JPH1142169A - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JPH1142169A
JPH1142169A JP20274797A JP20274797A JPH1142169A JP H1142169 A JPH1142169 A JP H1142169A JP 20274797 A JP20274797 A JP 20274797A JP 20274797 A JP20274797 A JP 20274797A JP H1142169 A JPH1142169 A JP H1142169A
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孝博 大下
Hiroshi Matsuo
博 松尾
Shigeru Yamaguchi
繁 山口
Hidekazu Suzuki
秀和 鈴木
Takayuki Inoue
隆幸 井上
Koichi Nakano
幸一 中野
Kenji Kimoto
憲志 木本
Miki Yasuno
幹 保野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油煙の室内への拡散を大幅に低減しながら、
清潔で使い勝手が良く、多用途に使える電気調理器を安
価に提供することを目的とする。 【解決手段】 吸気口14を有した着脱自在なプレート
13と、吸気口14の下方に油煙を吸引する吸引手段2
2と着脱自在なフィルター27とを備え、吸気口14と
フィルター27の間に、フィルター27に当接され外形
が左右対称な形状に形成されたフィルターカバー29を
配設することにより、油煙はフィルター27で除去され
室内への拡散を防げるとともに、フィルター27は市販
のクッキングシートを使用でき、毎回フィルターを交換
しても安価で、油煙の除去性能を維持し清潔感を保つこ
とができる。また、吸気口のない平面プレート52へも
容易に交換できるとともに、フィルターカバーの装着に
方向性がないため、誤装着やそれに伴う動作不良も防止
することができる電気調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレート上に調理
物を載せて、プレートをヒータにより加熱することによ
って調理を行う電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気調理器は、焼肉など
を調理すると油煙が発生して室内に充満し、部屋の中を
汚してしまうという欠点があった。そこで、業務用の焼
肉プレートでは、プレートの周囲から油煙を吸引し、ダ
クトによって部屋の外に排気するものがあった。
【0003】また、特開平5−245048号公報に示
されるように、油煙を本体内に吸引して処理するものも
知られている。以下、その構成を図7に基づいて説明す
ると、1は本体、2はヒータ、3は調理用のプレート
で、プレート3の中央には油煙を吸い込む吸気口4が設
けられ、吸気口4の下部には吸気用のファン5と、ファ
ン5を駆動するモータ6と、油煙を浄化するフィルター
7が配設されている。8は浄化された油煙が排出される
排気口、9はヒータ2やモータ6へ通電を行うスイッチ
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように排気ダクトで油煙を排出する業務用の技術は、油
煙を室外に除去することはできるものの、設備が大型で
工事費等もかさみ高価なものになるため、一般家庭で使
用することは困難であった。
【0005】また、油煙を本体内に吸引して浄化するも
のは、小型で一般家庭においても手軽に使用できるもの
の、フィルター7は何回も繰り返し使用されるため、初
期の油煙の浄化性能は良いが、使用回数が増すにつれて
フィルター7が目づまりし圧損が増すとともに、油煙の
吸引風量が低下し浄化性能が次第に低下していた。しか
も、使用回数がかさむと、フィルター7には油煙や臭い
の成分が付着し堆積されていくため、プレート3の上に
調理材料を載せなくても、ファン5を回しただけで臭気
が排気口8より排出され、調理の開始直後から臭いが生
じ清潔感に欠けていた。
【0006】さらに、フィルター7は使用毎の交換を想
定していないので、容易に取り外せないようになってお
り、交換しづらいため、交換の際はフィルター7に染み
付いたどろっとした油煙で手が汚れやすく交換勝手が悪
かったとともに、浄化性能がある程度持続し急激に低下
しないよう、フィルター7は大きめで高価なものになっ
ていた。しかし、フィルター7が燃えないような耐熱性
を持たすには、このような構成を取らざるを得ず、また
温度上昇を防ぐため、フィルター7には常に風を通す必
要があり、吸気口4を具備したプレート3を使う必要が
あった。そのため、プレート3は取り外せるものの、フ
ィルター7を中央部に突出させ、吸気口4のないプレー
トに載せ替えることができないようになっていたが、プ
レート3の中央部に吸気口4が設けられていると、調理
物を載せられる範囲がドーナツ状となり、調理可能面積
がその分小さくなるので、焼肉をするには問題ないが、
お好み焼や焼そばを焼くには使い勝手が悪く、用途が限
定されるという課題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、油煙の室内への拡散を大幅に低減しながら、清潔で
使い勝手が良く、多用途に使える電気調理器を安価に提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、吸気口を有した着脱自在なプレートと、前
記プレートを加熱するヒータと、前記吸気口の下方に調
理中に生じる油煙を吸引する吸引手段と、その油煙を除
去する着脱自在なフィルターとを備え、前記吸気口と前
記フィルターの間に吸引口を具備するとともに、フィル
ターに当接されるフィルターカバーを配設し、前記フィ
ルターカバーの外形は左右対称な形状に形成した電気調
理器としたものである。
【0009】これにより、調理中に発生する油煙は、フ
ィルターカバーを介して洩れなくフィルターに通されて
除去され、室内への拡散が低減されるとともに、フィル
ターは交換しやすく、市販のクッキングシートも使用で
きて安価なため、使用する度に交換して、油煙の除去性
能を維持し清潔感を保つことができる。また、プレート
