JP2001089217A - 有害物質除去性能を有する、水硬性組成物、水硬性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法 - Google Patents
有害物質除去性能を有する、水硬性組成物、水硬性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法Info
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Abstract
気候、外気温度、室温等に大きく影響されるずに吸着で
き、一旦吸着した臭気性物質を簡単に放出しない水硬性
硬化体製造技術の提供。 【解決手段】 水硬性結合材及び該結合材100重量部
に対してヒドラジド化合物、アゾール化合物及びアジン
化合物から選択される少なくとも1種の化合物0.05
〜20重量部を含有する水硬性組成物に水を配合して硬
化させる消臭性で含水率25%以下の水硬性硬化体を製
造する。その際に天候、気候、外気温度、室温等に関係
なく維持するには水硬性硬化体の含水率を25%以下に
維持するには物理的吸着性物質の含有量を結合材100
重量部に対し、100重量部以下に維持するのが好まし
い。
Description
る性能を有する、水硬性組成物、水硬性硬化体及び水硬
性硬化体の製造方法に関する。より詳しくは、本発明
は、ホルムアルデヒド等の各種アルデヒド等の有害物質
を除去する性能を有する、天候、気候、外気温度、室温
等に大きく影響されることなく吸着することができ、一
旦吸着した臭気性物質を簡単に放出することのない水硬
性組成物(例えば、モルタル状壁基材あるいは壁仕上げ
材)、水硬性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法に関す
る。
快適な生活環境や作業環境が求められるようになり、大
気あるいは屋内中の臭気成分等の有害気体成分に関連し
て種々の問題が提起されている。例えば、嫌煙運動が盛
んになっている原因の一つには、たばこの煙に含まれる
アセトアルデヒド、アンモニア、トリメチルアミン、メ
ルカプタン、硫化水素等の多数の臭気成分が毛髪、衣
服、屋内の壁、家具、カーペットや自動車、電車等の乗
り物の室内等に付着し、悪臭として残存することが挙げ
られる。
ス貼りあるいは家具の組立等においては、ホルムアルデ
ヒド等の化学物質が含有された接着剤等が多用されてお
り、そのためホルムアルデヒド等の化学物質が含浸又は
塗布された新建材あるいは家具等が屋内に存在すること
は回避できない。その結果該化学物質が大量に気化分散
して悪臭あるいは有害物質として存在する環境が形成さ
れ、生活環境を悪化させ、更に居住者の健康をも損なう
ことが大きな問題となっている。
段としては、空気清浄機、エアコン等の使用が一般的で
あるが、その効果は不充分である。さらに、機械的な消
臭手段以外の方法についても、種々の提案がなされてい
る。それには、例えば、改質により消臭機能を付与した
アクリル樹脂を紡糸して繊維化し、これを加工して消臭
性のカーペットやカーテンを製造することが行われてい
る。しかしながら、この方法は、除去効果が不充分であ
り、更にアクリル樹脂の改質に高コストを要するので、
工業的に有利なものではない。
樹脂マトリックスと消臭性成分とを含有する消臭性コー
ティング材を、各種の材質及び形状を有する基材に被覆
することも行われている。代表的な消臭性成分として
は、例えば、パーライト、ゼオライト、シリカゲル、活
性炭、硫酸第一鉄とL−アスコルビン酸との結合体等を
挙げることができる。
シリカゲル及び活性炭は、臭いを物理的に吸着する成分
である。一方、硫酸第一鉄とL−アスコルビン酸との結
合体は、紫外線が当たると活性酸素が発生し、これが悪
臭成分を酸化して消臭する機能を有している。しかしな
がら、これらの物質を含有する従来のコーティング材
は、アセトアルデヒドやホルムアルデヒドに対する除去
効果が不十分であるという致命的欠点を有している。
する消臭性材料については、その材料の形態を本発明と
同様に水硬性のものとするものも最近提案されており、
それには下地材の上に上塗りするところの仕上げ材とす
るものがある(特開平10−245255号公報)。こ
れも前記したとおり物理的吸着剤による悪臭成分の除去
であることからアセトアルデヒドやホルムアルデヒドに
対する除去効果が不十分であり、かつ物理的吸着である
