JPH113322A - マルチプロセッサ・システムにおけるノード間割込み機構 - Google Patents

マルチプロセッサ・システムにおけるノード間割込み機構

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JPH113322A
JPH113322A JP9186073A JP18607397A JPH113322A JP H113322 A JPH113322 A JP H113322A JP 9186073 A JP9186073 A JP 9186073A JP 18607397 A JP18607397 A JP 18607397A JP H113322 A JPH113322 A JP H113322A
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JP
Japan
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processor
interrupt
target
signal
node interface
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JP9186073A
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English (en)
Inventor
Monica C Wong-Chan
モニカ・シー・ウォン−チャン
Erik Hagersten
エリック・ハガーステン
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Sun Microsystems Inc
Original Assignee
Sun Microsystems Inc
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/48Program initiating; Program switching, e.g. by interrupt
    • G06F9/4806Task transfer initiation or dispatching
    • G06F9/4812Task transfer initiation or dispatching by interrupt, e.g. masked

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチプロセッサシステムでの遠隔地にある
ノードへの割込操作時にかかる時間をただ待ち続けるこ
とがないようにする。 【解決手段】 ノードはノード・インタフェース制御機
構を介してネットワークに接続される。割込トランザク
ション開始後、割込み機構は、ターゲット・プロセッサ
がネットワークを介したシステム・バス上の遠隔ノード
にあるかどうかを検出し、遠隔ノードにある場合、割込
み機構はソース・プロセッサに無視信号を送り、ソース
・プロセッサでの割込みトランザクションを中断させ
る。その間、ターゲット・プロセッサでACK/NAC
K(肯定応答/否定応答)操作を行い、ネットワークを
介してソース・プロセッサにACK信号またはNACK
信号を返す。このACK/NACK信号によってソース
・プロセッサを覚醒させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重プロセッサ・
システムにおける割込み機構に関する。具体的には、本
発明は1つのプロセッサからの割込みが異なるシステム
・バス上の他のプロセッサに送られる割込み機構に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】同じシステム・バス上に複数のプロセッ
サがある多重プロセッサ・システムでは、プロセッサ間
の割込みは遅延がほとんど、あるいはまったくなしにや
り取りする。第1のプロセッサから第2のプロセッサへ
の割込みは、第2のプロセッサによって肯定応答された
り(ACK信号)、肯定応答されなかったり(NACK
信号)する。第2のプロセッサから戻される状態として
第1のプロセッサがACKとNACKのどちらを受け取
るかに応じて、第1のプロセッサは次に割込みデータを
送るかまたは割込みトランザクションを打ち切る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多重プロセッサ・シス
テムが複数のシステム・バスを有する場合、それらの様
々なシステム・バスは、バスや通信ネットワークなどの
グローバル相互接続機構を介して接続される。その場
合、開始プロセッサが割込みトランザクションを開始す
るために割込みアドレスを送り出してから、他のシステ
ム・バス上の目的プロセッサから戻されるACK状態ま
