JPH1146879A - ヒーティングカート内の接点構造 - Google Patents

ヒーティングカート内の接点構造

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JPH1146879A
JPH1146879A JP21918397A JP21918397A JPH1146879A JP H1146879 A JPH1146879 A JP H1146879A JP 21918397 A JP21918397 A JP 21918397A JP 21918397 A JP21918397 A JP 21918397A JP H1146879 A JPH1146879 A JP H1146879A
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pantograph
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、トレイとパンタグラフの接点端子間
の接触,接続が確実化されて、信頼性が向上すると共
に、第2に、しかもこれが簡単容易に実現される、ヒー
ティングカート内の接点構造を提案する。 【解決手段】 このヒーティングカートは、箱状をなし
ドアとキャスターを備えた外箱と、外箱の左右の側板内
面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイ
ドレールと、外箱の内部に上下多段に収納されガイドレ
ールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せら
れた食器内の食品をヒートアップするヒーター13付
で、板状をなす各トレイ1と、外箱の内面に上下多段に
付設された、各トレイ1のヒーター13への通電用のパ
ンタグラフ3と、を有してなる。そして、トレイ1側の
ヒーター13用の接点端子20が、トレイ1の上下両面
に形成され、パンタグラフ3側の接点端子21も、上下
に分かれて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒーティングカー
ト内の接点構造に関する。すなわち、例えば航空機内で
料理のヒートアップに使用されるヒーティングカート内
における、接点構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば航空機内における食事の提供サー
ビスには、従来よりヒーティングカートが使用されてい
る。そして、この種のヒーティングカートは、箱状をな
しドアとキャスターを備えた外箱と、外箱の左右の側板
内面に左右で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイ
ドレールと、外箱の内部に上下多段に収納されガイドレ
ールにて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せら
れた食器内の食品をヒートアップするヒーター付で、板
状をなす各トレイと、外箱の左右いずれか一方の側板内
面にガイドレールと交互に上下多段に付設された、各ト
レイのヒーターへの通電用の各パンタグラフと、を有し
てなる。
【0003】図6は、この種従来例のヒーティングカー
ト内の接点構造の説明に供する要部の側断面図であり、
(1)図はその1例を示し、(2)図は他の例を示す。
同図にも示したように、この種従来例の接点構造では、
ヒーター付のトレイ1が、ガイドレール(図6中では図
示を省略)上に収納,保持されると共に、トレイ1側の
側端の接点端子2が、電源側に接続されると共に上位に
位置するパンタグラフ3側の接点端子4に、上下で対応
接触して押下,圧接され、もって、両接点端子2,4間
が接続されることにより、トレイ1側のヒーターが通
電,発熱するようになっていた。ところで、図6の
(1)図に示したパンタグラフ3は、いわゆるスプリン
グバー方式よりなり、その接点端子4が板ばねにて構成
され、もってトレイ1側の接点端子2に上側から押下,
圧接するようになっている。又、図6の(2)図に示し
たパンタグラフ3は、いわゆるスプリングコイル方式よ
りなり、その接点端子4が、上位に介装されたコイルば
ね5の付勢力に基づき、トレイ1側の接点端子2に上側
から押下,圧接するようになっている。勿論、このよう
なパンタグラフ3側の接点端子4やトレイ1側の接点端
子2は、交流のパワーライン側(ホット側,サプライ
側)とニュートラルライン側(リターン側)とに対応
し、それぞれ前後に1対設けられている。なお図中6
は、パンタグラフ3のカバーである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、この種従来例のヒーティングカート内の接点構造
