JPH07263999A - チップ型圧電フィルタ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型圧電フィルタ及びその製造方法

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JPH07263999A
JPH07263999A JP7812894A JP7812894A JPH07263999A JP H07263999 A JPH07263999 A JP H07263999A JP 7812894 A JP7812894 A JP 7812894A JP 7812894 A JP7812894 A JP 7812894A JP H07263999 A JPH07263999 A JP H07263999A
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JP
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substrate
input
plate
piezoelectric substrate
base material
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JP7812894A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Ogawa
達雄 小川
Yasuhiko Nakagawa
保彦 中川
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部電路と接続するための端子の保持強度が
強く、量産性に優れた構成を提案すること。 【構成】 ベース基材10にモールド成形により端子板
6,7,8が一体的に接合されており、接合強度が高
く、所要の電気的接続を安定的に確保することができ
る。また、所定間隔毎に接続単位部5を備えた長尺状担
持基材1に、ベース基材10をモールド成形により担持
することができ、このため、多数個をまとめて順次製造
することができて、製造効率が高く、量産に適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の振動部を有す
る圧電基板を備えたチップ型圧電フィルタ及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のチップ型圧電フィルタ(エネル
ギー閉じ込め形圧電フィルタ)は、特開平3-97313 号等
に開示され、圧電基板の表裏一面に、対向状に入出力振
動電極を配設し、他面に前記両振動電極を覆うように共
通振動電極を配設して振動部を構成している。そして、
該入出力振動電極と、電気的に接続する一対の入出力接
続端部を該圧電基板の両端位置に配設し、さらにその他
面で、前記共通振動電極に接続する共通接続端部を該圧
電基板の一端位置に配設するようにし、その表裏面に封
止基板を配設し、一方の封止基板に前記一対の入出力接
続端部と接続する一対の入出力端子を、他方の封止基板
に共通接続端部と接続する共通端子をメタライズして形
成し、夫々の電気的接続を施して、チップ型圧電フィル
タを製造するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成にあっ
ては、封止基板にあらかじめ端子を一個づつ蒸着して、
圧電基板の表裏面に形成するものであり、端子の封止基
板に対する接合強度が弱く、機械的擦過により剥離を生
じ易く、電気的接続を安定的に確保することができな
い。また量産性に乏しいという大きな問題点があった。
【0004】本発明は、かかる従来構成の問題点を除去
し、端子の接続強度が高く、量産に適したチップ型圧電
フィルタ及びその製造方法の提供を目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、モールド成形
により一対の入出力端子板及び共通端子板をその外周面
に接合されてなるベース基板の上方に、複数個の振動部
を有する圧電基板と、絶縁性材料からなるキャップ板と
を順次重ねて接合し、前記圧電基板の表裏一面側に形成
された一対の入出力接続端部及び他面側に形成された共
通接続端部を夫々前記ベース基板に形成された入出力端
