JP2000039154A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP2000039154A
JP2000039154A JP10206931A JP20693198A JP2000039154A JP 2000039154 A JP2000039154 A JP 2000039154A JP 10206931 A JP10206931 A JP 10206931A JP 20693198 A JP20693198 A JP 20693198A JP 2000039154 A JP2000039154 A JP 2000039154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
opening
heating cooker
door
cooking plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10206931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3683098B2 (ja
Inventor
Shigetoshi Mori
繁利 森
Hiroshi Furuta
浩 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP20693198A priority Critical patent/JP3683098B2/ja
Publication of JP2000039154A publication Critical patent/JP2000039154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3683098B2 publication Critical patent/JP3683098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理プレート上に発生する油煙の拡散防止と
その除去、および油煙の発生源の低減を図り、調理面積
に制約を与えることなく調理面を常に綺麗な状態に保持
することができる加熱調理器を得ること。 【解決手段】 調理プレート2の調理面の下面側に配設
された発熱体3と、前記調理面の発熱体3に対向しない
位置に設けられた貫通孔からなる複数の吸引口5と、前
記調理面上の食材から発生する油煙12を除去するフィ
ルター8と、前記調理面周縁に設けられた吹出口9と、
複数の前記吸引口9から油煙を吸引し前記フィルター8
を介して油煙を除去した後、送風路10を介して前記吹
出口9から前記調理面に油煙の拡散を抑制するように排
気する吸気手段7と、前記吸引口5の下方に設けられた
受皿6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理プレート上で
食材を調理中に発生する油煙の発生源を低減するととも
に、油煙の室内への拡散を抑制できるホットプレート等
の加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食卓で加熱調理器を用いて焼き肉
などを調理する場合、油の飛び散りや発生した油煙が飛
散し上昇気流と共に室内に拡散して食卓上や天井、壁な
どに付着するという問題があった。このような問題に対
し、換気扇を用いる方法などで対処しているが、加熱調
理器までの距離が長い場合には発生する油煙の拡散を防
止することは難しく、加熱調理器上方の天井や壁面への
油煙の付着は避けられなかった。また、業務用の無煙装
置では、高価で大規模な据え置き式であるため、家庭で
の使用には不向きである。そのような事情に鑑みて、最
近、吸煙(除油煙)機構を有する家庭用の加熱調理器
(ホットプレート)が提案されてきている。
【0003】図19は、従来の吸煙(除油煙)機構を有
する家庭用の加熱調理器(ホットプレート)の側面断面
を示すものである。この加熱調理器の基本構成は、発熱
体3により加熱される調理プレート2の中央隆起部の側
面に複数の吸気口5が設けられ、その下方にフィルター
8と、モーター7bで駆動される吸引ファン7aが配設
され、その吸引ファンの排気側には送風路10を通して
調理プレート2の上部外周に空気吹出口9が設けられて
いるものである。
【0004】このように構成された加熱調理器は、肉な
どの食材を調理プレート2上で加熱調理すると、肉など
から出る肉汁や溶け出した脂肪分の他に、調理前に調理
プレート2に塗った油などが加熱され油煙12が発生す
る。発生した油煙12の多くは調理プレート中央隆起部
の吸気口5から吸引され、フィルター8で除去された
後、送風路10を通って吹出口9へ導かれ排気される。
吹出口9から吹き出した排気空気は調理プレート2の上
部外周から該調理プレートの中央隆起部に向かって吹き
出されるため、発生する油煙12を吸気口5の方向へ流
す作用を行い、これらの油煙12は連続的に吸気口5か
ら吸引されフィルター8で除去された後、再び吹出口9
へと循環し排気される。
【0005】この種の加熱調理器としては、例えば、特
開平9−70360号公報や特開平9−173217号
公報などに開示されており、いずれも、調理プレートの
中央部に開口した吸気口を有し、吸気手段により油煙を
吸引し、フィルターで除去した後、送風路を通って調理
プレートの上部から排気空気の一部を中央部に向けて吹
き出す吹出口を設けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱調理器においては、次のような問題点を有してい
る。 調理プレートの調理面の中央部に大きい吸気口を設け
ているので調理面積が制約される。 油煙の発生源となる焼き肉調理時の肉汁や溶け出した
脂肪分など、食材から発生する油分などを低減すること
や加熱調理器周辺への油の飛び散りを抑えることができ
ない。また、これらの油や食材の焦げカスなどが調理面
に滞留するため、食材に付着して肉などのうま味を落と
したり、調理面にこびり付き易くなり清掃性にも問題が
ある。 食材から発生する油や微小な焦げカスなどが調理面中
央部の吸気口を通して内部に落ちた場合、受皿がないの
でフィルターの汚れがひどくなり、油煙除去効果が低下
する。 フィルターの交換は、フィルターの上方にあるヒータ
ーの可動ができないため、使用者が調理プレートを取り
外した後、まだヒータが熱い状態で中央下方にあるフィ
ルターを交換しようとすると火傷のおそれがあり、安全
性に問題がある。
【0007】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、発生した油煙の室内への拡散防止と
その除去を目的とするだけではなく、油煙の発生源の低
減を図ると共に、調理面積に制約を与えることなく調理
面を常に綺麗な状態に保持することができる加熱調理器
を提供することを目的とする。更に、フィルター交換時
の加熱調理器本体内のメンテナンス(維持管理)におい
ても使用者への操作性、安全性の向上を図ると共に、作
業性、清掃性に富んだ加熱調理器を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、調理
プレートと、該調理プレートの下面側に配設され該調理
プレートを加熱する発熱体と、前記調理プレートの調理
