JPH11167559A - マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法 - Google Patents

マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法

Info

Publication number
JPH11167559A
JPH11167559A JP33454497A JP33454497A JPH11167559A JP H11167559 A JPH11167559 A JP H11167559A JP 33454497 A JP33454497 A JP 33454497A JP 33454497 A JP33454497 A JP 33454497A JP H11167559 A JPH11167559 A JP H11167559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
data
instruction
address
main memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33454497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Osada
孝士 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Computertechno Ltd
Priority to JP33454497A priority Critical patent/JPH11167559A/ja
Publication of JPH11167559A publication Critical patent/JPH11167559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノード間データ転送命令におけるデータ転送
の完了を待たずに次の命令を連続して発行することので
きるマルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデ
ータ転送方法を提供する。 【解決手段】 自ノードから命令を発行する際に、ID
番号生成回路7が命令毎に唯一となるID番号を添えて
命令を発行し、データ格納先アドレスをアドレス格納バ
ッファ10に保存しておき、他ノードから自ノードへデ
ータを転送した際にデータに付随するID番号をもとに
アドレス格納バッファ10からデータ格納先アドレスを
取り出して、そのアドレスを用いてデータを格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大規模データ処理を
必要とする情報処理装置における、マルチノードシステ
ムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ転送装置は、例え
ば特開平08−288941号公報に示されるように、
他ノードからデータを読み出し自ノードの主記憶にデー
タを格納する命令において、他ノードから自ノードへの
データ転送が完了した時点で次の命令を自ノードから発
行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術の問
題点は、他ノードから自ノードへのデータ転送を行う命
令を自ノードから連続して発行することが出来ず、デー
タ転送時の転送効率が低いことである。
【0004】その理由は、他ノードから自ノードヘのデ
ータ転送を行う命令を自ノードから連続して発行する
と、他ノードから自ノードへのデータ転送が行われた際
に各データがどのノードから送られてきたものか判別で
きないため、ある命令における他ノードから自ノードへ
のデータ転送が完了するまで、次の命令を自ノードから
発行することが出来ないからである。
【0005】本発明の目的は、ノード間データ転送命令
におけるデータ転送の完了を待たずに次の命令を連続し
て発行することのできるマルチノードシステムのデータ
転送装置及びそのデータ転送方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチノードシ
ステムのデータ転送装置は、主記憶と1つ以上の演算プ
ロセッサとで構成されているシステムをノードとし、複
数ノードがノード間接続装置で接続された構成を持ち、
自ノードから命令を発行し他ノードからデータを読み出