ことから、屋内空間等の温度等の変化により悪臭成分の
再放出も回避できない。
セトアルデヒドやホルムアルデヒドに対する除去能はい
ずれも充分なものではないことから、最近、新たに特に
ホルムアルデヒドに対する消臭能除去能が優れ、かつ長
期持続性を有するヒドラジド化合物を消臭物質とする消
臭剤の提案(特開平10−36681号公報)及びアゾ
ール化合物又はアジン化合物を消臭物質とする消臭剤の
提案(特開平11−4879号公報)がなされている。
そこにおける消臭剤の剤型は溶液又は分散液であり、
紙、繊維、合板、化粧板等に塗布または含浸する使用形
態が提案されている。
された塗料中等のホルムアルデヒドは数年あるいは十数
年という長期間に亘り放出されることから、その吸着能
は、それに対応できるように長期間持続性のある吸収能
を有するものとしており、また、前記のような長期持続
性を有する理由については、特開平10−36681号
公報において、空気中の水分の変動によりヒドラジドが
アルデヒドを放出し、その結果フリーになったヒドラジ
ドが再度吸着能を回復することにあると一応考えてお
り、その際の放出量は嗅覚に感じない程度としている。
ら、この提案では、新築直後におけるコンクリート駆体
に含まれる化学混和剤等から発生するホルムアルデヒド
等の臭気成分の高濃度による弊害については、何等配慮
されていない。さらに、先の提案には、セメント等の水
硬性材料と混合して壁下地材あるいは壁仕上げ材等の壁
材の形態として使用する場合の態様については、何等開
示されていない。
品を供給する企業であることから、消臭成分を溶液又は
分散液の形態ではなく、同成分をセメント等の水硬性材
料と併用可能な形態、すなわち壁の下地材あるいは仕上
げ材等として使用できる水硬性硬化体形成用の形態とす
ると共に新築直後における高濃度のホルムアルデヒド等
の臭気成分を高精度に吸着し、一旦吸着した臭気成分は
放出することのないものとすべく、研究に着手した。そ
の際本発明者は、ヒドラジド化合物、アゾール化合物又
はアジン化合物等の優れた有害物質除去性能に着目し
た。
発明の有害物質除去性能を有する、水硬性組成物、水硬
性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法である。したがっ
て、本発明の目的は、ホルムアルデヒド等の各種アルデ
ヒド等の臭気性物質を、天候、気候、外気温度、室温等
に影響されることなく高性能に吸着することができ、一
旦吸着した臭気性物質を簡単に放出することのない、壁
下地材あるいは壁仕上げ材として好適に利用できる水硬
性組成物、水硬性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法を
提供することである。
を解決するものであり、その手段である本発明は、水硬
性組成物、水硬性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法で
あり、そのうちの水硬性組成物は、水硬性結合材及び該
結合材100重量部に対してヒドラジド化合物、アゾー
ル化合物及びアジン化合物から選択される少なくとも1
種の化合物0.05〜20重量部を含有する、有害物質
除去性能を有する含水率25%以下の水硬性硬化体形成
用のものである。
合材及び該結合材に100重量部に対してヒドラジド化
合物、アゾール化合物及びアジン化合物から選択される
少なくとも1種の化合物0.05〜20重量部を含有す
る水硬性組成物を硬化させた有害物質除去性能を有する
含水率25%以下のものであり、更に、水硬性硬化体の
製造方法は、水硬性結合材及び該結合材100重量部に
対してヒドラジド化合物、アゾール化合物及びアジン化
合物から選択される少なくとも1種の化合物0.05〜
20重量部を含有する、水硬性組成物に水を配合して硬
化させる有害物質除去性能を有する含水率25%以下の
水硬性硬化体を製造するものである。
より ホルムアルデヒド等の各種アルデヒド等の臭気性
有害物質を、天候、気候、外気温度、室温等に影響され
ることなく高性能に吸着することができ、一旦吸着した
有害物質を簡単に放出することのない、壁下地材あるい
は壁仕上げ材として好適に利用できる水硬性組成物、水
硬性硬化体及び水硬性硬化体の製造方法を提供すること
ができる。
下に具体的かつ詳細に説明する。本発明は、前記したと
おり水硬性組成物、水硬性硬化体及び水硬性硬化体の製
造方法の発明であり、そのうちの水硬性組成物は、水硬
