JPH1141062A - 圧電フィルタ - Google Patents

圧電フィルタ

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JPH1141062A
JPH1141062A JP9192782A JP19278297A JPH1141062A JP H1141062 A JPH1141062 A JP H1141062A JP 9192782 A JP9192782 A JP 9192782A JP 19278297 A JP19278297 A JP 19278297A JP H1141062 A JPH1141062 A JP H1141062A
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JP
Japan
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relay
electrode
piezoelectric
piezoelectric substrate
capacitance
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JP9192782A
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Tomoaki Futakuchi
智明 二口
Kunio Sawai
久仁雄 澤井
Taketoshi Hino
武俊 日野
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/54Filters comprising resonators of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/56Monolithic crystal filters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/0538Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements
    • H03H9/0547Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a vertical arrangement
    • H03H9/0561Constructional combinations of supports or holders with electromechanical or other electronic elements consisting of a vertical arrangement consisting of a multilayered structure
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03H9/02Details
    • H03H9/05Holders; Supports
    • H03H9/10Mounting in enclosures
    • H03H9/1007Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices
    • H03H9/1035Mounting in enclosures for bulk acoustic wave [BAW] devices the enclosure being defined by two sealing substrates sandwiching the piezoelectric layer of the BAW device

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の外形をいびつな形状とすることなく、
小型であり、かつ十分な中継容量を有する圧電フィルタ
を提供する。 【解決手段】 圧電基板2に第1,第2の共振部3,4
及び中継容量部5を構成してなり、中継容量部5が圧電
基板2の上面2aに形成された中継容量電極5aと、下
面2bに形成された中継容量電極5bとを有し、中継容
量電極5bが圧電基板2の側面2c,2dに至るように
形成されている圧電フィルタ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機やラジオ受信機における帯域フィルタとして用い得る
圧電フィルタに関し、より詳細には、圧電基板に複数の
共振部及び中継容量部を構成してなる圧電フィルタに関
する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機やラジオ受信機等の
