JP3671885B2 - 電気調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭で焼き肉などの調理に用いられる電気調理器に関するもので、特にプレート上で発生した油煙を吸引する機能を設けた電気調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般家庭用の電気調理器で油煙を吸引して除去する機能を設けた構成を図11、図12を用いて説明する。
【0003】
電気調理器の本体内に吸煙する構成では本体及びプレートの形状が角形と丸形があり、丸形では特許第3085249号のようにプレートの中央に設けた吸気口から煙を本体内に吸い込んで本体の外周から中央に吹き出す循環送風構成になっておる。
【0004】
図11において、1は調理を行うプレート、2はプレート1中央に設けた吸気口、3はプレート1を加熱するシーズヒータ、4はプレート1の下方を覆う遮熱板A、5は遮熱板A4の下方を覆う遮熱板B、6は遮熱板A4と遮熱板B5の中央開口部に着脱自在に載置するフィルター、7は遮熱板A4の中央開口部とプレート1の吸気口2下方の隙間を埋める着脱可能に載置するフィルターカバーである。8は遮熱板B5下方の遠心ファン、9は遠心ファン8をベルト10を介して駆動させるモータ、11は本体の外郭の下部を成す下ボデーであり、12は本体の外郭の上部を成す上ボデーである。13は下ボデー11に設けた整流リブである。14は上ボデー12の上部のフランジ、15は上ボデー12のフランジ14と遮熱板A4の上端部の間に構成する吹き出し口である。16は吸気口2から遠心ファン8への吸い込み空気、17は遮熱板B5と下ボデー10との間で構成する空気通路を通って、吹き出し口15からの吹き出し空気である。18はプレート1に接触してプレート1の温度を調節する温度調節器である。
【0005】
以上の構成において、シーズヒータ3によりプレート1を加熱させ、加熱されたプレート1上で焼肉などの調理を行うと、プレート1上に油煙が発生する。そして、モータ9を駆動してベルト10で連結した遠心ファン8を回転させると、吸気口2からの吸い込み空気16はフィルター6を通過する際に油煙がフィルター6に付着して除去された後に熱風だけがフィルター6を通過して本体内の空気通路を通り、吹き出し口15からの吹き出し空気17となり、吸気口2に向かって吹き出し、再度吸気口2に入る。これによりプレート1上に循環送風が形成される。また、吹き出し空気17は上ボデー12の全周のフランジ14から吸気口2に向かってプレート1上に均一に吹き出させることにより、プレート1上で発生する油煙を全て循環送風に混合させることができ、吸気口2に吸い込んだ後にフィルター6で油煙を除去していた。
【0006】
温度調節器18はプレート1の温度を検知するために、プレート1近傍に設けられ、温度調節器18は循環送風の外側に設けるため、温度調節器18の一部は循環送風と交わるが、交わる部分で送風量が少なくなるため、断面積が小さいコントロールマスターを用いて送風量の低下を抑えていた。またコントロールマスターは安価のために安く商品が提供できた。さらにコントロールマスターの温度感知はプレート1からの熱のほかにシーズヒータ3からの熱を受けた方が温度制御が良くなるのでコントロールマスターの近傍にシーズヒータ3を設けていた。
【0007】
ここでコントロールマスターとシーズヒータ3が循環送風と交わるところではその他の所と比べて若干の送風むらが起こったが、本体が丸形形状では循環する送風の距離は各部で均一のため、大きなむらは起こらず、吹き出し口から吹き出す送風量はほぼ均一になり、プレート上で発生する油煙の除去には大きな支障はなかった。
【0008】
また角形のプレートでは特開2000−39154号公報のような構成にしていた。具体的に図13と図14を用いて説明する。
【0009】
21は加熱調理器本体、22は調理プレート、23は調理プレート22の下面に配設され調理プレートを加熱する発熱体(ヒータ)、24は発熱体23からの熱を遮る遮熱板、25は調理プレート22の発熱体23に対向しない位置に設けられた貫通孔からなる複数の吸引口、26は吸引口25の下方に設けられた食材から発生する肉汁等を受ける受皿、27は食材から発生する油煙32を吸引する吸気手段(以下、単に「送風機」という)、28は送風機27の吸気側に設けられ吸引した油煙32を除去するフィルター、29は送風機27の排気側に設けられ排気空気33を食材から発生した油煙の拡散を抑制するような排気空気を吹き出す吹出口、30は送風機27から排気空気33を吹出口29に導く送風路、31は加熱調理器本体21の底部に設けられ排気空気33の一部を本体外に排出する排気口である。