子板及び共通端子板に接続するようにしたことを特徴と
するチップ型圧電フィルタである。
【0006】ここで上述のチップ型圧電フィルタの製造
方法は、上述の左右の送り縁部間に、圧電基板の表裏一
面側に形成された一対の入出力接続端部及び他面側に形
成された共通接続端部に夫々接続する一組の入出力端子
板対及び共通端子板を備える接続単位部を所定間隔毎に
形成して長尺状担持基材を構成し、該担持基材の各接続
単位部にモールド成形によってベース基板を形成して入
出力端子板対及び共通端子板をベース基板の外周面に接
合し、さらに、該ベース基板上に圧電基板と、キャップ
板とを順次接合し、次に後に担持基材から各入出力端子
板及び共通端子板を分断し、然る後に導電性樹脂を塗布
して、圧電基板の各接続端部をベース基板に形成された
各端子板と所要の接続を確保するようにした構成が提案
される。
【0007】上述の製造方法にあって、長尺状担持副基
材に、前記ベース基板と等しい所定間隔ごとにキャップ
板をモールド成形して、該担持副基材のブリッジにより
担持し、長尺状担持基材に成形されたベース基板上に圧
電基板を接合してから、前記担持基材上に、担持副基材
を重ねて、各圧電基板上に各キャップ板を接合し、次に
担持副基材のブリッジを分断し、さらに担持基材から各
入出力端子板及び共通端子板を分断し、然る後に導電性
樹脂を塗布して、圧電基板の各接続端部をベース基板に
形成された各端子板と所要の接続を確保するようにして
も良い。
【0008】また本発明の第二手段にあっては、複数個
の振動部を有する圧電基板の表裏面に、モールド成形に
より一対の入出力端子板及び共通端子板をその外周面に
接合されてなるキャップ板を接合し、前記圧電基板の表
裏一面側に形成された一対の入出力接続端部及び他面側
に形成された共通接続端部を夫々前記キャップ板に形成
された入出力端子板及び共通端子板に接続するようにし
たことを特徴とするチップ型圧電フィルタが提案され
る。
【0009】ここで上述の第二手段に係るチップ型圧電
フィルタの製造方法は、 左右の送り縁部間に、圧電基
板の表裏一面側に形成された一対の入出力接続端部及び
他面側に形成された共通接続端部に夫々接続する一組の
入出力端子板対及び共通端子板を備える接続単位部を所
定間隔毎に形成して長尺状担持基材を構成し、該担持基
材の各接続単位部にモールド成形して一対の入出力端子
板及び共通端子板をその外周面に接合されて担持された
キャップ板を形成し、該キャップ板上に夫々圧電基板を
接合し、さらに前記と同じくキャップ板を形成された長
尺状担持基材を上方から対向状に重ねて、前記圧電基板
上にキャップ板を接合し、次に各入出力端子板及び共通
端子板を上下の担持基材から分断し、然る後に導電性樹
脂を塗布して、圧電基板の各接続端部をキャップ板に形
成された各端子板と所要の接続を確保するようにした構
成が提案される。
【0010】
【作用】かかる構成にあって、ベース基材またはキャッ
プ板にモールド成形により端子板が一体的に接合され、
該端子板が圧電基板に形成した所要の接続端部と電気的
に接続される。このため、このチップ型圧電フィルタは
プリント基板上等に実装され、前記端子板に夫々外部電
路が接続されて、各振動部により所定の濾波作用を果た
すこととなる。このとき各端子板は、銀蒸着によるもの
とは異なり、接合強度が高く、所要の電気的接続が安定
的に確保される。また、上述の各製造方法にあっては、
所定間隔毎に接続単位部を備えた前記長尺状担持基材
に、ベース基材またはキャップ板をモールド成形により
担持しており、このため、多数個をまとめて順次製造す
ることができる。
【0011】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。
【0012】図4,5にあって、長尺状担持基材1は、
定間隔毎に、送り孔を兼用する位置決め孔3が形成され
た左右の送り縁部2,2間に、接続単位部5が形成され
るように、あらかじめ帯状薄板を打ち抜き加工すること
により形成される。この送り縁部2,2には、各接続単
位部5を区画するように支持帯4が形成され、隣接する
支持帯4,4間の長尺方向に入出力端子板6,入出力端
子板7が帯状に差し渡され、両端子板6,7間で共通端
子板8が一側の支持帯4から他側の支持帯4へ非接続状
に延出している。また前記各端子板6,7,8間には後