面の前記発熱体に対向しない位置に設けられた吸引口と
して機能する複数の貫通孔と、該複数の貫通孔の下方に
設けられ、前記調理プレートの調理面に載置される食材
から発生する肉汁等を受ける受皿と、前記食材から発生
する油煙を吸引する吸気手段と、該吸気手段の吸気側に
設けられ吸引した油煙を除去するフィルターと、前記吸
気手段の排気側に設けられ前記食材から発生した油煙の
拡散を抑制するように排気空気を吹き出す吹出口とを備
えたことを特徴としたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の加熱調
理器において、前記吸気手段の排気側送風路の壁面に排
気口として機能する複数の貫通孔を設けることを特徴と
したものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
加熱調理器において、前記吸引口として機能する複数の
貫通孔を調理プレートの調理面の全体または中央周辺に
設けるとともに、前記受皿の開口部の形状を該吸引口と
して機能する複数の貫通孔により構成される全外周縁の
面積より大きくしたことを特徴としたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の加熱調理器において、前記発熱体の一端
の基部に回転軸を当接させて該回転軸を支点に前記発熱
体の他端を上方向に立ち上げて該発熱体を略垂直位置に
保持することを特徴としたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の加熱調理器において、加熱調理器の外装
ケースの側面に、開口部と該開口部に開閉自在の扉を設
け、該扉の開閉に連動して前記受皿を前記外装ケース内
に出し入れ自在に収容することを特徴としたものであ
る。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の加熱調理器において、加熱調理器の外装
ケースの側面に、開口部と該開口部に開閉自在の扉を設
け、該扉の開閉に連動して前記受皿と前記フィルターを
前記外装ケース内に共に出し入れ自在に収容することを
特徴としたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の加熱調理器において、加熱調理器の外装
ケースの側面に、開口部と該開口部に開閉自在の第1扉
と第2扉を設け、第1扉の開閉に連動して前記受皿を前
記外装ケース内に出し入れ自在に収容するとともに、第
2扉の開閉に連動して前記フィルターを前記外装ケース
内に出し入れ自在に収容することを特徴としたものであ
る。
【0015】請求項8の発明は、調理プレートと、該調
理プレート内に鋳込まれ該調理プレートを加熱する発熱
体と、前記調理プレートの調理面の前記発熱体に対向し
ない位置に設けられた吸引口として機能する複数の貫通
孔と、該複数の貫通孔の下方に設けられ、前記調理プレ
ートの調理面に載置される食材から発生する肉汁等を受
ける受皿と、前記食材から発生する油煙を吸引する吸気
手段と、該吸気手段の吸気側に設けられ吸引した油煙を
除去するフィルターと、前記吸気手段の排気側に設けら
れ前記食材から発生した油煙の拡散を抑制するように排
気空気を吹き出す吹出口とを備えたことを特徴としたも
のである。
【0016】請求項9の発明は、請求項1,2,4,
5,6,7,8のいずれかに記載の加熱調理器におい
て、前記吸引口として機能する複数の貫通孔は、前記調
理プレートの調理面の全周縁部又は四隅部あるいは長手
方向の両端部に設けられ、前記受皿には、その中央部
に、開口部あるいは貫通孔を設けた隆起部が形成され、
該隆起部の上面に前記フィルターを着脱自在に配設する
ことを特徴としたものである。
【0017】請求項10の発明は、請求項1,2,4,
5,6,7,8のいずれかに記載の加熱調理器におい
て、前記調理プレートの調理面には、断面が略波形状に
なる複数の凸状部が形成され、該各凸状部間の凹部に前
記吸引口として機能する複数の貫通孔が設けられている
ことを特徴としたものである。
【0018】請求項11の発明は、請求項1,2,3,
8,9,10のいずれかに記載の加熱調理器において、
加熱調理器の外装ケースの側面に、開口部と該開口部に
開閉自在の扉を設け、該扉の開閉に連動して前記受皿と
前記フィルターを一体で前記外装ケース内に出し入れ自
在に収容することを特徴としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加熱調理器の実施
の形態を図面を用いて説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図1及び図2(図
1、A−A線矢視側面断面図)は、本発明の第1の実施
の形態に係る加熱調理器を示すものであり、図1及び図
2において、1は加熱調理器本体、2は調理プレート、
3は調理プレート2の下面に配設され調理プレートを加
熱する発熱体(ヒーター)、4は発熱体3からの熱を遮
る遮熱板、5は調理プレート2の発熱体3に対向しない
位置に設けられた貫通孔からなる複数の吸引口、6は吸
引口5の下方に設けられた食材から発生する肉汁等を受
ける受皿、7は食材から発生する油煙12を吸引する吸
気手段(電動機Mにより駆動される送風機,以下、単に
「送風機」という)、8は送風機7の吸気側に設けられ
吸引した油煙12を除去するフィルター、9は送風機7
の排気側に設けられ排気空気13を食材から発生した油
煙の拡散を抑制するような排気空気を吹き出す吹出口、
10は送風機7から排気空気13を吹出口9に導く送風
路、11は加熱調理器本体1の底部に設けられ排気空気
13の一部を本体外へ排出する排気口である。
【0021】以下、本発明の第1の実施の形態に係る加
熱調理器の動作について説明する。発熱体3に通電する
と調理プレート2が加熱され、その調理面上に置かれた
肉などの食材が加熱調理され、この加熱調理時における
油煙の発生源にもなる調理前の調理面に塗った油の一部
や焼き肉のたれ、肉汁、溶け出した脂肪分などのほか、
肉片などの微小な焦げカスは調理面に設けられた複数の
吸引口5を通って受皿6に流れ落ちる。このとき、複数
の吸引口5は下部の発熱体3を回避した位置に設けられ
ているので、発熱体3は油分などがかかり汚れによる腐
触などを起こすこともない。
【0022】複数の吸引口5は発生した油煙12の吸引
も兼ねており、吸気手段である送風機7によって吸引さ
れた油煙12を含む吸い込み空気は受皿6の下部にある
フィルター8を通過し、そのとき油分などが吸着し除去
される。フィルター8により油分などが除去された空気
は送風機7のファン7aにより排気され、排気空気13
となってその一部が加熱調理器本体1の底部に設けられ
た複数の排気口11から本体外へ排出される。排出され
なかった排気空気13は送風路10を通って調理プレー
ト2の上方で、かつ全周に亘る吹出口9に導かれ、食材
から連続的あるいは間欠的に発生する油煙12の室内へ
の拡散を抑制するように調理プレート2の中央部へ向け
て略均一に吹き出される。なお、図中の矢印は、食材か
ら発生する油煙の吸い込み、吹き出しまでの一連の気流
の流れを示しているものである。
【0023】上記した動作において、吹出口9からの吹
出風量が複数の吸引口5からの吸込風量より大きいと、
