JPH114879A - 消臭剤 - Google Patents

消臭剤

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JPH114879A
JPH114879A JP10111745A JP11174598A JPH114879A JP H114879 A JPH114879 A JP H114879A JP 10111745 A JP10111745 A JP 10111745A JP 11174598 A JP11174598 A JP 11174598A JP H114879 A JPH114879 A JP H114879A
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善久 友滝
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一先 神谷
Yoshinobu Abe
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、悪臭成分であるアセトアルデヒ
ド、ホルムアルデヒド等のアルデヒド類を効率的に除去
することができる消臭剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の消臭剤は、アゾール化合物、ア
ジン化合物及び1−アミノピロリジン化合物から選ばれ
る少なくとも1種の化合物を有効成分とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消臭剤に関する。
より詳しくは、本発明は、悪臭成分であるアセトアルデ
ヒド、ホルムアルデヒド等のアルデヒド類を効率的に除
去することができ、且つ、有機溶媒に易溶で適用範囲の
広い消臭剤に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年生活水準の著しい
向上と共に、より快適な生活環境や作業環境が求められ
るようになり、種々の問題が提起されている。例えば、
嫌煙運動が盛んになっている原因の一つには、たばこの
煙に含まれるアセトアルデヒド、アンモニア、トリメチ
ルアミン、メルカプタン、硫化水素等の多数の悪臭成分
が毛髪、衣服、屋内の壁、家具、カーペットや自動車、
電車等の乗り物の室内等に付着し、悪臭として残存する
ことが挙げられる。
【0003】また、新築建造物において、たばこの煙、
建材用の塗料、接着剤等に含まれるホルムアルデヒドが
シックハウス症候群を引き起こし、大きな社会問題とな
っている。ホルムアルデヒドの放散は、新築時のみに止
まらず、築後数年〜十数年を経過しても継続することが
確認されている。
【0004】このような悪臭の除去(消臭)する手段と
しては、空気清浄機、エアコン等の使用が一般的である
が、その効果は不充分である。
【0005】一方、斯かる機械的な消臭手段以外の方法
についても種々の提案がなされている。例えば、改質に
より消臭機能を付与したアクリル樹脂を紡糸して繊維化
し、これを加工して消臭性のカーペットやカーテンを製
造することが行われている。しかしながら、この方法
は、消臭効果が不充分であり、更にアクリル樹脂の改質
に高コストを要するので、工業的に有利なものではな
い。
【0006】また、アクリル樹脂エマルジョン等の合成
樹脂マトリックスと消臭性触媒とを含有する消臭性コー
ティング材を、各種の材質及び形状を有する基材に被覆
することも行われている。代表的な消臭性触媒として
は、例えば、パーライト、ゼオライト、シリカゲル、活
性炭、硫酸第一鉄とL−アスコルビン酸との結合体等を
挙げることができる。これらのうち、パーライト、ゼオ
ライト、シリカゲル及び活性炭は、臭いを物理的に吸着
する触媒である。一方、硫酸第一鉄とL−アスコルビン
酸との結合体は、紫外線が当たると活性酸素が発生し、
これが悪臭成分を酸化して消臭する機能を有している。
しかしながら、これらの触媒を含有する従来のコーティ
ング材は、使用初期には相応の消臭効果を発揮するが、
その効果には寿命があり、長期的な持続性は期待できな
い。
【0007】更に、上記の各種消臭手段では、たばこの
悪臭成分の中でも大きな割合を占めるアセトアルデヒド
や、新建材から放散されるホルムアルデヒド等のアルデ
ヒド類の除去効果が不充分であるという致命的欠点を有
している。
【0008】一方、特開平8−280781号公報及び
特開平10−36681号公報には、アルデヒド類の消
臭剤としてアジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒド
ラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジド等が具体的に開示されている。しかしながら、
これらのジヒドラジド類のアルデヒド類除去能力は従来
のものより優れているが、これらジヒドラジド類は特に
有機溶媒に溶解され難いため、製剤化に手間がかかると
いう問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アゾール化合物、ア
ジン化合物及び1−アミノピロリジン化合物から選ばれ
る少なくとも1種の化合物がジヒドラジド類と同等又は
それ以上の消臭性能を有し、しかもこれらが有機溶媒に
可溶であることから、所望の消臭剤になり得ることを見
い出した。本発明は斯かる知見に基づき完成されたもの
である。
【0010】即ち、本発明はアゾール化合物、アジン化
合物及び1−アミノピロリジン化合物から選ばれる少な
くとも1種の化合物を有効成分とする消臭剤に係る。
【0011】本発明の消臭剤は、たばこの悪臭の主成分
であるアセトアルデヒドや新建材から放散するホルムア
ルデヒド等のアルデヒド類に対して顕著な消臭効果を有
し、しかも優れた消臭効果が長期間に亘って持続すると
いう好ましい特性を有している。
【0012】また、本発明の消臭剤は、特にアルコール
類、芳香族炭化水素類、エーテル類等の有機溶媒に易溶
であるため、適用範囲が広いという長所を有している。
例えば、本発明の消臭剤を有機溶媒に溶解させることに
より、各種の合成樹脂と均一に混合することが容易とな
り、例えば、塗料、接着剤、表面処理剤等として好適に
使用することができる。更に、本発明消臭剤は、水にも
ある程度溶解し得るので、有機溶媒系及び水系のいずれ
においても製剤化し易いという利点を有している。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の消臭剤においては、アゾ
ール化合物、アジン化合物及び1−アミノピロリジン化
合物から選ばれる少なくとも1種を有効成分として使用
