JPH1144377A - パイロット式電磁弁 - Google Patents

パイロット式電磁弁

Info

Publication number
JPH1144377A
JPH1144377A JP20288297A JP20288297A JPH1144377A JP H1144377 A JPH1144377 A JP H1144377A JP 20288297 A JP20288297 A JP 20288297A JP 20288297 A JP20288297 A JP 20288297A JP H1144377 A JPH1144377 A JP H1144377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pilot pressure
piston
manual
pilot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20288297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3854377B2 (ja
Inventor
Masahiro Tada
昌弘 多田
Tomohiko Hibino
智彦 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP20288297A priority Critical patent/JP3854377B2/ja
Publication of JPH1144377A publication Critical patent/JPH1144377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3854377B2 publication Critical patent/JP3854377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの電磁弁でシングル式のアクチュエータ
部(ACT部)とダブル式ACT部との間で互換性を持
たせ、両方式に応じて手動弁を適正に機能させる。 【解決手段】 ACT部3はピストン16,17にパイ
ロット圧(作動圧)を供給するために制御される。手動
弁23,24はスプール弁4を強制駆動するために操作
される。手動弁23が非作動位置に配置されると、AC
T部3から両手動弁23,24を介し、ピストン16へ
の作動圧の供給が許容される。手動弁23が作動位置に
配置されると、ピストン16に手動弁23を介して作動
圧が強制供給される。手動弁24が非作動位置に配置さ
れると、ACT部3から両手動弁23,24を介し、ピ
ストン16への作動圧の供給が許容され、ACT部3か
ら手動弁24を介し、ピストン17への作動圧の供給が
許容される。手動弁24が作動位置に配置されると、ピ
ストン17に手動弁24を介して作動圧が強制供給さ
れ、ACT部から両手動弁23,24を介し、ピストン
16への作動圧の供給が許容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイロット圧に
より駆動されるスプール弁を備えたパイロット式電磁弁
に係る。特に詳しくは、スプール弁を強制的に駆動する
ために操作される手動弁を備えたパイロット式電磁弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁弁はスプール弁と、
そのスプール弁を空気圧(パイロット圧)により間接的
に動かすためのパイロット圧切換弁から成るアクチュエ
ータ部とを有する。ソレノイド式のパイロット圧切換弁
は電気的に駆動される。パイロット圧切換弁がオン・オ
フされることにより、スプール弁両端のピストンに対す
るパイロット圧の供給が切り換えられ、スプール弁が駆
動される。
【0003】パイロット圧切換弁を含むアクチュエータ
部としては、シングルソレノイド式とダブルソレノイド
式とがある。シングルソレノイド式は一つのパイロット
圧切換弁を有する。ダブルソレノイド式は二つのパイロ
ット圧切換弁を有する。
【0004】シングルソレノイド式のアクチュエータ部
を有する電磁弁では、パイロット圧切換弁がオンされた
ときに、スプール弁の一方のピストンにパイロット圧が
供給され、スプール弁が往動する。パイロット圧切換弁
がオフされたときには、スプール弁の他方のピストンに
パイロット圧が供給され、スプール弁が復動して元の位
置に復帰する。つまり、このタイプの電磁弁では、パイ
ロット圧切換弁をオフさせることに伴い、スプール弁を
元の位置に復帰させることのできる自己復帰型の動作が
得られる。
【0005】ダブルソレノイド式のアクチュエータ部を
有する電磁弁では、各パイロット圧切換弁がそれぞれオ
ン・オフされることにより、スプール弁の各ピストンに
対するパイロット圧の供給が切り換えられ、スプール弁
が往復動する。このタイプの電磁弁では、各パイロット
圧切換弁がオフされても、スプール弁が元の位置に復帰
することはない。この場合、スプール弁は両パイロット
圧切換弁がオフされたときの位置に保持される。つま
り、このタイプの電磁弁では、パイロット圧切換弁をオ
フさせることに伴い、スプール弁をある位置に保持する
ことのできる自己保持型の動作が得られる。
【0006】特開平7−27249号公報は上記のよう
なパイロット式電磁弁の一例を開示する。この公報の電
磁弁は、シングルソレノイド式のアクチュエータ部と、
別のダブルソレノイド式のアクチュエータ部との間で互
換性が確保される。そして、それらアクチュエータ部を
電磁弁に対して選択的に使用することにより、自己復帰
型の動作と自己保持型の動作とが選択的に得られる。
【0007】即ち、図17に示すように、この電磁弁2
01は切換弁部202と、シングルソレノイド式のアク
チュエータ部203とを備える。切換弁部202はスプ
ール弁204を二つの位置の間で移動可能に収容する。
切換弁部202は、スプール弁204の両端に対応して
第1の加圧室205及び第2の加圧室206を備える。
各加圧室205,206は、スプール弁204の各端を
押圧するための第1のピストン207、第2のピストン
208をそれぞれ収容する。両ピストン207,208
は互いに同じ大きさの外径を有する。切換弁部202は
作動圧用の給気通路209及び排気通路210、並びに
パイロット圧用のパイロット給気通路211及びパイロ
ット排気通路212を有する。
【0008】シングルソレノイド式のアクチュエータ部
203は4ポート弁又は5ポート弁よりなる一つのパイ
ロット圧切換弁213を含む。このパイロット圧切換弁
213がオンされることにより、第1の弁体214が第
1の位置に移動して第1の加圧室205が第1のパイロ
ット通路216を介してパイロット給気通路211に連
通される。第1の弁体214が第1の位置に移動するこ
とにより、第2の弁体215がそれに連動して移動し、
第2の加圧室206が第2のパイロット通路217を介
してパイロット排気通路212に連通される。パイロッ
ト圧切換弁213がオフされることによ、第1の弁体2
14が第2の位置に移動して両者205,211の間が
遮断されると共に、第1の加圧室205が第1のパイロ
ット通路216を介してパイロット排気通路212に連
通される。第1の弁体214が第2の位置に移動するこ
とにより、第2の弁体215がそれに連動して移動し、
第2の加圧室206が第2のパイロット通路217を介
してパイロット給気通路211に連通される。従って、
両加圧室205,206の一方にパイロット圧が供給さ
れるときには、他方からは圧力が排出され、スプール弁
204が一方へ移動する。このため、パイロット圧切換