【0010】
以下、この加熱調理器の動作について説明する。発熱体23に通電すると調理プレート22が加熱され、その調理面上に置かれた肉などの食材が加熱調理され、この加熱調理時における油煙などが調理面に設けられた複数の吸引口25を通って受皿26に流れ落ちる。複数の吸引口25は発生した油煙32の吸引も兼ねており、吸気手段である送風機27によって吸引された油煙32を含む吸い込み空気は受皿26の下部にあるフィルター28を通過し、そのとき油分などが吸着し除去される。フィルター28により排気され、排気空気33となって送風路30を通って調理プレート22の上方で、かつ全周に亘る吹出口29に導かれ、食材から連続的あるいは間欠的に発生する油煙32の室内への拡散を抑制するように調理プレート22の中央部へ向けて略均一に吹き出される。なお、図中の矢印は、食材から発生する油煙の吸い込み、吹き出しまでの一連の気流の流れを示している。
【0011】
前記した動作において、調理プレート22上で発生した油煙32は、調理プレート22に設けた複数の吸引口25を通じて吸引されていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の構成の電気調理器では、プレートが丸形で中央に設けた吸気口から煙を本体内に吸い込んで本体の外周から中央に吹き出す循環送風構成では、プレート上で発生した油煙はプレートの中央の吸気口にしか流れず、調理面上には流れないので循環送風によってプレートの温度が低下することはなく、また調理物に風が当たることもなく、おいしく調理ができた。しかし、本体及びプレートは丸形のために、形状の異なるプレートである平面プレートを有する場合、平面プレートも丸形になり、お好み焼きやホットケーキ等を調理する際には角形のプレートよりは実用的に使い勝手が悪くなるという問題があった。
【0013】
またプレートの調理面に吸気口を有する構成でプレートを角形にすると、プレートの中央部の吸気口とプレート外周の吹き出し口との距離がプレートの外周では一定でなく、そのためプレート上を循環する送風が均一でなくむらができてしまい、油煙除去の性能が劣るという問題もあった。
【0014】
特開2000−39154号公報に示すようなプレート上に複数の吸引口を設けて油煙を吸い取る構成では、本体の全周の吹出口から複数の吸引口までの距離をほぼ一定になるようにでき、送風はプレート上で均一になり、スムーズに循環することができ、発生した油煙をむらなく除去することができた。しかし一般家庭用の電気調理器としては供給される電力に制限があり、プレート上に循環する空気が流れてプレートが冷却されるのを補うだけの十分なヒータの火力がないため、調理面に循環送風が当たるとプレート調理面の温度が低下して、おいしく調理ができないという問題があった。
【0015】
また調理物に風が当たるために調理物が乾燥しておいしく調理ができないという問題もあった。
【0016】
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決しようとするもので、プレートが角形であり且つ調理時に温度低下がなくて、また調理物に風が当たることもなく、使いやすくておいしく調理ができる一般家庭用の電気調理器を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、略矩形の調理面を有したプレートとの略中央に設けた吸気口と、ヒータと、前記ヒータの下方に開口を有した遮熱板と、前記開口内に設けたフィルターと、ファンと、内部に整流リブを設けた本体と、前記本体のフランジと、前記プレート上端部と前記フランジとの間の吹き出し口と、前記プレート裏面に温度を検知する温度検知手段と、温度を調節する温度操作手段とを備え、前記ヒータの両端部は前記プレートの一コーナに設け、前記ファンにより前記プレート上の空気は前記吸気口から前記本体内に吸い込まれ、前記本体内を通って、前記吹き出し口から前記吸気口に向かって吹き出す循環する風を形成し、かつ循環する風は前記プレートの4つのコーナーでは、風量を抑えるように構成したものである。
【0018】
