JP3070492B2 - データ転送制御方式およびデータ転送制御方法 - Google Patents

データ転送制御方式およびデータ転送制御方法

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JP3070492B2
JP3070492B2 JP8285471A JP28547196A JP3070492B2 JP 3070492 B2 JP3070492 B2 JP 3070492B2 JP 8285471 A JP8285471 A JP 8285471A JP 28547196 A JP28547196 A JP 28547196A JP 3070492 B2 JP3070492 B2 JP 3070492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ転送制御方式
およびデータ転送制御方法に関し、特に、データバスの
使用権獲得後のデータ転送タイミングが固定されている
バスにおけるデータ転送を中止できるデータ転送制御方
式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ転送制御方式の一例が特開
平1−295357号公報記載されている。この従来の
方式においては、送信側装置と受信側装置とがシステム
バスを介して結合されている。送信側装置はデータ転送
に先立って送信要求通知を受信側装置に送出し、この送
信要求通知には、送信アドレスおよび受信アドレスに加
えて転送開始遅延時間情報が含まれている。転送開始遅
延時間は送信側装置が送信要求通知を転送してから実際
にデータ転送を開始するまでの時間を規定しており、受
信側装置はデータを受信できない場合にのみ受信拒否応
答通知を送信側装置に送出し、送信側装置は転送開始遅
延時間で示された遅延時間以内に受信側装置から受信拒
否応答通知が転送されてくればデータの転送を中止し、
受信拒否応答通知が転送されてこなければデータの転送
を開始する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方式に
おいては、送信側装置がデータの送信を中止する手段を
備えていないため、送信側装置で送信データが完全に揃
うことを保証できるような転送開始遅延時間を設定せざ
るを得ないため、データ転送の開始タイミングが遅くな
るという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、システムバスに別の意味
で定義されている信号および装置内の制御回路を使用す
ることによって、ハードウェアの量を増やすことなくデ
ータ転送を高速化できるデータ転送制御方式および方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のデータ転
送制御方式は、データ送受信を行う複数の装置と該複数
の装置に接続されたシステムバスとを備え、該システム
バスは、データ送信側装置が該システムバスにデータを
出力する場合に該システムバスの使用権を獲得してから
一定サイクル後に前記システムバス上に該データを出力
するクロック同期式バスであり、前記システムバスはさ
らにデータ受信拒否信号線を備えており、データ受信側
装置が前記システムバス上に出力されたデータを受け取
れない場合には前記データ受信拒否信号を前記データ受
信側装置が前記拒否信号線に送出することによってデー
タの受け取りを拒否し、前記データ送信側装置に対して
データの再送を要求するシステムにおいて、前記データ
送信側装置は、前記システムバスの使用権を獲得後に、
所定のサイクル後にデータの送出を行うことを検出した
場合に、前記データ受信拒否信号を前記拒否信号線に送
出して、前記データ受信側装置にデータの受け取りを中
止させる制御手段を備える。
【0006】本発明のデータ転送制御方式は、さらに、
前記データ受信拒否信号を送出するタイミングを制御す
るための情報をソフトウェアから設定される記憶手段を
備える。
【0007】本発明の第2のデータ転送制御方式は、第
1および第2の装置と、該第1および第2の装置が接続
されたバスとを含むシステムにおいて、前記第1の装置
は、データを要求するためのリクエスト情報を前記バス
に送出するためのリクエスト情報送出手段と、前記バス
に含まれる拒否信号線に拒否信号が存在している場合に
は前記バスから得られるデータを無効と判断して前記バ
スからのデータの取り込みを中止する監視手段とを備
え、前記第2の装置は、前記リクエスト情報により要求
された前記データを所有している場合に前記バスの使用
権を取得する処理を開始するバス使用権取得手段と、前