弁213がオフされるときには、スプール弁204が必
ず元の位置に復帰することになる。
【0009】上記切換弁部202の構成は、そのままダ
ブルソレノイド式の電磁弁として兼用される。即ち、シ
ングルソレノイド式のアクチュエータ部203がダブル
ソレノイド式のアクチュエータ部と交換される。ここ
で、両ピストン207,208が互いに外径を同じくす
ることから、各加圧室205,206に対してパイロッ
ト圧が選択的に供給されることにより、スプール弁20
4が往復動する。或いは、両加圧室205,206に対
するパイロット圧の供給が同時に遮断されることによ
り、スプール弁204が任意の位置に保持される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
パイロット式電磁弁201では、手動弁との関連につい
ては、何も述べられていない。手動弁とは、スプール弁
を、アクチュエータ部によるパイロット圧の切り換えか
ら独立して、任意的かつ強制的に駆動するために操作さ
れるものである。一般に、手動弁はアクチュエータ部の
パイロット圧切換弁に対応して設けられ、スプール弁の
各ピストンに対するパイロット圧の供給を切り換えるた
めに任意に操作される。
【0011】ここで、電磁弁は各種の機械設備に適用さ
れる。その機械設備を動作させるために、電磁弁のアク
チュエータ部は電気的に制御される。その一方で、機械
設備の組立調整、或いはメンテナンスの際に、電磁弁を
アクチュエータ部の制御から独立して強制的、かつ任意
に動かす必要がある。この必要性に鑑みれば、手動弁は
電磁弁の実用性を高めるためには不可欠な構成要素であ
ると言える。従って、上記の電磁弁201についても、
その電磁弁201としての機能を担保しつつ、手動弁に
よる一般的な機能を確保することが望まれる。
【0012】しかしながら、上記の電磁弁201のよう
に、シングルソレノイド式のアクチュエータ部とダブル
ソレノイド式のアクチュエータ部との間で互換性を持た
せた場合、手動弁についても、両方式のアクチュエータ
部に合わせて作動させる必要がある。即ち、シングルソ
レノイド式のアクチュエータ部203又はダブルソレノ
イド式のアクチュエータ部の適用に拘わらず、手動弁が
操作されたときには、スプール弁が強制的に駆動される
ことが望まれる。このため、上記の電磁弁201に対
し、単に手動弁を付加しただけでは、アクチュエータ部
の各方式に合わせて手動弁を適正に機能させることがで
きなくなるおそれがある。
【0013】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、一つの電磁弁において、シ
ングルソレノイド式のアクチュエータ部とダブルソレノ
イド式のアクチュエータ部との間で互換性を持たせ、併
せてシングルソレノイド式又はダブルソレノイド式のア
クチュエータ部に応じて手動弁を適正に機能させること
を可能にしたパイロット式電磁弁を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の第1の発明は、流体の流路を切り換
えるためにパイロット圧により駆動されるスプール弁
と、スプール弁の両端に設けられ、パイロット圧を受け
るために互いに等しい大きさの受圧面を有する第1のピ
ストン及び第2のピストンと、各ピストンに対するパイ
ロット圧の供給を切り換えるためのアクチュエータ部
と、スプール弁を強制的に駆動するために操作され、作
動位置と非作動位置とに選択的に配置される第1の手動
弁及び第2の手動弁とを備えたパイロット式電磁弁にお
いて、第1の手動弁が非作動位置に配置されることによ
り、アクチュエータ部から第1及び第2の手動弁を介し
て第1のピストンにパイロット圧が供給されることが許
容されることと、第1の手動弁が作動位置に配置される
ことにより、第1のピストンに第1の手動弁を介してパ
イロット圧が強制的に供給されることと、第2の手動弁
が非作動位置に配置されることにより、アクチュエータ
部から第1及び第2の手動弁を介して第1のピストンに
パイロット圧が供給されることが許容されると共に、ア
クチュエータ部から第2の手動弁を介して第2のピスト
ンにパイロット圧が供給されることが許容されること
と、第2の手動弁が作動位置に配置されることにより、
第2のピストンに第2の手動弁を介してパイロットが強
制的に供給されると共に、アクチュエータ部から第1及
び第2の手動弁を介して第1のピストンに前記パイロッ
ト圧が供給されることが許容されることとを備えたこと
を趣旨とする。
【0015】上記第1の発明の構成によれば、第1及び
第2の手動弁が共に非作動位置に配置された状態では、
アクチュエータ部から第1及び第2の手動弁を介して第
1のピストンにパイロット圧が供給されることが許容さ
れる。これと共に、アクチュエータ部から第2の手動弁
を介して第2のピストンにパイロット圧が供給されるこ
とが許容される。ここで、上記のようにアクチュエータ
部から各ピストンにパイロット圧が供給されることが許
容されるときには、その逆に、各ピストンからアクチュ
エータ部にパイロット圧が戻されることが許容されるこ
とをも含む(以下において同様。)。
【0016】ここで、アクチュエータ部により、第1及
び第2のピストンに対するパイロット圧の供給が適宜に
切り換えられることにより、第1及び第2のピストンの
少なくとも一つによりスプール弁が押圧されて駆動さ
れ、電磁弁により流体の流路が切り換えられる。つま
り、スプール弁がアクチュエータ部によるパイロット圧
の切り換えに依存して駆動される。
【0017】ここで、アクチュエータ部に一つのパイロ
ット圧切換弁を有するシングルソレノイド式のものを適
用したとする。そして、例えば、パイロット圧切換弁が
非作動状態にあるときには、同弁から第1のピストンに
パイロット圧が供給されることを許容すると共に、第2
のピストンからパイロット圧切換弁にパイロット圧が戻
されることを許容するように構成する。一方、パイロッ
ト圧切換弁が作動状態にあるときには、同弁から第2の
ピストンにパイロット圧が供給されることを許容すると
共に、第1のピストンからパイロット圧切換弁にパイロ
ット圧が戻されることを許容するように構成する。この
ようにすることにより、シングルソレノイド式のアクチ
ュエータ部を使用して電磁弁を動作させることが可能に
なる。
【0018】これに対し、アクチュエータ部に二つのパ
イロット圧切換弁を有するダブルソレノイド式のものを
適用したとする。そして、一方のパイロット圧切換弁を
第1のピストンに対応させ、他方のパイロット圧切換弁
を第2のピストンに対応させる。各パイロット圧切換弁
を適宜に制御することにより、第1及び第2のピストン
の少なくとも一つにパイロット圧が供給されること、各
ピストンから各パイロット圧切換弁にパイロット圧が戻
されることを許容するように構成する。このようにする
ことにより、ダブルソレノイド式のアクチュエータ部を
使用して電磁弁を動作させることが可能になる。
【0019】上記電磁弁において、第1の手動弁のみが
作動位置に配置されることにより、第1のピストンに第
1の手動弁を介してパイロット圧が強制的に供給され
る。このとき、第2のピストンにはアクチュエー部から
パイロット圧が供給されることが許容される。このた
め、第1のピストンによりスプール弁が強制的に駆動さ
れ、電磁弁において流体の流路が切り換えられる。一
方、第2の手動弁のみが作動位置に配置されることによ
り、第2のピストンに第2の手動弁を介してパイロット
圧が強制的に供給されると共に、第1及び第2の手動弁
を介して第1のピストンにパイロット圧が供給されるこ
とが許容される。このため、第2のピストンによりスプ