述するベース基板10を担持するための複数本のブリッ
ジ9が延出している。さらには前記端子板6,7には接
続部6a,7a,8aがあらかじめ延成される。そし
て、接続部6a,7a,8aは、夫々次のモールド成形
前に、図5で示すように、折曲ポンチ等により直角状に
折曲される。尚、この折曲加工は、成形後に行なうよう
にしても良い。
【0013】この長尺状担持基材1は、ロール状に巻回
される。すなわちロール状とした帯状薄板を引出しなが
ら、前記打ち抜き加工と折曲加工を順次施され、再びロ
ール状に巻取られることとなり、この担持基材1はロー
ルから引出されて、例えば、接続単位部5が24個有する
所定長さに切断される。
【0014】そして、所定長さの長尺状担持基材1を、
各接続単位部5に成形型で挟んでその内部に所定形状の
キャビティーを生じさせて囲繞し、該空隙に合成樹脂性
材料を注入することにより、図6のように直方形状に成
形し、その下面に端子板6,7,8が接合され、かつ側
面にあらかじめ折曲された接続部6a,7a,8aが接
合され、担持基材1上にベース基板10が担持される。
【0015】このベース基板10には、その上面に後述
する圧電基板20の振動部21,22と対置する左右位
置で、陥没溝11,11が形成され、振動部21,22
の振動を干渉しないようにしている。また、その両側面
には、後述する端子板6,7,8の折曲により、その両
側面に段差を生ずることのないように、あらかじめ当接
溝12が形成されている。
【0016】そして、次の工程で、ベース基板10の陥
没溝11,11を除いた全面にエポキシ接着剤を塗着し
た後、圧電基板20を被着する。
【0017】図3に従って、前記圧電基板20につき説
明する。前記圧電基板20は、PbTiO3系,PbTiO3-PbZrO
3 系等の圧電セラミック材料からなり、その表面には、
左右位置で対向状に入出力振動電極21a,21bと、
入出力振動電極22a,22bが間隔を置いて配設され
ている。そして、内側の入出力振動電極21b,22b
を内部導電パターン23で接続している。この内部導電
パターン23には、幅方向にコンデンサー電極23aが
延出している。また入出力振動電極21a,22aは夫
々角部の側面に延出し、これを入出力接続端部24a,
24bとしている。この入出力接続端部24a,24b
位置には上述したようにベース基板10の当接溝12が
位置し、後述するように入出力端子板6,7の端部が折
込まれて対置することとなる。
【0018】一方、前記圧電基板20の裏面は前記入出
力振動電極21a,21bと、入出力振動電極22a,
22bに対向して、これを覆うように共通電極21c,
22cが形成され、さらに、コンデンサー電極23aに
対向してコンデンサー電極23bが形成されており、こ
れらの各電極は接続され、前記コンデンサー電極23b
の一端を前記圧電基板20の側縁まで延出して、これを
共通接続端部25としている。この共通接続端部25の
位置には当接溝12が形成され、共通端子板8の折込み
端部が対置する。
【0019】これにより、前記共通電極21cに入出力
振動電極21a,21bを対向して、これを振動部21
とし、同じく前記共通電極22cに入出力振動電極22
a,22bを対向して、これを振動部22とし、さら
に、前記コンデンサー電極23a,23bの対峙により
静電容量を生ずるコンデンサー部23を構成し、夫々を
前記接続端部24a,24b及び共通接続端部25に接
続し、後述する手段による外部電路との電気的接続を可
能とするようにしている。そして、かかる構成からなる
回路は、図11の等価回路図で示される。
【0020】この圧電基板20の表裏に形成された導電
パターンは、銀蒸着により形成したり、またはスクリー
ン印刷を用いて形成される。
【0021】そしてこの圧電基板20は上述したよう
に、ベース基板10上に接合される。そしてさらに圧電
基板20の表面に同様にオフセット印刷によりエポキシ
接着剤を塗着した後、キャップ板30を被着する。この
キャップ板30の裏面にも、前記ベース基板10の陥没
溝11,11と同様に、振動部21,22と対置する左
右位置に、陥没溝34,34が形成され、振動部21,
22の振動を干渉しないようにしている。
【0022】このキャップ板30は、図7で示すよう
に、両側に位置決め孔3と等しい間隔ごとに位置決め孔