調理プレート2の調理面上で乱気流を起こし吸引効果が
減少するが、このときの吹出風量は予め外装ケース18
の底板に設けた排気口11より排気空気の一部を排気し
ているので、吹出風量が吸込風量より大きくなることが
なく、適切な風量となり乱気流を起こすこともないか
ら、調理プレート2上で発生した油煙12の上昇、拡散
を効果的に抑えることができる。加えて、調理プレート
2上で発生した油煙12は、調理プレート2に設けた複
数の吸引口5を通して同時に吸引されるので、調理プレ
ートの中央部に一個の吸気口を設けた従来の加熱調理器
に比べて吸引効果が向上すると共に、調理面積に制約を
受けることもなく調理面全体をフルに利用することがで
きる。
【0024】また、肉片などの食材の微小な焦げカスや
余分な油は吸引口5を通して受皿6に留まるので、油煙
の発生量を低減できるとともに、フィルター8の汚れも
少なくてすみ、フィルター自体の油煙除去効果の低減が
抑えられる。さらに、フィルター8は吸込み空気に含ま
れる油分を取り除くだけでなく、吸気手段である送風機
7のファン7aや送風路10など装置内の汚れも極力抑
えることができる。また、前記の複数の排気口11は、
加熱器本体1の側部に設けてもよいが、底部に設けるこ
とにより調理時に排気風が直接使用者に当たり不快な感
じを与えることもない。
【0025】さらに、前記の複数の吸引口5は調理プレ
ート2の調理面中央周辺部か、またはほぼ全域に配設
し、その下方に設けられた受皿6の開口部の形状を複数
の吸引口5の各々で構成される全外周縁の面積より大き
くしているので、油煙の発生源となり易い調理前に塗っ
た油の残りや肉汁、溶け出した脂肪分などのほか、肉片
など食材の微小な焦げカスまでも調理面に長く滞留する
ことなく、複数の吸引口5を通して受皿6に流れ落ちる
から、調理面を綺麗な状態に保持しながら焼き肉などの
加熱調理をすることができるとともに、たとえ油煙が発
生しても速やかに複数の吸引口5から吸引することがで
きるので吸引効果も向上するものである。
【0026】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態に係る加熱調理器を図3及び図4を用いて
説明をする。加熱調理器の基本構成は上記第1の実施の
形態に係る加熱調理器と同一であるので、異なる部分の
みを説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に係
る加熱調理器、すなわち、調理プレート2を加熱する発
熱体3を立上げることができる加熱調理器を示すもので
ある。なお、図4は、図3の発熱体の立ち上げ機構を示
す要部拡大図である。
【0027】図3において、14は、発熱体3を水平に
固定支持するために遮熱板4に載置される支持受台であ
って、発熱体3の立上げ動作時に使用者が発熱体3の先
端部にある支持受台14を指で持ち上げることにより、
簡単に発熱体3を立ち上げることができるものである。
立ち上げ機構の要部が示される図4において、16は、
発熱体3の基部の上端に当接し、その両端部をバネ等の
弾性部材17により遮熱板4に保持されている回転軸で
ある。さらに、発熱体3の下方には受皿6が遮熱板4の
底部に載置され、さらにその下方には、遮熱板4の底部
の中央開口部4bにフィルター8が設けられている。
【0028】以下、本発明の第2の実施の形態に係る加
熱調理器の動作について説明する。食材の加熱調理後あ
るいは調理前の受皿6の清掃やフィルター8の交換を行
うには、まず遮熱板4に着脱可能に収納し載置されてい
る調理プレート2(図示していない)を取り外した後、
発熱体3の先端部にある支持受け台14の一端を指で持
ち上げることにより、発熱体3の基部の上端に当接する
回転軸16が支点となって回転し、発熱体3を水平位置
から略垂直位置まで立ち上げ、さらに90度を越えて回
動し立ち上げると、発熱体3の基部で回転軸16との当
接面と反対側の面が遮熱板4の外側傾斜部4cに当接す
るため、発熱体3は立ち上げ動作を停止し、その位置で
傾斜状態を保持することができる。したがって、加熱調
理直後に受皿6の清掃やフィルター8の交換を行うよう
な場合でも高温状態にある発熱体3に触れることなく安
全に清掃あるいは交換作業を行うことができる。
【0029】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態に係る加熱調理器を図5乃至図7を用いて
説明する。加熱調理器全体の構成は上記第1の実施の形
態と同一であるので、異なる部分のみ説明する。図5
(A)は本発明の第3の実施の形態(その1)に係る加
熱調理器の側面断面図(図1、B−B線矢視側面断面
図)であり、図5(B)は本発明の第3の実施の形態
(その1)に係る加熱調理器の受皿とその引き出し部分
の構造を示す側面断面図である。
【0030】図5(A),図5(B)において、18は
加熱調理器本体1の外装ケースで18aはその側面に設
けた開口部、19は前記開口部18aを塞ぐ水平方向に
開閉自在の扉であり該扉19の表面には把手20が取着
されているとともに、裏面には受皿6を所定位置に載置
する保持枠21aが締結されている。また、4cは受皿
6を保持枠21aと共に外装ケース18内に出し入れす
るために遮熱板4の一側面に設けられた開口部であり、
扉19を閉じた状態においては保持枠21aの側部21
a′が遮熱板4の開口部4cを閉じるように構成されて
いる。そして、保持枠21aは扉19の開閉に連動する
と共に、加熱調理器本体1の庫内両側部に設けたガイド
レール(図示していない)をスライドして受皿6を水平
方向に引き出すことができるように構成されている。
【0031】以下、本発明の第3の実施の形態(その
1)に係る加熱調理器の動作について説明する。食材の
加熱調理後あるいは調理前にかかわらず、受皿6に溜ま
った油や食材の焦げカス等の清掃を行う場合には、上記
第2の実施の形態では調理プレート2を取り外した後、
発熱体3を立ち上げる操作を必要としたが、本実施の形
態では、発熱体3を立ち上げることなく、扉19に設け
た把手20を手前に引くことにより、扉19が開きそれ
に連動して受皿6を所定位置に載置した保持枠21aが
庫内両側部に設けたガイドレール(図示していない)を
スライドし、受皿6を加熱調理器本体1外へ簡単、かつ
短時間で引き出すことができる。したがって、使用者へ
の操作性、安全性が向上すると共に、使用者による清掃
頻度の向上が期待できる。
【0032】図6(A)は本発明の第3の実施の形態
(その2)(実施の形態(その1)の改良型)に係る加
熱調理器の側面断面図(図1、B−B線矢視側面断面
図)であり、図6(B)は本発明の第3の実施の形態
(その2)に係る加熱調理器の受皿とフィルターを共に
出し入れ可能な引き出し部分の構造を示す側面断面図で
ある。図6(A),図6(B)において、18は加熱調
理器本体1の外装ケース、18aはその側面に設けた開
口部、19は前記開口部18aを塞ぐ水平方向に開閉自
在の扉であり該扉19の表面には把手20が取着されて
いるとともに、裏面には受皿6及びフィルター8を上下
の所定位置に載置又は装着する保持枠21bが締結され
ている。
【0033】また、4cは受皿6とフィルター8を保持
枠21bと共に出し入れするために遮熱板4の一側に設