する。
【0014】アゾール化合物及びアジン化合物として
は、異項原子として2個又は3個の窒素原子を有する、
公知の5員乃至6員の複素環化合物を広く使用すること
ができる。これらの複素環化合物には、炭素数1〜4程
度の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基、1又は2個以上の
置換基を有してもよいアリール基、水酸基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリールアミ
ノ基、ジアリールアミノ基、メルカプト基、エステル
基、カルボキシル基、ベンゾトリアゾリル基、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾリル基等の置換基が1個又は2個
以上置換していてもよい。ここで、炭素数1〜4程度の
直鎖又は分岐鎖状のアルキル基としては、例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブ
チル、iso−ブチル、tert−ブチル等が挙げられ
る。またアリール基としては、例えば、フェニル基、ビ
フェニル基、ナフチル基が挙げられ、これらの基には水
酸基、ハロゲン原子、スルホン酸基、炭素数1〜4の直
鎖又は分岐鎖状のアルキル基等の置換基が1又は2個以
上置換していてもよい。尚、置換基としてカルボキシル
基を有する場合には、そのエステルも本発明の有効成分
に包含される。
【0015】アゾール化合物としては、例えばジアゾー
ル化合物、トリアゾール化合物、チアジアゾール化合物
等を挙げることができ、ジアゾール化合物及びトリアゾ
ール化合物を好ましく使用できる。
【0016】ジアゾール化合物の具体例としては、例え
ば3−メチル−5−ピラゾロン、1,3−ジメチル−5
−ピラゾロン、3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾ
ロン、3−フェニル−6−ピラゾロン、3−メチル−1
−(3−スルホフェニル)−5−ピラゾロン等のピラゾ
ロン化合物、ピラゾール、3−メチルピラゾール、1,
4−ジメチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾー
ル、3,5−ジメチル−1−フェニルピラゾール、3−
アミノピラゾール、5−アミノ−3−メチルピラゾー
ル、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸、3−メチ
ルピラゾール−5−カルボン酸メチルエステル、3−メ
チルピラゾール−5−カルボン酸エチルエステル、3,
5−メチルピラゾールジカルボン酸等のピラゾール化合
物等を挙げることができる。
【0017】トリアゾール化合物の具体例としては、例
えば1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾ
ール、3−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、
3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3,5
−ジ−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、3−メ
ルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−
1,2,4−トリアゾール、4−アミノ−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリア
ゾール、5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−ト
リアゾール、3−アミノ−5−フェニル−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジフェニル−1,2,4−トリ
アゾール、1,2,4−トリアゾール−3−オン、ウラ
ゾール(3,5−ジオキシ−1,2,4−トリアゾー
ル)、1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸、1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール、5−ヒドロキシ−7
−メチル−1,3,8−トリアザインドリジン、1H−
ベンゾトリアゾール、4−メチル−1H−ベンゾトリア
ゾール、5−メチル−1H−ベンゾトリアゾール等を挙
げることができる。
【0018】チアジアゾール化合物の具体例としては、
例えば2−アミノ−5−エチル−1,3,4−チアジア
ゾール、5−アミノ−2−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール、5−t−ブチル−2−メチルアミノ−
1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−メチル
−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−1,3,
4−チアジアゾール等を挙げることができる。
【0019】アジン化合物としては、例えばジアジン化
合物、トリアジン化合物、ピリダジン化合物等を挙げる
ことができ、これらの中でもピリダジン化合物が好まし
く使用できる。
【0020】ジアジン化合物の具体例としては、例えば
1,3−ジアジン、2−アミノ−4,6−ジメチル−
1,3−ジアジン、4,6−ジヒドロキシ−1,3−ジ
アジン、2−メルカプト−1,3−ジアジン、2−アミ
ノ−1,3−ジアジン、2,4−ジヒドロキシ−1,3
−ジアジン等の1,3−ジアジン類、2−アミノ−1,
4−ジアジン、2,3−ジメチル−1,4−ジアジン、
2−メチル−1,4−ジアジン、1,4−ジアジン−2
−カルボン酸、2,3,5−トリメチル−1,4−ジア
ジン等の1,4−ジアジン類等を挙げることができる。
【0021】トリアジン化合物の具体例としては、例え
ば3−アミノ−5,6−ジメチル−1,2,4−トリア
ジン、3−ヒドロキシ−5,6−ジフェニル−1,2,
4−トリアジン、ベンゾ−1,2,3−トリアジン−4
(3H)−オン、3−(2−ピリジル)−5,6−ジフ
ェニル−1,2,4−トリアジン等を挙げることができ
る。
【0022】ピリダジン化合物の具体例としては、例え
ば、ピリダジン、6−メチル−8−ヒドロキシトリアゾ
ロピリダジン、4,5−ジクロロ−3−ピリダジン、6
−メチル−3−ピリダゾン等を挙げることができる。
【0023】1−アミノピロリジン化合物の具体例とし