これによりプレート外周にはコーナー部の吹き出し量を抑えることでプレート上を流れる循環する吹き出し空気の均一化が図れる。またヒータの端部は循環送風と交わるためにその部分で送風量が劣るが、その劣るのとプレートのコーナー部に設けることでプレート上を流れる吹き出し空気の均一化を低下させない。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、略矩形の調理面を有したプレートと、前記プレートの調理面の略中央に設けた吸気口と、前記プレートを加熱するヒータと、前記ヒータの下方に開口を有した遮熱板と、前記開口内に設けたフィルターと、ファンと、内部に整流リブを設けた本体と、前記プレート上端部より上方に位置する前記本体のフランジと、前記プレート上端部と前記フランジとの間の吹き出し口と、前記プレート裏面にこのプレートの温度を検知する温度検知手段と、前記プレートの温度を調節する温度操作手段とを備え、前記ファンにより前記プレート上の空気は前記吸気口から前記本体内に吸い込まれ、前記本体内を通って、前記吹き出し口から前記吸気口に向かって吹き出す循環する風を形成し、かつ循環する風は前記プレートの4つのコーナーでは、前記ヒータの両端部は前記プレートの一コーナに設け、前記整流リブにより風量を抑えるように構成したものである。
【0020】
そして、プレートの角部は吹き出し量を多くするとその両辺側からの吹き出し量を加えて吹き出し量が局部的に多くなり乱流が起こるが、角部の吹き出し量を抑えることでプレート上を流れる吹き出し空気の均一化が図れる。またヒータの端部は循環送風と交わるためにその部分で送風量が劣るが、その劣るのをプレートの角部に設けることでプレート上を流れる吹き出し空気の均一化を低下させることを防止する。
【0021】
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成においてヒータはシーズヒータを、温度検知手段はバイメタル式のコントロールマスターを備え、前記シーズヒータの両端部はプレートの一コーナに設けると共に、前記コントロールマスターは前記シーズヒータの両端部の外側に設けたものである。
【0022】
そしてヒータにはシーズヒータを用いることで循環する送風路と交わる断面積が少なくなり、また交わるヒータは2本であるが、その距離を長くすることもできてヒータ間にも送風することができ、送風量が大きく減少することを抑えられる。また、温度検知手段にコントロールマスターを用いることで、温度検知手段が送風路と交わる面積を少なくすることができる。
【0023】
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1記載の構成において調理面に吸気口を設けたプレートと、調理面には吸気口を設けていない略平坦な形状のプレートと、前記プレートの種類を判別するプレート判別手段を備え、前記プレート判別手段はコントロールマスターに近接させて本体の側面側に設けたものである。
【0024】
そして形状の異なる複数のプレートを有したときにプレート検知スイッチにより本体に載置したプレートの種類を検知することができる。プレート検知スイッチはコントロールマスターの隣でヒータの端部から、はなれて設けることで高熱の影響を受けず、耐熱性が低い材料で作ることができる。
【0025】
本発明の請求項4記載の発明は、請求項1記載の構成においてヒータの両端部は循環する風路の外側に設けて、プレートには前記ヒータの両端部から吸気口に向かって凹凸の複数本の溝を平行に設けたものである。
【0026】
そして送風量の速度が少し落ちても、溝を操作部から吸気口に向かって複数の溝を平行に設けた形状にすることでスムーズにながれる。
【0027】
本発明の請求項5記載の発明は、請求項4記載の構成においてプレートの凹凸の複数本の溝の外周部には油溝を設けたものである。
【0028】
そして焼肉調理などで発生した油は油溝に溜まることで調理を行う範囲での焦げを抑えられる。
【0029】
本発明の請求項6記載の発明はプレートの外周端部の4つのコーナーにはずれ防止壁を設けた構成としたもので、プレートの上端は4つのコーナー以外は低くなっているので本体のフランジ部分を低くしても吹き出し口の縦方向の幅は同じにすることができる。
【0030】
【実施例】
(実施例1)