性結合材及び該結合材100重量部に対してヒドラジド
化合物、アゾール化合物及びアジン化合物から選択され
る少なくとも1種の化合物0.05〜20重量部を含有
する、有害物質除去性能を有する含水率25%以下の水
硬性硬化体形成用のものである。
を形成する際に通常配合される各種水硬性結合材が特に
制限されることなく使用でき、それには各種セメント
(すなわちポルトランドセメントあるいはアルミナセメ
ント等)、ドロマイトプラスター、高炉スラグ、あるい
は石膏等があるが、各種セメント、ドロマイトプラスタ
ーあるいは石膏が好ましい。
着性物質を配合することがよく、また、各種混和材、混
和剤、粗骨材、細骨材、顔料、又は繊維を配合すること
ができる。これらの水硬性結合材及び有害物質を除去す
る性能を有する物質以外の配合成分は、水硬性組成物中
に予め配合しておいてもよいが、水硬性硬化体製造時に
配合してもよい。
は、該物質として広く知られた各種のものが特に制限さ
れることなく使用可能であり、それには、例えば活性
炭、セピオライト、ゼオライト、パーライト、珪藻土、
あるいはシリカゲル等があるが、活性炭、セピオライ
ト、ゼオライト、パーライト、珪藻土が好ましく、その
含有量は、結合材100重量部に対して1〜100重量
部がよい。それは1重量部未満では十分な物理的吸着性
能が得られないからである。また100重量を超えると
強度を損ない、かつ含水率を増加させ、その結果ホルム
アルデヒド等の臭気成分のリリース率、すなわち脱着率
を増大させ、結果的に吸着能の低下を引き起こすという
ことにからである。
以下とせしめるものであるが、その理由は、このような
アルデヒド化合物は、一旦吸着後状況によっては脱着す
るものであり、その脱着を回避するには硬化体中の含水
率を25%以下とすることが必要であることが判明した
からである。そして、使用時において、地域、気候ある
いは環境にかかわりなく、例えば湿度の低い季節(特に
関東地方における冬場)から高温多湿の季節(北海道を
除く日本列島の梅雨時)までの違いにかかわりなく、硬
化体中の含水率を25%以下に維持するには物理的吸着
性物質の含有量は、前記した100重量部以下にするの
がよい。
ることができ、その配合量は結合材100重量部に対し
て0〜300重量部とするのがよい。その配合目的は強
度発現であるが、本発明の水硬性組成物の使用目的から
して粗骨材を配合するほど強度を必要とする形態での利
用度は低く、また装飾的にも細骨材を配合するのが好ま
しい。細骨材としてはモルタルあるいはコンクリートを
製造する際に使用するものが特に制限されることなく使
用できるが、炭酸カルシウムあるいは珪砂が好ましく使
用できる。またその平均粒径は硬化体の形状からして1
0μm〜3mmが好ましい。
ては、膨張材、無水石膏、フライアッシュあるいはシリ
カヒューム等があるが、膨張材、無水石膏を配合するの
が好ましい。その配合量については、膨張材は結合材1
00重量部に対して0〜10重量部、無水石膏は0〜1
0重量部であるのがよく、混和材全体では結合材100
重量部に対して0〜10重量部の範囲がよい。
剤、ポリマーエマルジョン、減水剤、収縮低減剤、凝結
遅延剤あるいは硬化促進剤等があるが、保湿剤、ポリマ
ーエマルジョン、流動化剤を配合するのが好ましい。そ
れらのうち前3者配合目的は、前から順に作業性向上、
施工性向上、亀裂防止であり、配合量については、結合
材100重量部に対して、前から順に0〜5重量部、0
〜20重量部、0〜5重量部、0〜5重量部、0〜10
重量部、0〜10であるのがよく、混和剤全体では結合
材100重量部に対して0〜20重量部の範囲がよい。
臭性物質は、ヒドラジド化合物、アゾール化合物及びア
ジン化合物から選択される少なくとも1種の化合物であ
り、その配合量は水硬性結合材100重量部に対して
0.05〜20重量部であり、好ましくは0.2〜10
重量部がよい。その理由は0.05重量部未満では長期
的吸着性能に問題があり、20重量部を超えると強度、
凝結等の物性に悪影響があるからである。
る物質として配合するヒドラジド化合物としては、ヒド
ラジド化合物であれば特に制限されることはなく、分子
中に1個のヒドラジド基を有するモノヒドラジド化合
物、分子中に2個のヒドラジド基を有するジヒドラジド
化合物、分子中に3個以上のヒドラジド基を有するポリ
ヒドラジド化合物等を挙げることができる。
記一般式 R−CO−NHNH2 一般式(1) で表されるモノヒドラジド化合物を挙げることができ