ては、例えば1−アミノピロリジン及びその無機酸塩等
を挙げることができる。1−アミノピロリジン化合物の
無機酸塩としては、より具体的には1−アミノピロリジ
ン化合物の塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩等が挙げ
られる。
【0024】これらの中でも、アゾール化合物が好まし
く、アゾール化合物の中でも1,2,4−トリアゾー
ル、1,2,3−トリアゾール等のトリアゾール化合
物、3,5−ジメチルピラゾール等のピラゾール化合物
及び3−メチル−5−ピラゾロン等のピラゾロン化合物
が特に好ましい。
【0025】本発明では、上記アゾール化合物、アジン
化合物及び1−アミノピロリジン化合物は、1種を単独
で使用でき又は2種以上を併用できる。
【0026】本発明の消臭剤には、その効果を損なわな
い範囲で、ジヒドラジド類や他の公知の消臭剤(例え
ば、パーライト、ゼオライト、シリカゲル、活性炭、尿
素、硫酸第一鉄とL−アスコルビン酸との結合体等)を
添加することができる。
【0027】本発明の消臭剤は、通常、粉末、溶液又は
分散液の形態で使用される。
【0028】粉末形態の本発明消臭剤は、一般的な粉末
と同様に使用でき、例えば、そのまま被処理材に添加混
合して使用される。
【0029】また、粉末形態の本発明消臭剤は、これを
適当な有機溶媒、水等の溶剤に溶解又は分散させた後、
被処理材に塗布、含浸又は混合して使用される。ここ
で、有機溶媒としては公知のものが使用でき、例えば、
炭素数1〜8程度の直鎖又は分岐鎖状の脂肪族飽和アル
コール類、シクロペンタノール、シクロヘキサノール等
の脂環式アルコール類、エチレングリコール等の多価ア
ルコール類、炭素数1〜8程度の鎖状又は分岐鎖状又は
環状の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、アルキル部分が炭素数1〜8
程度の直鎖又は分岐鎖状アルキルであるジアルキルエー
テル類、ジアリールエーテル類、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等の環状エーテル類、ケトン類、エステル
類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、リン酸エス
テル類、これらの2種以上の混合溶媒等を挙げることが
できる。また、斯かる有機溶媒に適量の水を含ませるこ
ともできる。溶液又は分散液の形態に調製する際の、有
効成分(消臭性成分)濃度は特に制限されず、得られる
溶液又は分散液の用途等に応じて広い範囲から適宜選択
できるが、通常該溶液又は分散液全量の0.1〜80重
量%程度、好ましくは0.5〜60重量%程度、より好
ましくは1〜20重量%程度とすればよい。
【0030】本発明においては、上記本発明消臭剤の溶
液又は分散液に、界面活性剤を添加して乳化物にするこ
とにより、消臭効果の持続性をより一層向上させること
ができる。
【0031】界面活性剤としては、特に制限がなく従来
公知のものをいずれも使用することができ、例えば硫酸
エステル型陰イオン界面活性剤、スルホン酸型陰イオン
界面活性剤、ポリオキシエチレン型非イオン界面活性剤
等が挙げられる。これらの中でも、硫酸エステル型陰イ
オン界面活性剤及びスルホン酸型陰イオン界面活性剤が
好適である。
【0032】硫酸エステル型陰イオン界面活性剤として
は、公知のものを使用でき、例えば、一般式 (R1OSO3nM (1) 〔式中、R1は炭素数6〜30のアルキル基又は置換基
として水酸基を有することのある炭素数12〜18のア
ルケニル基を示す。Mは1価又は2価の陽イオンを示
す。nは1又は2を示す。但し、Mが1価の陽イオンを
示す時、nは1であり、Mが2価の陽イオンを示す時、
nは2である。〕で表される高級アルコール硫酸エステ
ル塩、一般式 (R23CHOSO3nM (2) 〔式中、M及びnは上記に同じ。R2及びR3は同一又は
異なって、炭素数1〜20のアルキル基を示す。〕で表
されるオレフィン硫酸エステル塩、一般式 (R23CHO(CH2CH2)mSO3)nM (3) 〔式中、R2、R3、n及びMは上記に同じ。mは2〜4
の整数を示す。〕で表されるアルキルエーテル硫酸エス
テル、一般式 (R4O(CH2CH2O)mSO3)nM (4) 〔式中、M、n及びmは上記に同じ。R4は炭素数6〜
30のアルキル基又は置換基として炭素数7〜10のア
ルキル基を有することのあるフェニル基を示す。〕で表
されるアルキルエーテル硫酸エステル塩等を挙げること
ができる。
【0033】上記一般式(1)において、R1で示され
る炭素数6〜30のアルキル基としては、例えば、ヘキ
シル基、オクチル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オ
クタデシル基、基−CH2(CH2)24CH3、基−CH
2(CH2)28CH3等の直鎖状アルキル基を例示できる。
これらの中でも、炭素数12〜20程度のものが好まし
い。また、置換基として水酸基を有してもよい炭素数1
2〜18のアルケニル基としては、例えば、基−CH
2(CH2)7CH=CH(CH2)7CH3、基−CH2(CH2)
7CH=CHCH2CH(OH)(CH2)5CH3、基−CH2
(CH2)7CH=CHCH2CH=CH(CH2)4CH3、基
−CH2(CH2)7CH=CHCH2CH=CHCH2CH
=CHCH2CH3等の直鎖状アルケニル基を例示でき
る。これらの中でも、基−CH2(CH2)7CH=CH(C
2)7CH3が好ましい。
【0034】上記一般式(2)及び一般式(3)におい
てR2及びR3で示される炭素数1〜20のアルキル基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、基−CH2CH2C(C25)H(CH2)3CH3、ノニ
ル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシ
ル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基等の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基
を例示できる。尚、一般式(3)におけるR2及びR3
しては、炭素数2以上の直鎖状アルキル基が好ましい。
【0035】上記一般式(4)においてR4で示される
炭素数6〜30のアルキル基としては、上記R1で示さ
れる炭素数6〜30のアルキル基と同様のものを例示で
きる。また、R4で示されるフェニル基の置換基である
炭素数7〜10のアルキル基としては、ヘプチル基、オ
クチル基、ノニル基、デシル基等であり、炭素数8及び