ール弁が強制的に駆動され、第1のピストンによる方向
とは逆方向へ駆動され、電磁弁において流体の流路が切
り換えられる。
【0020】従って、この電磁弁では、スプール弁が、
シングルソレノイド式又はダブルソレノイド式のアクチ
ュエータ部によるパイロット圧の切り換えに依存して駆
動される。更に、各手動弁の操作に基づき、スプール弁
がシングルソレノイド式又はダブルソレノイド式のアク
チュエータ部によるパイロット圧の切り換えから独立し
て強制的に駆動される。
【0021】上記目的を達成するために請求項2に記載
の第2の発明は、第1の発明の構成において、アクチュ
エータ部はシングルソレノイド式のアクチュエータ部を
有し、アクチュエータ部は一つのパイロット圧切換弁を
含むことと、パイロット圧切換弁が非作動状態にあると
きには、パイロット圧切換弁から第1及び第2の手動弁
を介して第1のピストンにパイロット圧が供給されるこ
とが許容されると共に、第2のピストンから第2の手動
弁を介してパイロット圧切換弁にパイロット圧が戻され
ることが許容されることと、パイロット圧切換弁が作動
状態にあるときには、パイロット圧切換弁から第2の手
動弁を介して第2のピストンにパイロット圧が供給され
ることが許容されると共に、第1のピストンから第1及
び第2の手動弁を介してパイロット圧切換弁にパイロッ
ト圧が戻されることが許容されることとを備えたことを
趣旨とする。
【0022】上記第2の発明の構成によれば、第1の発
明の作用に加え、パイロット圧切換弁が非作動状態にあ
るときには、第1のピストンにパイロット圧が供給され
ることから、スプール弁が一方向へ駆動されて所定の復
帰位置へ移動する。一方、パイロット圧切換弁が作動状
態にあるときには、第2のピストンにパイロット圧が供
給されることから、スプール弁が復帰位置から反対方向
へ移動する。これにより、電磁弁において自己復帰型の
動作が得られる。
【0023】上記目的を達成するために請求項3に記載
の第3の発明は、第2の発明の構成において、アクチュ
エータ部はシングルソレノイド式のアクチュエータ部と
交換可能なダブルソレノイド式のアクチュエータ部を有
し、ダブルソレノイド式のアクチュエータ部は第1のパ
イロット圧切換弁及び第2のパイロット圧切換弁を含む
ことと、第1のパイロット圧切換弁が非作動状態にある
ときには、第1のピストンから第1及び第2の手動弁を
介して第1のパイロット圧切換弁にパイロット圧が戻さ
れることが許容され、第1のパイロット圧切換弁が作動
状態にあるときには、第1のパイロット圧切換弁から第
1及び第2の手動弁を介して第1のピストンにパイロッ
ト圧が供給されることが許容されることと、第2のパイ
ロット圧切換弁が非作動状態にあるときには、第2のピ
ストンから第2の手動弁を介して第2のパイロット圧切
換弁にパイロット圧が戻されることが許容され、第2の
パイロット圧切換弁が作動状態にあるときには、第2の
パイロット圧切換弁から第2の手動弁を介して第2のピ
ストンにパイロット圧が供給されることが許容されるこ
ととを備えたことを趣旨とする。
【0024】上記第3の発明の構成によれば、第2の発
明の作用に加え、ダブルソレノイド式のアクチュエータ
部はシングルソレノイド式のアクチュエータ部と交換さ
れる。ここで、第1及び第2のパイロット圧切換弁の一
方が作動状態にあり、他方が非作動状態にあるときに
は、第1及び第2のピストンの一方にパイロット圧が供
給されることから、スプール弁が一方向へ駆動される。
或いは、第1及び第2のパイロット圧切換弁が共に非作
動状態にあるときには、第1及び第2のピストンに対す
るパイロット圧の供給が遮断されることから、スプール
弁がそのときの位置に保持される。これにより、自己保
持型の電磁弁の動作が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパイロット式
電磁弁を具体化した一実施の形態を図1〜図16を参照
して詳細に説明する。
【0026】図1に示すように電磁弁1は切換弁部2
と、その片側に設けられたアクチュエータ部3とを備え
る。切換弁部2は流体(気体)の流路を切り換えるため
にパイロット圧により駆動されるスプール弁4を有す
る。切換弁部2はその外部に露出して設けられた手動装
置5を有する。アクチュエータ部3は、スプール弁4に
対するパイロット圧の供給を切り換えるために電気的に
制御される。アクチュエータ部3は切換弁部2に対して
着脱可能に設けられる。
【0027】切換弁部2はスプールハウジング6、継手
ハウジング7及びマニホールドブロック8を備える。ス
プールハウジング6はスプール弁4を往復動可能に収容
する。スプール弁4はその軸線方向へ所定のストローク
をもって移動可能である。スプールハウジング6はスプ
ール弁4の両端に対応して設けられた第1の加圧室9及
び第2の加圧室10を有する。スプールハウジング6は
一つの給気ポート11と、一対の排気ポート12,13
と、第1及び第2の出力ポート14,15を有する。給
気ポート11には、この電磁弁1により流路が切り換え
られる圧縮空気が供給される。
【0028】スプール弁4はその両端に第1の加圧室9
に対応して設けられた第1のピストン16と、第2の加
圧室10に対応して設けられた第2のピストン17とを
有する。両ピストン16,17は略円筒状をなし、スプ
ール弁4に一体的に設けられる。両ピストン16,17
は互いに等しい大きさの受圧面16a,17aを有す
る。スプール弁4はその軸上に、互いに離間して配置さ
れた複数の弁部4aを有する。各弁部4aの外径は軸の
それよりも大きい。
【0029】各ピストン16,17は、スプール弁4を
その軸線方向へ駆動するために、対応する各加圧室9,
10に供給されるパイロット圧を各受圧面16a,17
aで受けてスプール弁4を押圧する。スプール弁4が駆
動されることにより、給気ポート11に供給される気体
の流路が、第1の出力ポート14と第2の出力ポート1
5との間で切り換えられる。これと同時に、第2又は第
1の出力ポート15,14に導入される排気の流れが、
各排気ポート12,13の間で切り換えられる。
【0030】継手ハウジング7は二つのパイプ継手1
8,19を有する。一方の継手18は第1の出力ポート
14に連通し、他方の継手19は第2の出力ポート15
に連通する。
【0031】マニホールドブロック8は主排気通路2
0、パイロット給気通路21、パイロット排気通路22
及び手動装置5を備える。主排気通路20はスプールハ
ウジング6の各排気ポート12,13に連通し、各排気
ポート12,13から排出される排気を電磁弁1の外へ
排出する。パイロット給気通路21には、各加圧室9,
10へパイロット圧として供給される圧縮空気が流れ
る。パイロット排気通路22には、各加圧室9,10か
ら排出されたパイロット圧が流れ込む。
【0032】手動装置5は、アクチュエータ部3による
パイロット圧の切り換えから独立してスプール弁4を強
制的、かつ任意に駆動するために操作される。手動装置
5は軸状をなす第1の手動弁23及び第2の手動弁24
を備える。両手動弁23,24は、スプール弁4を駆動
するために切換弁部2の外部から操作される。
【0033】同ブロック8は上方へ開口する第1及び第
2の弁穴25,26を有する。第1の弁穴25には第1
の手動弁23が、第2の弁穴26には第2の手動弁24
がそれぞれ上下動可能、かつ回動可能に組み込まれる。
各弁穴25,26の底部には、各手動弁23,24を上
方へ付勢するためのバネ27,28がそれぞれ設けられ
る。第1の手動弁23はその外径が第1の弁穴25の内
径に整合し、その下端に周溝23aを有する。第2の手
動弁24は頭部24aと、その頭部24aよりも小径な