記バス使用権取得手段により前記バスの使用権を取得し
た場合に前記要求されたデータを所定の時間後に前記バ
スに送出できないことを検出したときに前記拒否信号線
に前記拒否信号を送出する拒否信号送出手段とを備え
る。
【0008】本発明の第2のデータ転送制御方式は、さ
らに、外部から与えられ前記所定の時間を定めるための
情報を格納した格納手段をさらに備える。
【0009】本発明のデータ転送制御方法は、データを
要求するためのリクエスト情報を第1の装置からバスに
送出するリクエスト送出ステップと、前記リクエスト情
報により要求された前記データを所有する第2の装置が
前記バスの使用権を取得する処理を行なうバス使用権取
得ステップと、前記バスの使用権を取得した場合に前記
要求されたデータを所定の時間後に前記バスに送出でき
ないことを検出したときに前記第2の装置から前記拒否
信号線に前記拒否信号を送出する拒否信号送出ステップ
と、前記拒否信号に応答して、前記第1の装置が前記バ
スから得られるデータを無効と判断して前記バスからの
データの取り込みを中止するデータ取込中止ステップと
を含む。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態を示すブロック
図である。
【0012】システムバス1はリードスプリット方式の
同期式バスであり、3つの装置と接続されている。プロ
セッサ制御部2は、プロセッサ5の外部エージェントと
しての機能を有し、システムバス1を介してのデータの
送受信の制御と、データのコヒーレンシを維持するため
にキャッシュの外部タグを格納しているCopyTag
8部の制御とを行う。同様に、プロセッサ制御部3はプ
ロセッサ6の外部エージェントとしての機能を有し、バ
ス1を介してのデータの送受信の制御と、CopyTa
g9の制御とを行う。また、メモリ制御部4はメモリセ
ル7に対しての読み出しおよび書き込みを制御し、プロ
セッサ制御部2またはプロセッサ制御部3からの要求に
応じて、システムバス1を介してのデータの受け渡しを
行う。
【0013】図2は図1に示したプロセッサ制御部2の
詳細を示すブロック図である。
【0014】システムバス1は、アドレス/コマンドバ
ス10と、データバス11と、IDバス12と、データ
受信拒否信号線13とを備えている。プロセッサ制御部
2は、プロセッサ5から発行されるリードリクエストを
格納するアドレスバッファ14と、そのリードリクエス
トをシステムバス1に送出するための制御を行うリクエ
ストバッファ15と、プロセッサ5にキャッシュ内デー
タの払い出しを要求したときに転送されてくるデータを
格納するデータバッファ16と、そのデータをシステム
バス1に送出するための制御を行うデータ転送制御部1
7と、データ転送開始を指定する設定レジスタ18と、
アドレス/コマンドバス10およびデータバス11を使
用する権利を与える装置を決定する調停制御部19と、
システムバス1上のリードリクエストを格納するアドレ
スバッファ20と、そのリードリクエストに識別情報
(以下、IDという。)を付加して管理するための管理
テーブル21と、そのリードリクエストに対するデータ
がプロセッサ5のキャッシュ内に存在するかどうかを判
断するためにCopyTag部8から読み出したタグと
の比較を行うアドレス比較部22と、自身が発行したリ
ードリクエストに対してシステムバス1を介して送られ
てくるリプライデータを格納するためのデータバッファ
23と、リプライデータを規定のタイミングで発行でき
ない時にデータ受信拒否信号を信号線13に送出すると
ともに自身が送出したリプライデータに対して他の装置
から信号線13を介してデータ受信拒否信号が送られて
くる否かを監視してリプライデータの再送を決定するた
めの受信拒否信号制御部24とから構成される。
【0015】図3は図1に示したプロセッサ制御部3の
詳細を示すブロック図である。
【0016】ブロック制御部3は、プロセッサ6から発
行されるリードリクエストを格納するアドレスバッファ
25と、そのリードリクエストをシステムバス1に送出
するための制御を行うリクエストバッファ26と、プロ
セッサ6にキャッシュ内データの払い出しを要求したと
きに転送されてくるデータを格納するデータバッファ2
7と、そのデータをシステムバス1に送出するための制
御を行うデータ転送制御部28と、データ転送開始を指
定する設定システム29と、アドレス/コマンドバス1
0およびデータバス11を使用する権利を与える装置を
決定する調停制御部30と、システムバス1上のリード
リクエストを格納するアドレスバッファ31と、そのリ
ードリクエストにIDを付加して管理するための管理テ