の交換も容易にでき、プレートを吸気口のない調理面積
の広いものに換えれば、焼肉以外の調理にも用途を広げ
ることができるとともに、フィルターカバーの装着に方
向性がないため、装着しやすく誤装着を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、吸気口を有した着脱自在なプレートと、前記プレー
トを加熱するヒータと、前記吸気口の下方に調理中に生
じる油煙を吸引する吸引手段と、その油煙を除去する着
脱自在なフィルターとを備え、前記吸気口と前記フィル
ターの間に吸引口を具備するとともに、フィルターに当
接されるフィルターカバーを配設し、前記フィルターカ
バーの外形は左右対称な形状に形成した電気調理器とし
たものであり、調理中に発生する油煙は、フィルターカ
バーを介して洩れなくフィルターに通されて除去され、
室内への拡散を防ぐことができるとともに、フィルター
は一般に市販されているクッキングシートを折りたたん
で使用できるため、調理で使用する度にフィルターを交
換しても安価であり、そうすることで油煙の除去性能を
維持し清潔感を保つことができる。また、プレートやフ
ィルターは着脱性が良く、フィルターの交換がしやすい
とともに、プレートの交換も容易にできるため、プレー
トを吸気口のない調理面積の広いものに換えれば、焼肉
以外の調理にも用途を広げることができる。さらに、フ
ィルターカバーの装着に方向性がなくなるため、フィル
ターカバーをどの向きに置いても装着することができ、
誤装着も防止できる。
【0011】請求項2に記載の発明は、吸気口を有した
着脱自在なプレートと、前記プレートを加熱するヒータ
と、前記吸気口の下方に調理中に生じる油煙を吸引する
吸引手段と、その油煙を除去する着脱自在なフィルター
と、吸引口を具備し前記フィルターに当接されるフィル
ターカバーと、前記フィルターの有無を検知するフィル
ター検知レバーとを備え、前記フィルターカバーにフィ
ルター検知レバーが貫通される開口部を設けるととも
に、その開口部の周囲に前記フィルターを押圧する当接
面を形成した電気調理器としたものであり、フィルター
がある時はフィルター検知レバーが確実に押圧され、フ
ィルターがない時はフィルター検知レバーはフィルター
カバーの開口部を貫通し、フィルター検知レバーが押圧
されることはないため、フィルター検知レバーの位置に
よって、フィルターの有無を確実に検知することができ
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、フィルター検知レバーが貫通される開
口部を、フィルターカバーの隅部に配設したものであ
り、フィルター検知レバーやフィルターのフィルターカ
バーとの当接面が、フィルターや吸気通路の隅部に配さ
れるため、それらによる風切り音やフィルター有効面積
の減少等の悪影響を最小限に抑えることができるととも
に、フィルター検知の信頼性も向上することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、フィルターカバーの平面形状を多角形
で形成し、フィルター検知レバーが貫通される開口部
を、フィルターカバーのすべての隅部に複数配設したも
のであり、フィルターカバーをどの向きに置いてもフィ
ルター検知レバーは開口部を貫通するため、フィルター
カバーの装着には方向性がなくなり、どの方向でも装着
できるようになり、使い勝手の向上と誤装着による動作
不良や不安全モードの防止を図ることができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、外郭を構成する
本体と、吸気口を有した着脱自在なプレートと、プレー
トを加熱するヒータと、本体とヒータの間に配される遮
熱板と、前記吸気口の下方に調理中に生じる油煙を吸引
する吸引手段と、その油煙を除去する着脱自在なフィル
ターと、フィルターの有無を検知するフィルター検知レ
バーと、フィルター検知レバーにより入切されフィルタ
ーの有無に応じてヒータへの通電を制御するフィルター
検知スイッチとを備え、前記フィルター検知スイッチを
本体の下部に配し、フィルター検知レバーを遮熱板と本
体の間に構成された送風路を横切るように配したもので
あり、フィルター検知スイッチ周囲の雰囲気温度と、フ
ィルター検知レバーのスイッチ押圧部の温度を、低く抑
えることができ、フィルター検知スイッチの信頼性を確
保することができる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、フィルター検知レバーの平面形状を略
T字形に形成して、一端を回動自在に支持し、他端の一
方をフィルターに当接する位置に配してフィルターの有
無を検知させ、他端の他方がフィルター検知スイッチを
入切するように配設したものであり、フィルターとフィ
ルター検知スイッチの相対位置関係に関係なく、フィル
ター検知レバーのフィルター当接部とフィルター検知ス
イッチ押圧部のストロークを、ほぼ同じにすることがで
きるとともに、T字形の交差角度を調整すれば、フィル
ター当接部のストロークを拡大または縮小して、フィル
ター検知スイッチ押圧部をストロークさせることができ
るため、フィルターやフィルター検知スイッチの取付位
置の制約をなくし、どんなフィルターやフィルター検知
スイッチにも対応でき、フィルターの有無を正確に検知
することができる。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、本体とヒータの間に配される遮熱板を
二重構造にして、フィルター検知レバーの大部分を遮熱
板の内部に配設したものであり、使用者が誤って水や細
かい調理物を本体内にこぼしても、フィルター検知レバ
ーの動きを損ねることがなく、使用者がフィルター検知
レバーに荷重をかけ変形させることもないため、フィル
ター検知の信頼性を確保できるとともに、遮熱板と本体
間の送風路に露出するフィルター検知レバーを最小限に
とどめ、フィルター検知レバーによる風切り音の発生を
抑えることができる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、フィルター検知レバーを、厚みの異な
る複数の部材から構成したものであり、フィルター検知
レバーの一部を厚みの薄い部材で構成し、フィルター検
知レバーがフィルター検知スイッチのストロークよりも