る。〔但し、式中、Rは水素原子、アルキル基又は置換
基を有することのあるアリール基を示す。〕
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘ
キシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニ
ル基、n−デシル基、n−ウンデシル基等の炭素数1〜
12の直鎖状アルキル基を挙げることができる。アリー
ル基としては、例えば、フェニル基、ビフェニル基、ナ
フチル基等を挙げることができ、これらの中でもフェニ
ル基が好ましい。またアリール基の置換基としては、例
えば、水酸基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピ
ル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、iso−ブ
チル基等の炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖状のアルキル
基等を挙げることができる。
物としては、ラウリル酸ヒドラジド、サリチル酸ヒドラ
ジド、ホルムヒドラジド、アセトヒドラジド、プロピオ
ン酸ヒドラジド、p−ヒドロキシ安息香酸ヒドラジド、
ナフトエ酸ヒドラジド、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸ヒドラジド等を例示できる。
記一般式 H2NHN−X−NHNH2 一般式(2) 表わされるジヒドラジド化合物を挙げることができる。
[但し、式中Xは基−CO−又は基−CO−A−CO−
を示す。Aはアルキレン基又はアリーレン基を示す。]
アルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン
基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレ
ン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメ
チレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウンデカ
メチレン基等の炭素数1〜12の直鎖状アルキレン基を
挙げることができる。
酸基等を挙げることができる。アリーレン基としては、
例えば、フェニレン基、ビフェニレン基、ナフチレン
基、アントリレン基、フェナントリレン基等を挙げるこ
とができ、これらの中でもフェニレン基、ナフチレン基
等が好ましい。アリーレン基の置換基としては、上記ア
リール基の置換基と同様のものを挙げることができる。
は、具体的には、例えば、シュウ酸ジヒドラジド、マロ
ン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸
ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸
ジヒドラジド、ドデカン−2酸ジヒドラジド、マレイン
酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、ジグリコール
酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒド
ラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒ
ドラジド、ダイマー酸ジヒドラジド、2,6−ナフトエ
酸ジヒドラジド等の2塩基酸ジヒドラジド等が挙げられ
る。更に、特公平2−4607号公報に記載の各種2塩
基酸ジヒドラジド化合物、2,4−ジヒドラジノ−6−
メチルアミノ−sym−トリアジン等も本発明のジヒド
ラジドとして用いることができる。
は、ポリアクリル酸ヒドラジド等を例示できる。これら
のヒドラジド化合物の中では、ジヒドラジド化合物が好
ましく、2塩基酸ジヒドラジドが特に好ましく、アジピ
ン酸ジヒドラジドがより一層好ましい。
は、異項原子として2個又は3個の窒素原子を有する、
公知の5員環乃至6員環の複素環化合物を広く使用する
ことができる。これらの複素環化合物には、炭素数1〜
4程度の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基、1又は2個以
上の置換基を有してもよいアリール基、水酸基、アミノ
