JP3675013B2 - ホットプレート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は調理中に発生する油煙の拡散を低減するホットプレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の技術について図12に基づいて説明する。1はプレート、2はプレート1を加熱するための加熱手段であるヒータ、3は外装カバーである。
【0003】
以上の構成で、ヒータ2によりプレート1を加熱し、プレート1上に肉等の食材を置いて焼く。この時、肉等から出る油や調理前にプレートに塗る油などが、プレート上で焼けて大量の油煙が発生し、飛散したり、上昇気流とともに室内に拡散していき、天井や壁を汚していた。これを防止するために、一般には主に換気扇を用いて油煙を屋外に排出していた。
【0004】
また業務用の技術として、食卓テーブルとホットプレートが一体となり、プレートの上部または下部から油煙を吸引し、屋外に排出するものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成のホットプレートには、油煙が室内に拡散するのを防止する機能そのものが備わっていなかった。また、換気扇を用いたとしても換気扇とホットプレートとの距離の関係や換気扇の能力の問題などから、使う場所の制約を受けやすい一方、油煙を屋外へ排出するのに時間がかかったり、室内自体に油煙がいったん拡散することを防ぐことは、その性質上非常に困難であった。
【0006】
また業務用の技術は装置としても大型であり、ダクト工事などが必要なことや高価なこともあって一般的な家庭で用いることは難しかった。
【0007】
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決しようとするもので、油煙が室内に拡散するのを防止するだけでなく、工事などが不要で、安価で、しかもコンパクトな大きさで使いやすく、使う場所の制約をうけにくい家庭用のホットプレートを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の一つの手段は、プレートと、前記プレートを加熱する加熱手段と、前記プレートの略中央に設けられた穴からなる吸気口と、前記吸気口の下方に配され前記プレート上で発生する油煙を前記吸気口から吸引する吸気手段と、前記吸気手段の吸気側に配設され吸引した油煙を除去するフィルタと、前記プレート上部に設けられ前記プレートの略中心に向けて空気を吹き出す空気吹き出し口と、前記吸気手段からの排気空気の一部を機体外へ排出する排気口と、前記吸気手段からの排気空気の内前記排気口から排出されなかった残りの排気空気を前記空気吹き出し口に導く送風路を設けた構成のホットプレートとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、プレートと、前記プレートを加熱する加熱手段と、前記プレートの略中央に設けられた穴からなる吸気口と、前記プレート上で発生する油煙を前記吸気口から吸引する吸気手段と、前記吸気口の下方に配され前記吸気手段の吸気側に配設され吸引した油煙を除去するフィルタと、前記プレート上部に設けられ前記プレートの略中心に向けて空気を吹き出す空気吹き出し口と、前記吸気手段からの排気空気の一部を機体外へ排出する排気口と、前記吸気手段からの排気空気の内前記排気口から排出されなかった残りの排気空気を前記空気吹き出し口に導く送風路を設けたホットプレートとしたもので、油煙を吸気口から確実に吸引し、それをフィルタで除油煙することができるものである。
【0010】
請求項2記載の発明は、吸気手段はモータと遠心ファンからなると共に、モータを遠心ファンの下側に配設し、遠心ファンからの排気空気が直接モータに当たらないようにしたホットプレートとしたもので、高温と油付着からモータを守ることができ、モータの損傷や発火を防いだり、耐久時間を長くすることができるものである。
【0011】
請求項3記載の発明は、フィルタ径をプレートに設けられた吸気口径より大きくすると共に、吸気口とフィルタ外周部とを連結する拡大管を設けたホットプレートとしたもので、吸気口を適当な大きさにして使いやすい調理面積を確保できる一方、フィルタ面積を大きく取れるので油煙の除去能力を高めることができるホットプレートを実現するものである。
【0012】
請求項4記載の発明は、フィルタを遠心ファンの入口近傍に配設すると共に、フィルタ径と遠心ファンの入口径とを略同一にし、フィルタ径をプレートに設けられた吸気口径より大きくすると共に、吸気口とフィルタ外周部とを連結する拡大管を設けたホットプレートとしたもので、拡大管の広がり角を小さくできるので、拡大管における流体損失を最小限に止めることができ、油煙の除去能力を最大限に大きくすることができる。