大きなストロークで動くように設定することにより、フ
ィルター検知レバーのフィルター当接部とフィルター検
知スイッチ押圧部の相対位置関係がばらついても、各部
の破損や動作不良を起こすことなく、フィルターの有無
に応じてフィルター検知スイッチを確実に入切すること
ができる。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、フィルター検知レバーの幅寸法を、場
所によって変えて形成したものであり、フィルター検知
レバーの幅寸法を一部小さくして形成し、フィルター検
知レバーがフィルター検知スイッチのストロークよりも
大きなストロークで動くように設定することにより、フ
ィルター検知レバーのフィルター当接部とフィルター検
知スイッチ押圧部の相対位置関係がばらついても、各部
の破損や動作不良を起こすことなく、フィルターの有無
に応じてフィルター検知スイッチを確実に入切すること
ができる。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項5に記
載の発明において、フィルター検知レバーを、弾性の異
なる複数の材質から構成したものであり、フィルター検
知レバーの一部を弾性の大きな材質で構成し、フィルタ
ー検知レバーがフィルター検知スイッチのストロークよ
りも大きなストロークで動くように設定することによ
り、フィルター検知レバーのフィルター当接部とフィル
ター検知スイッチ押圧部の相対位置関係がばらついて
も、各部の破損や動作不良を起こすことなく、フィルタ
ーの有無に応じてフィルター検知スイッチを確実に入切
することができる。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項5に記
載の発明において、フィルター検知スイッチに一端がス
イッチ本体より側方に突出してスイッチを入切するスイ
ッチレバーを設けるとともに、フィルター検知レバーを
スイッチ本体の側方に配設し、前記スイッチレバーを押
圧して、フィルター検知スイッチを入切できるようにし
たものであり、フィルター検知スイッチの真上に開口部
を設けなくてもスイッチを入切することができるため、
使用者が誤って水を製品の上にこぼし、水が吸引手段に
よって吸気口の下方に吸引され、遮熱板と本体の間の送
風路に飛散されても、水がフィルター検知スイッチに付
着するのを防止し、スイッチの誤動作や発火,感電を防
止することができる。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、スイッチ本体より側方に突出した
スイッチレバーの一端側が下方に傾くよう、フィルター
検知スイッチを斜めに傾けて配設したものであり、使用
者が誤って水を製品の上にこぼし、水がフィルター検知
レバーからスイッチレバーに伝わっていっても、スイッ
チ本体と反対側の下方に傾けられたスイッチレバーの一
端側に垂れ落ちるため、水がフィルター検知スイッチに
付着するのを防止し、スイッチの誤動作や発火,感電を
防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0023】(実施例1)図1〜図5において、11と
12は樹脂で形成されて外郭を構成し、上下に2分割さ
れる本体上と本体下、13は調理物を載せる着脱自在な
焼肉プレートで、中央部には吸気口14が、吸気口14
の下方には円筒リブ15が設けられ、表面には肉から出
る余分な油を落としながら、網焼きのように肉に輻射熱
を加えてソフトに焼き上げる溝16が、裏面には遮熱リ
ブ17と当接リブ18が形成されている。19は焼肉プ
レート13に当接し肉等の調理物を加熱するヒータ、2
0はヒータ19が取り付けられ焼肉プレート13が載せ
られる遮熱板上、21は本体下12に取り付けられ本体
下12と送風路を形成する遮熱板下で、遮熱板上20と
遮熱板下21は本体とヒータ19の間に配設され、遮熱
板を二重構造にすることにより、本体上11と本体下1
2の温度上昇を抑え、熱変形や火傷の防止を図ってい
る。
【0024】22は吸気口14の下方に配設され焼肉中
に発生する油煙を吸引するファンで、23はファン22
を回転自在に軸支する軸受である。24はベルト25を
介してファン22を回転させるモータで、26はファン
22とモータ24が取付けられるシャーシで、調理中に
熱がかかっても、ファン22とモータ24の相対位置が
ずれたり取付け状態が歪んだりしないよう、板金を絞り
剛性を持たせて形成されている。27は吸気口14とフ
ァン22の間に配設され油煙を除去するフィルターで、
28はフィルター27を保持し通気抵抗の小さい網状に
形成されたフィルター受けである。29は油煙を洩れな
く吸引できるよう吸気口14とフィルター27の間に配
設されたフィルターカバーで、平面形状が左右対称な略
正方形で形成され、上面中央部に円筒リブ15に嵌合さ
れる吸引口30が設けられ、下端外周にはフィルター2
7の表面を押さえる当接面31が形成されるとともに、
各隅部には開口部32が計4ヵ所設けられている。33
はモータ24とベルト25をカバーする本体カバーであ
る。
【0025】34はフィルター27の有無を検知するフ
ィルター検知レバーで、厚みが厚く平面形状がL字形に
形成された剛性の高い第1のレバー部材35と、厚みが
薄く平面形状が直線状に形成された弾性のある第2のレ
バー部材36を、スポット溶接して略T字形の平面形状
に形成されるとともに、一端が取付け金具37と軸38
を介して遮熱板下21の上面に回動自在に軸支され、二
重構造の遮熱板上20と遮熱板下21の間に配されてい
る。39はレバー部材A35の一端に形成され、フィル
ター受け28より上方へ突設されたフィルター検知面
で、柔らかくて変形しやすいフィルター27の有無を確
実に検知できるよう平面で形成され、先端はフィルター
27をセットする際に噛み込まないよう、フィルター受
け28より下方にもぐり込むように折り曲げられてい
る。40は第2のレバー部材36の一端に形成されたス
イッチ押圧部で、相手部品を引っ掛けることなくスムー
ズに押圧できるようRを付けて形成されている。
【0026】41は3端子を具備した切換え型のフィル
ター検知スイッチで、フィルター検知レバー34により
入切され、フィルター27の有無に応じてヒータ19へ
の通電を制御している。42はスイッチ釦43を押圧す