けられた開口部であり、扉19を閉じた状態においては
保持枠21bの側部21b′が遮熱板4の開口部4cを
閉じるように構成されている。そして、保持枠21bは
扉19の開閉に連動すると共に、加熱調理器本体1の庫
内両側部に設けたガイドレール(図示していない)をス
ライドして受皿6及びフィルター8を共に水平方向に引
き出すことができるように構成されている。また、保持
枠21bのフィルター取付部には、フィルター8ととも
にその下部にメッシュ状の多数の孔を有する網板22が
設けられ、その上にフィルター8が装着される構成にな
っている。
【0034】以下、本発明の第3の実施の形態(その
2)に係る加熱調理器の動作について説明する。受皿6
に溜まった油や食材の焦げカス等の清掃を行う場合に
は、本実施の形態では扉19に設けた把手20を手前に
引くことにより、扉19が開き、それに連動して受皿6
とフィルター8を上下の所定位置に載置又は装着した保
持枠21bが庫内両側部に設けたガイドレール(図示し
ていない)をスライドし、加熱調理器本体1外へ受皿6
とフィルター8を同時に簡単、かつ短時間で引き出すこ
とが可能になる。したがって、使用者への操作性、安全
性が向上すると共に、使用者による受皿の清掃とフィル
ター交換(脱着、装着)の作業性が大幅に向上する。
【0035】図7(A)は本発明の第3の実施の形態
(その3)(実施の形態(その1)の更なる改良型)に
係る加熱調理器の側面断面図(図1、B−B線矢視側面
断面図)であり、図7(B)は本発明の第3の実施の形
態(その3)に係る加熱調理器のフィルターを出し入れ
可能な引き出し部分の構造を示す側面断面図である。図
7(A),図7(B)において、18は加熱調理器本体
1の外装ケース、18aはその側面に設けた開口部、1
9aは前記開口部18aを塞ぐ水平方向に開閉自在の第
1扉であり該扉19aの表面には把手20aが取着され
ているとともに、裏面には受皿6を所定位置に載置する
保持枠21aが締結されている。
【0036】また、4cは受皿6を保持枠21aと共に
出し入れするために遮熱板4の一側面に設けられた開口
部であり、第1扉19aを閉じた状態においては保持枠
21aの側部21a′が遮熱板4の開口部4cを閉じる
ように構成されている。そして、保持枠21aは第1扉
19aの開閉に連動すると共に、加熱調理器本体1の庫
内両側部に設けたガイドレール(図示していない)をス
ライドして受皿6を水平方向に引き出すことができるよ
うに構成されている。
【0037】また、18bは外装ケース18の側面の前
記開口部18aの下方に設けた開口部である。19bは
開口部18bを塞ぐ水平方向に開閉自在の第2扉であ
り、その第2扉19bの表面には把手20bが取着され
ており、裏面には保持枠21cが締結されている。そし
て、保持枠21cは、その後ろ半分にメッシュ状の多数
の孔(通気孔)23を有し、その上部にフィルター8が
取り付けられており、第2扉19bを閉じた状態におい
て遮熱板4の底部の中央開口部4bを塞ぎ、第2扉19
bの開閉に連動して庫内両端部に設けたガイドレール
(図示していない)をスライドしてフィルター8を水平
方向に引き出すことができるように構成されている。な
お、図7(A)においては、開口部18a、18bは連
続した開口部で構成されているが、別々に設けた開口部
であってもよい。
【0038】以下、本発明の第3の実施の形態(その
3)に係る加熱調理器の動作について説明する。第1扉
19aの開閉動作については、上記第3の実施の形態
(その1)に係る加熱調理器(図5(A),図5
(B))における扉19の開閉動作内容と同じであるの
で動作説明を省略する。第2扉19bに設けた把手20
bを手前に引くことにより第2扉19bが開き、それに
連動してフィルター8を所定位置の上面に装着した保持
枠21cが庫内両側部に設けたガイドレール(図示して
いない)をスライドし、加熱調理器本体1外へフィルタ
ー8を引き出すことが可能になる。したがって、本実施
の形態では、加熱調理器本体1の側面に第1扉と第2扉
を設けたので、各扉に連動して受皿とフィルターをそれ
ぞれ別個に独立して出し入れできるようになり、受皿の
清掃やフィルターの交換を簡単かつ迅速に適宜行うこと
ができる。
【0039】以上の本発明の第3の実施の形態(その
3)に係る加熱調理器においては、受皿保持枠21aと
受皿6との構成については、いずれも保持枠21aから
受皿6を取り外して清掃できるように受皿6を保持枠2
1aの所定位置に載置する構成にしたが、保持枠21に
受皿6を固着して一体化した構成にしてもよい。また、
各扉19a,19bをデザイン性も考慮して扉の一部あ
るいは全体を内部を視認(透視)できるようなガラスや
合成樹脂などの透明又は半透明の材料を使用してもよ
い。
【0040】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態に係る加熱調理器を図8(A),図8
(B)を用いて説明する。図8(A)は本発明の第4の
実施の形態に係る加熱調理器の側面断面図であり、図8
(B)は本発明の第4の実施の形態に係る加熱調理器の
発熱体を鋳込んだ調理プレートを示す側面断面図であ
る。図8(A),図8(B)において、2は調理プレー
ト、3aは調理プレート2内に鋳込まれ(板厚内、ある
いは下方に突出して鋳込まれている)該調理プレート2
を加熱する発熱体、24は調理プレート2に鋳込まれた
発熱体3aの端部が挿脱自在に接続され、電源の接断及
び調理プレート2の温度を任意に調節する温度調節器、
5は調理プレート2の調理面の前記発熱体3aに対向し
ない位置に設けられた貫通孔からなる複数の吸引口、6
は吸引口5の下方に設けられ食材から発生する肉汁など
を受ける受皿、7は食材から発生する油煙12を吸引す
る吸気手段としての送風機、8は送風機7の吸気側に設
けられ吸引した油煙12を除去するフィルター、9は送
風機7の排気側に設けられ排気空気13を食材から発生
した油煙12の拡散を抑制するように吹き出す吹出口で
ある。また、10は送風機7からの排気空気13を吹出
口9に導く送風路、11は加熱調理器本体1の底部に設
けられ排気空気13の一部を本体外へ排出する排気口で
ある。
【0041】本発明の第4の実施の形態に係る加熱調理
器の動作について説明する。なお、本実施の形態に係る
加熱調理器の動作については、上記第1の実施の形態に
係る加熱調理器の動作とほぼ同様であるので、異なる部
分についてのみ説明をする。本実施の形態において、調
理プレート2内に発熱体3aを鋳込んでいるので、調理
時に肉などの食材から溶け出した油などが複数の吸引口
5を通して下方の受皿6に落ちるとき発熱体3aを汚す
ことなく、また、たとえ表面が汚れたとしても鋳込みに
より十分に防護されているので発熱体3aの腐食などを
起こすことがない。また、受皿6の清掃やフィルター8
の交換を行う際は、発熱体3aが鋳込まれた調理プレー
ト2を温度調節器24から脱着した後、調理プレート本
体2を取り外せば、発熱体3aを立ち上げることなく、
受皿6の清掃やフィルター8の交換を行うことができ
る。
【0042】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態に係わる加熱調理器を図9乃至図15を用
いて説明する。なお、加熱調理器の基本構成の説明は、