32が形成された長尺状担持副基材31上に前記ベース
基板10と等しい間隔ごとに、モールド成形され、ブリ
ッジ33により担持されている。そして、この担持副基
材31を上述の担持基材1と同じ長さに切断して、前記
位置決め孔3と位置決め孔32とを一致させて、前記担
持基材1上に対向状に重ねることにより、前記圧電基板
20上に各キャップ板30が整一に被着され、上方から
加圧することにより各部材の圧接がなされる。
【0023】尚、キャップ板30をブリッジ33から分
離して後に、前記圧電基板20上に夫々被着するように
しても良い。
【0024】このように、ベース基板10上に圧電基板
20,キャップ板30を接合した後に、加熱することに
より、各部材は固結する。
【0025】そしてさらに前記入出力端子板6,7,8
を図1矢線で示すように接続単位部5から曲げ加工を施
しながら接続単位部5から分断する。この分断位置は、
入出力端子板6,7の両端及び共通端子板8に一端で、
前記ベース基板10の肉厚分突出するように切断する。
また、その切断と同時に突出端をベース基板10の側面
に沿って直角状に折曲する。さらには同時的又は段階的
に前記ブリッジ33を切断し、該キャップ板30を担持
副基材31から分離する。
【0026】入出力端子板6,7の折曲端は上述したよ
うに、入出力端子板6,7が接続端部24a,24b位
置に、共通端子板8が共通接続端部25位置に対置す
る。そして、このベース基板10,圧電基板20の両側
面を跨ぐようにして、図1で示すように導電性樹脂40
を塗着し、接続端部24aと入出力端子板6、接続端部
24bと入出力端子板7及び共通端子板8と共通接続端
部25との夫々の電気的接続を確保するようにしてい
る。
【0027】而して、チップ型圧電フィルタFが形成さ
れ、前記端子板6,7,8に所要の電気的接続が施さ
れ、図11の回路が構成されることとなる。
【0028】かかる構成のチップ型圧電フィルタFは、
ベース基板10は長尺状担持基材1により多数個担持さ
れ、かつキャップ板30も同様に担持副基材31に多数
個担持されているため、その加工をまとまり良く行なう
ことができ量産性に優れる。
【0029】尚、前記キャップ板30は担持副基材31
に担持させず、ベース基板10のみを担持基材1に担持
させるようにした構成であっても良い。
【0030】図10は、圧電基板20の上下に同一構成
からなるキャップ板50,50を接合するようにした実
施例に係るものである。
【0031】ここで、前記キャップ板50,50は、長
尺状担持基材60上に所定間隔でモールド成形される。
【0032】この担持基材60は、定間隔毎に、送り孔
を兼用する位置決め孔62が形成された左右の送り縁部
61,61間に、接続単位部63が形成されるように、
あらかじめ帯状薄板を打ち抜き加工することにより形成
される。この送り縁部61,61には幅方向に入出力端
子板64,65が帯状に差し渡され、両端子板64,6
5間で共通端子板66が一側の送り縁部61から他側の
送り縁部61へ非接続状に延出している。また前記端子
板64,65,66には接続部64a,65a,66a
があらかじめ延成される。そして、接続部64a,65
a,66aは、夫々次のモールド成形前に、折曲ポンチ
等により直角状に折曲される。尚、この折曲加工はモー
ルド成形後に行なうようにしても良い。
【0033】この長尺状担持基材60は、ロール状に巻
回され、ロールから引出されて所定長さに切断される。
そして、所定長さの長尺状担持基材60を、各接続単位
部63ごとに成形型によりで挟んでその内部に所定形状
のキャビティーを生じさせて囲繞し、該空隙に合成樹脂
性材料を注入することにより、図10のように直方形状
に成形し、その下面に端子板64,65,66が接合さ
れ、かつ側面にあらかじめ折曲された接続部64a,6
5a,66aが接合され、担持基材60上にキャップ板
50,50が担持される。
【0034】このキャップ板50,50には、圧電基板
20の振動部21,22と対置する左右位置で、陥没溝
51,51が形成され、振動部21,22の振動を干渉
しないようにしている。
【0035】一方、この圧電基板20は上述の構成と同
じであるが、入出力振動電極21a,22aの入出力接
続端部24a,24bを両側縁にも延出しており、これ
により、前記接続部64a,65aとの電気的接続を可