るスイッチレバーで、一端はスイッチ本体より側方に突
出してフィルター検知レバー34に押圧され、他端はス
イッチ本体に回動自在に支持されている。またフィルタ
ー検知スイッチ41は、スイッチ本体より側方に突出し
たスイッチレバー42の一端側が下方に傾くように斜め
に傾けて、本体下12のリブ44と本体カバー33のリ
ブ45で挟持して固定されている。46はフィルター検
知レバー34が貫通され遮熱板下21に設けられた穴、
47はフィルター検知スイッチ41側方の本体下12に
形成され、スイッチ押圧部40が貫通されるスイッチ開
口部、48は水がスイッチ開口部47からフィルター検
知スイッチ41の方に流れ落ちるのを防ぐ防水リブ、4
9は本体カバー33の底に水が溜まるのを防ぐ水抜き穴
である。
【0027】50は遮熱板上20の外周上端と本体上1
1上部の間に配された排気口、51はファン22の回転
を入切するファンスイッチ、52はお好み焼や焼そばや
ホットケーキ等も調理できるよう、平らな円形に形成さ
れた平面プレートで、着脱自在で用途により焼肉プレー
ト13と交換して使用することができる。53は焼肉プ
レート13や平面プレート52に当接して、プレートの
温度を感知する感熱棒で、サーモスタット54を具備
し、感知したプレート温度に応じて、ヒータ19への通
電を制御している。55は焼肉プレート13や平面プレ
ート52の温度を調節する温調つまみ、56は焼肉プレ
ート13にのみ当接し押圧される焼肉プレート検知レバ
ーで、焼肉プレート検知スイッチ57を入切りしてい
る。58は平面プレート52にのみ当接し押圧される平
面プレート検知レバーで、平面プレート検知スイッチ5
9を入切りしている。また、電装部品は図5に示す回路
図のように配線されている。
【0028】以上のように構成された電気調理器の動作
について説明する。ヒータ19に通電し焼肉プレート1
3を加熱すると、焼肉プレート13上に置いた肉等の調
理物から出てくる油や調理前に焼肉プレート13に塗っ
た油が加熱され、油煙が発生する。この油煙は焼肉プレ
ート13の加熱で生じる上昇気流により拡散されてい
く。この時モータ24に通電しファン22を回転させる
と、図1の矢印で示すような循環気流が発生し、焼肉プ
レート13上の油煙は、吸気口14に吸い込まれ、フィ
ルターカバー29で覆われた吸気通路を通って洩れなく
フィルター27を通過するとともに、油分が除去され清
浄な空気となってファン22の遠心方向に吹き出され、
本体下12と遮熱板下21の間に形成された送風路を通
って、焼肉プレート13の外周上部の全周にわたって配
された排気口50より、焼肉プレート13の中心に向か
って排気され、焼肉プレート13上の油煙を吸気口14
に向かって押し流す。このような循環気流を起こすこと
により、調理中に発生する油煙を逃さず効率良く吸い込
んで除去することができるため、室内に油煙が拡散する
のを大幅に低減することができる。
【0029】また、フィルター27の取り付けは、フィ
ルター27をフィルター受け28の上に載せ、その上に
フィルターカバー29と焼肉プレート13または平面プ
レート52を載せるだけでよく、容易にフィルター27
の着脱を行うことができる。しかもフィルター27は、
遮熱板上20中央部の凹部に置かれ、フィルターカバー
29と遮熱リブ17によってヒータ19から遮熱される
ため、パルプを主成分とする不織布で形成しても発火の
恐れがない。そのため、フィルター27は一般に市販さ
れているクッキングシートを折りたたんで使用すること
もでき、使用する度にフィルター27を交換しても安価
で、そうすることで油煙の除去性能と清潔感を維持する
ことができる。また、プレート交換も容易にできるた
め、調理面積の広い平面プレート52に換えれば、お好
み焼や焼そば等の焼肉以外の調理にも用途を広げること
ができる。さらに、フィルターカバー29を左右対称な
略正方形に形成することにより、装着に方向性がなくな
るため、フィルターカバー29をどの向きに置いても装
着することができ、誤装着やそれに伴う動作不良も防止
することができる。
【0030】次に、フィルター検知の動作について説明
する。フィルター27がセットされている場合は、焼肉
プレート13や平面プレート52をセットすると、フィ
ルターカバー29の上面に当接リブ18が当接してプレ
ート重量がかかり、当接面31がフィルター検知面39
と当接するフィルター27周囲を押さえて、フィルター
検知レバー34を下方に押すため、スイッチ釦43はス
イッチレバー42を介してスイッチ押圧部40により確
実に押圧され、フィルター27がセットされていること
を検知する。また、フィルター27がセットされていな
い場合は、前記と同様にフィルターカバー29にプレー
ト重量がかかっても、フィルター検知面39は開口部3
2を貫通し押圧されないため、スイッチ釦43は押圧さ
れず、フィルター27がセットされていないことを検知
するとともに、フィルター検知レバー34は図3の破線
で示すように、スイッチレバー42を介して上方へ押し
上げられている。
【0031】このように、フィルターカバー29にフィ
ルター検知レバー34が貫通される開口部32を設ける
とともに、その周囲にフィルター27を押圧する当接面
31を形成することにより、フィルター27がある時は
フィルター検知レバー34が確実に押圧され、フィルタ
ー27がない時はフィルター検知レバー34はフィルタ
ーカバー29の開口部32を貫通し、フィルター検知レ
バー34が押圧されることはないため、フィルター検知
レバー34の位置によって、フィルター27の有無を確
実に検知することができる。
【0032】また、開口部32とフィルター検知レバー
34をフィルターカバー29の隅部に配設することによ
り、当接面31やフィルター検知レバー34は、循環気
流があまり流れないフィルター27や吸気通路の隅部に
配されるため、当接面31によるフィルター27の有効
面積の減少や、循環気流がフィルター検知レバー34に
当たって生じる風切り音等の悪影響を最小限に抑えるこ
とができる。しかも、吸気口14から入り込む水分や細
かい調理物は、フィルター27の中央部に落ちやすく隅
部には落ちにくいため、フィルター検知面39で押圧さ
れるフィルター27が水分を吸って破れたり、落ちた調
理物がフィルター検知面39を押さえたりすることによ
って生じるフィルター検知ミスを防止できるとともに、
