JPH1146994A - ホットプレート - Google Patents

ホットプレート

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JPH1146994A
JPH1146994A JP21343997A JP21343997A JPH1146994A JP H1146994 A JPH1146994 A JP H1146994A JP 21343997 A JP21343997 A JP 21343997A JP 21343997 A JP21343997 A JP 21343997A JP H1146994 A JPH1146994 A JP H1146994A
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oil
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plate
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Tadaaki Yamanaka
忠明 山中
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な通路構成により調理中に発生する油煙
を効率よく吸引除去できるようにする。 【解決手段】 プレート本体1を加熱するヒータ2と、
前記プレート本体1の外周および底部を覆う保護枠3と
を備えたホットプレートにおいて、前記保護枠3を、内
外二重壁構造とするとともに、該保護枠3の内部空間
を、油煙を排出する排出手段12とし且つ該排出手段1
2に、油煙を除去する除油煙手段(例えば、フィルター
18)を設けて、焼き肉等の調理中においてプレート本
体1から立ちのぼる油煙を含む空気Wが保護枠3内の内
部空間により構成された排出手段12により排出される
過程において除油煙手段(例えば、フィルター18)に
よって油煙を除去されて油煙を含まないきれいな空気と
なるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、調理中に発生す
る油煙の拡散を低減することができるようにしたホット
プレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食卓でホットプレートを用いて焼き肉調
理等を行う場合、発生した油煙が飛散したり、また上昇
気流とともに室内に拡散して、天井や壁に付着したりす
ることがある。この付着した油煙は、時間が経過すると
こびりついて容易に取れないものである。一般的には、
例えば換気扇を用いて前記油煙が室内にこもることを防
止するようにしている。
【0003】しかしながら、換気扇を用いる方法では、
換気扇とホットプレートとが離れている場合、発生する
油煙の拡散を防ぐには能力的に不足し、特にホットプレ
ートの真上の天井や壁面に油煙がこびりつく。
【0004】そこで、家庭で使用されるホットプレート
から発生する油煙の拡散を防止するために、プレート本
体から発生する油煙をプレート本体の外周側から下方に
吸引してプレート本体の外周から吹き出すようにし、そ
の途中において油煙を除去するようにしたものが提案さ
れている(特開平8−299195号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
の場合、プレート本体から発生する油煙を外周側からプ
レート本体の下方を介してプレート本体の外周側へ循環
させるための通路を形成する必要があり、構造的に複雑
化する。
【0006】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、簡単な通路構成により調理中に発生する油煙を効
率よく吸引除去できるようにすることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の第1の基本構
成(請求項1の発明)では、上記課題を解決するための
手段として、プレート本体を加熱するヒータと、前記プ
レート本体の外周および底部を覆う保護枠とを備えたホ
ットプレートにおいて、前記保護枠を、内外二重壁構造
とするとともに、該保護枠の内部空間を、油煙を排出す
る排出手段とし且つ該排出手段に、油煙を除去する除油
煙手段を設けている。
【0008】上記のように構成したことにより、焼き肉