電子機器の小型化に伴い、これらの機器に用いられる帯
域フィルタも小型化が進んでいる。従来、この種の用途
に用いられる圧電フィルタの構造を、図8を参照して説
明する。図8に示すように、圧電フィルタ51は、厚み
方向に分極処理された矩形の圧電セラミック板52を用
いて構成されている。圧電セラミック板52には、第
1,第2の共振部53,54と中継容量部55とが構成
されている。
【0003】第1の共振部53は、圧電セラミック板5
2の上面において所定のギャップを隔てて対向された共
振電極53a,53bと、圧電セラミック板52の下面
において共振電極53a,53bと表裏対向するように
形成された共通電極53cとを有する。第2の共振部5
4についても、同様にして形成された共振電極54a,
54b及び共通電極54cを有する。
【0004】他方、中継容量部55は、圧電セラミック
板52の上面に形成された中継容量電極55aと、下面
に形成された中継容量電極55bとを有する。圧電フィ
ルタ51では、圧電セラミック板52の上面において、
コーナー部に、入力電極56aが形成されており、他の
コーナー部近傍に出力電極56bが形成されている。入
力電極56aは、共振電極53aに接続されている。ま
た、出力電極56bは、第2の共振部54の共振電極5
4bに接続されている。
【0005】圧電セラミック板52の下面には、アース
電位に接続される引出し電極56cが形成されている。
引出し電極56cは、共通電極53c,54c及び中継
容量電極55bに接続されている。なお、共振電極53
bと共振電極54aが接続導電部57により電気的に接
続されており、接続導電部57には、中継容量電極55
aが接続されている。
【0006】圧電フィルタ51では、中継容量部が、上
記中継容量電極55a,55bを形成することにより構
成されている。この中継容量部がある程度の容量を有す
るものでなければ、所望とするフィルタ特性を得ること
ができない。従って、中継容量電極55a,55bをあ
る程度大きな面積に形成しなければならず、圧電フィル
タ51の小型化の大きな障害となっていた。
【0007】他方、実開平7−43006号公報には、
図9に示す圧電フィルタが開示されている。この圧電フ
ィルタ61では、中継容量を構成するために外付けの積
層コンデンサを用いることにより、小型化が図られてい
る。すなわち、圧電フィルタ61は、第1,第2の共振
部62,63が形成された圧電セラミック板64に積層
コンデンサ65を接合することにより構成されている。
【0008】第1,第2の共振部62,63は、前述し
た圧電フィルタ51の第1,第2の共振部53,54と
同様に構成されている。第1の共振部62の一方の共振
電極62bが中継容量電極66に接続されており、該中
継容量電極66には、第2の共振部63の一方の共振電
極63aも接続されている。中継容量電極66には、積
層コンデンサ65の外部電極65aが接続されている。
積層コンデンサ65の他方の外部電極65bは、圧電セ
ラミック板64の図示されていない面に形成された中継
容量電極に電気的に接続されている。
【0009】すなわち、圧電フィルタ61は、圧電セラ
ミック板64に形成された一対の中継容量電極間に並列
に積層コンデンサ65を接続した構成を有する。この構
成によれば、積層コンデンサ65の静電容量が付加され
ることになるため、中継容量電極の面積を増大させずと
も、大きな中継容量を構成することができるとされてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電フ
ィルタ61では、圧電セラミック板64に積層コンデン
サ65を取り付ける必要があり、製造工程が煩雑とな
る。加えて、第1,第2の共振部及び中継容量部を構成
してなる圧電セラミック板64以外に、別部品として積
層コンデンサ65を用意しなければならない。従って、
圧電フィルタの製造コストが増大するという問題があっ
た。
【0011】加えて、圧電セラミック板64に積層コン
デンサ65を接合した構造を有するため、外形が複雑な
形状となり、例えば樹脂外装を施した電子部品として構
成すると、全体の形状がいびつとなり、クラック等が発
生し易くなるという問題もあった。
【0012】さらに、樹脂外装を施した部品及びチップ
型電子部品の何れの形態に構成した場合においても、全
体の形状がいびつとなるため、自動挿入に適したテーピ
ング電子部品速を構成しようとした場合、テーピングの
収納凹部に圧電フィルタを確実に収納することができな
いことがあった。すなわち、テーピング不良が生じ易い
という問題もあった。
【0013】本発明の目的は、上述した先行技術の欠点