基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリール
アミノ基、ジアリールアミノ基、メルカプト基、エステ
ル基、カルボキシル基、ベンゾトリアゾリル基、1−ヒ
ドロキシベンゾトリアゾリル基等の置換基が1個又は2
個以上置換していてもよい。
鎖状のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso
−ブチル、tert−ブチル等が挙げられる。またアリ
ール基としては、例えば、フェニル基、ビフェニル基、
ナフチル基が挙げられ、これらの基には水酸基、ハロゲ
ン原子、スルホン酸基、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖
状のアルキル基等の置換基が1又は2個以上置換してい
てもよい。なお、置換基としてカルボキシル基を有する
場合には、そのエステルも本発明の有効成分に包含され
る。
ル化合物、トリアゾール化合物、チアジアゾール化合物
等を挙げることができ、ジアゾール化合物及びトリアゾ
ール化合物を好ましく使用できる。
ば3−メチル−5−ピラゾロン、1,3−ジメチル−5
−ピラゾロン、3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾ
ロン、3−フェニル−6−ピラゾロン、3−メチル−1
−(3−スルホフェニル)−5−ピラゾロン等のピラゾ
ロン化合物、ピラゾール、3−メチルピラゾール、1,
4−ジメチルピラゾール、3,5−ジメチルピラゾー
ル、3,5−ジメチル−1−フェニルピラゾール、3−
アミノピラゾール、5−アミノ−3−メチルピラゾー
ル、3−メチルピラゾール−5−カルボン酸、3−メチ
ルピラゾール−5−カルボン酸メチルエステル、3−メ
チルピラゾール−5−カルボン酸エチルエステル、3,
5−メチルピラゾールジカルボン酸等のピラゾール化合
物等を挙げることができる。
えば1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾ
ール、3−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、
3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール、3,5
−ジ−n−ブチル−1,2,4−トリアゾール、3−メ
ルカプト−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−
1,2,4−トリアゾール、4−アミノ−1,2,4−
トリアゾール、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリア
ゾール、5−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−ト
リアゾール、3−アミノ−5−フェニル−1,2,4−
トリアゾールを挙げることができる。
3,5−ジフェニル−1,2,4−トリアゾール、1,
2,4−トリアゾール−3−オン、ウラゾール(3,5
−ジオキシ−1,2,4−トリアゾール)、1,2,4
−トリアゾール−3−カルボン酸、1−ヒドロキシベン
ゾトリアゾール、5−ヒドロキシ−7−メチル−1,
3,8−トリアザインドリジン、1H−ベンゾトリアゾ
ール、4−メチル−1H−ベンゾトリアゾール、5−メ
チル−1H−ベンゾトリアゾール等を挙げることができ
る。
例えば2−アミノ−5−エチル−1,3,4−チアジア
ゾール、5−アミノ−2−メルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チ
アジアゾール、5−t−ブチル−2−メチルアミノ−
1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−5−メチル
−1,3,4−チアジアゾール、2−アミノ−1,3,
4−チアジアゾール等を挙げることができる。
合物、トリアジン化合物、ピリダジン化合物等を挙げる
ことができ、これらの中ではピリダジン化合物が好まし
く使用できる。
1,3−ジアジン、2−アミノ−4,6−ジメチル−
1,3−ジアジン、4,6−ジヒドロキシ−1,3−ジ
アジン、2−メルカプト−1,3−ジアジン、2−アミ
ノ−1,3−ジアジン、2,4−ジヒドロキシ−1,3
−ジアジン等の1,3−ジアジン類、2−アミノ−1,
