JP2001190418A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2001190418A
JP2001190418A JP2000007727A JP2000007727A JP2001190418A JP 2001190418 A JP2001190418 A JP 2001190418A JP 2000007727 A JP2000007727 A JP 2000007727A JP 2000007727 A JP2000007727 A JP 2000007727A JP 2001190418 A JP2001190418 A JP 2001190418A
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JP
Japan
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smoke
cooking
cooking device
container
suction port
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JP2000007727A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishizaki
良夫 石崎
Kazuhiro Sekikawa
一宏 関川
Michiyo Watabe
路世 渡部
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量で、しかも低騒音で確実な除煙が
できるホットプレートなどの加熱調理器を提供する。 【解決手段】 調理器本体1の調理容器16の一側部側に
吸煙口27を設け、他側部側に排出口35を設ける。吸煙口
27の下側に設けた送風機29により、吸煙口27から吸煙
し、清浄化した空気を排出口35から排出する。調理容器
16内の上面に、吸煙口27側が低くなるように傾斜した傾
斜面20を形成するとともに、この傾斜面20の最下部に凹
部21を形成する。これにより、加熱される食材から発生
する水分や油分を吸煙口27側へ導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
焼肉などを行うのに使用されるホットプレートなどの除
煙機能付き加熱調理器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、食卓で焼肉料理
を行う場合、ガス式または電気式の加熱調理器の上に鉄
板を載せるか、専用のホットプレートで調理を行うよう
にしていた。この場合、加熱調理器自体には除煙装置が
ないため、発生した煙は、換気扇あるいはレンジフード
などで除去することが一般的であった。しかし、このよ
うな除煙方法では、次のような不具合があった。すなわ
ち、煙の発生場所と除煙する場所が相互に離れているた
め、実際には完全に除煙することはできない。そして、
煙中に含まれる油分が食卓、壁などに付着して汚れる。
【0003】これに対して、近年除煙機能を付加したホ
ットプレートも使用されている。しかし、従来のこの種
のホットプレートでは、以下のような欠点があった。ま
ず、吸煙機能が不足している。また、吸煙のために送風
機を運転するが、その運転音が大きい。特に除煙性能を
高めるために風量を大きくすると、運転音も大きくな
り、食卓を囲んでの団欒には不向きである。また、従来
のホットプレートに吸煙機能が付加されているため、調
理器本体が大きくなって、食卓に載せたときに他の食器
や食材を置く場所が狭くなり、使いにくい。このように
調理器本体が大きくなるとともに重くなるため、収納方
法、収納場所などに制約が生じ、例えば主婦が棚などの
上部に収納することが困難である。さらに、吸煙機能を
付加したことにより、ホットプレートに凹凸が大きくな
り、掃除する際に不便である。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、小型、軽量で、しかも低騒音で確実な除
煙ができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、調
理容器上に食材を載せ、加熱手段により調理容器を加熱
して調理を行う。その際に発生する煙は、調理器本体に
おける調理容器の一側部側にある吸引手段により吸引さ
れて除煙され、しかも、調理器本体における調理容器の
他側部側に吹出し手段が設けられていることによって、
より確実に吸引手段側に導かれる。また、水蒸気を含め
た煙の発生の原因となる食材から発生した水分や油分
は、調理容器の上面の傾斜面および前記吹出し手段によ
り吸引手段側へ導かれる。したがって、水分や油分から
発生する煙の吸引がより確実に行われる。また、一般的
に調理容器の周辺部よりも中央部の方が高温になり、し
たがって、水分や油分が高温の部分から比較的低温の部
分に速やかに導かれることになり、これにより、煙の発
生自体が少なくなる。
【0006】さらに、請求項2の発明では、調理容器の
上面を吸引手段側へ流れる水分や油分が調理容器の上面
の凹部に流れ込み、ここに集められる。これにより、水