して自ノードの主記憶にデータを格納するマルチノード
システムのデータ転送装置であって、各ノードは、複数
の演算プロセッサと、主記憶と、ノード間命令発行手段
と、他ノード命令処理装置と、接続装置とから構成さ
れ、複数の演算プロセッサと主記憶とノード間命令発行
手段と他ノード命令処理装置とは、接続装置で接続さ
れ、演算プロセッサは、ノード間転送命令を発行する手
段を有し、接続装置は、ノード間転送命令を識別して、
ノード間命令発行手段に命令を送出する手段を有し、ノ
ード間命令発行手段は、命令で使用する自ノードの主記
憶へデータを格納するデータ格納先アドレスである主記
憶アドレスを命令に対応したID番号と共に保存する手
段と、他ノードの主記憶アドレスを含む命令と命令に対
応したID番号をノード間接続装置を経由して他ノード
へ送出する手段とを有し、他ノードでは、他ノード命令
処理装置は、ノード間接続装置から送出された命令に付
随する主記憶アドレスをもとに主記憶からデータを読み
出し、ID番号と共にノード間接続装置を経由して、自
ノードへ送出する手段を有し、自ノードでは、ノード間
命令発行手段は、ノード間接続装置から送出されたID
番号を接続装置を通じて入取し、ID番号をもとに保存
された主記憶アドレスを取り出して主記憶へ送出する手
段を有し、主記憶は、主記憶アドレスを用いて主記憶に
データを格納する手段を有する。
【0007】また、ノード間命令発行手段は、命令毎に
ID番号を生成するID番号生成回路と、データ格納先
アドレスである主記憶アドレスを格納するアドレス格納
バッファとを備え、他ノード内の主記憶から自ノード内
の主記憶へデータを転送する命令を自ノードから発行す
る際に、ID番号生成回路により生成された命令毎に唯
一となるID番号を添えて命令を発行し、命令で使用す
る自ノードの主記憶へ格納する主記憶アドレスを、命令
に添えたID番号を書込アドレスとする自ノード内のア
ドレス格納バッファに保存する手段と、他ノードから自
ノードへデータが戻ってきた時に、戻りデータに付随し
ているID番号を読出アドレスとするアドレス格納バッ
ファから主記憶アドレスを取り出して、主記憶へ送出す
る手段とを有してもよい。
【0008】また、ノード間命令発行手段は、命令のタ
イムアウトを検出するタイムアウト検出装置を備え、自
ノードから発行した他ノード内の主記憶から自ノード内
の主記憶へデータを転送する命令に対して、他ノードか
らデータが一定時間内に戻って来ない場合に、自ノード
内のタイムアウト検出装置によりタイムアウトを検出す
る手段と、タイムアウトを検出した場合に、該当する命
令を廃棄して、自ノードが他ノードからの次の戻りデー
タを待つことにより、自ノードをノードダウンさせずに
処理を継続する手段とを有してもよい。
【0009】本発明の上述のマルチノードシステムのデ
ータ転送装置のデータ転送方法は、演算プロセッサから
ノード間転送命令が発行されると、接続装置は、ノード
間転送命令を識別して、ノード間命令発行手段に命令を
送出し、ノード間命令発行手段は、命令で使用する自ノ
ードの主記憶へデータを格納するデータ格納先アドレス
である主記憶アドレスを命令に対応したID番号と共に
保存し、他ノードの主記憶アドレスを含む命令と命令に
対応したID番号をノード間接続装置を経由して他ノー
ドへ送出し、他ノードでは、他ノード命令処理装置は、
ノード間接続装置から送出された命令に付随する主記憶
アドレスをもとに主記憶からデータを読み出し、ID番
号と共にノード間接続装置を経由して、自ノードへ送出
し、自ノードでは、ノード間命令発行手段は、ノード間
接続装置から送出されたID番号を接続装置を通じて入
手し、ID番号をもとに保存された主記憶アドレスを取
り出して主記憶へ送出し、主記憶は、主記憶アドレスを
用いて主記憶にデータを格納する。
【0010】また、ノード間命令発行手段により、他ノ
ード内の主記憶から自ノード内の主記憶へデータを転送
する命令を自ノードから発行する際に、ID番号生成回
路により生成された命令毎に唯一となるID番号を添え
て命令を発行し、命令で使用する自ノードの主記憶へ格
納する主記憶アドレスを、命令に添えたID番号を書込
アドレスとする自ノード内のアドレス格納バッファに保
存しておき、他ノードから自ノードへデータが戻ってき
た時に、戻りデータに付随しているID番号を読出アド
レスとするアドレス格納バッファから主記憶アドレスを
取り出して、主記憶へ送出してもよい。
【0011】また、ノード間命令発行手段により、自ノ