上記実施の形態に係る加熱調理器と同様な部分は省略
し、異なる部分についてのみ説明をする。図9及び図1
0(図9におけるA−A線矢視側面断面図)は、本発明
の第5の実施の形態に係る加熱調理器を示すものであ
る。図9に示すように、調理プレート2の調理面の全周
縁部には、下部の発熱体3に対向しない位置に貫通孔か
らなる複数の吸引口5が設けられており、また、これら
複数の吸引口5の下方には、図10に示すように受皿6
が遮熱板4の所定の位置に載置されている。そして、前
記受皿6の中央部には環状又は長方形状の隆起部6aが
形成され、さらに、その隆起部6aの中央部には吸い込
み空気が通過するための開口部6bあるいは多くの貫通
孔(図示していない)が設けられている。
【0043】図12は受皿6の中央部にフィルター8を
装着(一部破断)した一例を示すものであり、環状の隆
起部6aには突起6cが複数個(図12では4個)形成
され、それらの突起6cに略円形のフィルター8が受皿
6の開口部6bを覆う形で着脱自在に装着されている。
なお、図11は発熱体鋳込みタイプの調理プレート2を
使用した本実施の形態に係る加熱調理器を示すものであ
り、その全体構成は本実施の形態に係る図9に示す加熱
調理器と同じである。
【0044】図13乃至図15は、主に焼き肉専用の調
理プレート2に複数の吸引口5を設けた各種の形状を示
すものである。図13は図10と同様に調理プレート2
の調理面の全周縁部に複数の吸引口5を設け、その中央
部に断面が略波形状の複数の凸条部25を形成した調理
プレートであって、特に焼肉料理に適するものである。
また、図14は図13に示す調理プレートと同様に、調
理面の四隅部に複数の吸引口5を設けた調理プレートで
あり、さらに、図15は調理面の長手方向の両端部に同
じく複数の吸引口5を設けた調理プレートである。な
お、図13乃至図15において破線で示された部分は調
理プレート2の下面あるいは調理プレート板2内に鋳込
まれた発熱体3の位置を示すもので、複数の吸引口5は
いずれもが発熱体3と非対向となる位置に貫通して設け
られている。
【0045】したがって、本実施の形態においては、焼
き肉調理時の肉汁や溶け出した脂肪分などの油分が集ま
り易く、かつ中央部に比べ過度に熱くならず、加熱調理
済み食材の保温コーナとして利用される、調理プレート
2の調理面の全周縁部又は四隅あるいは長手方向の両端
部に複数の吸引口5を設けたので、受皿6の形状も開口
部全体を受皿にする必要がなくなる。また、受皿6の油
溜めの内側にフィルター8を配設する構成にして受皿と
フィルターを一体のものとしたので、加熱調理器本体の
薄型化とコストの低減に寄与するとともに、受皿の清掃
とフィルターの交換を同時に行うことができ作業性も改
善される。特に、発熱体が鋳込まれた調理プレートと併
用した場合は、更なる加熱調理器本体の薄型化が可能に
なる。
【0046】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態に係わる加熱調理器を図17(A),図1
7(B)及び図18を用いて説明する。本実施の形態
は、複数の吸引口を調理面の周縁部あるいは端部に設け
た調理プレートに対応するものである。なお、加熱調理
器全体の構成の説明は、上記実施の形態に係る加熱調理
器と同様な部分は省略し、異なる部分についてのみ説明
をする。図17(A)は本実施の形態に係る加熱調理器
(図9、B−B線矢視側面断面図参照)であり、図17
(B)はその加熱調理器の受皿6とフィルター8を一体
化して出し入れ可能な引き出し部分の構造を示すもので
ある。
【0047】図17(A),図17(B)において、1
8は加熱調理器本体1の外装ケース、18aはその側面
に設けた開口部、19は開口部18aを塞ぐ水平方向に
開閉自在の扉であり、この扉19の表面には把手20が
取着され、裏面には受皿6とフィルター8を一体化した
ものを所定位置に載置する保持枠21dが締結されてい
る。また、4cは受皿6とフィルター8を保持枠21d
と共に外装ケース18に出し入れするために遮熱板4の
一側面に設けられた開口部であり、扉19を閉じた状態
においては保持枠21dの側部21d′によって閉じら
れるように構成されている。
【0048】さらに、前記保持枠21dは、扉19の開
閉と連動して加熱調理器本体1の庫内両側部に設けたガ
イドレール(図示していない)をスライドして受皿6及
びフィルター8を水平方向に引き出すことができるよう
に構成されている。なお、図18は、図17(A)に示
す加熱調理器の発熱体3と調理プレート2の代わりに、
発熱体3が鋳込まれた調理プレート2を使用した場合の
加熱調理器を示すものである。したがって、本実施の形
態においては、上記実施の形態5の構成に加えて、加熱
調理器本体1の外装ケース18の側面に、扉19を設け
て受皿6とフィルター8を一体物として引き出すことが
できるので、調理プレート2の取り出しや発熱体3の立
ち上げ操作を必要とすることなく、受皿6の清掃及びフ
ィルター8の交換作業を一層容易に行うことができ、清
掃性、作業性が大幅に向上するとともに、加熱調理器本
体の薄型化に寄与することができる。
【0049】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態に係わる加熱調理器を図16を用いて説明
する。図16は、図13乃至図15に示す調理プレート
2と同様に、主として焼き肉調理に好適な調理プレート
を示すものである。図16において、25は調理プレー
ト2の調理面に形成した断面波形状の複数の凸条部であ
り、26は各凸条部間の凹部を示すものである。そし
て、5は前記各凹部26に設けられた複数の吸引口であ
り、いずれも発熱体3(破線で示す)と非対向となる位
置に貫通して設けられている。
【0050】本発明の第7の実施の形態に係る加熱調理
器の動作について説明する。図16に示す調理プレート
2を、例えば図2あるいは図8に示す加熱調理器に使用
した場合について説明すると、調理面上に設けた複数の
凸条部25に食材、特に肉などを載置して焼き上げる場
合、食材(肉)と調理面との接触部分は少なく、しかも
凹部26からの輻射熱が加わるために食材(肉)がソフ
トに焼き上がる。また、肉汁や溶け出した脂肪分など余
分な油分は凹部26に落ちた後、凹部26に設けた複数
の吸引口5を通って下方の受皿6に落ちるので、油の飛
び散りと油煙の発生を大幅に低減するとともに、発生し
た油煙は同様に凹部26に設けた複数の吸引口5から即
座に吸引される(凹部による隙間があるので、肉等が吸
引口5を塞がない)ので吸煙効果は一層向上する。
【0051】以上の説明から明らかなように、本発明
は、上記実施の形態(1乃至7)に限定されるものでは
なく、本発明の技術範囲内で多くの修正及び変更をする
ことができる。例えば、本発明における「フィルター
8」は、帯電不織布が最適であるが、活性炭などの吸着
剤や市販のクッキングペーパなどを使用することもでき
る。また、吸気手段である送風機はシロッコファンのほ
か、クロスフローファンやターボファンなどを使用する
こともできる。さらに、調理プレートの調理面に設けた
複数個の吸引口の形状は、略円形、楕円形、あるいは四
角形(正方形、長方形等)であってもよい。そして、上
記本発明の第7の実施の形態(図16、参照)におい
て、調理面に設けた複数の各凸条部間の凹部は調理面と
