JPH0583083A - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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Publication number
JPH0583083A
JPH0583083A JP27332691A JP27332691A JPH0583083A JP H0583083 A JPH0583083 A JP H0583083A JP 27332691 A JP27332691 A JP 27332691A JP 27332691 A JP27332691 A JP 27332691A JP H0583083 A JPH0583083 A JP H0583083A
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JP
Japan
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piezoelectric substrate
piezoelectric
substrate
electrodes
main surface
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JP27332691A
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English (en)
Inventor
Makoto Irie
江 誠 入
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不要振動を抑制することができる圧電部品を
提供する。 【構成】 圧電部品10は、短冊状の圧電体基板12を
含み、圧電体基板12の一方主面および他方主面には、
振動電極14aおよび14bがそれぞれ形成される。こ
の圧電体基板12の長手方向における両端部は、絶縁体
基板18aおよび18bで挟持される。また、圧電体基
板12の他の両端部は、別の絶縁体基板24aおよび2
4bの凹部26aおよび26bに設けた接着剤28aお
よび28bによって、保持される。また、振動電極14
aおよび14bは、引出し電極16aおよび16bなど
を介して、外部電極30aおよび30bに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は圧電部品に関し、特に
圧電体基板を有し、たとえばディスクリミネータ,トラ
ップあるいはフィルタに用いられる圧電部品に関する。
【0002】
【従来の技術】図10(A)は従来の圧電部品の一例を
示す斜視図であり、図10(B)は図10(A)の線X
B−XBにおける断面図解図である。この圧電部品1
は、たとえばPZTなどの圧電体からなる矩形の圧電体
基板2を含む。圧電体基板2の一方主面および他方主面
の中央には、振動電極3aおよび3bがそれぞれ形成さ
れる。さらに、圧電体基板2の一方主面には、その長手
方向における一端部から一方の振動電極3aに延びて引
出し電極(図示せず)が形成される。また、圧電体基板
2の他方主面には、その長手方向における他端部から他
方の振動電極3bに延びて引出し電極(図示せず)が形
成される。この圧電体基板2は、たとえばアルミナなど
のセラミックからなる2つの絶縁体基板4aおよび4b
で保持される。この場合、圧電体基板2の一方主面およ
び他方主面におけるすべての周囲部分に2つの圧電体基
板4aおよび4bがそれぞれ接着剤5で接着され、圧電
体基板2の周囲部分が接着剤5を介して2つの圧電体基
板4aおよび4bで挟持される。また、この圧電部品1
の長手方向における一端部および他端部には、スパッタ
リングによって、外部電極6aおよび6bがそれぞれ形
成される。これらの外部電極6aおよび6bは、上述の
2つの引出し電極を介して振動電極3aおよび3bに、
それぞれ電気的に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の圧電部品1
では、圧電体基板2に、主となる厚み縦振動や厚みすべ
り振動以外に、輪郭振動や長短辺方向の幅振動などの振
動を生じる。また、圧電体基板2のすべての周囲部分が
接着剤5を介して圧電体基板4aおよび4bで挟持され
ている。そのため、輪郭振動や幅振動の高調波の中に
は、接着剤5を介して、絶縁体基板4aおよび4bと共
振し、不要振動を起こすものがある。なお、共振する際
の変位量は、接着剤5のヤング率に主に支配される。こ
のように、従来の圧電部品では、圧電体基板と絶縁体基
板との共振が避けられず、不要振動もまた避けられな
い。そのため、このような従来の圧電部品は、それをデ
