学的対掌アルコールは水性相で検出された。エステル:1HN MR(CDCl3):δ0.97(t,J=7.4Hz,3H),1.42(t ,J=7.0Hz,3H),1.67(6重線,J=7.4Hz,2H),2. 40(t,J=7.4Hz,2H),3.23(d,J=12.8Hz,1H) ,3.60(dd,J=12.8,5.3Hz,1H),4.46(dd,J= 12.6,2.5Hz,1H),4.52(4重線,J=7.0Hz,2H), 4.65(dd,J=12.6,4.0Hz,1H),5.37(m,1H), 6.29(m,1H),8.12(d,J=6Hz,1H)。 (j) (2R,5S)−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1 ,3−オキサチオラン−5−イル]シトシン 工程(i)からのエステル(4mg)のNH3/MeOH(2mL)中の溶液 をテフロンライナーを施した鋼ボンベに装填し、密閉し、70℃で18時間加熱 した。溶媒を真空中で蒸発させて、所望の生成物(2mg)を得た。HPLC,1 H NMRおよびMS特性は確実な試料のものと同一であった。実施例2 (2R,5S)−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン− 5−イル]シトシンの製造 (a) 2−クロロ−4−エトキシピリミジン 2,4−ジクロロピリミジン(アルドリッチ10.0g、67.12mmol)の 無水EtOH(120mL)中の溶液に、窒素雰囲気下、−3℃で、1M Na OEt/EtOH(68mL、68mmol)をゆっくり(2時間かけて)加え、得 られた混合物を1時間撹拌した。溶媒を真空中で蒸発させ、残留物をH2OとE t2Oとの間で分配した。水性相Et2Oで抽出し、一緒にした有機相をブライン で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させた(水流ポンプ、35℃)。得られ た残留物を濾過し、石油エーテルで洗浄して、所望の生成物(8.05g、75 %)を黄色がかった固体として得た:融点30〜31℃(文献によると35℃) ;1H NMR(CDCl3):δ1.40(t,J=7.2Hz,3H),4. 44(4重線,J=7.2Hz,2H),6.62(d,J=5.7Hz,1H ),8.27(d,J=5.7Hz,1H);MS m/z 161(M+3, 34%),159(M+1,100%)。分析値:C67ClN2Oとして計算 した理論値C,45.44;H,4.45;N,17.66;Cl,22.36 。実測値C,45.32;H,4.41;N,17.60;Cl,22.43。 (b) 2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−エトキシピリミジン 60%NaH/鉱油(2.55g、63.96mmol)の無水DMF(70mL )中の懸濁液に、0℃、窒素雰囲気下で、グリコールアルデヒドジメチルアセタ ー ル(アルドリッチ、5.65g、53.3mmol)をゆっくり加えた。混合物を周 囲温度で1時間撹拌し、次に、工程(a)からの生成物(8.05g、50.7 6mmol)の無水DMF(70mL)中の溶液に、−55℃で15分かけて移した 。混合物を−20℃に2時間かけて温め、次いで、AcOHで中和した。溶媒を 真空中で蒸発させ、残留物をH2OとCH2Cl2との間で分配した。水性相をC H2Cl2で抽出し、一緒にした有機相を乾燥し(Na2SO4)、真空中で蒸発さ せた。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、1:4 )にかけて、所望の生成物(7.92g、69%)を無色の油状物として得た:1 H NMR(CDCl3):δ1.37(t,J=7.0Hz,3H),3. 44(s,6H),4.36−4.43(m,4H),4.78(t,J=5. 0Hz,1H),6.34(d,J=6.0Hz,1H),8.15(d,J= 6.0Hz,1H);MS m/z 229(M=1,13%),197(10 0%)。分析値:C101624として計算した理論値C,52.62;H,7 .07;N,12.27。実測値C,52.45;H,7.01;N,12.2 6。 (c) 2−[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]アセトアルデヒド 工程(b)からの生成物(6.0g、24.4mmol)および90%TFA/H2 O(45mL)の混合物を50℃で2時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発させ 、残留物をCHCl3と飽和NaHCO3/H2Oとの間で分配した。水性相をC HCl3(×2)で抽出し、一緒にした抽出物を乾燥し(Na2SO4)、真空中 で蒸発させて、所望の生成物(4.48g、94%)を無色の油状物として得た ;1H NMR(CDCl3):δ1.38(t,J=7.0Hz,3H),4. 