等の調理中においてプレート本体から立ちのぼる油煙を
含む空気が保護枠内の内部空間により構成された排出手
段により排出される過程において除油煙手段によって油
煙を除去されて油煙を含まないきれいな空気となる。従
って、室内への油煙の拡散が効果的に抑制されることと
なる。しかも、保護枠の内部空間を排出手段として利用
するようにしているため、油煙排出のための通路を特別
に形成する必要がなく、簡単な構造で効率良く油煙の拡
散を防止することができる。
【0009】本願発明の第2の基本構成(請求項2の発
明)では、上記課題を解決するための手段として、プレ
ート本体を加熱するヒータと、前記プレート本体の外周
および底部を覆う保護枠と、該保護枠と前記プレート本
体との間に介設される遮熱板とを備えたホットプレート
において、前記保護枠と前記遮熱板との間の空間を、油
煙を排出する排出手段とし且つ該排出手段に、油煙を除
去する除油煙手段を設けている。
【0010】上記のように構成したことにより、焼き肉
等の調理中においてプレート本体から立ちのぼる油煙を
含む空気が保護枠と遮熱板との間の空間により構成され
た排出手段により排出される過程において除油煙手段に
よって油煙を除去されて油煙を含まないきれいな空気と
なる。従って、室内への油煙の拡散が効果的に抑制され
ることとなる。しかも、保護枠と遮熱板との間の空間を
排出手段として利用するようにしているため、油煙排出
のための通路を特別に形成する必要がなく、簡単な構造
で効率良く油煙の拡散を防止することができる。
【0011】請求項3の発明におけるように、前記プレ
ート本体に、その一部を貫通する吸引口を形成し且つ該
吸引口から前記保護枠の内部空間に至る第2の排出手段
を設けるとともに、前記吸引口には、前記プレート本体
の内底面より上方に位置する吸込口を有する吸煙ドーム
を設けた場合、焼き肉等の調理中においてプレート本体
から立ちのぼる油煙を含む空気が吸煙ドームの吸込口か
ら吸い込まれ、第2の排出手段を介して保護枠の内部空
間により形成された排出手段に導かれ、該排出手段によ
り排出される過程において除油煙手段によって油煙を除
去されて油煙を含まないきれいな空気となるところか
ら、プレート本体から発生する油煙の拡散防止がより一
層確実となるし、吸煙ドームにおける吸込口を、プレー
ト本体の底面より上方に位置させるようにしているた
め、プレート本体から立ちのぼる油煙を含む空気が効率
よく吸い込まれ、それと相俟ってプレート本体上の油等
が吸引口からプレート本体下方のホットプレート内部に
侵入することも吸煙ドームにより閉塞されることにより
防止できる。この場合において、請求項4の発明におけ
るように、前記第2の排出手段に、油煙を除去する除油
煙手段を設ければ、第2の排出手段を通過する過程でも
油煙の除去が行えることとなり、油煙の拡散防止がさら
に確実となる。
【0012】請求項5の発明におけるように、前記除油
煙手段として、除油煙作用を有する触媒を用いた場合、
除油煙効果を持続させることができるところから、取り
換える必要がなくなる。この場合において、請求項6の
発明におけるように、前記触媒を、前記プレート本体を
加熱するヒータにより活性化させるようにすれば、特別
な活性化手段を設ける必要がなく、ヒータの熱を活性化
のために有効に利用することができる。
【0013】請求項7の発明におけるように、前記除油
煙手段として、除油煙作用を有するフィルターを用いた
場合、交換により除油煙効果を継続させることができる
とともに、コストダウンを図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0015】第1の実施の形態(請求項1、7に対応) 図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかるホット
プレートが示されている。
【0016】このホットプレートは、熱良導体(例え
ば、アルミ合金等)からなる皿状のプレート本体1と、
該プレート本体1を加熱するためのヒータ(例えば、電
気ヒータ)2と、前記プレート本体1の外周および底部
を覆う熱不良導体(例えば、合成樹脂等)からなる保護
枠3と、該保護枠3と前記プレート本体1との間に介設
された遮熱板4とを備えて構成されている。
【0017】前記プレート本体1の内底面は、多数平行
に並ぶ凹溝5,5・・を有する波形形状とされており、