ードから発行した他ノード内の主記憶から自ノード内の
主記憶へデータを転送する命令に対して、他ノードから
データが一定時間内に戻って来ない場合に、自ノード内
のタイムアウト検出装置によりタイムアウトを検出し、
タイムアウトを検出した場合に、該当する命令を廃棄し
て、自ノードが他ノードからの次の戻りデータを待つこ
とにより、自ノードをノードダウンさせずに処理を継続
してもよい。
【0012】従って、自ノードから命令を発行する際
に、命令毎に唯一となるID番号を添えて命令を発行
し、自ノードの主記憶へ格納する主記憶アドレスを自ノ
ードに保存しておき、他ノードから自ノードヘデータを
転送した際にデータに付随するID番号をもとにバッフ
ァから自ノード内の主記憶アドレスを取り出して、その
アドレスを用いてデータを主記憶に格納することができ
る。より具体的には、命令毎に唯一となるID番号を生
成する手段と、主記憶アドレスを格納する手段とを有す
ることにより、ある命令における他ノードから自ノード
への転送の完了を待たずに次のデータ転送命令を発行す
ることができ、無駄の無いデータ転送を行うことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態のマルチノー
ドシステムのデータ転送装置の構成図である。あるノー
ドが、他ノードの主記憶よりデータを自ノードの主記憶
に転送する場合、リクエスト発信ノードは命令をリクエ
スト受信ノードへ発行し、それを受けたリクエスト受信
ノードが主記憶よりデータを読み出し、読み出したデー
タをデータ受信ノードヘ転送し、データ受信ノードが自
身の主記憶に格納することによりデータ転送が行われ
る。本第1の実施の形態では、リクエスト発信ノード1
−1からリクエスト受信ノード1−3への命令発行及
び、データ送出ノード1−3からデータ受信ノード1−
1へのデータ転送について述べる。リクエスト発信ノー
ドとデータ受信ノードは、同一ノードである。リクエス
ト受信ノードとデータ送出ノードも同一ノードである。
【0015】リクエスト発信ノード1−1は、命令及び
命令毎に与えられたID番号をリクエスト受信ノード1
−3へ送出する。命令及びID番号を受け付けたリクエ
スト受信ノード1−3は、命令に含まれるアドレスで主
記憶からデータを読み出し、ID番号と共に読み出しデ
ータをデータ受信ノード1−1へ送出する。データ及び
ID番号を受け取ったデータ受信ノード1−1は、デー
タを主記憶に格納する。
【0016】図2は、本発明の第1の実施の形態におけ
る各ノードの構成例を示すブロック図である。図2にお
いて、ノード1は、複数の演算プロセッサ3、主記憶
4、ノード間命令発行手段5、他ノード命令処理装置1
2および接続装直13から構成される。
【0017】複数の演算プロセッサ3と主記憶4とノー
ド間命令発行手段5と他ノード命令処理装置12は、接
続装置13で接続される。演算プロセッサ3からノード
間転送命令が発行されると、接続装置13は、ノード間
転送命令を識別して、ノード間命令発行手段5に命令を
送出する。ノード間命令発行手段5は、アドレスを含む
命令と命令に対応したID番号をノード間接続装置2を
経由してリクエスト受信ノードへ送出する。リクエスト
受信ノードでは、ノード間接線装置2から送出された命
令および命令と対応するID番号を他ノード命令処理装
置12に入力し、命令に付随するアドレスをもとに主記
憶4からデータを読み出し、ID番号と共にノード間接
続装置2を経由してデータ受信ノードへ送出する。デー
タ受信ノードでは、ノード間接続装置2から送出された
ID番号を接続装置13を通じてノード間命令発行手段
5に入力し、ノード間命令発行手段5が出力するアドレ
スで主記憶4にデータを格納する。
【0018】次に、ノード間命令発行手段5について述
べる。命令発行手段5は、命令受付レジスタ6、ID番
号生成回路7、命令出力レジスタ8、アドレス受付レジ
スタ9、アドレス格納バッファ10およびアドレス出力
レジスタ11から構成される。命令受付レジスタ6は、
接続装置13よりノード間転送命令を受け付けて命令を
格納する。ノード間転送命令は、命令種別、データ受信
ノードの主記憶アドレス、データ送出ノードの主記憶ア
ドレスから構成され、命令種別は命令受付レジスタ6の
CMDに、データ受信ノードの主記憶アドレスは命令受
付レジスタ6のAD0に、データ送出ノードの主記憶ア
ドレスは命令受付レジスタ6のAD1に、それぞれ格納
される。受け付けた命令は、次タイミングでID番号生
