JP2000139720A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000139720A
JP2000139720A JP10326498A JP32649898A JP2000139720A JP 2000139720 A JP2000139720 A JP 2000139720A JP 10326498 A JP10326498 A JP 10326498A JP 32649898 A JP32649898 A JP 32649898A JP 2000139720 A JP2000139720 A JP 2000139720A
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JP
Japan
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plate
oil
smoke
oil mist
water
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Pending
Application number
JP10326498A
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English (en)
Inventor
Fumio Tajima
文夫 田島
Toshio Nagasaka
敏夫 長坂
Masahiko Kikuchi
雅彦 菊池
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホットプレートなどの加熱調理器において、
焼き肉調理などをしたときに、発生する肉汁や油脂を減
少させるとともに、油煙の発生を防止する。 【解決手段】 ヒーター3により加熱される調理プレー
ト1に、開口面積Sがプレ−ト1の中心部に向かうほど
小さくなるように設定した多数の油脂油煙通過孔2、
2、・・・を開口し、かつ、プレ−ト1の裏面1bに脱
臭触媒層9を形成して、油脂油煙通過孔2、2、・・・
から油煙の素となる肉汁や油脂を、水が張られた受け皿
4に落下させるとともに吸引ファン8により油煙を均一
に吸引し、その油煙をプレ−ト1裏面の脱臭触媒層9に
接触させるとともに、受け皿4内の水に油煙を捕捉さ
せ、かつ、吸引途中で受け皿4からの水蒸気と油煙を混
合させてフィルター7で能率良く捕獲することにより、
極めて良好に油煙の放散を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
焼き肉などを行なうために電気ヒーターによって調理プ
レートを加熱し、食材を加熱調理する加熱調理器に関す
るものであり、特に除煙機能付きの電気ホットプレート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭でホットプレートを使用
して焼き肉調理などを行なう場合、特に肉などの脂肪分
が多いものはプレートの調理面に油脂が溜り、それが加
熱されて油煙や臭気となり室内に放散され、また周囲に
対して油脂を飛び散らせて室内環境の保全を阻害してい
た。このため室内の換気扇を使用したり、空気清浄機を
稼動させて排煙や吸煙を行なうといった対策をとってき
たが、換気扇と発煙部とが離れている場合には完全に油
煙を排出することは極めて困難であり、また油煙は室内
を漂った後に排出されるため、空気清浄機で吸煙し終わ
る前に、設置物や壁、天井に油の姿で付着し、焼き肉調
理終了後も臭気として残るといった問題があった。そこ
で、調理面において発生する油脂および油煙を除去する
ため、プレート面に多数の開口を設け、プレ−トの下部
に設けた受け皿に油脂を落下させるとともに脱臭ファン
を設け、開口より油煙を吸引して脱臭された排気を室内
に放出するといった機能の付いたホットプレ−ト(たと
えば特開平4−64824号公報など)が提案され、ま
た、実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のホ
ットプレ−トは、確かにプレ−トの調理面において発生
する油脂や油煙などを減少させることはできるものの、
プレートの調理面における任意の箇所で発生した油煙を
全て満遍なく吸引することは至って困難であり、吸引で
きない油煙は室内に放散され、室内の空気や壁および設
置物を汚染していた。
【0004】また、吸引した油煙を脱臭する機能も、た
だ単に吸引口に脱臭フィルタ−や脱臭触媒を配置してい
るだけの構成なので、その脱臭機能では発生臭気を十分
に脱臭するだけの能力を備えてはおらず、脱臭しきれな
い臭気がどうしても室内に放散されてしまうといった問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題に鑑
みてなされたものであり、肉などの被加熱物が載置され
て調理を行なうプレ−トと、このプレ−トに複数個開口
されるとともにその個々の開口面積Sをプレ−トの中央
部に向かうほど小さく設定した油脂油煙通過孔と、プレ
−トの下部において油脂油煙通過孔に対向しない位置に
配置されたシ−ズヒ−タと、内部に水が張られるととも
にシ−ズヒ−タの下方に設けられる受け皿と、プレ−ト
の中央部に対応した位置において受け皿を貫通するよう
に設けた吸引口と、この吸引口に連通して設けた排煙通
路と、この排煙通路内の水平位置に設けられたフィルタ
−と、被加熱物より発生する油煙の一部を受け皿内の水