4−ジアジン、2,3−ジメチル−1,4−ジアジン、
2−メチル−1,4−ジアジン、1,4−ジアジン−2
−カルボン酸、2,3,5−トリメチル−1,4−ジア
ジン等の1,4−ジアジン類等を挙げることができる。
ば3−アミノ−5,6−ジメチル−1,2,4−トリア
ジン、3−ヒドロキシ−5,6−ジフェニル−1,2,
4−トリアジン、ベンゾ−1,2,3−トリアジン−4
(3H)−オン、3−(2−ピリジル)−5,6−ジフ
ェニル−1,2,4−トリアジン等を挙げることができ
る。
を有する物質である、ヒドラジド化合物、アゾール化合
物及びアジン化合物は、1種を単独で又は2種以上を混
合して使用することができ、また例えばヒドラジド化合
物の2種以上を混合して使用してもよい。前記有害物質
除去性能を有する化合物のうち、本発明の水硬性組成物
で好適に使用できる化合物は、アジピン酸ジヒドラジ
ド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン酸ジヒドラジド
3,5−ジメチルピラゾール、3−メチル−5−ピラゾ
ロンあるいは1,2,4トリアゾールである。
和(凝固)反応を行うために水を配合せしめるが、その
配合量は、結合材100重量部に対して、20〜300
重量部がよく、好ましくは100〜200重量部がよ
い。その硬化体の製造は、予め工場で板状等の各種形状
に生産してもよいし、現場で水硬性組成物に水を混合し
て水和・凝固反応を行い製造してもよい。
分、具体的にはセメント等の結合材、骨材、セピロライ
トあるいはパーライト等の物理的吸着性物質、膨張材等
の混和材、保水剤等の混和剤、並びに消臭性成分等の各
種配合成分を均一に混合せしめることが必要であり、そ
のためにコンクリートあるいはモルタル等を形成する際
の通常の手段及び手順が採用でき、これら成分全てを傾
胴ミキサーあるいは強制ミキサー等に投入し攪拌混合す
るのがよい。これら成分を均一に混合する当たっては、
有害物質除去性能を有する物質を均一混合を促進するた
めに加水前に混合するのがよい。
は、同一条件で製造できるので均質の硬化体を効率的に
製造できる。その硬化体の形状としては、板状、ブロッ
ク状あるいはフィルム状等の各種形状の製品を製造する
ことは可能であるが、建築用資材であることから、板状
が好ましい。その大きさは10×10mm〜1000×
1000mm程度の長方形あるいは正方形がよく、板厚
は1〜100mm程度がよい。その利用形態は下地材あ
るいは仕上げ材のいずれでも可能であり、仕上げ材とし
て利用する場合には、染料もしくは顔料、あるいはそれ
以外の装飾成分を配合せしめるのがよい。
には、現場施工の長所を生かすには工場で製造する前記
以外の製造手段を利用するのがよく、それには水硬性組
成物に水を混合してペースト状(モルタル状)にしたも
のを左官工により下地材の上に塗布する施工方法がよ
い。その際の下地材として、各種の下地材が特に制限さ
れることなく使用でき、それには例えば、石膏ボード、
コンクリートあるいはALC板等がある。その利用形態
としては、準下地材あるいは仕上げ材のいずれでも可能
であり、仕上げ材として利用する場合には、顔料等の着
色成分を配合せしめるのがよい。
性硬化体の具体的製造例、並びにそれらを使用した吸着
性能試験及び吸脱着性能試験等について記載するが、本
発明は、これら製造例及び試験例によって何等限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された事項によ
って特定されるものであることはいうまでもない。
7] 〈供試体製造方法〉以下に示す配合量の成分、及び表1
に示す配合量の有害物質除去性能を有するヒドラジド系
化合物であるアジピン酸ジヒドラジドを配合した水硬性
組成物をフロー180±5の範囲になるようにJIS
R 5201(セメントの物理試験方法)に準じて粉体
水比50%で、ホバート社製ミキサー(N−50)によ
り練り混ぜペースト状混合物を調製した。調製後、20
×20×2mmの成形体を成形し、成形後所定の含水率
になるまで養生し供試体を製造した。すなわち、所定の
含水率になるまで20℃、60%R.H.又は90%
R.H.の恒温室にて養生した。
を使用して臭気性成分の吸着試験を実施するために、供
試体中の含水率の調整を実施した。その調整方法は以下
のとおりである。すなわち、所定の含水率になるまで2
0℃、60%R.H.の恒温室にて養生した。また、そ