は、上位のパンタグラフ側の接点端子4と、下位のトレ
イ1側の接点端子2とが、上下で対応接触する1点接触
構造よりなっていたので、両者間にゴミやちり等が挟み
込まれると、機能しなくなる慮がある、という問題があ
った。つまり、この種従来例の接点構造は、1点接触構
造よりなっていたので、ゴミやチリの介在により、接点
端子2,4間の接触,接続が損なわれて絶縁状態とな
り、トレイ1のヒーターが通電不能となる危険があり、
その信頼性に不安が指摘されていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、トレイ
側の接点端子を上下両面に形成すると共に、これに対応
してパンタグラフ側の接点端子も上下に形成し、もって
上下両面の2点接触構造としたことにより、第1に、信
頼性が向上すると共に、第2に、しかもこれが簡単容易
に実現される、ヒーティングカート内の接点構造を提案
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわ
ち、このヒーティングカートは、箱状をなしドアとキャ
スターを備えた外箱と、該外箱の左右の側板内面に左右
で対をなしつつ上下多段に固設された各ガイドレール
と、該外箱の内部に上下多段に収納され該ガイドレール
にて出し入れ自在に保持されると共に、上に載せられた
食器内の食品をヒートアップするヒーター付で、板状を
なす各トレイと、該外箱の内面に上下多段に付設され
た、各該トレイのヒーターへの通電用の各パンタグラフ
と、を有してなり、航空機等の輸送手段搭載用として用
いられる。そして、このヒーティングカート内の接点構
造は、該トレイ側のヒーター用の接点端子が、該トレイ
の上下両面に形成されると共に、該パンタグラフ側の接
点端子が、該トレイ側の上下両面の該接点端子にそれぞ
れ接続可能に、上下に分かれて形成されている。もっ
て、該トレイ側の接点端子と該パンタグラフ側の接点端
子間が、上下両面の2点接触構造となっていること、を
特徴とする。
【0007】このヒーティングカート内の接点構造は、
このようになっているので、次のようになる。航空機等
に搭載されるヒーティングカート内には、ヒーター付の
トレイがガイドレールを利用して上下多段に収納され、
もってトレイ上に載せられた食器内の食品がヒートアッ
プされる。そして、この接点構造では、トレイ側の接点
端子が上下両面に形成されると共に、これに対応して、
パンタグラフ側の接点端子も上下に形成されており、も
って、両者間が上下両面の2点接触構造となっている。
そこで、上下両面の接点端子間のうち、上下のいずれか
一方間にゴミやちり等が挟み込まれ、接点端子としての
接触,接続が損なわれるようなことがあっても、上下の
他方間にて、接点端子としての接触,接続が確保される
ようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に基づいて詳
細に説明する。図1,図2,図3等は、本発明の実施の
形態の説明に供し、図1の(1)図は要部の側断面図、
図1の(2)図はトレイの平面図であり、図2は、トレ
イを外した状態のヒーティングカートの正断面説明図、
図3は、トレイを外した状態のヒーティングカートの側
断面説明図である。図4は、ヒーティングカートの要部
の正断面説明図であり、図5は、ヒーティングカートの
斜視図である。
【0009】まず、図2,図3,図4,図5等を参照し
つつ、ヒーティングカート7について述べる。このヒー
ティングカート7は、航空機等の輸送手段搭載用であ
り、次の外箱8,ガイドレール9,トレイ1,パンタグ
ラフ3等を、有してなる。すなわち、箱状をなしドア1
0とキャスター11を備えた外箱8と、外箱8の左右の
側板12内面に、左右で対をなしつつ上下多段に固設さ
れた各ガイドレール9と、外箱8の内部に上下多段に収
納され、ガイドレール9にて出し入れ自在に保持される
と共に、上に載せられた食器A内の食品Bをヒートアッ
プするヒーター13付で、板状をなす各トレイ1と(図
1の(2)図を参照)、外箱8の内面に上下多段に付設
された、各トレイ1のヒーター13への通電用の各パン
タグラフ3と、を有してなる。
【0010】このようなヒーティングカート7につい
て、更に詳述する。このヒーティングカート7は、例え
ば航空機の機内や新幹線の車内等において、乗員が座席
の乗客に対し、食事の提供サービスを実施する際に使用
される。そして、まずヒーティングカート7の外箱8
は、天板14,床板15,左右の側板12,奥板16等
を備え、前面が開放された箱状をなし、開放された前面
にドア10がヒンジ17にて取り付けられると共に、床
板15の四隅下にキャスター11が付設されており、手
で押して移動される。外箱8の天板14,床板15,側
板12,奥板16,ドア10等には、それぞれ断熱構造
のパネルが用いられ、これらが、上下,左右,前後等に