に接触させるとともにその残部を排煙通路内のフィルタ
ーを通過させて排出させるために排煙通路に設けられた
吸引ファンと、プレートの調理面の反対面に形成した脱
臭触媒層とで加熱調理器を構成した。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の構成により、焼き肉調理な
どを行なった時に発生する油脂の一部は、プレート面の
多数個の油脂油煙通過孔より落下して受け皿に溜まるた
め、調理面に残される油脂の量は減少する。さらに排煙
通路に取り付けられた吸引ファンにより、プレート上で
発生した油煙は、プレート面の多数の油脂油煙通過孔よ
り吸引され、排煙通路内のフィルターによりろ過されて
排出される。またこの過程で油脂油煙通過孔より吸引さ
れた油煙の一部は、受け皿に張った水がプレートの熱で
加熱されて発生した蒸気と混合して湿気を帯び、フィル
ターに吸着し易くなる。また一部は受け皿に張った水に
接触することによって、つまり水も油煙と臭気を捕捉
し、脱臭に寄与する。
【0007】また、油脂油煙通過孔の個々の開口面積を
吸引口に近いほど小さくすることにより、プレートのい
ずれの部分の油脂油煙通過孔からも油煙を均一に吸引す
ることができる。
【0008】さらに、プレートにおける調理面の反対面
に脱臭触媒層を形成することによって、プレートが加熱
されるとともに、脱臭触媒層もそれ専用の加熱手段を使
用せずに加熱され、脱臭触媒性能を十分発揮できるほど
に活性化するので、油脂油煙通過孔を通過した油煙は脱
臭触媒層に接触し、脱臭効果が高まる。
【0009】
【実施例】以下本発明の加熱調理器であるホットプレ−
トの一実施例について図1および図2、図3を用いて説
明する。
【0010】図1は本発明である加熱調理器の一実施例
における油煙の流れが判るように示した断面図であり、
図2は同じく加熱調理器の一実施例における上面図で、
図3は同じく一実施例における要部断面図である。
【0011】1は肉などの被加熱物が載置されて調理を
行なうプレートで、2、2、・・・はこのプレ−ト1に
多数個開口されて油滴を落下させるとともに油煙が吸引
される油脂油煙通過孔であり、その開口面積Sをプレ−
ト1の中心部に向かうほど小さくなるように設計してあ
る。3はプレート1の加熱手段であるシーズヒーターで
あり、プレート1の下方で、かつ多数個の油脂油煙通過
孔2、2、・・・に対向しない位置に配置している。4
は内部に水が張られてシ−ズヒ−タ−3の下方に設けら
れた受け皿で、底部中心付近より凸状に立ち上げ、水面
を貫通する如くプレート1の下方に開口した吸引口5を
形成している。6は吸引口5に連通して受け皿4の下方
に延びた排煙通路で、7は排煙通路6内に水平に設けら
れたフィルターである。8は排煙通路の終端部に設けら
れた吸引ファンであり、9はプレート1の調理面1aに
相対する反対面1bに形成された脱臭触媒層で、ある特
定の温度以上になると触媒能力を発揮するものである。
【0012】つぎに本実施例の動作について説明する。
【0013】シーズヒーター3で加熱されたプレート1
の調理面1aで焼き肉調理を行なうと、肉汁および油脂
が発生し、それらがさらに加熱されることによって油煙
を発生する。ここで、油煙の原因となる肉汁および液状
の油脂の一部は油脂油煙通過孔2、2、・・・を通過
し、下方の水を張った受け皿4内に落下する。プレート
1の調理面1aに残った肉汁および油脂はさらに加熱さ
れ油煙を発生するが、吸引ファン1の吸引力により油煙
は油脂油煙通過孔2、2、・・・より吸引されて吸引口
5に導かれる。一方受け皿4の水はプレート1の輻射熱
により暖められて水蒸気を発生しており、油脂油煙通過
孔2、2、・・・より吸引された油煙の一部は、水蒸気
と混合されて湿り気を帯び、排煙通路6内のフィルター
7に容易に吸着する。また一部の油煙は受け皿4の水に
直接接触して捕捉される。このため臭気も水に捕捉され
る。
【0014】また、プレート1に多数開口した油脂油煙
通過孔2、2、・・・の個々の開口面積Sは、プレート
1の下方に位置した吸引口5に近い側ほど相対的に小さ
い開口面積S1とし、吸引口5に遠い側ほど大きい開口
面積S2としてあることにより、吸引口5に近いほど強
い吸引力にさらされ、逆に遠ざかるにしたがって吸引力
が弱まるにもかかわらず、油脂油煙通過孔2、2、・・
・を通して吸引される油煙の量が均一化され、プレート
1のどの場所でも効果的な吸引が行なわれる。
【0015】さらに、シーズヒーター3によりプレート
1は250℃〜300℃に加熱されるので、そのプレー
ト1自体に形成された脱臭触媒層9も触媒能力が十分に
発揮されるほどに活性化される。従って、油脂油煙通過
孔2、2、・・・より吸引された臭気を帯びた油煙は、
油脂油煙通過孔2、2、・・・を通過後、吸引口5に至
る間にプレート1の反対面1bの脱臭触媒層9に接触し
脱臭される。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、油煙の原因となる肉汁
や油脂を、プレートに設けた油脂油煙通過孔より下方の
受け皿に落下させることによって減少させ、残った肉汁
や油脂から発生した油煙を、落下した肉汁や油脂を受け
る水を張った受け皿の水を利用し、この水がプレートの
輻射で暖まり発生した水蒸気に接触させることによりフ
ィルターに吸着し易くし、一部を直接水に捕捉させるこ
とにより脱臭効果を上げながら除去する。つまり、単に
フィルターのみで除煙するだけでなく、油煙の素を減