9のアルキル基が好ましい。
【0036】更に上記一般式(1)乃至(4)におい
て、Mで示される1価の陽イオンとしては、例えば、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、アンモニ
ウムイオン等を挙げることができる。これらの中でも、
ナトリウムイオンが好ましい。また、Mで示される2価
の陽イオンとしては、例えば、マグネシウム、カルシウ
ム等のアルカリ土類金属のイオン、亜鉛イオン等を挙げ
ることができる。
【0037】上記一般式(1)の高級アルコール硫酸エ
ステル塩の具体例としては、例えば、ラウリルアルコー
ル硫酸エステル塩(例えばC1225OSO3Na)、ラ
ウリルアルコール硫酸エステル塩(C1225OSO3 -
NH4 +)、セチル硫酸エステル塩(例えばC1633OS
3Na)、ステアリル硫酸エステル塩(例えばC18
37OSO3Na)、オレイル硫酸エステル塩(例えばC
1835OSO3Na)、チーグラーアルコール硫酸エス
テル塩(例えばC1225OSO3NaとC1429OSO3
Naとの混合物)、オキソアルコール硫酸エステル塩等
を例示できる。
【0038】上記一般式(2)のオレフィン硫酸エステ
ル塩の具体例としては、例えば、7−エチル−2−メチ
ル−ウンデカン−4−硫酸エステル塩、ウンデカン−6
−硫酸エステル塩、トリデカン−7−硫酸エステル塩、
ペンタデカン−8−硫酸エステル塩、ヘプタデカン−9
−硫酸エステル塩、ノナデカン−10−硫酸エステル
塩、ウンデカン−2−硫酸エステル塩、トリデカン−2
−硫酸エステル塩、ペンタデカン−2−硫酸エステル
塩、ヘプタデカン−2−硫酸エステル塩、ノナデカン−
2−硫酸エステル塩、ペンタデカン−2−硫酸エステル
塩、ペンタデカン−4−硫酸エステル塩、ペンタデカン
−6−硫酸エステル塩、ペンタデカン−8−硫酸エステ
ル塩等を例示できる。
【0039】上記一般式(3)のアルキルエーテル硫酸
エステル塩の具体例としては、例えば、ウンデカン−6
−トリオキシエチレン硫酸エステル塩、ウンデカン−6
−ペンチルオキシエチレン硫酸エステル塩、ウンデカン
−6−デシルオキシエチレン硫酸エステル塩、トリデカ
ン−7−トリオキシエチレン硫酸エステル塩、トリデカ
ン−7−ペンチルオキシエチレン硫酸エステル塩、トリ
デカン−7−デシルオキシエチレン硫酸エステル塩、ペ
ンタデカン−8−トリオキシエチレン硫酸エステル塩、
ペンタデカン−8−ペンチルオキシエチレン硫酸エステ
ル塩、ペンタデカン−8−デシルオキシエチレン硫酸エ
ステル塩、ヘプタデカン−9−トリオキシエチレン硫酸
エステル塩、ヘプタデカン−9−ペンチルオキシエチレ
ン硫酸エステル塩、ヘプタデカン−9−デシルオキシエ
チレン硫酸エステル塩、ノナデカン−10−トリオキシ
エチレン硫酸エステル塩、ノナデカン−10−ペンチル
オキシエチレン硫酸エステル塩、ノナデカン−10−デ
シルオキシエチレン硫酸エステル塩等を例示できる。
【0040】上記一般式(4)のアルキルエーテル硫酸
エステル塩の具体例としては、例えば、ラウリルエーテ
ル硫酸エステル塩、トリオキシエチレンオクタデシルエ
ーテル硫酸エステル塩、ペンチルオキシエチレンオクタ
デシルエーテル硫酸エステル塩、デシルオキシエチレン
オクタデシルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸エステル塩等を例示できる。
【0041】硫酸エステル型陰イオン界面活性剤の中で
は、一般式(4)のアルキルエーテル硫酸エステル塩が
特に好適である。
【0042】スルホン酸型陰イオン界面活性剤として
は、公知のものを使用でき、例えば、一般式 (R1SO3nM (5) 〔式中、R1、M及びnは上記に同じ。〕で表されるア
ルキルスルホン酸塩、一般式 (R23CHSO3nM (6) 〔式中、R2、R3、M及びnは上記に同じ。〕で表され
るアルキルスルホン酸塩、一般式
【0043】
【化1】
【0044】〔式中、R1、M及びnは上記に同じ。〕
で表されるアルキルベンゼンスルホン酸塩、一般式
【0045】
【化2】
【0046】〔式中、M及びnは上記に同じ。R5は炭
素数1〜6のアルキル基を示す。lは1又は2を示
す。〕で表されるアルキルナフタレンスルホン酸塩、一
般式
【0047】
【化3】
【0048】〔式中、M及びnは上記に同じ。R6及び
7は同一又は異なって、炭素数1〜15のアルキル基
を示す。〕で表されるスルホコハク酸エステル塩等を挙
げることができる。
【0049】上記一般式(5)及び一般式(7)におい
て、R1で示される炭素数6〜30のアルキル基及び置
換基として水酸基を有することのある炭素数12〜18
のアルケニル基としては、一般式(1)におけるそれら
と同様のものを挙げることができる。
【0050】上記一般式(6)において、R2及びR3
示される炭素数1〜20のアルキル基としては、一般式
(2)におけるそれらと同様のものを挙げることができ
る。
【0051】上記一般式(8)において、R5で示され
る炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基、tert−ブチル
基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等の直鎖又は分岐
鎖状のアルキル基を挙げることができる。これらの中で
も、炭素数3〜4のアルキル基が好ましい。
【0052】上記一般式(9)において、R6及びR7
示される炭素数1〜15のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プ
ロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘ
プチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、2−エチル
ヘキシル基、1−メチル−4−エチルヘキシル基、1−
メチル−4−エチルオクチル基等の直鎖又は分岐鎖状の
アルキル基を挙げることができる。
【0053】また、上記一般式(5)乃至(9)におい
て、Mで示される1価の陽イオンとしては、例えば、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン、アンモニ
ウムイオン等を挙げることができる。これらの中でも、
ナトリウムイオンが好ましい。また、Mで示される2価
の陽イオンとしては、例えば、マグネシウム、カルシウ
ム等のアルカリ土類金属のイオン、亜鉛イオン等を挙げ
ることができる。
【0054】上記一般式(5)のアルキルスルホン酸塩
の具体例としては、例えば、デシルスルホン酸塩、ドデ