分や油分の吸引手段側への誘導がより確実に行われる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の加熱調理器の一実施
例について図面を参照しながら説明する。なお、本実施
例の加熱調理器はホットプレートである。1は調理器本
体で、この調理器本体1は、下ケース2と、この下ケー
ス2上に固定された上ケース3とによって、ほぼ四角形
状をなした外殻が構成されている。上ケース3は、ほぼ
枠状になっており、下面が開口しているとともに、上面
にも開口部4を有している。また、上ケース3の内部に
は、耐熱性を有する樹脂製の容器受け板6が設けられて
いる。この容器受け板6は、前記下ケース2上にねじ7
などにより固定されている。容器受け板6には上面を開
口した有底筒状の容器収容部8が形成されているととも
に、この容器収容部8の後側に位置して吸煙部9が形成
されている。この吸煙部9は、上下に貫通する角筒状に
なっている。また、容器受け板6の容器収容部8内の底
面上には、耐熱ガラスからなる天板10が設けられてお
り、この天板10と容器受け板6との間には、加熱手段を
なす誘導加熱コイル11が設けられている。
【0008】そして、前記容器収容部8内に金属製の調
理容器16が着脱自在に装着されるようになっている。こ
の調理容器16は、上方へ突出した突縁部17を周囲に有
し、上面の中央部で焼肉などの食材の調理を行うもので
ある。なお、前記上ケース3の外周壁部は、調理容器16
の突縁部17よりも高く位置している。また、調理容器16
は、熱伝導性の良好な非磁性体材料、例えばアルミニウ
ムやその合金などからなっていて、前記天板10に当接し
て支えられるものであり、調理容器16における天板10に
当接する側すなわち下側には、磁性体材料からなる発熱
体18が溶射または一体で取り付けられている。そして、
前記誘導加熱コイル11に高周波電流を通電すると、発熱
体18が発熱して調理容器16が加熱されるようになってい
る。
【0009】前記調理容器16内の上面には、前後方向へ
延びるビード状の複数の突起19がほぼ全面に形成されて
いる。また、前記調理容器16内の上面において突起19間
の底部は、後方すなわち前記吸煙部9の方へ向かって下
降する方向に傾斜した傾斜面20になっている。さらに、
調理容器16内の上面の最後部には、前記各傾斜面20を繋
ぐようにして、これら傾斜面20よりもさらに深い凹溝状
の凹部21が形成されている。この凹部21は、前記吸煙部
9に沿っている。
【0010】また、前記吸煙部9の上側には、風ガイド
板26が突設されており、この風ガイド板26を含めると、
上ケース3の外周壁部の一辺は他の3辺よりも高く位置
している。そして、風ガイド板26は、吸煙部9に連通し
調理容器16の突縁部17との間へ開口した吸引手段として
の吸煙口27を形成するものである。なお、風ガイド板26
は、必須のものではなく、上ケース3の外周壁部の4辺
をほぼ同じ高さに位置させてもよい。また、前記吸煙部
9の上面開口にはパルプ製のフィルタ28が設けられてい
る。さらに、調理器本体1内で前記吸煙部9の下方には
送風機29が設けられている。この送風機29は、小型の高
効率モータ30およびこのモータ30により回転駆動される
ファン31からなっている。前記モータ30は、前記容器受
け板6の下側にねじ32などにより固定された整流板33に
支持されている。また、前記ファン31は、整流板33とと
もに容器受け板6に固定されたファンカバー34により覆
われており、吸気側が前記吸煙部9に連通させてある。
さらに、前記吸煙口27以外の3辺側、または吸煙口27の
位置した側と相対向する側において、上ケース3および
容器収容部8の外周壁部の上部間の隙間により、上ケー
ス3と調理容器16との間に開口した吹出し手段としての
排出口35が形成されている。そして、前記ファン31の排
気側が下ケース2内の空間部36を介して前記排出口35に
連通している。
【0011】さらに、前記調理器本体1の上面後部には
表示および操作部41が設けられており、この表示および
操作部41は、運転スイッチ42を有している。
【0012】つぎに、前記の構成について、その作用を
説明する。運転スイッチ42を操作して運転を開始する
と、誘導加熱コイル11に通電されて、調理容器16の底部
の発熱体18が発熱する。そうすると、この発熱体18と一
体に構成された調理容器16に熱伝導により熱が伝わり、
この調理容器16が加熱される。ここで、調理容器16に肉
などの食材を入れると、調理容器16の突起19から熱を受
けて食材が加熱されるとともに、食材の肉などから水分
や油分が出る。この水分や油分は、調理容器16内の突起
19間の底部の傾斜面20に伝わり、一部は熱により煙とな
って室内に上昇する。一方、上昇しない残りの水分や油
分は、傾斜面20を伝わって吸煙部9の方へ流れ下り、凹
部21に流れ込む。
【0013】ここで、モータ30に通電すると、ファン31
が回転して図1に鎖線の矢印で示すような空気流が生じ
る。すなわち、調理容器16内の空気が吸煙口27から吸い
込まれ、フィルタ28、ファン31、整流板33、下ケース2
内の空間部36および排出口35を順次通って、上ケース3
と調理容器16との間の隙間から調理面に排出される。前