略面一としたが、調理面より更に低い凹部であってもよ
く、また、複数の凸条部の形状はその断面が三角形、半
円形、あるいは台形などであってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる請
求項1及び2に記載の加熱調理器によれば、調理プレー
トの調理面に設けた複数の吸引口は、油煙の発生源にも
なる焼肉時の肉汁や溶け出した脂肪分等を下の受皿に落
とすと共に、油煙の吸引も兼ねるので、油煙の発生を低
減すると共に、調理面全体をフルに利用でき、また吸気
した油煙はフィルターを介して吸着,除去した後、制流
しながら(乱気流を起こすことなく)この清浄な排気空
気を吹出口より油煙の拡散を押さえるように吐出するの
で、油煙の室内への拡散を防止でき、食卓上や床,天井
等に油煙が付着することを大幅に低減することが可能に
なる。さらにまた、これら複数の吸引口は、下部発熱体
と非対向となる(回避する)位置に設けているので、焼
肉のたれや肉汁,溶け出した脂肪分等が発熱体にかか
り、汚れによる腐触等を起こす心配がない。
【0053】本発明に係わる請求項3に記載の加熱調理
器によれば、上記請求項1及び2に記載の効果に加え
て、複数の吸引口を調理面の全体又は中央周辺に設けた
ので、吸煙効果を増すと共に、受皿の開口部の形状を各
吸引口で形成される全外周縁の面積より大きくしたの
で、調理面上に肉片等の微小な焦げカスや肉汁,溶け出
した脂肪分等の油が溜まることもなく、油の飛び散りを
抑えると共に、調理面をきれいな状態に保持しながら焼
くことが可能になる。
【0054】本発明に係わる請求項4に記載の加熱調理
器によれば、さらに、受皿の清掃やフィルターの交換を
行う際、調理プレートを取り出した後、発熱体の基部に
当接する回転軸を支点に発熱体を略垂直位置に立ち上げ
て保持することができるので、受皿を取り出しての清掃
やフィルターの交換を安全に行うことが可能になる。
【0055】本発明に係わる請求項5に記載の加熱調理
器によれば、さらに、受皿に溜まった焦げカスや油の清
掃を、調理プレートの取り外しや発熱体の立ち上げ操作
を行うことなく、外装ケース側面の扉を開くことにより
受皿を取り出して簡単に行うことができるので、使用者
への操作性,安全性が向上すると共に、清掃性が向上す
る。
【0056】本発明に係わる請求項6に記載の加熱調理
器によれば、上記請求項5記載の効果に加えて、外装ケ
ース側面の扉を開くことにより受皿とフィルターを共に
引き出すことができるので、フィルター交換(脱着,装
着)の作業性が大幅に向上する。
【0057】本発明に係わる請求項7に記載の加熱調理
器によれば、さらに、外装ケースの側面に第1扉と第2
扉を設け、各扉に連動して受皿とフィルターをそれぞれ
別々に独立して出し入れできるようにしたので、受皿の
みの清掃やフィルターのみの交換あるいはその両方を一
層容易にかつ迅速に行うことが可能になる。
【0058】本発明に係わる請求項8に記載の加熱調理
器によれば、調理プレートの板厚内に又は板厚より下方
に突出して発熱体を鋳込んでいるので、複数の吸引口を
通して油分等が下部受皿に落ちるとき、発熱体を汚した
り汚れによる発熱体の腐触等を起こすおそれが全くな
い。また、受皿の清掃やフィルターの交換の際は、発熱
体が鋳込まれた調理プレートから温度調節器を脱着した
後、調理プレートを取り外せば、請求項4に示すような
発熱体の立ち上げ操作を行うことなく、受皿を取り出し
ての清掃やフィルターの交換を行うことができ、操作性
が向上する。
【0059】本発明に係わる請求項9に記載の加熱調理
器によれば、請求項1及び8に記載の効果に加えて、複
数の吸引口を調理プレートの調理面の全周縁部又は四隅
部あるいは長手方向の両端部に設けたので、調理面のこ
れら周縁・端部の温度は中央部に比べ過度に熱くなら
ず、焼肉等調理済食材の保温コーナーとしての利用に適
する。また、下部の受皿の形状も開口部全体を受皿にす
る必要がなくなるため、受皿の中央に隆起部及びその開
口部等を設け、フィルターを配設して一体のものとした
ので、加熱調理器本体の薄形化とコストの低減に寄与す
ると共に、受皿の清掃とフィルターの交換を同時に行う
ことが可能になる。特に発熱体が鋳込まれた調理プレー
トと併用した場合、さらに加熱調理器本体の薄形化が可
能になる。
【0060】本発明に係わる請求項10に記載の加熱調
理器によれば、請求項1及び8に記載の効果に加えて、
調理プレートの調理面に複数の凸状部を設けたことによ
り、特に焼肉時における肉と調理面との接触部分は少な
くなり、しかも凹部からの輻射熱が加わるため、肉がソ
フトに焼き上がる。また、肉汁や溶け出した脂肪分等の
余分な油は凹部に設けた複数の吸引口を通して下方の受
皿に落ちるので、油の飛び散りと油煙の発生を大幅に低
減すると共に、発生した油煙は凹部に設けた複数の吸引
口から即座に吸引される(肉が吸引口を塞がない)の
で、吸煙効果は一層向上する。
【0061】本発明に係わる請求項11に記載の加熱調
理器によれば、請求項1及び8記載の効果に加えて、受
皿の清掃やフィルターの交換を行う際は、調理プレート
の取り外しや発熱体の立ち上げ操作を行うことなく、外
装ケース側面の扉を開くことにより受皿とフィルターを
一体物として引き出すことができるので、清掃及び交換
作業を一層容易に行うことができ、加熱調理器本体の薄
形化に寄与する(請求項5又は6又は7に記載の加熱調
理器に比し)と共に、清掃性,作業性が大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る加熱調理器を
示す平面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る加熱調理器を
示す断面図(図1のA−A線矢視側面断面図、参照)。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理器を
示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る加熱調理器に
おける発熱体の立上げ機構を示す要部拡大断面図。
【図5】(A)には本発明の第3の実施の形態(その
1)に係る加熱調理器を示す断面図。(B)には本発明
の第3の実施の形態(その1)に係る加熱調理器の受皿
とその引き出し部分の構造を示す断面図。
【図6】(A)には本発明の第3の実施の形態(その
2)に係る加熱調理器を示す断面図。(B)には本発明
の第3の実施の形態(その2)に係る加熱調理器の受皿
とフィルターを共に出し入れ可能な引き出し部分の構造
を示す断面図。
【図7】(A)には本発明の第3の実施の形態(その
3)に係る加熱調理器を示す断面図。(B)には本発明
の第3の実施の形態(その3)に係る加熱調理器のフィ
ルターとその引き出し部分の構造を示す断面図。
【図8】(A)には本発明の第4の実施の形態に係る加
熱調理器を示す断面図。(B)には本発明の第4の実施
の形態に係る加熱調理器の発熱体を鋳込んだ調理プレー
トを示す断面図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る加熱調理器を示
す平面図。
【図10】本発明の第5の実施形態に係る加熱調理器を
示す断面図(図9のA−A線矢視側面断面図、参照)。
