JPH1149641A - 皮膚洗浄用シート - Google Patents

皮膚洗浄用シート

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JPH1149641A JP12445098A JP12445098A JPH1149641A JP H1149641 A JPH1149641 A JP H1149641A JP 12445098 A JP12445098 A JP 12445098A JP 12445098 A JP12445098 A JP 12445098A JP H1149641 A JPH1149641 A JP H1149641A
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律子 山崎
Isao Umemoto
勲 梅本
Manabu Kaneda
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (a)(1)セルロース含量が50重量
%以上であり、(2)平均坪量が20〜120g/m2
(3)構成繊維の平均繊度が3d以下である(4)水流
交絡の不織布であって、(5)ドライ時の反射率が45
%以上の不織布に、非イオン性界面活性剤及び水を含有
させてなることを特徴とする皮膚洗浄用シート。 【効果】 水系洗浄剤の保持能に優れ、高い洗浄力を有
し、汚れが裏うつりしにくく、かつ使用感触も良好であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水系洗浄剤の保持
能に優れ、メイク汚れや皮脂汚れに対して高い洗浄力を
有し、かつ汚れが裏うつりしにくく、しかも使用感触に
優れた皮膚洗浄用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】口紅、ファンデーション、アイシャド
ウ、マスカラ等のメイクアップ化粧料は、多量の油分、
固体油を含有しているため、通常の石鹸を主体とする固
形又はペースト状洗顔料を用いたのでは可溶化、乳化が
不充分であり、メイクアップ汚れを除去することは困難
である。従来、このようなメイクアップ汚れを除去する
ためには、油性基剤を主体とするゲル状クレンジング
剤、クレンジングクリーム、クレンジングオイル等が用
いられている。
【0003】しかしながら、これらの油性基剤を主体と
するクレンジング剤では、毛穴に詰まる固体状の汚れを
はじめとする皮脂汚れの洗浄が不充分であり、また、油
性感も残るため、クレンジング剤で洗浄した後に、再度
ペースト状洗顔料などで洗浄する必要があった。また、
油性基剤を主体とするクレンジング剤は、高温多湿の場
所で使用する場合、水分を含むことによって安定性が悪
くなり、分離したり、洗浄力が低下するという問題が生
じる。
【0004】また水系のクレンジングジェルは、マッサ
ージしやすく、また扱いやすくするために、その多くが
ポリマーを添加することにより増粘させている。しか
し、その粘度の高さから洗浄速度が著しく低下し、ポリ
マー由来のすすぎ時のぬるつきや残留感があるという問
題があった。増粘剤を用いない場合には、洗顔時に顔か
ら剤が流れ、服などを汚してしまうという欠点があっ
た。
【0005】また、粘度の低いメイク落とし用液体を用
いて、ティッシュペーパーなどでふきとる場合には、テ
ィッシペーパー上に汚れを効率よく吸着することができ
ず、裏うつりによりティッシュペーパーの両面がすぐ汚
れてしまう。またこの場合、毛穴につまる固体状の汚れ
をはじめとする皮脂汚れに洗浄力は十分でないという問
題があった。また、洗浄力を十分ならしめるべくティッ
シュペーパーで強く肌をこすることは、肌にダメージを
与える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、水系洗浄剤の保持能に優れ、メイクアップ汚れや皮
脂汚れに対して高い洗浄力を有し、汚れが裏うつりしに
くく、かつ使用感触に優れた皮膚洗浄用シートを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の性質を有する
不織布シートに非イオン性界面活性剤及び水を含有させ
ることで、該水系洗浄剤の保持能に優れ、メイクアップ
や皮脂等の油性汚れに対して高い洗浄力を有し、汚れの
裏うつりが少なく、かつ使用感触の良好な皮膚洗浄用シ
ートが得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、(a)(1)セルロ
ース含量が50重量%以上であり、(2)平均坪量が2
0〜120g/m2で、(3)構成繊維の平均繊度が3d
(デニール)以下である(4)水流交絡の不織布であっ
て、(5)ドライ時の反射率が45%以上の不織布に、
(b)非イオン性界面活性剤及び水を含有させてなるこ
とを特徴とする皮膚洗浄用シートを提供するものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の皮膚洗浄用シートに用い
られる不織布(a)は、前記(1)〜(5)の特性を有
