JP3635656B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭において焼肉などを行うのに使用されるホットプレートなどの加熱調理器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来、食卓で焼肉料理を行う場合、ガス式または電気式の加熱調理器の上に鉄板や専用のホットプレートなどの調理容器を載せて調理を行うようにしていた。これらの加熱調理器において、鉄板やホットプレートなどを誘導加熱方式で加熱するタイプの加熱調理器の場合には、調理容器の下方に誘導加熱のための制御装置が配置されているため、調理時の煮こぼれや清掃時の水分が機器の内部に侵入するおそれがあった。また、加熱調理器の調理容器を載置する耐熱ガラス板などの中央には、温度検出センサが該ガラス板などを貫通して設置されている。この耐熱ガラス板の部分は周囲より高く台状に形成されており、位置的にも調理容器の中央である上に温度検出センサを設けるための貫通穴は小さいため、容易に水分が進入せず、また水の進入を防止するため相応の対応もとれるが、調理容器の底部の温度に耐えうるように設置されている耐熱ガラスはその周囲を接着剤などで固定しているだけであるので、煮こぼれや清掃時の水分の進入を完全に防止するのは困難であった。
【0003】
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、煮こぼれや清掃時の水分を簡単に外部に排出することの可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、調理容器上に食材を載せ、誘導加熱方式による加熱手段により調理容器を加熱して調理を行う。その際、発生した水分は、調理容器からこぼれて調理器本体の調理容器を収納する凹部に落下し、天板の外側に形成された凹溝に溜まる。そして、調理器本体の外壁部には、この凹溝に臨んで該凹部の底部と同じかそれより低い位置にまで開口した開口部が形成されているので、調理容器からこぼれた水分は、ここから調理器本体の外に排出される。また、清掃時などに誤って凹部内に水をこぼした場合も同様に水が凹溝に溜まって開口部から排出される。これにより、水分が迅速に排出されるため水分が機器内に進入することがないようになっている。さらに、この開口部は、調理容器の取っ手に対応する位置に形成されているので、普段はこの取っ手に覆われるため目立たないようになっており、しかも取っ手を把持しやすい、という効果も奏する。
【0005】
【発明の実施形態】
以下、本発明の加熱調理器の一実施例について図1乃至図4を参照しながら説明する。なお、本実施例の加熱調理器はホットプレートである。図1乃至図4において、1は調理器本体で、この調理器本体1は、下ケース2と、この下ケース2上に固定された上ケース3とによって、略四角形状をなした外殻が構成されている。上ケース3はほぼ枠状になっていて、中央部には金属製の調理容器4を収納する凹部たる容器収容部5が形成されており、該容器収容部5の周囲は高く形成された外壁部6となっていて上面が開口7となっている。また、上ケース3の容器収容部5内には、調理容器4を支えるための耐熱性を有する樹脂製のプレート受け8が配置されていて、調理容器4が当接する箇所には耐熱ガラス製などの天板9が設けてある。そして、プレート受け8は天板9を受ける部分が他の部分よりも中高になっており、容器収容部5が凹状であることから全体として天板9が台状でその外周に凹溝10が形成されている。なお、9Aは天板9を貫通して設けられた温度センサである。
【0006】
一方、調理容器4は熱伝導性の良好な非磁性体材料、例えばアルミニウムやその合金などからなっていて、前記天板9に当接して支えられるものであり、調理容器4における天板9に当接する側、すなわち下側には、磁性体材料からなる発熱体11が溶射または一体的に取り付けられている。この調理容器4は天板9上を着脱自在となっている。これら天板9とプレート受け8の下側には、発熱体11を加熱する誘導過熱コイル12が設けられている。そして、前記誘導加熱コイル12に高周波電流を通電すると、発熱体11が発熱して調理容器4が加熱される。
【0007】
上ケース3の外壁部6は、天板9上に調理容器4を載置した際の縁よりも高い位置にまで延在しており、その一辺は他の三辺と同じか、あるいは高い位置にあって吸煙ガイド板13が付設されていて、調理容器4との間に吸煙口14が開口している。また、調理容器4の一対の対向面には外側に突出したフランジ状の取っ手15が対向する二辺に形成されている。そして、外壁部6の吸煙口14と直交する側の二辺には、取っ手15に対応した箇所に凹状の開口部16が形成されている。この開口部16は、前述した凹溝10の底部10Aと同一面もしくはわずかに低い位置にまで開口していて、天板9上に調理容器4を載置すると取っ手15が開口部16を覆うように構成されている。
【0008】
上述したような加熱調理器において、吸煙口14の上面開口筒21にはパルプ製のフィルタ22が設けられている。さらに、調理器本体1内で前記吸煙口14の下方には送風機23が設けられていて、この送風機23は、小型の高効率モータ24およびこのモータ24により回転駆動されるファン25からなっている。前記モータ24は、前記プレート受け8の下側にねじ26などにより固定された整流板27に支持されている。また、前記ファン25は、整流板27とともにプレート受け8に固定されたファンカバー28により覆われており、吸気側が前記吸煙口14に連通させてある。さらに、前記吸煙口14の位置した側と相対向する側(他側)において、上ケース3および容器収容部5の外周壁部の上部間の隙間により、上ケース3と調理容器4との間に開口した吹出し手段としての排出口29が形成されている。そして、前記ファン25の排気側が下ケース2内の通風路となる空間部30を介して前記排出口29に連通している。