焼き肉等の調理物Mから出る油が前記凹溝5,5・・内
に溜まるようになっている。
【0018】前記プレート本体1は、前記ヒータ2上に
取り外し自在に載置されるものとされており、該ヒータ
2は、前記遮熱板4の上面に対して支持具6,6・・を
介して支持されている。また、該遮熱板4は、前記保護
枠3の内底面に対して所定の空間を隔てた状態で取付具
7を介して固定されている。該取付具7は、前記保護枠
3に対してビス8により固定される下部取付具7aと、
前記遮熱板4に対してビス9により固定される上部取付
具7bとによって構成されている。
【0019】前記保護枠3は、前記プレート本体1の外
周および底部を覆う内ケース10と、該内ケース10の
上端縁(具体的には、内ケース10の上端縁に一体形成
された外向き鍔部10a)に対して溶着等により結合さ
れる外ケース11とからなる内部空間12を有する二重
壁構造とされている。
【0020】なお、この保護枠3の上端開口縁3aは、
前記プレート本体1の上端開口縁1aより上方に位置せ
しめられている。このようにすると、調理中においてユ
ーザが熱いプレート本体1に触れにくくなり、安全性が
向上するとともに、油等の周辺への飛び散りも防止する
ことができる。
【0021】そして、前記内ケース10の上部において
前記プレート本体1の上端開口縁1aより上方となる位
置には、調理中においてプレート本体1から立ちのぼる
油煙を含む空気Wを吸引する多数の吸引口13,13・
・が形成されるとともに、前記外ケース11における底
部11aの中央部には、前記吸引口13,13・・から
吸引され、前記保護枠3の内部空間12を通った油煙を
含む空気Wを排出するための排出口14が形成されてお
り、該排出口14に対向してファン15を内蔵したファ
ンボックス16が設けられている。この場合、ファン1
5として軸流ファンが用いられている。符号17はファ
ンボックス16の排気口、20はファンモータである。
つまり、本実施の形態においては、保護枠3の内部空間
12が油煙を含排出するための排出手段を構成すること
となっているのである。
【0022】前記排出口14には、除油煙手段として作
用するフィルター18が着脱自在に配設されている。該
フィルター18の材質としては、例えば帯電不織布、濾
紙、吸着剤、油付着材等を用いることができるが、帯電
不織布が最も好ましい。その理由は、帯電不織布の場
合、ファン15による吸引量を増大させても圧力損失が
増大しないので、小型で除油煙効率の高いものが得られ
るからである。符号19はフィルター18を着脱する際
に把持されるツマミである。
【0023】上記のように構成されたホットプレートを
用いて焼き肉等を調理すると、プレート本体1から立ち
のぼる油煙を含む空気Wが保護枠3の吸引口13,13
・・から吸い込まれ、保護枠3の内部空間12を通って
排出される過程においてフィルター18によって油煙を
除去されて油煙を含まないきれいな空気となる。従っ
て、室内への油煙の拡散が抑制されることとなる。しか
も、保護枠3の内部空間12を排出手段として利用する
ようにしているため、油煙排出のための通路を特別に形
成する必要がなく、簡単な構造で効率良く油煙の拡散を
防止することができる。なお、前記フィルター18は、
油煙を吸着することにより目詰まりを起こすので、1回
の調理毎に新しいものに交換するのが望ましい。
【0024】第2の実施の形態(請求項1、7に対応) 図2には、本願発明の第2の実施の形態にかかるホット
プレートが示されている。
【0025】この場合、ファン15として遠心ファンが
用いられており、該ファン15は、保護枠3の内部空間
12の底部側に配設されている。従って、吸引口13,
13・・から吸引された油煙を含む空気Wは、外ケース
11の側壁11bに形成された多数の排出口14,14
・・から排出されることとなっている。また、本実施の
形態においては、排出手段を構成する内部空間12にお
いて吸引口13,13・・の近傍にフィルター18が配
設されている。このように構成すると、ファン15とし
て大径の遠心ファンを用いることができるため、油煙を
含む空気Wを吸引する力を大きくすることが可能とな
り、油煙吸引効率が向上する。その他の構成および作用
効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省
略する。
【0026】第3の実施の形態(請求項1、3〜7に対