成回路7へ送出する。ID番号生成回路7は、命令受付
レジスタ6より受け付ける命令に対して唯一となるよう
にID番号を生成し、生成したID番号を命令と共に命
令出力レジスタ8およびアドレス受付レジスタ9へ送出
する。命令出力レジスタ8はID番号、命令種別CMD
およびデータ送出ノードの主記憶アドレスAD1をノー
ド間接続装置2を通じてデータ送出ノードヘ発行する。
【0019】アドレス受付レジスタ9は、ID番号生成
回路7より受け付けたID番号および命令をセットす
る。また、アドレス受付レジスタ9は、データ送出ノー
ドより送出されたID番号をノード間接続装置2および
接続装置13を通じて受け付け、格納する。アドレス格
納バッファ10は、ID番号生成回路7からアドレス受
付レジスタ9が受け付けたID番号を書込アドレスとし
て、バッファ内の所定のアドレスにアドレス受付レジス
タ9より受け付ける命令種別CMDおよびデータ受信ノ
ードの主記憶アドレスAD0を格納する。また、アドレ
ス格納バッファ10は、アドレス受付レジスタ9がデー
タ送出ノードよりノード間接続装置2および接続装置1
3を通じて受け付けたID番号を読出アドレスとして、
バッファ内の所定のアドレスに格納されている命令種別
CMDおよびデータ受信ノードの主記憶アドレスAD0
を読み出してアドレス出力レジスタ11へセットする。
アドレス出力レジスタ11は、アドレス格納バッファ1
0より読み出した命令種別CMDおよびデータ受信ノー
ドの主記憶アドレスAD0を主記憶4に送出する。主記
憶4は、データ送出ノードよりノード間接続装置2を通
じて受け付けたデータをデータ受信ノードの主記憶アド
レスAD0に従い格納する。
【0020】次に、本発明の第1の実施の形態における
動作について、図2を参照して詳細に説明する。図1の
本発明の実施の形態のマルチノードシステムのデータ転
送装置の構成において、図2を参照して説明を行う。リ
クエスト発信ノード1−1内の演算プロセッサ3より送
出されたデータ転送命令RQ0は、接続装置13へ送出
される。
【0021】接続装置13は、ノード間命令発行手段5
内の命令受付レジスタ6にデータ転送命令RQ0を送出
する。命令受付レジスタ6は、命令種別CMD、データ
受信ノードの主記憶アドレスAD0およびデータ送出ノ
ードの主記憶アドレスAD1をID番号生成回路7に送
出する。ID番号生成回路7は、命令受付レジスタ6よ
り受け付ける命令に対して、命令毎に唯一となるように
ID番号を生成し、命令と共に命令出力レジスタ8およ
びアドレス受付レジスタ9に送出する。アドレス受付レ
ジスタ9は、命令種別CMDおよびデータ受信ノードの
主記憶アドレスAD0をアドレス格納バッファ10に送
出する。また、アドレス受付レジスタ9は、ID番号生
成回路7より受け付けたID番号を書込アドレスWAと
してアドレス格納バッファ10に送出する。アドレス格
納バッファ10は、アドレス受付レジスタ9より受け付
ける書込アドレスWAをバッファ内書込アドレスとし
て、命令種別CMDおよびデータ受信ノードの主記憶ア
ドレスAD0を格納する。命令出力レジスタ8は、ID
番号生成回路7より受け付けたID番号、命令種別CM
Dおよびデータ送出ノードの主記憶アドレスAD1をノ
ード間接続装置2を経由してリクエスト受信ノード1−
3内の他ノード命令処理装置12に送出する。
【0022】リクエスト受信ノード1−3では、命令を
受け付けた他ノード命令処理装置12が、命令内のデー
タ送出ノードの主記憶アドレスAD1を接続装置13を
通じてデータ送出ノード1−3内の主記憶4へ、送出す
る。データ送出ノード1−3内の主記憶4は、アドレス
に対応するデータを読み出し、接続装置13およびノー
ド間接続装置2を通じてデータ受信ノード1−1へ送出
する。他ノード命令処理装置12は、主記憶から読み出
されたデータにID番号を付随して、接続装置13およ
びノード間接続装置2を通じてデータ受信ノード1−1
へ送出する。
【0023】データ受信ノード1−1では、データ送出
ノード1−3よりノード間接続装置2を通じて受け付け
たID番号を、接続装置13を通じてアドレス受け付け
レジスタ9に送出する。アドレス受け付けレジスタ9
は、接続装置13より受け付けたID番号を読出アドレ
スRAとしてアドレス格納バッファ10へ送出する。ア
ドレス格納バッファ10は、アドレス受付レジスタ9よ
り受け付けた読出アドレスRAをバッファ内読出アドレ
スとして、命令種別CMDおよびデータ受信ノード1−