ィスクリミネータに用いれば歪率が大きく、それをトラ
ップに用いれば低域側の群遅延時間特性がみだれ、それ
をフィルタに用いれば高域側のスプリアスが大きく、そ
れぞれ電気的特性上好ましくない。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、不
要振動を抑制することができる圧電部品を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、その主面に
振動電極を有する矩形の圧電体基板と、圧電体基板の一
方向における両端部を圧電体基板の厚み方向に挟持する
ための絶縁体基板と、絶縁体基板に固着される別の絶縁
体基板とを含み、圧電体基板の他の両端部をその別の絶
縁体基板に接着剤で接着した、圧電部品である。なお、
上述の圧電部品において、その別の絶縁体基板において
圧電体基板の他の両端部に対向する部分に凹部を形成
し、さらにその凹部に圧電体基板の他の両端部を接着す
るための接着剤を設けてもよい。
【0006】
【作用】圧電体基板の一方向における両端部が、絶縁体
基板で挟持される。また、圧電体基板の他の両端部が別
の絶縁体基板に接着剤で接着される。そして、この接着
剤によって、圧電体基板に生じる不要振動が抑制され
る。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、不要振動を抑制する
ことができる圧電部品が得られる。そのため、この発明
にかかる圧電部品は、それをディスクリミネータに用い
れば不要振動によって生じる歪率が改善され、それをト
ラップに用いれば不要振動によって生じる低域側の群遅
延時間特性のみだれが抑えられ、それをフィルタに用い
れば不要振動によって生じる高域側のスプリアスが軽減
される。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1(A)はこの発明の一実施例を示す斜視
図であり、図1(B)は図1(A)の線IB−IBにお
ける断面図解図であり、図1(C)は図1(A)の線I
C−ICにおける断面図解図である。また、図2は図1
に示す実施例の分解斜視図である。
【0010】この実施例の圧電部品10は、たとえばP
ZTなどの圧電体からなる短冊状の圧電体基板12を含
む。圧電体基板12には、主として厚み縦振動を生じさ
せるために、その厚み方向に分極処理が施される。な
お、圧電体基板12には、主として厚みすべり振動を生
じさせるために、その長手方向あるいはその幅方向に分
極処理が施されてもよい。
【0011】圧電体基板12の一方主面および他方主面
の中央には、たとえば円形の振動電極14aおよび14
bがそれぞれ形成される。さらに、圧電体基板12の一
方主面および他方主面には、たとえばT字形の引出し電
極16aおよび16bがそれぞれ形成される。この場
合、一方の引出し電極16aは一方の振動電極14aか
ら圧電体基板12の長手方向における一端部に延びて形
成され、他方の引出し電極16bは他方の振動電極14
bから圧電体基板12の長手方向における他端部に延び
て形成される。なお、これらの引出し電極16aおよび
16bは、圧電体基板12の長手方向の両端部において
は、その一方主面,他方主面および2つの側面を周回す
るように形成される。
【0012】この圧電体基板12は、その長手方向にお
ける両端部が、たとえばアルミナなどのセラミックから
なる2つの絶縁体基板18aおよび18bで挟持され
る。すなわち、一方の絶縁体基板18aは、その長さお
よび幅が圧電体基板12の長さおよび幅と略同じ寸法に
形成され、その長手方向における両端に突出部20aを
それぞれ有する。そして、その絶縁体基板18aは、そ
れらの突出部20aの端面が、圧電体基板12の一方主
面の長手方向における両端部に、それぞれ接着剤で接着
される。同様に、他方の絶縁体基板18bも、その長さ
および幅が圧電体基板12の長さおよび幅と略同じ寸法
に形成され、その長手方向における両端に突出部20b
をそれぞれ有する。そして、それらの突出部20bの端
面が、圧電体基板12の他方主面の両端部に、それぞれ
接着剤で接着される。そのため、絶縁体基板18aおよ
び18bは、圧電体基板12の主面上の振動電極14a
および14bに接触せず、それらの振動電極14aおよ
び14bの振動を妨げない。
【0013】また、圧電体基板12,絶縁体基板18a
および18bには、それらの長手方向における一端部の
両側面に、それぞれ、スパッタリングによって、接続電
極22aが形成される。これらの接続電極22aは、一
方の引出し電極16aに電気的に接続される。同様に、
圧電体基板12,絶縁体基板18aおよび18bの長手