【0013】
請求項5記載の発明は、機体を構成する外装カバーは上側の外装カバーと下側の外装カバーからなり、これらは互いに着脱自在であるホットプレートとしたもので、外装カバーの加工が容易になり、またプレートが取り外しやすくできる。
【0014】
請求項記載の発明は、プレートに設けられた吸気口の周囲にリング状の突起を設けたホットプレートとしているので、油や水が吸気口から落ちてフィルタをが汚れてしまうのを防ぐことができ、フィルタを長持ちさせることができる。
【0015】
請求項記載の発明は、プレートに設けられた吸気口に蓋状部材を設けると共に、この蓋状部材に開口部を設けたホットプレートとしているので、食材等が吸気口の中へ落ちることがない。
【0016】
請求項記載の発明は、プレートに設けられた吸気口に蓋状部材を設けると共に、この蓋状部材に開口部を設け、前記吸気口の周囲にリング状の突起を設けた構成のホットプレートとしているので、吸い込み空気によるプレートの表面温度の低下を防ぐとともに吹き出し空気を効率よく吸引することができる。以下にその発明の実施の形態について添付図面を参照しつつ説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1において、4はプレート、5はプレート4を加熱するための加熱手段、6はプレート4の略中央に設けられた穴からなる吸気口、7はプレート4上で発生する油煙を吸引する吸気手段、8は吸気手段7の吸気側に配設され吸引した油煙を除去するフィルタ、9はプレート4の外側上部に設けられプレート4の略中心に向けて空気を吹き出す空気吹き出し口、10は吸気手段7からの排気空気11を空気吹き出し口9に導く送風路、12は排気空気11の一部を機体外へ排出する排気口、13は吹き出し空気、14は吸い込み空気、15は油煙である。
【0018】
以下本実施の形態の動作について説明する。加熱手段5に通電すると、プレート4が加熱される。これにより、プレート4上に置かれた肉等の食材は加熱調理されるが、その際に食材から出てくる油や調理前にプレート4に塗った油も加熱され、油煙15が発生する。一方、吸気手段7によって吸引された吸い込み空気14は、吸気手段7から排出され、排気空気11となってその一部が排気口12を通って機体外へ排出される。排出されなかった残りの排気空気は送風路10を通って、空気吹き出し口9へ導かれ、そこからプレート4の略中心に向けて吹き出される。
【0019】
このとき、排気口12によって排気空気11の一部が機体外へ排出されるため、吹き出し空気13は吸い込み空気14より風量が小さくなる。このため、吹き出された吹き出し空気13は、プレート4から発生する油煙15をプレート4の中心方向へ流す作用をする。中心方向へ流された油煙15は、吹き出し空気13およびプレート4の上空にある空気とともに、吸い込み空気14に巻き込まれながら吸気口6から吸引され、フィルタ8で除去される。
【0020】
ただし、もしここで、吸い込み空気14よりも吹き出し空気13の方が風量が大きければ、吹き出し空気13はプレート4の中央付近でお互いにぶつかりあい、吹き出し空気13の一部は吸気口6から吸引されずに、プレート4の上空へ油煙を巻き込みながら上昇して行ってしまうことになる。即ち、排気空気11の一部を排気口12から機体外へ排出するので、吹き出し空気13より吸い込み空気14の風量を大きくでき、吹き出し空気13の全てを油煙とともに確実に吸引することができるのである。
【0021】
また、排気空気11の一部を機体外へ排出することで、吸気口6から吹き出し口9までの送風経路全体の温度上昇をやわらげる効果もあり、送風経路内にある全ての構成部品の耐熱温度を低く設定することができる。
【0022】
このように本発明によれば、焼き肉等の調理中に油煙が室内に拡散するのを防止できるだけでなく、ホットプレートそのものに油煙が室内に拡散するのを防止する機能を設けたので、業務用ホットプレートなどに必要な工事が不要であり、安価となる。また、機体自体もコンパクトな大きさで実現可能であり、使いやすく、使う場所の制約をうけにくいものとすることができる。
【0023】
なお、加熱手段としては、シーズヒータの他に、導電性のコイルを卷状に形成し、このコイルに電流を流したときに発生する磁界によって強磁性の金属等に発生するいわゆる誘導加熱の原理を応用した誘導加熱ヒータ、またはハロゲンヒータ等でも同様の効果を奏するものである。
【0024】
(実施の形態2)