応) 図3および図4には、本願発明の第3の実施の形態にか
かるホットプレートが示されている。
【0027】この場合、プレート本体1の中央部には、
当該部位を貫通して開口した第2の吸引口21が形成さ
れており、該第2の吸引口21は、後述する第2の排出
手段22の入口を構成することとなっている。
【0028】前記第2の排出手段22は、前記吸引口2
1から前記外ケース11の底部11aに形成された排出
口14に至る間に形成された排出通路23と、該排出通
路23の出口となるファンボックス16内に配設された
ファン15とにより構成されており、前記排出通路23
は、前記吸引口4から前記内ケース10の底部10bに
形成された開口31に至る間に遮熱板4を貫通して鉛直
に配設されたに配管24内の通路とされている。
【0029】前記配管24内において前記第2の吸引口
21に近い位置には、除油煙手段として作用する触媒2
5が配設されている。該触媒25としては、前記配管2
4内に嵌挿され得る形状(例えば、円盤状)のハニカム
担体に白金およびパラジウムを担持させてなる白金/パ
ラジウム系触媒が用いられる。該触媒25は、熱により
活性化されるものであり、上記したように配管24内に
おいて第2の吸引口21に近い位置に配設すれば、ヒー
タ2の熱により活性化させることができる。従って、特
別な活性化手段を設ける必要がなく、ヒータ2の熱を活
性化のために有効に利用することができる。しかも、除
油煙効果を持続させることができるところから、長期間
取り換える必要がなくなる。
【0030】そして、前記第2の吸引口21には、前記
プレート本体1の底面より上方に位置する多数の吸込口
26,26・・を有する吸煙ドーム27が取り外し自在
に設けられている。該吸煙ドーム27は、有頂円筒体か
らなっており、前記第2の吸引口21の口縁に形成され
た隆起段部28に対して嵌挿されることとなっている。
従って、嵌挿状態においてはプレート本体1上の油等が
第2の吸引口21へ侵入できない構造となっている。ま
た、前記吸込口26,26・・は、前記吸煙ドーム27
の側周壁において前記プレート本体1の底面から所定距
離だけ上方に位置して周方向等間隔で形成されたスリッ
トとされており、プレート本体1から立ちのぼる油煙を
含む空気Wが吸込口26,26・・から吸い込まれ易く
なっている。なお、前記吸込口26,26・・は、前記
プレート本体1の上端開口縁1aより上方に位置するよ
うに形成されるのが望ましい。このようにする理由は、
ギョウザ等を調理する時に、プレート本体1内底面に水
等を入れた場合に吸込口26,26・・から水があふれ
出るのを防止するためである。
【0031】さらに、本実施の形態の場合、前記プレー
ト本体1の内底面には、図3および図4に示すように、
前記第2の吸引口21の口縁を中心とする多数の放射状
リブ29,29・・が一体に形成されており、該放射状
リブ29,29・・相互間には、前記第2の吸引口21
の口縁に向かって下り勾配の傾斜溝30,30・・が形
成されている。該傾斜溝30,30・・は、焼き肉等の
調理物Mから出る油Fを中心方向に導く作用を有してお
り、本実施の形態の場合、前記放射状リブ29,29・
・の上面を水平とし且つ傾斜溝30,30・・の底面を
下り勾配とすることにより周縁部が浅く中心部が深くな
るように形成されている。なお、前記放射状リブ29,
29・・および傾斜溝30,30・・は、両者が前記第
2の吸引口21の口縁に向かって平行状態で傾斜し、傾
斜溝30,30・・の深さが周縁部から中心部にかけて
同じとなるように構成してもよい。
【0032】その他の構成は、第1の実施の形態におけ
ると同様なので説明を省略する。
【0033】上記のように構成されたホットプレートを
用いて焼き肉等を調理すると、プレート本体1から立ち
のぼる油煙を含む空気Wが、保護枠3の吸引口13,1
3・・から吸い込まれ、保護枠3の内部空間12を通っ
て排出される過程においてフィルター18によって油煙
を除去されて油煙を含まないきれいな空気となるととも
に、吸煙ドーム27の吸込口26,26・・から吸い込
まれた油煙を含む空気Wも、第2の排出手段22により
排出される過程において触媒25によって油煙を除去さ
れて油煙を含まないきれいな空気となった後、前記内部
空間12に至る。従って、吸引口13,13・・と吸煙
ドーム27の吸込口26,26・・との両方から油煙の
排出除去が行えることとなり、室内への油煙の拡散がよ