の結果、得られた供試体中の含水率は表1に示すとおり
である。なお、前記配合量(重量部)は、白色セメント
100重量部に対するものであるが、表1における化学
吸着剤含有量は、結合材(すなわち白色セメント、高炉
スラグ及びドロマイトプラスター)100重量部に対す
るものである。
トアルデヒドガスを使用して行った。その手順は以下の
とおりであり、その概念図を図1に示す。 1)供試体1を1リットルのフッ化ビニル製バック2(デ
ュポン社製)に入れ、入口を熱シールにより閉じた。 2)エアーポンプ3で吸引し、バック2内の空気を完全に
排除する。 3)次いで、アセトアルデヒドを窒素ガス(99.9999%)で濃
度約500ppmに希釈した4実験用標準ガス(日本酸
素社製)をコックよりバック2内の圧力が大気圧よりや
や高くなるまで注入し、その後コックを開き内部の圧力
を大気圧と等しくする。 4)同様に供試体1の入っていないバックもブランクとし
て用意する。 5)ガス検知管6(ガステック社製)を採取器7に接続
し、60時間経過後、コックに検知管6を接続しバック
内のガスを採取し(100ml)、検知管6により濃度
を読みとる。 6)アセトアルデヒドの吸着量はブランクの濃度から供試
体を入れたバック中の吸着残の濃度を引くことにより求
める。
ば、本発明組成物の消臭性物質が配合されている実施例
1ないし4及び比較例7の組成物は、いずれもアセトア
ルデヒドの吸着能が優れていることがわかる。他方、該
消臭性物質が配合されていない比較例の場合には、含水
率の低い比較例1、2の組成物ではアセトアルデヒドの
吸着能は低いが、含水率が高い比較例3ないし6では含
水率の増大に伴ってその吸着能が向上することがわか
る。特に含水率が20%を超えると消臭性成分を含有す
る場合とほぼ同等の吸着能を示すことが理解できる。
アセトアルデヒドガスを使用して行った。その手順は以
下のとおりである。 1)吸着性能試験測定後の供試体1を新しい1リットルの
フッ化ビニル製バックに入れ、入口を熱シールにより閉
じた。 2)吸着性能試験と同様にバック2内の空気を完全に排除
する。 3)次いで、窒素ガス(99.9999%)を充填する。 4)7日後バック内のガス100mlを採取し、ガス検知
管により測定した。 5)測定値より得られたアセトアルデヒド濃度をリリース
量とした。
れば、本発明組成物における消臭性物質が配合されてい
る実施例の場合には、含水率が24%までは、いずれも
アセトアルデヒドのリリース率が低いが含水率が33%
の比較例7のみがリリース率が高いことがわかる。他
方、消臭性物質が配合されていない比較例の場合には、
含水率が22%以上では該物質を配合されていないにも
かかわらず、本発明と同様の高いアセトアルデヒドの吸
着率を示すが、比較例1ないし6のいずれの比較例にお
いても、含水率の高低にかかわわりなくリリース率が高
いことがわかる。
が増加する原因については、本発明者は解明しているわ
けではないが、アルデヒド化合物がいずれも水溶性であ
ること及び消臭性物質を含有しない組成物から形成した
硬化体において、含水率とアセトアルデヒドの吸着率が
ほぼ比例関係にあることから、硬化体中に多量に水が存
在する場合には、水が吸着・脱着反応に何らかの形で関
与しているものと推測している。
組成物は、湿度の低い季節(特に関東地方における冬
場)から高温多湿の季節(北海道を除く日本列島の梅雨
時)までのいずれにおいても、ホルムアルデヒド等の各
種臭気性成分を吸着し、脱着することのない壁材等の形
態を採ることのできる水硬性硬化体を提供することがで
きる優れた効果を奏するものである。
あるいは博物館の建物駆体、駆体構成材、駆体付設材あ
るいは備品等から発生するホルムアルデヒド等の臭気性
有害ガスが絵画等の室内展示物に与える劣化等の悪影響
に対する本発明の組成物及び硬化体の回避能について調
査すべく、保管庫の内壁に本発明の水硬性硬化体等を内
張りして、保管庫内のホルムアルデヒド濃度変化を調査
した。
湿性のある人工木材(主原料ケイ酸カルシウム、商品名
エースライト(株)小野田社製)を内張りした開閉扉の
ある保管庫と、実施例1と同一組成の水硬性組成物から
形成した板状水硬性硬化体を内張りし、その上に更に前
記人工木材を施工した開閉扉のある保管庫を用意した。
また、この保管庫のほかに下地材と水硬性硬化体が直接
接触することの影響の有無を確認するためにコンクリー
ト下地と水硬性硬化体の中間に遮蔽層(ポリマーセメン
トから形成された硬化体)を配置した開閉扉のある保管
