JPH06268474A - 圧電共振子 - Google Patents

圧電共振子

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Publication number
JPH06268474A
JPH06268474A JP7910593A JP7910593A JPH06268474A JP H06268474 A JPH06268474 A JP H06268474A JP 7910593 A JP7910593 A JP 7910593A JP 7910593 A JP7910593 A JP 7910593A JP H06268474 A JPH06268474 A JP H06268474A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
piezoelectric element
electrode
electrodes
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP7910593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Gamo
生 昌 夫 蒲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7910593A priority Critical patent/JPH06268474A/ja
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で安価な圧電共振子を提供する。 【構成】 この圧電共振子は圧電素子12を含む。圧電
素子12はたとえば長方形の圧電基板14を含む。圧電
基板14の一方主面には、4つの振動電極16a,16
b,16cおよび16dが間隔を隔てて形成される。2
つの振動電極16bおよび16cは、接続電極18で接
続される。また、他の2つの振動電極16aおよび16
dには、引出し電極20aおよび20bがそれぞれ接続
される。圧電基板14の他方主面には、2つの振動電極
16aおよび16bに対向するようにアース電極が形成
され、2つの振動16cおよび16dに対向するように
別のアース電極が形成される。また、圧電基板14に
は、振動電極16aおよび16bを挟むようにしてスリ
ット26aおよび26bがそれぞれ形成され、振動電極
16cおよび16dを挟むようにしてスリット26aお
よび26bがそれぞれ形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は圧電共振子に関し、特
にエネルギ閉じ込め型厚み滑り振動モードを利用した圧
電素子を有し、たとえばフィルタなどに用いられる圧電
共振子に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の圧電共振子に用いられる
従来のエネルギ閉じ込め型厚み滑り振動モードを利用し
た圧電素子を一例を示す斜視図である。この圧電素子1
は短冊状の圧電基板2を含む。圧電基板2の一方主面の
長手方向における中央には、2つの振動電極3aおよび
3bが間隔を隔てて形成される。さらに、圧電基板2の
一方主面には、その長手方向における一端から一方の振
動電極3aにわたって引出し電極4aが形成され、その
長手方向における他端から他方の振動電極3bにわたっ
て引出し電極4bが形成される。また、圧電基板2の他
方主面には、アース電極5が2つの振動電極3aおよび
3bに対向するように形成される。この圧電素子1を用
いた従来の圧電共振子では、圧電素子1がたとえばアル
ミナなどの誘電体からなるケースに収納され、圧電素子
1の長手方向における両端部分がケースで保持される。
これは、圧電素子1の長手方向における中央の振動電極
3aおよび3bに相当する振動部分の側面をフリーにし
ておかなければならなく、圧電素子1の長手方向におけ
る両端部分しか保持することができないからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この圧電素
子1を用いた従来の圧電共振子では、圧電素子1がケー
スに収納されるため大型であり、また、ケースにかかる
費用が高いためコストも高い。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、小
型で安価な圧電共振子を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、圧電基板と
圧電基板の主面に形成される振動電極とを有する圧電素
子を含む圧電共振子であって、振動電極を挟むようにし
て圧電基板にスリットが形成された、圧電共振子であ
る。
【0006】
【作用】振動電極を挟むようにして圧電基板にスリット
が形成されているので、振動電極の部分に振動が閉じ込
められる。そのため、圧電素子を振動電極の近傍でも保
持することができるようになる。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、圧電素子を振動電極
の近傍でも保持することができるので、従来例のような
大きく高価なケースが不要となる。そのため、小型で安
価な圧電共振子が得られる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2はその分解斜視図である。この圧電共振子10
はエネルギ閉じ込め型厚み滑り振動モードを利用した圧
電素子12を含む。圧電素子12は、たとえば長方形の
圧電基板14を含む。
【0010】圧電基板14の一方主面には、特に図2お
よび図3に示すように、その幅方向における中央に、4
つの振動電極16a,16b,16cおよび16dが間
隔を隔てて形成される。この場合、2つの振動電極16
aおよび16bは接近して形成され、他の2つの振動電
極16cおよび16dも接近して形成される。また、圧
電基板14の一方主面には、振動電極16bから振動電