図2(イ)を用いて実施の形態2を説明する。全体の構成の説明は実施の形態1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。16は遠心ファン、17はモータで遠心ファン16の主板の下側に配設されている。
【0025】
この状態で運転を開始すると、排気空気19はプレート20上にある熱い空気を吸引してできたものであるから温度は高くなっており、また、少量ではあるがフィルタ21で除去しきれなかった油煙が排気空気19には含まれている。従って、高温と油付着からモータ17を守ることが必要となる。本実施の形態でモータを運転すると、モータ17は遠心ファン16と外装カバー18とによって囲まれているため、排気空気19がモータ17に直接かかることはない。
【0026】
このように本発明によれば、高温と油付着からモータ17を守ることができ、モータの損傷や発火を防いだり、耐久時間を長くすることができる。
【0027】
なお、図2(ロ)のように、モータを外装カバー側に突出させた構成でも同様の効果が得られる。
【0028】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3を、図3を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態2と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。22はフィルタ、23はプレート24に設けられた吸気口であり、フィルタ径は吸気口径より大きくなっている。また、25は吸気口からフィルタ外周部までをなめらかに結ぶ拡大管である。また、26は吸い込み空気、27は排気空気である。
【0029】
この状態で運転を開始すると、吸気口23から吸引された吸い込み空気26は拡大管25の作用により、その通過する範囲が広げられる。そして、フィルタ22によって油煙が除去され、きれいな排気空気27となる。
【0030】
調理面積から考えると、プレート24に開けられた吸気口23はできる限り小さい方がよい。一方、油煙の除去能力から考えると、フィルタ22の面積は大きい方がよい。この双方の条件を満たす最適な構成が本実施の形態である。なお、ここでいうフィルタ径とは、外形であっても有効径であっても良い。
【0031】
このように本発明によれば、吸気口を適当な大きさにして使いやすい調理面積を確保できる一方、油煙の除去能力を高めることができるものである。
【0032】
ただし、油煙の除去能力を高める方法として、フィルタの厚みを厚くすることが考えられるが、この場合、フィルタが厚くなるほど吸い込み空気26のフィルタ通過時の通過抵抗が大きくなって流量が減ることになり、結局次々と発生してくる油煙を除去していけるだけの能力を持つことはできない。
【0033】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4を、図4を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態2と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。28は遠心ファン、29は遠心ファンの入口、30は入口29の近傍に配設されたフィルタでその径は遠心ファン28の入口径と略同一になっている。31はプレート32に設けられた吸気口であり、フィルタ径は吸気口径より大きくなっている。また、33は吸気口からフィルタ外周部までをなめらかに結ぶ拡大管である。また、34は吸い込み空気、35は排気空気である。
【0034】
この状態で運転を開始すると、吸気口31から吸引された吸い込み空気34は拡大管33の作用により、その通過する範囲が広げられる。このとき、フィルタ30と吸気口31の入口との距離を大きく取れるため、拡大管33の広がり角を小さく抑えることができ、また、その一方でフィルタ30の面積を可能な限り大きくすることができるので、広がり管による流体損失を最小限に止めることができる。
【0035】
このように本発明によれば、発明の請求項3における効果に加え、広がり管による流体損失を最小限に止めることができるので、油煙の除去能力を最大限に大きくすることができるものである。
【0036】
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5を、図5を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。36は垂直方向に2分割された外装カバーのうち上側の外装カバー、37は下側の外装カバー、38はプレートである。上側の外装カバー36と下側の外装カバー37とは分離可能に固定されている。
【0037】