37(4重線,J=7.0Hz,2H),4.80(s,2H),6.40(d ,J=6.0Hz,1H),8.15(d,J=6.0Hz,1H),9.74 (s,1H);MS m/z 183(M+1、100%)。分析値:C8 1023・0.25H2Oとして計算した理論値C,51.47;H,5.6 7;N,15.01。実測値C,51.38;H,5.69;N,14.76。 (d) 2−{[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル}−1, 3−オキサチオラン−5−オール 工程(c)からの生成物(4.0g、22.0mmol)および1,4−ジチアン −2,5−ジオール(アルドリッチ、1.67g、11.0mmol)の無水トルエ ン(80mL)中の混合物を100℃で2時間加熱した。混合物を濾過し、濾液 を濃縮し、真空中で乾燥して、所望の生成物(6.27g、99%)をワックス 状の薄い黄色油状物として得た。これはそれ以上精製することなく次の工程で用 いた(1H NMR分光分析によるジアステレオマー比 〜1:1)。フラッシ ュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、2:3)で分析的に純粋な物質 を無色油状物として得た;1H NMR(CDCl3):δ1.37(t,J=7 .0Hz,3H),3.07(d,J=11.0Hz,1H),3.18(d, J=2.3Hz,1H),3.26(dm,J=11.0Hz,1H),4.3 8−4.58(m,3H),4.85(dd,J=12.0,6.0Hz,1H ),5.72(dd,J=6.0,4.5Hz,1H),5.92(m,1H) ,6.39(d,J=6.0Hz,1H),8.15(d,J=6.0Hz,1 H);他のジアステレオマーに見られるのと同様な組の信号;MS m/z 1 97(M−C25O、41%),133(100%)。分析値:C101424 Sとして計算した理論値C,46.50;H,5.46;N,10.85;S, 12.41。実測値C,46.40;H,5.44;N,10.79;S,12 .49。 (e) 2−{[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル}−1, 3−オキサチオラン−5−イル アセテート 工程(d)からの生成物(1.0g、3.9mmol)、ピリジン(0.7mL、 0.68g、8.65mmol)およびAc2O(2.0mL、2.26g、21. 2mmol)の混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。氷水を加え、得られた混合 物を15分間撹拌した。混合物をEtOAcで抽出し、一緒にした抽出物を飽和 NaHCO3/H2Oで洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、真空中で乾燥 して、所望の生成物(1.15g、99%)をオレンジ色の油状物として得た。 これはそれ以上精製することなく次の工程で用いた(1H NMR分光分析によ るジアステレオマー比 〜2:1)。1H NMR(CDCl3):δ1.40( t,3H),2.05(s,3H),3.08(d,1H),3.27(dd, 1H),4.40−4.70(m,4H),5.79(m,1H),6.38( d,1H),6.75(d,1H),8.18(d,1H);他のジアステレオ マーに見られるのと同様な組の信号;MS m/z 241(M−OAc,4% ),141(100%)。分析値:C1216FN25Sとして計算した理論値C ,47.99;H,5.37;N,9.33;S,10.68。実測値C,47 .88;H,5.43;N,9.22;S,10.60。 (f) (2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(ヒドロキシメチル)− 1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン 工程(e)からの生成物(0.20g、0.66mmol)の無水CH3CN(1 2mL)中の溶液へ、窒素雰囲気下、0℃で、塩化第二スズ(アルドリッチ、0 .12mL、0.27g、1.05mmol)をゆっくり加えた。混合物を2時間0 ℃で撹拌した後、1M NaOH/H2O(5.5mL、5.5mmol)を加えた 。0℃で1時間後、混合物をAcOHで中和した。溶媒を真空中で蒸発させ、残 留物をCHCl3と水との間で分配した。水性相をCHCl3(×2)で抽出し、 一緒にした抽出物を乾燥し(Na2SO4)、真空中で濃縮した。