極16cにわたって接続電極18が形成される。さら
に、圧電基板14の一方主面には、その長手方向におけ
る一端から振動電極16aにわたってたとえばT字形の
引出し電極20aが形成され、その長手方向における他
端から振動電極16dにわたってたとえばT字形の引出
し電極20bが形成される。
【0011】圧電基板14の他方主面には、特に図4に
示すように、2つの振動電極16aおよび16bに対向
するようにしてアース電極22aが形成され、他の2つ
の振動電極16cおよび16dに対向するようにしてア
ース電極22bが形成される。さらに、圧電基板14の
他方主面には、それらのアース電極22aおよび22b
から圧電基板14の幅方向における両端の中央にわたっ
て、たとえばX字形の引出し電極24が形成される。
【0012】圧電基板14には、特に図2,図3および
図4に示すように、2つの振動電極16aおよび16b
とアース電極22aとを挟むようにして、2つのスリッ
ト26aおよび26bがそれぞれ形成される。この場
合、スリット26aおよび26bは、振動電極16aお
よび16bの両端部を規定する部分に形成される。さら
に、圧電基板14には、他の2つの振動電極16cおよ
び16dとアース電極22bとを挟むようにして、2つ
のスリット26aおよび26bがそれぞれ形成される。
この場合、スリット26aおよび26bは、振動電極1
6cおよび16dの両端部を規定する部分に形成され
る。
【0013】また、圧電基板14上には、特に図2の1
点鎖線で示すように、2つの振動電極16aおよび16
bを覆うようにして、たとえばシリコンからなるダンピ
ング材28aが形成され、同様に、他の2つ振動電極1
6cおよび16dを覆うようにして、ダンピング材28
bが形成される。
【0014】この圧電素子12の一方主面および他方主
面には、特に図1および図2に示すように、たとえば合
成樹脂からなる外装材30aおよび30bがそれぞれ形
成される。
【0015】さらに、圧電素子12と外装材30aおよ
び30bとの表面には、その長手方向における両端に2
つの外部電極32aおよび32bがそれぞれ形成され、
その長手方向における中央に外部電極32cが形成され
る。この場合、外部電極32a,32bおよび32c
は、引出し電極20a,20bおよび24にそれぞれ接
続される。
【0016】この圧電共振子10では、圧電素子12の
振動電極16a〜16dを挟むようにして圧電基板14
にスリット26aおよび26bがそれぞれ形成されてい
るため、振動電極16a〜16dの部分に厚み滑り振動
モードの振動が閉じ込められる。そのため、圧電素子1
2を振動電極16a〜16dの近傍でも保持することが
できる。したがって、この圧電共振子10では、大きく
高価なケースが不要となる。
【0017】また、この圧電共振子10では、振動電極
16a〜16dの両端部を規定する部分にスリット26
aおよび26bが形成されているので、圧電素子12の
厚み滑り振動モードの振動が圧電基板14でダンピング
されにくく、圧電素子12を厚み滑り振動モードで効率
よく振動することができる。
【0018】さらに、この圧電共振子10では、いずれ
の電極もスリット26aおよび26bを横切らないの
で、各電極を容易に形成することができる。
【0019】また、この圧電共振子10では、スリット
26aおよび26bが実質的に振動電極16a〜16d
の両端部を規定する部分のみに形成されているので、圧
電素子12ないし圧電基板14の機械的な強度があまり
落ちない。
【0020】次に、この圧電共振子10の製造方法の一
例について説明する。
【0021】まず、複数の圧電素子12の圧電基板14
となるべき圧電体からなる矩形板状の親基板15が準備
される。この親基板15は、縦辺が圧電基板14の長手
方向の長さを有し、横辺が圧電基板14の幅方向の長さ
のたとえば数倍ないし数十倍の長さを有する。
【0022】この親基板15の一方主面には、図5に示
すように、複数の圧電素子12の振動電極16a,16
b,16cおよび16cと接続電極18と引出し電極2
0aおよび20bとが、それぞれたとえば電極材料を蒸
着あるいはスパッタリングによってまたは導電ペースト
を塗布することによって形成される。さらに、親基板1
5の他方主面には、複数の圧電素子12のアース電極2
2aおよび22bと引出し電極24とが、それぞれたと
えば電極材料を蒸着あるいはスパッタリングによってま
たは導電ペーストを塗布することによって形成される。
【0023】そして、この親基板15には、図6に示す
ように、たとえばダイサーなどによって、振動電極16
aおよび16bとアース電極22aとの両側にスリット
26aおよび26bがそれぞれ形成され、振動電極16
cおよび16dとアース電極22bとの両側にスリット
26aおよび26bがそれぞれ形成される。
【0024】さらに、親基板15には、図7に示すよう
に、たとえばシリコンなどを塗布することによって、振
動電極16aおよび16bを覆うようにしてダンピング
材28aが形成され、振動電極16cおよび16dを覆
うようにしてダンピング材28bが形成される。
【0025】そして、親基板15の周囲を枠で囲み、そ
の枠内に合成樹脂を流し込み、その合成樹脂を焼き固め
ることによって、親基板15の一方主面および他方主面
に外装材30aおよび30bがそれぞれ形成される。
【0026】それから、親基板15と引出し電極20a
および20bと外装材30aおよび30bとが、各圧電
素子12などに切断される。
【0027】最後に、圧電素子12と外装材30aおよ
び30bとの表面に、たとえば導電ペーストを塗布する
ことによって、外部電極32a,32bおよび32cが
それぞれ形成される。
【0028】図5ないし図7に示す圧電共振子の製造方
法では、複数の圧電素子の各電極、スリットおよびダン
ピング材をそれぞれ一度に形成することができるので、
それらを効率よく形成することができる。
【0029】図8は図3および図4に示す圧電素子の変