シルスルホン酸塩、テトラデシルスルホン酸塩、ヘキサ
デシルスルホン酸塩、オクタデシルスルホン酸塩等を挙
げることができる。
【0055】上記一般式(6)のアルキルスルホン酸塩
の具体例としては、例えば、ウンデカン−6−スルホン
酸塩、トリデカン−7−スルホン酸塩、ペンタデカン−
8−スルホン酸塩、ヘプタデカン−9−スルホン酸塩、
ノナデカン−10−スルホン酸塩、ウンデカン−2−ス
ルホン酸塩、トリデカン−2−スルホン酸塩、ペンタデ
カン−2−スルホン酸塩、ヘプタデカン−2−スルホン
酸塩、ノナデカン−2−スルホン酸塩、ペンタデカン−
2−スルホン酸塩、ペンタデカン−4−スルホン酸塩、
ペンタデカン−6−スルホン酸塩、ペンタデカン−8−
スルホン酸塩、等を挙げることができる。
【0056】上記一般式(7)のアルキルベンゼンスル
ホン酸塩の具体例としては、例えば、ドデシルベンゼン
スルホン酸塩、デシルベンゼンスルホン酸塩、テトラデ
シルベンゼンスルホン酸塩、ヘキサデシルベンゼンスル
ホン酸塩、オクタデシルベンゼンスルホン酸塩、メチル
ヘキサデシルベンゼンスルホン酸塩、メチルテトラデシ
ルベンゼンスルホン酸塩、メチルドデシルベンゼンスル
ホン酸塩、メチルデシルベンゼンスルホン酸塩等を挙げ
ることができる。
【0057】上記一般式(8)のアルキルナフタレンス
ルホン酸塩の具体例としては、例えば、1,4−ジイソ
プロピルナフタレンスルホン酸、1,4−ジイソブチル
ナフタレンスルホン酸塩、1,4−n−ブチルナフタレ
ンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸
塩、ジ−n−オクチルナフタレンスルホン酸塩、ジ−n
−ドデシルナフタレンスルホン酸塩等を挙げることがで
きる。
【0058】上記一般式(9)のスルホコハク酸エステ
ル塩の具体例としては、例えば、スルホコハク酸ジ−2
−エチルヘキシルエステル塩、スルホコハク酸ジオクチ
ルエステル塩、スルホコハク酸ジ−n−ペンチルエステ
ル塩、スルホコハク酸ジ−n−ヘキシルエステル塩、ス
ルホコハク酸ジ−n−ヘプチルエステル塩、スルホコハ
ク酸ジ−n−オクチルエステル塩、スルホコハク酸ジ−
n−ノニルエステル塩、スルホコハク酸モノエチルモノ
ドデシルエステル塩、スルホコハク酸モノブチルモノド
デシルエステル塩、スルホコハク酸モノ−2−エチルヘ
キシル−モノ−1−メチルベンジルエステル塩、スルホ
コハク酸モノ−2−エチルヘキシル−モノ−1−メチル
−4−エチルヘキシルエステル塩、スルホコハク酸ジ−
1−メチルブチルエステル塩、スルホコハク酸ジ−1,
3−ジメチルブチルエステル塩等を挙げることができ
る。
【0059】スルホン酸型陰イオン界面活性剤の中で
は、一般式(8)のアルキルナフタレンスルホン酸塩が
特に好適である。
【0060】ポリオキシエチレン型非イオン界面活性剤
としては公知のものを使用でき、例えば、一般式 R1O(CH2CH2O)mH (10) 〔式中、R1及びmは上記に同じ。〕で表されるポリオ
キシエチレンアルキルエーテル等を挙げることができ
る。
【0061】上記一般式(10)において、R1で示さ
れる炭素数6〜30のアルキル基及び置換基として水酸
基を有することのある炭素数12〜18のアルケニル基
としては、上記一般式(1)で示されるそれらと同様の
ものを例示できる。
【0062】上記一般式(10)のポリオキシエチレン
アルキルエーテルの具体例としては、例えばトリオキシ
エチレンオクタデシルエーテル、ペンチルオキシエチレ
ンオクタデシルエーテル、デシルオキシエチレンオクタ
デシルエーテル、ヘキサオキシエチレンオクチルエーテ
ル、ヘキサオキシエチレンドデシルエーテル、ヘキサオ
キシエチレンテトラデシルエーテル、ヘキサオキシエチ
レンヘキサデシルエーテル等を挙げることができる。
【0063】本発明消臭剤における界面活性剤の含有量
は、その種類、併用するヒドラジド化合物の種類や含有
量等に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常本発
明消臭剤全量の0.001〜10重量%程度、好ましく
は0.005〜1重量%程度とすればよい。
【0064】本発明においては、消臭性成分と界面活性
剤とを溶解、分散又は乳化させる媒体として、水、有機
溶媒及びこれらの混合溶媒を使用できる。有機溶剤とし
ては特に制限されず、上記有効成分に悪影響を与えない
ものであれば公知のものがいずれも使用できるが、例え
ば、炭素数1〜8程度の直鎖又は分岐鎖状の脂肪族飽和
アルコール類、シクロペンタノール、シクロヘキサノー
ル等の脂環式アルコール類、エチレングリコール等の多
価アルコール類、炭素数1〜8程度の鎖状又は分岐鎖状
又は環状の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、アルキル部分が炭素数1
〜8程度の直鎖又は分岐鎖状アルキルであるジアルキル
エーテル類、ジアリールエーテル類、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等の環状エーテル類、ケトン類、エステ
ル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、リン酸エ
ステル類等を挙げることができる。これらの中でも、炭
素数1〜4の直鎖又は分岐鎖状の脂肪族飽和アルコール
類及び芳香族炭化水素類が好ましい。斯かる有機溶剤
は、1種を単独で使用でき、又は2種以上を併用でき
る。
【0065】更に、上記乳化物と合成樹脂エマルジョン
とを混合することにより、エマルジョンの形態にして使
用することもできる。ここで合成樹脂エマルジョンとし
ては、例えば酢酸ビニル重合体エマルジョン、エチレン
−酢酸ビニル重合体エマルジョン、酢酸ビニル−バーサ
テート共重合体エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル−
塩化ビニル共重合体エマルジョン、エチレン−酢酸ビニ
ル−アクリル酸エステル共重合体エマルジョン、アクリ
ル酸エステル重合体エマルジョン、アクリル酸エステル
−スチレン共重合体エマルジョン、塩化ビニル重合体エ
マルジョン、ウレタン重合体エマルジョン、シリコーン
重合体エマルジョン、エポキシ重合体エマルジョン等の
乳化重合、溶液重合等により製造される合成樹脂エマル
ジョンやデンプン水溶液等を挙げることができる。乳化
物を製造する際の有効成分(消臭性成分)の使用量は特
に制限されず、広い範囲から適宜選択できるが、通常合
成樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対して0.