残留物をフラッ シュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、2:1、次いでEtOAc) にかけて、所望の生成物(0.10g、60%)を白色固体として得た:融点1 17〜118℃;1H NMR(DMSO−d6):δ1.26(t,J=7.0 Hz,3H),3.15(dd,J=12.0,3.5Hz,1H),3.51 (dd,J=12.0,5.5Hz,1H),3.71−3.84(m,2H) ,4.26(4重線、J=7.0Hz,2H),5.22(t,J=4.0Hz ,1H),5.40(t,J=6.0Hz,1H),6.0(d,J=7.4H z,1H),6.18(dd,J=5.5,3.5Hz,1H),8.25(d ,J=7.4Hz,1H);MS m/z 259(M+1,4%),141( 100%)。分析値:C101424Sとして計算した理論値C,46.50; H,5.46;N,10.85;S,12.41。実測値C,46.58;H, 5.49;N,10.84;S,12.34。 (g) (2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(プロピオニルオキシメ チル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン 工程(f)からの生成物(0.30g、1.16mmol)のピリジン(0.19 mL、0.18g、2.32mmol)中の溶液へ、無水酪酸(0.37mL、0. 36g、2.32mmol)を加え、得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した。 飽和NaHCO3/H2Oを加え、1時間後、混合物をEtOAc(×2)で抽出 し、一緒にした抽出物を乾燥し(Na2SO4)、真空中で濃縮し、フラッシュク ロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン、1:1)にかけて、所望の生成物( 0.21g、55%)を黄色がかった固体として得た:融点59〜61℃;1H NMR(CDCl3):δ0.96(t,J=7.4Hz,3H),1.36 (t,J=7.1Hz,3H),1.68(6重線、J=7.4Hz,2H), 1.80(br s,1H),2.36(t,J=7.4Hz,2H),3.1 4(dd,J=12.3,3.5Hz,1H),3.59(dd,J=12.3 ,5.2Hz,1H),4.40(m,3H),4.59(dd,J=12.3 ,5.2Hz,1H),5.36(dd,J=5.2,3.4Hz,1H), 5.89(d,J=7.3Hz,1H),6.34(dd,J=5.2,3.9 Hz,1H),7.91(d,J=7.3Hz,1H);MS m/z 329 (M=1,11%),141(100%)。分析値:C142025Sとして計 算した理論値C,51.21;H,6.14;N,8.53;S,9.76。実 測値C,51.08;H,6.15;N,8.39;S,9.69。 (h) (2R,5S)−4−エトキシ−1−[2−(プロピオニルオキシメチ ル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン 工程(g)からの生成物(10mg)の20%CH3CN/バッファー(3. 0mL、0.05M、PH8.0、リン酸塩)中の溶液に、PLE(ブタの肝臓 のエステラーゼ)を加え、混合物を周囲温度で24時間撹拌した。水溶液をヘキ サン(×2)で抽出し、一緒にした抽出物を乾燥し(Na2SO4)、真空中で濃 縮して、所望の生成物を得た。有機相のHPCL分析は、単一の光学的対掌酪酸 エステルの存在を示した。光学的対掌アルコールは水性相で検出された。 (i) (2R,5S)−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチ オラン−5−イル]シトシン 工程(h)からのエステル(4mg)のNH3/MeOH(2mL)中の溶液 を、テフロンライナーを施した鋼ボンベに装填し、密閉し、70℃で18時間加 熱した。溶媒を真空中で蒸発させて、所望の生成物を得た。HPCL、1H N MRおよびMS特性は確実な試料のものと一致した。実施例3 (2S*,5R*)−5−フルオロ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3− オキサチオラン−5−イル]シトシン 工程(g)からの生成物(10mg)のNH3/MeOH(0℃で45分間、 NH3ガスで飽和したMeOH2mL)中の溶液を、テフロンライナーを施した 鋼ボンベに装填し、密閉し、70℃で18時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発さ せ、アセトンを加えて、所望の生成物(8.8mg、99%)を白色固体として 得た:融点195〜196℃;1H NMR(DMSO−d6):δ3.10(d d,J=12.0,4.2Hz,1H),3.40(dd,J=12.0,5. 3Hz,1H),3.70(ddd,J=12.0,5.5,3.5Hz,1H ),3.77(ddd,J=12.0,5.5,3.5Hz,1H),5.16 (t,J=3.5Hz,1H),5.39(t,J=3.5Hz,1H),6. 