方向における他端部の両側面には、それぞれ、他方の引
出し電極16bに電気的に接続する接続電極22bが形
成される。
【0014】これらの絶縁体基板18aおよび18bの
両側面には、たとえばアルミナなどのセラミックからな
る別の絶縁体基板24aおよび24bが、それぞれ接着
剤で接着される。すなわち、これらの別の絶縁体基板2
4aおよび24bは、それぞれ、その長さが圧電体基板
12の長さと略同じ寸法に形成され、その幅が圧電体基
板12,絶縁体基板18aおよび18bの厚みと略同じ
寸法に形成される。そして、一方の絶縁体基板24aが
2つの絶縁体基板18aおよび18bの一方側面に接着
剤で接着され、他方の絶縁体基板24bが2つの絶縁体
基板18aおよび18bの他方側面に接着剤で接着され
る。なお、これらの接着剤の厚みは、絶縁体基板18a
および18bと別の絶縁体基板24aおよび24bとの
接着強度などを考慮すると、多くて5μm程度までとす
ることが好ましい。
【0015】これらの絶縁体基板24aおよび24bに
おいて、圧電体基板12の両側面に対向する部分には、
その部分より一回り大きく細長い凹部26aおよび26
bが、それぞれ形成される。また、これらの凹部26a
および26bの深さtは、それぞれ、たとえば200μ
mに形成される。さらに、これらの凹部26aおよび2
6bには、接着剤28aおよび28aが、それぞれ設け
られる。そして、これらの接着剤28aおよび28bに
よって、圧電体基板12の幅方向における両端部が保持
される。これらの接着剤28aおよび28bは、圧電体
基板12の幅方向における不要振動を抑制するためのも
のである。そのため、これらの接着剤28aおよび28
bを設ける凹部26aおよび26bの深さは、深い程好
ましいが、200μmもあれば十分である。また、これ
らの接着剤28aおよび28bは、不要振動を抑制する
ために、たとえば合成樹脂などからなるフレキシブルタ
イプのものが好ましい。
【0016】さらに、この圧電部品10では、その長手
方向における両端部を周回するようにして、外部電極3
0aおよび30bがそれぞれ形成される。この場合、こ
れらの外部電極30aおよび30bは、圧電部品10の
上面および下面、すなわち絶縁体基板18aおよび18
bの主面および別の絶縁体基板24aおよび24bの側
面においては、スパッタリングによって形成され、ま
た、圧電部品10の両側面、すなわち別の絶縁体基板2
4aおよび24bの主面においては、たとえば銀などの
導体を焼き付けることによって形成される。また、これ
らの外部電極30aおよび30bは、接続電極22aお
よび22bに、それぞれ電気的に接続される。
【0017】この圧電部品10では、圧電体基板12の
幅方向における両端部が接着剤28aおよび28bで保
持されているので、こらの接着剤28aおよび28bに
よって、圧電体基板12の幅方向における不要振動が抑
制される。すなわち、この圧電部品10をディスクリミ
ネータに用いれば、特に幅振動による不要振動が抑制さ
れ、それによって、ひずみが解消され歪率が小さくな
る。また、この圧電部品10をトラップに用いれば、た
とえば4MHzより低域側にある群遅延時間特性のみだ
れが抑えられる。
【0018】また、この圧電部品10では、圧電体基板
12の両側面が別の圧電体基板24aおよび24bで覆
われているので、従来のものと比べて、圧電体基板の露
出する部分の面積が小さくなり、たとえば湿気などの外
部環境による圧電体基板への悪影響を軽減することがで
きる。
【0019】さらに、この圧電部品10では、その両側
面においては、たとえば銀などの導体を焼き付けること
によって外部電極が形成されるので、スパッタリングに
よって外部電極を形成する従来のものと比べて、外部電
極の密着強度が向上する。
【0020】図3(A)はこの発明の他の実施例を示す
斜視図であり、図3(B)は図3(A)の線IIIB−
IIIBにおける断面図解図であり、図3(C)は図3
(A)の線IIIC−IIICにおける断面図解図であ
る。また、図4は、図3に示す実施例の分解斜視図であ
る。この実施例は、図1に示す実施例と比べて、次の点
で異なる。
【0021】すなわち、この実施例では、圧電体基板1
2の一方主面に、その長手方向に間隔を隔てて、2つの
円形の振動電極14aおよび14bが形成される。これ
らの振動電極14aおよび14bから圧電体基板12の
長手方向における一端部および他端部に延びて、たとえ
ばT字形の引出し電極16aおよび16bが、それぞれ
形成される。この場合、これらの引出し電極16aおよ
び16bは、圧電体基板12の両端部においては、それ
らの部分を周回するように形成される。
【0022】さらに、圧電体基板12の他方主面には、