形例を示す平面図であり、図9はその底面図である。図
8および図9に示す圧電素子12では、図3および図4
に示す圧電素子12と比べて、特に、振動電極16aお
よび16bの一端側に形成されるスリット26aと、振
動電極16cおよび16dの一端側に形成されるスリッ
ト26aとが一連に形成され、同様に、振動電極16a
および16bの他端側に形成されるスリット26bと、
振動電極16cおよび16dの他端側に形成されるスリ
ット26bとが一連に形成されている。
【0030】なお、図8および図9に示す圧電素子12
では、引出し電極24がスリット26aおよび26bを
横切るが、スリット26aおよび26bの各幅が比較的
狭いため、引出し電極24は、たとえば導電ペーストを
塗布することによって、スリット26aおよび26bを
またぐように形成される。
【0031】図8および図9に示す圧電素子12を用い
て圧電共振子を形成しても、振動電極16a〜16dの
部分に厚み滑り振動モードの振動が閉じ込められるの
で、振動電極16a〜16dの近傍でも保持することが
でき、大きく高価なケースが不要となる。
【0032】さらに、図8および図9に示す圧電素子1
2を用いて圧電共振子を形成しても、振動電極16a〜
16dの両端部を規定する部分にスリット26aおよび
26bが形成されているので、厚み滑り振動モードの振
動が圧電基板14でダンピングされにくく、厚み滑り振
動モードで効率よく振動することができる。
【0033】なお、上述の各実施例では2組の振動電極
16a〜16dを有する圧電素子12が用いられてる
が、この発明では1組あるいは3組以上の振動電極を有
する圧電素子が用いられてもよい。また、圧電素子の圧
電基板は、長方形に限らず正方形であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の分解斜視図である。
【図3】図1に示す実施例に用いられる圧電素子を示す
平面図である。
【図4】図1に示す実施例に用いられる圧電素子を示す
底面図である。
【図5】圧電素子の電極を形成する工程の一例を示す平
面図である。
【図6】圧電基板にスリットを形成する工程の一例を示
す平面図である。
【図7】圧電素子にダンピング材を形成する工程の一例
を示す平面図である。
【図8】図3および図4に示す圧電素子の変形例を示す
平面図である。
【図9】図3および図4に示す圧電素子の変形例を示す
底面図である。
【図10】従来の圧電共振子に用いられる圧電素子の一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 圧電共振子 12 圧電素子 14 圧電基板 16a,16b,16c,16d 振動電極 18 接続電極 20a,20b,24 引出し電極 22a,22b アース電極 26a,26b スリット 28a,28b ダンピング材 30a,30b 外装材 32a,32b,32c 外部電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板と前記圧電基板の主面に形成さ
    れる振動電極とを有する圧電素子を含む圧電共振子であ
    って、 前記振動電極を挟むようにして前記圧電基板にスリット
    が形成された、圧電共振子。
JP7910593A 1993-03-12 1993-03-12 圧電共振子 Pending JPH06268474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7910593A JPH06268474A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 圧電共振子

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7910593A JPH06268474A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 圧電共振子

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JPH06268474A true JPH06268474A (ja) 1994-09-22

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ID=13680620

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7910593A Pending JPH06268474A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 圧電共振子

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JP (1) JPH06268474A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064282A (en) * 1997-07-17 2000-05-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric filter having a capacitance electrode extending onto a substrate side surface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064282A (en) * 1997-07-17 2000-05-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric filter having a capacitance electrode extending onto a substrate side surface

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