たはNACK状態を受け取るまでの間にかなりの遅延が
ある場合がある。
【0004】割込みトランザクションが完了するのに要
する時間が長過ぎる場合、割込みトランザクションを開
始したプロセッサは、割込みトランザクションを処理す
る処理時間を無駄に使うか、そのトランザクションを再
開するか、またはトランザクションを打ち切るかするこ
とになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、ローカル
・システム・バス上のソース・プロセッサと遠隔システ
ム・バス上の遠隔目的プロセッサとの間の多重プロセッ
サ・システム内での割込みトランザクションを行うこと
によって解決された。ローカル・システム・バスはロー
カル・ノード・インタフェース制御機構を介してグロー
バル相互接続機構に接続され、ターゲット・システム・
バスは遠隔ノード・インタフェース制御機構を介してグ
ローバル相互接続機構に接続される。ソース・プロセッ
サはローカル・システム・バス上で割込み要求を開始す
る。ローカル・ノード・インタフェース制御機構は割込
み要求を捕らえ、割込み要求が遠隔システム・バス上の
ターゲット・プロセッサに当てられている場合はソース
・プロセッサに無視状態を送る。またこの場合、ローカ
ル・ノード・インタフェースは、グローバル相互接続機
構を介して遠隔ノード・インタフェース制御機構に割込
み要求を転送する。ソース・プロセッサは、この無視状
態に応答して割込みトランザクション・プロセスを中断
する。遠隔ノード・インタフェース制御機構は、割込み
要求に応答してその要求を目的プロセッサに送る。目的
プロセッサは割込み要求に応答し、目的プロセッサが割
込みトランザクションの処理を実行可能な状態の場合は
ACK(肯定応答)信号を返し、目的プロセッサが使用
中の場合にはNACK(否定応答)信号をを返す。遠隔
ノード・インタフェース制御機構は、ACK信号または
NACK信号をグローバル相互接続機構を介してローカ
ル・ノード・インタフェース制御機構に返す。ローカル
・ノード・インタフェース制御機構は、ACK信号また
はNACK信号に応答してACK信号またはNACK信
号をソースプロセッサに送る。ソース・プロセッサはA
CK信号またはNACK信号に応答して、ソース・プロ
セッサ内で割込みトランザクション・プロセスを覚醒さ
せ、ACK信号に応答して割込みデータ・パケットを目
的プロセッサに送り、NACK信号に応答して割込みト
ランザクションを打ち切る。
【0006】本発明の一つの特徴は、ローカル・ノード
・インタフェース制御機構は、ターゲット・アドレスに
応答して目的プロセッサが遠隔システム・バス上にある
ことを検出する検出モジュールを有することである。検
出モジュールが遠隔システム・バス上に目的プロセッサ
があることを検出すると、ローカル・ノード・インタフ
ェースにある送信モジュールがそれに応答し、ソース・
プロセッサに無視状態を送り、割込みアドレスを遠隔ノ
ード・インタフェース制御機構に転送する。
【0007】本発明の他の特徴は、検出モジュールがタ
ーゲット・アドレスに応答して、ターゲット・プロセッ
サがローカル・システム・バス上にあることを検出する
ことである。ターゲット・プロセッサはローカル・シス
テム・バスを介してソース・プロセッサにACK信号ま
たはNACK信号を送り、割込みトランザクションがロ
ーカル・システム・バス上で処理されるようにする。
【0008】本発明の他の特徴によれば、ローカル・ノ
ード・インタフェース制御機構は遠隔ノード・インタフ
ェース制御機構を介してターゲット・プロセッサからの
ACK信号またはNACK信号に応答し、割込み要求を
ソース・アドレスを使用して再発行してソース・プロセ
ッサに戻す再発行モジュールを有する。ローカル・ノー
ド・インタフェース制御機構内のアサート・モジュール
が、ターゲット・プロセッサからのACK信号に応答
し、ACK信号をローカル・システム・バス上にアサー
トし、ターゲット・プロセッサからのNACK信号に応
答してNACK信号をローカル・システム・バス上にア
サートする。
【0009】ソース・プロセッサは、割込み要求に応答
してソース・プロセッサ内で割込みトランザクション・
プロセスを覚醒させるウェイクアップ・モジュールを有
する。ソース・プロセッサ内の送信モジュールがACK
信号に応答して割込みデータ・パケットをターゲット・
プロセッサに送る。ソース・プロセッサ内の打切りモジ
ュールがNACK信号に応答して割込みトランザクショ
ンを打ち切る。
【0010】本発明の他の特徴では、ローカル・ノード
・インタフェース制御機構は割込みデータ・パケットに
応答し、割込みデータ・パケットを割込みトランザクシ
ョン完了メッセージと共に遠隔ノード・インタフェース
制御機構に送る。遠隔ノード・インタフェース制御機構