1の主記憶アドレスAD0を読み出してアドレス出力レ
ジスタ11に送出する。アドレス出力レジスタ11は、
自ノード内の主記憶4に命令種別CMDおよびデータ受
信ノード1−1の主記憶アドレスAD0を送出する。自
ノード内の主記憶4は、アドレス出力レジスタ11より
受け付けたアドレスで、接続装置13より受け付けたデ
ータを格納する。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態における
動作について、図3を参照して詳細に説明する。図1の
本発明の実施の形態のマルチノードシステムのデータ転
送装置の構成において、図3を参照して説明を行う。
【0025】ノード間命令発行手段5内に、タイマー1
4、発行時間受付レジスタ15、タイマーバッファ1
6、発行時間出力レジスタ17およびタイムアウト検出
装置18が設けられている。ノード間データ転送におい
ては、リクエスト受信ノード1−3がダウンしている場
合には、リクエスト発信ノード1−1から命令を発行し
てもリクエスト受信ノード1−3からデータは戻っては
来ないので、戻りデータを待ち続けるデータ受信ノード
1−1もいずれノードダウンとなってしまう、という問
題がある。この実施の形態では、アドレス受付レジスタ
9にIDおよび命令を格納するのと同時に、発行時間受
付レジスタ15にIDおよびタイマー14より送出され
る現在のタイマー値を格納する。タイマー14は、タイ
ミング毎にカウントアップ動作を行って、値をタイマー
値TMとして発行時間受付レジスタ15に送出する。I
D番号生成回路7から発行時間受付レジスタ15が受け
付けたID番号を書込アドレスWAとして、アドレス格
納バッファ10にデータ受信ノードの主記憶アドレスA
D0を格納するのと同タイミングでタイマーバッファ1
6に命令発行時間としてのタイマー値TMおよびタイマ
ー値が有効であることを示すバリッド信号を格納する。
【0026】タイマーバッファ16は、バリッド信号が
点いているバッファ内のアドレスを読出アドレスRAと
して、タイミング毎にタイマー値TMを読み出して発行
時間出力レジスタ17に送出する。発行時間受付レジス
タ15がデータ送出ノード1−3からノード間接続装置
2を通じて受け取る戻りデータに付随するIDを受信し
た場合、そのIDがタイマーバッファ16内の読出アド
レスRAと一致した場合は該当アドレスに格納されてい
るバリッド信号をクリアし、現読出アドレスRAはタイ
ムアウト検出対象外となるため更新され、次の戻りデー
タを待つ。受信した1Dが読出アドレスRAと一致しな
い場合は、戻りIDに対応するアドレスに格納されてい
るバリッド信号をクリアし、読出アドレスRAは更新せ
ずにタイミング毎のタイムアウト検出を行う。データ受
信ノード1−1が戻りデータを受け付けてタイマーバッ
ファ16内の読出アドレスRAを更新した際に、更新し
た読出アドレスRAに格納されているバリッド信号が既
にクリアされていて有効でない場合には、タイムアウト
の検出対象とはならずに、バリッド信号が有効であるア
ドレスまで読出アドレスRAを更新する。タイムアウト
検出装置18は、発行時間出力レジスタ17から送出さ
れる、戻りデータ待ちの命令が発行された時間としての
タイマー値TMと、タイマー14より送出される現在の
タイマー値を比較して、ある一定の差以上である場合に
タイムアウトとして接続装置13を通じて演算プロセッ
サ3に報告する。発行時間受付レジスタ15の読出アド
レスRAは、タイムアウト検出装置18がタイムアウト
を検出した際にも、タイマー値TMが格納してあるバッ
ファ内の次アドレスに更新される。これにより、データ
送出ノード1−3より一定時間内にデータが戻って来な
かった場合には、タイムアウトとして演算プロセッサに
報告され、該当する命令は廃棄されるが、引き続き次の
戻りデータを待ち続けるので、データ受信ノード1−1
のノードダウンを防ぐことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を有する。
【0028】第1の効果は、自ノードから命令を発行す
る際に、命令毎にID番号を添えて命令を発行し、デー
タ格納先アドレスを自ノードに保存しておき、他ノード
から自ノードへデータを転送した際にデータに付随する
ID番号をもとにバッファからデータ格納先アドレスを
取り出して、そのアドレスを用いてデータを格納するこ
とにより、自ノードからの命令発行を連続して行うこと
が出来るので、データ転送の際の性能を上げることが可