本発明の実施例1を図1から図4により説明する。図1において、41は調理を行うプレート、42はプレート41中央に一体に設けた吸気口、43はプレート41を載置して加熱するシーズヒータ、44はシーズヒータ43を支持するヒータ支持金具、45はヒータ支持金具44に取り付けたプレート41の下方を覆う遮熱板A、46は遮熱板A45の下方を覆う遮熱板B、47は遮熱板A45と遮熱板B46の中央開口部に設けたフィルター受け網、48はフィルター受け網47上に着脱自在に載置するフィルター、49は遮熱板A45の中央開口部とプレート41上の吸気口42下方の隙間を埋める着脱可能に載置するフィルターカバーである。50は遮熱板B46下方の遠心ファン、51は遠心ファン50を直接駆動するモータ、52は本体の外郭あり、58は本体52の外郭の上部を成すフランジである。54は本体52に設けた整流リブである。55は吸気口42から遠心ファン50への吸い込み空気、56は遮熱板B46と下ボデー52との間で構成する空気通路、57は遠心ファン50からの吹き出し空気A、58はフランジ、59はフランジ53と遮熱板A25の上端部の間に構成する吹き出し口、60は吹き出し口59からの吹き出し空気Bである。61はプレート41の温度を調節するコントロールマスターで、62の温調つまみが63のヒンジ軸で連結されている。64はコントロールマスター61とシーズヒータ43の端部を覆う本体52に設けた操作部で図2のように略矩形のプレート41の一コーナーに設けてある。
【0031】
前記構成において、シーズヒータ43によりプレート41を加熱させ、加熱されたプレート41上で焼肉などの調理を行うと、プレート41上に油煙が発生する。そして、モータ51を駆動して遠心ファン50を回転させると、吸気口42からの吸い込み空気55はフィルター48を通過して、吹き出し空気A57となり、この吹き出し空気A57は空気通路56内で整流リブ54により空気流の方向が制御され吹き出し口59からの吹き出し空気60となり、吸気口42に向かって吹き出す。これにより循環送風が形成される。
【0032】
この際、整流リブ54により吹き出し空気57の向きは吸気口42に向かって吹き出る。また整流リブ54の形状を変えて吹き出し口59の4コーナーからの吹き出し空気Bを図3のように少なくして、プレート41上を流れるようにして循環送風量を均一にしている。
【0033】
また、温調つまみ62を操作してヒンジ軸63を介してコントロールマスター61の温度を調整する構成であり、コントロールマスター61の先端の温度感知棒はプレート41に接するとともにシーズヒータ43の発熱部の近傍に設けてプレート41からの伝導熱とシーズヒータ43からの輻射熱を受けて温度制御している。この際、図4のようにシーズヒータ43は発熱線65の端部66は発熱量が少ないために、発熱部67からの熱をコントロールマスター61が受けると温度制御の精度が上がる。
【0034】
以上の構成により吹き出し口59からの吹き出し空気B60は4つのコーナー部で少なくすると、4つのコーナー部は両辺の近傍からの吹き出し空気が流れるため、プレート41上の送風量はほぼ均一にすることができる。故にコントロールマスター61とシーズヒータ43は送風量の少ないコーナー部に設けることでプレート41上の送風量は均一にすることができる。そしてプレート41上で発生した油煙はこの循環送風に混じり、吸気口42から本体内に吸い込まれるが、フィルター48を通過する際に、油煙はフィルター48に吸着して、空気のみが吹き出し口59から再度プレート41上に吹き出され、油煙を除去することができる。
【0035】
また、プレート41上の送風量はほぼ均一になるため、吸気口42からの吸引力の低下が図れ、プレート41上から奪う熱も少なくなり、プレート41の温度低下が抑えられて、おいしく調理ができる。また温度制御の性能も確保できる。
【0036】
(実施例2)
図5及び図6を用いて実施例2を説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
【0037】
図5において本体52にはプレート検知スイッチ70をコントロールマスター61のシーズヒータ43と反対側の位置に設けている。プレート検知スイッチ70にはレバーA71とレバーB72が設けてあり、遮熱板A45には角穴A73および角穴B74が設けてあり、レバーA71の先端は角穴A73から、レバーB72の先端は角穴B74から夫々露出している。そして図6(a)に示す焼肉調理用のプレート41の他に図6(b)に示すようなお好み焼きや焼きそば用の調理面が平面の平面プレート76を設けており、プレート41にはボスA77が、平面プレート76にはボスB78が設けてある。そしてプレート41をシーズヒータ43上に載置するとボスA77が角穴A73に入り、レバーA71を押す。同様に平面プレート76をシーズヒータ43上に載置するとボスB78が角穴B74に入り、レバーB72を押す。この構成により、本体にどのプレートが載置されているかを判別でき、各プレートに最適の温度設定などをすることができ、安全性を高めることができ、また、プレート検知スイッチ70をコントロールマスター61に近接させることで操作部をコンパクトにすることができる。