能としている。またコンデンサー電極23bの両端を前
記圧電基板20の両側縁まで延出して、これを共通接続
端部25,25としている。
【0036】そして、次の工程で、下方に配置する担持
基材60の各キャップ板50,50に、陥没溝51,5
1を除いた全面にエポキシ接着剤を塗着した後、圧電基
板20を被着し、さらに、上方に配置する各キャップ板
50,50に同様にエポキシ接着剤を塗着した後、該担
持基材60を裏返して、各キャップ板50,50を前記
圧電基板20に被着する。そして、加熱することにより
各部材を固結する。
【0037】このように圧電基板20の表裏面にキャッ
プ板50,50を接合して積層してから、前記端子板6
4,65,66を担持基材60から分断する。
【0038】かかる積層状態にあって、上下のキャップ
板50,50の夫々の入出力端子板64,65の接続部
64a,65aは接続端部24a,24b位置となる。
また上下のキャップ板50,50の夫々の共通端子板6
6の接続部64aは、上述したように圧電基板20の両
側端に共通接続端部25,25を形成しているから、い
ずれもが、共通接続端部25,25の位置に対置する。
そして、このキャップ板50,50及び圧電基板20の
両側面を跨ぐようにして導電性樹脂40を塗着し、接続
端部24aと入出力端子板64、接続端部24bと入出
力端子板65及び共通端子板66と共通接続端部25と
の夫々の電気的接続を確保するようにしている。
【0039】而して、チップ型圧電フィルタFが形成さ
れることとなる。この構成にあっては、その表裏面に
は、いずれも端子板65,66,67が対称形に形成さ
れており、表裏の方向性がないため、組み付けが容易と
なる利点を生ずる。また上下同じ構成の担持基材60に
より担持されたキャップ板50,50を用いることがで
き、このため製造効率が良い。しかもかかる構成のチッ
プ型圧電フィルタFは、上下のキャップ板50,50は
長尺状担持基材担持基材60により多数個担持されその
加工をまとまり良く行なうことができ量産性に優れる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るチップ型圧電フィルタF
は、上述したように、ベース基材またはキャップ板にモ
ールド成形により端子板が一体的に接合されており、接
合強度が高く、所要の電気的接続を安定的に確保するこ
とができる。また、上述の各製造方法にあっては、所定
間隔毎に接続単位部を備えた前記長尺状担持基材に、ベ
ース基材またはキャップ板をモールド成形により担持し
ており、このため、多数個をまとめて順次製造すること
ができ、製造効率が高く、量産に適することとなる、等
の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ型圧電フィルタFの一部切
欠斜視図である。
【図2】チップ型圧電フィルタFの底面図である。
【図3】圧電基板20の平面図イ及び裏面図ロである。
【図4】担持基材1の平面図である。
【図5】折曲加工を施した担持基材1の平面図である。
【図6】分断前のベース基板10の平面図である。
【図7】担持副基材31の平面図である。
【図8】キャップ板30の裏面図である。
【図9】キャップ板30の縦断側面図である。
【図10】他の手段の実施例を示す斜視図である。
【図11】等価回路図である。
【符号の説明】
F チップ型圧電フィルタF 1 長尺担持基材 2,2 送り縁部 3 送り孔 5 接続単位部 6,7 入出力端子板 8 共通端子板 10 ベース基板 11 陥没溝 20 圧電基板 21,22 振動部 21a,21b 入出力振動電極 22a,22b 入出力振動電極 24a,24b 接続端部 25 共通接続端部 30 キャップ板 31 担持副基材 50 キャップ板 60 担持基材 63 接続単位部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モールド成形により一対の入出力端子板及
    び共通端子板をその外周面に接合されてなるベース基板
    の上方に、複数個の振動部を有する圧電基板と、絶縁性
    材料からなるキャップ板とを順次重ねて接合し、前記圧
    電基板の表裏一面側に形成された一対の入出力接続端部
    及び他面側に形成された共通接続端部を夫々前記ベース
    基板に形成された入出力端子板及び共通端子板に接続す