フィルター検知面39とフィルター検知スイッチ41の
距離が短くなるため、フィルター検知レバー34押圧時
のたわみ等のバラツキ要素を押さえ、フィルター検知面
39の動きをフィルター検知スイッチ41に正確に伝達
でき、フィルター検知の信頼性を向上することができ
る。
【0033】さらに、フィルターカバー29の平面形状
を多角形の略正方形で形成し、フィルター検知レバー3
4が貫通される開口部32とその周囲の当接面を31
を、フィルターカバー29のすべての隅部に4ヵ所配設
することにより、フィルターカバー29をどの向きに置
いても、フィルター27がセットされている場合は、フ
ィルター検知面39が当接面31で周囲を押さえられた
フィルター27によって確実に下方へ押圧され、フィル
ター27がセットされていない場合は、フィルター検知
面39は必ず開口部32を貫通し押圧されることはない
ため、フィルター検知レバー34の位置によって、フィ
ルター27の有無を確実に検知することができる。つま
り、フィルターカバー29の装着に方向性がなくなり、
どの方向でも装着できるようになるため、使い勝手の向
上と誤装着による動作不良や不安全モードの防止を図る
ことができる。
【0034】このフィルター検知とプレート検知を組合
せ、図5のように配線することにより、焼肉プレート1
3を使用する場合は、焼肉プレート検知スイッチ57が
ON、平面プレート検知スイッチ59がOFFされるた
め、フィルター27がセットされなければ、ヒータ19
やモータ24には通電されない。平面プレート52を使
用する場合は、焼肉プレート検知スイッチ57がOF
F、平面プレート検知スイッチ59がONされるため、
フィルター27が外されなければ、ヒータ19には通電
されず、モータはフィルター27を外しても通電されな
い。
【0035】従って、焼肉プレート13の使用時に、フ
ィルター27をセットし忘れ油煙,水,調理物等が本体
内に入り込んで、動作不良や絶縁不良を起こすことがな
くなるとともに、開口部がなくフィルター27が高温に
なる平面プレート52の使用時に、フィルター27を外
し忘れて発火させてしまったり、ファン22が回ってプ
レート温度が下がることもなくなる。すなわち、プレー
トの種類とフィルターの有無の組合せにまつわる誤使用
による、前記のような問題の発生を防止することができ
る。
【0036】また、フィルター検知スイッチ41を本体
下12の下部に配し、フィルター検知レバー34を本体
下12と遮熱板下21の間に構成された送風路を横切る
ように配することにより、フィルター検知スイッチ41
は本体下12で遮熱され、フィルター検知レバー34は
循環気流に当たり冷却されるため、フィルター検知スイ
ッチ41周囲の雰囲気温度と、フィルター検知スイッチ
41を押圧するスイッチ押圧部40の温度を低く抑える
ことができ、一般に保証温度の低いリミットスイッチか
らなるフィルター検知スイッチ41の信頼性を確保する
ことができる。しかも、フィルター検知スイッチ41と
ファンスイッチ51,焼肉プレート検知スイッチ57,
平面プレート検知スイッチ59等を接続するリード線
は、本体下12の外側を通るため、配線処理がしやすい
とともに、循環気流の送風路中にないため、風切り音や
断線が発生する恐れがない。
【0037】さらに、フィルター検知レバー34を略T
字形に形成して一端を回動自在に軸支し、他端の一方に
フィルター検知面39を、他端の他方にスイッチ押圧部
40を配することにより、フィルター27とフィルター
検知スイッチ41の相対位置関係に関係なく、フィルタ
ーと当接するフィルター検知面39とスイッチ押圧部4
0のストロークを、ほぼ同じにすることができるととも
に、T字形の交差角度を調整すれば、フィルター検知面
39のストロークを拡大または縮小して、スイッチ押圧
部40をストロークさせることもできるため、フィルタ
ー27やフィルター検知スイッチ41の取付位置の制約
をなくすことができ、どんなフィルターやフィルター検
知スイッチであっても、フィルター27の有無を正確に
検知することができる。
【0038】また、本体下12とヒータ19の間に配さ
れる遮熱板を二重構造にして、フィルター検知レバー3
4の大部分を遮熱板上20と遮熱板下21の間に配設す
ることにより、使用者が誤って水や細かい調理物を吸気
口14より本体内に落としても、それらが直接フィルタ
ー検知レバー34に触れることはないため、フィルター
検知レバー34の回動中心が錆びついて動きが固くなっ
たり、調理物を噛み込んでフィルター検知レバー34が
ロックしたり変形したりする恐れはなく、使用者がフィ
ルター検知レバー34をつまんで変形させることもな
い。そのため、フィルター検知レバー34の動きは損な
われることがなく、フィルター検知の信頼性を確保する
ことができる。さらに、本体下12と遮熱板下21の間
の送風路に露出するフィルター検知レバーを最小限にと
どめ、フィルター検知レバー34による風切り音の発生
を抑えることができる。
【0039】また、フィルター検知レバー34を、厚み
が厚く剛性の高いレバー部材A35と、厚みが薄く弾性
のあるレバー部材B36から形成することにより、フィ
ルター検知レバー34がフィルター検知スイッチ41の
ストロークよりも大きなストロークで動くように構成す
ると、組立バラツキや加熱による各部の寸法変化が生
じ、フィルター27とフィルター検知スイッチ41の相
対位置関係がばらついて、本体下12と遮熱板下21の
間隔が広がっても、フィルター検知スイッチ41を奥ま
で確実に押圧することができ、本体下12と遮熱板下2
1の間隔があまり変化しない場合は、スイッチ釦43を
奥まで押した後、厚みが薄く弾性のあるレバー部材B3
6が撓んで、フィルター検知スイッチ41のストローク
に対して大きすぎたストロークを吸収するため、各部の
変形,破損や動作不良を起こすことなく、フィルター2
7の有無に応じてフィルター検知スイッチ41を確実に
切り換えることができる。なお、フィルター検知スイッ
チ41近傍の本体下12と遮熱板下21の間には、つっ
かえ棒(図示せず)が設けられているため、本体下12
と遮熱板下21の間隔が狭まることはない。
【0040】また、フィルター検知レバー34を、弾性
の異なる複数の材質、例えば、硬いばね用ステンレス鋼
帯のSUS301−CSP3/4Hからなるレバー部材
A35と柔らかい冷間圧延ステンレス鋼帯のSUS43