り一層抑制されることとなる。しかも、吸煙ドーム27
における吸込口26,26・・は、プレート本体1の底
面より所定距離だけ上方に位置しているため、プレート
本体1から立ちのぼる油煙を含む空気が効率よく吸い込
まれる。特に、本実施の形態におけるように、プレート
本体1の内底面に放射状リブ29,29・・と傾斜溝3
0,30・・とを形成すれば、焼き肉等の調理物Mから
でる油Fが傾斜溝30,30・・に誘導されて中心部
(即ち、吸煙ドーム27の周囲)に集まり、そこから油
煙として立ちのぼることとなり、吸煙ドーム27の吸込
口26,26・・からの油煙吸込効率がさらに向上す
る。
【0034】また、第2の排出手段22の入口となる第
2の吸引口21が吸煙ドーム27により閉塞される構成
となるため、プレート本体1上の油等が第2の吸引口2
1へ侵入するということがなくなり、プレート本体1の
下方のホットプレート内部を汚すということがなくな
る。
【0035】また、前記吸煙ドーム27は取り外し自在
とされているので、汚れ易い吸煙ドーム27を取り外し
て丸洗いすることができ、衛生上好ましい。
【0036】第4の実施の形態(請求項1、2、5、6
に対応) 図5には、本願発明の第4の実施の形態にかかるホット
プレートが示されている。
【0037】この場合、保護枠3は1枚板で構成されて
おり、その上端開口縁3aはプレート本体1の上端開口
縁1aより上方に位置されている。そして、前記保護枠
3と遮熱板4との間の空間が油煙を排出する排出手段3
4とされている。また、前記排出手段34の出口である
排出口35は保護枠3の底部中央に形成されており、該
排出口35には、排出空気Wに含まれる油煙を除去する
除油煙手段として作用する触媒25が、耐熱合成樹脂
(例えば、フェノール樹脂)からなる触媒受け32を介
して配設されている。該触媒25は、第3の実施の形態
において使用されたものと同様の構造(即ち、ハニカム
担体に白金およびパラジウムを担持させた白金/パラジ
ウム系触媒)とされている。さらに、前記遮熱板4の中
央部には、前記触媒25の上面に圧接される熱伝導部3
3が一体に形成されている。該熱伝導部33は、ヒータ
2により加熱された遮熱板4の熱を触媒25へ伝達する
ことにより触媒25を活性化する作用をなす。つまり、
この触媒25はヒータ2により活性化されることとなっ
ているのである。上記のように構成したことにより、焼
き肉等の調理中にプレート本体1から立ちのぼる油煙を
含む空気Wは、保護枠3と遮熱板4との間の空間により
形成された排出手段34により排出される過程において
触媒25により油煙を除去されてきれいな空気となる。
従って、室内への油煙の拡散が抑制されることとなる。
しかも、触媒25はヒータ2により活性化されることと
なっているため、特別な加熱手段を必要とせず、ヒータ
2の熱を有効に利用できる。しかも、触媒25の除油煙
効果を持続させることができるところから、長期間取り
換える必要がなくなる。その他の構成および作用効果
は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略
する。
【0038】第5の実施の形態(請求項1、5、6に対
応) 図6ないし図8には、本願発明の第5の実施の形態にか
かるホットプレートが示されている。
【0039】この場合、プレート本体1の中央部には、
有頂円筒形状の吸煙ドーム36が一体に形成されてお
り、該吸煙ドーム36の側壁には、前記プレート本体1
の内底面から所定距離だけ上方であってプレート本体1
の上端開口縁1aより上方に位置して吸引口13,13
・・が形成されている。このようにすれば、前記プレー
ト本体1から立ちのぼる油煙を含む空気Wを吸引口1
3,13・・から容易に吸い込むことができる。なお、
前記吸引口13,13・・を、前記プレート本体1の上
端開口縁1aより上方に位置するように形成したことに
より、ギョウザ等を調理する時に、プレート本体1内底
面に水等を入れた場合にも吸引口13,13・・から水
があふれ出るということがなくなる。
【0040】そして、前記吸煙ドーム36の下端開口3
7から垂直に延びて排出手段を構成する保護枠内部空間
12に連通する連通路38が設けられており、該連通路
38において前記吸煙ドーム36の下端開口37に近い
位置には、除油煙手段として作用する触媒25が配設さ
れている。該触媒25としては、前記連通路38内に嵌