11(m,1H),7.56(br s,1H),7.80(br s,1H) ,8.17(d,J=7.4Hz,1H);MS m/z 248(M+1,3 4%),130(100%)。分析値:C810FN33Sとして計算した理論 値C,38.86;H,4.08;N,17.00;S,12.97。実測値C ,38.97;H,4.05;N,16.96;S,12.95。実施例4 (2S*,5R*)−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン −5−イル]シトシン (2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3 −オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オン(0.21g)のアンモニ ア/メタノール(0℃で45分間、アンモニアガスで飽和したメタノール8mL )中の溶液を、テフロンライナーを施した鋼ボンベに装填し、密閉し、70℃で 18時間加熱した。溶媒を真空中で蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグラ フィーにかけて、所望の生成物(0.16g、89%)を白色固体として得た: 融点184〜185℃;1H NMR(DMSO−d6):δ3.00(dd,J =11.8,5.0Hz,1H),3.38(dd,J=11.8,5.5Hz ,1H),3.63−3.80(m,2H),5.15(t,J=4.5Hz, 1H),5.30(t,J=6.0Hz,1H),5.70(d,J=7.3H z,1H),6.18(t,J=5.0Hz,1H),7.20(brd,2H , NH2),7.79(d,J=7.3Hz,1H);MS m/z 229.8 (M+1,4%),112(100%)。分析値:C81133Sとして計算 した理論値C,41.91;H,4.84;N,18.33;S,13.99。 実測値C,41.97;H,4.83;N,18.24;S,13.93。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 サマノ,ビセンテ アメリカ合衆国ノースカロライナ州、リサ ーチ、トライアングル、パーク、ボック ス、13398、ファイブ、ムーア、ドライブ、 グラクソ、ウェルカム、インコーポレーテ ッド内 (72)発明者 グッドイヤー,マイケル デイビッド イギリス国ハートフォードシャー、スティ ーブニッジ、ガネルス、ウッド、ロード、 グラクソ、リサーチ、アンド、ディベロッ プメント、リミテッド内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(I) (式中、Rは水素、C1-6アルキルまたはハロゲンであり、Yはヒドロキシ、ア ミノ、C1-6アルコキシまたはOR1であり、R1はキラル補助基である) の化合物の製造方法であって、式(II) (式中、RおよびYは上記定義通りであり、R2は水素、C1-6アシル、C1-6ア ルキルまたはハロゲンである) の化合物を、基OR2を脱離基に変換するのに適した適当なルイス酸または試薬 で処理することを含む方法。 2. 式(Ia) (式中、Rは水素、C1-6アルキルまたはハロゲンであり、Yはヒドロキシ、ア ミノ、C1-6アルコキシまたはOR1であり、R1はキラル補助基である) の化合物の製造方法であって、式(IIa) (式中、R、YおよびR2は上記定義通りである) の化合物を、基OR2を脱離基に変えるのに適した適当なルイス酸または試薬で 処理することを含む方法。 3. ルイス酸が塩化第二スズまたはトリメチルシリルトリフレートである、 請求項1または2に記載の方法。 4. ルイス酸が塩化第二スズであり、処理を極性非プロトン性溶媒中、低温 で行う、請求項3に記載の方法。 5. 式(II)の化合物を、式(III) (式中、Rは水素、C1-6アルキルまたはハロゲンであり、Yはヒドロキシ、ア ミノ、C1-6アルコキシまたはOR1であり、R1はキラル補助基である) の化合物と、1,4−ジチアン−2,5−ジオールとを反応させ、そして必要ま たは望ましいならば、誘導体化することによって製造する、請求項1〜4のいず れか一項に記載の方法。 6. 1,4−ジチアン−2,5−ジオールとの反応を、非極性非プロトン性 溶媒中、高温で行う、請求項5に記載の方法。 7. 1,4−ジチアン−2,5−ジオールとの反応を、無水トルエン中、約 100℃で行う、請求項6に記載の方法。 8. RがHであり、YがOR1である式(IIa)の化合物を、少なくとも一 部が溶液中の異性体混合物を、RがHであり、YがOR1である所望の単一の光 学的対掌体(IIa)の結晶化を完全に抑制することなく異性体の相互変換を行う ことができる薬剤で処理することによって異性体混合物から得る方法。 9. 