は、割込みデータ・パケットに応答し、割込みデータ・
パケットをターゲット・プロセッサに送る。遠隔ノード
・インタフェース制御機構は、割込みトランザクション
完了メッセージにも応答して遠隔ノード・インタフェー
ス制御機構の資源を解放する。
【0011】本発明の他の特徴では、ローカル・ノード
・インタフェース制御機構はNACK信号に応答して遠
隔ノード・インタフェース制御機構に割込みトランザク
ション完了メッセージを送る。遠隔ノード・インタフェ
ース制御機構は割込みトランザクション完了メッセージ
に応答し、遠隔ノード・インタフェース制御機構の資源
を解放する。
【0012】本発明の大きな利点と有用性は、遠隔ター
ゲット・プロセッサを使用してソース・プロセッサに過
度に負担をかけずに割込みトランザクションを処理する
ことができることである。
【0013】本発明の上記およびその他の特徴、有用
性、および利点は、添付図面に図示されている以下の本
発明の好ましい実施形態の具体的な説明を読めば明らか
になろう。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の動作環境を図1に示す。
図1には、各ノードに複数のプロセッサを有する多重プ
ロセッサ・システムにおいて、3つのノードを接続する
グローバル相互接続機構を有する多重プロセッサ・シス
テムが図示されている。各ノードにある複数のプロセッ
サはシステム・バスによって接続されている。たとえ
ば、プロセッサ32とプロセッサ34はシステム・バス
0(SB0 )によって相互接続されている。システム・
バスはさらにノード・インタフェース制御機構0 44
によってグローバル相互接続機構30に接続されてい
る。グローバル相互接続機構30は、クロスバ・スイッ
チまたはバスのように単純なものとすることも、通信ネ
ットワークとすることもできる。図1の3つのノードは
それぞれこれと同じ構造に従い、複数のプロセッサがシ
ステム・バスに接続され、そのシステム・バスはノード
・インタフェース制御機構に接続され、ノード・インタ
フェース制御機構はグローバル相互接続機構を介して接
続されている。
【0015】多重プロセッサ・システム内の各プロセッ
サは、キャッシュ・メモリを有し、メイン・メモリを多
重システム内の他のプロセッサと共有する。本発明の目
的では、プロセッサ32(P0 )について図示されてい
るように、各プロセッサで使用されるレジスタは割込み
ディスパッチ・レジスタ36と、割込みディスパッチ状
態レジスタ38と、割込み受信レジスタ40と、割込み
受信状態レジスタ42である。これらのレジスタはプロ
セッサ32(プロセッサP0 )だけについて図示してあ
るが、図1の多重プロセッサ・システム内のすべてのプ
ロセッサ内にある。ノード・インタフェース制御装置4
4、46、および48はすべてASIC(特定用途向け
集積回路)で製作されたインテリジェント装置である。
【0016】図2に、第1のプロセッサによって開始さ
れた割込みトランザクションが、同じシステム・バス上
のローカル割込みトランザクションとして扱われるか、
またはグローバル相互接続機構を介して第2のシステム
・バス上のターゲット・プロセッサに対する遠隔割込み
トランザクションとして扱われる、本発明の好ましい実
施形態を示す。操作は、操作10で割込みトランザクシ
ョン(INTR TRAX)を開始するソース・プロセ
ッサP0 によって開始される。ローカル・システム・バ
ス上にトランザクションがあると、操作12で割込みト
ランザクションがローカル・システム・バス上のプロセ
ッサに対するものか、遠隔システム・バス上のプロセッ
サに対するものかを検出する。割込みトランザクション
がローカル・プロセッサに対するものである場合、操作
の流れは「肯定」に分岐しローカル割込みトランザクシ
ョン操作14に進む。割込みトランザクションが通信ネ
ットワークを介して第2のシステム・バス上に送られる
第2のプロセッサに対するものである場合、操作の流れ
は決定操作12から「否定」に分岐し、中断操作16に
進む。中断操作16によって割込みトランザクションは
割込みトランザクションの開始プロセッサP0 で中断さ
れる。トランザクションが開始プロセッサP0 で中断さ
れている間、遠隔肯定応答(ACK)/否定応答(NA
CK)操作18が行われる。これらの遠隔ACK/NA
CK操作は、割込み要求を通信ネットワークとターゲッ
ト・プロセッサが接続されている第2のシステム・バス
とを介してターゲット・プロセッサに伝達する操作を必
要とする。ターゲット・プロセッサは、ターゲット・プ
ロセッサが使用中かどうかに応じてACK/NACK状
態信号を返す。
【0017】操作20によって、戻り状態がACKであ
るかNACKであるかを検出する。ターゲット・プロセ
ッサが割込み要求に肯定応答した場合、操作の流れは操