0−CSからなるレバー部材B36とから形成すること
により、フィルター検知レバー34がフィルター検知ス
イッチ41のストロークよりも大きなストロークで動く
ように構成すると、前記と同様に本体下12と遮熱板下
21の間隔が広がっても、フィルター検知スイッチ41
を奥まで確実に押圧することができ、本体下12と遮熱
板下21の間隔があまり変化しない場合は、スイッチ釦
43を奥まで押した後、柔らかい材料で形成されたレバ
ー部材B36が撓んで、フィルター検知スイッチ41の
ストロークに対して大きすぎたストロークを吸収するた
め、各部の変形,破損や動作不良を起こすことなく、フ
ィルター27の有無に応じてフィルター検知スイッチ4
1を確実に切り換えることができる。
【0041】また、スイッチレバー42の一端をスイッ
チ本体より側方に突出させ、スイッチレバー42を押圧
するスイッチ押圧部40が貫通するスイッチ開口部47
を、スイッチ本体側方の本体下12に設けることによ
り、使用者が誤って水を吸気口14より本体内にこぼ
し、水がファン22によって本体下12と遮熱板下21
との間の送風路に飛散され、スイッチ開口部47より下
方に浸入しても、スイッチ開口部47の下方にはスイッ
チレバー42があるだけでスイッチ本体は配されていな
いため、水がフィルター検知スイッチ41の本体や充電
部に付着することはなく、水の付着によるスイッチの誤
動作や発火,感電を防止することができる。しかも、ス
イッチ開口部47の周囲には防水リブ48を突設してい
るため、本体下12の表面を伝っていく水がスイッチ開
口部47より浸入することはなく、前記送風路の空中を
飛散している水のごく一部が偶然スイッチ開口部47に
浸入するだけで、その浸入量は微少量に抑えられてい
る。
【0042】さらに、スイッチ本体より側方に突出した
スイッチレバー42の一端側が下方に傾くよう、フィル
ター検知スイッチ41を斜めに傾けて配設することによ
り、使用者が誤って水を吸気口14より本体内にこぼ
し、水が偶然フィルター検知レバー34に付着してスイ
ッチレバー42に伝っていっても、水は重力によりスイ
ッチ本体と反対側の下方に傾けられたスイッチレバー4
2の一端側に伝っていき、その先端で垂れ落ちるため、
水がフィルター検知スイッチ41の本体や充電部に付着
することはなく、水の付着によるスイッチの誤動作や発
火,感電を防止することができる。また、スイッチレバ
ー42の先端より本体カバー33の底に垂れ落ちた水
は、複数設けられている水抜き穴49より本体外に排出
されるため、水が本体カバー33の底に溜まって、スイ
ッチ本体や充電部の接続端子が水に浸かることはない。
【0043】(実施例2)図6において、61は遮熱板
上、62は遮熱板下、63はフィルター、64はフィル
ターカバー、65はスイッチレバー66を具備したフィ
ルター検知スイッチである。67はフィルター63の有
無を検知するフィルター検知レバーで、略T字形の平面
形状に形成されるとともに、一端が遮熱板下62の上面
に回動自在に軸支されている。68はフィルター63に
当接されるフィルター検知面、69はスイッチレバー6
6を押圧するスイッチ押圧部で、これらは同一厚み、同
一材料で一体的に形成され、フィルター検知レバー67
のフィルター検知面68から一端の軸支部までのL字形
の部分は、幅寸法を大きくして剛性を高め、残りのスイ
ッチ押圧部69は幅寸法を小さくして弾性を持たせてい
る。70は本体下71に設けられスイッチ押圧部69が
貫通されるスイッチ開口部、72は防水リブである。
【0044】この実施例では、フィルター検知レバー6
7を一体的に形成し、その幅寸法を場所によって変えて
形成している。すなわち、フィルター検知面68から軸
支部までは幅寸法を大きくして剛性を高め、残りのスイ
ッチ押圧部69は幅寸法を小さくして弾性を持たせるこ
とにより、フィルター検知レバー67がフィルター検知
スイッチ65のストロークよりも大きなストロークで動
くように構成すると、フィルター63とフィルター検知
スイッチ65の相対位置関係がばらついて、本体下71
と遮熱板下62の間隔が広がっても、フィルター検知ス
イッチ65を奥まで確実に押圧することができ、本体下
71と遮熱板下62の間隔があまり変化しない場合は、
フィルター検知スイッチ65を奥まで押した後、幅寸法
を小さくして弾性を持たせたスイッチ押圧部69が撓ん
で、余分なストロークを吸収するため、各部の変形,破
損や動作不良を起こすことなく、フィルター63の有無
に応じてフィルター検知スイッチ65を確実に切り換え
ることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、吸気口の
下方に吸引手段と着脱自在なフィルターを備え、吸気口
とフィルターの間にフィルターに当接されるフィルター
カバーを配設し、フィルターカバーの外形は左右対称な
形状に形成することにより、油煙はフィルターカバーを
介して洩れなくフィルターに通されて除去され、室内へ
の拡散を防ぐことができるとともに、フィルターは着脱
しやすく不織布で形成しても発火の恐れがないため、一
般に市販されているクッキングシートを使用でき、使用
する度にフィルターを交換しても安価で、そうすること
で油煙の除去性能を維持し清潔感を保つことができる。
また、プレートの交換も容易にできるため、プレートを
吸気口のない平面プレートに換えれば、焼肉以外の調理
にも用途を広げることができるとともに、フィルターカ
バーの装着に方向性がなくなるため、フィルターカバー
をどの向きに置いても装着することができ、誤装着やそ
れに伴う動作不良も防止することができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、フィルター
カバーにフィルター検知レバーが貫通される開口部を設
け、開口部の周囲にフィルターを押圧する当接面を形成
することにより、フィルターがある時はフィルター検知
レバー周囲のフィルターにプレート重量がかかって、フ
ィルター検知レバーが確実に押圧され、フィルターがな
い時はフィルター検知レバーはフィルターカバーの開口
部を貫通し、フィルター検知レバーが押圧されることは
ないため、フィルター検知レバーの位置によって、フィ
ルターの有無を確実に検知することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、フィルター