能になることである。
【0029】その理由は、ID番号によりアドレスを管
理しておくことにより、各ノードから転送されてきたデ
ータの格納先を自ノードが認識できるので、ある命令に
おけるノード間データ転送の完了を待たずに別の命令を
次々と発行することが可能となるからである。
【0030】第2の効果は、自ノードから発行した命令
に対して、他ノードからデータが戻って来ない場合に、
戻りデータを待ち続けた自ノードがノードダウンとなっ
てしまうのを防ぐことが可能になることである。
【0031】その理由は、自ノードから発行した命令に
対して、他ノードからデータが一定時間内に戻ってこな
い場合にタイムアウトを検出し、該当する命令を廃棄し
て次の戻りデータを待つことにより、処理を継続するこ
とが可能となるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のマルチノードシステムの
データ転送装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における各ノードの
構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における各ノードの
構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ノード 2 ノード間接続装置 3 演算プロセッサ 4 主記憶 5 命令発行手段 6 命令受付レジスタ 7 ID番号生成回路 8 命令出力レジスタ 9 アドレス受付レジスタ 10 アドレス格納バッファ 11 アドレス出力レジスタ 12 他ノード命令処理装置 13 接続装置 14 タイマー 15 発行時間受付レジスタ 16 タイマーバッファ 17 発行時間出力レジスタ 18 タイムアウト検出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主記憶と1つ以上の演算プロセッサとで
    構成されているシステムをノードとし、複数ノードがノ
    ード間接続装置で接続された構成を持ち、自ノードから
    命令を発行し他ノードからデータを読み出して自ノード
    の主記憶にデータを格納するマルチノードシステムのデ
    ータ転送装置であって、 各ノードは、複数の演算プロセッサと、主記憶と、ノー
    ド間命令発行手段と、他ノード命令処理装置と、接続装
    置とから構成され、 前記複数の演算プロセッサと前記主記憶と前記ノード間
    命令発行手段と前記他ノード命令処理装置とは、前記接
    続装置で接続され、 前記演算プロセッサは、ノード間転送命令を発行する手
    段を有し、 前記接続装置は、前記ノード間転送命令を識別して、前
    記ノード間命令発行手段に命令を送出する手段を有し、 前記ノード間命令発行手段は、該命令で使用する自ノー
    ドの主記憶へデータを格納するデータ格納先アドレスで
    ある主記憶アドレスを前記命令に対応したID番号と共
    に保存する手段と、他ノードの主記憶アドレスを含む前
    記命令と前記命令に対応したID番号を前記ノード間接
    続装置を経由して他ノードへ送出する手段とを有し、 該他ノードでは、前記他ノード命令処理装置は、前記ノ
    ード間接続装置から送出された前記命令に付随する主記
    憶アドレスをもとに主記憶からデータを読み出し、前記
    ID番号と共に前記ノード間接続装置を経由して、前記
    自ノードへ送出する手段を有し、 該自ノードでは、前記ノード間命令発行手段は、前記ノ
    ード間接続装置から送出された前記ID番号を前記接続
    装置を通じて入手し、前記ID番号をもとに前記保存さ
    れた主記憶アドレスを取り出して主記憶へ送出する手段
    を有し、 該主記憶は、前記主記憶アドレスを用いて前記主記憶に
    前記データを格納する手段を有するマルチノードシステ
    ムのデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記ノード間命令発行手段は、 前記命令毎に前記ID番号を生成するID番号生成回路
    と、前記データ格納先アドレスである主記憶アドレスを
    格納するアドレス格納バッファとを備え、 他ノード内の主記憶から自ノード内の主記憶へデータを
    転送する命令を前記自ノードから発行する際に、前記I
    D番号生成回路により生成された命令毎に唯一となるI