する。該不織布(a)は(1)セルロース含量が50重
量%以上の繊維であり、特にセルロース含量が70重量
%以上であるものが、水系洗浄剤を良好に保持できる点
から好ましい。セルロース含量が50重量%未満である
と、含浸させる水系洗浄剤の保持性が悪くなり、使用中
液が垂れたり、容器中で離水が起こるなどの問題が生じ
る。
【0010】また、不織布(a)におけるセルロース以
外の繊維成分としては、種々の合成繊維、例えばポリプ
ロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系の樹脂か
らなる繊維、ポリエステル系、ポリアクリル系、ナイロ
ン等のポリアミド系の樹脂からなる繊維及びこれらの樹
脂の共重合物、変成物からなる繊維、更には酸化チタン
を0.5重量%以上(好ましくは0.5〜5重量%、よ
り好ましくは1〜5重量%)含有する合成繊維等が挙げ
られ、これらの組み合せでもよい。
【0011】また、不織布(a)を構成する繊維は円形
均質断面であってもよいが、三角、星形、四ツ葉形、雲
形等の形状の断面であってもよく、中空のある異形断面
や、セルロースと合成繊維の組み合せの複合繊維断面を
有していてもよい。これらの複合繊維断面を有する繊維
を用いた場合であっても、セルロース含量が50重量%
以上であればよい。
【0012】また、不織布(a)の坪量(2)は、平均
で20〜120g/m2であり、特に30〜100g/
m2、更には40〜80g/m2が使用感触が良好で、ふき
とった汚れが裏うつりしないことから好ましい。平均坪
量が20g/m2未満では成形が困難であり、成形できて
も汚れの裏うつりが著しく、120g/m2を超えると肌
感触がごわついたものとなり、好ましくない。この平均
坪量は、常法により一定面積(1m2)あたりの重量を測
定することにより、求めることができる。
【0013】不織布(a)の構成繊維の平均繊度(3)
は、3d(デニール)以下であり、特に2d以下、更に
は、1.5d以下が汚れのかき出し性がよく、高い洗浄
力を有する点で好ましい。この平均繊度は、電子顕微鏡
で測定し、平均を求める。なお、平均繊度が1.5〜3
d程度の繊維を用いた場合には、1.0d以下の極細繊
維を混合して用いるのが、汚れのかき出し性の点から好
ましい。不織布(a)は、水流交絡(4)により得られ
たものであり、該製法で得られたものは肌感触の良い不
織布を得られる点で好ましい。
【0014】不織布(a)のドライ時の反射率(5)は
45%以上であり、特に50%以上、更には、60%以
上が、汚れの裏うつりが少なく、使用していない面が汚
れにくい点で好ましい。この反射率は、日本電色工業製
SZ−Σ80色差計を用い、測定条件としては30mmφ
レンズ、試料台、光源C/2、モードとしては分光カー
ブ・反射率を選択し、500nmの波長で5〜10回測定
し、その平均を求める。
【0015】また、不織布(a)の構成繊維の分布は、
均一な性質の繊維が分布していてもよく、太さ、種類、
性質等の異なる繊維がランダムに混合していてもよい
が、太さ、種類、性質等の異なる繊維が厚み方向で層状
に分布しているのが、汚れのかき出し性及び裏うつり防
止性の点で好ましい。例えば(1)0.8〜1.5dの
レーヨン主体のワイピング層と(a)TiO2を1〜5
重量%含む合成繊維あるいは(b)メルトブローン法に
よる極細繊維あるいは(c)分割繊維の一種あるいは二
種以上を組み合わせての、しゃへい層(高隠ぺい層)か
らなる2層のもの;(2)(1)の構成に更に、ワイピ
ング層がついてサンドイッチ様の3層のもの;(3)更
に、4層以上の多層でもよい。
【0016】不織布(a)に含有させる非イオン性界面
活性剤としては、水系での使用であること及び洗浄力を
考慮すると、HLB10〜16のものが好ましく、HL
B12〜14のものがより好ましい。
【0017】なお、HLBとは親水性−親油性のバラン
ス(Hydrophile−Lypophile Ba
lance)を示す指標であり、本発明においては小田
・寺村らによる次式を用いて算出した値を用いている。
【0018】
【数1】
【0019】該非イオン性界面活性剤としては、通常の
洗浄剤組成物に用いられるものであれば特に制限されな
いが、特に次の一般式(1)で表わされるポリエチレン
グリコール高級脂肪酸エステルが、皮膚に対する刺激が
より低いため、好ましい。
【0020】
【化2】RCOO-(CH2CH2O)n-H ……(1) (式中、RCOは炭素数4〜30の飽和又は不飽和のアシ
ル基を示し、nは重量平均で1〜50の数を示す)
【0021】式中、RCOは炭素数4〜30の飽和又は不
飽和のアシル基を示し、特に炭素数10〜22のもの、
例えばカプリノイル基、ラウロイル基、ミリストイル
基、パルミトイル基、ステアロイル基が好ましい。ま
た、nは重量平均で1〜50の数を示し、特に10〜3
0が、洗浄力がより高くなるので好ましい。
【0022】この非イオン性界面活性剤は、1種又は2
種以上を組合わせて用いることができ、洗浄力と使用感
触の点から好ましくは不織布(a)1重量部に対し0.