挿され得る形状(例えば、円盤状)のハニカム担体に白
金およびパラジウムを担持させてなる白金/パラジウム
系触媒が用いられる。該触媒25は、熱により活性化さ
れるものであり、上記したように連通路38内において
前記吸煙ドーム36の下端開口37に近い位置に配設す
れば、ヒータ2の熱により活性化させることができる。
従って、特別な活性化手段を設ける必要がなく、ヒータ
2の熱を活性化のために有効に利用することができる。
しかも、除油煙効果を持続させることができるところか
ら、長期間取り換える必要がなくなる。
【0041】また、ファン15としては、前記連通路3
8の出口38aに対向配置された遠心ファンが採用され
ており、該遠心ファン15は、前記保護枠3の一部を外
方に突出して形成された操作部39内に配置されたファ
ンモータ20によりベルト駆動されることとなってい
る。符号40,41はプーリ、42はベルトである。な
お、前記内部空間12には、仕切板43により区画され
たモータ室44が形成されており、該モータ室44内に
は、前記ファンモータ20および温度調節レバー46に
より操作される温度調節器45等が配設されている。こ
のようにすると、排出手段を構成する内部空間12を通
る高温の排出空気Wからファンモータ20が隔離される
こととなり、ファンモータ20が過熱することがなくな
る。
【0042】さらに、本実施の形態においては、排出口
14は、前記操作部39の上面に形成されている。つま
り、プレート本体1において発生した油煙を含む空気W
は、吸煙ドーム36の吸引口13,13・・から吸い込
まれ、連通路38および排出手段を構成する内部空間1
2を通って排出口14から排出される過程において触媒
12により油煙が除去されたきれいな空気となるのであ
る。
【0043】上記のように構成すると、排出空気Wを操
作部39に形成した排出口14から排出する一方向排出
となるため、図8に示すように、ホットプレートをテー
ブルT上に載置して使用する場合、操作部39をコーナ
部に向けることにより、テーブルTを囲む人H,H・・
に排出空気Wが当たらないようにすることができ、暑い
思いをすることがなくなる。
【0044】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0045】第6の実施の形態(請求項1、5、6に対
応) 図9および図10には、本願発明の第6の実施の形態に
かかるホットプレートが示されている。
【0046】この場合、波形形状のプレート本体1の中
央部において凹溝5,5・・に吸引口13,13・・が
形成されている。そして、プレート本体1の下面におい
て前記吸引口13,13・・を囲む位置から垂直に延び
て排出手段を構成する保護枠内部空間12に連通する連
通路38が設けられており、該連通路38には、前記吸
引口13,13・・から落下する油等を受け止める受け
皿47と、該受け皿47の下方に位置して除油煙手段と
して作用する触媒25とが配設されている。該触媒25
としては、前記連通路38内に嵌挿され得る形状(例え
ば、円盤状)のハニカム担体に白金およびパラジウムを
担持させてなる白金/パラジウム系触媒が用いられる。
該触媒25は、熱により活性化されるものであり、ヒー
タ2の熱により活性化されることとなっている。従っ
て、特別な活性化手段を設ける必要がなく、ヒータ2の
熱を活性化のために有効に利用することができる。しか
も、除油煙効果を持続させることができるところから、
長期間取り換える必要がなくなる。
【0047】また、ファン15としては、前記連通路3
8の出口38aに対向配置された遠心ファンが採用され
ており、該遠心ファン15は、前記保護枠3の一部を外
方に突出して形成された操作部39内に配置されたファ
ンモータ20によりベルト駆動されることとなってい
る。符号40,41はプーリ、42はベルトである。な
お、前記内部空間12には、仕切板43により区画され
たモータ室44が形成されており、該モータ室44内に
は、前記ファンモータ20および温度調節レバー46に
より操作される温度調節器45等が配設されている。こ
のようにすると、排出手段を構成する内部空間12を通
る高温の排出空気Wからファンモータ20が隔離される
こととなり、ファンモータ20が過熱することがなくな
る。
【0048】さらに、本実施の形態においては、保護枠
3を構成する内ケース10の上部であってプレート本体