    るようにしたことを特徴とするチップ型圧電フィルタ。
  2. 【請求項2】左右の送り縁部間に、圧電基板の表裏一面
    側に形成された一対の入出力接続端部及び他面側に形成
    された共通接続端部に夫々接続する一組の入出力端子板
    対及び共通端子板を備える接続単位部を所定間隔毎に形
    成して長尺状担持基材を構成し、該担持基材の各接続単
    位部にモールド成形によってベース基板を形成して入出
    力端子板対及び共通端子板をベース基板の外周面に接合
    し、さらに、該ベース基板上に圧電基板と、キャップ板
    とを順次接合し、次に後に担持基材から各入出力端子板
    及び共通端子板を分断し、然る後に導電性樹脂を塗布し
    て、圧電基板の各接続端部をベース基板に形成された各
    端子板と所要の接続を確保するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載に係るチップ型圧電フィルタの製造方
    法。
  3. 【請求項3】長尺状担持副基材に、前記ベース基板と等
    しい所定間隔ごとにキャップ板をモールド成形して、該
    担持副基材のブリッジにより担持し、長尺状担持基材に
    成形されたベース基板上に圧電基板を接合してから、前
    記担持基材上に、担持副基材を重ねて、各圧電基板上に
    各キャップ板を接合し、次に担持副基材のブリッジを分
    断し、さらに担持基材から各入出力端子板及び共通端子
    板を分断し、然る後に導電性樹脂を塗布して、圧電基板
    の各接続端部をベース基板に形成された各端子板と所要
    の接続を確保するようにしたことを特徴とする請求項2
    記載のチップ型圧電フィルタの製造方法。
  4. 【請求項4】複数個の振動部を有する圧電基板の表裏面
    に、モールド成形により一対の入出力端子板及び共通端
    子板をその外周面に接合されてなるキャップ板を接合
    し、前記圧電基板の表裏一面側に形成された一対の入出
    力接続端部及び他面側に形成された共通接続端部を夫々
    前記キャップ板に形成された入出力端子板及び共通端子
    板に接続するようにしたことを特徴とするチップ型圧電
    フィルタ。
  5. 【請求項5】左右の送り縁部間に、圧電基板の表裏一面
    側に形成された一対の入出力接続端部及び他面側に形成
    された共通接続端部に夫々接続する一組の入出力端子板
    対及び共通端子板を備える接続単位部を所定間隔毎に形
    成して長尺状担持基材を構成し、該担持基材の各接続単
    位部にモールド成形して一対の入出力端子板及び共通端
    子板をその外周面に接合されて担持されたキャップ板を
    形成し、該キャップ板上に夫々圧電基板を接合し、さら
    に前記と同じくキャップ板を形成された長尺状担持基材
    を上方から対向状に重ねて、前記圧電基板上にキャップ
    板を接合し、次に各入出力端子板及び共通端子板を上下
    の担持基材から分断し、然る後に導電性樹脂を塗布し
    て、圧電基板の各接続端部をキャップ板に形成された各
    端子板と所要の接続を確保するようにしたことを特徴と
    する請求項4記載に係るチップ型圧電フィルタの製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064282A (en) * 1997-07-17 2000-05-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric filter having a capacitance electrode extending onto a substrate side surface
US6160462A (en) * 1997-08-12 2000-12-12 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Energy trapping type piezoelectric filter with identical piezoelectric substrates

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