ーブル32と、そのリードリクエストに対するデータが
プロセッサ6のキャッシュ内に存在するかどうかを判断
するためにCopyTag部9から読み出したタグとの
比較を行うアドレス比較部33と、自身が発行したリー
ドリクエストに対してシステムバス1を介して送られて
くるリプライデータを格納するためのデータバッファ3
4と、リプライデータを規定のタイミングで発行できな
い時にデータ受信拒否信号を信号線13に送出するとと
もに自身が送出したリプライデータに対して他の装置か
ら信号線13を介してデータ受信拒否信号が送られてく
るか否かを監視してリプライデータの再送を決定するた
めの受信拒否信号制御部35とから構成される。
【0017】図4は図1に示したメモリ制御部4の詳細
を示すブロック図である。
【0018】メモリ制御部4は、システムバス1上のリ
ードリクエストを格納するアドレスバッファ36と、そ
のリードリクエストにIDを付加して管理するための管
理テーブル37と、リードリクエストに対するデータを
メモリセルから読み出すためのメモリセル読み出し制御
部38と、メモリセルから読み出したデータを格納する
データバッファ39と、読み出したデータをリプライデ
ータとしてシステムバス1に送出するための制御を行う
データ転送制御部40と、データバス11を使用する権
利を与える装置を決定する調停制御部41と、システム
バス1からのデータを格納するデータバッファ42と、
そのデータをメモリセルに書き込むための制御を行うメ
モリセル書き込み制御部43と、システムバス1上のリ
プライデータを受け取れないときにデータ受信拒否信号
を信号線13に送出するとともに他の装置から信号線1
3を介してデータ受信拒否信号が送られてくる否かを監
視してリプライデータの受け取りの中止を決定するため
の受信拒否信号制御部44とから構成される。
【0019】次に、本実施の形態の動作について、リー
ドリクエストおよびデータリプライのタイミングを示し
たタイムチャートである図5を参照して説明する。プロ
セッサ5から発行されたリードリクエストはプロセッサ
制御部2のアドレスバッファ14に格納され、その後
に、リクエストバッファ15に転送される。リクエスト
バッファ15はアドレス/コマンドバス10の使用権を
要求するためのバスリクエストをアドレス/コマンドバ
ス10に送出する。送出されたバスリクエストは調停制
御部19が引き取って調停を行い、アドレス/コマンド
バス10の使用装置を決定する。アドレス/コマンドバ
ス10の使用権が得られたならば、リクエストバッファ
15にその旨を通知し、これに応答して、リクエストバ
ッファ15は格納しているリードリクエストに含まれる
アドレスおよびコマンドバス10に出力し、アドレスバ
ッファ20はアドレス/コマンドバス10に出力された
リードリクエストを受信し格納する。
【0020】アドレスバッファ20に格納されたリード
リクエストには、IDが付加されて管理テーブル21に
登録される。プロセッサ制御部3は、システムバス1に
送出されたリードリクエストをアドレスバッファ31に
格納するとともに、このリードリクエストにIDを付加
して管理テーブル32に登録する。リードリクエストに
含まれるアドレスはプロセッサ制御部3に接続されたC
opyTag部9に格納されているタグとアドレス比較
部33で比較され、プロセッサ6の持つキャッシュ内に
要求されているデータがあると判断された場合には、プ
ロセッサ6に対してキャッシュ内の当該データを要求す
るリクエストを発行する。
【0021】リクエストを受け取ったプロセッサ6は、
キャッシュから読み出したデータを制御部3に転送す
る。プロセッサ制御部3はプロセッサ6からのデータを
データバッファ27に格納し、データ転送制御部28は
データの転送回数を管理する。データはプロセッサ6か
ら複数回に渡って転送されてくるので、全てのデータが
データバッファ27に揃う前にシステムバス1へのリプ
ライデータの転送準備を開始する。
【0022】ここで、何回目のデータを受け取った時に
データの転送準備を開始するのかを設定レジスタ29に
書き込まれた値により決定する。この設定レジスタ29
への値の書き込みはソフトウェアにより行なうことがで
き、使用しているプロセッサ6の動作速度(例えば、動
作周波数)に合わせてレジスタ29への設定値を変更で
きる。プロセッサ6から5つ目のデータを受信した時に
データバス11の使用権を獲得するためのバスリクエス
トを発行するようにレジスタ29に値が設定されている
場合、プロセッサ6から、5つ目のデータを受け取った
ところで、データ転送制御部28はデータバス11の使
用権を要求するためのバスリクエストをアドレス/コマ