特に図5に示すように、2つの振動電極14cおよび1
4dが、上述の振動電極14aおよび14bに対向する
ように形成される。さらに、圧電体基板12の他方主面
には、その長手方向における中央に、第3の引出し電極
16cが形成される。また、引出し電極16cは、2つ
の振動電極14cおよび14dに延び、かつ、圧電体基
板12の長手方向における中央部の両側面に延びて形成
される。
【0023】また、絶縁体基板18aおよび18bの長
手方向における中央にも、突出部20aおよび20bが
それぞれ形成される。そして、これらの中央の突出部2
0aおよび20bの端面も、圧電体基板12の一方主面
および他方主面にそれぞれ接着剤で接着される。
【0024】さらに、圧電体基板12,絶縁体基板18
aおよび18bの長手方向における中央部の両側面に
は、第3の接続電極22cがそれぞれ形成される。この
場合、これらの接続電極22cは、引出し電極16cに
電気的に接続される。
【0025】また、絶縁体基板24aおよび24bにお
いて、それらの長手方向の中央部には、凹部26aおよ
び26bが形成されない。すなわち、凹部26aは、絶
縁体基板24aの長手方向に間隔を隔てて形成される。
同様に、凹部26bも、絶縁体基板24bの長手方向に
間隔を隔てて形成される。そして、これらの凹部26a
および26bには接着剤28aおよび28bがそれぞれ
設けられ、これらの接着剤28aおよび28bによっ
て、圧電体基板12の幅方向における両端部が保持され
る。
【0026】さらに、この実施例の圧電部品10には、
その長手方向における中央部を周回するようにして、第
3の外部電極30cが形成される。この外部電極30c
は、他の外部電極30aおよび30bと同様に、圧電部
品10の上面および下面においては、スパッタリングに
よって形成され、圧電部品10の両側面においては、た
とえば銀などの導体を焼き付けることによって形成され
る。また、この外部電極30cは、接続電極22cに電
気的に接続される。
【0027】したがって、図3に示す実施例の圧電部品
10は、図6に示す回路構成となる。
【0028】図3に示す実施例でも、圧電体基板12の
幅方向における両端部が接着剤28aおよび28bで保
持されるため、圧電体基板12の幅方向における不要振
動を抑制することができる。そのため、この実施例の圧
電部品10をトラップに用いれば、図1に示す実施例と
同様に、低域側の群遅延時間特性のみだれが抑えられ
る。
【0029】なお、この実施例でも、圧電体基板の露出
する部分の面積が小さくなり、たとえば湿気などの外部
環境による圧電体基板への悪影響を軽減することができ
る。さらに、この実施例でも、その両側面において、外
部電極の密着強度がよい。
【0030】また、図3に示す実施例において、たとえ
ば、図7(A)および図7(B)に示すように他のタイ
プの電極を形成した圧電体基板、あるいは図9(A)お
よび図9(B)に示すようにさらに他のタイプの電極を
形成した圧電体基板が用いられてもよい。
【0031】図7(A)は他のタイプの電極を形成した
圧電体基板を示す斜視図であり、図7(B)はその底面
図である。すなわち、この圧電体基板12の一方主面に
は、その一端側に、1組の振動電極14a1および14
a2が間隔を隔てて形成され、その他端側に、1組の振
動電極14b1および14b2が間隔を隔てて形成され
る。さらに、圧電体基板12の一方主面の中央には、コ
ンデンサ電極15aが形成される。この場合、コンデン
サ電極15aは、2つの振動電極14a1および14b
1に延びて形成される。また、他の振動電極14a2お
よび14b2から圧電体基板12の長手方向における一
端部および他端部にそれぞれ延びて、たとえばT字形の
引出し電極16aおよび16bが形成される。
【0032】また、この圧電体基板12の他方主面に
は、振動電極14a3が1組の振動電極14a1および
14a2に対向するように形成され、他の振動電極14
b3が他の1組の振動電極14b1および14b2に対
するように形成される。さらに、圧電体基板12の他方
主面の中央には、コンデンサ電極15bが、上述のコン
デンサ電極15aに対向するように形成される。この場
合、コンデンサ電極15bは、2つの振動電極14a3
および14b3に延び、かつ圧電体基板12の長手方向
における中央部の両側面に延びて形成される。
【0033】なお、この圧電体基板12には、その厚み
方向に分極処理が施される。
【0034】図7に示す圧電体基板を図3に示す実施例
の圧電体基板として用いて、引出し電極16a,16b
およびコンデンサ電極15bを外部電極30a,30b
および30cにそれぞれ電気的に接続すれば、図8に示
す回路構成の圧電部品が得られる。この圧電部品は、た