検知レバーが貫通される開口部を、フィルターカバーの
隅部に配設することにより、フィルター検知レバーやフ
ィルターカバーの当接面が、フィルターや吸気通路の隅
部に配されるとともに、フィルター検知面とフィルター
検知スイッチの距離が短くなるため、それらによる風切
り音やフィルター有効面積の減少等の悪影響を最小限に
抑えることができるとともに、バラツキ要素を押さえフ
ィルター検知面の動きをフィルター検知スイッチに正確
に伝達でき、フィルター検知の信頼性も向上することが
できる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、フィルター
カバーを多角形で形成し、フィルター検知レバーが貫通
される開口部をすべての隅部に複数配設することによ
り、フィルターカバーをどの向きに置いても、フィルタ
ーセット時はフィルター検知面が当接面で周囲を押さえ
られたフィルターによって確実に下方へ押圧され、フィ
ルターがない時はフィルター検知面は必ず開口部を貫通
し押圧されることはないため、フィルターカバーの装着
方向に関係なくフィルター検知レバーの位置によってフ
ィルターの有無を確実に検知でき、どの方向でも装着で
きるので、使い勝手の向上と誤装着による動作不良や不
安全モードの発生を防止することができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、フィルター
検知スイッチを本体の下部に配し、フィルター検知レバ
ーを遮熱板と本体の間に構成された送風路を横切るよう
に配することにより、フィルター検知スイッチ周囲の雰
囲気温度とフィルター検知レバーのスイッチ押圧部の温
度を低く抑えることができ、フィルター検知スイッチの
信頼性を確保することができるとともに、フィルター検
知スイッチの配線が本体の外を通り送風路中にないた
め、配線作業がしやすく、風切り音や断線の発生を防止
することができる。
【0050】請求項6記載の発明によれば、フィルター
検知レバーの平面形状を略T字形に形成して一端を回動
自在に軸支し、他端の一方にフィルター検知面を、他端
の他方にスイッチ押圧部を配することにより、フィルタ
ーとフィルター検知スイッチの相対位置関係に関係な
く、フィルター検知レバーのフィルター検知面とスイッ
チ押圧部のストロークをほぼ同じにすることができると
ともに、T字形の交差角度を調整すれば、フィルター検
知面のストロークを拡大または縮小して、スイッチ押圧
部をストロークさせることができるため、フィルターや
フィルター検知スイッチの取付位置の制約をなくし、ど
んなフィルターやフィルター検知スイッチでも、フィル
ターの有無を正確に検知することができる。
【0051】請求項7記載の発明によれば、遮熱板を二
重構造にしてフィルター検知レバーの大部分を遮熱板の
内部に配設することにより、使用者が誤って水や調理物
を本体内に落としても、それらが直接フィルター検知レ
バーに触れることはないため、フィルター検知レバーの
動きが損なわれることはなく、使用者がフィルター検知
レバーに荷重をかけ変形させることもないため、フィル
ター検知の信頼性を確保することができるとともに、送
風路に露出するフィルター検知レバーを最小限にとど
め、フィルター検知レバーによる風切り音の発生を抑え
ることができる。
【0052】請求項8記載の発明によれば、フィルター
検知レバーの一部を厚みの薄い弾性を有した部材で形成
することにより、フィルター検知レバーがフィルター検
知スイッチのストロークよりも大きなストロークで動く
ような構成にすると、厚みの薄い弾性を有した部材が撓
んで余分なストロークを吸収してくれるため、フィルタ
ーとフィルター検知スイッチの相対位置関係がばらつい
ても、各部の変形,破損や動作不良を起こすことなく、
フィルターの有無に応じてフィルター検知スイッチを確
実に入切することができる。
【0053】請求項9記載の発明によれば、フィルター
検知レバーの幅寸法を一部小さくして形成することによ
り、フィルター検知レバーがフィルター検知スイッチの
ストロークよりも大きなストロークで動くような構成に
すると、幅寸法を小さくし弾性を持たせて形成した部分
が、撓んで余分なストロークを吸収してくれるため、フ
ィルターとフィルター検知スイッチの相対位置関係がば
らついても、各部の破損や動作不良を起こすことなく、
フィルターの有無に応じてフィルター検知スイッチを確
実に入切することができるとともに、フィルター検知レ
バーを同一厚み、同一材料で一体的に形成できるため、
フィルター検知レバーのコストダウンを図ることができ
る。
【0054】請求項10記載の発明によれば、フィルタ
ー検知レバーの一部を弾性の大きな材質で形成すること
により、フィルター検知レバーがフィルター検知スイッ
チのストロークよりも大きなストロークで動くような設
定にすると、弾性の大きな柔らかい材質で形成した部分
が、撓んで余分なストロークを吸収してくれるため、フ
ィルターとフィルター検知スイッチの相対位置関係がば
らついても、各部の破損や動作不良を起こすことなく、
フィルターの有無に応じてフィルター検知スイッチを確
実に入切することができる。
【0055】請求項11記載の発明によれば、スイッチ
レバーの一端をスイッチ本体より側方に突出させ、スイ
ッチレバーを押圧するフィルター検知レバーが貫通する
開口部を、スイッチ本体側方に配設することにより、使
用者が誤って水を本体内にこぼし、水が遮熱板と本体の
間の送風路に飛散されて開口部より下方に浸入しても、
そこにはスイッチレバーがあるだけでスイッチ本体はな
いため、水がフィルター検知スイッチの本体や充電部に
付着することはなく、水の付着によるスイッチの誤動作
や発火,感電を防止することができる。しかも、開口部
周囲には防水リブを突設しているため、開口部からの水
の浸入量は微少量に抑えられている。
【0056】請求項12記載の発明によれば、スイッチ
本体より側方に突出したスイッチレバーの一端側が下方
に傾くよう、フィルター検知スイッチを斜めに傾けて配
設することにより、使用者が誤って水を本体内にこぼ
し、水がフィルター検知レバーからスイッチレバーに伝
っていっても、水は重力によりスイッチ本体と反対側の
下方に傾けられたスイッチレバーの一端側に伝って垂れ
落ちるため、水がフィルター検知スイッチの本体や充電