【0038】
(実施例3)
図7および図8を用いて実施例3を説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
【0039】
図7においてプレート41にはシーズヒータ43の端部を覆った操作部64から吸気口42に向かって複数の溝79を平行に設けた構成にしている。
【0040】
溝の方向が吹き出し方向と平行でないと、図8(a)のように吹き出し空気B60は溝79に当たると衝撃で乱流を起こし、吸気口42に向かう送風が少し劣るようになる。しかし溝79の方向が吹き出し方向と平行であると、図8(b)のように吹き出し空気B60は溝79に当たっても乱流が起こらず、吸気口42に向かってスムーズに流れる。
【0041】
ここで、吹き出し口59からの吹き出し空気は4つのコーナーで均一になるように整流リブ54を設けているが、シーズヒータ43の端部とコントロールマスター61が近接しているとその部分で循環送風を遮るため送風量の速度が少し落ちる。しかし、操作部64から吸気口42に向かって複数の溝を平行に設けた形状にすることで若干送風のスピードが劣ってもスムーズに流すことができ、プレート上で均一に循環送風を形成することができ、プレート41上で発生する油煙を除去することができる。
【0042】
(実施例4)
実施例4を図9及び図10を用いて説明する。全体の構成の説明は実施例1と同様なので省略し、異なる部分についてのみ説明することにする。
【0043】
図9においてプレート41には油溝81を設けている。またプレート41の上端には蓋を載置する平面部82の外側の4つのコーナー部には蓋の横ずれを抑える縦壁83を設けている。また直線部分には小さな凸部84を設けている。
【0044】
この構成により、焼肉調理器で発生した油は油溝81に溜まることで調理を行う範囲内での焦げが抑えられ、おいしく調理ができる。
【0045】
またプレート41の上端は4つのコーナー部以外は低くなっているのでフランジ58を低くしても吹き出し口59の縦方向の幅は同じにすることができ、又4つのコーナー部は吹き出し口59の縦方向の幅が狭くなるが吹き出し空気60の量は少なくしているので、整流リブ54の形状を変えることで吹き出し量を調整して、油煙を除去することができ、油煙を除去する性能を確保しつつ且つ本体がコンパクトになり使い勝手を向上できる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1、2記載の発明によれば、コーナー部は循環送風量が少なくなるが、それ以外は循環送風量は減少することはない構成ができる。吹き出し口からの吹き出し空気を4つのコーナー部で少なくしても、4つのコーナー部にはその両側からの吹き出し空気が流れ、プレート上では全てほぼ均一にすることができる。そしてプレート上で発生した油煙は、吸気口から本体内に吸い込まれ、フィルターに吸着して、空気のみが吹き出し口から再度プレート上に吹き出され、油煙を除去することができる。
【0047】
また、温度調節器には耐熱性に優れたコントロールマスターを使うことで、循環送風は熱風を用いても温度制御ができる。またヒータもシーズヒータを用いることで循環送風と交わる面積を少なくでき、他のコーナー部との循環送風量も差がほとんど無く、プレート調理面上の送風の均一化が図れる。
【0048】
請求項3記載の発明によれば、種類の異なるプレートを有したときでもプレート検知スイッチを設けることで本体に載置したプレートの種類を検知して各プレートごとに設定温度を変えたり、また設定が不正規の状態であればヒータの通電を停止させたりファンの駆動を停止させて安全性を向上できる。またそのプレート検知スイッチをコントロールマスターやヒータの端部の近傍に設けることで本体の操作部は小さくなり、調理時に使いやすくなる。さらにプレート検知スイッチはコントロールマスターの隣でヒータの端部の隣に設けないことで高熱の影響を受けず、耐熱性が低い材料で作ることができる。
【0049】