2〜30重量部程度、好ましくは0.5〜20重量部程
度となるように、適宜調整すればよい。
【0066】本発明消臭剤には、その効果が損なわれな
い範囲内で、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収剤、
帯電防止剤、難燃剤、殺菌剤、防カビ剤、防虫剤、顔
料、着色剤、着香料等の一般的な添加剤が配合されてい
てもよい。
【0067】更に、粉末形態の本発明消臭剤又は溶液、
分散液もしくは乳化物の形態に調製された本発明消臭剤
を、適当な合成樹脂と混合し、消臭性樹脂組成物とする
こともできる。斯かる消臭性樹脂組成物も、本発明の消
臭剤に包含される。
【0068】合成樹脂としては特に制限されず、公知の
ものでよく、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン
(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、メタアクリル樹
脂、ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニ
ルアルコール、ABS樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート、変性ポリフェニレンエーテルポリスルホン、ポ
リフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹
脂、キシレン樹脂、グアナミン樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、不飽和
ポリエステル、フラン樹脂、ポリイミド、ポリウレタ
ン、マレイン酸樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、尿素
樹脂等の熱硬化性樹脂等を挙げることができる。これら
の中でも、熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポ
リオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、メ
タアクリル樹脂、ポリビニルアルコール、アセトアセチ
ル化ポリビニルアルコール、ABS樹脂等が好ましく、
ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン等が特に好ましい。ま
た、熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、
ユリア樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエス
テル、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン等が好
ましく、エポキシ樹脂、ポリウレタン等が特に好まし
い。
【0069】本発明の消臭性樹脂組成物において、有効
成分(消臭性成分)の配合量は特に制限されず、広い範
囲から適宜選択できるが、通常合成樹脂100重量部に
対して0.2〜30重量部程度、好ましくは0.5〜2
0重量部程度となるように、適宜調整すればよい。
【0070】更に、本発明の消臭性樹脂組成物には、発
泡剤を添加することもできる。得られる組成物を加熱し
て発泡させることにより、発泡後のコーティング膜、成
形品等の中に微細な気泡が均一に分散し、空気と接触す
る表面積が著しく増大し、消臭効果がより一層向上す
る。
【0071】発泡剤としては特に制限されず、使用する
合成樹脂の種類や得られる消臭性発泡体の使用目的や使
用場所等に応じて公知の有機系発泡剤及び無機系発泡剤
の中から適宜選択して使用することができる。
【0072】有機系発泡剤としては、例えば、アゾジカ
ルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾへキ
サヒドロベンゾニトリル等のアゾ化合物、ベンゼンスル
ホニルヒドラジド、p,p’−オキシビス(ベンゼンス
ルホニルヒドラジド)、p−トルエンスルホニルヒドラ
ジド、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルホニルヒ
ドラジド、ジフェニルオキシド−4,4’−ジスルホニ
ルヒドラジド等のスルホニルヒドラジド化合物、N,N
−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジ
ニトロソ−N,N‘−ジメチルテレフタルアミド等のニ
トロソ化合物、テレフタルアジド、p−tert−ブチ
ルベンズアジド等のアジド系化合物等を挙げることがで
き、これらの中でもアゾ化合物が好ましく、アゾジカル
ボンアミドがより好ましい。
【0073】無機系発泡剤としては、例えば、重炭酸ナ
トリウム、炭酸アンモニウム等を挙げることができる。
【0074】また、二酸化炭素、フレオン、メチレンジ
クロライド、ペンタン、空気等の気体を用いることもで
きる。例えば、ポリウレタンを発泡させるには、ポリウ
レタンに適量の水を添加すると、ポリウレタンの一成分
であるイソシアネートと水とが反応して二酸化炭素が生
成し、これにより発泡体が形成される。
【0075】発泡剤の配合量は、発泡剤の種類により異
なり一概には言えないが、合成樹脂100重量部に対し
て通常0.2〜30重量部、好ましくは0.5〜20重
量部とするのがよい。
【0076】得られる発泡体の発泡倍率は、その消臭効
果及びその持続性を考慮をすると、好ましくは1.2〜
60倍、より好ましくは1.5〜50倍とするのがよ
い。
【0077】更に、本発明の消臭性樹脂組成物には、例