1の上端開口縁1aより上方位置に多数の排出口14,
14・・が形成されている。つまり、プレート本体1に
おいて発生した油煙を含む空気Wは、吸引口13,13
・・から吸い込まれ、連通路38および排出手段を構成
する内部空間12を通って排出口14,14・・から排
出される過程において触媒12により油煙が除去された
きれいな空気となるのである。
【0049】上記したように、吸引口13,13・・か
ら吸い込まれた油煙を含む空気Wは、きれいな空気Wと
なって排出口14,14・・からプレート本体1の上方
に向けて排出されることとなっているため、排出空気W
がホットプレートの外方へ広がることがなく、ユーザが
暑い思いをすることがなくなる。
【0050】その他の構成および作用効果は、第1の実
施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0051】
【発明の効果】本願発明の第1の基本構成(請求項1の
発明)によれば、プレート本体を加熱するヒータと、前
記プレート本体の外周および底部を覆う保護枠とを備え
たホットプレートにおいて、前記保護枠を、内外二重壁
構造とするとともに、該保護枠の内部空間を、油煙を排
出する排出手段とし且つ該排出手段に、油煙を除去する
除油煙手段を設けて、焼き肉等の調理中においてプレー
ト本体から立ちのぼる油煙を含む空気が保護枠内の内部
空間により構成された排出手段により排出される過程に
おいて除油煙手段によって油煙を除去されて油煙を含ま
ないきれいな空気となるようにしたので、保護枠の内部
空間を排出手段として利用するという簡単な構成によ
り、室内への油煙の拡散を抑制することができるという
優れた効果がある。
【0052】本願発明の第2の基本構成(請求項2の発
明)によれば、プレート本体を加熱するヒータと、前記
プレート本体の外周および底部を覆う保護枠と、該保護
枠と前記プレート本体との間に介設される遮熱板とを備
えたホットプレートにおいて、前記保護枠と前記遮熱板
との間の空間を、油煙を排出する排出手段とし且つ該排
出手段に、油煙を除去する除油煙手段を設けて、焼き肉
等の調理中においてプレート本体から立ちのぼる油煙を
含む空気が保護枠と遮熱板との間の空間により構成され
た排出手段により排出される過程において除油煙手段に
よって油煙を除去されて油煙を含まないきれいな空気と
なるようにしたので、保護枠と遮熱板との間の空間を排
出手段として利用するという簡単な構成により、室内へ
の油煙の拡散を抑制することができるという優れた効果
がある。
【0053】請求項3の発明におけるように、前記プレ
ート本体に、その一部を貫通する吸引口を形成し且つ該
吸引口から前記保護枠の内部空間に至る第2の排出手段
を設けるとともに、前記吸引口には、前記プレート本体
の内底面より上方に位置する吸込口を有する吸煙ドーム
を設けた場合、焼き肉等の調理中においてプレート本体
から立ちのぼる油煙を含む空気が吸煙ドームの吸込口か
ら吸い込まれ、第2の排出手段を介して保護枠の内部空
間により形成された排出手段に導かれ、該排出手段によ
り排出される過程において除油煙手段によって油煙を除
去されて油煙を含まないきれいな空気となるところか
ら、プレート本体から発生する油煙の拡散防止がより一
層確実となるし、吸煙ドームにおける吸込口を、プレー
ト本体の底面より所定距離だけ上方に位置させるように
しているため、プレート本体から立ちのぼる油煙を含む
空気が効率よく吸い込まれ、それと相俟ってプレート本
体上の油等が吸引口からプレート本体下方のホットプレ
ート内部に侵入することも吸煙ドームにより閉塞される
ことにより防止できる。この場合において、請求項4の
発明におけるように、前記第2の排出手段に、排出空気
に含まれる油煙を除去する除油煙手段を設ければ、第2
の排出手段を通過する過程でも油煙の除去が行えること
となり、油煙の拡散防止がさらに確実となる。
【0054】請求項5の発明におけるように、前記除油
煙手段として、除油煙作用を有する触媒を用いた場合、
除油煙効果を持続させることができるところから、長期
間取り換える必要がなくなる。この場合において、請求
項6の発明におけるように、前記触媒を、前記プレート
本体を加熱するヒータにより活性化させるようにすれ
ば、特別な活性化手段を設ける必要がなく、ヒータの熱
を活性化のために有効に利用することができる。