本発明によれば、請求項1の発明における効果に加え、次の様な効果がある。即ち、外装カバーを上下2部品からなる構成にしたので、外装カバーの加工が容易となる。またプレート38が取り外し可能な場合は、上側の外装カバーのみを取り外せばプレート38を取り外しやすくできるものである。
【0038】
参考例1
本発明の参考例1を、図6を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態5と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。39は垂直方向に2分割された外装カバーのうち上側の外装カバー、40は下側の外装カバーである。また、41は上側の外装カバー39の円筒部分、42は下側の外装カバー40の湾曲部分であり、円筒部分41の内側が湾曲部分42の外側に重なっている。両カバーの接合部は下側のカバー40の上に上側のカバー39が乗るような形となっている。また、43は送風路である。
【0039】
参考例によれば、請求項5の発明における効果に加え、次の様な効果がある。即ち、上側の外装カバーに設けた円筒部分を、送風路の形状に影響を与えずに長くすることができる。これは外見上スマートに見せることができ、デザイン上の効果を大きくすることができるものである。
【0040】
参考例2
本発明の参考例2を、図7を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態5と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。44は垂直方向に2分割された外装カバーのうち上側の外装カバー、45は下側の外装カバーで、46は排気口である。略水平方向からみて、排気口46は上側の外装カバー44に隠れる場所に位置している。また、47は機体外へ排出された排出空気である。
【0041】
参考例によれば、請求項の発明における効果に加え、次の様な効果がある。即ち、排気口46が見えにくい位置なので外観上美しく、また排出空気47が下方向に出るので、この機体の周囲にいるはずの使用者に排出空気が直接吹きかからず、従って不快感を与えなくて済むというものである。
【0042】
参考例3
本発明の参考例3を、図8を用いて説明する。図8は外観図である。全体の構成の説明は参考例2と同様なので省略する。図中、波線で示された48は排気口、49は上側の外装カバー、50は下側の外装カバーで、51は空気吹き出し口である。排気口48は下側の外装カバー50に設けられており、水平方向全周にわたって均等な間隔で配置されている。また、この排気口48は、略水平方向から見て上側の外装カバー49に隠れる場所に位置している。
【0043】
参考例によれば、排気口48が水平方向全集にわたって均等な間隔で配置されているので、排出空気は機体の周囲全体にわたって略均一に排出される。このため、次の様な効果がある。
【0044】
まず、排出空気が一箇所に集中しないため、排出空気による周辺物への温度上昇の影響が少なくなる。また、吹き出し空気が空気吹き出し口から均一に吹き出しやすくなるため、集煙効率が高くなる。また、これらの効果に加え、参考例2と同様の効果も奏するものである。
【0045】
このように本参考例によれば、外観上美しく、排出空気がこの機体の周囲にいるはずの使用者に直接吹きかからず不快感を与えなくて済むというばかりでなく、機体周辺物への温度上昇に与える影響が少なく、また、集煙効率が高くなるよう作用するものである。
【0046】
(実施の形態
本発明の実施の形態を、図9を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態1と同様なので省略する。図中、52はプレート、53はプレート52に設けられた吸気口、54はこの吸気口53の周囲に設けられたリング状の突起、55はフィルタである。
【0047】
一般にプレート上で調理を行う場合の準備として、プレート上には油をひく。また、プレート上で肉などの食材を調理すると油や水が食材から発生する。この発生した油や水は一部は蒸発するが残りはプレート面上で広がる。そして吸気口53から中へ落ちようとするが、リング上の突起54があるため中へ落ちないでプレート面上にとどまる。従って、フィルタが油や水でいっきに汚れてしまうのを防ぐことができる。このように本発明によれば、フィルタを長持ちさせることができるものである。
【0048】
(実施の形態