    D番号を添えて命令を発行し、該命令で使用する前記自
    ノードの主記憶へ格納する主記憶アドレスを、前記命令
    に添えたID番号を書込アドレスとする前記自ノード内
    の前記アドレス格納バッファに保存する手段と、 前記他ノードから前記自ノードへデータが戻ってきた時
    に、該戻りデータに付随しているID番号を読出アドレ
    スとする前記アドレス格納バッファから前記主記憶アド
    レスを取り出して、主記憶へ送出する手段とを有する請
    求項1に記載のマルチノードシステムのデータ転送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ノード間命令発行手段は、 前記命令のタイムアウトを検出するタイムアウト検出装
    置を備え、 自ノードから発行した他ノード内の主記憶から前記自ノ
    ード内の主記憶へデータを転送する命令に対して、前記
    他ノードからデータが一定時間内に戻って来ない場合
    に、前記自ノード内の前記タイムアウト検出装置により
    タイムアウトを検出する手段と、 該タイムアウトを検出した場合に、該当する命令を廃棄
    して、前記自ノードが前記他ノードからの次の戻りデー
    タを待つことにより、前記自ノードをノードダウンさせ
    ずに処理を継続する手段とを有する請求項1または請求
    項2に記載のマルチノードシステムのデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 前記演算プロセッサからノード間転送命
    令が発行されると、 前記接続装置は、前記ノード間転送命令を識別して、前
    記ノード間命令発行手段に命令を送出し、 前記ノード間命令発行手段は、該命令で使用する自ノー
    ドの主記憶へデータを格納するデータ格納先アドレスで
    ある主記憶アドレスを前記命令に対応したID番号と共
    に保存し、他ノードの主記憶アドレスを含む前記命令と
    前記命令に対応したID番号を前記ノード間接続装置を
    経由して他ノードへ送出し、 該他ノードでは、前記他ノード命令処理装置は、前記ノ
    ード間接続装置から送出された前記命令に付随する主記
    憶アドレスをもとに主記憶からデータを読み出し、前記
    ID番号と共に前記ノード間接続装置を経由して、前記
    自ノードへ送出し、 該自ノードでは、前記ノード間命令発行手段は、前記ノ
    ード間接続装置から送出された前記ID番号を前記接続
    装置を通じて入手し、前記ID番号をもとに前記保存さ
    れた主記憶アドレスを取り出して主記憶へ送出し、 該主記憶は、前記主記憶アドレスを用いて前記主記憶に
    前記データを格納する請求項1に記載のマルチノードシ
    ステムのデータ転送装置のデータ転送方法。
  5. 【請求項5】 前記ノード間命令発行手段により、 他ノード内の主記憶から自ノード内の主記憶へデータを
    転送する命令を前記自ノードから発行する際に、前記I
    D番号生成回路により生成された命令毎に唯一となるI
    D番号を添えて命令を発行し、該命令で使用する前記自
    ノードの主記憶へ格納する主記憶アドレスを、前記命令
    に添えたID番号を書込アドレスとする前記自ノード内
    の前記アドレス格納バッファに保存しておき、 前記他ノードから前記自ノードへデータが戻ってきた時
    に、該戻りデータに付随しているID番号を読出アドレ
    スとする前記アドレス格納バッファから前記主記憶アド
    レスを取り出して、主記憶へ送出する請求項2に記載の
    マルチノードシステムのデータ転送装置のデータ転送方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ノード間命令発行手段により、 自ノードから発行した他ノード内の主記憶から前記自ノ
    ード内の主記憶へデータを転送する命令に対して、前記
    他ノードからデータが一定時間内に戻って来ない場合
    に、前記自ノード内の前記タイムアウト検出装置により
    タイムアウトを検出し、 該タイムアウトを検出した場合に、該当する命令を廃棄
    して、前記自ノードが前記他ノードからの次の戻りデー
    タを待つことにより、前記自ノードをノードダウンさせ
    ずに処理を継続する請求項3に記載のマルチノードシス
    テムのデータ転送装置のデータ転送方法。