えば、強化材、充填材等の公知のプラスチック添加剤を
添加してもよい。ここで強化材及び充填材としては、例
えば、溶融シリカ、結晶シリカ、水酸化アルミニウム、
アルミナ、ホワイトカーボン、カーボンブラック等の公
知の無機質充填剤、チタン酸カリウムウィスカー、珪酸
カルシウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカ
ー、ホウ酸マグネシウムウィスカー、珪酸亜鉛ウィスカ
ー等の無機ウィスカー等を挙げることができる。
【0078】上記各種の本発明消臭剤は、例えば木材、
紙、金属、セラミックス、合成樹脂、及び天然、合成も
しくは半合成繊維等から選ばれる1種又は2種以上の素
材により構成された各種形状の物品に適用され得る。
【0079】本発明消臭剤が粉末の形態である場合に
は、例えばこれを合成樹脂の添加剤として使用し、これ
をフィルム、シート等の適当な形状の成形品にすること
ができる。更に、建材等の表面仕上げ用塗料に粉末形態
の本発明消臭剤を添加することもできる。
【0080】溶液又は分散液形態の本発明消臭剤の具体
的な用途としては、例えば、紙、繊維、繊維製品、木材
(主にベニヤ板、MDF合板(中質繊維板)等の合板、
化粧板、天井板等の建材)、樹脂成形品等の処理剤等を
挙げることができる。紙、繊維、樹脂成形品(例えば、
フィルムやシート)等に処理するには、溶液又は分散液
形態の本発明消臭剤を塗布又は含浸させればよい。例え
ば、不織布に処理を施せば、エアコンや空気清浄機のエ
アフィルターとして有用である。
【0081】乳化物形態の本発明消臭剤の具体的な用途
としては、例えば、接着剤、紙類(紙、壁紙等)、繊
維、木材(主にベニヤ板、MDF合板(中質繊維板)等
の合板、化粧板、天井板等の建材)、樹脂成形品(主に
フィルムやシート)等への表面処理剤、合成樹脂への添
加剤等を挙げることができる。接着剤は、樹脂エマルジ
ョン(特に好ましくは酢酸ビニル樹脂系エマルジョン、
アクリル樹脂系エマルジョン、スチレン−ブタジエン共
重合体エマルジョン等)やデンプン水溶液に、乳化物形
態の本発明消臭剤、好ましくはエマルジョン形態の本発
明消臭剤を添加混合することにより製造できる。繊維、
紙、木材、樹脂成形品等への処理は、乳化物形態の本発
明消臭剤を塗布又は含浸させることにより行われる。
【0082】本発明消臭剤を各種形状の物品へ塗布又は
含浸するに際しては、公知の方法が採用でき、例えば、
刷毛塗り、スプレー塗布、浸漬等の方法を挙げることが
できる。本発明消臭剤の塗布又は含浸量は特に制限され
ず、有効成分である消臭性成分や必要に応じて添加され
る界面活性剤の種類や添加量、塗布又は含浸させようと
する物品の用途等に応じて広い範囲から適宜選択できる
が、通常、本発明消臭剤が単位面積(1cm2)当り、
1mg〜1g程度、好ましくは10mg〜100mg程
度となるように塗布又は含浸すればよい。
【0083】本発明消臭剤の基材への塗布又は含浸後
は、例えば、風乾、ドライヤー等を用いた乾燥、恒温機
等の乾燥機内での乾燥等の通常の方法に従って、乾燥を
実施すればよい。
【0084】より具体的な用途の一つとして、壁紙への
適用について、合成樹脂シート(例えば塩化ビニル樹脂
シート)と不燃紙とから構成されたものを例に取って説
明すれば、本発明消臭剤を合成樹脂に混合成形してシー
ト化したり、合成樹脂シートの表面に塗布したり、或い
は不燃紙に含浸又は塗布したりすることができる。ま
た、エマルジョン形態の本発明消臭剤を、塩化ビニル樹
脂シートと不燃紙を積層する際の接着剤として使用する
こともできる。また、不織布に乳化物形態の本発明消臭
剤を塗布又は含浸させれば、エアコンや空気清浄機用の
フィルターとして使用できる。
【0085】樹脂組成物の形態で使用される本発明消臭
剤は、例えば、所望の形状の成形物とすることができ
る。該成形物の具体例としては、例えば、エアコンや空
気清浄機用のエアフィルター、フィルム、シート等を挙
げることができる。この際の好ましい合成樹脂は、例え
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン
類等である。また、樹脂組成物形態の本発明消臭剤は、
接着剤としても使用できる。この際の好ましい合成樹脂
としては、例えば、尿素樹脂、フェノール樹脂、フラン
樹脂等の熱硬化性樹脂等を挙げることができる。
【0086】本発明の消臭剤は、更に、塗料、特に屋内
用塗料等としても使用できる。
【0087】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明を具
体的に説明する。
【0088】実施例1 300ml容コニカルビーカーに、下記表1に記載の本
発明消臭剤0.1gを入れ、次いでマイクロシリンジを
用いてホルムアルデヒドの0.9重量%水溶液3μlを
前記消臭剤に触れないように入れ、直ちにシーロンフィ
ルム(富士写真フィルム(株)製)にて密閉した。シー
ロンフィルムで密閉した直後のビーカー内のホルムアル
デヒド濃度は約30ppmであった。これを室温にて2
4時間放置し、ホルムアルデヒドの残留濃度(ppm)
の経時的変化をガス検知管(北川式ガス検知管No.1
71SB)を用い、ガス検知器(北川式真空法ガス検知
器)にて測定した。また、ブランクとして、本発明消臭
剤を添加せずに、ホルムアルデヒドの残留濃度(pp
m)の経時的変化を調べた。結果を表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】実施例2 1,2,4−トリアゾール(消臭性成分)及び下記の界
面活性剤を水に溶解して、本発明の消臭剤を製造した。
尚、1,2,4−トリアゾールの濃度は1又は3重量