を解消し、外形をいびつな形状とすることなく、中継容
量の増大を図りつつ全体形状を小型とし得る圧電フィル
タを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、圧電基板に複数の共振部と、圧電基板を介して表裏
対向するように形成された複数の中継容量電極を有する
中継容量部とが構成されている圧電フィルタにおいて、
少なくとも1つの中継容量電極が前記圧電基板の側面に
至るように形成されていることを特徴とする。
【0015】また、好ましくは、請求項2に記載のよう
に、中継容量電極の内、圧電基板の側面に至るように形
成されている中継容量電極が、アース電位に接続される
中継容量電極とされる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の非限定的な実施例につき説明する。図1(a)及び
(b)は、本発明の一実施例に係る圧電フィルタを説明
するための斜視図であり、(a)は圧電フィルタの上面
側から見た斜視図を、(b)は、下面側から見た斜視図
を示す。
【0017】圧電フィルタ1は、矩形の圧電基板2を用
いて構成されている。圧電基板2は、例えばチタン酸ジ
ルコン酸鉛系圧電セラミックスのような圧電セラミック
ス、または水晶などの圧電単結晶を用いて構成し得る。
圧電セラミックスよりなる場合、圧電基板2は、厚み方
向に分極処理されている。
【0018】圧電基板2には、第1,第2の共振部3,
4と中継容量部5とが構成されている。第1の共振部3
は、圧電基板2の上面2aに形成された第1,第2の共
振電極3a,3bを有する。共振電極3a,3bは、所
定幅のギャップを隔てて対向されている。圧電基板2の
下面2b上には、共振電極3a,3bと表裏対向するよ
うに共通電極3cが形成されている。他方、第2の共振
部4においても、圧電基板2の上面2a上に共振電極4
a,4bが、下面2b上に共通電極4cが形成されてい
る。
【0019】中継容量部5は、圧電基板2の上面2aに
形成された中継容量電極5aと、下面2bに形成された
中継容量電極5bとを有する。もっとも、本実施例で
は、中継容量電極5bは、圧電基板2の一対の側面2
c,2dにも至るように形成されている。
【0020】なお、中継容量電極5aは、圧電基板2の
上面2aにおいて、両端縁に至るように形成されてい
る。また、中継容量電極5bの圧電基板2の側面2c,
2dに至っている部分は、圧電基板2の上面2aと側面
2c,2dとの端縁には至らないように形成されてい
る。すなわち、中継容量電極5bの側面2c,2d上に
至っている部分は、中継容量電極5aとの短絡を防止す
るために圧電基板2の上面2aと側面2c,2dとの端
縁には至らないように形成されている。
【0021】共振電極3aは、圧電基板2の上面2aに
おいてコーナー部分に形成された入力電極6aに電気的
に接続されている。共振電極3bは、中継容量電極5a
に電気的に接続されている。中継容量電極5aには、第
2の共振電極4の共振電極4aも電気的に接続されてい
る。共振電極4bは、圧電基板2の上面2aにおいてコ
ーナー部分近傍に形成された出力電極6bに電気的に接
続されている。
【0022】他方、圧電基板2の下面2bにおいては、
共通電極3c,4cが導電パターンにより中継容量電極
5bに電気的に接続されている。従って、入力電極6a
及び出力電極6b並びに中継容量電極5bとの間には、
図2に示す、厚み縦モードを利用した圧電フィルタ回路
が構成されている。
【0023】本発明の圧電フィルタ1の特徴は、中継容
量電極5a,5bの内、一方の中継容量電極5bが圧電
基板2の側面2c,2d上に至るように形成されている
ことにあり、それによって、従来の圧電フィルタ51に
比べて中継容量の増大が図られる。より詳細には、中継
容量電極5bは、側面2c,2d上にも至っているた
め、この側面に位置している中継容量電極部分と中継容
量電極5aとの間でも静電容量が得られ、それによって
中継容量の増大が図られる。従って、圧電基板2の上面
2a及び下面2bの面積の増大を図らずとも、中継容量
の増大を図り得るため、圧電フィルタ1の小型化を図り
得る。
【0024】上記中継容量電極5bにおいて側面2c,
2dに至る部分を設けたことによる容量の変化を具体的
な実験例に基づき説明する。比誘電率1200のチタン
酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスよりなり、厚みが
0.6mmの圧電基板2を用い、中継容量電極5aとし
て幅1.2mm×長さ3.5mmの電極を形成し、中継
容量電極5bとして圧電基板2の下面における形状を中
継容量電極5aと等しくし、側面2c,2dに至る部分