【0055】請求項7の発明におけるように、前記除油
煙手段として、除油煙作用を有するフィルターを用いた
場合、交換により除油煙効果を継続させることができる
とともに、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかるホットプ
レートの縦断面図である。
【図2】本願発明の第2の実施の形態にかかるホットプ
レートの縦断面図である。
【図3】本願発明の第3の実施の形態にかかるホットプ
レートの縦断面図である。
【図4】本願発明の第3の実施の形態にかかるホットプ
レートにおけるプレート本体の平面図である。
【図5】本願発明の第4の実施の形態にかかるホットプ
レートの縦断面図である。
【図6】本願発明の第5の実施の形態にかかるホットプ
レートの縦断面図である。
【図7】本願発明の第5の実施の形態にかかるホットプ
レートの斜視図である。
【図8】本願発明の第5の実施の形態にかかるホットプ
レートの使用状態を示す平面図である。
【図9】本願発明の第6の実施の形態にかかるホットプ
レートの縦断面図である。
【図10】本願発明の第6の実施の形態にかかるホット
プレートにおけるプレート本体の平面図である。
【符号の説明】
1はプレート本体、2はヒータ、3は保護枠、4は遮熱
板、12は排出手段(内部空間)、13は吸引口、15
はファン、18は除油煙手段(フィルター)、21は第
2の吸引口、22は第2の排出手段、25は除油煙手段
(触媒)、26は吸込口、27は吸煙ドーム、33は熱
伝導部、34は排出手段(空間)、35は排出口。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート本体を加熱するヒータと、前記
    プレート本体の外周および底部を覆う保護枠とを備えた
    ホットプレートであって、前記保護枠を、内外二重壁構
    造とするとともに、該保護枠の内部空間を、油煙を排出
    する排出手段とし且つ該排出手段には、油煙を除去する
    除油煙手段を設けたことを特徴とするホットプレート。
  2. 【請求項2】 プレート本体を加熱するヒータと、前記
    プレート本体の外周および底部を覆う保護枠と、該保護
    枠と前記プレート本体との間に介設される遮熱板とを備
    えたホットプレートであって、前記保護枠と前記遮熱板
    との間の空間を、油煙を排出する排出手段とし且つ該排
    出手段には、油煙を除去する除油煙手段を設けたことを
    特徴とするホットプレート。
  3. 【請求項3】 前記プレート本体には、その一部を貫通
    する吸引口を形成し且つ該吸引口から前記保護枠の内部
    空間に至る第2の排出手段を設けるとともに、前記吸引
    口には、前記プレート本体の内底面より上方に位置する
    吸込口を有する吸煙ドームを設けたことを特徴とする前
    記請求項1記載のホットプレート。
  4. 【請求項4】 前記第2の排出手段には、油煙を除去す
    る除油煙手段を設けたことを特徴とする前記請求項3記
    載のホットプレート。
  5. 【請求項5】 前記除油煙手段として、除油煙作用を有
    する触媒を用いたことを特徴とする前記請求項1ないし
    請求項4のいずれか一項記載のホットプレート。
  6. 【請求項6】 前記触媒は、前記プレート本体を加熱す
    るヒータにより活性化されることを特徴とする前記請求
    項5記載のホットプレート。
  7. 【請求項7】 前記除油煙手段として、除油煙作用を有
    するフィルターを用いたことを特徴とする前記請求項1
    ないし請求項6のいずれか一項記載のホットプレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800007763A1 (it) * 2018-08-02 2020-02-02 Franco Fiorani Unita' per l'aspirazione dei fumi e vapori prodotti durante le operazioni di cottura di cibi e pietanze
JP2020536212A (ja) * 2017-10-06 2020-12-10 ブルックバウアー ヴィルヘルム 蒸気排出装置

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