JP33454497A 1997-12-04 1997-12-04 マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法 Pending JPH11167559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33454497A JPH11167559A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33454497A JPH11167559A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11167559A true JPH11167559A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18278610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33454497A Pending JPH11167559A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11167559A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100329162B1 (ko) * 1998-10-05 2002-04-10 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 데이터 전송 방법 및 데이터 전송 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100329162B1 (ko) * 1998-10-05 2002-04-10 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 데이터 전송 방법 및 데이터 전송 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6094532A (en) Multiprocessor distributed memory system and board and methods therefor
JPH0934818A (ja) パケットベース・アーキテクチャを使用するデータ処理システム内での短縮待ち時間データ受信のための方法および装置
KR20070116102A (ko) Dma 컨트롤러, 노드, 데이터 전송 제어 방법 및 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
JPH10293744A (ja) Pciバス・システム
JPH0666806B2 (ja) トークンリング伝送方式
JP2734246B2 (ja) パイプラインバス
JPH113322A (ja) マルチプロセッサ・システムにおけるノード間割込み機構
JP2782521B2 (ja) マルチプロセッサ構造体のための相互接続システム
JPH11167559A (ja) マルチノードシステムのデータ転送装置及びそのデータ転送方法
JP3296240B2 (ja) バス接続装置
JPH10336175A (ja) マルチノード情報処理システム
JPS6054549A (ja) デ−タ伝送方法および装置
JP2626568B2 (ja) データ転送制御装置
JPH1145227A (ja) データ転送方式およびデータ転送装置
JP3070492B2 (ja) データ転送制御方式およびデータ転送制御方法
JP2003228404A (ja) プログラマブルロジックコントローラ
JP3058010B2 (ja) プロセッサ間通信方法及び装置
KR100198802B1 (ko) 노드간 엑센트네트를 통한 메시지 전송 제어 방법
JPS626361A (ja) 複数プロセツサ間デ−タ転送方式
JPH01106158A (ja) プロセツサ間のデータ通信制御方式
JPH11163910A (ja) 非同期データ通信方法,非同期データ通信装置,及び非同期データ通信システム
JP2000101617A (ja) 非同期デ―タ通信方法,非同期デ―タ通信装置,及び非同期デ―タ通信システム
JP2010009576A (ja) マルチプロセッサ及びマルチプロセッサの制御方法
JPH1139217A (ja) キャッシュメモリのエラー処理機構
JP2001005742A (ja) データ転送方式