骨組として配されたアルミ製等のコーナー型材に、組み
付けられている。なお、図示したヒーティングカート7
の外箱8は、このような単体構造よりなっているが、イ
ンナーケースを内部に備えた2重構造の外箱8も可能で
ある。図3,図5中18は、床板15下に配されたブレ
ーキおよびレリーズ用のペタルであり、図2中19は、
ブレーキ部材である。
【0011】外箱8の左右の側板12の内面には、ガイ
ドレール9が、左右で高さレベルを揃え左右対向しつ
つ、上下多段に固設されており、図示のガイドレール9
は、上下でトレイ1の左右端部を挟み込むようになって
いる。そして、このような左右のガイドレール9間に、
板状のトレイ1が、出し入れ自在な棚として保持され、
このトレイ1上に、食品Bの食器Aが載せられるように
なっている。左右のガイドレール9そしてトレイ1は、
例えば上下12段程度配設される。航空機の場合、食器
A内の食品Bとしては、メインディッシュの料理や御飯
が代表的であり、この料理は主に肉料理や魚料理であ
り、アントレやミールとも称される。そして、このよう
な料理等の食品Bは、まず、地上で事前に加熱調理済と
され事後の航空機内等での乗客への提供サービスに際
し、ヒーティングカート7内での加熱により、暖められ
保温,ヒートアップされる場合もあるが、これによら
ず、航空機内等での乗客への提供サービスに際し、ヒー
ティングカート7内での加熱により、初めて加熱調理,
ヒートアップされる場合もある。なお食器Aは、蓋付と
なっていることが多い。
【0012】さてトレイ1には、このように食器A内の
食品Bをヒートアップするためのヒーター13が付設さ
れている。このヒーター13は、ニクロム線等の通電発
熱線が、平面的に例えば前後に折れ線状に迂回しつつ左
右に通されると共に、このような通電発熱線が例えばシ
リコンラバーにてモールドされた面状をなし、その上下
面等に、アルミ板等のメタル板が接合されている。トレ
イ1には、このようなヒーター13が付設されている。
そして図示例のトレイ1は、このようなヒーター13が
全面的に配されており、その上に載せられた食器A内の
食品Bをすべてヒートアップするタイプよりなる(もっ
てこのタイプのヒーティングカート7は、ヒーティング
専用カートと称される)が、これによらず、トレイ1の
隅部に部分的にヒーター13(ヒーターパッド)が配さ
れ、トレイ1上に載せられた食器A内の食品Bのうち、
ヒーター13上のものだけをヒートアップするタイプの
ものも可能である(ここではこのタイプのものも、ヒー
ティングカート7と称する)。ヒーティングカート7
は、このようになっている。
【0013】以下、図1,図2,図3等を参照しつつ、
このヒーティングカート7の接点構造等について述べ
る。トレイ1については、そのヒーター13に接続され
た接点端子20が、外箱8側に設けられたパンタグラフ
3の接点端子21、更には外箱8内等に付設された配線
等を介し、カート側コネクタ22(図5も参照)に接続
されている。そして、このカート側コネクタ22が、機
内のギャレー側に付設された電源側コネクタ23に接続
され、もって、トレイ1のヒーター13を通電可能とな
っている。
【0014】図示例において、このトレイ1側の接点端
子20は、図1に示したように、トレイ1の後端側に形
成されると共に、交流のパワーライン側(ホット側,サ
プライ側)に対応して2個、ニュートラルライン側(リ
ターン側)に対応して1個の計3個が、横に並んで設け
られている。なお、このような図示例によらず、接点端
子20を、各トレイ1の左右いずれか一方の側端側に形
成するようにしてもよく、又、パワーライン側(ホット
側,サプライ側)用として1個、ニュートラルライン側
(リターン側)用として1個の計2個設けるようにして
もよい。又、このような各トレイ1側の接点端子20に
対応して、図示例では図1の(1)図,図2,図3に示
したように、パンタグラフ3が、ヒーティングカート7
の外箱8のリヤ板たる奥板16の内面に、上下多段に付
設されている。そして各パンタグラフ3は、収納された
各トレイ1に見合った高さレベルに配設され、図示例で
はトレイ1側の接点端子20に対応して、それぞれ、3
個の接点端子21が設けられている。勿論、このパンタ
グラフ3は、上述によりトレイ1側の接点端子20が、
トレイ1の左右いずれか一方の側端側に形成された場合
には、外箱8の左右いずれか同側の側板12の内面に形
成され、又、上述によりトレイ1側の接点端子20が2
個設けられた場合には、対応して、その接点端子21も
それぞれ2個設けられる。
【0015】そして、この接点構造では、トレイ1側の
接点端子20とパンタグラフ3側の接点端子21間が、
上下両面の2点接触構造となっている。すなわち、トレ
イ1側のヒーター13用の接点端子20が、トレイ1の