の寸法を変化させた場合の中継容量増加分の変化を測定
した。結果を図3に示す。なお、中継容量増加分とは、
側面2c,2dに至るように中継容量電極5bを形成し
た場合に得られる中継容量から、側面2c,2dに至ら
ないように中継容量電極を形成した場合の中継容量を減
算した値である。また、図3における横軸は、図4に示
すように、中継容量電極5bの側面2cに至っている部
分5b1 の上端と、圧電基板2の上面2aとの間の距離
Aを示す。図3から明らかなように、中継容量電極5b
の側面2c,2dに至っている部分5b1 の上端と圧電
基板2の上面との間の距離Aが小さい程、中継容量増加
分が大きくなり、該距離Aが大きくなるにつれて、すな
わち側面2c,2dに至っている中継容量電極部分の長
さ寸法が小さくなるにつれて、側面上の中継容量電極部
分により付加される容量が低下することがわかる。
【0025】この種の圧電フィルタでは、中継容量の静
電容量は、通常、50〜200pF程度とされることが
多い。図3から明らかなように、中継容量電極5bを側
面2c,2dに至るように形成することにより、十分な
大きさの静電容量を付加し得ることがわかる。従って、
従来の圧電フィルタ51に比べて、中継容量電極5a,
5bの表裏対向する部分の面積をさらに小さくした場合
であっても、中継容量電極5bを側面2c,2dに至る
ように形成し、それによって静電容量を付加することに
より、所望の中継容量を容易に得ることができる。
【0026】なお、圧電フィルタ1では、アース電位に
接続される中継容量電極5bを、側面2c,2bに至る
ように形成していたが、逆に、ホット側の中継容量電極
5aを側面2c,2dに至るように形成してもよい。
【0027】また、中継容量電極5bを、側面2c,2
dに至るように形成したが、一方の側面2cまたは2d
においてのみ中継容量電極が延設されていてもよい。さ
らに、中継容量電極5a,5bの何れもが、圧電基板2
の側面2c,2dに至るように形成されていてもよい。
【0028】圧電フィルタ1は、上記中継容量電極を圧
電基板の側面に至るように形成したことに特徴を有する
ものであるが、製品化するにあたっては、図5に示すチ
ップ型圧電フィルタ部品としてもよく、あるいは図7に
示す樹脂外装を施したリード端子付きの圧電フィルタ部
品としてもよい。
【0029】すなわち、図5に示すチップ型圧電フィル
タ部品11は、上記圧電フィルタ1の上面及び下面に封
止基板12,13を積層し、外部電極14〜16を形成
することにより構成されている。封止基板12,13
は、アルミナなどの絶縁性セラミックスあるいは合成樹
脂などの絶縁性材料を用いて構成され得る。
【0030】封止基板13は、図6に斜視図で示すよう
に、上面13a上に、凹部13b,13cを有する。凹
部13b,13cは、圧電フィルタ1の第1,第2の共
振部の振動を妨げないための空間を確保するために設け
られている。特に図示はしないが、封止基板12の下面
にも、同様にして凹部が形成されている。
【0031】封止基板12,13は、圧電フィルタ11
の上面及び下面に図示しない接着剤を用いて接着されて
いる。なお、上述した凹部13b,13cを形成せず
に、接着剤を凹部が設けられている部分に相当する領域
を除いて塗布し、硬化させ、接着剤の厚みにより共振部
の振動を妨げないための空間を形成してもよい。あるい
は封止基板12,13として平板状の部材を用い、圧電
フィルタ1と封止基板との間に、共振部の振動を妨げな
いための開口を有するスペーサーを介在させてもよい。
【0032】外部電極14〜16は、それぞれ、導電ペ
ーストの塗布・硬化、蒸着、メッキもしくはスパッタリ
ング等の適宜の方法により形成し得る。外部電極14〜
16は、それぞれ、圧電フィルタ1の上下に封止基板1
2,13を積層した積層体17の外周を周回するように
形成されている。外部電極14は、圧電フィルタ1の入
力電極6a(図1参照)に、外部電極15は中継容量電
極5bに、外部電極16は出力電極6b(図1参照)に
電気的に接続されている。
【0033】従って、チップ型圧電フィルタ部品11
は、外部電極14〜16を利用して、プリント回路基板
等に容易に表面実装することができる。また、図7に示
す樹脂外装が施されたリード端子付き圧電フィルタ部品
21では、圧電フィルタ1の入力電極6a、出力電極6
b及び中継容量電極5bに、それぞれ、リード端子22
〜24が半田などの導電性接合材を用いて接合されてい
る。また、リード端子22〜24が引き出されている部
分を除いて全体が一点鎖線Bで示すように外装樹脂によ
り被覆されている。この場合、外装樹脂と共振部との間
に共振部の振動を妨げないための空間が形成されてい