記空気中には調理によって発生した煙や水蒸気が含まれ
ているが、吸煙口27内のフィルタ28を通るときに空気中
の油分が除去され、油分の除去された空気が調理容器16
へ還流される。そして、排出口35から排出される空気
は、調理時に調理容器16内で発生する水蒸気や油分を吸
煙口27の方へ導き、この吸煙口27からの吸煙を補助す
る。これにより、煙の室内への分散が抑制される。ま
た、前述のように食材から発生した油分は、吸煙口27の
下方に位置する凹部21に集められるが、この凹部21に溜
まった油分から発生した煙は、その上方近傍に吸煙口27
が位置していることにより、この吸煙口27から確実に吸
煙される。
【0014】以上のように、調理容器16内の上面に吸煙
口27側が低くなるように傾斜した傾斜面20を形成したの
で、排出口35から排出される空気の流れとあいまって、
食材から発生する水分や油分が吸煙口27側へ導かれるこ
とにより、水分や油分から発生する煙をより確実に吸煙
できる。また、調理容器16の周辺部よりも中央部の方が
高温になるが、前述のように水分や油分が吸煙口27側へ
導かれることにより、水分や油分が高温の部分から比較
的低温の部分に速やかに導かれることになり、したがっ
て、油煙の発生量自体が少なくなる。しかも、調理容器
16の上面の吸煙口27側に凹部21を形成したので、水分や
油分を吸煙口27側によりいっそう確実に誘導できる。
【0015】したがって、送風機29の吸煙能力を強力な
ものにしなくても、確実な吸煙ができ、吸煙性能を維持
しながら、送風機29を小型、軽量なものにでき、加熱調
理器も小型、軽量にできる。しかも、送風機29のモータ
30を小型の高効率モータにしたので、加熱調理器もより
いっそう小型、軽量にできる。さらに、送風機29の吸煙
能力を抑えることにより、運転音も静かになる。
【0016】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、調理容器16内の上面においてビード状
の突起19間の底部のみを傾斜面20としたが、突起19を含
めて傾斜させてもよい。また、前記実施例では、調理容
器16内の上面のほぼ全面に突起19を設けるとともに、こ
れら突起19間の底部のほぼ全体を傾斜面20としたが、調
理容器16内の上面の半面または一部分にのみ傾斜面20や
ビード状の突起19を設けてもよく、これによっても、同
様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明の加熱調理器によれば、
水蒸気および煙とその発生の原因となる水分および油分
を吸引手段側に誘導できることにより、その吸煙能力を
強力にしなくとも確実な除煙ができ、したがって、加熱
調理器を小型、軽量にできるとともに、運転音を静かに
できる。
【0018】さらに、請求項2の発明の加熱調理器によ
れば、水分や油分を吸引手段側によりいっそう確実に誘
導でき、これにより、請求項1の発明の効果をより高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】同上平面図である。
【符号の説明】
1 調理器本体 16 調理容器 11 誘導加熱コイル(加熱手段) 20 傾斜面 21 凹部 27 吸煙口(吸引手段) 35 排出口(吹出し手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 路世 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 Fターム(参考) 4B040 AA03 AB04 AC03 AD04 CA06 CA16 EB03 JA02 JA12 NA12 NA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器本体の上部に設けられた調理容器
    と、この調理容器を加熱する加熱手段と、前記調理器本
    体の前記調理容器の一側部側に設けられた吸引手段と、
    前記調理器本体の前記調理容器の他側部側に設けられた
    吹出し手段とを備え、前記調理容器の上面の一部または
    全面に前記吸引手段側が低くなるように傾斜した傾斜面
    を形成したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記調理容器の上面の前記吸引手段側に
    凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
JP2000007727A 2000-01-17 2000-01-17 加熱調理器 Pending JP2001190418A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110905858A (zh) * 2019-11-07 2020-03-24 宁波方太厨具有限公司 一种吸油烟机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20041101

A02 Decision of refusal

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Effective date: 20050307