本発明の実施の形態を、図10を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態1と同様なので省略する。図中、56はプレート、57はプレート56に設けられた吸気口、58はフィルタである。また、59は吸気口57の上部を覆う蓋上部材で略円筒状をしている。この蓋上部材59には開口部60が設けられており、吸い込み空気61が吸気口57に入っていくのを妨げないようになっている。また、この蓋状部材59の下部は吸気口57と嵌合するようになっている。
【0049】
本発明によれば、蓋状部材59があるので食材等が吸気口57の中へ落ちることはない。このとき開口部60はどのような形状でもよく、また網等が開口部60に設置されていても良い。なお、ここでは蓋状部材59とプレート56は別体で示したが、一体的に成形されていても同様の効果が得られる。
【0050】
(実施の形態
本発明の実施の形態を、図11を用いて説明する。全体の構成の説明は発明の実施の形態1と同様なので省略する。図中、62はプレート、63はプレート62に設けられた吸気口、64はフィルタである。また、65は吸気口63の上部を覆う蓋上部材で略円筒状をしている。この蓋上部材65には開口部66が設けられており、またこの蓋状部材65の下部は吸気口63と勘合するようになっている。67は吸気口63の周囲に設けられたリング状の突起、68は吸い込み空気、69は吹き出し空気である。なお、蓋状部材65の下部の勘合はリング上の突起67との間で設けても良い。
【0051】
吸い込み空気68がプレート62の表面近くを通ると、プレート62は吸い込み空気68により冷却され、プレート62の表面温度は下がる。しかし本発明では、開口部66はプレート62より高い位置に設けることができるので、吸い込み空気68がプレート62の表面近くを通らず、プレート温度が下がりにくくなる。
【0052】
仮に、リング状の突起67がない状態でこれと同じ効果を得ようとすれば、リング状の突起67と蓋状部材65を一体的に成形してしまえばよいのだが、これだと蓋状部材65とプレート62の境界部分から、プレート62面上の油や水等が浸みだして吸気口63の中に落ちてしまうことになる。
【0053】
また、吸気口63の上面が蓋状部材65によって塞がれているので、吹き出し空気69を効率的に吸引する事ができる。
【0054】
従って、本発明によれば、吸い込み空気68によるプレート62の表面温度の低下を防ぐとともに吹き出し空気69を効率よく吸引することができ、またプレート62の表面上の油や水等あるいは食材等が吸気口63内部に落ちるのを防止することができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、プレートと、前記プレートを加熱する加熱手段と、前記プレートの略中央に設けられた穴からなる吸気口と、前記プレート上で発生する油煙を前記吸気口から吸引する吸気手段と、前記吸気口の下方に配され前記吸気手段の吸気側に配設され吸引した油煙を除去するフィルタと、前記プレート上部に設けられ前記プレートの略中心に向けて空気を吹き出す空気吹き出し口と、前記吸気手段からの排気空気の一部を機体外へ排出する排気口と、前記吸気手段からの排気空気の内前記排気口から排出されなかった残りの排気空気を前記空気吹き出し口に導く送風路を設けたので、油煙を吸気口から確実に吸引し、それをフィルタで除油煙することができる。また、送風経路内にある全ての構成部品の耐熱温度を低く設定することができる。このように、焼き肉調理中に油煙が室内に拡散するのが防止できるだけでなく、ホットプレートそのものに油煙が室内に拡散するのを防止する機能を設けたので、業務用ホットプレートあるいは業務用焼き肉調理器などに必要な工事が不要で安価となり、機体自体もコンパクトな大きさにでき、使いやすく、使う場所の制約をうけにくいホットプレートを実現するものである。
【0056】
請求項2記載の発明によれば、吸気手段は、モータと遠心ファンからなると共に、モータを遠心ファン主板の下側に配設し、遠心ファンからの排気空気が直接モータに当たらないようにした構成なので、高温と油付着からモータを守ることができ、モータの損傷や発火を防いだり、耐久時間を長くすることができるホットプレートを実現するものである。
【0057】
請求項3記載の発明によれば、フィルタ径を、プレートに設けられた吸気口径より大きく設定すると共に、吸気口からフィルタ外周部までをなめらかに結ぶ拡大管を設けた構成なので、吸気口を適当な大きさにして使いやすい調理面積を確保できる一方、フィルタ面積を大きく取れるので油煙の除去能力を高めることができるホットプレートを実現するものである。
【0058】
請求項4記載の発明によれば、フィルタを遠心ファンの入口近傍に配設すると共に、フィルタ径と遠心ファンの入口径とを略同一にした構成なので、拡大管の広がり角を小さくできるので、拡大管における流体損失を最小限に止めることができ、油煙の除去能力を最大限に大きくすることができるホットプレートを実現するものである。
【0059】
請求項5記載の発明によれば、機体を構成する外装カバーを垂直方向に2分割した構成なので、外装カバーの加工が容易になり、またプレートが取り外しやすくできるホットプレートを実現するものである。
【0060】
請求項記載の発明によれば、プレートに設けられた吸気口の周囲にリング状の突起を設けた構成なので、油や水が吸気口から落ちてフィルタをが汚れてしまうのを防ぐことができ、フィルタを長持ちさせることができるホットプレートを実現するものである。
【0061】
請求項記載の発明によれば、プレートに設けられた吸気口に蓋状部材を設けると共に、この蓋状部材に開口部を設けた構成なので、食材等が吸気口の中へ落ちることのないホットプレートを実現するものである。
【0062】
請求項記載の発明によれば、プレートに設けられた吸気口に蓋状部材を設けると共に、この蓋状部材に開口部を設け、前記吸気口の周囲にリング状の突起を設けた構成なので、吸い込み空気によるプレートの表面温度の低下を防ぐとともに吹き出し空気を効率よく吸引することができるホットプレートを実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるホットプレートの断面図
【図2】 (イ)本発明の実施の形態2におけるホットプレートの断面図
(ロ)本発明の実施の形態2を応用した形態のホットプレートの断面図
【図3】 本発明の実施の形態3におけるホットプレートの断面図
【図4】 本発明の実施の形態4におけるホットプレートの断面図
【図5】 本発明の実施の形態5におけるホットプレートの断面図
【図6】 本発明の参考例1におけるホットプレートの断面図
【図7】 本発明の参考例2におけるホットプレートの断面図
【図8】 本発明の参考例3におけるホットプレートの外観図
【図9】 本発明の実施の形態におけるホットプレートの断面図
【図10】 本発明の実施の形態におけるホットプレートの断面図
【図11】 本発明の実施の形態におけるホットプレートの断面図
【図12】 従来のホットプレートの断面図
【符号の説明】
1 プレート
2 加熱手段
3 外装カバー
6、23、31、53、57 吸気口
7 吸気手段
8、22、30、58 フィルタ
9、51 空気吹き出し口
10、43 送風路
12、46、48 排気口
16、28 遠心ファン
17 モータ
25、33 拡大管
29 遠心ファンの入口
36、39、49 上側の外装カバー
37、40、50 下側の外装カバー
41 円筒部分
42 湾曲部分
54、67 リング状の突起
59、65 蓋状部材
60 開口部

Claims (8)

  1. プレートと、前記プレートを加熱する加熱手段と、前記プレートの略中央に設けられた穴からなる吸気口と、前記吸気口の下方に配され前記プレート上で発生する油煙を前記吸気口から吸引する吸気手段と、前記吸気手段の吸気側に配設され吸引した油煙を除去するフィルタと、前記プレート上部に設けられ前記プレートの略中心に向けて空気を吹き出す空気吹き出し口と、前記吸気手段からの排気空気の一部を機体外へ排出する排気口と、前記吸気手段からの排気空気の内前記排気口から排出されなかった残りの排気空気を前記空気吹き出し口に導く送風路を設けたホットプレート。
  2. 吸気手段はモータと遠心ファンからなると共に、モータを遠心ファンの下側に配設し、遠心ファンからの排気空気が直接モータに当たらないようにした請求項1記載のホットプレート。
  3. フィルタ径をプレートに設けられた吸気口径より大きくすると共に、吸気口とフィルタ外周部とを連結する拡大管を設けた請求項2記載のホットプレート。
  4. フィルタを遠心ファンの入口近傍に配設すると共に、フィルタ径と遠心ファンの入口径とを略同一にし、フィルタ径をプレートに設けられた吸気口径より大きくすると共に、吸気口とフィルタ外周部とを連結する拡大管を設けた請求項2記載のホットプレート。
  5. 機体を構成する外装カバーは上側の外装カバーと下側の外装カバーからなり、これらは互いに着脱自在である請求項1記載のホットプレート。
  6. プレートに設けられた吸気口の周囲にリング状の突起を設けた請求項1記載のホットプレート。
  7. プレートに設けられた吸気口に蓋状部材を設けると共に、この蓋状部材に開口部を設けた請求項1記載のホットプレート。
  8. プレートに設けられた吸気口に蓋状部材を設けると共に、この蓋状部材に開口部を設け、前記吸気口の周囲にリング状の突起を設けた請求項1記載のホットプレート。
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