請求項4記載の発明によれば、プレートには操作部から吸気口に向かって複数の溝を平行に設けた構成にして、シーズヒータの端部とコントロールマスターが近接しているとその部分で循環送風を遮るため送風量の速度が少し落ちても、複数の溝を平行に設けた形状にすることでスムーズにながれ、プレート上で均一に循環送風を作ることができ、プレート上で均一な循環送風を行うことができプレート上で発生する油煙を確実に除去することができる。
【0050】
請求項5、6記載の発明によれば、焼肉調理器で発生した油は油溝に溜まることで調理を行う範囲での焦げを抑えられ、おいしく調理ができる。またプレートの上端は4つのコーナー部以外は低くなっているのでフランジを低くしても吹き出し口の縦方向の幅は同じにすることができ、又4つのコーナー部は吹き出し口の縦方向の幅が狭くなるが吹き出し空気の量は少なくしているので、整流リブの形状を変えることで吹き出し量を調整して、油煙除去は確実に確保することができ且つ、本体がコンパクトで使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電気調理器の断面図
【図2】本発明の実施例1の電気調理器のプレートを外した平面図
【図3】本発明の実施例1の電気調理器の平面図
【図4】本発明の実施例1の電気調理器の温度調節器とヒータの平面図
【図5】本発明の実施例2の電気調理器のプレートを外した平面図
【図6】(a)本発明の実施例2の電気調理器の焼肉用のプレートの断面図(b)同お好み焼き用の平面プレートの断面図
【図7】本発明の実施例3の電気調理器の平面図
【図8】(a)本発明の実施例3の電気調理器のプレートの溝に直角な断面である本体の要部断面図(b)同平行な断面である本体の要部断面図
【図9】本発明の実施例4の電気調理器の平面図
【図10】本発明の実施例4の電気調理器のプレートの断面図
【図11】従来例の電気調理器の断面図
【図12】従来例の電気調理器のプレートを外した平面図
【図13】他の従来例の電気調理器の断面図
【図14】他の従来例の電気調理器の平面図
【符号の説明】
41 プレート
42 吸気口
43 シーズヒータ(ヒータ)
45 遮熱板A(遮熱板)
46 遮熱板B(遮熱板)
48 フィルター
50 遠心ファン(ファン)
52 本体
54 整流リブ
58 フランジ
59 吹き出し口
61 コントロールマスター
62 温調つまみ(温度操作手段)
70 プレート検知スイッチ(プレート判別手段)
79 溝
81 油溝
83 ずれ防止壁

Claims (6)

  1. 略矩形の調理面を有したプレートと、前記プレートの調理面の略中央に設けた吸気口と、前記プレートを加熱するヒータと、前記ヒータの下方に開口を有した遮熱板と、前記開口内に設けたフィルターと、ファンと、内部に整流リブを設けた本体と、前記プレート上端部より上方に位置する前記本体のフランジと、前記プレート上端部と前記フランジとの間の吹き出し口と、前記プレート裏面にこのプレートの温度を検知する温度検知手段と、前記プレートの温度を調節する温度操作手段とを備え、前記ファンにより前記プレート上の空気は前記吸気口から前記本体内に吸い込まれ、前記本体内を通って、前記吹き出し口から前記吸気口に向かって吹き出す循環する風を形成し、かつ循環する風は前記プレートの4つのコーナーでは、前記プレートの一コーナに前記ヒータの両端部を設け、前記整流リブにより風量を抑えるように構成した電気調理器。
  2. ヒータはシーズヒータを、温度検知手段はバイメタル式のコントロールマスターを備え、前記シーズヒータの両端部はプレートの一コーナに設けると共に、前記コントロールマスターは前記シーズヒータの両端部の外側に設けた請求項1記載の電気調理器。
  3. 調理面に吸気口を設けたプレートと、調理面には吸気口を設けていない略平坦な形状のプレートと、前記プレートの種類を判別するプレート判別手段を備え、前記プレート判別手段はコントロールマスターに近接させて本体の側面側に設けた請求項1記載の電気調理器。
  4. ヒータの両端部は循環する風路の外側に設けて、プレートには前記ヒータの両端部から吸気口に向かって凹凸の複数本の溝を平行に設けた請求項1記載の電気調理器。
  5. プレートの凹凸の複数本の溝の外周部には油溝を設けた請求項4記載の電気調理器。
  6. プレートの外周端部には横方向のずれ防止壁を4コーナに設けた請求項4記載の電気調理器。
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