とえばフィルタに用いられる。この場合、通過帯域がた
とえば10.7MHzにあるフィルタに用いれば、たと
えば11.5MHzより高域側にある輪郭振動の高調波
および輪郭振動と結合して生じるスプリアスが軽減され
る。
【0035】図9(A)はさらに他のタイプの電極を形
成した圧電体基板を示す斜視図であり、図9(B)はそ
の底面図である。すなわち、この圧電体基板12の一方
主面には、その一端側に、1組の振動電極14aおよび
14bが間隔を隔てて形成される。さらに、これらの振
動電極14aおよび14bから圧電体基板12の長手方
向における一端部および他端部にそれぞれ延びて、たと
えばT字形の引出し電極16aおよび16bが形成され
る。
【0036】また、この圧電体基板12の他方主面に
は、振動電極14cが2つの振動電極14aおよびbに
対向するように形成される。さらに、この振動電極14
cから圧電体基板12の長手方向における中央部に延び
て、引出し電極16cが形成される。
【0037】なお、この圧電体基板12は、その長手方
向に分極処理が施されている。
【0038】図9に示す圧電体基板を図3に示す実施例
の圧電体基板として用いて、引出し電極16a,16b
および16cを外部電極30a,30bおよび30cに
それぞれ電気的に接続すれば、圧電部品が構成される。
この圧電部品は、たとえばディスクリミネータに用いら
れる。この場合、図1に示す実施例と同様に、ひずみが
解消され、歪率が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、(B)は(A)の線IB−IBにおける断面図解図
であり、(C)は(A)の線IC−ICにおける断面図
解図である。
【図2】図1に示す実施例の分解斜視図である。
【図3】(A)はこの発明の他の実施例を示す斜視図で
あり、(B)は(A)の線IIIB−IIIBにおける
断面図解図であり、(C)は(A)の線IIIC−II
ICにおける断面図解図である。
【図4】図3に示す実施例の分解斜視図である。
【図5】図3に示す実施例に用いられる圧電体基板の底
面図である。
【図6】図3に示す実施例の回路図である。
【図7】(A)は他のタイプの電極を形成した圧電体基
板を示す斜視図であり、(B)はその底面図である。
【図8】図7に示す圧電体基板を用いた圧電部品の回路
図である。
【図9】(A)はさらに他のタイプの電極を形成した圧
電体基板を示す斜視図であり、(B)はその底面図であ
る。
【図10】(A)は従来の圧電部品の一例を示す斜視図
であり、(B)は(A)の線XB−XBにおける断面図
解図である。
【符号の説明】
10 圧電部品 12 圧電体基板 14a,14b 振動電極 16a,16b 引出し電極 18a,18b 絶縁体基板 24a,24b 別の絶縁体基板 26a,26b 凹部 28a,28b 接着剤 30a,30b 外部電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その主面に振動電極を有する矩形の圧電
    体基板、 前記圧電体基板の一方向における両端部を前記圧電体基
    板の厚み方向に挟持するための絶縁体基板、および前記
    絶縁体基板に固着される別の絶縁体基板を含み、 前記圧電体基板の他の両端部を前記別の絶縁体基板に接
    着剤で接着した、圧電部品。
  2. 【請求項2】 前記別の絶縁体基板において前記圧電体
    基板の他の両端部に対向する部分に凹部が形成され、さ
    らに前記凹部に前記接着剤が設けられる、請求項1の圧
    電部品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064282A (en) * 1997-07-17 2000-05-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric filter having a capacitance electrode extending onto a substrate side surface

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064282A (en) * 1997-07-17 2000-05-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric filter having a capacitance electrode extending onto a substrate side surface

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