作22に分岐し、開始プロセッサP0が第2のバス上の
ターゲット・プロセッサP1に割込みトランザクション
・データを送る。操作22は開始プロセッサP0 とター
ゲット・プロセッサP1 との間での割込みデータの送信
を完了する。
【0018】決定操作20でターゲット・プロセッサか
ら返された状態がNACKであることが検出された場
合、操作の流れは打切り操作24に分岐する。打切り操
作24では、開始プロセッサが割込みトランザクション
を打ち切る。
【0019】図3、図4、および図5は、開始プロセッ
サP0 と、ターゲット・プロセッサP1 と、開始プロセ
ッサを含むノードにあるノード・インタフェース制御機
構0(NIC0 )と、ターゲット・プロセッサを含むノ
ードにあるノード・インタフェース制御機構1(NIC
1 )とによって実施される操作が図示されている。図3
は、開始プロセッサP0 と、開始プロセッサと同じシス
テム・バス上のノード・インタフェース制御機構0と、
ターゲット・プロセッサと同じシステム・バス上のノー
ド・インタフェース制御機構1と、ターゲット・プロセ
ッサ1とで行われる操作を示す4列に構成されている。
【0020】図3では、操作50による、開始プロセッ
サP0 からターゲット・プロセッサP1に宛てられた割
込みトランザクション(INTR TRAX)が開始さ
れることによって、全体の操作が開始する。P0 で操作
52によって、割込みディスパッチ・レジスタからディ
スパッチされた割込みアドレス(INTR ADDR)
をシステム・バス0(SB0 )上に駆動する。操作54
でノード・インタフェース制御機構0(NIC0 )が割
込みアドレス(INTR ADDR)をキャプチャす
る、すなわち捕らえる。操作54では、この割込みアド
レスがノード1にあるプロセッサP1 に対するものであ
るかどうかも検出される。
【0021】他のノードに対する割込みアドレスの検出
に応答して、操作56でIGNORE状態(無視状態)
をSB0上に送出する。割込みアドレスを送出したP0
対する応答として。プロセッサP0 は、操作58でその
IGNORE状態をキャプチャする。IGNORE状態
に応答して、P0 は操作60で割込みトランザクション
を中断する。その間に、ノード・インタフェース制御機
構0(NIC0 )が操作62でNIC1に割込み要求を
送る。図1に示すように、NIC1はノード1にあり、
ノード1はシステム・バスSB1 によって相互接続され
たターゲット・プロセッサP1 を含む複数のプロセッサ
を含んでいる。
【0022】NIC1は、操作64によってターゲット
・プロセッサP1に対する割込み要求を受け取る。NI
1 は次に操作66で、割込み要求に含まれている割込
みアドレスをシステム・バスSB1 上に駆動する。
【0023】ターゲット・プロセッサP1 はシステム・
バスから割込みアドレスをキャプチャし、ターゲット・
プロセッサP1 自体が割込みトランザクションの受信先
になっていることを識別する。ターゲット・プロセッサ
1 は、決定操作70によってプロセッサが使用中すな
わち別のプロセッサからの割込みトランザクションを処
理中であるかどうかを検査する。プロセッサが使用中の
場合、操作の流れは決定操作70から図5の送信操作7
2に分岐する。ターゲット・プロセッサが使用中でない
場合、操作の流れは送信操作74に分岐する。操作74
は、SB1 上に肯定応答(ACK)を送出する。ノード
・インタフェース制御機構1が操作76でこの肯定応答
状態をキャプチャする。ACK状態に応答する操作の流
れの残りの部分を図4に示す。
【0024】NIC1 はターゲット・プロセッサからの
ACK状態をキャプチャした後、図4の操作76によっ
てACK応答をNIC0に送る。NIC0は操作78でA
CK応答を受け取る。ACK応答に応答して、NIC0
は操作80で割込みアドレスをSB0で再発行する。開
始プロセッサP0は、操作82によって割込みアドレス
をキャプチャし、プロセッサP0 内の割込みトランザク
ション・プロセスを覚醒させる。
【0025】NIC0 が割込みアドレスを再発行した
後、操作84によってターゲット・プロセッサのACK
状態がSB0 でアサートされる。操作82で覚醒した開
始プロセッサP0 は、操作86でACK状態をキャプチ
ャする。次に開始プロセッサは操作88で、割込みデー
タ・パケットをシステム・バスSB0 上に送出する。
【0026】操作90でNIC0 は割込みデータ・パケ
ットをキャプチャする。次に操作92は割込みデータ・
パケットを完了メッセージと共にNIC1 に送る。
【0027】NIC1 は、操作94で割込みデータ・パ
ケットと完了メッセージとを受け取る。NIC1は操作
96で割込みデータをSB1上に送り出す。割込みデー
タがSB1 上に送り出された後、操作98によってNI
1 の資源が次のトランザクションを処理するために解
放される。
【0028】ターゲット・プロセッサP1は、操作10
0で、NIC1によってシステム・バスSB1 上に送ら
れた割込みデータをキャプチャする。割込みデータ・パ
ケットがターゲット・プロセッサP1によってキャプチ
ャされた後、開始プロセッサP0によって開始された割
込みトランザクションは完了する。
【0029】図5に、ターゲット・プロセッサP1 が使
用中の場合の操作の流れを示す。図5では操作72によ
ってNACK状態をSB1上に送出済みである。NIC1
は、操作102によってシステム・バスSB1 上のNA
CK状態をキャプチャする。NACK状態に応答して、
操作104でNACK応答がNIC0 に送られる。
【0030】NIC0 は、操作106でNACK応答を
受け取り、操作108を開始する。操作108で割込み
アドレスをSB0 で再発行する。操作110で開始プロ
セッサP0が割込みアドレスをキャプチャし、それに応
答して開始プロセッサP0で割込みトランザクション処
理が覚醒する。割込みアドレスが再発行された後、NI
0は操作112でNACK状態をSB0でアサートす
る。これは、ターゲット・プロセッサP1から発信され
たNACK状態である。開始プロセッサP0は操作11
4でこのNACK状態をキャプチャする。次にプロセッ
サP0 は操作116で割込みトランザクションを打ち切
る。割込みトランザクションが打ち切られた後、開始プ
ロセッサP0 は割込みトランザクションを後で開始する
ように割込みトランザクション再試行を設定する。
【0031】NACK状態を送った後、操作120でN
IC0はNIC1に完了メッセージを送る。NIC0がS
0上でNACK状態をアサートした後、操作120で
実際に応答が生成される。この応答は単なる完了メッセ
ージである。操作120によって送られる割込みデータ
・パケットはない。
【0032】操作122でNIC1は完了メッセージを
受け取る。NIC1は完了メッセージに応答して操作1
24を開始する。操作124によって、NIC1 で割込
みトランザクションに割り振られていた資源がすべて解
放される。これでNIC1 は次の割込みトランザクショ
ンを処理することができるようになる。
【0033】本発明について本発明の好ましい実施形態
を特に参照しながら図示し、説明したが、当業者なら本
発明の精神および範囲から逸脱することなく本発明の態
様および詳細に他の様々な変更を加えることができるこ
とがわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 同じシステム・バス上、または相互接続機構
を介して他のシステム・バスに対する割込みトランザク
ションを扱う割込み機構の好ましい実施形態を示す図で
ある。
【図2】 本発明の動作環境の一例を示す図である。
【図3】 本発明の好ましい実施形態によってグローバ
ル相互接続機構を介して割込みトランザクションを行う
ために、ソース・プロセッサと第1のノード・インタフ
ェース制御機構と、第2のノード・インタフェース制御
機構と、ターゲット・プロセッサとによって行われる動
作を示す図である。
【図4】 本発明の好ましい実施形態によってグローバ
ル相互接続機構を介して割込みトランザクションを行う
ために、ソース・プロセッサと第1のノード・インタフ
ェース制御機構と、第2のノード・インタフェース制御
機構と、ターゲット・プロセッサとによって行われる動
作を示す図である。
【図5】 本発明の好ましい実施形態によってグローバ
ル相互接続機構を介して割込みトランザクションを行う
ために、ソース・プロセッサと第1のノード・インタフ
ェース制御機構と、第2のノード・インタフェース制御
機構と、ターゲット・プロセッサとによって行われる動
作を示す図である。
【符号の説明】
30 グローバル相互接続機構 32 プロセッサ 36 割込みディスパッチ・レジスタ 38 割込みディスパッチ状態レジスタ 40 割込み受信レジスタ 42 割込み受信状態レジスタ 44 ノード・インタフェース制御装置
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591064003 901 SAN ANTONIO ROAD PALO ALTO,CA 94303,U. S.A. (72)発明者 エリック・ハガーステン アメリカ合衆国・94303・カリフォルニア 州・パロ アルト・コーク オーク ウェ イ・3451

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノードとネットワークとの間のネットワ
    ーク・インタフェース制御機構を介してノードがネット
    ワークに接続されている多重プロセッサ・システム内の
    別々のノード上にあるソース・プロセッサとターゲット
    ・プロセッサとの間の割込みトランザクションを処理す
    るにあたって、 ソース・プロセッサで割込みトランザクションを開始す
    るステップと、 ターゲット・プロセッサがネットワークを介したシステ
    ム・バス上の遠隔ノードにあることを検出するステップ
    と、 前記検出ステップによってターゲット・プロセッサが遠
    隔ノードにあることが検出された場合にソース・プロセ
    ッサで割込みトランザクションを中断するステップと、 ターゲット・プロセッサでACK/NACK(肯定応答
    /否定応答)操作を行い、ACK信号またはNACK信
    号をネットワークを介してソース・プロセッサに戻すス
    テップと、 ターゲット・プロセッサからACK信号またはNACK
    信号を受け取ったときにソース・プロセッサを覚醒させ
    るステップと、 ACK信号を受け取った場合はソース・プロセッサから
    ターゲット・プロセッサに割込みデータを送り、NAC
    K信号を受け取った場合は割込みトランザクションを打
    ち切るステップとをコンピュータで実施する方法。
  2. 【請求項2】 ターゲット・プロセッサがソース・プロ
    セッサと同じシステム・バス上のローカル・ノードにあ
    ることを検出するステップと、 前記検出ステップによってターゲット・プロセッサがロ
    ーカル・ノードにあることが検出された場合にローカル
    割込みトランザクションを行うステップとをさらに含む
    請求項1に記載のコンピュータで実施する方法。
  3. 【請求項3】 前記開始ステップが割込みトランザクシ
    ョンのターゲットとしてターゲット・プロセッサを識別
    する割込みアドレスを送ることを特徴とする請求項1に
    記載のコンピュータで実施する方法。
  4. 【請求項4】 前記中断ステップが、 ターゲット・プロセッサが遠隔ノードにあることを検出
    する前記検出ステップに応答してソース・プロセッサに
    無視信号を送るコンピュータ実施ステップと、 ソース・プロセッサで無視信号をキャプチャし、それに
    応答してソース・プロセッサで割込みトランザクション
    を中断するコンピュータ実施ステップとを含むことを特
    徴とする請求項3に記載のコンピュータで実施する方
    法。
  5. 【請求項5】 前記覚醒ステップが、 ターゲット・プロセッサからソース・プロセッサにAC
    K信号またはNACK信号を送るコンピュータ実施ステ
    ップと、 ソース・プロセッサでACK信号またはNACK信号を
    キャプチャし、それに応答してソース・プロセッサで割
    込みトランザクションを覚醒させるコンピュータ実施ス
    テップとを含むことを特徴とする請求項4に記載のコン
    ピュータで実施する方法。
  6. 【請求項6】 多重プロセッサ・システムにおいて、ロ
    ーカル・ノード・インタフェース制御機構を介してグロ
    ーバル相互接続機構に接続されたローカル・システム・
    バス上のソース・プロセッサと遠隔ノード・インタフェ
    ース制御機構を介してグローバル相互接続機構に接続さ
    れたターゲット・システム・バス上の遠隔ターゲット・
    プロセッサとの間で割込みトランザクションを行う割込
    み機構装置であって、 ローカル・システム・バス上で割込み要求を開始する前
    記ソース・プロセッサと、 割込み要求をキャプチャし、割込み要求が遠隔システム
    ・バス上のターゲット・プロセッサに宛てられている場
    合は前記ソース・プロセッサに無視状態を送り、割込み
    要求をグローバル相互接続機構を介して遠隔ノード・イ
    ンタフェース制御機構に転送する前記ローカル・ノード
    ・インタフェース制御機構と、 無視状態に応答してその割込みトランザクションプロセ
    スを中断する前記ソース・プロセッサと、 割込み要求に応答して要求をターゲット・プロセッサに
    送る前記遠隔ノード・インタフェース制御機構と、 割込み要求に応答して、ターゲット・プロセッサが割り
    込みトランザクションを処理することができる場合には
    ACK(肯定応答)信号を返し、ターゲット・プロセッ
    サが使用中の場合にはNACK(否定応答)信号を返す
    前記ターゲット・プロセッサと、 ACK信号またはNACK信号をグローバル相互接続機
    構を介してローカル・ノード・インタフェース制御機構
    に返す前記遠隔ノード・インタフェース制御機構と、 ACK信号またはNACK信号に応答してソース・プロ
    セッサにACK信号またはNACK信号を送る前記ロー
    カル・ノード・インタフェース制御機構と、 ACK信号またはNACK信号に応答して割込みトラン