【0009】
さらに、前記調理器本体1の上面後部には表示および操作部31が設けられており、この表示および操作部31は、各種運転スイッチ32を有している。
【0010】
つぎに、前記の構成について、その作用を説明する。運転スイッチ32を操作して運転を開始すると、誘導加熱コイル12に通電されて、調理容器4の底部の発熱体14が発熱し、この発熱体11と一体に構成された調理容器4に熱伝導により熱が伝わり、この調理容器4が加熱される。
【0011】
ここで、モータ24に通電すると、ファン25が回転して調理容器4内の空気が吸煙口14から吸い込まれ、フィルタ22、ファン25、整流板27、下ケース2内の空間部30および排出口29を順次通って、上ケース3と調理容器4との間の隙間から調理面に排出される。前記空気中には調理によって発生した煙や水蒸気が含まれているが、吸煙口14内のフィルタ22を通るときに空気中の油分が除去され、油分の除去された空気が調理容器4へ還流される。そして、排出口29から排出される空気は、調理時に調理容器4内で発生する水蒸気や油分を吸煙口14の方へ導き、この吸煙口14からの吸煙を補助する。これにより、煙の室内への分散が抑制される。
【0012】
この際、肉や野菜などの食材から多量の水分が出ると、調理容器4から容器収容部5に溢れることがある。また、調理容器4上で煮物などを行った場合には吹きこぼれたりする。そうすると、この水分Wは、容器収容部5内の天板9上にも滴下するが、図4に示すように天板9よりも低い位置に形成された凹溝10内に溜まる。そして、凹溝10内に溜まった水分Wは、この凹溝10に臨んで該凹溝10の底部10Aよりも低い位置にまで開口した開口部16から調理器本体1の外部に排出される。また、清掃時に天板9に水がかかっても同様に凹溝10に流れ落ちて、開口部16から排出される。これらにより容器収容部5内に入った水は、開口部5から迅速に排出され、調理器本体1の内部にまで水分が侵入することがないようになっている。特に本実施例においては、この開口部16が調理容器4の取っ手15に対応する位置に形成されているので、調理容器4を天板9上に載置した際には、取っ手15が開口部16を覆うことになるため、目立たないようになっており、しかも、取っ手15を把持するときには開口部16から指を刺し込むことにより取っ手15を持ち上げやすくなっている。
【0013】
以上のように、本実施例においては、調理容器4を載置する天板9の外周に凹溝10を形成し、この凹溝10に臨んでその底部10Aとほぼ同じ位置か、それよりも低い位置にまで開口した開口部16を形成したものであるので、調理容器4側から溢れたり吹きこぼれたりした水分が天板9に滴下したり、掃除の際に天板9に水をかけたりしても、これらの水分は天板9から凹溝10に流下して、開口部16から排出されるので、調理器本体1内への水の進入が防止され、機器の耐用期間の延長を図ることができる。
【0014】
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、吸煙機能を有するホットプレートについて説明したが、吸煙機能は有しなくてもよい。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明の加熱調理器によれば、調理容器を載置する天板の外周に凹溝を形成し、この凹溝に臨んでその底部とほぼ同じ位置か、それよりも低い位置にまで開口した開口部を形成したものであるので、調理容器を収納する凹部内に入った水分は凹溝に溜まって、開口部から排出されるので調理器本体内への水の進入が防止される。これにより、機器の故障等が生じにくくなっており、耐用期間の延長された加熱調理を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の一実施例を示す断面図である。
【図2】同調理容器を外した状態における平面図である。
【図3】同調理容器を外した状態における斜視図である。
【図4】前記加熱調理器において水分が調理器本体から排出される状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 調理器本体
4 調理容器
5 容器収容部(凹部)
6 外壁部
9 天板
10 凹溝
10A 凹溝の底部
15 取っ手
16 開口部
Claims (1)
- 調理器本体の上部開口に設けられた調理容器と、この調理容器を下側から誘導加熱方式で加熱する加熱手段とを備えた加熱調理器において、前記調理器本体は、前記調理容器を収容する凹部と、前記凹部に台状に配置された天板と、前記凹部と天板とにより該天板の周囲に形成される凹溝と、前記凹部を囲む外壁部とを備え、前記調理容器は前記調理器本体の外壁部側に突出する取っ手を有し、前記調理器本体の外壁部の該取っ手に対応する位置に前記凹溝の底部と同じか、それより低い位置にまで開口する開口部が形成されていることを特徴とする加熱調理器。
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