軸部24bと、その頭部24aと軸部24bとの間に設
けられたシール部24cと、軸部24bの下端部に設け
られた一対の弁部24d,24eとを有する。両弁部2
4d,24eは軸部24bよりも大径をなし、互いに所
定の距離だけ隔てられる。第2の弁穴26は各弁部24
d,24eを境に三つの空間に区画される。
【0034】各手動弁23,24は、図1に示すよう
に、その上端面が対応する各弁穴25,26の開口端に
一致する非作動位置に配置される。各手動弁23,24
は、治具等により各バネ27,28の付勢力に抗して下
方へ押圧されることにより、図6,8,10に示すよう
に、非作動位置より押し下げられた作動位置に配置され
る。この作動位置において、各手動弁23,24は、治
具等により回されてピン(図示しない)に係合すること
により、位置保持される。このように、各手動弁23,
24は非作動位置と作動位置との間で選択的に切り換え
配置される。
【0035】同ブロック8において、パイロット給気通
路21は第2の弁穴26の底部を通じてパイロット給気
ポート29に連通する。パイロット排気通路22はパイ
ロット排気ポート30に連通する。同ブロック8は第1
の加圧室9に連通する第1の室通路31と、第1の加圧
室9にパイロット給気通路21からのパイロット圧を強
制的に供給するための第1の強制給気通路32と、両弁
穴25,26を互いに接続する弁間通路33とを含む。
そして、図1,2,8に示すように、第1の手動弁23
が非作動位置に配置されることにより、第1の加圧室9
に通じる第1の室通路31が第1の弁穴25の周溝23
aを介して弁間通路33に連通する。図6に示すよう
に、第1の手動弁23が押し下げられて作動位置に配置
されることにより、第1の室通路31が周溝23aを介
して第1の強制給気通路32に連通する。
【0036】同ブロック8は第2の加圧室10に連通す
る第2の室通路34と、第2の加圧室10にパイロット
給気通路21からのパイロット圧を強制的に供給するた
めの第2の強制給気通路35と、第1の給排気ポート3
6を通じてアクチュエータ部3に接続される第1の給排
気通路37と、第2の給排気ポート38を通じてアクチ
ュエータ部3に接続される第2の給排気通路39とを含
む。第1及び第2の給排気通路37,39のそれぞれ
は、アクチュエータ部3が制御されることにより、パイ
ロット圧の供給又はパイロット圧の排出が選択的に許容
される。図1,2,6に示すように、第2の手動弁24
が非作動位置に配置されることにより、第2のピストン
室10に通じる第2の室通路34が第2の弁穴26を介
して第2の給排気通路39に連通すると共に、弁間通路
33が同弁穴26を介して第1の給排気通路37に連通
する。図8,10に示すように、第2の手動弁24が作
動位置に配置されることにより、第2の室通路34が第
2の弁穴26を介して第2の強制給気通路35に連通す
ると共に、弁間通路33が同弁穴26を介して第2の給
排気通路35に連通する。
【0037】図1,2,6,8,10に示すアクチュエ
ータ部3はダブルソレノイド式のものであり、電気的に
制御される第1及び第2のパイロット圧切換弁41,4
2と、両パイロット圧切換弁41,42に兼用される弁
ケーシング43とを有する。第1のパイロット圧切換弁
41は第1の加圧室9に対するパイロット圧の供給と、
同加圧室9からのパイロット圧の排出とを切り換える。
第2のパイロット圧切換弁42は第2の加圧室10に対
するパイロット圧の供給と、同加圧室10からのパイロ
ット圧の排出とを切り換える。
【0038】第1のパイロット圧切換弁41は第1のソ
レノイド44、第1のコア45、第1のプランジャ46
及び第1の弁体47を有する。第2のパイロット圧切換
弁42は第2のソレノイド48、第2のコア49、第2
のプランジャ50及び第2の弁体51を有する。各プラ
ンジャ46,50は復帰用のバネ52,53により付勢
される。第1の弁体47は第1のプランジャ46に連動
して移動する。第2の弁体51は第2のプランジャ50
に連動して移動する。
【0039】弁ケーシング43は各弁体47,51のそ
れぞれに対応する第1及び第2の給気弁座54,55を
有する。両給気弁座54,55は共通する給気弁孔56
を有する。弁ケーシング43は、各弁体47,51にそ
れぞれ対応する第1及び第2の排気弁座57,58を有
する。第1の排気弁座57は第1の排気弁孔59を有
し、第2の排気弁座58は第2の排気弁孔60を有す
る。
【0040】弁ケーシング43は第1及び第2のパイロ
ット出力ポート61,62、パイロット入力ポート6
3、並びにパイロット排気ポート64を有する。給気弁
孔56はパイロット入力ポート63を通じてマニホール
ドブロック8のパイロット給気ポート29に連通する。
各排気弁孔59,60は、弁ケーシング43に設けられ
た排気通路65及びパイロット排気ポート64を通じ
て、同ブロック8のパイロット排気ポート30に連通す
る。第1のパイロット出力ポート61は、同ブロック8
の第1の給排気ポート36に連通する。第2のパイロッ
ト出力ポート62は、同ブロック8の第2の給排気ポー
ト38に連通する。
【0041】ここで、第1のソレノイド44が励磁(オ
ン)されることにより、第1のプランジャ46が移動し
て第1の弁体47が給気弁孔56を開くと共に第1の排
気弁孔59を閉じる。これにより、パイロット入力ポー
ト63に導入されるパイロット圧が、第1のパイロット
出力ポート61から第1の給排気通路37を通じて第2
の弁穴26に供給される。
【0042】第2のソレノイド48が励磁(オン)され
ることにより、第2の弁体51が給気弁孔56を開くと
共に第2の排気弁孔60を閉じる。これにより、パイロ
ット入力ポート63に導入されるパイロット圧が、第2
のパイロット出力ポート62から第2の給排気通路39
を通じて第2の弁穴26に供給される。第1及び第2の
ソレノイド44,48は所定のコントローラ(図示しな
い)により、所定のシーケンスプログラムに基づいてオ
ン・オフ制御される。
【0043】図12に示すアクチュエータ部71はシン
グルソレノイド式のものであり、上記ダブルソレノイド
式のアクチュエータ部3と交換されてマニホールドブロ
ック8に装着された状態を示す。このアクチュエータ部
3は電気的に制御される一つのパイロット圧切換弁72
及び弁ケーシング73を有する。このパイロット圧切換
弁72は第1又は第2の加圧室9,10に対するパイロ
ット圧の供給と、第2又は第1の加圧室10,9からの
パイロット圧の排出とを交互に切り換える。
【0044】このパイロット圧切換弁72はソレノイド
74、コア75、プランジャ76、第1及び第2の弁体
77,78を備える。プランジャ76は復帰用のバネ7
9により付勢される。第1の弁体77はプランジャ76
に連動して移動する。
【0045】弁ケーシング73は各弁体77,78のそ
れぞれに対応する第1及び第2の給気弁座80,81を
有する。両給気弁座80,81は共通する給気弁孔82
を有する。弁ケーシング73は、各弁体77,78にそ
れぞれ対応する第1及び第2の排気弁座83,84を有
する。各排気弁座83,84はそれぞれ第1、第2の排
気弁孔85,86を有する。
【0046】弁ケーシング73は第1及び第2のパイロ
ット出力ポート87,88、パイロット入力ポート8
9、並びにパイロット排気ポート90を有する。給気弁
孔82はパイロット入力ポート89を通じて、マニホー
ルドブロック8のパイロット給気ポート29に連通す
る。各排気弁孔85,86は、弁ケーシング73に設け
られた排気通路91及びパイロット排気ポート90を通
じて、同ブロック8のパイロット排気ポート30に連通