ンドバス10に発行する。発行されたバスリクエストは
調停制御部30が引き取って調停を行い、データバス1
1の使用装置を決定する。
【0023】データバス11の使用権が得られたなら
ば、データ転送制御部28にその旨を通知し、これに応
答して、データ転送制御部28は管理テーブル32を参
照して、データを要求したリードリクエストに付加され
たIDをIDバス12に出力した後、当該データの出力
を開始する。制御部3からこれらのリプライデータがシ
ステムバスに送出されると、プロセッサ制御部2は管理
テーブル21を参照してそれが自身が発行したリードリ
クエストに対するものかどうかを判断する。自身に対す
るリプライデータであったならば、データバッファ23
は送られてきたデータを格納するとともに、管理テーブ
ル21から該当するリードリクエストが抹消される。し
かし、データバッファ23にまだプロセッサ5に転送が
完了していない前のデータが残っている場合には、アド
レス/コマンドバス10上のバスリクエストを認識した
時点でデータ受信拒否信号を信号線13に送出し、デー
タを受け取れないことをプロセッサ制御部3およびメモ
リ制御部4に通知する。データ受信拒否信号が送出され
ない場合、データバッファ23に格納されたデータはプ
ロセッサ5に対して転送されて処理が完結する。
【0024】さらに、メモリ制御部4もリプライデータ
をデータバッファ42に格納しメモリセルに書き込む
が、もしもデータバッファ42に前のデータが残ってい
て新しいデータを格納できない場合は、メモリ制御部4
はアドレス/コマンドバス10上のバスリクエストを認
識した時点でデータ受信拒否信号を信号線13に送出
し、データを受け取れないことをプロセッサ制御部2お
よびプロセッサ制御部3に通知する。データ受信拒否信
号が送出されたのを検出したプロセッサ制御部3はデー
タの出力は行うが、このデータは無効となるため、デー
タの再送を準備する。プロセッサ制御部2はデータバス
11上にデータが出力されていても取り込まず、データ
の再送を待つ。
【0025】次に、本実施の形態の他の動作について図
6を参照して説明する。
【0026】図5の場合と同様にプロセッサ制御部2か
らリードリクエストが発行され、プロセッサ制御部3が
そのリクエストを受け取って、プロセッサ6にデータを
要求する場合を考える。プロセッサ6からのデータ転送
が開始されると、設定レジスタ29の値に従って、デー
タ転送制御部25は5つ目のデータを受信した時点で、
データバス11の使用権を要求するためのバスリクエス
トをアドレス/コマンドバス10に送出し、プロセッサ
6からのデータ転送の監視を続ける。
【0027】しかし、プロセッサ6からのデータ転送が
連続せずに、データバス11にデータを出力する規定の
タイミングまでに全てのデータが揃っていないとデータ
出力を開始できないので、データ転送制御部28は受信
拒否信号制御部35へデータの出力を中止するように通
知する。通知を受けた受信拒否信号制御部35は規定の
データ出力開始に合わせて、データ受信拒否信号を信号
線13に送出してプロセッサ制御部2およびメモリ制御
部4に通知する。データ受信拒否信号が送出されたこと
を検出したプロセッサ制御部2の受信拒否信号制御部2
4は、今回のリプライデータの送出は無効であると判断
して、再送されてくるのを待つ。メモリ制御部4の受信
拒否信号制御部44もデータ受信拒否信号が送出された
ことを検出したならば、受信拒否信号制御部44はメモ
リセル書き込み制御部43にメモリセルへの書き込みを
行わないように通知する。
【0028】
【発明の効果】以上、本発明には、データバスを獲得し
た後でリプライデータを送出できなくなった場合でも、
それを取り消すことができることに加えて、データバス
の獲得要求のタイミングを使用するプロセッサの動作周
波数等に応じて設定できるため、データ転送の中止をで
きるだけでなくして、システム全体としてのデータ転送
の高速化をはかることが可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1のプロセッサ制御部2の詳細ブロック図で
ある。
【図3】図1のプロセッサ制御部3の詳細ブロック図で
ある。
【図4】図1のプロセッサ制御部4の詳細ブロック図で
ある。
【図5】本発明の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図6】本発明の他の動作を説明するためのタイミング
図である。
【符号の説明】