上下両面に形成されると共に、パンタグラフ3側の接点
端子21が、トレイ1側の上下両面の接点端子20にそ
れぞれ接続可能に、上下に分かれて形成されている。
【0016】このような2点接触構造について、更に詳
述する。まず、トレイ1側の接点端子20については、
次のとおり。すなわち、図1の(1)図に示したよう
に、1枚のトレイ1の図示例では横3個の接点端子20
は、それぞれ、上側の接点端子20Cと下側の接点端子
20Dと、から構成されている。つまり、トレイ1の後
端の上面に上側の接点端子20Cが付設されると共に、
トレイ1の後端の下面に下側の接点端子20Dが付設さ
れており、上側の接点端子20Cと下側の接点端子20
D間は、一体的に導通されている。これに対応し、パン
タグラフ3側の接点端子21については、次のとおり。
すなわち、図1の(1)図,図2,図3に示したよう
に、1個のパンタグラフ3の図示例では横3個の接点端
子21は、それぞれ、上側の接点端子21Cと下側の接
点端子21Dと、から構成されている。つまり、パンタ
グラフ3のカバー6の上部から上側の接点端子21Cが
突設されると共に、下部から下側の接点端子21Dが突
設されており、上側の接点端子21Cと下側の接点端子
21D間は、一体的に導通されている。
【0017】このように、トレイ1側の上側の接点端子
20Cと下側の接点端子20Dとは製作上は折曲形成さ
れた一体物よりなり、同様に、パンタグラフ3側の上側
の接点端子21Cと下側の接点端子21Dも、製作上は
折曲形成された板ばね製の一体物よりなる。そして、ト
レイ1が収納された場合に、トレイ1側の上側の接点端
子20Cが、パンタグラフ3側の上側の接点端子21C
に接触,接続可能、同時に、トレイ1側の下側の接点端
子20Dが、パンタグラフ3側の下側の接点端子21D
に接触,接続可能となっている。このヒーティングカー
ト7では、このような接点構造が採用されている。
【0018】なお図示例では、図5中に示したように、
ヒーティングカート7側のカート側コネクタ22が前後
に2個設けられているが、これによらず、前後いずれか
1個でもよく、勿論これに対応すべく、電源側コネクタ
23も配設されることになる。又、図2や図3中24は
スイッチ、図3中25はノイズフィルタ、26はコネク
タであり、これらのスイッチ24,ノイズフィルタ2
5,コネクタ26等は、カート側コネクタ22から各パ
ンタグラフ3に至る配線に介装されている。
【0019】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。航空機等に搭載される
ヒーティングカート7の外箱8内には、ヒーター13付
のトレイ1が、ガイドレール9を利用して上下多段に収
納され、その上に載せられた食器A内の料理等の食品B
が、ヒートアップされる。すなわちトレイ1は、そのヒ
ーター13が、パンタグラフ3を介し通電されて発熱す
ることにより、料理等の食品Bを加熱する。そして、食
事の提供サービスに際し、このように加熱されて一様に
暖められ保温されたり調理され、もってヒートアップさ
れたヒーティングカート7内の料理等の食品Bは、カー
ト側コネクタ22と電源側コネクタ23間の接続が解か
れた後、ヒーティングカート7がギャレーから乗客の座
席へと移動され、もって乗客に提供される。
【0020】さて、このヒーティングカート7では、ト
レイ1とパンタグラフ3間について、2点接触構造が採
用されている。すなわち、トレイ1側の接点端子20
が、トレイ1の後端の上下両面に形成された上側の接点
端子20Cと下側の接点端子20Dとで構成されると共
に、これに対応して、それぞれに接続可能にパンタグラ
フ3側の接点端子21も上下に形成され、上側の接点端
子21Cと下側の接点端子21Dとで構成されており、
もって、両者間が上下両面の2点接触構造となってい
る。さてそこで、このヒーティングカート7の接点構造
によると、次の第1,第2のようになる。
【0021】第1に、トレイ1とパンタグラフ3間の上
下両面の接点端子20Cと21C、接点端子20Dと2
1D間のうち、上下のいずれか一方(例えば上側の接点
端子20Cと21C)間に、ゴミやちり等が挟み込ま
れ、接点端子20C,21Cとしての接触,接続が損な
われるようなことがあっても、上下の他方間(例えば下
側の接点端子20Dと21D)にて、接点端子20D,
21Dとしての接触,接続が確保されるようになる。そ
こで、このような場合でも、トレイ1のヒーター13は
確実に通電されて発熱し、トレイ1上の食品Bが確実に
ヒートアップされるようになる。
【0022】第2に、しかもこのヒーティングカート7
内の接点構造は、トレイ1やパンタグラフ3について、
それぞれの接点端子20,21を上下に形成した、簡単
な構成よりなる。
【0023】なお図示例では、各トレイ1の接点端子2