【図11】発熱体鋳込み調理プレート使用の本発明の第
5の実施形態に係る加熱調理器を示す平面図。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る加熱調理器に
おける受皿の構造とフィルター装着の一例を示す破断平
面図。
【図13】本発明の第5の実施形態に係る加熱調理器に
おける調理プレートの一例の平面図。
【図14】本発明の第5の実施形態に係る加熱調理器に
おける調理プレートの他の例の平面図。
【図15】本発明の第5の実施形態に係る加熱調理器に
おける調理プレートの更に他の平面図。
【図16】本発明の第7の実施形態に係る加熱調理器に
おける調理プレートの一例の平面図。
【図17】本発明の第6の実施形態に係る加熱調理器を
示す断面図(図9のB−B線矢視側面断面図、参照)。
【図18】発熱体鋳込み調理プレート使用の本発明の第
5の実施形態に係る加熱調理器を示す平面図。
【図19】従来の吸煙機構を有する加熱調理器(ホット
プレート)を示す断面図。
【符号の説明】
1…加熱調理器本体 2…調理プレート 3…発熱体 4…遮熱板 5…吸引口(貫通口) 6…受皿 6a…隆起部 7,7a…送風機、ファン(吸気手段) 8…フィルター 9…吹出口 10…送風路 11…排気口(貫通口) 18…外装ケース 18a,18b…外装ケース側面の開口部 19…扉 19a…第1扉 19b…第2扉 25…凸条部 26…凹部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理プレートと、該調理プレートの下面
    側に配設され該調理プレートを加熱する発熱体と、前記
    調理プレートの調理面の前記発熱体に対向しない位置に
    設けられた吸引口として機能する複数の貫通孔と、該複
    数の貫通孔の下方に設けられ、前記調理プレートの調理
    面に載置される食材から発生する肉汁等を受ける受皿
    と、前記食材から発生する油煙を吸引する吸気手段と、
    該吸気手段の吸気側に設けられ吸引した油煙を除去する
    フィルターと、前記吸気手段の排気側に設けられ前記食
    材から発生した油煙の拡散を抑制するように排気空気を
    吹き出す吹出口とを備えたことを特徴とする加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の加熱調理器において、前
    記吸気手段の排気側送風路の壁面に排気口として機能す
    る複数の貫通孔を設けることを特徴とする加熱調理器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の加熱調理器におい
    て、前記吸引口として機能する複数の貫通孔を調理プレ
    ートの調理面の全体または中央周辺に設けるとともに、
    前記受皿の開口部の形状を該吸引口として機能する複数
    の貫通孔により構成される全外周縁の面積より大きくし
    たことを特徴とする加熱調理器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の加
    熱調理器において、前記発熱体の一端の基部に回転軸を
    当接させて該回転軸を支点に前記発熱体の他端を上方向
    に立ち上げて該発熱体を略垂直位置に保持することを特
    徴とする加熱調理器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の加
    熱調理器において、加熱調理器の外装ケースの側面に、
    開口部と該開口部に開閉自在の扉を設け、該扉の開閉に
    連動して前記受皿を前記外装ケース内に出し入れ自在に
    収容することを特徴とする加熱調理器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の加
    熱調理器において、加熱調理器の外装ケースの側面に、
    開口部と該開口部に開閉自在の扉を設け、該扉の開閉に
    連動して前記受皿と前記フィルターを前記外装ケース内
    に共に出し入れ自在に収容することを特徴とする加熱調
    理器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし3のいずれかに記載の加
    熱調理器において、加熱調理器の外装ケースの側面に、
    開口部と該開口部に開閉自在の第1扉と第2扉を設け、
    第1扉の開閉に連動して前記受皿を前記外装ケース内に
    出し入れ自在に収容するとともに、第2扉の開閉に連動
    して前記フィルターを前記外装ケース内に出し入れ自在
    に収容することを特徴とする加熱調理器。
  8. 【請求項8】 調理プレートと、該調理プレート内に鋳
    込まれ該調理プレートを加熱する発熱体と、前記調理プ
    レートの調理面の前記発熱体に対向しない位置に設けら
    れた吸引口として機能する複数の貫通孔と、該貫通孔の
    下方に設けられ、前記調理プレートの調理面に載置され
    る食材から発生する肉汁等を受ける受皿と、前記食材か
    ら発生する油煙を吸引する吸気手段と、該吸気手段の吸
    気側に設けられ吸引した油煙を除去するフィルターと、
    前記吸気手段の排気側に設けられ前記食材から発生した
    油煙の拡散を抑制するように排気空気を吹き出す吹出口
    とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,4,5,6,7,8のい
    ずれかに記載の加熱調理器において、前記吸引口として
    機能する複数の貫通孔は、前記調理プレートの調理面の
    全周縁部又は四隅部あるいは長手方向の両端部に設けら
    れ、前記受皿には、その中央部に、開口部あるいは複数
    の貫通孔を設けた隆起部が形成され、該隆起部の上面に
    前記フィルターを着脱自在に配設することを特徴とする
    加熱調理器。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,4,5,6,7,8の
    いずれかに記載の加熱調理器において、前記調理プレー
    トの調理面には、断面が略波形状になる複数の凸状部が
    形成され、該各凸状部間の凹部に前記吸引口として機能
    する複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする加
    熱調理器。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,8,9,10のい
    ずれかに記載の加熱調理器において、加熱調理器の外装
    ケースの側面に、開口部と該開口部に開閉自在の扉を設
    け、該扉の開閉に連動して前記受皿と前記フィルターを
    一体で前記外装ケース内に出し入れ自在に収容すること
    を特徴とする加熱調理器。