01〜5重量部、より好ましくは0.03〜2重量部、
特に好ましくは0.05〜1.5重量部配合される。
【0023】また、不織布(a)には、使用感触と洗浄
力を向上させる目的で多価アルコール又はグリコールエ
ーテルを配合することができる。多価アルコールとして
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール等が挙げられ;グリコールエーテ
ルとしては、例えばエチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエー
テル等が挙げられる。
【0024】これらのうち、特にエチレングリコール、
プロピレングリコール、イソプレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリ
コール、ソルビトール、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテルが、使用感触の点から好ましく、更にグリセ
リン、ソルビトールが、洗浄力及び低刺激性の点から好
ましい。
【0025】これらの多価アルコール及びグリコールエ
ーテルは、単独で又は2種以上を組合わせて用いること
ができ、洗浄力、使用感触及び系の安定性の面から、好
ましくは不織布(a)1重量部に対し0.01〜3重量
部、より好ましくは0.02〜2重量部、特に好ましく
は0.05〜1.5重量部配合される。
【0026】また、不織布(a)には、系の安定性及び
洗浄力を向上させる目的で塩を配合することができる。
この塩としては水溶性のものであれば特に制限されず、
有機又は無機塩のいずれをも使用することができる。具
体的には、例えば周期律表の1A、2A、2B及び3B
族から選択される金属の硫酸塩、非金属イオンの硫酸
塩、アルカリ金属炭酸塩;周期律表の1B族から選択さ
れる金属の硫酸塩、明バン、アルカリ金属重炭酸塩、ア
ルカリ金属トリポリリン酸塩及びピロリン酸塩、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、アルカリ
金属ケイ酸塩;周期律表の1A、2A、2B及び3B族
から選択される金属のクエン酸塩、酒石酸塩、ハコク酸
塩及びカルボキシメチルオキシスタシオネート、並びに
アンモニウムイオンのクエン酸塩、酒石酸塩、コハク酸
及びカルボキシメチルオキシスタシオネートなどが挙げ
られる。
【0027】これらのうち、1A族(好ましくはナトリ
ウム、カリウム)、2A族(好ましくはマグネシウム、
カルシウム)、2B族(好ましくは亜鉛)及び3B族
(好ましくはホウ素、アルミニウム)から選択される金
属の硫酸塩、塩化物塩が好ましく、特に塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムが、水への溶解度が
高く、また洗浄力がより高くなるので好ましい。
【0028】この塩は1種又は2種以上を組合わせて用
いることができ、不織布(a)1重量部に対し0〜1重
量部、好ましくは0.001〜0.5重量部、特に好ま
しくは0.005〜0.3重量部配合される。
【0029】不織布(a)には、前記必須成分のほか、
通常の洗浄剤組成物に用いられる成分、例えば保湿剤、
殺菌剤、防腐剤、キレート剤、電解質物質、薬効剤、色
素、香料、酸化防止剤、pH調整剤等を、本発明の効果を
損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0030】水は、不織布(a)1重量部に対し好まし
くは0.5〜9.5重量部、特に好ましくは0.6〜
9.0重量部、更に好ましくは0.7〜8.5重量部配
合される。
【0031】本発明のシートは、不織布(a)に前記各
成分を含有せしめることにより製造されるが、特に前記
各成分を含有する水系洗浄剤を不織布(a)に含浸させ
ることにより製造するのが好ましい。ここで水系洗浄剤
における非イオン性界面活性剤の濃度は1〜50重量
部、特に3〜20重量部、更に5〜15重量部とするの
が好ましい。また、多価アルコール又はグリコールエー
テルの濃度は1〜30重量部、特に2〜20重量部、更
に5〜15重量部とするのが好ましい。また、水の濃度
は、好ましくは、50〜95重量部、特に好ましくは6
0〜90重量部、更に好ましくは70〜85重量部であ
る。
【0032】不織布(a)に水系洗浄剤を含浸させるに
は、不織布を折りたたんでスプレー法により含浸すれば
よい。ここで水系洗浄剤の含浸量は、洗浄力及び使用感
触の点から、1〜10g/g(不織布)が好ましく、2
〜5g/g(不織布)がより好ましい。このように、水
系洗浄剤を不織布に含浸させることにより、水系洗浄剤
をそのまま保存するよりも安定性が向上する。
【0033】得られた本発明の皮膚洗浄用シートは、皮
膚、特に顔の洗浄用シート、特にメークアップ化粧料除
去用のシートとして好適である。その使用方法は、顔等
を常法に従いふきとり操作をすればよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の皮膚洗浄用シートは、水系洗浄
剤の保持能に優れ、皮膚に対して低刺激性でありなが
ら、メイクアップや皮脂等の油性汚れに対する洗浄力が