部に付着するのを防止し、スイッチの誤動作や発火,感
電を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例を示す電気調理器
の断面図 (b)本発明の電気調理器の平面プレートの断面図
【図2】本発明の第1の実施例を示す電気調理器のプレ
ートを外した状態の平面図
【図3】本発明の第1の実施例を示す電気調理器の部分
断面図
【図4】本発明の第1の実施例を示す電気調理器のフィ
ルター検知部周辺の拡大断面図
【図5】本発明の第1の実施例を示す電気調理器の回路
【図6】本発明の第2の実施例を示す電気調理器のフィ
ルター検知部周辺の平面図
【図7】従来の電気調理器の断面図
【符号の説明】
12 本体下 13 焼肉プレート 19 ヒータ 20,61 遮熱板上 21,62 遮熱板下 22 ファン 27,63 フィルター 29,64 フィルターカバー 31 当接面 32 開口部 34,67 フィルター検知レバー 39,68 フィルター検知面 40,69 スイッチ押圧部 41,65 フィルター検知スイッチ 42,66 スイッチレバー 47,70 スイッチ開口部 48,71 防水リブ 49 水抜き穴 52 平面プレート
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 井上 隆幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中野 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 木本 憲志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 保野 幹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口を有した着脱自在なプレートと、
    前記プレートを加熱するヒータと、前記吸気口の下方に
    調理中に生じる油煙を吸引する吸引手段と、その油煙を
    除去する着脱自在なフィルターとを備え、前記吸気口と
    前記フィルターの間に吸引口を具備するとともに、フィ
    ルターに当接されるフィルターカバーを配設し、前記フ
    ィルターカバーの外形は左右対称な形状に形成した電気
    調理器。
  2. 【請求項2】 吸気口を有した着脱自在なプレートと、
    前記プレートを加熱するヒータと、前記吸気口の下方に
    調理中に生じる油煙を吸引する吸引手段と、その油煙を
    除去する着脱自在なフィルターと、吸引口を具備し前記
    フィルターに当接されるフィルターカバーと、前記フィ
    ルターの有無を検知するフィルター検知レバーとを備
    え、前記フィルターカバーにフィルター検知レバーが貫
    通される開口部を設けるとともに、その開口部の周囲に
    前記フィルターを押圧する当接面を形成した電気調理
    器。
  3. 【請求項3】 フィルター検知レバーが貫通される開口
    部を、フィルターカバーの隅部に配設した請求項2記載
    の電気調理器。
  4. 【請求項4】 フィルターカバーの平面形状を多角形で
    形成し、フィルター検知レバーが貫通される開口部を、
    フィルターカバーのすべての隅部に複数配設した請求項
    2記載の電気調理器。
  5. 【請求項5】 外郭を構成する本体と、吸気口を有した
    着脱自在なプレートと、プレートを加熱するヒータと、
    本体とヒータの間に配される遮熱板と、前記吸気口の下
    方に調理中に生じる油煙を吸引する吸引手段と、その油
    煙を除去する着脱自在なフィルターと、フィルターの有
    無を検知するフィルター検知レバーと、フィルター検知
    レバーにより入切されフィルターの有無に応じてヒータ
    への通電を制御するフィルター検知スイッチとを備え、
    前記フィルター検知スイッチを本体の下部に配し、フィ
    ルター検知レバーを遮熱板と本体の間に構成された送風
    路を横切るように配した電気調理器。
  6. 【請求項6】 フィルター検知レバーの平面形状を略T
    字形に形成して、一端を回動自在に支持し、他端の一方
    をフィルターに当接する位置に配してフィルターの有無
    を検知させ、他端の他方がフィルター検知スイッチを入
    切するように配設した請求項5記載の電気調理器。
  7. 【請求項7】 本体とヒータの間に配される遮熱板を二
    重構造にして、フィルター検知レバーの大部分を遮熱板
    の内部に配設した請求項5記載の電気調理器。
  8. 【請求項8】 フィルター検知レバーを、厚みの異なる
    複数の部材から構成した請求項5記載の電気調理器。
  9. 【請求項9】 フィルター検知レバーの幅寸法を、場所
    によって変えて形成した請求項5記載の電気調理器。
  10. 【請求項10】 フィルター検知レバーを、弾性の異な
    る複数の材質から構成した請求項5記載の電気調理器。
  11. 【請求項11】 フィルター検知スイッチに一端がスイ
    ッチ本体より側方に突出してスイッチを入切するスイッ
    チレバーを設けるとともに、フィルター検知レバーをス
    イッチ本体の側方に配設し、前記スイッチレバーを押圧
    することによりフィルター検知スイッチを入切できるよ
    うにした請求項5記載の電気調理器。
  12. 【請求項12】 スイッチ本体より側方に突出したスイ
    ッチレバーの一端側が下方に傾くよう、フィルター検知
    スイッチを斜めに傾けて配設した請求項11記載の電気
    調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180134885A (ko) * 2016-04-08 2018-12-19 빌렘 브루크바우어 모듈식 홉 시스템을 위한 제어 장치
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EP3679304B1 (de) 2017-09-07 2021-08-11 BSH Hausgeräte GmbH Kochfeldvorrichtung

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