じ、フィルタ−に吸着し易くすることで優れた除煙脱臭
効果を発揮できる。
【0017】また、プレートに多数開口した油脂油煙通
過孔の個々の開口面積を、排煙通路の吸引口に近いほど
相対的に小さくすることにより、プレートのどの場所で
も有効で均一な吸引を行なうことができる。
【0018】さらに、プレートの調理面の反対面に脱臭
触媒層を形成することにより、脱臭効果を向上させるこ
とができる。
【0019】またさらに、プレートの油脂油煙通過孔か
ら油煙を吸引するので、反対面の脱臭触媒層に油煙が接
触し易く、またプレートの調理面の反対面を直接利用す
ることにより脱臭触媒層を設置するための格別のスペー
スは不要であり、製品のコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である加熱調理器の一実施例における油
煙の流れを示す断面図である。
【図2】本発明である加熱調理器の一実施例における上
面図である。
【図3】本発明である加熱調理器の一実施例における要
部断面図である。
【符号の説明】
1 プレ−ト 2、2、・・・ 油脂油煙通過孔 3 シーズヒーター 4 受け皿 5 吸引口 6 排煙通路 7 フィルター 8 吸引ファン 9 脱臭触媒層 S1 小さい開口面積 S2 大きい開口面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B040 AA03 AA08 AB04 AB12 AC02 AE13 CA05 CA12 EA20 NA02 NA08 NA13 NA15 NA16 NA18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉などの被加熱物が載置されて調理を行
    なうプレ−ト(1)と、このプレ−トに複数個開口され
    るとともにその個々の開口面積Sを前記プレ−トの中央
    部に向かうほど小さく設定した油脂油煙通過孔(2、
    2、・・・)と、前記プレ−トの下部において前記油脂
    油煙通過孔に対向しない位置に設けられたシ−ズヒ−タ
    (3)と、内部に水が張られるとともに前記のシ−ズヒ
    −タの下方に設けられる受け皿(4)と、前記プレ−ト
    の中央部に対応した位置において前記受け皿を貫通する
    ように設けた吸引口(5)と、この吸引口に連通して設
    けた排煙通路(6)と、この排煙通路内の水平位置に設
    けられたフィルタ−(7)と、被加熱物より発生する油
    煙の一部を前記受け皿内の水に接触させるとともにその
    残部を前記排煙通路内の前記フィルターを通過させて排
    出させるために前記排煙通路に設けられた吸引ファン
    (8)と、前記プレートの調理面(1a)の反対面(1
    b)に形成された脱臭触媒層(9)とで構成されたこと
    を特徴とする加熱調理器。
JP10326498A 1998-11-17 1998-11-17 加熱調理器 Pending JP2000139720A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013233404A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Shigeharu Kuroda 焼肉用調理プレート
EP3136004A1 (de) * 2015-08-19 2017-03-01 BSH Hausgeräte GmbH Kombinationsgerät mit kochfeld und dunstabzugsvorrichtung
DE102018212329A1 (de) * 2018-07-24 2020-01-30 Wilhelm Bruckbauer Kochgutträger für ein Kücheneinbaugerät
US10718528B2 (en) 2011-04-28 2020-07-21 Wilhelm Bruckbauer Hob with central downward removal of cooking vapors through suction

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10718528B2 (en) 2011-04-28 2020-07-21 Wilhelm Bruckbauer Hob with central downward removal of cooking vapors through suction
EP3869107B1 (de) 2011-04-28 2022-02-23 Wilhelm Bruckbauer Kochfeld
JP2013233404A (ja) * 2012-05-08 2013-11-21 Shigeharu Kuroda 焼肉用調理プレート
EP3136004A1 (de) * 2015-08-19 2017-03-01 BSH Hausgeräte GmbH Kombinationsgerät mit kochfeld und dunstabzugsvorrichtung
DE102018212329A1 (de) * 2018-07-24 2020-01-30 Wilhelm Bruckbauer Kochgutträger für ein Kücheneinbaugerät

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