    ザクション・プロセスを覚醒させ、ACK信号に応答し
    てターゲット・プロセッサに割込みデータ・パケットを
    送り、NACK信号に応答して割込みトランザクション
    を打ち切る前記ソース・プロセッサとを備える割込み機
    構装置。
  7. 【請求項7】 前記割込み要求が、ターゲット・プロセ
    ッサを識別するターゲット・アドレスを含み、前記ロー
    カル・ノード・インタフェース制御機構が、 ターゲット・アドレスに応答してターゲット・プロセッ
    サが遠隔システム・バス上にあることを検出する検出モ
    ジュールと、 ターゲット・プロセッサが遠隔システム・バス上にある
    ことを検出し、ソース・プロセッサに無視状態を送り、
    遠隔ノート・インタフェース制御機構に割込みアドレス
    を転送する送信モジュールとを備えることを特徴とする
    請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記検出モジュールがターゲット・アド
    レスに応答し、ターゲット・プロセッサがローカル・シ
    ステム・バス上にあることを検出し、 前記ターゲット・プロセッサがACK信号またはNAC
    K信号をローカル・システム・バスを介して前記ソース
    ・プロセッサに送ることをさらに特徴とする請求項7に
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ローカル・ノード・インタフェース
    制御機構が、 遠隔ノード・インタフェース制御機構を介してターゲッ
    ト・プロセッサからのACK信号またはNACK信号に
    応答して割込み要求をソース・アドレスと共に再発行し
    てソース・プロセッサに戻す再発行モジュールと、 ターゲット・プロセッサからのACK信号に応答してA
    CK信号をローカル・システム・バスにアサートするア
    サート・モジュールと、 ターゲット・プロセッサからのNACK信号に応答して
    NACK信号をローカル・システム・バス上にアサート
    する前記アサート・モジュールとをさらに備えることを
    特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ソース・プロセッサが、 割込み要求に応答して前記ソース・プロセッサ内で割り
    込みトランザクション・プロセッサを覚醒させるウェイ
    クアップ・モジュールと、 ACK信号に応答してターゲット・プロセッサに割込み
    データ・パケットを送る送信モジュールと、 NACK信号に応答して割込みトランザクションを打ち
    切る打切りモジュールとを備えることを特徴とする請求
    項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記ローカル・ノード・インタフェー
    ス制御機構が割込みデータ・パケットに応答し、遠隔ノ
    ード・インタフェース制御機構に割込みデータ・パケッ
    トを割込みトランザクション完了メッセージと共に送る
    ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記遠隔ノード・インタフェース制御
    機構が割込みデータ・パケットに応答し、ターゲット・
    プロセッサに割込みデータ・パケットを送り、 前記遠隔ノード・インタフェース制御機構が割込みトラ
    ンザクション完了メッセージに応答し、遠隔ノード・イ
    ンタフェース制御機構の資源を解放することを特徴とす
    る請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ローカル・ノード・インタフェー
    ス制御機構がNACK信号に応答し、遠隔ノード・イン
    タフェース制御機構に割込みトランザクション完了メッ
    セージを送ることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記遠隔ノード・インタフェース制御
    機構が割込みトランザクション完了メッセージに応答
    し、遠隔ノード・インタフェース制御機構の資源を解放
    することを特徴とする請求項13に記載の装置。
JP9186073A 1996-07-01 1997-06-27 マルチプロセッサ・システムにおけるノード間割込み機構 Pending JPH113322A (ja)

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US5842026A (en) 1998-11-24
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