JP20693198A 1998-07-22 1998-07-22 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3683098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20693198A JP3683098B2 (ja) 1998-07-22 1998-07-22 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20693198A JP3683098B2 (ja) 1998-07-22 1998-07-22 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000039154A true JP2000039154A (ja) 2000-02-08
JP3683098B2 JP3683098B2 (ja) 2005-08-17

Family

ID=16531429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20693198A Expired - Fee Related JP3683098B2 (ja) 1998-07-22 1998-07-22 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3683098B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070654A (ja) * 2001-09-04 2003-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気調理器
CN110167403A (zh) * 2016-09-02 2019-08-23 品谱公司 用于面包烤箱的热量分布构件和通气口
KR20200106286A (ko) * 2019-03-04 2020-09-14 김영준 필터기능이 개선된 밀폐식 구이장치
JP2020536212A (ja) * 2017-10-06 2020-12-10 ブルックバウアー ヴィルヘルム 蒸気排出装置
JP2022112475A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 ダウォン イー アンド エー カンパニー リミテッド デュアル空気浄化循環システムを備えた電気ロースター{Electric Roaster Equipped Dual Air Purification and Circulation System}
JP2022168458A (ja) * 2021-04-26 2022-11-08 株式会社峰松電機 調理器具

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070654A (ja) * 2001-09-04 2003-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気調理器
CN110167403A (zh) * 2016-09-02 2019-08-23 品谱公司 用于面包烤箱的热量分布构件和通气口
JP2020536212A (ja) * 2017-10-06 2020-12-10 ブルックバウアー ヴィルヘルム 蒸気排出装置
JP7129473B2 (ja) 2017-10-06 2022-09-01 ブルックバウアー ヴィルヘルム 蒸気排出装置及びレンジ上面装置
KR20200106286A (ko) * 2019-03-04 2020-09-14 김영준 필터기능이 개선된 밀폐식 구이장치
KR102245344B1 (ko) 2019-03-04 2021-04-28 김영준 필터기능이 개선된 밀폐식 구이장치
JP2022112475A (ja) * 2021-01-21 2022-08-02 ダウォン イー アンド エー カンパニー リミテッド デュアル空気浄化循環システムを備えた電気ロースター{Electric Roaster Equipped Dual Air Purification and Circulation System}
JP7281219B2 (ja) 2021-01-21 2023-05-25 ダウォン イー アンド エー カンパニー リミテッド デュアル空気浄化循環システムを備えた電気ロースター{Electric Roaster Equipped Dual Air Purification and Circulation System}
JP2022168458A (ja) * 2021-04-26 2022-11-08 株式会社峰松電機 調理器具
JP7330525B2 (ja) 2021-04-26 2023-08-22 株式会社峰松電機 調理器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3683098B2 (ja) 2005-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5001970A (en) Grill exhaust system
KR100760790B1 (ko) 절전형 열산화 공기순환식 전기프라이팬
KR20110090407A (ko) 가정용 조리기구 커버
KR20100102810A (ko) 공기순환식 전기 프라이팬
FI95764C (fi) Paistolaite, nimenomaan grillausta varten
KR102153416B1 (ko) 유증기 및 연기 정화 순환 가이드 플레이트를 구비한 전기구이기
JP2002045240A (ja) 可搬式テーブル
US6202638B1 (en) Grill cover
JP2000039154A (ja) 加熱調理器
KR20090015217A (ko) 공기 순환식 전기 프라이팬
JP2869455B2 (ja) 無煙加熱調理器
JP2004349041A (ja) 誘導加熱調理器
KR102453282B1 (ko) 연기커버가 구비된 에어순환식 로스터
JP2003102625A (ja) 加熱調理器
KR100915926B1 (ko) 냄새 및 연기가 나지 않는 전기 양면 그릴
KR101072704B1 (ko) 철판조리기
KR102250905B1 (ko) 공기 정화기능을 갖는 개량형 공기 순환식 로스터
KR102515514B1 (ko) 흡입 유로를 구비한 전열식 조리기구
KR102208632B1 (ko) 공기 정화기능을 갖는 공기 순환식 로스터
KR102641936B1 (ko) 음식물 구이기
KR101708435B1 (ko) 유증기 여과장치 부착형 렌지 겸용 구이기
JP2002177150A (ja) 加熱調理器
JP3127857B2 (ja) ホットプレート
KR102679201B1 (ko) 가림막이 구비된 조리열기구용 덮개
CN216823002U (zh) 一种微烟烤肉架

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090603

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100603

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110603

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees