JPH1145227A - データ転送方式およびデータ転送装置 - Google Patents

データ転送方式およびデータ転送装置

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JPH1145227A
JPH1145227A JP9203606A JP20360697A JPH1145227A JP H1145227 A JPH1145227 A JP H1145227A JP 9203606 A JP9203606 A JP 9203606A JP 20360697 A JP20360697 A JP 20360697A JP H1145227 A JPH1145227 A JP H1145227A
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JP
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JP9203606A
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English (en)
Inventor
Katsuya Obuchi
勝也 大渕
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/122,062 priority patent/US6029218A/en
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/20Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
    • G06F13/28Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送要求を行うマスタ装置と転送要求に対し
て応答するスレーブ装置との間におけるデータ転送にお
いて、バスの転送効率を向上させる。 【解決手段】 マスタ装置1は、スレーブ装置2a,2
bに対し、異なる応答速度毎にアドレスの領域を切り分
け、シングルアクセス/バーストアクセス切替手段10
5によって、1つ前のアドレスと現在のアドレスとを比
較することにより、アクセス先が連続領域か否かを判別
し、該判別結果に応じて、シングルアクセスかバースト
アクセスかを切り替える。そして、応答速度が遅いター
ゲットを1回リードするシングルアクセスである場合に
は、バスを解放し、応答速度が遅いターゲットでも連続
してアクセスするバーストアクセスである場合には、バ
スを解放しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス転送方式に関
し、特に半導体集積回路により形成されるバス転送方式
およびデータ転送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バスの転送効率を向上させる方法
として、例えば特開平5−242017等には、スレー
ブ装置内のターゲットの反応が遅い場合、マスタ装置が
転送要求を行った後は、バスを獲得したままスレーブ装
置からのデータを待つのではなく、必ずバスを解放する
という技術が開示されている。この場合、複数のマスタ
装置と複数のスレーブ装置をバスで接続した構成となっ
ている。
【0003】反応の遅いターゲットに対する連続リード
時の転送方式について図12に示すタイミングチャート
を参照して説明する。マスタ装置は、アクセス要求があ
ると、バスを獲得し、アドレスを出力してバスを解放す
る。次のアクセス要因があると、再びバスを獲得し、ア
ドレスを出力してバスを解放する。スレーブ装置は、要
求のあったデータを出力する場合、バス権を要求し、バ
スが獲得できたら、要求のあったアドレスとデータとを
出力していた。この従来の方式では、必ずバスを解放す
るため、バスを解放してから獲得するまでに時間のギャ
ップが生じるとともに、スレーブ装置がデータを出力し
ている間、マスタ装置は、データを受け取ることしかで
きず、転送効率が非常に低下するということがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のデータ転送方式では、マスタ装置がスレーブ装置をア
クセスする際、1回のアクセスが終了すると、常にバス
を解放していたので、スレーブ装置が連続してデータを
返すことができる場合においても、連続して転送するこ
とができないため、バスの使用効率が悪いという問題が
あった。
【0005】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、バスの使用効率を向上させることができるデー
タ転送方式およびデータ転送装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、転送要求を行うマ
スタ装置と転送要求に対して応答するスレーブ装置との
間でバスを介してデータを転送するデータ転送方式にお
いて、前記マスタ装置は、データ転送形式がバーストア
クセスかシングルアクセスかを判断し、バーストアクセ
スであれば、バスを解放することなく、データの転送を
続け、シングルアクセスであれば、バスを解放すること
を特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のデータ転送方式において、前記マスタ装置は、前
記スレーブ装置に対するアドレスをデコードすることに
より、応答の遅いスレーブ装置の場合にはシングルアク
セス、応答の早いスレーブ装置の場合にはバーストアク
セスと判定することを特徴とする。
【0008】また、上述した問題点を解決するために、
請求項3記載の発明では、転送要求を行うマスタ装置と
転送要求に対して応答するスレーブ装置との間でバスを
介してデータを転送するデータ転送装置において、前記
マスタ装置は、データ転送形式がバーストアクセスかシ
ングルアクセスかを判断し、バーストアクセスであれ
ば、バスを解放することなく、データの転送を続け、シ
ングルアクセスであれば、バスを解放する切替手段を具
備することを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載のデータ転送装置において、前記マスタ装置の切替
手段は、前記スレーブ装置に対するアドレスを生成する
アドレス生成手段と、前記アドレス生成手段からのアド
レスをデコードすることにより、応答の遅いスレーブ装
置の場合にはシングルアクセス、応答の早いスレーブ装
置の場合にはバーストアクセスと判定するシングル/バ
ースト判定手段とを具備することを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の発明では、請求項4
記載のデータ転送装置において、前記シングル/バース
ト判定手段は、前記アドレス生成手段からの1つ前のア
ドレスを一時的に保持する保持手段と、前記保持手段に
保持された値を順次インクリメントするインクリメント
手段と、前記インクリメント手段によってインクリメン
トした値と現在のアドレスとを比較し、一致した場合を
バーストアクセス、一致しない場合をシングルアクセス
とする一致検出手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、請求項6記載の発明では、請求項4
記載のデータ転送装置において、前記シングル/バース
ト判別手段は、前記アドレス生成手段で生成されたアド
レスの上位数ビットを切り出す上位ビット切出手段と、
前記上位ビット切出手段によって切り出された数ビット
を一時的に保持する保持手段と、前記保持手段に一時的
に保持された1つ前の数ビットアドレスと前記上位ビッ
ト切出手段によって切り出された数ビットアドレスとを
比較し、一致した場合をバーストアクセス、一致しない
場合をシングルアクセスとする一致検出手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0012】また、上述した問題点を解決するために、
請求項7記載の発明では、転送要求を行うマスタ装置と
転送要求に対して応答するスレーブ装置との間でバスを
介してデータを転送するデータ転送方式において、前記
マスタ装置にアクセス要因が発生した場合にバスを獲得
する第1の獲得ステップと、バスの獲得完了後に1つ目
のアドレスを出力する出力ステップと、アドレスによっ
てシングルアクセスかバーストアクセスかを判断する判
断ステップと、前記判断ステップでシングルアクセスと
判断された場合、バスを解放する第1の解放ステップ
と、バスを解放後、前記スレーブ装置がリードデータの
準備が完了した信号を受け、バスを獲得する第2の獲得
ステップと、データを受信する第1の受信ステップと、
データ受信後、再びバスを解放する第2の解放ステップ
とからなるシングルアクセス・ステップと、前記判断ス
テップでバーストアクセスと判断された場合、バスを保
持したままアドレスを出力し、その後、前記スレーブ装
置からのリードデータの準備完了信号を受け、前記マス
タ装置が前記スレーブ装置に対し、リードデータ出力命
令信号を出力してデータを受信する第2の受信ステップ
と、アドレスを出力する出力ステップと、アドレスの出
力終了後にデータを受信する第3の受信ステップと、デ
ータの出力終了後にバスを解放する第3の解放ステップ
とからなるバーストアクセス・ステップと、前記シング
ルアクセス・ステップまたは前記バーストアクセス・ス
テップが終了すると、次のアクセス要因を待つ待機ステ
ップとを具備することを特徴とする。
【0013】本発明では、現在のアドレスと1つ前のア
ドレスとを比較することにより、アクセス先のターゲッ
トデバイスの連続領域であるか否かを判定し、バースト
アクセスかシングルアクセスかを切り替えるようにした
ため、バーストアクセスとシングルアクセスを交互に行
うデータ転送において、バーストアクセスでは、最大1
サイクルで1データを転送することでき、シングルアク
セスでは、他のアクセスを待たせることなく、データ転
送を行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0015】A.第1実施形態 まず、本発明の第1実施形態について図面を参照して説
明する。 A−1.第1実施形態の構成 図1は、本発明の第1実施形態によるデータ転送方式を
適用したシステムの構成を示すブロック図である。図に
おいて、マスタ装置1およびスレーブ装置2a,2b
は、アドレスバス100とデータバス101で接続され
ている。drdy_s1は、スレーブ装置2aがリード
データの準備ができたことを示す信号であり、dout
_s1は、マスタ装置1がスレーブ装置2aに対するリ
ードデータ出力命令信号である。同様に、drdy_s
2は、スレーブ装置2bがリードデータの準備ができた
ことを示す信号であり、dout_s2は、マスタ装置
1がスレーブ装置2bに対するリードデータ出力命令信
号である。
【0016】マスタ装置1は、アドレス生成部102と
そのアドレスによりシングルアクセスかバーストアクセ
スかを判定する判定部103とを有するシングルアクセ
ス/バーストアクセス切替手段105を具備している。
判定部103は、バーストアクセスの場合に「1」、バ
ーストアクセスでない(シングルアクセス)とき「0」
となるburst信号を出力する。また、スレーブ装置
2aは、応答の遅いターゲット104を備えている。
【0017】A−2.第1実施形態の動作 次に、本発明の第1実施形態の動作について説明する。
まず、スレーブ装置2a内の低速なターゲット104を
シングルリードする場合について図2に示すタイミング
チャートを参照して説明する。マスタ装置1は、アドレ
スバス100に転送要求を出し、バースト転送でないこ
とが判明すると、バスを解放する。その後、スレーブ装
置2aは、ターゲット104がデータを出力する準備が
できると、drdy_s1信号を出力する。これに対
し、マスタ装置1は、dout_s1信号を出力するこ
とにより、スレーブ装置2aは、転送応答をデータバス
101に出力する。本アクセス期間中は、シングルアク
セスであるため、burst信号はアクティブとならな
い。
【0018】次に、スレーブ装置2a内の低速なターゲ
ット104をバーストリードする場合について図3に示
すタイミングチャートを参照して説明する。マスタ装置
1は、アドレスバス100に転送要求を出し、バースト
転送であることが判明すると、転送要求を出し、続いて
バスを取り続ける。その間に、ターゲット104がデー
タを出力する準備ができるため、スレーブ装置2aは、
drdy_s1信号を出力する。これに対し、マスタ装
置1は、dout_s1信号を返すことにより、スレー
ブ装置2aは、drdy_s1信号とともに、転送応答
を連続して出力する。
【0019】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説
明する。 B−1.第2実施形態の構成 まず、図4は、本発明の第2実施形態によるデータ転送
方式を適用したシステムの構成を示すブロック図であ
る。図において、マスタ装置1およびスレーブ装置2
a,2bは、バスで接続されており、該バスは、アドレ
ス線a[15:0]、データ線d[31:0]、リード/ラ
イト識別信号r/w、アドレスバリッド信号avali
dから構成されている。drdu_s1は、スレーブ装
置2aが、リードデータの準備ができたことを示す信号
であり、dout_s1は、マスタ装置1がスレーブ装
置2aに対するリードデータ出力命令信号である。同様
に、drdy_s2は、スレーブ装置2bがリードデー
タの準備ができたことを示す信号であり、dout_s
2は、マスタ装置1がスレーブ装置2bに対するリード
データ出力命令信号である。また、マスタ装置1、スレ
ーブ装置2a、スレーブ装置2bには、クロック信号c
lkが入力されている。
【0020】マスタ装置1は、アドレス生成部200と
そのアドレスによりシングルアクセスかバーストアクセ
スかを判定する判定部201とを有するシングルアクセ
ス/バーストアクセス切替手段205を具備している。
判定部201は、バーストアクセスの場合に「1」、バ
ーストアクセスでない(シングルアクセス)とき「0」
となるburst信号を出力する。
【0021】スレーブ装置2aは、応答の遅いターゲッ
ト202およびアドレスを入力した次のクロックでデー
タを出力できる応答の速いターゲット203を備えてい
る。また、スレーブ装置2bは、アドレスを入力した次
のクロックでデータを出力できる応答の速いターゲット
204を備えている。ここで、図5は、ターゲット20
2、ターゲット203およびターゲット204のアドレ
スマッピングを示す概念図である。図において、アドレ
スが「0000H」〜「0FFFH」である場合には、
ターゲット202が反応し、「1000H」〜「1FF
FH」である場合には、ターゲット203が反応し、
「2000H」〜「2FFFH」である場合には、ター
ゲット204が反応するようになっている。
【0022】次に、シングルアクセスかバーストアクセ
スかを判定する判定方法およびその構成について図6お
よび図7を参照して説明する。図6および図7は、シン
グルアクセス/バーストアクセス切替手段205の一構
成例を示す回路図である。まず、図6において、アドレ
ス生成部600(図1の102、または図4の200に
相当)によって生成されたアドレスの16ビットは、一
致検出器603とデータ・フリップフロップ601の一
方の入力端に入力される。データ・フリップフロップ6
01の出力は、インクリメンタ602に入力される。イ
ンクリメンタ602の出力は、一致検出器603の他方
の入力となる。これは、アドレス生成部600から出力
されるアドレスの1つ前のアドレスに「1」を加えた値
であるため、アドレス生成部600から出力されるアド
レスとインクリメンタ602の出力が一致するというこ
とは、アドレスが連続する領域を指示していることを意
味する。
【0023】次に、図7において、アドレス生成部70
0によって生成されたアドレスの16ビットは、上位4
ビット切り出し部701により15〜12ビットのみが
一致検出器703とデータ・フリップフロップ702の
一方の入力端に入力される。データ・フリップフロップ
702の出力は、一致検出器703の他方に入力され
る。これは、アドレス生成部700から出力されるアド
レスの上位4ビットの1つ前のアドレスの上位4ビット
であるため、一致検出器703の2入力が一致するとい
うことは、現在のアドレスが1つ前のアドレスと同じ領
域を指示していることを意味する。
【0024】B−2.第2実施形態の動作 次に、上述した第2実施形態によるデータ転送方式の動
作について説明する。図8は、本発明によるデータ転送
処理を示すフローチャートである。マスタ装置1にアク
セス要因が発生すると、ステップS800に進み、バス
を獲得する。バスが獲得できると、ステップS801
で、一発目のアドレスを出力し、ステップS802で、
次のアドレスでシングルかバーストかを判定する。そし
て、シングルであれば、ステップS803でバスを解放
する。その後、スレーブ装置2aからdrdy_s1信
号が返ってくると、ステップS804で、バスを獲得し
た後、ステップS805で、データを受け取り、その
後、ステップS806で、バスを解放する。そして、ス
テップS800に戻り、次のアクセス要因を待つ。
【0025】一方、ステップS802で、バーストと判
定された場合には、ステップS807に進み、バスを保
持したまま、アドレスを出力し続け、その後、スレーブ
装置2aからdrdy_s1信号が返ってくると、ステ
ップS808で、dout_s1信号を出力してデータ
を入力し、アドレスを出力し続ける。そして、アドレス
の出力が終了すると、ステップS809で、最後までデ
ータを入力する。最後のデータで、drdy_s1信号
がインアクティブになるため、データの終了を認識した
ら、ステップS810に進み、dout_s1信号をイ
ンアクティブにし、バスを解放する。そして、ステップ
S800に戻り、次のアクセス要因を待つ。
【0026】次に、より具体的な動作例を説明する。ま
ず、スレーブ装置1内の低速なターゲット202を1
回、その後にスレーブ装置2b内の高速なターゲット2
04を1回、リードする場合について図9に示すタイミ
ングチャートを参照して説明する。マスタ装置1は、リ
ード/ライト識別信号r/w、アドレスバリッド信号a
validとともに、アドレスa[15:0]に、「01
00H」を出力する。マスタ装置1は、次のアドレスが
「2000H」であり、そのアドレスが指示するスレー
ブ装置2b内のターゲット204が1クロック後にデー
タを出力することができるので、バスを解放することな
く、「2000H」を続けて出力する。その次には、ア
クセス要因が発生していないので、マスタ装置1は、ア
ドレスバリッド信号avalidをインアクティブに
し、アドレス出力を停止する。マスタ装置1は、次のク
ロックでスレーブ装置2bがデータを出力することを知
っているので、drdy_s2信号を待たずに、dou
t_s2信号を出力する。それにより、スレーブ装置2
bは、ターゲット204のデータD2xをデータ線d
[31:0]に出力する。マスタ装置1は、D2xが返っ
てくると、バスを解放する。
【0027】一方、スレーブ装置2aは、ターゲット2
02がデータを出力する準備ができると、drdy_s
1信号を出力する。マスタ装置1は、そのとき、他のア
クセス要因が発生しておらず、データを受け取れる状態
にあるので、dout_s1信号を出力する。これによ
り、スレーブ装置2aは、ターゲット202のデータD
1xを出力する。本アクセスにおいて、図中の期間Tは
バスが空いているため、マスタ装置1が他のアクセスを
行うこともできるし、他のマスタ装置が接続されていれ
ば、他のマスク装置がアクセスを起こすことができる。
なお、本アクセス期間中は、シングルアクセスであるた
め、burst信号はアクティブとならない。
【0028】次に、スレーブ装置2a内の低速なターゲ
ット202を連続してリードする場合について図10、
図11を参照して説明する。マスタ装置1は、リード/
ライト識別信号r/w、アドレスバリッド信号aval
idとともに、アドレスa[15:0]に、「000H」
(図では「0H」と省略)を出力する。次のアドレス
は、「0001H」(図では「1H」と省略)であり、
連続するアドレスであるため、バーストアクセスと判断
し、burst信号をアクティブとする。その次のアド
レスは「0002H」(図では「2H」と省略)であ
り、やはり連続するアドレスであるため、バーストアク
セスと判断し、burst信号をアクティブにしたまま
とする。このように、マスタ装置1は、次々と連続する
アドレスを出力し、バスを取り続ける。
【0029】その後、ターゲット202がデータを出力
する準備ができたところで、スレーブ装置2aは、dr
dy_s1信号を出力する。マスタ装置1は、データを
受け取れるので、dout_s1信号を返すことによ
り、スレーブ装置2aは、drdy_s1信号ととも
に、データを連続して出力する。そして、図7に示すよ
うに、最後のアドレスが「00FFH」(図では「ff
H」と省略)となり、それ以降、アドレス要因がなくな
ると、マスタ装置1は、アドレスバリッド信号aval
idをインアクティブにし、アドレス出力を停止する。
スレーブ装置2aは、最後のデータ(eod)の前に、
drdy_s1信号をインアクティブにすることによ
り、マスタ装置1は、最後のデータを認識し、dout
_s1信号をインアクティブにする。
【0030】このように、従来技術では、バスを解放す
ることとバスを獲得するために少なくとも2サイクル必
要で、そのためデータを連続して転送できないのに対
し、本実施形態によれば、バーストリードにおいて、少
なくとも、従来技術の2倍の転送速度が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、前記マスタ装置は、データ転送形式がバーストアク
セスかシングルアクセスかを判断し、バーストアクセス
であれば、バスを解放することなく、データの転送を続
け、シングルアクセスであれば、バスを解放するように
したので、バスの使用効率を向上させることができると
いう利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態によるバス転送方式を
適用したシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本第1実施形態によるバス転送方式の動作
(反応の遅いターゲットに対してのシングルリード)を
示すタイミングチャートである。
【図3】 本第1実施形態によるバス転送方式の動作
(反応の遅いターゲットに対してのバーストリード)を
示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の第2実施形態によるバス転送方式を
適用したシステムの構成を示すブロック図である。
【図5】 本第2実施形態によるバス転送方式のターゲ
ットが割り振られているアドレスマップを示す概念図で
ある。
【図6】 バス転送方式のシングル/バースト切替信号
生成回路の一構成例を示すブロック図である。
【図7】 バス転送方式のシングル/バースト切替信号
生成回路の一構成例を示すブロック図である。
【図8】 バス転送方式のフローチャートである。
【図9】 本第2実施形態によるバス転送方式の動作
(反応の遅いターゲットと反応の速いターゲットに対し
てのリードの組み合わせ)を示すタイミングチャートで
ある。
【図10】 本第2実施形態によるバス転送方式の動作
(反応の遅いターゲットに対してのバーストリードの始
まり)を示すタイミングチャートである。
【図11】 本第2実施形態によるバス転送方式の動作
(反応の遅いターゲットに対してのバーストリードの終
わり)を示すタイミングチャートである。
【図12】 従来のバス転送方式の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 マスタ装置 2a,2b スレーブ装置 100 アドレスバス 101 データバス 102 アドレス生成部 103 シングル/バースト判定部 104 ターゲット 105 シングルアクセス/バーストアクセス切替手段 200 アドレス生成部 201 シングル/バースト判定部 202,203,204 ターゲット 205 シングルアクセス/バーストアクセス切替手段 600 アドレス生成部 601 データ・フリップフロップ(D−FF) 602 インクリメンタ(+1) 603 一致検出器 700 アドレス生成部 701 上位4ビット切り出し部 702 データ・フリップフロップ(D−FF) 703 一致検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送要求を行うマスタ装置と転送要求に
    対して応答するスレーブ装置との間でバスを介してデー
    タを転送するデータ転送方式において、 前記マスタ装置は、データ転送形式がバーストアクセス
    かシングルアクセスかを判断し、バーストアクセスであ
    れば、バスを解放することなく、データの転送を続け、
    シングルアクセスであれば、バスを解放することを特徴
    とするデータ転送方式。
  2. 【請求項2】 前記マスタ装置は、前記スレーブ装置に
    対するアドレスをデコードすることにより、応答の遅い
    スレーブ装置の場合にはシングルアクセス、応答の早い
    スレーブ装置の場合にはバーストアクセスと判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ転送方式。
  3. 【請求項3】 転送要求を行うマスタ装置と転送要求に
    対して応答するスレーブ装置との間でバスを介してデー
    タを転送するデータ転送装置において、 前記マスタ装置は、データ転送形式がバーストアクセス
    かシングルアクセスかを判断し、バーストアクセスであ
    れば、バスを解放することなく、データの転送を続け、
    シングルアクセスであれば、バスを解放する切替手段を
    具備することを特徴とするデータ転送方式。
  4. 【請求項4】 前記マスタ装置の切替手段は、 前記スレーブ装置に対するアドレスを生成するアドレス
    生成手段と、 前記アドレス生成手段からのアドレスをデコードするこ
    とにより、応答の遅いスレーブ装置の場合にはシングル
    アクセス、応答の早いスレーブ装置の場合にはバースト
    アクセスと判定するシングル/バースト判定手段とを具
    備することを特徴とする請求項3記載のデータ転送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シングル/バースト判定手段は、 前記アドレス生成手段からの1つ前のアドレスを一時的
    に保持する保持手段と、 前記保持手段に保持された値を順次インクリメントする
    インクリメント手段と、 前記インクリメント手段によってインクリメントした値
    と現在のアドレスとを比較し、一致した場合をバースト
    アクセス、一致しない場合をシングルアクセスとする一
    致検出手段とを具備することを特徴とする請求項4記載
    のデータ転送装置。
  6. 【請求項6】 前記シングル/バースト判別手段は、 前記アドレス生成手段で生成されたアドレスの上位数ビ
    ットを切り出す上位ビット切出手段と、 前記上位ビット切出手段によって切り出された数ビット
    を一時的に保持する保持手段と、 前記保持手段に一時的に保持された1つ前の数ビットア
    ドレスと前記上位ビット切出手段によって切り出された
    数ビットアドレスとを比較し、一致した場合をバースト
    アクセス、一致しない場合をシングルアクセスとする一
    致検出手段とを具備することを特徴とする請求項4記載
    のデータ転送装置。
  7. 【請求項7】 転送要求を行うマスタ装置と転送要求に
    対して応答するスレーブ装置との間でバスを介してデー
    タを転送するデータ転送方式において、 前記マスタ装置にアクセス要因が発生した場合にバスを
    獲得する第1の獲得ステップと、 バスの獲得完了後に1つ目のアドレスを出力する出力ス
    テップと、 アドレスによってシングルアクセスかバーストアクセス
    かを判断する判断ステップと、 前記判断ステップでシングルアクセスと判断された場
    合、バスを解放する第1の解放ステップと、バスを解放
    後、前記スレーブ装置がリードデータの準備が完了した
    信号を受け、バスを獲得する第2の獲得ステップと、デ
    ータを受信する第1の受信ステップと、データ受信後、
    再びバスを解放する第2の解放ステップとからなるシン
    グルアクセス・ステップと、 前記判断ステップでバーストアクセスと判断された場
    合、バスを保持したままアドレスを出力し、その後、前
    記スレーブ装置からのリードデータの準備完了信号を受
    け、前記マスタ装置が前記スレーブ装置に対し、リード
    データ出力命令信号を出力してデータを受信する第2の
    受信ステップと、アドレスを出力する出力ステップと、
    アドレスの出力終了後にデータを受信する第3の受信ス
    テップと、データの出力終了後にバスを解放する第3の
    解放ステップとからなるバーストアクセス・ステップ
    と、 前記シングルアクセス・ステップまたは前記バーストア
    クセス・ステップが終了すると、次のアクセス要因を待
    つ待機ステップとを具備することを特徴とするデータ転
    送方式。
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