%、界面活性剤の濃度は1重量%とした。
【0091】No.1:ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸エステルナトリウム塩(硫酸エステル型陰イ
オン界面活性剤、商品名;ニューカルゲンA−28B、
竹本油脂(株)製) No.2:アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム
(スルホン酸型陰イオン界面活性剤、商品名;ニューカ
ルゲンBX−C、竹本油脂(株)製) No.3:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル型非イオン界面活性
剤、商品名;ニューカルゲンD−1208、竹本油脂
(株)製)。
【0092】実施例3 界面活性剤を使用しない以外は、実施例2と同様にし
て、本発明の消臭剤を製造した。
【0093】試験例1 実施例2及び3で得られた組成物について、「日本農林
規格・普通合板・ホルムアルデヒド放散量」に準じ、下
記の方法に従って、その消臭性能を評価した。
【0094】(1)試料の調製 市販の合板(ベニヤ板又はMDF合板)から、長さ15
0mm、幅50mmの長方形状のものを10片ずつ切り
取り、これらを実施例2及び実施例3で得られた各種消
臭剤に15秒間浸漬した後取り出し、一晩風乾し、それ
ぞれ10片の試料を作成した。
【0095】(2)ホルムアルデヒドの捕集 JSI R 3503に規定する大きさ240mmのデ
シケーターの底部に、300mlの蒸留水を入れた直径
120mm、高さ60mmの結晶皿を置き、その上に支
持金具を用いて10片の試験片をそれぞれ接触しないよ
うに固定してのに、室温(20〜25℃)で24時間、
1ヵ月又は3ヵ月放置し、試験片である合板から放散す
るホルムアルデヒドを蒸留水に吸収させ、試料溶液とし
た。尚、下記表1において、経過期間の項で、「処理直
後」とあるのは「24時間放置後」を意味する。以下の
表においても、同じである。
【0096】(3)ホルムアルデヒド濃度の定量 試料溶液中のホルムアルデヒド濃度(mg/リットル)
は、アセチルアセトン法により分光光度計又は光電比色
計を用いて比色定量した。比色定量は、「日本農林規格
・普通合板・ホルムアルデヒド放散量」に詳述されてい
る方法に従って実施した。
【0097】結果(ホルムアルデヒド濃度(mg/リッ
トル)=試料の合板から放出されるホルムアルデヒド濃
度)を、表2に示す。
【0098】尚、ブランクとして、無処理の合板から放
出されるホルムアルデヒド濃度を併記する。ブランク値
は以下の各表において、同じ値である。
【0099】
【表2】
【0100】表2から、硫酸エステル型陰イオン界面活
性剤又はスルホン酸型陰イオン界面活性剤を添加した場
合に、本発明消臭剤の消臭性能がより一層長期的に保持
されることが判る。
【0101】実施例4 消臭性成分として、1,2,4−トリアゾールに代えて
3,5−ジメチルピラゾールを使用し、その濃度を1重
量%のみとする以外は、実施例2と同様にして、本発明
の消臭剤を製造した。
【0102】実施例5 界面活性剤を使用しない以外は、実施例4と同様にし
て、本発明の消臭剤を製造した。
【0103】試験例2 試験例1と同様にしてホルムアルデヒド放出濃度(mg
/リットル)を測定し、実施例3及び実施例4で得られ
た各種消臭剤の消臭性能を評価した。結果を表3に示
す。
【0104】
【表3】
【0105】実施例6 消臭性成分として、1,2,4−トリアゾールに代えて
1−アミノピロリジンを使用する以外は、実施例1と同
様にして、本発明の消臭剤を製造した。
【0106】実施例7 界面活性剤を使用しない以外は、実施例6と同様にし
て、本発明の消臭剤を製造した。
【0107】試験例3 試験例1と同様にしてホルムアルデヒド放出濃度(mg
/リットル)を測定し、実施例6及び実施例7で得られ
た各種消臭剤の消臭性能を評価した。結果を表4に示
す。
【0108】
【表4】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アゾール化合物、アジン化合物及び1−
    アミノピロリジン化合物から選ばれる少なくとも1種の
    化合物を有効成分とする消臭剤。
  2. 【請求項2】 アゾール化合物がジアゾール化合物、ト
    リアゾール化合物及びチアジアゾール化合物から選ばれ
    る少なくとも1種である請求項1に記載の消臭剤。
  3. 【請求項3】 アジン化合物がジアジン化合物、トリア
    ジン化合物及びピリダジン化合物から選ばれる少なくと
    も1種を有効成分とする請求項1に記載の消臭剤。
  4. 【請求項4】 アゾール化合物がジアゾール化合物及び
    トリアゾール化合物から選ばれる少なくとも1種であ
    り、アジン化合物がピリダジン化合物から選ばれる少な
    くとも1種である請求項1に記載の消臭剤。
  5. 【請求項5】 粉末、溶液、分散液又は乳化物の形態に
    ある請求項1〜4に記載の消臭剤。
  6. 【請求項6】 更に界面活性剤が配合された請求項1〜
    請求項4に記載の消臭剤。
  7. 【請求項7】 界面活性剤が硫酸エステル型陰イオン界
    面活性剤及びスルホン酸型陰イオン界面活性剤から選ば
    れた少なくとも1種である請求項6に記載の消臭剤。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7に記載の消臭剤に合成樹脂
    が配合されてなる消臭性樹脂組成物。
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