る。この空間の形成は、外装樹脂を塗布し、吹き付ける
に際し、予め共振部の周囲に外装樹脂の加熱硬化に際し
飛散し得るワックス等を付与しておけばよい。
【0034】圧電フィルタ1では、第1,第2の共振部
3,4が形成されており、第1,第2の共振部間に1つ
の中継容量部5が構成されていたが、本発明に係る圧電
フィルタは、図1に示した構造に限定されるものではな
い。すなわち、3以上の共振部が構成さていてもよく、
また中継容量部としても、共振部の数に応じて複数形成
されていてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る圧電フィル
タでは、圧電基板を介して表裏対向するように形成され
た複数の中継容量電極により取得される静電容量に、少
なくとも1つの中継容量電極が圧電基板の側面に至るよ
うに形成されていることにより該側面に至っている中継
容量電極部分と他方の中継容量電極とで構成される容量
が付加されることになるため、圧電基板を介して表裏対
向している中継容量電極の面積を増大させることなく中
継容量の増大を図ることができる。従って、小型であり
ながら、十分な大きさの中継容量を有する圧電フィルタ
を提供することが可能となる。
【0036】加えて、外付けの積層コンデンサを必要と
しないため、圧電フィルタの外形がいびつとなることも
なく、かつ製造工程が煩雑化することもない。すなわ
ち、従来の中継容量内蔵型圧電フィルタと同様の製造工
程を用いて、小型でありかつ大きな中継容量を有する圧
電フィルタを安価に提供することができる。
【0037】請求項2に記載の発明では、中継容量電極
の内、圧電基板の側面に至るように形成されている中継
容量電極がアース電位に接続されている。従って、圧電
フィルタに例えば封止基板を積層し、チップ型圧電フィ
ルタ部品とした場合、該アース電位に接続される中継容
量電極に接続される外部電極を積層体の側面に形成し得
るため、容易にチップ型部品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、それぞれ、本発明の一実
施例に係る圧電フィルタの上面側及び下面側から見た斜
視図。
【図2】図1に示した実施例の圧電フィルタの回路構成
を示す図。
【図3】中継容量電極の圧電基板側面に至っている部分
と他方の中継容量電極とで得られる静電容量と、中継容
量電極の圧電基板側面に至っている部分の上端と圧電基
板の上面との間の距離との関係を示す図。
【図4】中継容量電極の上端と圧電基板の上面との間の
距離Aを説明するための模式的部分切欠断面図。
【図5】図1に示した圧電フィルタを用いて構成された
チップ型圧電フィルタ部品を示す斜視図。
【図6】図5に示したチップ型圧電フィルタ部品に用い
られている封止基板を説明するための斜視図。
【図7】図1に示した実施例の圧電フィルタを用いて構
成されたリード端子付き圧電フィルタ部品を示す斜視
図。
【図8】従来の圧電フィルタの一例を示す斜視図。
【図9】従来の圧電フィルタの他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…圧電フィルタ 2…圧電基板 2c,2d…圧電基板の側面 3,4…第1,第2の共振部 3a,3b,4a,4b…共振電極 3c,4c…共通電極 5…中継容量部 5a,5b…中継容量電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板に複数の共振部と、圧電基板を
    介して表裏対向するうに形成された複数の中継容量電極
    を有する中継容量部とが構成されている圧電フィルタに
    おいて、少なくとも1つの中継容量電極が前記圧電基板
    の側面に至るように形成されていることを特徴とする、
    圧電フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記中継容量電極の内、圧電基板の側面
    に至るように形成されている中継容量電極が、アース電
    位に接続される中継容量電極である、請求項1に記載の
    圧電フィルタ。
JP9192782A 1997-07-17 1997-07-17 圧電フィルタ Pending JPH1141062A (ja)

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JP9192782A JPH1141062A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 圧電フィルタ
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