庫も用意した。なお、実施例の硬化体中の含水率は3%
であった。
1週間放置した後庫内からガスを採取し、ホルムアルデ
ヒド濃度を測定した。人工木材のみを内張りした比較例
8の保管庫は、ホルムアルデヒド濃度が380ppbで
あった。それに対し、実施例5の保管庫における同濃度
は200ppb未満であり、かつ遮蔽層の存在の有無に
より有意差はなかった。この測定されたホルムアルデヒ
ドはコンクリート下地、内装材及び木材等から発生した
ものである。
硬化体の優れた臭気性物質の吸着能が実用的な構造体に
形成した場合においても生ずることが明らかである。特
に新設した美術館あるいは博物館においては発生するホ
ルムアルデヒド等の臭気性有害ガスが絵画等の室内展示
物に劣化等の悪影響を与えることが問題とされ、竣工後
有害ガス濃度が数ppbに達するまで室内空気の換気、
除湿を強制的に行うことが必要とされており、そのため
に極端な場合には開館できるまでには1年以上の期間を
要するという場合もあるといわれている。本発明はこの
ような場合における有害ガスの濃度低下に大いに貢献す
ることができ、開館までの期間短縮に非常に有益な手段
となる。
ら、一般住宅に比較し着工から完成までの期間が極端に
短く、揮発性有害化合物を有する新建材にて施工される
ことが通常である店舗の新築あるいは改築時において発
生するホルムアルデヒド等の臭気性有害ガスに対する本
発明の水硬性硬化体の吸着能について調査すべく、改装
中の数部屋のうち1室の内壁の一部(約20%)に本発
明の水硬性硬化体(厚さ5mm)を内張りし、他室は市
販の建材にて内張りして改装した。
測定したところ通常通り改装した部屋の濃度は0.2〜
0.8ppmであったが、水硬性硬化体を使用した部屋
の濃度は0.2ppm未満であった。また改装中は、通
常通り改修した部屋では時として目に痛みを伴うことが
あったが、水硬性硬化体を使用した部屋では目に痛みを
伴うことはなかった。
ヒド等の各種のアルデヒドなどの臭気性物質を、天候、
気候、外気温度、室温等に大きく影響されることなく高
性能に吸着することができ、一旦吸着した臭気性物質を
簡単に放出することのない、壁下地材あるいは壁仕上げ
材等の壁材として好適に利用できる水硬性硬化体及び水
硬性硬化体の製造方法を提供することができる優れた効
果を奏する発明である。また、特に竣工後短期間で有害
ガス濃度を低下させる必要のある営業用の建築物(例え
ば、博物館、コンビニ、食料品店あるいは食堂等)の有
害ガス除去に大いに有益な手段となる。
ガスによる吸着性能試験の概要を図示する図。
Claims (6)
- 【請求項1】 水硬性結合材及び該結合材100重量部
に対してヒドラジド化合物、アゾール化合物及びアジン
化合物から選択される少なくとも1種の化合物0.05
〜20重量部を含有する、有害物質を除去する性能を有
する含水率25%以下の水硬性硬化体形成用の水硬性組
成物。 - 【請求項2】 ヒドラジド化合物が、ジヒドラジド化合
物及びポリヒドラジド化合物である請求項1記載の水硬
性組成物。 - 【請求項3】 物理的吸着性物質を水硬性結合材100
重量部に対して1〜100重量部含有する請求項1又は
2記載の水硬性組成物。 - 【請求項4】 水硬性結合材及び該結合材に100重量
部に対してヒドラジド化合物、アゾール化合物及びアジ
ン化合物から選択される少なくとも1種の化合物0.0
5〜20重量部を含有する水硬性組成物を硬化させた有
害物質を除去する性能を有する含水率25%以下の水硬
性硬化体。 - 【請求項5】 物理的吸着性物質を水硬性結合材100
重量部に対して1〜100重量部含有する請求項4記載
の水硬性硬化体。 - 【請求項6】 水硬性結合材及び該結合材100重量部
に対してヒドラジド化合物、アゾール化合物及びアジン
化合物から選択される少なくとも1種の化合物0.05
〜20重量部を含有する水硬性組成物に水を配合して硬
化させる有害物質を除去する性能を有する含水率25%
以下の水硬性硬化体の製造方法。
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1999
- 1999-09-24 JP JP27066599A patent/JP3643271B2/ja not_active Expired - Lifetime
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