1 システムバス 2,3 プロセッサ制御部 4 メモリ制御部 5,6 プロセッサ 7 メモリセル 8,9 CopyTag部 10 アドレス/コマンドバス 11 データバス 12 IDバス 13 データ受信拒否信号 14,25 アドレスバッファ 15,26 リクエストバッファ 16,27 データバッファ 17,28 データ転送制御部 18,29 設定レジスタ 19,30 調停制御部 20,31 アドレスバッファ 21,32 管理テーブル 22,33 アドレス比較部 23,34 データバッファ 24,35 受信拒否信号制御部 36 アドレスバッファ 37 管理テーブル 38 メモリセル読出し制御部 39,42 データバッファ 40 データ転送制御部 41 調停制御部 43 メモリセル書き込み制御部 44 受信拒否制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06,13/00,13/36 G06F 13/362,13/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送受信を行う複数の装置と該複数
    の装置に接続されたシステムバスとを備え、該システム
    バスは、データ送信側装置が該システムバスにデータを
    出力する場合に該システムバスの使用権を獲得してから
    一定サイクル後に前記システムバス上に該データを出力
    するクロック同期式バスであり、前記システムバスはさ
    らにデータ受信拒否信号線を備えており、データ受信側
    装置が前記システムバス上に出力されたデータを受け取
    れない場合には前記データ受信拒否信号を前記データ受
    信側装置が前記拒否信号線に送出することによってデー
    タの受け取りを拒否し、前記データ送信側装置に対して
    データの再送を要求するシステムにおいて、 前記データ送信側装置は、前記システムバスの使用権を
    獲得後に、所定のサイクル後にデータの送出を行なえな
    いことを検出した場合に、前記データ受信拒否信号を前
    記拒否信号線に送出して、前記データ受信側装置にデー
    タの受け取りを中止させる制御手段を備えたことを特徴
    とするデータ転送制御方式。
  2. 【請求項2】 前記データ受信拒否信号を送出するタイ
    ミングを制御するための情報をソフトウェアから設定さ
    れる記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    データ転送制御方式。
  3. 【請求項3】 第1および第2の装置と、該第1および
    第2の装置が接続されたバスとを含むシステムにおい
    て、 前記第1の装置は、データを要求するためのリクエスト
    情報を前記バスに送出するためのリクエスト情報送出手
    段と、前記バスに含まれる拒否信号線に拒否信号が存在
    している場合には前記バスから得られるデータを無効と
    判断して前記バスからのデータの取り込みを中止する監
    視手段とを備え、 前記第2の装置は、前記リクエスト情報により要求され
    た前記データを所有している場合に前記バスの使用権を
    取得する処理を開始するバス使用権取得手段と、前記バ
    ス使用権取得手段により前記バスの使用権を取得した場
    合に前記要求されたデータを所定の時間後に前記バスに
    送出できないことを検出したときに前記拒否信号線に前
    記拒否信号を送出する拒否信号送出手段とを備えたこと
    を特徴とするデータ転送方式。
  4. 【請求項4】 外部から与えられ前記所定の時間を定め
    るための情報を格納した格納手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項3記載のデータ転送制御方式。
  5. 【請求項5】 データを要求するためのリクエスト情報
    を第1の装置からバスに送出するリクエスト送出ステッ
    プと、 前記リクエスト情報により要求された前記データを所有
    する第2の装置が前記バスの使用権を取得する処理を行
    なうバス使用権取得ステップと、 前記バスの使用権を取得した場合に前記要求されたデー
    タを所定の時間後に前記バスに送出できないことを検出
    したときに前記第2の装置から前記拒否信号線に前記拒
    否信号を送出する拒否信号送出ステップと、 前記拒否信号に応答して、前記第1の装置が前記バスか
    ら得られるデータを無効と判断して前記バスからのデー
    タの取り込みを中止するデータ取込中止ステップとを含
    むことを特徴とするデータ転送制御方法。
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