高く、かつ、使用後の残留感やぬるつき等がなく使用感
触に優れ、しかも汚れが裏うつりしない。
【0035】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0036】実施例1 表1及び表2に示す組成の皮膚洗浄用シート(水系洗浄
剤含浸量3.5g/g(不織布))を製造し、その洗浄
性、汚れの裏うつり防止性、使用感触及び水系洗浄剤保
持能について評価した。結果を表1及び表2に示す。な
お、表1及び表2中、本発明品7及び8、比較品2、
3、6、7及び8の不織布におけるセルロース以外の成
分はポリプロピレンであり、これらの複合繊維の断面は
偏平な異形断面である。また比較品1はポリプロピレン
繊維である。更に、表1及び表2中の不織布繊維の分布
はすべて厚み方向の層数は1である。
【0037】(評価方法) (1)洗浄力:人下腕内側に一定量の口紅を塗布し、色
差測定(E1)後各洗浄用シートを用いて一定圧、同回
数ふきとり洗浄した。後に再度色差を測定する(E
2)。次式より洗浄率を算出する。
【0038】
【数2】
【0039】色差計はミノルタ色彩色差計CR−300
(ミノルタカメラ(株)製)を使用した。以下の基準に
従って評価した。 ◎:80%以上。 ○:70%以上80%未満。 △:50%以上70%未満。 ×:50%未満。
【0040】(2)汚れの裏うつり防止性:人下腕内側
に一定量の口紅を塗布し、各洗浄用シートを用いて一定
圧同回数ふきとり洗浄した。シートの表裏の色差(Δ
E)を測定することにより、以下の基準に従って評価し
た。 ◎:70%以上。 ○:50%以上70%未満。 △:20%以上50%未満。 ×:20%未満。
【0041】(3)使用感触:専門パネラーにより各水
系洗浄剤を顔に塗布し、20秒間マッサージした後、一
定量の水ですすいだときの残留感及びぬるつき感、さっ
ぱり感などの使用感触を、以下の基準に従って官能評価
した。 ◎:非常に良い。 ○:良い(好き)。 △:ふつう。 ×:悪い(きらい)。
【0042】(4)水系洗浄剤保持能 一定量(1g)の不織布お折りたたみ、一定量(3.5
g)の水系洗浄剤を均一にしみ込ませ、指で押した時
の、しみ出し状態を、以下の基準に従って評価した。 ◎:全然しみ出さない。 ○:しみ出さない。 △:ややしみ出す。 ×:しみ出す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】その結果、本発明皮膚洗浄用シートは、水
系洗浄剤の保持能に優れ、洗浄力に優れ、汚れの裏うつ
り性がなく、かつ使用感触も良好であることが判明し
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】異形断面の例を示す図である。
【図2】複合繊維断面の例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 康浩 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(1)セルロース含量が50重量
    %以上であり、(2)平均坪量が20〜120g/m
    2で、(3)構成繊維の平均繊度が3d以下である
    (4)水流交絡の不織布であって、(5)ドライ時の反
    射率が45%以上の不織布に、(b)非イオン性界面活
    性剤及び水を含有させてなることを特徴とする皮膚洗浄
    用シート。
  2. 【請求項2】 非イオン性界面活性剤が、HLB10〜
    16の非イオン性界面活性剤である請求項1記載の皮膚
    洗浄用シート。
  3. 【請求項3】 非イオン性界面活性剤が、次の一般式
    (1) 【化1】RCOO-(CH2CH2O)n-H ……(1) (式中、RCOは炭素数4〜30の飽和又は不飽和のアシ
    ル基を示し、nは重量平均で1〜50の数を示す)で表
    わされる非イオン性界面活性剤である請求項1又は2記
    載の皮膚洗浄用シート。
  4. 【請求項4】 更に多価アルコール又はグリコールエー
    テルを含有するものである請求項1〜3のいずれか1項
    記載の皮膚洗浄用シート。
  5. 【請求項5】 多価アルコール又はグリコールエーテル
    が、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソ
    プレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
    ン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール又はジ
    エチレングリコールモノエチルエーテルである請求項4
    記載の皮膚洗浄用シート。
  6. 【請求項6】 不織布1重量部に対する非イオン性界面
    活性剤の含有量が0.01〜5重量部であり、多価アル
    コール又はグリコールエーテルの含有量が0.01〜3
    重量部であり、水の含有量が0.5〜9.5重量部であ
    る請求項4又は5記載の皮膚洗浄用シート。
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