する。第1のパイロット出力ポート87は、同ブロック
8の第1の給排気ポート37に連通する。第2のパイロ
ット出力ポート88は、同ブロック8の第2の給排気ポ
ート38に連通する。
【0047】このパイロット圧切換弁71はダイアフラ
ム92を更に備える。ダイアフラム92に固定されたロ
ッド93は第2の排気弁孔86を貫通して第2の弁体7
8に接続される。ダイアフラム92は復帰用のバネ94
により付勢される。弁ケーシング73に設けられた連通
路95は第1の弁体77の周りの空間と、ダイアフラム
92に面する空間との間を連通する。
【0048】ここで、ソレノイド74が消磁(オフ)さ
れることにより、第1の弁体77が給気弁孔82を閉じ
る共に第1の排気弁孔85を開く。このとき、バネ94
によりダイアフラム92が復帰変位して、第2の弁体7
8が給気弁孔82を開くと共に第2の排気弁孔86を閉
じる。これにより、パイロット入力ポート89に導入さ
れるパイロット圧が、第2のパイロット出力ポート88
から第2の給排気通路39を通じて第2の弁穴26に供
給される。又、第1のパイロット出力ポート87に導入
されるパイロット圧は連通路95、第2の排気弁孔8
6、パイロット排気ポート90を通じてパイロット排気
通路22に戻される。
【0049】ソレノイド74が励磁(オン)されること
により、プランジャ76が移動して第1の弁体77が給
気弁孔82を開くと共に第1の排気弁孔85を閉じる。
これにより、パイロット入力ポート89に導入されるパ
イロット圧が、第1のパイロット出力ポート87から第
1の給排気通路37を通じて第2の弁穴26に供給され
る。このとき、パイロット入力ポート89から連通路9
5に導入されるパイロット圧力に基づいてダイアフラム
92が変位し、第2の弁体78が給気弁孔82を閉じる
と共に第2の排気弁孔86を開く。従って、第2のパイ
ロット出力ポート88に導入されるパイロット圧が、パ
イロット排気ポート90を通じてパイロット排気通路2
2に戻される。
【0050】以上説明したようにこの実施の形態の電磁
弁1の構成によれば、その切換弁部2にダブルソレノイ
ド式のアクチュエータ部3が装着されたときには、次の
ような動作が得られる。
【0051】図1,2に示すように、手動装置5が操作
されず、第1及び第2の手動弁23,24が共に非作動
位置に配置された第1の態様では、第1の加圧室9に通
じる第1の室通路31が周溝23aを介して弁間通路3
3に連通する。この弁間通路33は第2の弁穴26を介
して、アクチュエータ部3に接続される第1の給排気通
路37に連通する。更に、第2の加圧室10に通じる第
2の室通路34が第2の弁穴26を介して、アクチュエ
ータ部3に接続される第2の給排気通路39に連通す
る。この第1の態様に対応する電磁弁1の状態を図3の
回路図に示す。
【0052】この実施の形態では、ダブルソレノイド式
のアクチュエータ部3につき、第1のパイロット圧切換
弁41が第1の給排気通路37に対応し、第2のパイロ
ット圧切換弁42が第2の給排気通路39に対応して設
けられる。そして、各パイロット圧切換弁41,42が
適宜に制御されることにより、各給排気通路37,39
に対するパイロット圧の供給と、各給排気通路37,3
9からのパイロット圧の排出とが適宜に許容される。
【0053】従って、第1のパイロット圧切換弁41が
独自にオン・オフされると、第1の弁体47が第1の位
置と第2の位置との間で切り換え配置され、第1の給排
気通路37に対するパイロット圧の供給と、同通路37
からのパイロット圧の排出とが選択的に許容される。一
方、第2のパイロット圧切換弁42が独自にオン・オフ
されると、第2の弁体51が第1の位置と第2の位置と
の間で切り換え配置され、第2の給排気通路39に対す
るパイロット圧の供給と、同通路39からのパイロット
圧の排出とが選択的に許容される。このように、ダブル
ソレノイド式のアクチュエータ部3を作動させて電磁弁
1を動作させることが可能になる。
【0054】例えば、上記第1の態様から、図4に示す
ように、アクチュエータ部3の第2のパイロット圧切換
弁42がオンされると、第2の給排気通路39にパイロ
ット圧が導入され、そのパイロット圧が第2の弁穴26
及び第2の室通路34を介して第2の加圧室10に供給
され、第2のピストン17に供給される。これにより、
スプール弁4が第2のピストン17により押圧されて駆
動され、切換弁部2における気体の流路が切り換えられ
る。スプール弁4に伴って第1のピストン16が移動す
ると、第1の加圧室9からはパイロット圧が排出され、
その圧力が第1の室通路31、周溝23a、弁間通路3
3、第2の弁穴26、第1の給排気通路37及び第1の
パイロット圧切換弁41を介してパイロット排気通路2
2から排出される。
【0055】上記の場合とは逆に、図5の回路図に示す
ように、アクチュエータ部3の第1のパイロット圧切換
弁41がオンされると、第1の給排気通路37にパイロ
ット圧が導入され、そのパイロット圧が第2の弁穴2
6、弁間通路33、周溝23a及び第1の室通路31を
介して第1の加圧室9に供給され、第1のピストン16
に供給される。これにより、第1のピストン16により
スプール弁4が押圧されてスプール弁4が、上記図4の
場合とは逆方向へ駆動され、切換弁部2における気体の
流路が切り換えられる。このとき、第2の加圧室10か
ら排出されるパイロット圧は、第2の室通路34、第2
の弁穴26、第2の給排気通路39及び第2のパイロッ
ト圧切換弁42を通じてパイロット排気通路22から排
出される。
【0056】ここでは、両ピストン16,17の受圧面
16a,17aの大きさが同じである。そのため、両加
圧室9,10にパイロット圧が同時に供給されたとき、
或いは両加圧室9,10に対するパイロット圧が同時に
遮断されたときには、両ピストン16,17によるスプ
ール弁4の押圧力が均衡し、スプール弁4はそのときの
位置に保持される。
【0057】このように、スプール弁4がダブルソレノ
イド式のアクチュエータ部3によるパイロット圧の供給
切り換えに依存して駆動され、切換弁部2における流路
が切り換えられる。
【0058】一方、上記第1の態様から、図6,7に示
すように、手動装置5の第1の手動弁23のみが作動位
置に配置された第2の態様では、第1の加圧室9に通じ
る第1の室通路31が周溝23aを介して第1の強制給
気通路32に連通する。このため、第2のパイロット圧
切換弁42がオフされて第2の加圧室10にパイロット
圧が供給されないときには、第1の加圧室9のみにパイ
ロット圧が強制的に供給されることになる。この結果、
スプール弁4が一方向へ駆動されて切換弁部2における
流体の流路が切り換えられる。
【0059】上記第1の態様から、図8,9に示すよう
に、手動装置5の第2の手動弁24のみが作動位置に配
置された第3の態様では、第2の加圧室10に通じる第
2の室通路34が第2の弁穴26を介して第2の強制給
気通路35に連通すると共に、弁間通路33が同弁穴2
6を介して第2の給排気通路39に連通する。このた
め、第1のパイロット圧切換弁41がオフされて第1の
加圧室9にパイロット圧が供給されないときには、第2
の加圧室10のみにパイロット圧が強制的に供給される
ことになる。この結果、スプール弁4が上記第2の態様
とは逆方向へ駆動されて切換弁部2における気体の流路
が切り換えられる。
【0060】上記第3の態様から、図10,11に示す
ように、第2の手動弁24に加えて第1の手動弁23が
作動位置に配置された第4の態様では、第1の加圧室9
に通じる第1の室通路31が周溝23aを介して第1の
強制給気通路32に連通する。同時に、第2の加圧室1
0に通じる第2の室通路34が第2の弁穴26を介して
第2の強制給気通路35に連通する。このため、両パイ
ロット圧切換弁41,42によるパイロット圧の供給切
り換えに拘わらず、両加圧室9,10には共にパイロッ
ト圧が強制的に供給される。このため、両ピストン1
6,17によりスプール弁4が両方向から押圧され、ス
プール弁4が上記第3の態様の位置に保持される。つま
り、電磁弁1において自己保持型の動作が得られる。
【0061】上記のように、ダブルソレノイド式のアク
チュエータ部3を使用して電磁弁1を動作させることが
できると共に、電磁弁1において各手動弁23,24の
機能を確保することができる。つまり、電磁弁1におい
て、手動弁23,24の機能を確保した上で、ダブルソ
レノイド式のアクチュエータ部3により自己保持型の動
作を得ることができる。
【0062】次に、上記ダブルソレノイド式のアクチュ
エータ部3をシングルソレノイド式のアクチュエータ部
71と交換して電磁弁1に適用した場合を説明する。
【0063】この実施の形態では、図12に示すよう
に、シングルソレノイド式のアクチュエータ部71につ
き、第1の弁体47等が第1の給排気通路37に対応
し、第2の弁体51等が第2の給排気通路39に対応す
る。そして、パイロット圧切換弁72がオンされたとき
には、第1の給排気通路37に対するパイロット圧の供
給が許容されると共に、第2の給排気通路39からのパ
イロット圧の排出が許容される。パイロット圧切換弁7
2がオフされたときには、第2の給排気通路39に対す
るパイロット圧の供給が許容されると共に、第1の給排
気通路37からのパイロット圧の排出が許容される。
【0064】従って、図12,13に示すように、パイ
ロット圧切換弁72がオフされ、両手動弁23,24が
共に非作動位置に配置された第1の態様では、第1の加
圧室9に通じる第1の室通路31が、周溝23a及び弁
間通路33を介して、アクチュエータ部71に接続され
る第1の給排気通路37に連通する。更に、第2の加圧
室10に通じる第2の室通路34が、第2の弁穴26を
介して、アクチュエータ部3に接続される第2の給排気
通路39に連通する。
【0065】上記第1の態様では、第1の給排気通路3
7にパイロット圧が導入され、そのパイロット圧が第2
の弁穴26、弁間通路33、周溝23a及び第1の室通
路31を介して第1の加圧室9に供給され、第1のピス
トン16に供給される。これにより、スプール弁4が駆
動されて切換弁部2における気体の流路が切り換えられ
る。このとき、第2のピストン17の移動に伴い第2の
加圧室10から排出されるパイロット圧は第2の室通路
34、第2の弁穴26、第2の給排気通路39及びパイ
ロット圧切換弁72を通じてパイロット排気通路22か
ら排出される。ここでは、パイロット圧切換弁72がオ
フされるときにスプール弁4が一方へ駆動されることか
ら、スプール弁4は元の位置に復帰する。つまり、電磁
弁1において自己復帰型の動作が得られる。
【0066】上記第1の態様から、図14に示すよう
に、パイロット圧切換弁72がオンされると、第2の給
排気通路39にパイロット圧が導入され、そのパイロッ
ト圧が第2の弁穴26及び第2の室通路34を介して第
2の加圧室10に供給され、第2のピストン17に供給
される。これにより、スプール弁4が駆動されて切換弁
部2における気体の流路が切り換えられる。第1のピス
トン16の移動に伴い第1の加圧室9から排出されるパ
イロット圧は、第1の室通路31、周溝23a、弁間通
路33、第2の弁穴26、第1の給排気通路37及びパ
イロット圧切換弁72を介してパイロット排気通路22
から排出される。
【0067】上記第1の態様から、図15に示すよう
に、第2の手動弁24のみが作動位置に配置されると、
第2の加圧室10に通じる第2の室通路34が第2の弁
穴26を介して第2の強制給気通路35に連通すると共
に、弁間通路33が第2の弁穴26を介して第2の給排
気通路39に連通する。このとき、アクチュエータ部7
1から第1の給排気通路37へパイロット圧が導出さ
れ、アクチュエータ部71から第2の給排気通路39へ
はパイロット圧が導出されない。この設定状態では、第
1の加圧室9が第1の室通路31、周溝23a、弁間通
路33、第2の弁穴26を介して第2の給排気通路39
に連通することになる。このため、パイロット圧切換弁
72によっては第1の加圧室9へパイロット圧が供給さ
れることはなく、第2の加圧室10のみにパイロット圧
が強制的に供給される。この結果、スプール弁4が駆動
されて切換弁部2における気体の流路が切り換えられ
る。
【0068】上記第1の態様から、図16に示すよう
に、第1の手動弁23のみが作動位置に配置されると、
第1の加圧室9が周溝23aを介して第1の強制給気通
路32に連通し、パイロット圧の導入を受けない第2の
給排気通路39が第2の弁穴26を介して第2の加圧室
10に連通することになる。このため、第1の加圧室9
のみにパイロット圧が強制的に供給され、スプール弁4
が駆動されて切換弁部2における気体の流路が切り換え
られる。
【0069】上記のように、シングルソレノイド式のア
クチュエータ部71を使用して電磁弁1を動作させるこ
とができると共に、電磁弁1において各手動弁23,2
4の機能を確保することができる。つまり、電磁弁1に
おいて、手動弁23,24の機能を確保した上で、シン
グルソレノイド式のアクチュエータ部71により自己復
帰型の動作を得ることができる。
【0070】従って、この実施の形態の電磁弁1では、
スプール弁4が、シングルソレノイド式又はダブルソレ
ノイド式のアクチュエータ部71,3によるパイロット
圧の切り換えに依存して駆動される。併せて、各手動弁
23,24が操作されると、スプール弁4が、シングル
ソレノイド式又はダブルソレノイド式のアクチュエータ
部71,3によるパイロット圧の切り換えから独立して
強制的に駆動される。このため、一つの電磁弁1におい
て、シングルソレノイド式のアクチュエータ部71とダ
ブルソレノイド式のアクチュエータ部3との間で互換性
を持たせることができる。併せて、シングルソレノイド
式又はダブルソレノイド式のアクチュエータ部71,3
の各々に対応させて各手動弁23,24を適正に機能さ
せることができる。
【0071】このことから、例えば、電磁弁1が機械設
備に適用された場合、その機械設備を動作させるため
に、各アクチュエータ部3,71を電気的に制御するこ
とにより、電磁弁1を動作させることができる。その一
方で、機械設備の組立調整、或いはメンテナンスの際に
は、電磁弁1を各アクチュエータ部3,71の制御から
独立して任意に動かす必要がある。この場合には、各手
動弁23,24を任意に操作することにより、電磁弁1
を任意に動かすことができ、上記従来の電磁弁201と
比べて実用性の高い電磁弁1を得ることができる。
【0072】この実施の形態では、切換弁部2に対して
シングルソレノイド式のアクチュエータ部71と、ダブ
ルソレノイド式のアクチュエータ部3とを交換するだけ
で、一つの電磁弁1において自己復帰型の動作と自己保
持型の動作とを選択的に得ることができる。このため、
必要に応じて自己復帰型又は自己保持型の動作を選択的
に得るために、既に機枠に取り付けられた電磁弁1全体
を機枠から取り外す必要がなく、作業性の向上を図るこ
とができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1に記載の第1の発明によれば、
第1の手動弁が非作動位置に配置されたときには、アク
チュエータ部から第1及び第2の両手動弁を介して第1
のピストンにパイロット圧が供給されることを許容さ
せ、第1の手動弁が作動位置に配置されたときには、第
1のピストンに第1の手動弁を介してパイロット圧を強
制的に供給させる。第2の手動弁が非作動位置に配置さ
れたときには、アクチュエータ部から両手動弁を介して
第1のピストンにパイロット圧を供給させることを許容
させると共に、アクチュエータ部から第2の手動弁を介
して第2のピストンにパイロット圧が供給されることを
許容させる。第2の手動弁が作動位置に配置されたとき
には、第2のピストンに第2の手動弁を介してパイロッ
トを強制的に供給させると共に、アクチュエータ部から
両手動弁を介して第1のピストンにパイロット圧が供給
されることを許容させるようにしている。
【0074】従って、アクチュエータ部をシングルソレ
ノイド式又はダブルソレノイド式のものにした場合、両
手動弁が共に非作動位置に配置されたときには、アクチ
ュエータ部によるパイロット圧の切り換えに依存して第
1、第2のピストンにパイロット圧が供給され、スプー
ル弁が駆動される。第1の手動弁が作動位置に配置され
たときには、第1のピストンにパイロット圧が強制的に
供給され、第2の手動弁が作動位置に配置されたときに
は、第2のピストンにパイロット圧が強制的に供給さ
れ、第1のピストンに対するパイロット圧の供給が規制
されて、スプール弁が駆動される。このため、一つの電
磁弁において、シングルソレノイド式のアクチュエータ
部とダブルソレノイド式のアクチュエータ部との間で互
換性を持たせることができ、併せてシングルソレノイド
式又はダブルソレノイド式のアクチュエータ部に対応し
て手動弁を適正に機能させることができるという効果を
発揮する。
【0075】請求項2に記載の第2の発明によれば、第
1の発明の構成において、一つのパイロット圧切換弁を
含むシングルソレノイド式のアクチュエータ部につき、
パイロット圧切換弁が非作動状態にあるときには、パイ
ロット圧切換弁から両手動弁を介して第1のピストンに
パイロット圧が供給されることを許容させ、パイロット
圧切換弁が作動状態にあるときには、パイロット圧切換
弁から第2の手動弁を介して第2のピストンにパイロッ
ト圧が供給されることを許容させるようにしている。従
って、第1の発明の作用及び効果に加え、パイロット圧
切換弁が非作動状態にあるときには、第1のピストンに
パイロット圧が供給されることから、スプール弁が一方
向へ駆動されて所定の復帰位置へ復帰される。パイロッ
ト圧切換弁が作動状態にあるときには、第2のピストン
にパイロット圧が供給されることから、スプール弁が復
帰位置から反対方向へ駆動される。このため、一つの電
磁弁において、手動弁の機能を確保した上で、シングル
ソレノイド式のアクチュエータ部により自己復帰型の動
作を得ることができるという効果を発揮する。
【0076】請求項3に記載の第3の発明によれば、第
2の発明の構成において、シングルソレノイド式のアク
チュエータ部と交換され、第1及び第2のパイロット圧
切換弁を含むダブルソレノイド式のアクチュエータ部に
つき、第1のパイロット圧切換弁が非作動状態にあると
きには、第1のピストンから両手動弁を介して第1のパ
イロット圧切換弁にパイロット圧が戻されることが許容
され、第1のパイロット圧切換弁が作動状態にあるとき
には、第1のパイロット圧切換弁から両手動弁を介して
第1のピストンにパイロット圧が供給されることが許容
される。第2のパイロット圧切換弁が非作動状態にある
ときには、第2のピストンから第2の手動弁を介して第
2のパイロット圧切換弁にパイロット圧が戻されること
が許容され、第2のパイロット圧切換弁が作動状態にあ
るときには、第2のパイロット圧切換弁から第2の手動
弁を介して第2のピストンにパイロット圧が供給される
ことが許容されるようにしている。従って、第2の発明
の作用及び効果に加え、両パイロット圧切換弁の一方が
作動状態にあり、他方が非作動状態にあるときには、両
ピストンの一方にパイロット圧が供給され、スプール弁
が一方向へ駆動される。両パイロット圧切換弁が共に非
作動状態にあるときには、両ピストンに対するパイロッ
ト圧の供給が遮断され、スプール弁がそのときの位置に
保持される。このため、一つの電磁弁において、手動弁
の機能を確保した上で、互いに交換されるシングルソレ
ノイド式のアクチュエータ部及びダブルソレノイド式の
アクチュエータ部により自己復帰型の動作と自己保持型
の動作とを選択的に得ることができるという効果を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイロット式電磁弁を具体化した一実
施の形態に係り、電磁弁の構造を示す断面図である。
【図2】同実施の形態に係り、ダブルソレノイド式のア
クチュエータ部を含む電磁弁の主要部を示す断面図であ
る。
【図3】同実施の形態に係り、図2の電磁弁の状態を示
す空気圧回路図である。
【図4】同実施の形態に係り、電磁弁の作用を示す空気
圧回路図である。
【図5】同実施の形態に係り、電磁弁の作用を示す空気
圧回路図である。
【図6】同実施の形態に係り、ダブルソレノイド式のア
クチュエータ部を含む電磁弁の主要部を示す断面図であ
る。
【図7】同実施の形態に係り、図6の電磁弁の状態を示
す空気圧回路図である。
【図8】同実施の形態に係り、ダブルソレノイド式のア
クチュエータ部を含む電磁弁の主要部を示す断面図であ
る。
【図9】同実施の形態に係り、図8の電磁弁の状態を示
す空気圧回路図である。
【図10】同実施の形態に係り、ダブルソレノイド式の
アクチュエータ部を含む電磁弁の主要部を示す断面図で
ある。
【図11】同実施の形態に係り、図10の電磁弁の状態
を示す空気圧回路図である。
【図12】同実施の形態に係り、シングルソレノイド式
のアクチュエータ部を含む電磁弁の主要部を示す断面図
である。
【図13】同実施の形態に係り、図12の電磁弁の状態
を示す空気圧回路図である。
【図14】同実施の形態に係り、電磁弁の作用を示す空
気圧回路図である。
【図15】同実施の形態に係り、電磁弁の作用を示す空
気圧回路図である。
【図16】同実施の形態に係り、電磁弁の作用を示す空
気圧回路図である。
【図17】従来のパイロット式電磁弁の構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 3 ダブルソレノイド式のアクチュエータ部 4 スプール弁 16 第1のピストン 16a 受圧面 17 第2のピストン 17a 受圧面 23 第1の手動弁 24 第2の手動弁 41 第1のパイロット圧切換弁 42 第2のパイロット圧切換弁 71 シングルソレノイド式のアクチュエータ部 72 パイロット圧切換弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流路を切り換えるためにパイロッ
    ト圧により駆動されるスプール弁と、前記スプール弁の
    両端に設けられ、前記パイロット圧を受けるために互い
    に等しい大きさの受圧面を有する第1のピストン及び第
    2のピストンと、前記各ピストンに対する前記パイロッ
    ト圧の供給を切り換えるためのアクチュエータ部と、前
    記スプール弁を強制的に駆動するために操作され、作動
    位置と非作動位置とに選択的に配置される第1の手動弁
    及び第2の手動弁とを備えたパイロット式電磁弁におい
    て、 前記第1の手動弁が前記非作動位置に配置されることに
    より、前記アクチュエータ部から前記第1及び第2の手
    動弁を介して前記第1のピストンに前記パイロット圧が
    供給されることが許容されることと、 前記第1の手動弁が前記作動位置に配置されることによ
    り、前記第1のピストンに前記第1の手動弁を介して前
    記パイロット圧が強制的に供給されることと、 前記第2の手動弁が前記非作動位置に配置されることに
    より、前記アクチュエータ部から前記第1及び第2の手
    動弁を介して前記第1のピストンに前記パイロット圧が
    供給されることが許容されると共に、前記アクチュエー
    タ部から前記第2の手動弁を介して前記第2のピストン
    に前記パイロット圧が供給されることが許容されること
    と、 前記第2の手動弁が前記作動位置に配置されることによ
    り、前記第2のピストンに前記第2の手動弁を介して前
    記パイロットが強制的に供給されると共に、前記アクチ
    ュエータ部から前記第1及び第2の手動弁を介して前記
    第1のピストンに前記パイロット圧が供給されることが
    許容されることとを備えたことを特徴とするパイロット
    式電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパイロット式電磁弁に
    おいて、 前記アクチュエータ部はシングルソレノイド式のアクチ
    ュエータ部を有し、前記アクチュエータ部は一つのパイ
    ロット圧切換弁を含むことと、 前記パイロット圧切換弁が非作動状態にあるときには、
    前記パイロット圧切換弁から前記第1及び第2の手動弁
    を介して前記第1のピストンに前記パイロット圧が供給
    されることが許容されると共に、前記第2のピストンか
    ら前記第2の手動弁を介して前記パイロット圧切換弁に
    前記パイロット圧が戻されることが許容されることと、 前記パイロット圧切換弁が作動状態にあるときには、前
    記パイロット圧切換弁から前記第2の手動弁を介して前
    記第2のピストンに前記パイロット圧が供給されること
    が許容されると共に、前記第1のピストンから前記第1
    及び第2の手動弁を介して前記パイロット圧切換弁に前
    記パイロット圧が戻されることが許容されることとを備
    えたことを特徴とするパイロット式電磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパイロット式電磁弁に
    おいて、 前記アクチュエータ部は前記シングルソレノイド式のア
    クチュエータ部と交換可能なダブルソレノイド式のアク
    チュエータ部を有し、前記ダブルソレノイド式のアクチ
    ュエータ部は第1のパイロット圧切換弁及び第2のパイ
    ロット圧切換弁を含むことと、 前記第1のパイロット
    圧切換弁が非作動状態にあるときには、前記第1のピス
    トンから前記第1及び第2の手動弁を介して前記第1の
    パイロット圧切換弁に前記パイロット圧が戻されること
    が許容され、前記第1のパイロット圧切換弁が作動状態
    にあるときには、前記第1のパイロット圧切換弁から前
    記第1及び第2の手動弁を介して前記第1のピストンに
    前記パイロット圧が供給されることが許容されること
    と、 前記第2のパイロット圧切換弁が非作動状態にあるとき
    には、前記第2のピストンから前記第2の手動弁を介し
    て前記第2のパイロット圧切換弁に前記パイロット圧が
    戻されることが許容され、前記第2のパイロット圧切換
    弁が作動状態にあるときには、前記第2のパイロット圧
    切換弁から前記第2の手動弁を介して前記第2のピスト
    ンに前記パイロット圧が供給されることが許容されるこ
    ととを備えたことを特徴とするパイロット式電磁弁。
JP20288297A 1997-07-29 1997-07-29 パイロット式電磁弁 Expired - Lifetime JP3854377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20288297A JP3854377B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 パイロット式電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20288297A JP3854377B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 パイロット式電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1144377A true JPH1144377A (ja) 1999-02-16
JP3854377B2 JP3854377B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=16464774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20288297A Expired - Lifetime JP3854377B2 (ja) 1997-07-29 1997-07-29 パイロット式電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3854377B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3854377B2 (ja) 2006-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275135B2 (ja) 方向制御弁
JPH0942525A (ja) パイロット形切換弁
JP3853700B2 (ja) 電磁弁
JP3854377B2 (ja) パイロット式電磁弁
JP3705730B2 (ja) 空気圧シリンダの排気回収装置
JP3854366B2 (ja) パイロット式電磁弁
JP2826460B2 (ja) 電磁弁
JP2586737Y2 (ja) 電磁切換え弁
TWI225913B (en) Electromagnetic valve
JP2826461B2 (ja) 電磁弁
JP2725997B2 (ja) マニホールドバルブ
JP2020133695A (ja) 電磁弁及び作業機械
JP4195838B2 (ja) パイロット形電磁弁
JPH05231558A (ja) バルブユニット
JPH049487Y2 (ja)
JPH112357A (ja) パイロット式電磁弁
JP3813853B2 (ja) 流体圧シリンダ
JP2954790B2 (ja) 変速機操作用アクチュエータの制御装置
JP2667780B2 (ja) パイロット式電磁弁
JP2528135Y2 (ja) ダブルパイロット形切換弁
JPH0562641B2 (ja)
JP4205499B2 (ja) オールポートクローズ形バルブ
JP2660228B2 (ja) エアハイドロ出力圧制御ポンプ
JP2605521Y2 (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2583738Y2 (ja) ダイヤフラム形ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Written amendment

Effective date: 20060714

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060908

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090915

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6