式(IV) (式中、R(同一でも異なっていてもよい)は水素、C1-6アルキルまたはハロ ゲンであり、Yはヒドロキシ、アミノ、C1-6アルコキシまたはOR1であり、R1 はキラル補助基である) の化合物であって、2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−エトキシ−5− フルオロピリミジンおよび2−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−エトキシ −5−ピリミジンから選択される化合物。 10. 請求項5で定義した式(III) の化合物であって、2−[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル) オキシ]アセトアルデヒドおよび2−[(4−エトキシ−2−ピリミジニル)オ キシ]アセトアルデヒドから選択される化合物。 11. 請求項1で定義した式(II) の化合物であって、2−{[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル )オキシ]メチル}−1,3−オキサチオラン−5−オール、2−{[(4−エ トキシ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル}−1,3−オキサチオラン−5− オール、2−{[(4−エトキシ−5−フルオロ−2−ピリミジニル)オキシ] メ チル}−1,3−オキサチオラン−5−イル アセテートおよび2−{[(4− エトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]メチル}−1,3−オキサチオラン−5 −イル アセテートから選択される化合物。 12. 式(IIa) (式中、Rは水素、C1-6アルキルまたはハロゲンであり、R2は水素、C1-6ア シル、C1ー6アルキルまたはハロゲンであり、YはOR1であり、R1は(d)− メンチル、(1)−メンチル、(d)−8−フェニルメンチル、(1)−8−フ ェニルメンチル、(+)−ノルエフェドリンまたは(−)−ノルエフェドリンで ある) の化合物。 13. R1が(1)−メンチルである、請求項12に記載の化合物。 14. 請求項1で定義した式(I) の化合物であって、(2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1− [2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン −2−オンおよび(2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(ヒドロキシメ チル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オンから選択さ れる化合物。 15. 式(VIII) (式中、R(同一でも異なっていてもよい)は水素、C1-6アルキルまたはハロ ゲンであり、XはSであり、Yはヒドロキシ、アミノまたはC1-6アルコキシで ある) の化合物であって、(2S*,5R*)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2 −(プロピオニルオキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミ ジン−2−オンおよび(2S*,5R*)−4−エトキシ−1−[2−(プロピオ ニルオキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オ ンから選択される化合物。 16. 式(IX) (式中、Rは水素、C1-6アルキルまたはハロゲンであり、Yはヒドロキシ、ア ミノまたはC1-6アルコキシである) の化合物であって、(2S,5R)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2− (ヒドロキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2− オンおよび(2S,5R)−4−エトキシ−1−[2−(ヒドロキシメチル)− 1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オンから選択される化合 物。 17. 式(X) (式中、R(同一でも異なっていてもよい)は水素、C1-6アルキルまたはハロ ゲンであり、Yはヒドロキシ、アミノまたはC1-6アルコキシである) の化合物であって、(2R,5S)−4−エトキシ−5−フルオロ−1−[2− (プロピオニルオキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジ ン−2−オンおよび(2R,5S)−4−エトキシ−1−[2−(プロピオニル オキシメチル)−1,3−オキサチオラン−5−イル]ピリミジン−2−オンか ら選択される化合物。
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