0がトレイ1の後端側に形成されると共に、これに対応
して、各パンタグラフ3がヒーティングカート7の外箱
8の奥板16内面に設けられている。そこで、ガイドレ
ール9上に保持されたトレイ1が、出し入れ用のクリア
ランスにより左右いずれかに片寄るようなことがあって
も、トレイ1側の接点端子20とパンタグラフ3側の接
点端子21間の接触,接続が、確実に確保されるという
利点がある。つまり図示例によらず、トレイ1側の接点
端子20が、トレイ1の左右いずれか一方の側端側に形
成されると共に、パンタグラフ3側の接点端子21が、
外箱8の左右いずれか同側の側板12内面に形成された
場合には、トレイ1の左右いずれかへの片寄りにより、
トレイ1側の接点端子20とパンタグラフ3側の接点端
子21間の接触,接続が、損なわれる危険がある。これ
に対し図示例によると、このような危険は回避され、こ
の面からも、トレイ1のヒーター13が確実に通電され
るようになる。
【0024】
【発明の効果】本発明に係るヒーティングカート内の接
点構造は、以上説明したように、トレイ側の接点端子を
上下両面に形成すると共に、これに対応してパンタグラ
フ側の接点端子も上下に形成し、もって上下両面の2点
接触構造としたことにより、次の効果を発揮する。
【0025】第1に、信頼性が向上する。すなわち、こ
のヒーティングカート内の接点構造では、各トレイとパ
ンタグラフ間の接点端子が、上下両面の2点接触構造よ
りなっており、接点端子間の接続が2点で確保されてい
る分だけ、接触,接続が確実化され信頼性が向上する。
つまり、前述した1点接触構造のこの種従来例に比し、
ゴミやちり等にて接点端子としての機能が損なわれてし
まう危険は少なく、通電不能に絶縁されてしまう事態発
生は回避される。もって、トレイのヒーターが確実に通
電されて発熱し、トレイ上の食品が確実にヒートアップ
されるようになる。
【0026】第2に、しかもこれは、簡単容易に実現さ
れる。すなわち、このヒーティングカート内の接点構造
は、トレイやパンタグラフについて、接点端子をそれぞ
れ上下に形成した簡単な構成よりなり、もって上述した
第1の点が容易に実現される。このように、この種従来
例に存した課題が確実に解決される等、本発明の発揮す
る効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒーティングカート内の接点構造
について、発明の実施の形態の説明に供し、(1)図
は、要部の側断面図、(2)図は、トレイの平面図であ
る。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供し、トレイを外
した状態のヒーティングカートの正断面説明図である。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供し、トレイを外
した状態のヒーティングカートの側断面説明図である。
【図4】ヒーティングカートの要部の正断面説明図であ
る。
【図5】ヒーティングカートの斜視図である。
【図6】この種従来例の接点構造の説明に供する要部の
側断面図であり、(1)図は、その1例を示し、(2)
図は、他の例を示す。
【符号の説明】
1 トレイ 3 パンタグラフ 7 ヒーティングカート 8 外箱 9 ガイドレール 10 ドア 11 キャスター 12 側板 13 ヒーター 20C 接点端子(トレイ側) 20D 接点端子(トレイ側) 21C 接点端子(パンタグラフ側) 21D 接点端子(パンタグラフ側) A 食器 B 食品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状をなしドアとキャスターを備えた外
    箱と、該外箱の左右の側板内面に左右で対をなしつつ上
    下多段に固設された各ガイドレールと、該外箱の内部に
    上下多段に収納され該ガイドレールにて出し入れ自在に
    保持されると共に、上に載せられた食器内の食品をヒー
    トアップするヒーター付で、板状をなす各トレイと、該
    外箱の内面に上下多段に付設された、各該トレイのヒー
    ターへの通電用の各パンタグラフと、を有してなる、航
    空機等の輸送手段搭載用のヒーティングカートにおい
    て、 該トレイ側のヒーター用の接点端子が、該トレイの上下
    両面に形成されると共に、該パンタグラフ側の接点端子
    が、該トレイ側の上下両面の該接点端子にそれぞれ接続
    可能に、上下に分かれて形成され、 もって、該トレイ側の接点端子と該パンタグラフ側の接
    点端子間が、上下両面の2点接触構造となっているこ
    と、を特徴とするヒーティングカート内の接点構造。
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